JPH07244811A - 磁気ヘッドおよび磁気カードリーダ - Google Patents

磁気ヘッドおよび磁気カードリーダ

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Publication number
JPH07244811A
JPH07244811A JP6219894A JP6219894A JPH07244811A JP H07244811 A JPH07244811 A JP H07244811A JP 6219894 A JP6219894 A JP 6219894A JP 6219894 A JP6219894 A JP 6219894A JP H07244811 A JPH07244811 A JP H07244811A
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JP
Japan
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card
magnetic head
magnetic
head
sensor
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JP6219894A
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English (en)
Inventor
Shinji Ueki
伸次 植木
Masaru Yahagi
優 矢萩
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読み取り精度の向上と部品点数の削減を計
る。 【構成】 22は磁気ヘッドで、ホルダー21に収納さ
れている。そして、ホルダー21には、光学センサー2
4を収納する中空部21bと透過窓21cが形成され、
透過窓21cは読み取り位置22aと一致している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カードリーダ等に
使用される磁気ヘッドに関し、特に磁気ヘッドの読取り
基準位置を検知する光学センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の磁気カードリーダに
は、カードの前端と後端とを検知して、磁気ヘッドでの
読取り開始信号または読取り終了信号を送出する光学セ
ンサが配設されている。この光学センサは、磁気ヘッド
の配設スペース上、磁気ヘッドの近傍には設けることが
困難となり、通常、磁気ヘッドを挟んで磁気ヘッドから
カードの長さ分離れた、カード搬送路前端側と後端側と
の2カ所に設けられている。そして、カードが前進して
いる場合は、前端側に設けられたセンサでカードの後端
を検知して、読取り開始の信号を送出し、後端側に設け
られたセンサでカードの前端を検知して、読取り終了の
信号を送出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の磁気カードリーダにおける光学検知方法では、
磁気ヘッドから離れた位置でカードの前端と後端とを検
知するようにしているので、磁気ヘッドとセンサとの間
に種々の部材が介在し、このため組立誤差および製造誤
差が生じて精度の高い検知が行われないといった問題が
あった。
【0004】したがって、本発明は上記した従来の問題
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、高精度の検知性能をもった磁気ヘッドおよび磁気カ
ードリーダを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る磁気ヘッドは、磁気ヘッドの読み取り
位置と一致した位置に光学センサを一体化したものであ
る。また、本発明に係る磁気カードリーダは、カードの
厚み分の間隙を有して対向する一対のカードガイド部材
によりカード搬送路を形成し、カード搬送路上に磁気ヘ
ッドを配設するとともに、カード搬送路に対して光学セ
ンサを配設し、前記磁気ヘッドに、磁気ヘッドの読み取
り位置と一致した位置に光学センサを一体化したもので
ある。
【0006】
【作用】本発明によれば、光学センサによる位置検出基
準と磁気ヘッドの読み取り位置とが一致する。また、本
発明によれば、光学センサによる位置検出基準と磁気ヘ
ッドの読み取り位置とが、組立誤差、製造誤差と無関係
となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本発明に係る磁気カードリーダの断面図、
図2は図1のII-II 線断面図、図3は本発明に係る磁気
カードリーダのロアーガイドユニットの斜視図、図4は
同じくアッパーガイドユニットの斜視図、図5は同じく
ロアーガイドユニットの平面図、図6は同じく磁気ヘッ
ドを示し、(a)は斜視図、(b)はVIb-VIb 線断面
図、図7は図5のIIV-IIV 線断面図、図8は図1のVIII
部の拡大断面図、図9は図8のIX-IX 線断面図、図10
は図9の同じ側から見た側板の要部拡大図、図11は本
発明に係る磁気カードリーダの後端側の拡大平面図、図
12は図11の側面図で、それぞれアッパーガイドユニ
ットの開閉状態を示す図である。
【0008】これらの図において、符号1で示すカード
リーダは、ロアーガイド板10を有するロアーガイドユ
ニット2、ロアーガイド板10とともにカード搬送路5
を形成するアッパーガイド板55を有するアッパーユニ
ット3および両ユニット2、3の両側面部に位置して、
カード搬送路5の幅方向を規制する一対の側板4で概略
構成されている。ロアーガイド板10は、前端部、すな
わちカード挿入口8側が下方に後端部が上方に位置する
ように傾斜して、両側面部11が両側板4にねじ12に
より取り付けられている。ロアーガイドユニット2に
は、カード6を搬送するベルト18、カード6に書き込
まれた磁気データを読取り、書き込みする一対の磁気ヘ
ッド22およびカード6に書き込みされた内容に基づき
パンチ穴を穿設するパンチユニット25が備えられてユ
ニット化されている。
【0009】すなわち、ロアーガイド板10のカード搬
送方向に穿設された細長状の切欠き14の下方には、切
欠き14の長手方向に沿って4個の駆動ローラ16a乃
至16dが回転自在に枢支され、これら駆動ローラ16
a乃至16dおよびテンションローラ17には、ベルト
18が上部が切欠き14からカード搬送路5内に臨むよ
うに張架されている。上述した駆動ローラのうち駆動ロ
ーラ16aが図示を省略したモータを駆動源としてベル
ト等を介して正逆に回転駆動されている。また、ロアー
ガイド板10の中央の一側部に穿設された矩形状の切欠
き15には、一対の磁気ヘッド22がその読取部22a
をカード搬送路5内に臨むようにしてブラケット(図示
を省略)を介して側板4に取り付けられている。磁気ヘ
ッド22は、図6に示すように、磁気ヘッド22が嵌合
固定される嵌合穴22aを有するホルダー21に保持さ
れプリント基板23上に実装されている。全体が樹脂で
形成されたホルダー21の中央部には、反射型センサ2
4を収納する中空部21bが設けられ、天井部には、磁
気ヘッド22の読取り位置22aと一致した透過窓21
cが穿設されている。ロアーガイド板10の先端部に
は、切欠き26が設けられている。
【0010】27、28はロアーガイド板10の表面か
らカード搬送路5内にわずかに突出形成されたダボで、
このダボ27、28の下面には、図7に示すように、筒
部27aが一体形成され、筒部27a内の段状の中空部
27bには、発光ダイオード29が収納されている。本
実施例においては、ロアーガイド板10が透過性樹脂で
形成されており、発光ダイオード29から発光された光
はロアーガイド板10のダボ27を透過してカード搬送
路5内に投射される。前記切欠き26の前方側には、フ
ロントガイド30がロアーガイド板10とほぼ同じ傾斜
となるようにねじ31により両側板4に取り付けられて
いる。32はフロントガイド30の貫通孔に、先端がカ
ード取り込み通路7内に突出するように取り付けられ
て、挿入されたカードに磁気データが書き込まれている
かを検出する疑似カード検出用の磁気ヘッドである。
【0011】側面板4は側面視略三角形状を呈し、傾斜
端面34が折り返され折り返し部35が形成され、傾斜
端面の前端側には、折り返し部35にまたがる切欠き3
6が設けられている。折り返し部35の中央部2は、穴
38が穿設された平板状の受部37が外側に一対突出形
成されている。穴38は、図10に示すように、互いに
対向する開き角度略90°の扇状の小径円弧部38a
と、小径円弧部38aに隣接する互いに対向する開き角
度略90°の扇状の大径円弧部38bと、これら円弧部
38a、38b間に介在する互いに対向する矩形部38
cで形成されている。一対の穴38の中心を結ぶ線は、
前記磁気ヘッド22の読取り位置22aと一致してい
る。
【0012】傾斜端面34の後端側には、貫通孔40a
が穿設された突出部40が設けられており、ねじ12、
41により側板4に取り付けられた板ばね42の先端に
設けられた円錐状の凸部43が貫通孔40aから側板4
内に臨んでいる。突出部40の後方側の傾斜端面は、係
合部44を形成し、この係合部44間には、シャフト4
5がねじ45aにより掛け渡されている。46はねじ4
5aにより側板4に取り付けられ、先端が側板4の後方
に突出した係合片である。係合部44の後端部には、凹
部47が設けられている。48はブラケット49を介し
て側板4に固定されたソレノイドであって、プランジャ
ー48aが前記切欠き26内に配設されたシャッター5
0の突出端部50aに連結されている。シャッター50
は通常、図1に実線で示すように取り込み通路7を遮断
し、ソレノイド48が動作すると、二点鎖線で示すよう
に取り込み通路7を開放するほう揺動自在に支持されて
いる。
【0013】アッパーガイドユニット3を構成するアッ
パーガイド板55は、両側面部56が設けられ、断面略
コの字状を呈し、開口側がカバー57により覆われて全
体が密閉した箱を形成している。このアッパーガイドユ
ニット3には、前述したベルト18に対接するベルト6
2、磁気ヘッド22に対接するピンチローラ63、発光
ダイオード29に対設する受光ダイオード67および疑
似カード検出用磁気ヘッド31に対接するピンチローラ
69が備えられている。
【0014】すなわち、アッパーガイド板55のカード
搬送方向に穿設された細長状の切欠き59の下方には、
切欠き59の長手方向に沿って4個の従動ローラ60a
乃至60dが回転自在に枢支され、これら従動ローラ6
0a乃至60dおよびテンションローラ61には、ベル
ト62が上部が切欠き59からカード搬送路5内に臨む
ように張架されている。また、アッパーガイド板55に
穿設した切欠き63および68からはピンチローラ63
および68が、カード搬送路5内に臨むように回転自在
に支持されている。アッパーガイド板55に穿設された
矩形状の小孔65、66は、前記ロアーガイド板10の
ダボ27、28に対応して設けられており、これら小孔
65、66の下方には、図7に示すように中空部65b
を有する筒部65aが形成され、中空部65bには受光
ダイオード67が収納されている。70は前記パンチユ
ニット25が嵌入する凹部、71は前記フロントガイド
30とともに取り込み通路7を形成する前端部である。
【0015】72は、前記受部37に対応して、側面部
56の略中央下端に外側に突出形成された平板状の取付
部であって、穴73が穿設されている。この穴73に
は、図8に示すようにつまみ74のシャフト部74aが
嵌挿され、シャフト部74aの先端部に直交して貫通固
定されたピン75により穴73からの抜けを規制される
とともに、取付部72間に嵌装されたばね76により取
付部72から離間する方向に付勢されている。72a
は、取付部72の下面で、穴73の端縁に、前記受部3
7の大径円弧部38aに対応した位置に前記受部37の
厚みとほぼ同じ高さに突出された、互いに対向する円弧
状に形成された一対のガイド片である。
【0016】78は前記ロアーガイド板10の切欠き3
6に対応して側面部56に突設された凸部、79は前記
突部43に対応して側面部56に凹設された円弧状の凹
部で、両端部にクリック孔79a、79bが、配設され
ている。80は、アッパーガイド板55の後端部に一体
形成された軸受部で、開口部81aを有するカード搬送
路5の幅方向に延在するU字溝81が形成されている。
82は、アッパーガイド板55の後端部下端の両側部
に、外側に突出形成した一対の係合部材であって、水平
面状の係合部82aと傾斜面状の係合解除部82bが形
成されている。
【0017】次に、このように構成された磁気カードリ
ーダにおけるアッパーガイドユニットの組み付け方法を
説明する。まず、ねじ45aを緩めて係合片46を側板
4から取り外しておく。この状態で、アッパーユニット
3を図12(d)に示すように、矢印A方向、すなわち
アッパーユニット3とロアーユニット2との開き角度α
を約180°として、開口部81aからシャフト45へ
U字溝81を嵌入させ、アッパーユニット3をシャフト
45に回動自在に支持する。このとき、係合部材82の
係合解除部82bが側板4の係合部44と対設するの
で、係合部材82が係合部44と係合することなく、U
字溝81をシャフト45へ嵌入させることができる。
【0018】シャフト45を中心として、開き角度αを
小さくするようにしてアッパーユニット3を回動させ
て、アッパーユニット3を側板4間に嵌合させると、図
1に示すようにアッパーユニット3側の取付部72、凸
部78および係合部材82の係合部82aが、側板4の
受部37、切欠き36および係合部44にそれぞれ対接
する。この対接により、アッパーユニット3のアッパー
ガイド板55がロアーユニット2のロアーガイド板10
に対して、カード6の厚み分の間隔を有することとな
り、カード搬送路5が形成される。このように形成され
たカード搬送路5は、側板4間にアッパーユニット3が
嵌合して、アッパーユニット3の側面部56と側板4と
が嵌合することにより、カード搬送路5が略密閉状態と
なり、塵埃の侵入が阻止され、カード搬送路5および磁
気ヘッド22に塵埃が付着することなく、このため磁気
ヘッド22での読取り不良を防止できる。また、このと
き、アッパーガイド板55の凹部79のクリック孔79
bに板ばね42の凸部43が嵌合している。
【0019】次に、図8に示すようにつまみ74をばね
76に抗して押し下げ、図9に示すようにつまみ74を
反時計方向に回動させると、ピン75はまずガイド片7
2aに乗り上げるようにしてガイド片72a上を滑動
し、さらにつまみ74を回動させると、ピン75が受部
37の小径円弧部38aの端縁に係合して、図8(b)
に示すようにばね76とピン75とによって受部37に
取付部72が密着して取り付けられる。このようにして
取り付けられた取付部72が、磁気ヘッド22の読取り
位置22aと一致した位置に配設されているため、仮に
筺体にたわみや変形が生じても、磁気ヘッド22に対し
てピンチローラ64が常に押圧した状態となり、磁気ヘ
ッド22へのカード6の接触圧不足による磁気ヘッド2
2での読取り不良を防止することができる。最後に、係
合片46をねじ45aにより側板4に取り付ける。
【0020】次に、このようにして組み付けられた磁気
カードリーダにおけるカードの磁気ヘッドでの読み、書
きの動作を説明する。カード6をフロントガイド30と
アッパーガイド板55の前端部71とで形成されたカー
ド挿入口8から挿入すると、疑似カード検出用磁気ヘッ
ド31により、磁気データが書き込まれた正規カードか
ICカード等の疑似カードかを判断する。正規カードで
あれば、その判断信号がソレノイド48に送出されて、
ソレノイド48が動作してシャッター50が、図1に示
すように二点鎖線の位置に回動して、取り込み通路7を
開放するので、カード6をカード搬送路5内に挿入可能
となる。磁気ヘッド31の判断信号は、モータ(図示を
省略)にも送られ、モータが動作するので、駆動ローラ
16aが回転し始め、これにともないベルト18とベル
ト62が走行して、カード6はベルト間に挟持されてカ
ード搬送路5内に取り込まれる。
【0021】一方、磁気ヘッド31で疑似カードと判断
された場合には、ソレノイド48は動作せずに、したが
って、シャッター50は取り込み通路7を遮断したまま
の状態を保ち、ICカード等の疑似カードの取り込み通
路7内への侵入を防止している。それにもかかわらず、
無理やりICカードを押し込むと、ダボ28に配設した
光学検知手段によりカードの侵入が検知され、検知信号
がモータに送られ、モータは逆回転して、ICカード等
の疑似カードをカード挿入口8から返却する。このと
き、疑似カードが磁気カードより厚いICカードであっ
ても、カード搬送路5を形成するロアーガイド板10と
アッパーガイド板55との結合が、カード搬送路5のほ
ぼ中間部分でつまみ74により密着固定されているの
で、つまみ74から離間したカード挿入口8では、アッ
パーガイド板55がロアーガイド板10からわずかなが
らではあるが離間自在となっており、このためICカー
ドはカード詰まりを起こすことなく、円滑にカード挿入
口8から返却される。
【0022】正規カードとしてカード搬送路5内に取り
込まれた磁気カード6は、前端が透過窓21cに位置す
ると、センサ24により検知され、磁気ヘッド22での
読取りが開始され、後端がセンサ24により検知される
と磁気ヘッド22での読取りが終了する。このように、
磁気ヘッド22での読取り開始および読取り終了を磁気
ヘッド22の読取り位置22aと一致させた位置に磁気
ヘッド22と一体化したセンサ24により行っているの
で、組立および製造誤差が除去され精度の高い検知が行
えるとともに、従来必要としていたこれらの誤差のソフ
ト上での吸収が必要なくなるので、ソフト設計の負荷が
大幅に軽減される。また、センサ24を一体化したの
で、センサ24の取り付けスペースを必要とせず、装置
の小型化が計れるとともに、従来のように磁気ヘッド2
2の近傍にセンサを配設できないことから、磁気ヘッド
の前後に2個センサを必要としていた場合に比較して、
部品点数を削減できる。
【0023】モータが逆回転してカード5が、逆走し
て、後端がセンサ24に検知されると磁気ヘッド22で
書き込みが開始され、前端がセンサ24で検知されると
書き込みが終了する。このように磁気ヘッド22を中心
として往復動するカード5は、磁気ヘッド22と一致し
た位置にベルト18、62を圧接するつまみ74を配設
しているので、磁気ヘッド22を挟んでの往動速度と復
動速度とが一定して、このため磁気ヘッド22での読取
り不良が低減される。
【0024】磁気ヘッド22で書き込みされたカード6
はダボ27に配設したセンサにより検知され、検知信号
がパンチユニット25の送られて書き込み内容に応じ
て、カード6にパンチ孔が穿設される。ダボ28に配設
したセンサによりパンチ穴が確認された後、カード6の
後端がカード挿入口8から突出してカード6の前端がセ
ンサ2より検知されると、モータの回転が停止する。な
お、カード6のカード搬送路5内の走行中において、カ
ード6の前端または後端(逆走中)がダボ27、28に
当接して、カード6の前端または後端によってダボ2
7、28の表面に付着した汚れが取り除かれ、セルフク
リーニングがなされて、ロアーガイド板10の透過性能
を低下させることがない。
【0025】次に、側板からのアッパーガイドユニット
の取り外し方法を説明する。まず、図8(b)に示す状
態からつまみ74を回動させて、ピン75を小径円弧部
38aの端縁から矩形部38cに嵌合させると、ピン7
5と受部37との係合が外れて、アッパーガイドユニッ
ト3は、シャフト45を中心として回動可能となる。そ
こで、アッパーガイドユニット3を図12(a)に示す
状態からシャフト45を中心として約90°回動させる
と、係合部材82が係合片46に係合する直前で同図
(b)に示すように板ばね42の凸部43にクリック孔
79aが嵌合して、クリック感が得られ、さらに回動さ
せると、同図(c)に示すように係合部材82が係合片
46に係合して、アッパーガイドユニット3は図に示し
た開き角度αを保持する。
【0026】この状態では、軸受部80の開口部81a
からシャフト45を抜こうとしても、係合部材82の係
合部82aと側板4の係合部44とが係合して、軸受部
80のシャフト45からの抜けが規制されている。した
がって、カード搬送路5内または磁気ヘッド22等の清
掃を行うため保守点検をする場合には、この開き角度に
おいて行うことができる。さらに、アッパーガイドユニ
ット3のユニット交換が必要となった場合には、係合片
46を側板4から取り外し、同図(d)に示す位置まで
アッパーガイドユニット3を回動させる。この状態にお
いては、係合部材82の係合部82aと側板4の係合部
44との係合が外れ、係合解除部82bと凹部47とが
対設するので、アッパーガイドユニット3を矢印B方
向、すなわち軸受部80の開口部81aをシャフト45
から抜く方向に移動させると、アッパーガイドユニット
3を側板4から取り外すことができる。
【0027】このように、アッパーガイドユニット3を
ロアーガイドユニット2と開閉自在とし、係合片46に
係合するまでは、アッパーガイドユニット3をロアーガ
イドユニット2に取り付けた状態としておくので、保守
点検時に誤ってアッパーガイドユニット3を落下破損さ
せることない。また、ある一定の開き角度まで回動させ
ると、取り外すことが可能なので、ユニット交換を容易
に行うことができて、保守時の作業を短時間に熟練を必
要とせずに行うことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気ヘッドの読み取り位置と一致した位置に光学センサを
一体化したので、光学センサによる位置検出基準と磁気
ヘッドの読み取り位置とが一致して、精度の高い読み取
りが可能となる。
【0029】また、本発明によれば、カードの厚み分の
間隙を有して対向する一対のカードガイド部材によりカ
ード搬送路を形成し、カード搬送路上に磁気ヘッドを配
設するとともに、カード搬送路に対して光学センサを配
設し、磁気ヘッドに、磁気ヘッドの読み取り位置と一致
した位置に光学センサを一体化したので、光学センサに
よる位置検出基準と磁気ヘッドの読み取り位置とが、組
立誤差、製造誤差と無関係となり、精度の高い読み取り
が可能となるとともに、従来これら誤差を吸収するため
のソフトを必要としないので、ソフト設計の負荷を軽減
できる。また、従来光学センサを配設していたスペース
が不要となるので、装置の小型化が可能となり、かつ従
来配設スペース上2個必要としていた光学センサが一つ
となるので、部品点数の削減となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る磁気カードリーダの断面図であ
る。
【図2】 図1のII-II 線断面図である。
【図3】 本発明に係る磁気カードリーダのロアーガイ
ドユニットの斜視図である。
【図4】 本発明に係る磁気カードリーダのアッパーガ
イドユニットの斜視図である。
【図5】 本発明に係る磁気カードリーダのロアーガイ
ドユニットの平面図である。
【図6】 本発明に係る磁気ヘッドを示し、(a)は斜
視図、(b)はVIb-VIb 線断面図である。
【図7】 図5のIIV-IIV 線断面図である。
【図8】 図1のVIII部の拡大断面図である。
【図9】 図8のIX-IX 線断面図である。
【図10】 図9と同じ側から見た側板の要部拡大図で
ある。
【図11】 本発明に係る磁気カードリーダの後部の拡
大平面図である。
【図12】 図11の側面図で、それぞれアッパーガイ
ドユニットの開閉状態を示す図である。
【符号の説明】
1…磁気カードリーダ、2…ロアーガイドユニット、3
…アッパガイドユニット、4…側板、5…カード搬送
路、6…カード、7…カード取り込み通路、8…カード
挿入口、10…ロアーガイド板、18…ベルト、21c
…透過窓、22…磁気ヘッド、24…反射型センサ、2
5…パンチユニット、27,28…ダボ、29…発光ダ
イオード、37…受部、38…穴、44…係合部、45
…シャフト、46…係合片、48…ソレノイド、50…
シャッター、55…ロアーガイド板、62…ベルト、6
4…ピンチローラ、67…受光ダイオード、72…取付
部、74…つまみ、75…ピン、78…凸部、80…軸
受部、81a…開口部、82…係合部材、82a…係合
部、82b…係合解除部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドの読み取り位置と一致した位
    置に光学センサを一体化したことを特徴とする磁気ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 カードの厚み分の間隙を有して対向する
    一対のカードガイド部材によりカード搬送路を形成し、
    カード搬送路上に磁気ヘッドを配設するとともに、カー
    ド搬送路に対して光学センサを配設したカードリーダに
    おいて、前記磁気ヘッドに、磁気ヘッドの読み取り位置
    と一致した位置に光学センサを一体化したことを特徴と
    する磁気カードリーダ。
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