JP7199963B2 - カードリーダ - Google Patents

カードリーダ Download PDF

Info

Publication number
JP7199963B2
JP7199963B2 JP2018248218A JP2018248218A JP7199963B2 JP 7199963 B2 JP7199963 B2 JP 7199963B2 JP 2018248218 A JP2018248218 A JP 2018248218A JP 2018248218 A JP2018248218 A JP 2018248218A JP 7199963 B2 JP7199963 B2 JP 7199963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
body frame
frame
unit
unit frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018248218A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020107260A (ja
Inventor
武喜 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2018248218A priority Critical patent/JP7199963B2/ja
Priority to CN201920272707.6U priority patent/CN209525667U/zh
Publication of JP2020107260A publication Critical patent/JP2020107260A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7199963B2 publication Critical patent/JP7199963B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

本発明は、カードに記録されたデータの読取りやカードへのデータの記録を行うカードリーダに関する。
従来、カードに記録されたデータの読取りやカードへのデータの記録を行うカードリーダが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のカードリーダは、カード通路で搬送されるカードの搬送距離を測定するためのローラ(従動ローラ)、スリット板(回転円板)およびセンサ(タイミング検出部)を備えている。ローラは、上側からカード通路に臨むように配置されており、カード通路で搬送されるカードの上面に接触する。また、ローラは、カード通路でカードが搬送されると、カードの搬送量に応じて回転する。ローラは、回転軸の一端部に固定されている。
また、特許文献1に記載のカードリーダでは、スリット板は、円板状に形成されており、回転軸の他端部に固定されている。スリット板には、スリット板の周方向に沿って一定の間隔で複数のスリット穴が形成されている。センサは、発光部と受光部とを有する透過型の光学式センサである。センサの発光部と受光部との間には、スリット板が挟まれている。センサは、収容ケースに収容されている。また、センサは、収容ケースに取り付けられている。収容ケースには、回転軸が回転可能に保持されるとともに、スリット板が収容されている。収容ケースは、ネジによって、カードリーダの本体フレームに固定されている。
特開2001-22893号公報
特許文献1に記載のカードリーダでは、ローラに傷が生じたり、ローラが汚れてローラとカードとの間で滑りが生じたりしたときに、ローラを交換する必要がある。しかしながら、特許文献1に記載のカードリーダでは、本体フレームから収容ケースを取り外さないと、ローラを交換することができない。そのため、特許文献1に記載のカードリーダの場合、ローラの交換作業が煩雑である。
そこで、本発明の第1の課題は、カード搬送路で搬送されるカードの搬送距離を測定するためのエンコーダユニットを備えるカードリーダにおいて、カード搬送路で搬送されるカードに接触して回転するエンコーダユニットのローラの交換作業を容易に行うことが可能なカードリーダを提供することにある。また、本発明の第2の課題は、カード搬送路に臨むように配置される機能部品を備えるカードリーダにおいて、機能部品の交換作業を容易に行うことが可能なカードリーダを提供することにある。
上記の第1の課題を解決するため、本発明のカードリーダは、カードが搬送されるカード搬送路が形成される本体フレームと、カード搬送路で搬送されるカードの搬送距離を測定するためのエンコーダユニットとを備え、エンコーダユニットは、カード搬送路で搬送されるカードの一方の面に接触して回転するローラと、ローラが固定される回転軸と、回転軸に固定される円板状の検出板と、検出板を検知するセンサと、回転軸を回転可能に保持しかつセンサを保持するとともに本体フレームに取り付けられるユニットフレームとを備え、本体フレームおよびユニットフレームのいずれか一方には、カード搬送路で搬送されるカードの幅方向に直交する方向において、本体フレームに対してユニットフレームを位置決めするための規制凸部が形成され、本体フレームおよびユニットフレームのいずれか他方には、規制凸部に係合してカードの幅方向に直交する方向で本体フレームに対してユニットフレームを位置決めする係合穴が形成され、ユニットフレームは、本体フレームに保持された状態で、本体フレームに対してカードの幅方向にスライド可能となっており、本体フレームに対してカードの幅方向の一方側にユニットフレームをスライドさせると、規制凸部と係合穴との係合状態が解除され、規制凸部と係合穴との係合状態が解除されると、ユニットフレームは、本体フレームに保持された状態で、ローラがカード搬送路から離れる方向へ本体フレームに対して移動可能になることを特徴とする。
本発明のカードリーダでは、カード搬送路で搬送されるカードの搬送距離を測定するためのエンコーダユニットのユニットフレームは、カードリーダの本体フレームに保持された状態で、本体フレームに対してカードの幅方向にスライド可能となっており、本体フレームに対してカードの幅方向の一方側にユニットフレームをスライドさせると、カードの幅方向に直交する方向において本体フレームに対してユニットフレームを位置決めする規制凸部と係合穴との係合状態が解除される。また、本発明では、規制凸部と係合穴との係合状態が解除されると、ユニットフレームは、本体フレームに保持された状態で、エンコーダユニットのローラがカード搬送路から離れる方向へ本体フレームに対して移動可能になる。
そのため、本発明では、本体フレームからユニットフレームを取り外さなくても、本体フレームに対してユニットフレームをカードの幅方向の一方側にスライドさせた後、ローラがカード搬送路から離れる方向へユニットフレームを移動させることで、カード搬送路から離れた位置に配置されるローラを交換することが可能になる。また、本発明では、ローラが交換された後に、ユニットフレームを移動前の元の位置に移動させてから、カードの幅方向の他方側にスライドさせれば、規制凸部と係合穴とを係合させて、カードの幅方向に直交する方向において、本体フレームに対してユニットフレームを位置決めすることが可能になる。したがって、本発明では、エンコーダユニットのローラの交換作業を容易に行うことが可能になる。
本発明において、カードリーダは、本体フレームにユニットフレームを固定するためのネジを備え、ネジが取り外されると、本体フレームに対してカードの幅方向の一方側にユニットフレームがスライド可能になることが好ましい。このように構成すると、ネジを取り外すだけで、本体フレームに対してカードの幅方向の一方側にユニットフレームをスライドさせることが可能になるため、エンコーダユニットのローラの交換作業を容易に行うことが可能になる。
本発明において、ユニットフレームは、規制凸部と係合穴との係合状態が解除されると、本体フレームに保持された状態で、ローラがカード搬送路から離れる方向へ本体フレームに対して回動可能になることが好ましい。このように構成すると、規制凸部と係合穴との係合状態が解除されたときに、たとえば、ローラがカード搬送路から離れる方向へユニットフレームが本体フレームに対してスライド可能になる場合と比較して、カードリーダの構成を簡素化することが可能になる。また、このように構成すると、規制凸部と係合穴との係合状態が解除されたときに、ローラがカード搬送路から離れる方向へユニットフレームが本体フレームに対してスライド可能になる場合と比較して、ローラが交換された後に、規制凸部と係合穴とが係合可能な位置にユニットフレームを容易に戻すことが可能になる。したがって、エンコーダユニットのローラの交換作業をより容易に行うことが可能になる。
本発明において、センサから引き出される配線は、本体フレームに対するユニットフレームの回動中心の近傍を通過して本体フレーム側に引き回されていることが好ましい。このように構成すると、本体フレームに対してユニットフレームを回動させても配線が大きく動かないため、配線の長さを短くすることが可能になる。また、本体フレームに対してユニットフレームを回動させても配線が大きく動かないため、本体フレームに対してユニットフレームを回動させるときに、センサから引き出される配線が本体フレーム等に引っ掛かりにくくなる。したがって、本体フレームに対してユニットフレームを回動させるときの作業が容易になる。また、このように構成すると、配線の長さを短くしても、ローラを交換する際に配線を本体フレーム側から外す必要がなくなるため、エンコーダユニットのローラの交換作業をより容易に行うことが可能になる。
また、上記の第2の課題を解決するため、本発明のカードリーダは、カードが搬送されるカード搬送路が形成される本体フレームと、本体フレームに取り付けられる機能ユニットとを備え、機能ユニットは、カードに記録された磁気データの読取りおよびカードへの磁気データの記録の少なくともいずれか一方を行う機能部品としての磁気ヘッドと磁気ヘッドを保持するユニットフレームとを備える磁気ヘッドユニットであるか、または、カードに形成されるICチップの外部接続端子に接触する複数のIC接点バネを有する機能部品としてのIC接点ブロックとIC接点ブロックを保持するユニットフレームとを備えるIC接点ユニットであるか、あるいは、カード搬送路でカードを検知するための機能部品としての検知用部品と検知用部品を保持するユニットフレームとを備えるカード検知ユニットであり、本体フレームおよびユニットフレームのいずれか一方には、カード搬送路で搬送されるカードの幅方向に直交する方向において、本体フレームに対してユニットフレームを位置決めするための規制凸部が形成され、本体フレームおよびユニットフレームのいずれか他方には、規制凸部に係合してカードの幅方向に直交する方向で本体フレームに対してユニットフレームを位置決めする係合穴が形成され、ユニットフレームは、本体フレームに保持された状態で、本体フレームに対してカードの幅方向にスライド可能となっており、本体フレームに対してカードの幅方向の一方側にユニットフレームをスライドさせると、規制凸部と係合穴との係合状態が解除され、規制凸部と係合穴との係合状態が解除されると、ユニットフレームは、本体フレームに保持された状態で、本体フレームに対して機能部品がカード搬送路から離れる方向へ移動可能になることを特徴とする。
本発明のカードリーダでは、機能ユニットのユニットフレームは、カードリーダの本体フレームに保持された状態で、本体フレームに対してカードの幅方向にスライド可能となっており、本体フレームに対してカードの幅方向の一方側にユニットフレームをスライドさせると、カードの幅方向に直交する方向において本体フレームに対してユニットフレームを位置決めする規制凸部と係合穴との係合状態が解除される。また、本発明では、ユニットフレームは、規制凸部と係合穴との係合状態が解除されると、本体フレームに保持された状態で、機能部品がカード搬送路から離れる方向へ本体フレームに対して移動可能になる。
そのため、本発明では、本体フレームからユニットフレームを取り外さなくても、本体フレームに対してユニットフレームをカードの幅方向の一方側にスライドさせた後、機能部品がカード搬送路から離れる方向へユニットフレームを移動させることで、カード搬送路から離れた位置に配置される機能部品(すなわち、磁気ヘッド、IC接点ブロックあるいは検知用部品)を交換することが可能になる。また、本発明では、機能部品が交換された後に、ユニットフレームを移動前の元の位置に移動させてから、カードの幅方向の他方側にスライドさせれば、規制凸部と係合穴とを係合させて、カードの幅方向に直交する方向において、本体フレームに対してユニットフレームを位置決めすることが可能になる。したがって、本発明では、機能部品の交換作業を容易に行うことが可能になる。
本発明において、カードリーダは、本体フレームにユニットフレームを固定するためのネジを備え、ネジが取り外されると、本体フレームに対してカードの幅方向の一方側にユニットフレームがスライド可能になり、ユニットフレームは、規制凸部と係合穴との係合状態が解除されると、本体フレームに保持された状態で、機能部品がカード搬送路から離れる方向へ本体フレームに対して回動可能になることが好ましい。このように構成すると、ネジを取り外すだけで、本体フレームに対してカードの幅方向の一方側にユニットフレームをスライドさせることが可能になるため、機能部品の交換作業を容易に行うことが可能になる。
また、このように構成すると、規制凸部と係合穴との係合状態が解除されたときに、たとえば、機能部品がカード搬送路から離れる方向へユニットフレームが本体フレームに対してスライド可能になる場合と比較して、カードリーダの構成を簡素化することが可能になる。また、このように構成すると、規制凸部と係合穴との係合状態が解除されたときに、機能部品がカード搬送路から離れる方向へユニットフレームが本体フレームに対してスライド可能になる場合と比較して、機能部品が交換された後に、規制凸部と係合穴とが係合可能な位置にユニットフレームを容易に戻すことが可能になる。したがって、機能部品の交換作業をより容易に行うことが可能になる。
以上のように、本発明では、カード搬送路で搬送されるカードの搬送距離を測定するためのエンコーダユニットを備えるカードリーダにおいて、カード搬送路で搬送されるカードに接触して回転するエンコーダユニットのローラの交換作業を容易に行うことが可能になる。また、本発明では、カード搬送路に臨むように配置される機能部品を備えるカードリーダにおいて、機能部品の交換作業を容易に行うことが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるカードリーダの斜視図である。 図1に示すカードリーダの、開閉フレームが開位置にあり、かつ、ユニットフレームがローラ交換位置にあるときの状態を異なる方向から示す斜視図である。 図1に示すカードリーダの側面図である。 図1に示すカードリーダの構成を説明するための概略図である。 図1に示すカードリーダの、開閉フレームが開位置にあり、かつ、ユニットフレームがローラ交換位置にあるときの状態を示す側面図である。 図1に示すエンコーダユニットおよびエンコーダユニットの周辺部分の拡大平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の斜視図である。図2は、図1に示すカードリーダ1の、開閉フレーム6が開位置にあり、かつ、ユニットフレーム54がローラ交換位置54Aにあるときの状態を異なる方向から示す斜視図である。図3は、図1に示すカードリーダ1の側面図である。図4は、図1に示すカードリーダ1の構成を説明するための概略図である。
本形態のカードリーダ1は、カード2に記録されたデータの読取りやカード2へのデータの記録を行うための装置である。カードリーダ1は、カード2を搬送するカード搬送機構3を備えるカード搬送式のカードリーダである。カードリーダ1の内部には、カード2が搬送されるカード搬送路4が形成されている(図4参照)。カードリーダ1は、カード搬送路4が形成される本体フレーム5と、本体フレーム5に対して回動可能な開閉フレーム6とを備えている。
カード2は、たとえば、厚さが0.7~0.8mm程度の矩形状の塩化ビニール製のカードである。カード2には、磁気データが記録される磁気ストライプが形成されている。また、カード2には、ICチップが内蔵されており、カード2には、ICチップの外部接続端子が形成されている。なお、カード2に通信用のアンテナが内蔵されても良い。また、カード2は、厚さが0.18~0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードや、所定の厚さの紙カード等であっても良い。
また、カードリーダ1は、図4に示すように、カード2に記録された磁気データの読取りおよびカード2への磁気データの記録の少なくともいずれか一方を行う磁気ヘッド8、9と、カード2に形成されるICチップの外部接続端子に接触する複数のIC接点バネ10を有するIC接点ブロック11と、カード2の表面の画像を読み取るイメージセンサ12と、カード搬送路4でカード2を検知するための複数のカード検知機構13とを備えている。また、カードリーダ1は、カード搬送路4で搬送されるカード2の搬送距離を測定するためのエンコーダユニット14を備えている。
本形態では、カード搬送路4において、図1等のX方向にカード2が搬送される。すなわち、X方向は、カード2の搬送方向である。また、X方向に直交するZ方向は、カード搬送路4で搬送されるカード2の厚さ方向であり、X方向とZ方向とに直交するY方向は、カード搬送路4で搬送されるカード2の幅方向(短手幅方向)である。以下の説明では、前後方向のうちの図1等のX1方向側を「前」側とし、その反対側である図1等のX2方向側を「後(後ろ)」側とする。また、左右方向のうちの図1等のY1方向側を「右」側とし、その反対側である図1等のY2方向側を「左」側とし、上下方向のうちの図1等のZ1方向側を「上」側とし、その反対側である図1等のZ2方向側を「下」側とする。
本体フレーム5の前端には、カード2が挿入されるとともに排出されるカード挿入口17が形成されている。本体フレーム5は、本体フレーム5の右側面を構成する平板状の側板18と、本体フレーム5の左側面を構成する平板状の側板19とを備えている。本体フレーム5の後ろ上端側には、開閉フレーム6の回動中心となる支持軸が取り付けられている。この支持軸は、支持軸の軸方向と左右方向とが一致するように、側板18、19に固定されている。開閉フレーム6は、開閉フレーム6によって本体フレーム5の後端側の上面を覆う閉位置(図1、図3に示す位置)と、開閉フレーム6が支持軸を中心に回動して上側に開く開位置(図2に示す位置)との間で本体フレーム5に対して回動可能となっている。
カード搬送機構3は、駆動源としてのモータ20を備えている。また、カード搬送機構3は、図4に示すように、複数の搬送ローラ対21~23を備えている。本形態のカード搬送機構3は、3個の搬送ローラ対21~23を備えている。搬送ローラ対21~23は、前側から後ろ側に向かってこの順番で配置されている。また、搬送ローラ対21~23は、前後方向において一定の間隔をあけた状態で配置されている。
搬送ローラ対21は、カード搬送路4に下側から臨む下ローラ24と、カード搬送路4に上側から臨む上ローラ25とから構成されている。搬送ローラ対22は、カード搬送路4に下側から臨む下ローラ26と、カード搬送路4に上側から臨む上ローラ27とから構成されている。搬送ローラ対23は、カード搬送路4に下側から臨む下ローラ28と、カード搬送路4に上側から臨む上ローラ29とから構成されている。下ローラ24と上ローラ25とは所定の接触圧で接触している。また、下ローラ26と上ローラ27とは所定の接触圧で接触し、下ローラ28と上ローラ29とは所定の接触圧で接触している。カード2は、下ローラ24、26、28と、上ローラ25、27、29との挟まれた状態で搬送される。
上ローラ27が固定される回転軸の左端部に固定されるプーリ32と、モータ20の出力軸に固定されるプーリ33とには、歯付きのベルト34が架け渡されている(図2参照)。また、上ローラ27が固定される回転軸の左端部に固定される歯車(図示省略)と、下ローラ26が固定される回転軸の左端部に固定される歯車(図示省略)とが噛み合っている。
上ローラ27が固定される回転軸の右端部に固定されるプーリ35と、上ローラ25が固定される回転軸の右端部に固定されるプーリ36とには、歯付きのベルト37が架け渡されている(図1参照)。また、上ローラ25が固定される回転軸の右端部に固定される歯車38と、下ローラ24が固定される回転軸の右端部に固定される歯車39とが噛み合っている。
下ローラ26が固定される回転軸の右端部に固定されるプーリ40と、下ローラ28が固定される回転軸の右端部に固定されるプーリ41とには、歯付きのベルト42が架け渡されている(図1参照)。また、下ローラ28が固定される回転軸の右端部に固定される歯車43と、上ローラ29が固定される回転軸の右端部に固定される歯車44とが噛み合っている。
磁気ヘッド8、9は、搬送ローラ対22の後ろ側に配置されている。磁気ヘッド8は、下側からカード搬送路4に臨むように配置され、磁気ヘッド9は、上側からカード搬送路4に臨むように配置されている。磁気ヘッド8のギャップ部と磁気ヘッド9のギャップ部とは、上下方向で対向している。カード検知機構13は、図4に示すように、発光部45および受光部46を有する透過型の光学式センサである。発光部45と受光部46とは、カード搬送路4を上下方向で挟むように配置されている。複数のカード検知機構13は、前後方向に所定の間隔をあけた状態でカード搬送路4に配置されている。
IC接点ブロック11は、搬送ローラ対23の後ろ側に配置されている。イメージセンサ12は、磁気ヘッド8、9の後ろ側に配置されている。IC接点ブロック11およびイメージセンサ12は、開閉フレーム6に固定されており、上側からカード搬送路4に臨むように配置されている。開閉フレーム6が開位置まで回動すると、IC接点ブロック11およびイメージセンサ12の画像読取部が外部に露出する。
(エンコーダユニットおよびエンコーダユニットの周辺部分の構成)
図5は、図1に示すカードリーダ1の、開閉フレーム6が開位置にあり、かつ、ユニットフレーム54がローラ交換位置54Aにあるときの状態を示す側面図である。図6は、図1に示すエンコーダユニット14およびエンコーダユニット14の周辺部分の拡大平面図である。
エンコーダユニット14は、カード搬送路4で搬送されるカード2の搬送距離を測定して、カード搬送路4においてカード2を所定位置に停止させるために設けられている。図6に示すように、エンコーダユニット14は、カード搬送路4で搬送されるカード2の上面に接触して回転するローラ50と、ローラ50が固定される回転軸51と、回転軸51に固定される検出板としてのスリット板52と、スリット板52を検知するセンサ53とを備えている。また、エンコーダユニット14は、回転軸51を回転可能に保持するとともにセンサ53を保持するユニットフレーム54を備えている。ユニットフレーム54には、スリット板52およびセンサ53を覆うカバー55が取り付けられている。
回転軸51は、回転軸51の軸方向と左右方向とが一致するように配置されている。ローラ50は、カード2の上面に接触するゴム製のゴム輪56と、回転軸51に固定されるとともにゴム輪56の内周側でゴム輪56を保持する芯金57とを有するゴムローラである。芯金57には、回転軸51の左端部が挿通される円筒状のボス57aが形成されている。ボス57aは、ゴム輪56の右側に配置されている。ボス57aは、ネジ58によって回転軸51の左端部に固定されており、ネジ58を取り外すと、回転軸51からローラ50を取り外すことが可能になる。すなわち、ネジ58を取り外すと、ローラ50の交換が可能になる。
ローラ50は、前後方向において磁気ヘッド8、9と同じ位置に配置されている。ローラ50の下側には、ローラ50に対向する対向ローラ59がカード搬送路4に下側から臨むように配置されている。ローラ50と対向ローラ59とは所定の接触圧で接触している。対向ローラ59が固定される回転軸の右端部には、プーリ60(図6参照)が固定されている。プーリ60は、ベルト42に係合しており、対向ローラ59は、ベルト42から伝達される動力によって回転する。
スリット板52は、円板状に形成されている。スリット板52には、スリット板52の周方向に配列される複数のスリット穴が形成されている。複数のスリット穴は、スリット板52の周方向において一定の間隔で形成されている。スリット板52は、回転軸51の右端部に固定されている。センサ53は、発光部と受光部とを有する透過型の光学式センサである。センサ53の発光部と受光部とは、左右方向でスリット板52のスリット穴を挟むように配置されている。
ユニットフレーム54は、本体フレーム5の右側に配置されている。すなわち、ユニットフレーム54は、側板18の右側に配置されている。ユニットフレーム54は、本体フレーム5に取り付けられている。ユニットフレーム54は、本体フレーム5に保持された状態で移動可能となっている。具体的には、ユニットフレーム54は、本体フレーム5から外れないように本体フレーム5に保持された状態で、左右方向にスライド可能になっているとともに、左右方向を回動の軸方向として回動可能となっている。
本体フレーム5は、本体フレーム5に対するユニットフレーム54の回動中心となる回動中心軸62と、左右方向に直交する方向において本体フレーム5に対してユニットフレーム54を位置決めするための位置決め軸63とを備えている。回動中心軸62および位置決め軸63は、側板18に固定されている。回動中心軸62および位置決め軸63は、細長い円柱状に形成されている。
回動中心軸62は、側板18から右側に向かって突出しており、回動中心軸62の軸方向と左右方向とが一致している。ユニットフレーム54には、回動中心軸62が挿通される挿通穴が形成されている。回動中心軸62の右端部には、回動中心軸62からのユニットフレーム54の抜けを防止するための止め輪67が取り付けられている。ユニットフレーム54に形成される挿通穴は、ユニットフレーム54の後端部に形成されている。また、この挿通穴は、ユニットフレーム54の上下方向の中心よりも下側に形成されている。すなわち、ユニットフレーム54は、ユニットフレーム54の上下方向の中心よりも下側、かつ、ユニットフレーム54の後端側で、回動中心軸62に回動可能に保持されている。
また、ユニットフレーム54は、左右方向へのスライドが可能となるように回動中心軸62に保持されている。センサ53から引き出される配線64(図6参照)は、回動中心軸62の近傍を通過して本体フレーム5側に引き回されている。すなわち、配線64は、本体フレーム5に対するユニットフレーム54の回動中心の近傍を通過して本体フレーム5側に引き回されている。
位置決め軸63は、側板18から右側に向かって突出しており、位置決め軸63の軸方向と左右方向とが一致している。図6に示すように、位置決め軸63の先端面(右端面)には、左右方向に直交する方向において本体フレーム5に対してユニットフレーム54を位置決めするための規制凸部63aが形成されている。すなわち、本体フレーム5には、左右方向に直交する方向において本体フレーム5に対してユニットフレーム54を位置決めする(本体フレーム5に対するユニットフレーム54の移動を規制する)ための規制凸部63aが形成されている。規制凸部63aは、位置決め軸63の先端面から右側へ突出する円板状に形成されている。規制凸部63aの外径は、位置決め軸63の、規制凸部63aを除いた部分の外径よりも小さくなっている。
ユニットフレーム54には、規制凸部63aに係合して左右方向に直交する方向で本体フレーム5に対してユニットフレーム54を位置決めする係合穴54aが形成されている。係合穴54aは、ユニットフレーム54の一部を構成する平板状の平板部54bに形成されている。平板部54bは、平板部54bの厚さ方向と左右方向とが一致するように配置されている。係合穴54aは、左右方向で平板部54bを貫通する丸穴状の貫通穴である。また、係合穴54aは、ユニットフレーム54の前上端部に形成されている。係合穴54aには、規制凸部63aが左側から嵌る。
ユニットフレーム54は、2本のネジ65、66によって本体フレーム5に固定されている(図3参照)。すなわち、カードリーダ1は、本体フレーム5にユニットフレーム54を固定するためのネジ65、66を備えている。ネジ65は、位置決め軸63の右端面に形成されるネジ穴(図示省略)に右側からねじ込まれている。ネジ66は、側板18に固定された固定軸(図示省略)に形成されるネジ穴にねじ込まれている。この固定軸は、側板18から右側に向かって突出しており、固定軸の右端面にネジ穴が形成されている。また、この固定軸は、回動中心軸62の前側に配置されている。
上述のように、ユニットフレーム54は、本体フレーム5に保持された状態で、左右方向にスライド可能になっている。本形態では、ネジ65、66が取り外されると、本体フレーム5に固定されていたユニットフレーム54は、本体フレーム5に対して右側へスライド可能になる。具体的には、ユニットフレーム54は、回動中心軸62から抜けないように回動中心軸62に支持された状態で回動中心軸62に沿って、本体フレーム5に対して右側へスライド可能になる。本体フレーム5に対して右側へユニットフレーム54をスライドさせると、係合穴54aから規制凸部63aが外れて、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除される(図6の二点鎖線参照)。
規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されると、ユニットフレーム54は、本体フレーム5に保持された状態で、ローラ50がカード搬送路4から離れる方向へ本体フレーム5に対して移動可能になる。本形態では、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されると、ユニットフレーム54は、本体フレーム5に保持された状態で、ローラ50がカード搬送路4から離れる方向(ローラ50が上側へ移動する方向)へ本体フレーム5に対して回動可能になる。具体的には、ユニットフレーム54は、回動中心軸62に支持された状態で回動中心軸62を回動中心にして、図3の時計回りの方向(時計方向)へ回動可能になる。
(ローラの交換方法)
カードリーダ1では、ローラ50に傷が生じたり、ローラ50が汚れてローラ50とカード2との間で滑りが生じたりしたときには、ローラ50を交換する。ローラ50を交換するときには、まず、閉位置に配置されている開閉フレーム6を本体フレーム5に対して開位置まで回動させる。その後、ネジ65、66を取り外し、ユニットフレーム54を本体フレーム5に対して右側にスライドさせて、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態を解除する。
その後、図3の時計方向へユニットフレーム54を回動させる。具体的には、ローラ50の全体が本体フレーム5の上面側で露出するローラ交換位置54Aまでユニットフレーム54を回動させて持ち上げる。その状態で、ネジ58を取り外して、ローラ50を交換する。ローラ50の交換が終わると、ユニットフレーム54を図3の反時計回りの方向に回動させて回動前の元の位置に戻した後、ユニットフレーム54を左側にスライドさせて、規制凸部63aと係合穴54aとを係合させる。その後、ネジ65、66をねじ込んで、ユニットフレーム54を本体フレーム5に固定し、開閉フレーム6を開位置から閉位置まで回動させる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、エンコーダユニット14のユニットフレーム54は、本体フレーム5に保持された状態で、本体フレーム5に対して左右方向にスライド可能となっており、本体フレーム5に対して右側にユニットフレーム14をスライドさせると、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除される。また、本形態では、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されると、ユニットフレーム54は、本体フレーム5に保持された状態で、ローラ50がカード搬送路4から離れる方向へ本体フレーム5に対して回動可能になる。
そのため、本形態では、本体フレーム5からユニットフレーム54を取り外さなくても、本体フレーム5に対してユニットフレーム54を右側にスライドさせた後、ローラ50がカード搬送路4から離れる方向へユニットフレーム54を回動させることで、カード搬送路4から離れた位置に配置されるローラ50を交換することが可能になる。また、本形態では、ローラ50が交換された後に、ユニットフレーム54を回動前の元の位置に回動させてから、左側にスライドさせれば、規制凸部63aと係合穴54aとを係合させて、左右方向に直交する方向において本体フレーム5に対してユニットフレーム54を位置決めすることが可能になる。したがって、本形態では、ローラ50の交換作業を容易に行うことが可能になる。
また、本形態では、ネジ65、66が取り外されると、本体フレーム5に固定されていたユニットフレーム54は、本体フレーム5に対して右側へスライド可能になる。すなわち、本形態では、ネジ65、66を取り外すだけで、本体フレーム5に対して右側にユニットフレーム54をスライドさせることが可能になる。したがって、本形態では、ローラ50の交換作業を容易に行うことが可能になる。
本形態では、センサ53から引き出される配線64は、本体フレーム5に対するユニットフレーム54の回動中心の近傍を通過して本体フレーム5側に引き回されている。そのため、本形態では、本体フレーム5に対してユニットフレーム54を回動させても配線64が大きく動かない。したがって、本形態では、配線64の長さを短くすることが可能になる。
また、本体フレーム5に対してユニットフレーム54を回動させても配線64が大きく動かないため、本体フレーム5に対してユニットフレーム54を回動させるときに、配線64が本体フレーム5等に引っ掛かりにくくなる。したがって、本形態では、本体フレーム5に対してユニットフレーム54を回動させるときの作業が容易になる。また、本形態では、配線64の長さを短くしても、ローラ50を交換する際に配線64を本体フレーム5側から外す必要がなくなるため、ローラ50の交換作業をより容易に行うことが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態において、規制凸部63aに相当する規制凸部がユニットフレーム54に形成され、係合穴54aに相当する係合穴が本体フレーム5に形成されていても良い。また、上述した形態では、センサ53は光学式センサであり、エンコーダユニット14は、光学式のエンコーダを備えているが、エンコーダユニット14は、磁気式のエンコーダ等の光学式以外のエンコーダを備えていても良い。さらに、上述した形態において、係合穴54aは貫通穴でなくても良い。また、上述した形態において、ユニットフレーム54は、1本のネジによって本体フレーム5に固定されていても良いし、3本以上のネジによって本体フレーム5に固定されていても良い。
上述した形態において、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されたときに、ユニットフレーム54は、本体フレーム5に保持された状態で、ローラ50がカード搬送路4から離れる方向へ本体フレーム5に対して直線的あるいは曲線的にスライド可能となっても良い。この場合には、たとえば、ローラ50がカード搬送路4から離れる方向へユニットフレーム54を案内するためのガイド溝が本体フレーム5に形成され、ユニットフレーム54には、このガイド溝に嵌るガイド用突起が固定されている。
なお、上述した形態のように、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されたときに、ユニットフレーム54が本体フレーム5に対して回動可能になる場合には、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されたときに、ユニットフレーム54が本体フレーム5に対してスライド可能になる場合と比較して、本体フレーム5にガイド溝を形成する必要がなくなるため、カードリーダ1の構成を簡素化することが可能になる。
また、上述した形態のように、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されたときに、ユニットフレーム54が本体フレーム5に対して回動可能になる場合には、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されたときに、ユニットフレーム54が本体フレーム5に対してスライド可能になる場合と比較して、ローラ50が交換された後に、規制凸部63aと係合穴54aとが係合可能な位置にユニットフレーム54を容易に戻すことが可能になる。したがって、ユニットフレーム54が本体フレーム5に対して回動可能になっている方が、ローラ50の交換作業をより容易に行うことが可能になる。
上述した形態において、磁気ヘッド8または磁気ヘッド9がユニットフレーム54に保持されていても良い。この場合には、磁気ヘッド8、9およびユニットフレーム54等によって、本体フレーム5に取り付けられる機能ユニットとしての磁気ヘッドユニットが構成されている。また、この場合には、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されると、磁気ヘッドユニットのユニットフレーム54は、本体フレーム5に保持された状態で、磁気ヘッド8、9がカード搬送路4から離れる方向へ本体フレーム5に対して回動可能になる。この場合の磁気ヘッド8、9は、機能部品である。
この場合には、本体フレーム5からユニットフレーム54を取り外さなくても、本体フレーム5に対してユニットフレーム54を右側にスライドさせた後、磁気ヘッド8、9がカード搬送路4から離れる方向へユニットフレーム54を回動させることで、カード搬送路4から離れた位置に配置される磁気ヘッド8、9を交換することが可能になる。また、磁気ヘッド8、9が交換された後に、ユニットフレーム54を回動前の元の位置に回動させてから、左側にスライドさせれば、規制凸部63aと係合穴54aとを係合させて、左右方向に直交する方向において本体フレーム5に対してユニットフレーム54を位置決めすることが可能になる。したがって、磁気ヘッド8、9の交換作業を容易に行うことが可能になる。
また、上述した形態において、IC接点ブロック11がユニットフレーム54に保持されていても良い。この場合には、IC接点ブロック11およびユニットフレーム54等によって、本体フレーム5に取り付けられる機能ユニットとしてのIC接点ユニットが構成されている。また、この場合には、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されると、IC接点ユニットのユニットフレーム54は、本体フレーム5に保持された状態で、IC接点ブロック11がカード搬送路4から離れる方向へ本体フレーム5に対して回動可能になる。この場合のIC接点ブロック11は、機能部品である。
この場合には、本体フレーム5からユニットフレーム54を取り外さなくても、本体フレーム5に対してユニットフレーム54を右側にスライドさせた後、IC接点ブロック11がカード搬送路4から離れる方向へユニットフレーム54を回動させることで、カード搬送路4から離れた位置に配置されるIC接点ブロック11を交換することが可能になる。また、IC接点ブロック11が交換された後に、ユニットフレーム54を回動前の元の位置に回動させてから、左側にスライドさせれば、規制凸部63aと係合穴54aとを係合させて、左右方向に直交する方向において本体フレーム5に対してユニットフレーム54を位置決めすることが可能になる。したがって、IC接点ブロック11の交換作業を容易に行うことが可能になる。
さらに、上述した形態において、カード検知機構13の発光部45がユニットフレーム54に保持されていても良い。この場合には、発光部45およびユニットフレーム54等によって、本体フレーム5に取り付けられる機能ユニットとしてのカード検知ユニットが構成されている。また、この場合には、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されると、カード検知ユニットのユニットフレーム54は、本体フレーム5に保持された状態で、発光部45がカード搬送路4から離れる方向へ本体フレーム5に対して回動可能になる。この場合の発光部45は、機能部品であるとともに、カード搬送路4でカード2を検知するための検知用部品である。
この場合には、本体フレーム5からユニットフレーム54を取り外さなくても、本体フレーム5に対してユニットフレーム54を右側にスライドさせた後、発光部45がカード搬送路4から離れる方向へユニットフレーム54を回動させることで、カード搬送路4から離れた位置に配置される発光部45を交換することが可能になる。また、発光部45が交換された後に、ユニットフレーム54を回動前の元の位置に回動させてから、左側にスライドさせれば、規制凸部63aと係合穴54aとを係合させて、左右方向に直交する方向において本体フレーム5に対してユニットフレーム54を位置決めすることが可能になる。したがって、発光部45の交換作業を容易に行うことが可能になる。
さらにまた、上述した形態において、カード検知機構13の受光部46がユニットフレーム54に保持されていても良い。この場合には、受光部46およびユニットフレーム54等によって、本体フレーム5に取り付けられる機能ユニットとしてのカード検知ユニットが構成されている。また、この場合には、規制凸部63aと係合穴54aとの係合状態が解除されると、カード検知ユニットのユニットフレーム54は、本体フレーム5に保持された状態で、受光部46がカード搬送路4から離れる方向へ本体フレーム5に対して回動可能になる。この場合の受光部46は、機能部品であるとともに、カード搬送路4でカード2を検知するための検知用部品である。
この場合には、本体フレーム5からユニットフレーム54を取り外さなくても、本体フレーム5に対してユニットフレーム54を右側にスライドさせた後、受光部46がカード搬送路4から離れる方向へユニットフレーム54を回動させることで、カード搬送路4から離れた位置に配置される受光部46を交換することが可能になる。また、受光部46が交換された後に、ユニットフレーム54を回動前の元の位置に回動させてから、左側にスライドさせれば、規制凸部63aと係合穴54aとを係合させて、左右方向に直交する方向において本体フレーム5に対してユニットフレーム54を位置決めすることが可能になる。したがって、受光部46の交換作業を容易に行うことが可能になる。
1 カードリーダ
2 カード
4 カード搬送路
5 本体フレーム
8、9 磁気ヘッド(機能部品)
10 IC接点バネ
11 IC接点ブロック(機能部品)
14 エンコーダユニット
45 発光部(検知用部品、機能部品)
46 受光部(検知用部品、機能部品)
50 ローラ
51 回転軸
52 スリット板(検出板)
53 センサ
54 ユニットフレーム
54a 係合穴
63a 規制凸部
64 配線
65、66 ネジ
Y カードの幅方向

Claims (6)

  1. カードが搬送されるカード搬送路が形成される本体フレームと、前記カード搬送路で搬送される前記カードの搬送距離を測定するためのエンコーダユニットとを備え、
    前記エンコーダユニットは、前記カード搬送路で搬送される前記カードの一方の面に接触して回転するローラと、前記ローラが固定される回転軸と、前記回転軸に固定される円板状の検出板と、前記検出板を検知するセンサと、前記回転軸を回転可能に保持しかつ前記センサを保持するとともに前記本体フレームに取り付けられるユニットフレームとを備え、
    前記本体フレームおよび前記ユニットフレームのいずれか一方には、前記カード搬送路で搬送される前記カードの幅方向に直交する方向において、前記本体フレームに対して前記ユニットフレームを位置決めするための規制凸部が形成され、
    前記本体フレームおよび前記ユニットフレームのいずれか他方には、前記規制凸部に係合して前記カードの幅方向に直交する方向で前記本体フレームに対して前記ユニットフレームを位置決めする係合穴が形成され、
    前記ユニットフレームは、前記本体フレームに保持された状態で、前記本体フレームに対して前記カードの幅方向にスライド可能となっており、前記本体フレームに対して前記カードの幅方向の一方側に前記ユニットフレームをスライドさせると、前記規制凸部と前記係合穴との係合状態が解除され、前記規制凸部と前記係合穴との係合状態が解除されると、前記ユニットフレームは、前記本体フレームに保持された状態で、前記ローラが前記カード搬送路から離れる方向へ前記本体フレームに対して移動可能になることを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記本体フレームに前記ユニットフレームを固定するためのネジを備え、
    前記ネジが取り外されると、前記本体フレームに対して前記カードの幅方向の一方側に前記ユニットフレームがスライド可能になることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 前記ユニットフレームは、前記規制凸部と前記係合穴との係合状態が解除されると、前記本体フレームに保持された状態で、前記ローラが前記カード搬送路から離れる方向へ前記本体フレームに対して回動可能になることを特徴とする請求項1または2記載のカードリーダ。
  4. 前記センサから引き出される配線は、前記本体フレームに対する前記ユニットフレームの回動中心の近傍を通過して前記本体フレーム側に引き回されていることを特徴とする請求項3記載のカードリーダ。
  5. カードが搬送されるカード搬送路が形成される本体フレームと、前記本体フレームに取り付けられる機能ユニットとを備え、
    前記機能ユニットは、前記カードに記録された磁気データの読取りおよび前記カードへの磁気データの記録の少なくともいずれか一方を行う機能部品としての磁気ヘッドと前記磁気ヘッドを保持するユニットフレームとを備える磁気ヘッドユニットであるか、または、前記カードに形成されるICチップの外部接続端子に接触する複数のIC接点バネを有する機能部品としてのIC接点ブロックと前記IC接点ブロックを保持するユニットフレームとを備えるIC接点ユニットであるか、あるいは、前記カード搬送路で前記カードを検知するための機能部品としての検知用部品と前記検知用部品を保持するユニットフレームとを備えるカード検知ユニットであり、
    前記本体フレームおよび前記ユニットフレームのいずれか一方には、前記カード搬送路で搬送される前記カードの幅方向に直交する方向において、前記本体フレームに対して前記ユニットフレームを位置決めするための規制凸部が形成され、
    前記本体フレームおよび前記ユニットフレームのいずれか他方には、前記規制凸部に係合して前記カードの幅方向に直交する方向で前記本体フレームに対して前記ユニットフレームを位置決めする係合穴が形成され、
    前記ユニットフレームは、前記本体フレームに保持された状態で、前記本体フレームに対して前記カードの幅方向にスライド可能となっており、前記本体フレームに対して前記カードの幅方向の一方側に前記ユニットフレームをスライドさせると、前記規制凸部と前記係合穴との係合状態が解除され、前記規制凸部と前記係合穴との係合状態が解除されると、前記ユニットフレームは、前記本体フレームに保持された状態で、前記本体フレームに対して前記機能部品が前記カード搬送路から離れる方向へ移動可能になることを特徴とするカードリーダ。
  6. 前記本体フレームに前記ユニットフレームを固定するためのネジを備え、
    前記ネジが取り外されると、前記本体フレームに対して前記カードの幅方向の一方側に前記ユニットフレームがスライド可能になり、
    前記ユニットフレームは、前記規制凸部と前記係合穴との係合状態が解除されると、前記本体フレームに保持された状態で、前記機能部品が前記カード搬送路から離れる方向へ前記本体フレームに対して回動可能になることを特徴とする請求項5記載のカードリーダ。
JP2018248218A 2018-12-28 2018-12-28 カードリーダ Active JP7199963B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018248218A JP7199963B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 カードリーダ
CN201920272707.6U CN209525667U (zh) 2018-12-28 2019-03-04 读卡器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018248218A JP7199963B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 カードリーダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020107260A JP2020107260A (ja) 2020-07-09
JP7199963B2 true JP7199963B2 (ja) 2023-01-06

Family

ID=71449253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018248218A Active JP7199963B2 (ja) 2018-12-28 2018-12-28 カードリーダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7199963B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000057267A (ja) 1998-08-07 2000-02-25 Omron Corp 媒体搬送装置及び媒体処理装置
JP2005107959A (ja) 2003-09-30 2005-04-21 Saxa Inc カード処理装置
JP2007293794A (ja) 2006-03-31 2007-11-08 Nidec Sankyo Corp 情報処理装置
JP2010128223A (ja) 2008-11-28 2010-06-10 Canon Inc 画像加熱装置
WO2018003794A1 (ja) 2016-06-27 2018-01-04 日本電産サンキョー株式会社 カードリーダ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4051750B2 (ja) * 1998-02-13 2008-02-27 松下電器産業株式会社 カードリーダ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000057267A (ja) 1998-08-07 2000-02-25 Omron Corp 媒体搬送装置及び媒体処理装置
JP2005107959A (ja) 2003-09-30 2005-04-21 Saxa Inc カード処理装置
JP2007293794A (ja) 2006-03-31 2007-11-08 Nidec Sankyo Corp 情報処理装置
JP2010128223A (ja) 2008-11-28 2010-06-10 Canon Inc 画像加熱装置
WO2018003794A1 (ja) 2016-06-27 2018-01-04 日本電産サンキョー株式会社 カードリーダ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020107260A (ja) 2020-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5326011B2 (ja) カードリーダ
CN110502937B (zh) 读卡器
CN107408213B (zh) 读卡器以及磁信息记录介质处理装置
JP5933406B2 (ja) カードリーダ
US4006507A (en) Device for conveying a card used for a card reader
WO2010004748A1 (ja) カード処理ユニットおよびカード発行装置
JP7199963B2 (ja) カードリーダ
JP7048222B2 (ja) カード発行装置
JP6121300B2 (ja) カードリーダ
JP6151661B2 (ja) カードリーダ
JP5898031B2 (ja) カードリーダ
JP5892906B2 (ja) カードリーダ
JP6552603B2 (ja) Icカードリーダ
JP6408967B2 (ja) カードリーダ
JP6396252B2 (ja) カード挿入排出機構およびカード処理装置
JP6501670B2 (ja) カードリーダ
JP2019054332A (ja) 画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置
JP5898030B2 (ja) カードリーダ
JP5384048B2 (ja) カード処理ユニット
JP5898029B2 (ja) カードリーダ
JP5898033B2 (ja) カードリーダ
JP5183862B2 (ja) スキャナプリンタ装置およびスキャナ機構
JP2001236470A (ja) Icカードリーダライタ
JPH07244811A (ja) 磁気ヘッドおよび磁気カードリーダ
PL165833B1 (pl) Urzadzenie do zapisu/odtwarzania sygnalów na tasmie magnetycznej w kasecie PL

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7199963

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150