JP2017042961A - ミキサ - Google Patents

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Abstract

【課題】ミキサで攪拌するレディミクストコンクリートのスランプ値を良好に求めることができるミキサを提供する。【解決手段】ミキサ10Jは、ミキサドラム10、電極11、及び演算部12を備えている。ミキサドラム10は、横方向に伸びた回転軸10Gを有し、上側に空間を残してレディミクストコンクリートが投入される。電極11は、ミキサドラム10内に設けられ、ミキサドラム10の回転軸10Gを中心にした所定の円周上をミキサドラム10の回転に伴って移動して抵抗値を測定する。演算部12はミキサドラム10の回転速度、及び電極11を利用して測定した抵抗値の変化速度に対応するスランプ値を求める。【選択図】図2

Description

本発明はミキサに関するものである。
特許文献1は従来のミキサを開示している。このミキサは、ミキサドラム、3種類の電極、及び演算部を備えている。ミキサドラムは一端が開口した開口部が設けられている。また、このミキサドラムは一端から見て奥方向である他端が閉鎖部で閉じられている。各電極はミキサドラムの内周面に設けられている。各電極のそれぞれは、ミキサドラムの内周面がレディミクストコンクリートから受ける圧力、レディミクストコンクリートの水分量及び温度を測定することができる。各電極は演算部に接続されている。演算部は各電極が測定した各測定値からスランプ値を求める。このため、このミキサはミキサドラムでレディミクストコンクリートを撹拌しながらスランプ値を求めることができる。
米国特許出願公開第2011/0077778号明細書
しかし、特許文献1のミキサは、ミキサドラムの内周面がレディミクストコンクリートから受ける圧力、レディミクストコンクリートの水分量及び温度の絶対値を測定するために3種類の電極を設けている。このため、このミキサは、各電極にレディミクストコンクリートが付着したまま硬化した場合、ミキサドラムの内周面がレディミクストコンクリートから受ける圧力、レディミクストコンクリートの水分量及び温度の絶対値を適正に測定することができないおそれがある。このため、このミキサは正確なスランプ値が求められないおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、ミキサドラムで攪拌するレディミクストコンクリートのスランプ値を良好に求めることができるミキサを提供することを解決すべき課題としている。
本発明のミキサは、ミキサドラム、電極、及び演算部を備えている。ミキサドラムは横方向に伸びた回転軸を有している。ミキサドラムは上側に空間を残してレディミクストコンクリートが投入される。電極はミキサドラム内に設けられている。電極はミキサドラムの回転軸を中心にした所定の円周上をミキサドラムの回転に伴って移動して所定の電気特性を測定する。演算部は、レディミクストコンクリートを撹拌した際のミキサドラムの回転速度、及びその際に電極を利用して測定した電気特性の変化速度に対応するスランプ値を求める。
このように、このミキサは、スランプ値を求める際、一種類の電極を利用して所定の電気特性の変化速度を測定すればよいため、複数種類の電極を設けなくてもよい。また、このミキサはスランプ値を所定の電気特性の変化速度を利用して求める。このミキサは、仮に電極にレディミクストコンクリートが付着したまま硬化し、測定した所定の電気特性の絶対値に影響があったとしても、所定の電気特性の変化速度に対して影響がほとんどない。このため、このミキサは電極の周囲の状態の影響を受けることなくスランプ値を求めることができる。
したがって、本発明のミキサは、ミキサドラムで攪拌するレディミクストコンクリートのスランプ値を良好に求めることができる。
本発明のミキサにおいて、演算部は、電極を利用して測定した電気特性の最小値から最大値へ変化する時間、又は最大値から最小値へ変化する時間から電気特性の変化速度を求め得る。この場合、このミキサは電極を利用して所定の電気特性の最小値及び最大値を測定しやすいため、所定の電気特性の変化速度を容易に求めることができる。
本発明のミキサにおいて、演算部は電極を利用して測定した電気特性の1周期からミキサドラムの回転速度を求め得る。この場合、このミキサは、所定の電気特性の変化速度を求める電極を利用してミキサドラムの回転速度を測定することができるため、回転計等を別途設ける必要がない。
本発明のミキサにおいて、記録部はミキサドラムの回転速度、電気特性の変化速度、及びこれら回転速度と変化速度とから求められるスランプ値を保存しているデータベースを記録する。また、演算部は記録部に保存されたデータベースよりスランプ値を求め得る。この場合、このミキサは、電極を利用してミキサドラムの回転速度、及び電気特性の変化速度を測定し、それらの値を記録部に記録したミキサドラムの回転速度、及び電気特性の変化速度に対応させることによって、スランプ値を容易に求めることができる。
本発明のミキサは、電極がレディミクストコンクリートに埋没した状態からレディミクストコンクリートの上側の空間に露出するまでの電気特性の変化速度を測定し得る。この場合、ミキサドラムが回転すると、投入されたレディミクストコンクリートがミキサドラムの内周面に沿って持ち上げられる。これにより、ミキサドラムの回転と共に回転する電極がレディミクストコンクリートの中からレディミクストコンクリートの上側の空間に露出するまでに掛かる時間は、レディミクストコンクリートの上側の空間からレディミクストコンクリートに埋没するまでに掛かる時間より長い。つまり、このミキサは電気特性の変化する時間が長い側を測定することができるため、電気特性の変化速度をより正確に求めることができる。
実施形態1のミキサ車を示す概略図である。 実施形態1のミキサ車のミキサに関し、(A)はミキサドラムの模式図であり、(B)は各電極部、演算部及び記録部が配置されている部分を拡大した要部拡大図である。 (A)図2に示す矢視X−X断面図であり、(B)は各電極部、演算部及び記録部が配置されている部分を拡大した要部拡大図である。 実施形態1のミキサドラムに投入されたレディミクストコンクリートを攪拌するためにミキサドラムが回転した際に各電極を利用して測定した抵抗値の時間変化を示すグラフである。 実施形態1の各電極を利用して測定した抵抗値から最大値、最小値を決定するステップを示すフローチャートである。 実施形態1の各電極を利用して測定した抵抗値から、ミキサドラムの回転速度、及び抵抗値の変化速度を求めて、レディミクストコンクリートのスランプ値を求めるステップを示すフローチャートである。 実施形態2の電極、演算部及び記録部が配置された部分を示す模式図である。 実施形態2のミキサドラムに投入されたレディミクストコンクリートを攪拌するためにミキサドラムが回転した際に各電極を利用して測定した静電容量値の時間変化を示すグラフである。
次に、本発明のミキサを車体のフレームに搭載したミキサ車を具体化した実施形態1及び2について、図面を参照しつつ説明する。
<実施形態1>
実施形態1のミキサ車は、図1に示すように、車体50、ホッパ50C、シュート50D、及びミキサ10Jを備えている。
車体50は、キャビン50A、フレーム50Bを有している。キャビン50Aは車体50の前側(前後は図1における左右である。以下同じ)に設けられている。フレーム50Bはキャビン50Aの後側に設けられた架台50Fの上側に設けられている。エンジン(図示せず)は、車体50を走行させるものであり、キャビン50Aの下側(上下は図1における上下である。以下同じ)に設けられている。
ホッパ50Cは上方向に拡がりながら開口した投入口が形成されている。ホッパ50Cは下端が前方下方向に開口し排出口が形成されている。ホッパ50Cは排出口が後述するミキサドラム10の開口部10Eの中央部に連通している。ホッパ50Cはフレーム50Bの後端部の上部に固定されている。ホッパ50Cは投入口に投入されたレディミクストコンクリートを排出口からミキサドラム10内に投入する。
シュート50Dはフレーム50Bの後端部に基端部を中心にして先端部が水平方向及び上下方向に回動自在に支持されている。なお、水平方向とは、必ずしも厳密な水平方向を意味するものではなく、厳密な水平方向から多少ずれた状態も含む。こうして、シュート50Dはミキサドラム10から排出されるレディミクストコンクリートを所望の位置に誘導する。
ミキサ10Jは、図2(A)、(B)及び図3(A)、(B)に示すように、ミキサドラム10、2つの電極11、演算部12、記録部13、及び電源部14を備えている。
ミキサドラム10は、ドラム本体10A、駆動軸10B、2枚のドラムブレード10C、及びローラリング10Dを有している。ドラム本体10Aは円筒状をなしている。ドラム本体10Aは一端が開口した開口部10Eが設けられている。また、ドラム本体10Aは一端から見て奥方向である他端が閉鎖部10Fで閉じられている。駆動軸10Bは閉鎖部10Fの中心に連結されてドラム本体10Aの外方向に伸びている。この駆動軸10Bはミキサドラム10の回転軸10G上に伸びている。
駆動軸10Bは減速機(図示せず)に連結している。減速機は油圧モーター(図示せず)に連結している。油圧モーターは配管(図示せず)を介して油圧ポンプ(図示せず)に連結している。また、油圧ポンプは車体のエンジン(図示せず)に連結されている。こうして、エンジンの回転力は油圧ポンプ、配管、油圧モーター、及び減速機を介して駆動軸10Bに伝達してミキサドラム10を回転させる。
各ドラムブレード10Cは所定の間隔を空けてドラム本体10Aの内周面に沿って螺旋状に固定されている。つまり、ドラムブレード10Cはドラム本体10Aと共に回転する。ローラリング10Dは円環状であり、ドラム本体10Aの開口部10E側の外周面を一周するように設けられている。
ミキサドラム10は、図1に示すように、開口部10Eが上方に位置し、開口部10Eを閉鎖部10Fより上側に持ち上げた前傾姿勢でフレーム50Bの上に回転自在に搭載される。詳しくは、ミキサドラム10はローラリング10Dがフレーム50Bの後端部の上部に回転自在に設けられた複数のローラ50Eによって下側から支持される。つまり、ミキサドラム10は回転軸10Gが傾斜して横方向に伸びた状態でフレーム50B上に回転自在に搭載されている。
各電極11は、図2(A)、(B)及び図3(A)、(B)に示すように、互いの間の所定の電気特性である抵抗値を測定することができる。各電極11は円柱状をなして伸びておりミキサドラム10内であるミキサドラム10の内周面の前後中間部に設けられている。詳しくは、各電極11は互いに所定の間隔を空けてミキサドラム10の前後方向に並び設けられている。各電極11は基端をミキサドラム10の内周面に当接し、先端をミキサドラム10の回転軸10Gに向けて設けられている。各電極11はそれぞれの中心線11Aがミキサドラム10の回転軸10Gに対して直角をなすように設けられている。つまり、各電極11はそれぞれの中心線11Aが互いに平行になるように設けられている。電線15は、図2(B)に示すように、一端をミキサドラム10の側面に水密状に貫通した貫通孔を通して、各電極11の基端にそれぞれ接続している。
演算部12及び記録部13はミキサドラム10の外周面に設けられている。演算部12及び記録部13は隣り合って配置されており互いに電気的に接続されている。演算部12及び記録部13は各電極11の中間部に設けられている。演算部12は電線15の他端がそれぞれ電気的に接続されている。電源部14はミキサドラム10の外周面に設けられている。電源部14は演算部12及び記録部13に隣接して設けられている。電源部14は電線16を介して演算部12に接続されている。演算部12は電線16を介して動作に必要な電力を電源部14から得ている。また、各電極11及び記録部13は動作に必要な電力を電線16及び演算部12を介して電源部14から得ている。記録部13はROMやフラッシュメモリ等であり、後述するデータベースを記録することができる。
次に、このミキサ車のミキサ10Jの動作について説明する。このミキサ10Jは、回転軸10Gが傾斜して横方向に伸びている。このため、ミキサドラム10内にレディミクストコンクリートが投入されると、投入されたレディミクストコンクリートの上側に空間が残される。このミキサ10Jは回転軸10Gを中心に回転することによってミキサドラム10内に投入されたレディミクストコンクリートを攪拌する。
ミキサドラム10の内周面に設けられた各電極11は、ミキサドラム10の回転軸10Gを中心にしたミキサドラム10の内周面の近傍の円周上(所定の円周上)をミキサドラム10の回転に伴って移動する。こうして、各電極11は、ミキサドラム10内に投入されたレディミクストコンクリートと、このレディミクストコンクリートの上側に残された空間との間を出入りする。
抵抗値は、図4に示すように、各電極11がレディミクストコンクリートの中を完全に埋没した状態で移動中(T1〜T2)に最小値Min1になり、各電極11がレディミクストコンクリートの上側の空間を完全に露出した状態で移動中(T3〜T4)に最大値Max1になる。また、この抵抗値は各電極11がレディミクストコンクリートに完全に埋没した状態からレディミクストコンクリートの上側の空間に完全に露出するまでの間(T2〜T3)に最小値Min1から最大値Max1に向けて徐々に上昇する。また、この抵抗値は各電極11がレディミクストコンクリートの上側の空間で完全に露出した状態からレディミクストコンクリートの中に完全に埋没するまでの間(T4〜T5)に最大値Max1から最小値Min1に向けて徐々に下降する。つまり、この抵抗値は各電極11がミキサドラム10の内周面の近傍の円周上をミキサドラム10の回転に伴って移動して最小値Min1と最大値Max1との間を周期的に遷移する。つまり、この抵抗値は1周期がT1〜T5である。この1周期でミキサドラム10が1回転したことになる。
次に、スランプ値を求める方法について説明する。スランプ値はレディミクストコンクリートの流動性を表す値である。スランプ値はレディミクストコンクリートの水分量が多い場合に大きくなり、水分量が少ない場合に小さくなる。
例えば、スランプ値が大きい(流動性が高い)場合、レディミクストコンクリートはミキサドラム10の内周面及び各電極11に粘りつき難い。詳しくは、レディミクストコンクリートはミキサドラム10の回転速度が速くても(T1〜15の間が短くても)ミキサドラム10の内周面に沿って粘りつき難く、ミキサドラム10の内周面に沿って持ち上げられ難い。このため、各電極11がレディミクストコンクリート内を移動する距離が短くなる。また、レディミクストコンクリートは、各電極11に粘りつき難く、各電極11がレディミクストコンクリートの中を短時間で移動し易い。これらの理由から、レディミクストコンクリートのスランプ値が大きくなると抵抗値の変化速度は速くなる(T2〜T3の間が短くなる)。
逆に、スランプ値が小さい(流動性が低い)場合、レディミクストコンクリートはミキサドラム10の内周面及び各電極11に粘りつき易い。詳しくは、レディミクストコンクリートは、ミキサドラム10の回転速度が速い(T1〜15の間が短い)とミキサドラム10の内周面に沿って粘りつき易く、ミキサドラム10の内周面に沿って持ち上げられ易い。このため、各電極11がレディミクストコンクリート内を移動する距離が長くなる。また、レディミクストコンクリートは、各電極11に粘りつき易く、各電極11がレディミクストコンクリートの中を短時間で移動し難い。これらの理由から、レディミクストコンクリートのスランプ値が小さくなると抵抗値の変化速度は遅くなる(T2〜T3の間が長くなる)。
このように、スランプ値は、その大きさによって、ミキサドラム10の回転速度(以下、回転速度という)、及び抵抗値の変化速度(以下、変化速度という)に影響を及ぼす。実験から得られた回転速度、及び変化速度に対応させたスランプ値を表1に示す。記録部13は、これら回転速度、及び変化速度に対応させたスランプ値を保存しているデータベースを記録している。
Figure 2017042961
ミキサドラム10を回転してレディミクストコンクリートを撹拌した際の回転速度は、図4に示すように、ミキサドラム10の回転に伴って移動する各電極11を利用して測定した周期的に変化する抵抗値の1周期(T1〜T5)の逆数である。つまり、回転速度は各電極11を利用して測定した抵抗値の1周期(T1〜T5)から演算部12で求める。
変化速度はミキサドラム10の回転に伴って移動する各電極11を利用して測定した周期的に変化する抵抗値が最小値Min1から上昇を始めた時点(T2)から最大値Max1に到達した時点(T3)までの時間(T2〜T3)である。つまり、変化速度は各電極11を利用して測定した抵抗値が最小値Min1から最大値Max1へ変化する時間(T2〜T3)を演算部12で求める。つまり、各電極11がレディミクストコンクリートに完全に埋没した状態からレディミクストコンクリートの上側の空間に完全に露出するまでの抵抗値の変化速度を測定する。こうして、回転速度及び変化速度は各電極11を利用して測定した抵抗値から演算部12で求めることができる。
スランプ値は演算部12で求められた回転速度と変化速度に対応するものを記録部13に記録されたデータベースから演算部12で求める。例えば、表1に示すように、回転速度が1.5rpmで変化速度が0.5秒である場合のレディミクストコンクリートのスランプ値は10cmである。
次に、演算部12において、各電極11を利用して測定した抵抗値から最小値Min1及び最大値Max1を決定する制御について説明する。図5に示すフローチャートは所定の時間毎に繰り返して演算部12で演算される。このため、演算部12は各電極11を利用して測定した現在の抵抗値を所定の時間毎に繰り返して得ることができる。
まず、ミキサドラム10との回転に伴って各電極11を利用して測定した現在の抵抗値から暫定的な最小値及び最大値を収集する(ステップS1)。詳しくは、各電極11を利用して測定した現在の抵抗値と第1境界値及び第2境界値とが比較される(第1境界値及び第2境界値は予め記録部13に記録されている。)。このとき、現在の抵抗値が第1境界値より小さい場合に暫定的な最小値として収集され、第2境界値より大きい場合に暫定的な最大値として収集される。
次に、ステップS1で収集した暫定的な最小値及び最大値が安定しているか判定する(ステップS2)。演算部12は図5のフローチャートを所定の時間毎に繰り返して演算している。このため、演算部12は各電極11を利用して測定した現在の抵抗値から所定の時間毎に繰り返して暫定的な最小値及び最大値を収集することができる。詳しくは、ステップS1で収集した暫定的な最小値及び最大値の差が所定の値と比べて大きいか判定する。さらに、これら暫定的な最小値及び最大値がそれぞれ所定の範囲の中に所定の時間留まっているか判定する(所定の値、所定の範囲、及び所定の時間は予め記録部13に記録されている。)。この後、暫定的な最小値及び最大値が安定していると判定された場合、ステップS3に移行する。また、暫定的な最小値及び最大値が安定していないと判定された場合、演算を終了して再び演算部12で繰り返される次の演算において抵抗値から暫定的な最小値及び最大値を収集する。
次に、比較用の最小値Min1及び最大値Max1を決定する(ステップS3)。詳しくは、ステップS2において暫定的な最小値及び最大値が安定していると判定された場合、これら暫定的な最小値及び最大値を比較用の最小値Min1及び最大値Max1として保存する。
次に、演算部12において、回転速度及び変化速度を求める制御について説明する。図6に示すフローチャートは演算部12で所定の時間毎に繰り返して演算される。このため、演算部12は各電極11を利用して測定した現在の抵抗値と、ステップS3(図5参照)で保存した比較用の最小値Min1及び最大値Max1とを所定の時間毎に繰り返して比較することができる。
まず、ミキサドラム10の回転に伴って各電極11を利用して測定した現在の抵抗値を測定する(ステップS11)。次に、各電極11を利用して測定した現在の抵抗値が比較用の最小値Min1に到達した時点(T1)か判定する(ステップS12)。各電極11を利用して測定した現在の抵抗値が比較用の最小値Min1に到達した時点(T1)であると判定された場合、ステップS13に移行する。また、各電極11を利用して測定した現在の抵抗値が比較用の最小値Min1に到達した時点(T1)でないと判定された場合、ステップS14に移行する。
ステップS13に移行すると、1周期前のミキサ10Jの回転速度を求めて、次の1周期のミキサ10Jの回転速度の測定を開始する。詳しくは、図6のフローチャートが演算部12で所定の時間毎に繰り返して演算されるたびに+1が積算され、現在の抵抗値が比較用の最小値Min1に到達した時点(T1,T5)で0にリセットされる第1カウンタを設ける。つまり、この第1カウンタはミキサドラム10が1回転する毎に1回0にリセットされる。このため、ミキサドラム10の回転速度は第1カウンタが0にリセットされる直前の値と、図6のフローチャートが演算部12で所定の時間毎に繰り返して演算される時間とを乗じた結果を逆数にすることによって求めることができる。そして、第1カウンタは0にリセットされた後、+1の積算を所定の時間毎に繰り返して次の1周期のミキサ10Jの回転速度の測定を開始する。
ステップS14に移行すると、現在の抵抗値が比較用の最小値Min1から上昇を始めた時点(T2)か判定する。各電極11を利用して測定した現在の抵抗値が比較用の最小値Min1から上昇を始めた時点(T2)であると判定された場合、ステップS15に移行する。また、各電極11を利用して測定した現在の抵抗値が比較用の最小値Min1から上昇を始めた時点(T2)でないと判定された場合、ステップS16に移行する。
ステップS15に移行すると、各電極11を利用して測定した現在の抵抗値が比較用の最大値Max1に到達した時点(T3)までの時間の測定を開始する。詳しくは、現在の抵抗値が比較用の最小値Min1から上昇を始めた時点(T2)から比較用の最大値Max1に到達した時点(T3)までの時間(T2〜T3)、図6のフローチャートが繰り返し演算部12で演算される毎に+1が積算される第2カウンタを設ける。つまり、ステップS15において第2カウンタへの+1の積算を開始する。
ステップS16に移行すると、現在の抵抗値が比較用の最大値Max1に到達した時点(T3)か判定する。各電極11を利用して測定した現在の抵抗値が比較用の最大値Max1に到達した時点(T3)であると判定された場合、ステップS17に移行する。また、各電極11を利用して測定した現在の抵抗値が比較用の最大値Max1に到達した時点(T3)でないと判定された場合、演算を終了して再び演算部で繰り返される次の演算においてステップS11から演算する。
ステップS17に移行すると、変化速度を求める。詳しくは、各電極11を利用して測定した現在の抵抗値が比較用の最小値Min1から上昇を始めた時点(T2)から比較用の最大値Max1に到達した時点(T3)までの時間(T2〜T3)を演算する。つまり、変化速度はステップS15において+1の積算が開始された第2カウンタの現在の値と、図6のフローチャートが演算部で所定の時間毎に繰り返して演算される時間とを乗じることによって求めることができる。そして、第2カウンタは0にリセットされる。
次に、回転速度と変化速度とに対応するスランプ値を求める(ステップS18)。詳しくは、ステップS13において求めた回転速度、及びステップS17において求めた変化速度に対応するスランプ値を記録部13に記録されたデータベースから求める。
このように、実施形態1のミキサ車は、スランプ値を求める際、一種類の電極11を利用して抵抗値の変化速度を測定すればよいため、複数種類の電極11を設けなくてもよい。また、このミキサ車はスランプ値を抵抗値の変化速度を利用して求める。このミキサ車は、仮に電極11にレディミクストコンクリートが付着したまま硬化し、測定した抵抗値の絶対値に影響があったとしても、抵抗値の変化速度に対して影響がほとんどない。このため、このミキサ車は電極11の周囲の状態の影響を受けることなくスランプ値を求めることができる。
したがって、実施形態1のミキサ車は、ミキサドラム10で攪拌するレディミクストコンクリートのスランプ値を良好に求めることができる。
また、このミキサ車において、演算部12は、電極11を利用して測定した抵抗値の最小値Min1から最大値Max1へ変化する時間(T2〜T3)から抵抗値の変化速度を求めている。このため、このミキサ車は電極11を利用して抵抗値の最小値Min1及び最大値Max1を測定しやすいため、抵抗値の変化速度を容易に求めることができる。
また、このミキサ車において、演算部12は電極11を利用して測定した抵抗値の1周期(T1〜T5)からミキサドラム10の回転速度を求めている。このため、このミキサ車は抵抗値の変化速度を求める電極11を利用してミキサドラム10の回転速度を測定することができるため、回転計等を別途設ける必要がない。
また、このミキサ車において、記録部13はミキサドラム10の回転速度、電気特性の変化速度、及びこれら回転速度と変化速度とから求められるスランプ値を保存しているデータベースを記録している。また、演算部12は記録部13に保存されたデータベースよりスランプ値を求めている。このため、このミキサ車は、電極11を利用してミキサドラム10の回転速度、及び電気特性の変化速度を測定し、それらの値を記録部13に記録したミキサドラム10の回転速度、及び電気特性の変化速度に対応させることによって、スランプ値を容易に求めることができる。
また、このミキサ車は、電極11がレディミクストコンクリートに埋没した状態からレディミクストコンクリートの上側の空間に露出するまでの電気特性の変化速度を測定している。このため、ミキサドラム10が回転すると投入されたレディミクストコンクリートがミキサドラム10の内周面に沿って持ち上げられる。これにより、ミキサドラム10の回転と共に回転する電極11がレディミクストコンクリートの中からレディミクストコンクリートの上側の空間に露出するまでに掛かる時間は、レディミクストコンクリートの上側の空間からレディミクストコンクリートに埋没するまでに掛かる時間より長い。つまり、このミキサ車は電気特性の変化する時間が長い側を測定することができるため、電気特性の変化速度をより正確に求めることができる。
<実施形態2>
実施形態2のミキサ車は、2つの電極111の構造、及びこれら電極111の互いの間の静電容量値を測定している点が実施形態1と異なる。他の構成は実施形態1と同様であり、実施形態1と同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
各電極111は、図7に示すように、導体部60、及び絶縁部材61を有している。導体部60は円柱状をなして伸びている。各電極111は導体部60の表面とレディミクストコンクリートとが直接触れないようにするために導体部60の表面を絶縁部材61で覆っている。各電極111は円柱状をなして伸びておりミキサドラム10の内周面の前後中間部に設けられている(図示せず)。各電極111は基端をミキサドラム10の内周面に当接し、先端をミキサドラム10の回転軸10Gに向けて設けられている。各電極111はそれぞれの中心線11Aがミキサドラム10の回転軸10Gに対して直角をなすように設けられている。つまり、各電極111はそれぞれの中心線11Aが互いに平行になるように設けられている。
各電極111は、図8に示すように、互いの間の静電容量値を測定することができる。各電極111を利用して測定した静電容量値は、各電極111がレディミクストコンクリートの上側の空間を完全に露出した状態で移動中(T13〜T14)に最小値Min2になり、各電極111がレディミクストコンクリートの中を完全に埋没した状態で移動中(T11〜T12)に最大値Max2になる。また、この静電容量値は各電極111がレディミクストコンクリートの上側の空間で完全に露出した状態からレディミクストコンクリートの中に完全に埋没するまでの間(T14〜T15)に最小値Min2から最大値Max2に向けて徐々に上昇する。また、この静電容量値は各電極111がレディミクストコンクリートに完全に埋没した状態からレディミクストコンクリートの上側の空間に完全に露出するまでの間(T12〜T13)に最大値Max2から最小値Min2に向けて徐々に下降する。つまり、この静電容量値は各電極111がミキサドラム10の内周面の近傍の円周上をミキサドラム10の回転に伴って移動して最小値Min2と最大値Max2との間を周期的に遷移する。つまり、この静電容量値は1周期がT11〜T15である。この1周期でミキサドラム10が1回転したことになる。
ミキサドラム10を回転してレディミクストコンクリートを撹拌した際の回転速度は、図8に示すように、ミキサドラム10の回転に伴って移動する各電極111を利用して測定した周期的に変化する静電容量値の1周期(T11〜T15)の逆数である。つまり、回転速度は各電極111を利用して測定した所定の電気特性である静電容量値の1周期(T11〜T15)から演算部12で求める。
変化速度はミキサドラム10の回転に伴って移動する各電極111を利用して測定した周期的に変化する静電容量値が最大値Max2から下降を始めた時点(T12)から最小値Min2に到達した時点(T13)までの時間(T12〜T13)である。つまり、変化速度は各電極111を利用して測定した静電容量値が最大値Max2から最小値Min2へ変化する時間(T12〜T13)を演算部12で求める。つまり、各電極111がレディミクストコンクリートに完全に埋没した状態からレディミクストコンクリートの上側の空間に完全に露出するまでの静電容量値の変化速度を測定する。こうして、回転速度及び変化速度は各電極111を利用して測定した静電容量値から演算部12で求めることができる。スランプ値は演算部12で求められた回転速度と変化速度とから記録部13に記録されたデータベースを用いて演算部12で求めることができる。
このように、実施形態2のミキサ車も、スランプ値を求める際、一種類の電極111を利用して静電容量値の変化速度を測定すればよいため、複数種類の電極111を設けなくてもよい。また、このミキサ車はスランプ値を静電容量値の変化速度を利用して求める。このミキサ車は、仮に電極111にレディミクストコンクリートが付着したまま硬化し、測定した静電容量値の絶対値に影響があったとしても、静電容量値の変化速度に対して影響がほとんどない。このため、このミキサ車は電極111の周囲の状態の影響を受けることなくスランプ値を求めることができる。
したがって、実施形態2のミキサ車も、ミキサドラム10で攪拌するレディミクストコンクリートのスランプ値を良好に求めることができる。
また、実施形態2のミキサ車において、演算部12は、電極111を利用して測定した静電容量値の最大値Max2から最小値Min2へ変化する時間(T12〜T13)から静電容量値の変化速度を求めている。このため、このミキサ車は電極111を利用して静電容量値の最大値Max2及び最小値Min2を測定しやすいため、静電容量値の変化速度を容易に求めることができる。
また、実施形態2のミキサ車において、演算部12は電極111を利用して測定した静電容量値の1周期(T11〜T15)からミキサドラム10の回転速度を求めている。このため、このミキサ車は静電容量値の変化速度を求める電極111を利用してミキサドラム10の回転速度を求めることができるため、回転計等を別途設ける必要がない。
また、このミキサ車において、記録部13はミキサドラム10の回転速度、電気特性の変化速度、及びこれら回転速度と変化速度とから求められるスランプ値を保存しているデータベースを記録している。また、演算部12は記録部13に保存されたデータベースよりスランプ値を求めている。このため、このミキサ車は、電極111を利用してミキサドラム10の回転速度、及び電気特性の変化速度を測定し、それらの値を記録部13に記録したミキサドラム10の回転速度、及び電気特性の変化速度に対応させることによって、スランプ値を容易に求めることができる。
また、このミキサ車は、電極111がレディミクストコンクリートに埋没した状態からレディミクストコンクリートの上側の空間に露出するまでの電気特性の変化速度を測定している。このため、ミキサドラム10が回転すると投入されたレディミクストコンクリートがミキサドラム10の内周面に沿って持ち上げられる。これにより、ミキサドラム10の回転と共に回転する電極111がレディミクストコンクリートの中からレディミクストコンクリートの上側の空間に露出するまでに掛かる時間は、レディミクストコンクリートの上側の空間からレディミクストコンクリートに埋没するまでに掛かる時間より長い。つまり、このミキサ車は電気特性の変化する時間が長い側を測定することができるため、電気特性の変化速度をより正確に求めることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態1及び2に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、回転速度と変化速度とに対応する複数のスランプ値をデータベースに保存して記録部に記録しているが、回転速度と変化速度とにレディミクストコンクリートの積載量を加えて、これら3種類の値に対応するスランプ値をデータベースに保存して記録部に記録してもよい。この場合、レディミクストコンクリートの積載量は各電極がレディミクストコンクリートの上側の空間を移動する時間と、レディミクストコンクリートの中を移動する時間との比率を基にして求める。詳しくは、レディミクストコンクリートの積載量が異なると、各電極がレディミクストコンクリートの中からレディミクストコンクリートの上側の空間に完全に露出するときのミキサドラムの下端から回転軸を結ぶ架空線と各電極から回転軸を結ぶ架空線とがなす角度が変化する。これにより、レディミクストコンクリートのスランプ値が変わらなくても抵抗値や静電容量値の変化速度が変化する。このため、レディミクストコンクリートの積載量を加えたデータベースを用いることによって、より正確なスランプ値を求めることができる。
(2)実施形態1及び2では、回転速度を演算部で求めているが、演算部で求めなくてもよく回転計等を設けて回転速度を求めてもよい。
(3)実施形態1では、各電極を利用して測定した抵抗値が最小値から最大値に変化した時間を変化速度として用いている。これに限らず、抵抗値が最小値から上昇して最大値に到達するまでの間の中間の時間を変化速度として用いてもよい。
(4)実施形態2では、各電極を利用して測定した静電容量値が最大値から最小値に変化した時間を変化速度として用いている。これに限らず、静電容量値が最大値から下降して最小値に到達するまでの間の中間の時間を変化速度として用いてもよい。
(5)実施形態1では、各電極を利用して測定した抵抗値が最小値から最大値に変化した時間を変化速度として用いている。これに限らず、各電極を利用して測定した抵抗値が最大値から最小値に変化した時間を変化速度として用いてもよい。
(6)実施形態2では、各電極を利用して測定した静電容量値が最大値から最小値に変化した時間を変化速度として用いている。これに限らず、各電極を利用して測定した静電容量値が最小値から最大値に変化した時間を変化速度として用いてもよい。
(7)実施形態1では、動力源であるエンジンから得た回転力をミキサドラムに伝達して用いているが、動力源はエンジンでなくてもよく、電動モーター等から得た回転力を動力源として用いてもよい。
(8)実施形態1では、ミキサ車であったが、これに限らず、作業現場等にフレームを設置してミキサドラムを回転自在に搭載したミキサであってもよい。この場合、ミキサドラムを回転する回転力を電動モーター等から得てもよい。
10G…回転軸、10…ミキサドラム、11…電極、12…演算部、13…記録部、Min1,Min2…(比較用の)最小値、Max1,Max2…(比較用の)最大値

Claims (5)

  1. 横方向に伸びた回転軸を有し、上側に空間を残してレディミクストコンクリートが投入されるミキサドラムと、
    前記ミキサドラム内に設けられ、前記ミキサドラムの回転軸を中心にした所定の円周上を前記ミキサドラムの回転に伴って移動して所定の電気特性を測定する電極と、
    前記レディミクストコンクリートを撹拌した際の前記ミキサドラムの回転速度、及びその際に前記電極を利用して測定した前記電気特性の変化速度に対応するスランプ値を求める演算部と、
    を備えていることを特徴とするミキサ。
  2. 前記演算部は、前記電極を利用して測定した前記電気特性の最小値から最大値へ変化する時間、又は最大値から最小値へ変化する時間から前記電気特性の変化速度を求めることを特徴とする請求項1記載のミキサ。
  3. 前記演算部は前記電極を利用して測定した前記電気特性の1周期から前記ミキサドラムの回転速度を求めることを特徴とする請求項1又は2記載のミキサ。
  4. 前記ミキサドラムの回転速度、前記電気特性の変化速度、及びこれら回転速度と変化速度とから求められる前記スランプ値を保存しているデータベースが記録された記録部を備え、前記演算部は前記記録部に保存されたデータベースよりスランプ値を求めることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載のミキサ。
  5. 前記電極が前記レディミクストコンクリートに埋没した状態から前記レディミクストコンクリートの上側の空間に露出するまでの前記電気特性の変化速度を測定することを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載のミキサ。
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