JP2017041051A - カードリーダ - Google Patents
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Abstract
【課題】IC接点の外部接続端子にIC接点バネを接触させてカードとデータの通信を行うカードリーダにおいて、構成を簡素化しつつ、IC接点モジュールを容易に交換することが可能なカードリーダを提供する。【解決手段】カードリーダ1は、IC接点バネが電気的に接続される回路基板39を有するIC接点モジュール8と、IC接点バネがカード搬送路から退避する退避位置とIC接点バネがカードに接触可能な位置との間でIC接点モジュール8を移動させる駆動源40と、IC接点モジュール8と駆動源40とを連結するレバー部材とを備え、駆動源40、レバー部材およびIC接点モジュール8はカード搬送路よりも上側に配置されている。IC接点モジュール8は、レバー部材に上側から重なった状態でかつ上側からレバー部材に係合するネジ45によってレバー部材に固定されており、上側から見たときに、駆動源40とネジ45が重なっておらず互いにずれている。【選択図】図3
Description
本発明は、カードに形成されるIC接点の外部接続端子にIC接点バネを接触させてカードとデータの通信を行うカードリーダに関する。
従来、カードに形成されるIC接点の外部接続端子にIC接点バネを接触させてカードとデータの通信を行う接触式のICカードリーダが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のカードリーダは、本体フレームと、カードの外部接続端子にIC接点バネが接触可能となる閉位置とIC接点バネが露出する開位置との間で本体フレームに対して回動可能な開閉部とを備えている。開閉部は、カードリーダの奥端側に配置される回動軸を中心にして本体フレームに対して回動可能となっている。
特許文献1に記載のカードリーダでは、開閉部は、IC接点バネを有するIC接点モジュールと、IC接点モジュールが着脱可能に取り付けられる回動部材と、回動部材を回動させるソレノイドと、イメージセンサと、これらの構成が取り付けられる回動フレームとを備えている。ソレノイドおよびイメージセンサは、回動フレームに固定され、回動部材は、回動フレームに回動可能に支持されている。ソレノイドは、開閉部が閉位置にあるときに、外部接続端子にIC接点バネが接触する接触位置と外部接続端子からIC接点バネが離れる退避位置との間で回動部材を回動させる。IC接点モジュールは、IC接点バネを保持する保持部材と、IC接点バネが電気的に接続されるフレキシブルプリント基板とを備えている。
また、特許文献1に記載のカードリーダでは、IC接点モジュールは、ネジによって回動部材に取り付けられている。このネジは、開閉部を開位置に移動させると露出するため、特許文献1に記載のカードリーダでは、開閉部を開位置に移動させてネジを着脱することで、回動部材に対してIC接点モジュールを着脱することが可能となっている。すなわち、このカードリーダでは、比較的容易にIC接点モジュールを交換することが可能になっている。
本願発明者は、特許文献1に記載の接触式のICカードリーダにおいて、カードリーダの構成を簡素化するため、IC接点モジュール、ソレノイドおよびイメージセンサ等が取り付けられたフレームを本体フレームに対して回動させなくても良いカードリーダの構造を検討している。しかしながら、特許文献1に記載のICカードリーダにおいて、IC接点モジュールやソレノイド等が取り付けられたフレームが本体フレームに対して回動可能になっていないと、IC接点モジュールを容易に交換することはできない。
そこで、本発明の課題は、カードに形成されるIC接点の外部接続端子にIC接点バネを接触させてカードとデータの通信を行うカードリーダにおいて、カードリーダの構成を簡素化しつつ、IC接点バネを有するIC接点モジュールを容易に交換することが可能なカードリーダを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のカードリーダは、カードに形成されるIC接点の外部接続端子にIC接点バネを接触させてカードとデータの通信を行うカードリーダにおいて、IC接点バネとIC接点バネが電気的に接続される平板状の回路基板とを有するIC接点モジュールと、カードが搬送されるカード搬送路と、IC接点バネがカード搬送路から退避する退避位置とIC接点バネが外部接続端子に接触可能な接触位置との間でIC接点モジュールを移動させる駆動源と、IC接点モジュールと駆動源とを連結するレバー部材とを備え、カード搬送路で搬送されるカードの厚さ方向の一方を第1方向とすると、駆動源とレバー部材と退避位置にあるIC接点モジュールとは、カード搬送路よりも第1方向側に配置され、レバー部材は、IC接点モジュールが固定されるモジュール固定部を備え、IC接点モジュールは、IC接点モジュールの一部が第1方向側からモジュール固定部に重なった状態でかつ第1方向側からモジュール固定部に係合するネジによってモジュール固定部に固定され、カードの厚さ方向から見たときに、駆動源とネジとが重なっておらず互いにずれていることを特徴とする。
本発明のカードリーダでは、カード搬送路で搬送されるカードの厚さ方向の一方を第1方向とすると、駆動源とレバー部材と退避位置にあるIC接点モジュールとがカード搬送路よりも第1方向側に配置されており、IC接点モジュールは、IC接点モジュールの一部が第1方向側からレバー部材のモジュール固定部に重なった状態でかつ第1方向側からモジュール固定部に係合するネジによってモジュール固定部に固定されている。また、本発明では、カードの厚さ方向から見たときに、駆動源とネジとが重なっておらず互いにずれている。そのため、本発明では、IC接点モジュールや駆動源が取り付けられたフレームが他のフレームに対して回動可能となっていなくても、また、駆動源を取り外さなくても、第1方向側からネジを着脱して、第1方向側からレバー部材に対してIC接点モジュールを着脱することが可能になる。したがって、本発明では、カードリーダの構成を簡素化しつつ、IC接点モジュールを容易に交換することが可能になる。
本発明では、たとえば、回路基板の一部が第1方向側からモジュール固定部に重なるとともに、回路基板がネジによってモジュール固定部に固定されている。
本発明において、カードの厚さ方向から見たときに、駆動源とIC接点モジュールとが重なっておらず互いにずれていることが好ましい。このように構成すると、レバー部材に対してIC接点モジュールを着脱する際の、駆動源とIC接点モジュールとの干渉を防止することが可能になる。したがって、IC接点モジュールをより容易に交換することが可能になる。
本発明において、駆動源とIC接点モジュールとは、たとえば、カード搬送路で搬送されるカードの搬送方向で互いにずれている。この場合には、カードの搬送方向とカードの厚さ方向とに直交するカードの幅方向、および、カードの厚さ方向において、カードリーダを小型化することが可能になる。
本発明において、カードリーダは、カード搬送路の搬送面が形成されるフレームを備え、IC接点モジュールは、発光素子と発光素子に対向配置される受光素子とを有し回路基板に実装される光学式センサを備え、フレームには、発光素子と受光素子との間を遮るための遮光部が形成され、接触位置にIC接点モジュールが移動すると、発光素子と受光素子との間が遮光部に遮られて、IC接点モジュールが接触位置に移動したことが検知されることが好ましい。このように構成すると、IC接点バネが電気的に接続される回路基板に光学式センサが実装されているため、IC接点モジュールが接触位置に移動したことを検知するための光学式センサが設けられていても、光学式センサが実装される回路基板を別途設ける必要がない。したがって、カードリーダの構成を簡素化することが可能になる。
以上のように、本発明では、カードに形成されるIC接点の外部接続端子にIC接点バネを接触させてカードとデータの通信を行うカードリーダにおいて、カードリーダの構成を簡素化しつつ、IC接点バネを有するIC接点モジュールを容易に交換することが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の概略構成を説明するための側面図である。図2は、図1に示すカード2の平面図である。図3は、図1に示すカードリーダ1を上面側から示す斜視図である。図4は、図1に示すカードリーダ1を下面側から示す斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の概略構成を説明するための側面図である。図2は、図1に示すカード2の平面図である。図3は、図1に示すカードリーダ1を上面側から示す斜視図である。図4は、図1に示すカードリーダ1を下面側から示す斜視図である。
本形態のカードリーダ1は、カード2に記録されたデータの読取りやカード2へのデータの記録を行うための装置であり、たとえば、ATM等の所定の上位装置に搭載されて使用される。また、カードリーダ1は、カード2を搬送するカード搬送機構3を備えるカード搬送式のカードリーダであり、カードリーダ1の内部には、カード2が搬送されるカード搬送路4が形成されている。なお、図1では、カード搬送機構3の図示を省略している。
カード2は、たとえば、厚さが0.7〜0.8mm程度の略長方形状の塩化ビニール製のカードである。図2に示すように、カード2の裏面には、磁気データが記録される磁気ストライプ2aが形成されている。また、カード2には、ICチップが内蔵されており、カード2のおもて面には、ICチップの外部接続端子2bが形成されている。なお、カード2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードであっても良いし、所定の厚さの紙カード等であっても良い。
図1に示すように、カード搬送路4で搬送されるカード2は、X方向へ移動する。すなわち、X方向は、カード2の搬送方向である。X方向に直交するZ方向は、カード搬送路4で搬送されるカード2の厚さ方向であり、Z方向とX方向とに直交するY方向は、カード搬送路4で搬送されるカード2の幅方向である。本形態のカードリーダ1は、カード2の厚さ方向と上下方向(鉛直方向)とが一致するように配置されている。
以下の説明では、X方向を前後方向、Y方向を左右方向、Z方向を上下方向とする。また、X方向の一方であるX1方向を「手前」方向とし、その反対方向であるX2方向を「奥」方向とし、Z方向の一方であるZ1方向を「上」方向とし、その反対方向であるZ2方向を「下」方向とする。本形態の上方向(Z1方向)は、カード2の厚さ方向の一方である第1方向となっている。
カードリーダ1は、磁気ストライプ2aに記録された磁気データの読取りや磁気ストライプ2aへの磁気データの記録を行う磁気ヘッド5を有する磁気ヘッドモジュール6と、カード搬送路4で搬送されるカード2を検知するための複数の光学式センサ9とを備えている。光学式センサ9は、上下方向でカード搬送路4を挟むように対向配置される発光素子12および受光素子13を備えている。
また、カードリーダ1は、外部接続端子2bに接触してカード2と通信を行うためのIC接点バネ7を有するIC接点モジュール8を備えている。すなわち、カードリーダ1は、外部接続端子2bにIC接点バネ7を接触させてカード2とデータの通信を行う。さらに、カードリーダ1は、発光素子12が実装される回路基板14と、受光素子13が実装される回路基板15と、カード搬送機構3、磁気ヘッドモジュール6、IC接点モジュール8および回路基板14、15が取り付けられる本体フレーム16とを備えている。
本体フレーム16は、本体フレーム16の下側部分を構成する下フレーム17と、本体フレーム16の上側部分を構成する上フレーム18とから構成されている。すなわち、下フレーム17と上フレーム18とが互いに固定されることで、本体フレーム16が構成されている。下フレーム17および上フレーム18は、樹脂材料で形成されている。すなわち、本形態の本体フレーム16は、樹脂材料のみによって形成されている。下フレーム17と上フレーム18との間には、カード搬送路4が形成されている。下フレーム17には、カード搬送路4の下側の搬送面17aが形成され、上フレーム18には、カード搬送路4の上側の搬送面18aが形成されている。
カード搬送機構3は、カード2の上面に当接してカード2を搬送する搬送ローラ23(図3参照)と、搬送ローラ23を駆動するモータ21と、モータ21の動力を搬送ローラ23に伝達する動力伝達機構22と、搬送ローラ23に対向配置されるパッドローラ20(図4参照)とを備えている。動力伝達機構22は、複数のプーリやベルト等によって構成されている。
磁気ヘッド5は、下側からカード搬送路4に臨むように配置されている。具体的には、磁気ヘッド5は、磁気ヘッド5の磁気ギャップがカード搬送路4に下側から臨むように配置されている。磁気ヘッドモジュール6は、前後方向を回動の軸方向とする磁気ヘッド5の回動が可能となるように、かつ、上下方向へ磁気ヘッド5が移動可能となるように磁気ヘッド5を保持するヘッド保持部25を備えている(図4参照)。ヘッド保持部25は、磁気ヘッド5が固定される板バネ26と、板バネ26を支持する2本の支持ピン27、28と、支持ピン27、28が固定されるとともに下フレーム17に固定される被固定部材29と、板バネ26を上側へ付勢する圧縮コイルバネ30とを備えている。
発光素子12は、カード搬送路4の下側に配置されている。この発光素子12は、ガラスエポキシ基板等のリジッド基板である回路基板14の上面に実装されている。受光素子13は、カード搬送路4の上側に配置されている。また、受光素子13は、ガラスエポキシ基板等のリジッド基板である回路基板15の下面に実装されている。
(IC接点モジュールおよびその周辺部分の構成)
図5は、図3に示すIC接点モジュール8およびその周辺部分の斜視図である。図6は、図5に示すレバー部材41からIC接点モジュール8を取り外した状態の分解斜視図である。図7は、図5に示すIC接点モジュール8の動きを説明するための模式図であり、(A)、(C)は、IC接点バネ7がカード搬送路4から退避する退避位置にIC接点モジュール8があるときの状態を示す図、(B)、(D)は、IC接点バネ7が外部接続端子2bに接触可能な接触位置にIC接点モジュール8があるときの状態を示す図である。図8は、図7(D)のE−E方向から光学式センサ42および遮光部18gを示す図である。
図5は、図3に示すIC接点モジュール8およびその周辺部分の斜視図である。図6は、図5に示すレバー部材41からIC接点モジュール8を取り外した状態の分解斜視図である。図7は、図5に示すIC接点モジュール8の動きを説明するための模式図であり、(A)、(C)は、IC接点バネ7がカード搬送路4から退避する退避位置にIC接点モジュール8があるときの状態を示す図、(B)、(D)は、IC接点バネ7が外部接続端子2bに接触可能な接触位置にIC接点モジュール8があるときの状態を示す図である。図8は、図7(D)のE−E方向から光学式センサ42および遮光部18gを示す図である。
上述のように、カードリーダ1は、IC接点モジュール8を備えている。また、カードリーダ1は、IC接点バネ7がカード搬送路4から退避する退避位置(図7(A)、(C)に示す位置)とIC接点バネ7がカード2の外部接続端子2bに接触可能な接触位置(図7(B)、(D)に示す位置)との間でIC接点モジュール8を移動させる駆動源としてのソレノイド40と、IC接点モジュール8とソレノイド40とを連結するレバー部材41とを備えている。
ソレノイド40は、上フレーム18に固定されており、カード搬送路4よりも上側に配置されている。また、ソレノイド40は、ソレノイド40のプランジャが手前側へ突出するように配置されている。レバー部材41は、左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように上フレーム18に支持されており、カード搬送路4よりも上側に配置されている。レバー部材41の手前端側部分は、ソレノイド40のプランジャに連結されている。
レバー部材41の奥端側部分は、IC接点モジュール8が固定されるモジュール固定部41aとなっている(図6参照)。モジュール固定部41aは、平板状に形成されており、モジュール固定部41aの厚さ方向と上下方向とが略一致するように配置されている。このモジュール固定部41aは、ソレノイド40の奥端よりも奥側に配置されている。また、モジュール固定部41aには、後述のネジ45が係合するメネジ41bが形成されている。
退避位置にあるIC接点モジュール8は、カード搬送路4よりも上側に配置されており、IC接点モジュール8は、IC接点バネ7が上側からカード搬送路4に臨むように配置されている。このIC接点モジュール8は、IC接点バネ7を保持するIC接点ブロック38と、IC接点バネ7が電気的に接続される回路基板39とを備えている。回路基板39は、ガラスエポキシ基板等のリジッド基板であり、略長方形の平板状に形成されている。この回路基板39は、回路基板39の厚さ方向と上下方向とが略一致するように配置されている。IC接点ブロック38は、扁平な直方体状に形成されている。このIC接点ブロック38は、回路基板39の奥端側部分の下側に配置されており、IC接点バネ7は、回路基板39の奥端側部分の下側に配置されている。なお、回路基板39には、IC接点バネ7の上端側部分が挿通されて半田付けされている。
IC接点モジュール8は、レバー部材41のモジュール固定部41aに固定されている。具体的には、回路基板39がモジュール固定部41aに固定されている。より具体的には、回路基板39の手前端側部分(すなわち、IC接点モジュール8の手前端側の一部)がモジュール固定部41aに上側から重なった状態で(すなわち、モジュール固定部41aの上面に載置された状態で)、回路基板39がモジュール固定部41aに固定されている。また、上側からモジュール固定部41aのメネジ41bに係合するネジ45によって、回路基板39がモジュール固定部41aに固定されている。
上下方向から見たときに、ソレノイド40とネジ45とは重なっておらず互いにずれている。具体的には、ソレノイド40とネジ45とは前後方向においてずれており、図3に示すように、上側からカードリーダ1を見ると、ネジ45の全体が見える。また、本形態では、上下方向から見たときに、IC接点モジュール8とソレノイド40とが重なっておらず前後方向において互いにずれている。そのため、図3に示すように、上側からカードリーダ1を見ると、回路基板39の全体が見える。なお、カードリーダ1は、上フレーム18を上側から覆うカバー(図示省略)を備えていても良い。この場合には、このカバーを開けた状態で上側からカードリーダ1を見ると、ネジ45の全体および回路基板39の全体が見える。
また、IC接点モジュール8は、回路基板39に実装される光学式センサ42を備えている。光学式センサ42は、図8に示すように、発光素子43と、発光素子43に対向配置される受光素子44とを有する透過型の光学式センサである。発光素子43と受光素子44とは、左右方向で対向している。この光学式センサ42は、回路基板39の下面に実装されている。また、光学式センサ42は、たとえば、IC接点ブロック38と左右方向で隣り合うように配置されている。
上フレーム18には、光学式センサ42の発光素子43と受光素子44との間を遮るための遮光部18gが形成されている。遮光部18gは、たとえば、平板状に形成されており、遮光部18gの厚さ方向と左右方向とが一致するように配置されている。本形態では、IC接点モジュール8が退避位置にあるときには、図7(C)に示すように、遮光部18gは、発光素子43と受光素子44との間から外れている。この状態からIC接点モジュール8が接触位置に移動すると、図7(D)、図8に示すように、発光素子43と受光素子44との間が遮光部18gに遮られて、IC接点モジュール8が接触位置に移動したことが検知される。本形態の上フレーム18は、カード搬送路4の搬送面18aが形成されるフレームである。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、ソレノイド40とレバー部材41と退避位置にあるIC接点モジュール8とがカード搬送路4よりも上側に配置されており、IC接点モジュール8は、回路基板39の手前端側部分がモジュール固定部41aに上側から重なった状態でかつ上側からモジュール固定部41aのメネジ41bに係合するネジ45によってモジュール固定部41aに固定されている。また、本形態では、上下方向から見たときにソレノイド40とネジ45とは重なっておらず、上側からカードリーダ1を見ると、ネジ45の全体が見える。
以上説明したように、本形態では、ソレノイド40とレバー部材41と退避位置にあるIC接点モジュール8とがカード搬送路4よりも上側に配置されており、IC接点モジュール8は、回路基板39の手前端側部分がモジュール固定部41aに上側から重なった状態でかつ上側からモジュール固定部41aのメネジ41bに係合するネジ45によってモジュール固定部41aに固定されている。また、本形態では、上下方向から見たときにソレノイド40とネジ45とは重なっておらず、上側からカードリーダ1を見ると、ネジ45の全体が見える。
そのため、本形態では、IC接点モジュール8やソレノイド40が取り付けられる上フレーム18が下フレーム17に対して回動可能となっていなくても、また、ソレノイド40を上フレーム18から取り外さなくても、上側からネジ45を着脱して、上側からレバー部材41に対してIC接点モジュール8を着脱することが可能になる。したがって、本形態では、カードリーダ1の構成を簡素化しつつ、IC接点モジュール8を容易に交換することが可能になる。
また、本形態では、上下方向から見たときに、IC接点モジュール8とソレノイド40とが重なっておらず互いにずれているため、レバー部材41に対してIC接点モジュール8を着脱する際の、ソレノイド40とIC接点モジュール8との干渉を防止することが可能になる。したがって、本形態では、IC接点モジュール8をより容易に交換することが可能になる。また、本形態では、ソレノイド40とIC接点モジュール8とが前後方向で互いにずれているため、上下方向および左右方向でカードリーダ1を小型化することが可能になる。
本形態では、IC接点モジュール8が接触位置に移動したことを検知するための光学式センサ42が回路基板39に実装されている。そのため、本形態では、IC接点モジュール8が接触位置に移動したことを検知するための光学式センサ9が設けられていても、IC接点バネ7が電気的に接続される回路基板39に加えて、光学式センサ9が実装される回路基板を別途設ける必要がない。したがって、本形態では、カードリーダ1の構成を簡素化することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、ソレノイド40とネジ45とは、前後方向において互いにずれている。この他にもたとえば、ソレノイド40とネジ45とは、左右方向において互いにずれていても良いし、前後方向および左右方向の両方向において互いにずれていても良い。また、上述した形態では、IC接点モジュール8とソレノイド40とは、前後方向において互いにずれているが、IC接点モジュール8とソレノイド40とは、左右方向において互いにずれていても良いし、前後方向および左右方向の両方向において互いにずれていても良い。また、上述した形態では、上下方向から見たときにIC接点モジュール8とソレノイド40とが重なっておらず、上側からカードリーダ1を見ると回路基板39の全体が見えるが、上下方向から見たときにIC接点モジュール8の一部とソレノイド40の一部とが重なっていても良い。
上述した形態では、回路基板39がモジュール固定部41aに固定されているが、IC接点ブロック38等の、IC接点モジュール8の他の部分がモジュール固定部41aに固定されても良い。また、上述した形態では、ソレノイド40によって、退避位置と接触位置との間でIC接点モジュール8を移動させているが、モータによって、退避位置と接触位置との間でIC接点モジュール8を移動させても良い。
上述した形態では、回路基板39に光学式センサ42が実装され、上フレーム18に遮光部18gが形成されているが、上フレーム18に取り付けられる回路基板に光学式センサ42が実装され、遮光部18gに相当する遮光部がIC接点モジュール8に設けられても良い。また、上述した形態では、カード2の厚さ方向と上下方向とが一致するようにカードリーダ1が配置されているが、たとえば、カード2の厚さ方向と水平方向とが一致するようにカードリーダ1が配置されても良い。
1 カードリーダ
2 カード
2b 外部接続端子
4 カード搬送路
7 IC接点バネ
8 IC接点モジュール
18 上フレーム(フレーム)
18a 搬送面
18g 遮光部
39 回路基板
40 ソレノイド(駆動源)
41 レバー部材
41a モジュール固定部
42 光学式センサ
43 発光素子
44 受光素子
45 ネジ
X カードの搬送方向
Z カードの厚さ方向
Z1 第1方向
2 カード
2b 外部接続端子
4 カード搬送路
7 IC接点バネ
8 IC接点モジュール
18 上フレーム(フレーム)
18a 搬送面
18g 遮光部
39 回路基板
40 ソレノイド(駆動源)
41 レバー部材
41a モジュール固定部
42 光学式センサ
43 発光素子
44 受光素子
45 ネジ
X カードの搬送方向
Z カードの厚さ方向
Z1 第1方向
Claims (5)
- カードに形成されるIC接点の外部接続端子にIC接点バネを接触させて前記カードとデータの通信を行うカードリーダにおいて、
前記IC接点バネと前記IC接点バネが電気的に接続される平板状の回路基板とを有するIC接点モジュールと、前記カードが搬送されるカード搬送路と、前記IC接点バネが前記カード搬送路から退避する退避位置と前記IC接点バネが前記外部接続端子に接触可能な接触位置との間で前記IC接点モジュールを移動させる駆動源と、前記IC接点モジュールと前記駆動源とを連結するレバー部材とを備え、
前記カード搬送路で搬送される前記カードの厚さ方向の一方を第1方向とすると、
前記駆動源と前記レバー部材と前記退避位置にある前記IC接点モジュールとは、前記カード搬送路よりも前記第1方向側に配置され、
前記レバー部材は、前記IC接点モジュールが固定されるモジュール固定部を備え、
前記IC接点モジュールは、前記IC接点モジュールの一部が前記第1方向側から前記モジュール固定部に重なった状態でかつ前記第1方向側から前記モジュール固定部に係合するネジによって前記モジュール固定部に固定され、
前記カードの厚さ方向から見たときに、前記駆動源と前記ネジとが重なっておらず互いにずれていることを特徴とするカードリーダ。 - 前記回路基板の一部が前記第1方向側から前記モジュール固定部に重なるとともに、
前記回路基板が前記ネジによって前記モジュール固定部に固定されていることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。 - 前記カードの厚さ方向から見たときに、前記駆動源と前記IC接点モジュールとが重なっておらず互いにずれていることを特徴とする請求項1または2記載のカードリーダ。
- 前記駆動源と前記IC接点モジュールとは、前記カード搬送路で搬送される前記カードの搬送方向で互いにずれていることを特徴とする請求項3記載のカードリーダ。
- 前記カード搬送路の搬送面が形成されるフレームを備え、
前記IC接点モジュールは、発光素子と前記発光素子に対向配置される受光素子とを有し前記回路基板に実装される光学式センサを備え、
前記フレームには、前記発光素子と前記受光素子との間を遮るための遮光部が形成され、
前記接触位置に前記IC接点モジュールが移動すると、前記発光素子と前記受光素子との間が前記遮光部に遮られて、前記IC接点モジュールが前記接触位置に移動したことが検知されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のカードリーダ。
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