JP2017043466A - エレベータのギャップ寸法調整装置、及び調整方法 - Google Patents

エレベータのギャップ寸法調整装置、及び調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】荷重センサに接触させることなく、検出板と、荷重センサの上端部との距離を、規定のギャップ寸法に調整できるようにする。【解決手段】本発明は、乗かご1の床2に一体に設けられる検出板3と、乗かご1の荷重を検出する荷重センサ4との距離が、規定のギャップ寸法Gとなるように調整するエレベータのギャップ寸法調整装置であって、検出板3に当接する平板11と、それぞれ平板11に一体に設けられ、かつ、伸縮可能に設けられ、荷重センサ4を挟むように配置され、ケガキ線12a,13aが形成された第1脚部12及び第2脚部13とを備え、荷重センサ4に設けられる基準部が荷重センサ4の下端部4bから成り、平板11の上面から第1脚部12及び第2脚部13それぞれのケガキ線12a,13aまでの高さ寸法Aを、規定のギャップ寸法Gと、荷重センサ4の高さ寸法Tとの和に等しく設定してある。【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータの乗かごの荷重センサの上端部と検出板とのギャップ寸法の調整に際して用いられるエレベータのギャップ寸法調整装置、及び調整方法に関する。
乗かごの荷重を検出する荷重センサを備えたエレベータが従来から知られている。このエレベータは、図4に示すように、乗かご1の床2に一体に設けられた検出板3と、乗かご1の荷重を検出する荷重センサ4の上端部4aとの距離を、荷重センサ4による荷重検出精度を確保するために、規定のギャップ寸法G、例えば8mmに設定することが行われている。
乗かご1は、この乗かご1を囲むように配置される外枠5に保持されている。また、荷重センサ4は、外枠5に固定される取り付けブラケットに取り付けられる保持ブラケット7によって保持されている。乗かご1の床2と外枠5との間には防振ゴム8が配置されている。
経年的に防振ゴム8が劣化すると、検出板3と荷重センサ4の上端部4aとの距離が、規定のギャップ寸法Gよりも小さくなることがある。このような場合には、荷重センサ4による荷重検出精度が低下する。したがって、検出板3と荷重センサ4の上端部4aとの距離が規定のギャップ寸法Gとなるように調整することが必要になる。
従来、このようなギャップ寸法の調整に際して、測定治具を用いてギャップ寸法の調整を行う技術が、特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示された従来技術は、乗かごの床に当接する固定平板部を有する固定部と、この固定部に移動可能に取り付けられ、荷重センサすなわち秤装置の頭部に当接する移動平板部を有する移動部と、固定部に形成された長穴内に挿入され、移動部に一体的に設けた案内棒部と、固定部に形成され、案内棒部の位置を示す目盛部とを備えた構成となっている。
この従来技術では、固定部の固定平板部を乗かごの床に当接させた状態で、移動部の移動平板部を秤装置の頭部に当接させた際に、移動部に一体的に設けた案内棒部が指す目盛部の目盛が、規定のギャップ寸法に相当するものとなるように、荷重センサの高さ位置を調整するようになっている。
特開2011−219248号公報
前述した特許文献1に開示された従来技術にあっては、乗かごの床と秤装置の頭部との間の距離が規定のギャップ寸法となるように調整する際に、常に秤装置の頭部、すなわち荷重センサの上端部に移動部の移動平板部を当接させ、場合によっては押圧することから、秤装置が損傷する懸念が有り、秤装置の耐久性を劣化させる虞がある。
上記課題を解決するために、本発明の目的は、荷重センサに接触させることなく、検出板と、荷重センサの上端部との距離を、規定のギャップ寸法に調整することができるエレベータのギャップ寸法調整装置、及び調整方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るエレベータのギャップ寸法調整装置は、乗かごの床に一体に設けられる検出板と、この検出板に上端部が対向するように保持ブラケットに保持され、前記乗かごの荷重を検出する荷重センサとを備えたエレベータに装着され、前記検出板と、前記荷重センサの前記上端部との距離を規定のギャップ寸法に調整するエレベータのギャップ寸法調整装置において、前記検出板に当接する当接部材と、それぞれ前記当接部材に一体に設けられ、かつ、伸縮可能に設けられ、前記荷重センサを挟むように配置され、標示部が形成された第1脚部、及び第2脚部と、前記荷重センサに設けられた基準部とを備え、前記当接部材の上面から前記第1脚部及び前記第2脚部それぞれの前記標示部までの高さ寸法を、前記規定のギャップ寸法と、前記荷重センサの前記上端部から前記基準部までの高さ寸法との和に等しく設定したことを特徴としている。
また、本発明に係るエレベータのギャップ寸法調整方法は、前述したエレベータのギャップ寸法調整装置を用いて、前記検出板と前記荷重センサの前記上端部との距離が、前記規定のギャップ寸法となるように調整するギャップ寸法調整方法であって、前記当接部材を、前記荷重センサに接触させないようにして前記検出板と前記荷重センサの前記上端部との間に挿入するとともに、前記第1脚部と前記第2脚部を前記荷重センサを挟むように配置し、前記当接部材を前記検出板に当接させた状態で、前記第1脚部と前記第2脚部が前記保持ブラケット上に載置されるように前記保持ブラケットを移動させ、前記第1脚部と前記第2脚部を伸縮させ、前記第1脚部と前記第2脚部が前記保持ブラケット上に載置される状態が維持されるように前記保持ブラケットを移動させながら、前記第1脚部に設けた前記標示部と前記第2脚部に設けた前記標示部の双方に、前記荷重センサの前記基準部を一致させるようにし、前記第1脚部に設けた前記標示部と前記第2脚部に設けた前記標示部の双方に、前記荷重センサの前記基準部が一致した時点で前記保持ブラケットを固定することを特徴としている。
本発明に係るエレベータのギャップ寸法調整装置、及び調整方法によれば、第1脚部及び第2脚部を適宜伸縮させることにより、これらの第1脚部及び第2脚部が一体に設けられる当接部材を、荷重センサに接触させることなく検出板と荷重センサの上端部との間から挿入させて、検出板に当接させることができ、また、荷重センサに接触させることなく検出板と荷重センサの上端部との間から抜き取ることができる。また、当接部材を検出板に当接させた状態で、荷重センサの基準部が、第1脚部の標示部と第2脚部の標示部の双方に一致するように荷重センサの高さ位置を調整することにより、規定のギャップ寸法に調整することができる。
すなわち本発明は、荷重センサに当接させることなく、検出板と、荷重センサの上端部との距離を、規定のギャップ寸法に調整することができる。これにより本発明は、従来では生じる懸念のあったギャップ寸法調整作業時における荷重センサの損傷を防ぐことができ、荷重センサの耐久性を従来よりも向上させることができる。
また本発明は、荷重センサを挟むように配置される第1脚部の標示部、及び第2脚部の標示部と、荷重センサの基準部とが同一水平線上に位置したときに、検出板と荷重センサの上端部との間に規定のギャップ寸法を確保できる。このように規定のギャップ寸法を確保した状態では、当接部材が当接する検出板の当接部分と荷重センサの上端部との間に高い平行度が得られ、荷重センサの優れた荷重検出精度の確保を実現させることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係るエレベータのギャップ寸法調整装置の一実施形態が装着される荷重センサ付近の配置形態を示す斜視図である。 本実施形態に係るエレベータのギャップ寸法調整装置を示す図で、(a)図は全体正面図、(b)図は一対の脚部のうちの第1脚部の構成を示す縦断面図である。 本実施形態に係るエレベータのギャップ寸法調整装置を用いて行われるギャップ寸法調整時の状態を示す斜視図である。 荷重センサが備えられるエレベータの乗かご部分の概略構成を示す図である。
以下、本発明に係るエレベータのギャップ寸法調整装置、及び調整方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るエレベータのギャップ寸法調整装置の一実施形態が装着される荷重センサ付近の配置形態を示す斜視図である。
この図1に示すように、本発明に係るエレベータのギャップ寸法調整装置の一実施形態が装着されるエレベータにあっては、前述した図4に示した外枠5の下部部材5aに取り付けブラケット6が固定され、この取り付けブラケット6に、上下方向に延設形成された複数の長穴9と、これらの長穴9に挿入される複数のボルト10aを介して取り付けられる保持ブラケット7に、荷重センサ4は片持ち式に保持されている。
ボルト10aのそれぞれにはナット10bを螺合させてあり、これらのナット10bを締結することにより、ボルト10aの頭部と、ナット10bとによって保持ブラケット7は取り付けブラケット6に取り付けられる。また、ボルト10aあるいはナット10bを緩めることにより、荷重センサ4を保持した状態で保持ブラケット7は上下方向に移動可能となる。
図2は、本実施形態に係るエレベータのギャップ寸法調整装置を示す図で、(a)図は全体正面図、(b)図は一対の脚部のうちの第1脚部の構成を示す縦断面図である。
前述した図4に示した検出板3と、荷重センサ4の上端部4aとの距離を規定のギャップ寸法G、例えば8mmに調整する際に用いられる本実施形態に係るエレベータのギャップ寸法調整装置は、図2(a)(b)に示すように、検出板3に当接する当接部材、例えば平板11を備えている。
また本実施形態は、それぞれ平板11に一体に設けられ、かつ、伸縮可能に設けられ、荷重センサ4を挟むように配置され、標示部が形成された一対の第1脚部12と第2脚部13とを備えている。なお、荷重センサ4は基準部を備えている。この荷重センサ4の基準部は、例えば図1に示す荷重センサ4の下端部4bから成っている。
第1脚部12は、上端が平板11の下面に例えば溶接固定され、図2の(b)図に示すように、内部にねじ部14aが形成された筒状部14と、この筒状部14のねじ部14aに螺合する支持ボルト16と、この支持ボルト16の下端に溶接固定され、荷重センサ4が保持される前述の保持ブラケット7の上面に載置され、回転力が付与される載置部18とを有している。
第2脚部13も第1脚部12と同等の構成にしてあり、平板11の下面に固定され、内部にねじ部14aと同等のねじ部が形成された筒状部15と、この筒状部15のねじ部に螺合する支持ボルト17と、この支持ボルト17の下端に溶接固定され、保持ブラケット7に載置され、回転力が付与される載置部19とを有している。
第1脚部12に形成された前述の標示部は、例えば筒状部12に形成したケガキ線12aから成っている。第2脚部13に形成された前述の標示部も、同様に、筒状部13に形成したケガキ線13aから成っている。
また本実施形態は、図2の(a)図に示す平板11の上面から第1脚部12及び第2脚部13それぞれのケガキ線12a,13aまでの高さ寸法Aを、図4に示した既定のギャップ寸法Gと、荷重センサ4の上端部4aから基準部である下端部4bまでの高さ寸法、すなわち荷重センサ4の高さ寸法Tとの和に等しく設定してある。
ここで、今は規定のギャップ寸法Gは8mmであり、荷重センサ4の高さ寸法は、例えば21mmであるとすると、高さ寸法Aは、
A=8mm+21mm=29mm
に設定される。
このように構成した本実施形態に係るエレベータのギャップ寸法調整装置を用いて行われるギャップ寸法調整方法の一実施形態について、以下に説明する。
図3は、本実施形態に係るエレベータのギャップ寸法調整装置を用いて行われるギャップ寸法調整時の状態を示す斜視図である。
ギャップ寸法調整作業の開始に際して、本実施形態に係るギャップ寸法調整装置の載置部18,19を例えば同程度回転させて、支持ボルト16,17を筒状部14,15のそれぞれから下方に突出させ、第1脚部12及び第2脚部13を少し伸長させておく。
また、荷重センサ4を保持する保持ブラケット7を外枠5に固定される取り付けブラケット6に締結しているボルト10aあるいはナット10bを少し回転させて緩め、例えば保持ブラケット7を少し下げる。これにより、保持ブラケット7に保持されている荷重センサ4の上端部4aが検出板3から離れる方向に移動し、検出板3と荷重センサ4の上端部4aとの間の空間部を広げることができる。
この状態において、本実施形態に備えられる平板11を、荷重センサ4に接触させないようにして、検出板3と荷重センサ4の上端部4aとの間に挿入するとともに、第1脚部12と第2脚部13を荷重センサ4を挟む形態に配置する。
ここで、平板11を検出板3に当接させ、この状態で第1脚部12の載置部18、及び第2脚部13の載置部19が保持ブラケット7上に載置されるように保持ブラケット7を移動させる。
このとき、図3に示すように、荷重センサ4が保持ブラケット7に片持ち式に保持されていることに伴って、検出板3と、この検出板3に当接させた平板11との間に隙間20が生じるときには、隙間20が無くなるように、保持ブラケット7を少し傾けるようにして移動させ、平板11の全体を検出板3に当接させるようにする。
このようにして、平板11の全体が検出板3に当接した状態において、第1脚部12の載置部18と第2脚部13の載置部19を同程度回転させて支持ボルト16,17を筒状部14,15内に入り込むように移動さて、第1脚部12及び第2脚部13を収縮させ、第1脚部12の載置部18及び第2脚部13の載置部19が保持ブラケット7上に載置される状態が維持されるように保持ブラケット7を上方に移動させ、第1脚部12のケガキ線12a、及び第2脚部13のケガキ線13aの双方に、荷重センサ4の下端部4bを一致させるようにする。
このとき、第1脚部12のケガキ線12a、及び第2脚部13のケガキ線13aよりも荷重センサ4の下端部4bが上に位置してしまったときには、載置部18,19を同程度回転させて、第1脚部12及び第2脚部13を少し伸長させ、これに応じて、荷重センサ4を保持している保持ブラケット7を押し下げる。
第1脚部12に形成したケガキ線12aと、第2脚部13に形成したケガキ線13aの双方に、荷重センサ4の下端部4bが一致した時点でボルト10aあるいはナット10bを回転させて、取り付けブラケット6に保持ブラケット7を締結する。
その後、例えば載置部18,19を回転させて第1脚部12及び第2脚部13を少し収縮させ、平板11が荷重センサ4に接触しないようにして、一体的に設けた平板11、第1脚部12、及び第2脚部13を抜き取る。これにより、検出板3と荷重センサ4の上端部4aとの間に、規定のギャップ寸法Gを形成することができる。
以上構成した本実施形態に係るエレベータのギャップ調整装置、及び調整方法によれば、前述したように、第1脚部12及び第2脚部13を適宜伸縮させることにより、これらの第1脚部12及び第2脚部13が一体に設けられた平板11を、荷重センサ4に接触させることなく、検出板3と荷重センサ4の上端部4aとの間から挿入させて、検出板3に当接させることができ、また、荷重センサ4に接触させることなく、検出板3と荷重センサ4の上端部4aとの間から抜き取ることができる。また、平板11を検出板3に当接させた状態で、荷重センサ4の下端部4bが、第1脚部12のケガキ線12aと、第2脚部18のケガキ線13aの双方に一致するように保持ブラケット7を移動させて荷重センサ4の高さ位置を調整することにより、規定のギャップ寸法Gに調整することができる。
すなわち本実施形態に係るギャップ寸法調整装置、及び調整方法は、荷重センサ4に当接させることなく、乗かご1の床2に一体に設けた検出板3と、荷重センサ4の上端部4aとの距離を、規定のギャップ寸法Gに調整することができる。これにより本実施形態は、ギャップ寸法調整作業時における荷重センサ4の損傷を防ぐことができ、荷重センサ4の耐久性を向上させることができる。
また本実施形態は、荷重センサ4を挟むように配置される第1脚部12のケガキ線12a、及び第2脚部13のケガキ線13aと、荷重センサ4の下端部4bが同一水平線上に位置したときに、検出板3と荷重センサ4の上端部4aとの間に規定のギャップ寸法Gを確保できる。このように既定のギャップ寸法Gを確保した状態では、平板11が当接する検出板3の当接部分と、荷重センサ4の上端部4aとの間に高い平行度が得られ、荷重センサ4の優れた荷重検出精度の確保を実現させることができる。
また、本実施形態に係るエレベータのギャップ寸法調整装置にあっては、規定のギャップ寸法Gの確保の際に、第1脚部12のケガキ線12a、及び第2脚部13のケガキ線13aに一致させる荷重センサ4の基準部が荷重センサ4の下端部4bから成ることから、荷重センサ4に基準部を設ける加工等が不要であり、この点で構成が簡単である。
また、本実施形態に係るエレベータのギャップ寸法調整装置は、荷重センサ4の下端部4bを一致させる第1脚部12の標示部、及び第2脚部13の標示部が、高い精度で作製し得るケガキ線12a,13aから成ることから、荷重センサ4の下端部を標示部に一致させる作業をより正確に行うことができ、荷重センサ4による精度の高い荷重検出の実現に貢献する。
なお、前述した実施形態にあっては、荷重センサ4に設ける基準部が、荷重センサ4の下端部4bから成るが、本発明は、荷重センサ4に設ける基準部が下端部4bであることには限定されない。下端部4bよりも上の荷重センサ4の表面部分の特定位置に基準部を設けるようにしてもよい。この場合に、荷重センサ4の上端部4aから前述の特定位置までの高さ寸法をBとすると、平板11の上面から第1脚部12に形成されるケガキ線12a、及び第2脚部13に形成されるケガキ線12aまでの高さ寸法Aを、
A=G+B
に設定すればよい。
また、前述した実施形態にあっては、第1脚部12、第2脚部13それぞれに形成する標示部が、ケガキ線12a,13aから成っているが、本発明は、このようにケガキ線12a,13aによって構成することには限定されない。標示部をケガキ線12a,13aに代えて、例えば点状の凸部、凹部、あるいは着色部等によって構成することもできる。
また、前述した実施形態にあっては、載置部18,19の形状等については限定していないが、例えばこれらの載置部18,19を、支持ボルト16,17に螺合するナットによって構成し、これらのナットを該当する支持ボルト16,17の下端部に螺合させた状態で溶接し、一体化させた構成としてもよい。
また、前述した実施形態にあっては、検出板3に当接する当接部材が平板11から成っているが、本発明は、当接部材が平板11であることには限定されない。当接部材を、平板11に代えて角棒等から成る構成としてもよい。要するに、検出板3の当接面に当接し得る平面部を有する部材であればよい。
本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前述した実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1・・乗かご、2・・床、3・・検出板、4・・荷重センサ、4a・・上端部、4b・・下端部、5・・外枠、5a・・下部部材、6・・取り付けブラケット、7・・保持ブラケット、8・・防振ゴム、9・・長穴、10a・・ボルト、10b・・ナット、11・・平板(当接部材)、12・・第1脚部、12a・・ケガキ線(標示部)、13・・第2脚部、13a・・ケガキ線(標示部)、14・・筒状部、14a・・ねじ部、15・・筒状部、16・・支持ボルト、17・・支持ボルト、18・・載置部、19・・載置部、20・・隙間、A・・高さ寸法、G・・規定のギャップ寸法、T・・高さ寸法

Claims (6)

  1. 乗かごの床に一体に設けられる検出板と、この検出板に上端部が対向するように保持ブラケットに保持され、前記乗かごの荷重を検出する荷重センサとを備えたエレベータに装着され、
    前記検出板と、前記荷重センサの前記上端部との距離を規定のギャップ寸法に調整するエレベータのギャップ寸法調整装置において、
    前記検出板に当接する当接部材と、
    それぞれ前記当接部材に一体に設けられ、かつ、伸縮可能に設けられ、前記荷重センサを挟むように配置され、標示部が形成された第1脚部、及び第2脚部と、
    前記荷重センサに設けられた基準部とを備え、
    前記当接部材の上面から前記第1脚部及び前記第2脚部それぞれの前記標示部までの高さ寸法を、前記規定のギャップ寸法と、前記荷重センサの前記上端部から前記基準部までの高さ寸法との和に等しく設定したことを特徴とするエレベータのギャップ寸法調整装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータのギャップ寸法調整装置において、
    前記当接部材は、平板から成り、
    前記第1脚部と前記第2脚部のそれぞれは、
    上端が前記平板に固定され、内部にねじ部が形成され、前記標示部が設けられた筒状体と、
    これらの筒状体の前記ねじ部のそれぞれに螺合する支持ボルトと、
    これらの支持ボルトの下端に当該支持ボルトと一体に設けられ、前記保持ブラケット上に載置され、回転力が付与される載置部とを有することを特徴とするエレベータのギャップ寸法調整装置。
  3. 請求項2に記載のエレベータのギャップ寸法調整装置において、
    前記第1脚部の前記筒状部に設けた前記標示部と、前記筒状部に設けた前記標示部のそれぞれは、ケガキ線から成ることを特徴とするエレベータのギャップ寸法調整装置。
  4. 請求項2に記載のエレベータのギャップ寸法調整装置において、
    前記荷重センサは、前記乗かごを保持する外枠に固定される取り付けブラケットに、上下方向に延設形成された複数の長穴と、これらの長穴に挿入される複数のボルトとを介して、前記保持ブラケットに片持ち式に保持させたことを特徴とするエレベータのギャップ寸法調整装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータのギャップ寸法調整装置において、
    前記荷重センサの前記基準部は、前記荷重センサの下端部から成ることを特徴とするエレベータのギャップ寸法調整装置。
  6. 請求項1に係るエレベータのギャップ寸法調整装置を用いて、前記検出板と前記荷重センサの前記上端部との距離が、前記規定のギャップ寸法となるように調整するエレベータのギャップ寸法調整方法において、
    前記当接部材を、前記荷重センサに接触させないようにして前記検出板と前記荷重センサの前記上端部との間に挿入するとともに、前記第1脚部と前記第2脚部を前記荷重センサを挟むように配置し、
    前記当接部材を前記検出板に当接させた状態で、前記第1脚部と前記第2脚部が前記保持ブラケット上に載置されるように前記保持ブラケットを移動させ、
    前記第1脚部と前記第2脚部を伸縮させ、前記第1脚部と前記第2脚部が前記保持ブラケット上に載置される状態が維持されるように前記保持ブラケットを移動させながら、前記第1脚部に設けた前記標示部と前記第2脚部に設けた前記標示部の双方に、前記荷重センサの前記基準部を一致させるようにし、
    前記第1脚部に設けた前記標示部と前記第2脚部に設けた前記標示部の双方に、前記荷重センサの前記基準部が一致した時点で前記保持ブラケットを固定することを特徴とするエレベータのギャップ寸法調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022137572A1 (ja) * 2020-12-25 2022-06-30 株式会社日立製作所 エレベーター
JP7496333B2 (ja) 2021-03-31 2024-06-06 株式会社日立製作所 エレベーターの乗りかご、及び、エレベーター

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