JP2015195024A - カードリーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】国際規格に準拠する略長方形状のICカードを短手方向で取り込んで処理するカードリーダにおいて、外部接続端子の大きさが最小になっている場合に、金属検知機構の感度を下げても、金属検知機構での検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否かを適切に検知することが可能なカードリーダを提供する。【解決手段】このカードリーダは、カード2に形成される外部接続端子2b〜2iを検知するための金属検知機構10を備えており、カード挿入部4に形成されるカード通過路5の一端は、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入されたときにカード2の基準端面2jが接触する基準面5aとなっている。金属検知機構10のコアの軸心CLと基準面5aとのY方向における距離Lは、10.25mm以上12.25mm以下、または、17.87mm以上19.87mm以下となっている。【選択図】図2

Description

本発明は、ICチップが内蔵された接触式のICカードを処理するためのカードリーダに関する。
従来、ICチップが内蔵された接触式のICカードを処理するためのカードリーダが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のカードリーダで使用されるカードには、ICチップの外部接続端子が形成されている。また、特許文献1に記載のカードリーダは、カードが挿入される挿入口が形成されるカード挿入部を備えている。カード挿入部は、カードの外部接続端子を検知するための金属センサと、カードが通過するカード通過路を閉鎖するためのシャッタとを備えている。金属センサは、コアと、コアに巻回される励磁用コイルおよび検知用コイルとを備えている。この金属センサは、正しい向きで挿入口に挿入されたカード(すなわち、カードリーダ内でのカードの適切な処理が可能な向きで挿入口に挿入されたカード)の外部接続端子が通過する位置に配置されている。シャッタは、カードの挿入方向において、金属センサよりも奥側に配置されている。
特許文献1に記載のカードリーダでは、金属センサでの検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否か(すなわち、ICカードが挿入口に挿入されたか否か)を検知することが可能となっている。また、このカードリーダでは、カードが挿入口に挿入される前の待機状態において、シャッタはカード通過路を閉鎖しており、金属センサでの検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたことが検知されると、シャッタが開いて、カードリーダの内部にカードが取り込まれる。
ICチップが内蔵されたICカードの形状は、国際規格によって規定されており、国際規格に準拠するICカードは、四隅に丸みを持った略長方形状に形成されている。特許文献1に記載のカードリーダは、略長方形状に形成されるカード(ICカード)をその長手方向で取り込んでカードに対する処理を行う。また、従来、略長方形状に形成されるカード(ICカード)をその短手方向で取り込んでカードに対する処理を行うカードリーダが知られている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2に記載のカードリーダは、カードが挿入される挿入口が形成されるカード挿入部を備えている。このカード挿入部は、カードが通過するカード通過路を閉鎖するためのシャッタを備えている。
なお、ICカードに形成される外部接続端子の配置範囲は、国際規格「ISO/IEC7816−2」で規定されている。具体的には、国際規格「ISO/IEC7816−2」では、図7に示すように、カード2のおもて面2aに外部接続端子として形成される第1接続端子2b、第2接続端子2c、第3接続端子2d、第4接続端子2e、第5接続端子2f、第6接続端子2g、第7接続端子2hおよび第8接続端子2iの配置範囲が規定されており、第1〜第8接続端子2b〜2iの配置範囲は、カード2の長手方向の一端面2jおよびカード2の短手方向の一端面2kを基準にして、図7(B)に示す寸法となっている。図7(B)に示す寸法の単位は、mm(ミリメートル)であり、図示された寸法値で第1〜第8接続端子2b〜2iが形成されると、第1〜第8接続端子2b〜2iの大きさが最小になる。なお、カード2の中には、第4接続端子2eと第8接続端子2iとが形成されないものもある。
また、国際規格「ISO/IEC7816−2」に準拠するカード2では、図7(A)に示すように、カード2の長手方向の一端面2jと第1〜第4接続端子2b〜2eとの距離L1と、カード2の長手方向の他端面2nと第5〜第8接続端子2f〜2iとの距離L2とが異なっている。具体的には、距離L1は、距離L2よりも大幅に短くなっている。また、カード2の短手方向の一端面2kと、第1接続端子2bおよび第5接続端子2fとの距離L3と、カード2の短手方向の他端面2mと、第4接続端子2eおよび第8接続端子2iとの距離L4とが異なっている。具体的には、距離L3は、距離L4よりも短くなっている。
特開2003−337922号公報 特開2013−164675号公報
特許文献2に記載のカードリーダに、特許文献1に記載のカードリーダが有する金属センサを設ければ、特許文献2に記載のカードリーダにおいても、金属センサでの検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否か(すなわち、ICカードが挿入口に挿入されたか否か)を検知することが可能となる。具体的には、特許文献2に記載のカードリーダにおいて、正しい向きで挿入口に挿入されたカード(すなわち、カードリーダ内でのカードの適切な処理が可能な向きで挿入口に挿入されたカード)の外部接続端子が通過する位置に金属センサが配置されれば、特許文献2に記載のカードリーダにおいても、金属センサでの検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否かを検知することが可能となる。
ここで、特許文献1に記載のカードリーダのように、略長方形状に形成されるカードがその長手方向で取り込まれて処理されるカードリーダでは、カードが正しい向きで挿入口に挿入される場合、一般に、図8(A)に示すように、おもて面2aを上側に向けた状態で一端面2j側から(すなわち、図8(A)の矢印の方向へ)カード2が挿入される。また、上述のように、特許文献1に記載のカードリーダでは、金属センサは、正しい向きで挿入口に挿入されたカードの外部接続端子が通過する位置に配置されているため、特許文献1に記載のカードリーダにおいて、裏面2pを上側に向けた状態で他端面2n側から(すなわち、図8(B)の矢印の方向へ)カード2が挿入されても、金属センサが配置された位置をカード2の外部接続端子が通過する。
しかしながら、特許文献1に記載のカードリーダには、シャッタが設けられており、また、距離L1と距離L2とが大きく相違するため、図8(B)の矢印の方向へカード2が挿入されても、カード2の外部接続端子が、金属センサが配置された位置を通過する前に他端面2nがシャッタに当接する。したがって、このカードリーダでは、図8(B)の矢印の方向へカード2が挿入されても、金属センサでの検知結果に基づいて、挿入されたカード2の向きが正しくないことを検知することが可能である。
一方、特許文献2に記載のカードリーダのように、略長方形状に形成されるカードがその短手方向で取り込まれて処理されるカードリーダでは、カードが正しい向きで挿入口に挿入される場合、たとえば、図9(A)に示すように、おもて面2aを上側に向けた状態で一端面2k側から(すなわち、図9(A)の矢印の方向へ)カード2が挿入される。また、上述のように、特許文献2に記載のカードリーダにおいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否かを検知することを可能とするために、特許文献2に記載のカードリーダでは、金属センサが、正しい向きで挿入口に挿入されたカードの外部接続端子が通過する位置に配置される。そのため、このカードリーダにおいて、裏面2pを上側に向けた状態で他端面2m側から(すなわち、図9(B)の矢印の方向へ)カード2が挿入されても、金属センサが配置された位置をカード2の外部接続端子が通過する。
また、距離L3と距離L4とが大きく相違しないため、特許文献2に記載のカードリーダでは、シャッタが設けられていても、図9(B)の矢印の方向へ挿入されたカード2の他端面2mがシャッタに当接したときに、カード2の第1〜第8接続端子2b〜2iが金属センサによって検知されるおそれがある。したがって、特許文献2に記載のカードリーダに金属センサが設けられる場合には、裏面2pを上側に向けた状態で他端面2m側からカード2が挿入されたときにカード2の第1〜第8接続端子2b〜2iを金属センサが検知しないようにして、挿入されたカード2の向きが正しいか否かを検知することが可能となるように、金属センサの感度を下げる必要がある。
また、特許文献1に記載のカードリーダのように、略長方形状に形成されるカードがその長手方向で取り込まれて処理される場合には、第1〜第8接続端子2b〜2iの大きさが最小になっていても、カード2の短手方向において第1〜第4接続端子2b〜2eのそれぞれの間の間隔が狭く、同様に、第5〜第8接続端子2f〜2iのそれぞれの間の間隔も狭いため、カード2の短手方向(すなわち、カード2の厚さ方向とカード2の取込方向とに直交する方向)における金属センサの取付精度が比較的低くても、金属センサによって、第1〜第8接続端子2b〜2iを検知することが可能である。したがって、特許文献1に記載のカードリーダでは、金属センサの取付精度が比較的低くても、金属センサでの検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否かを検知することが可能である。
一方、特許文献2に記載のカードリーダのように、略長方形状に形成されるカードがその短手方向で取り込まれて処理される場合には、第1〜第8接続端子2b〜2iの大きさが最小になっていると、カード2の長手方向における第1〜第4接続端子2b〜2eと第5〜第8接続端子2f〜2iとの間の間隔が広いため、カード2の長手方向(すなわち、カード2の厚さ方向とカード2の取込方向とに直交する方向)における金属センサの取付精度が低いと、金属センサによって第1〜第8接続端子2b〜2iを検知することが困難になるおそれがある。たとえば、金属センサの取付精度が低くて、この金属センサのコアの軸心がカード2の長手方向において第1〜第4接続端子2b〜2eと第5〜第8接続端子2f〜2iとの間に配置されると、金属センサによって第1〜第8接続端子2b〜2iを検知することが困難になるおそれがあり、その結果、金属センサでの検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否かを検知することができないおそれがある。
また、上述のように、略長方形状に形成されるカードがその短手方向で取り込まれて処理されるカードリーダでは、裏面2pを上側に向けた状態で他端面2m側からカード2が挿入されたときにカード2の第1〜第8接続端子2b〜2iを金属センサが検知しないようにして、挿入されたカード2の向きが正しいか否かを検知することが可能となるように、金属センサの感度を下げる必要がある。そのため、第1〜第8接続端子2b〜2iの大きさが最小になっている場合に、カード2の長手方向における金属センサの取付精度が低いと、金属センサでの検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否かを検知することができなくなるおそれがより高くなる。
そこで、本発明の課題は、国際規格に準拠する略長方形状のICカードをその短手方向で取り込んで処理するカードリーダにおいて、外部接続端子の大きさが最小になっている場合に、金属検知機構の感度を下げても、金属検知機構での検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否かを適切に検知することが可能なカードリーダを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のカードリーダは、ICチップが内蔵されるとともに略長方形状に形成されるカードをその短手方向で取り込んでカードとデータの通信を行うカードリーダにおいて、カードが挿入される挿入口が形成されるカード挿入部を備え、カード挿入部は、カードのおもて面に形成されるICチップの外部接続端子を検知するための金属検知機構を備え、カード挿入部には、カードが通過するカード通過路が形成され、金属検知機構は、磁性材料で形成されるコアと、コアの軸心を巻回中心にしてコアに巻回される励磁用コイルおよび検知用コイルとを備える磁気式センサであり、挿入口に挿入されたカードの厚さ方向とカードの挿入方向とに直交する方向を第1方向とするとともに、カードの長手方向におけるカードの一方の端面を第1カード基準端面とし、カードの短手方向におけるカードの一方の端面を第2カード基準端面とすると、第1方向におけるカード通過路の一端は、正規のカードが傾きのない正しい姿勢で挿入口に挿入されたときに第1カード基準端面が接触する基準面となっており、第1方向における基準面とコアの軸心との距離は、10.25mm以上12.25mm以下、または、17.87mm以上19.87mm以下となっていることを特徴とする。
本発明のカードリーダでは、金属検知機構は、コアと、コアの軸心を巻回中心にしてコアに巻回される励磁用コイルおよび検知用コイルとを備える磁気式センサであり、第1方向におけるカード通過路の一端は、正規のカードが傾きのない正しい姿勢で挿入口に挿入されたときに第1カード基準端面が接触する基準面となっている。また、本発明では、第1方向における基準面とコアの軸心との距離は、10.25mm以上12.25mm以下、または、17.87mm以上19.87mm以下となっている。そのため、本発明では、国際規格「ISO/IEC7816−2」で規定されるカードが正しい向きで挿入口に挿入されたときに、コアの軸心の延長線上でカードの外部接続端子を通過させることが可能になる。具体的には、図7(B)を用いて説明すると、国際規格「ISO/IEC7816−2」で規定されるカード2が正しい向きで挿入口に挿入されたときに、コアの軸心の延長線上で、第1〜第4接続端子2b〜2e、または、第5〜第8接続端子2f〜2iを通過させることが可能になる。したがって、本発明では、第1〜第8接続端子2b〜2iの大きさが最小になっている場合に、磁気式センサの感度を下げても、磁気式センサによって、第1〜第4接続端子2b〜2eまたは第5〜第8接続端子2f〜2iを適切に検知することが可能になる。その結果、本発明では、外部接続端子の大きさが最小になっている場合に、金属検知機構である磁気式センサの感度を下げても、磁気式センサでの検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否かを適切に検知することが可能になる。
本発明において、第1方向における挿入口の幅は、カードの長手方向の幅よりも広くなっており、カード挿入部は、挿入口に挿入されるカードの、挿入方向における先端を検知するための先端検知機構を備え、先端検知機構は、挿入方向において、磁気式センサよりも奥側に配置され、正規のカードが正しい向きで挿入口に挿入される場合には、第2カード基準端面が挿入方向における奥側に配置されるとともに、第2カード基準端面が先端検知機構によって検知される前に、外部接続端子が磁気式センサによって検知され、第1方向における基準面とコアの軸心との距離は、17.87mm以上19.87mm以下となっていることが好ましい。
このように構成すると、第1方向における挿入口の幅がカードの長手方向の幅よりも広くなっているため、挿入口にカードを挿入しやすくなる。一方で、このように構成すると、第1方向における挿入口の幅がカードの長手方向の幅よりも広くなっているため、挿入口に挿入されるカードが傾きやすくなる。正しい向きで挿入されるカードの第1カード基準端面側が、カードの挿入方向における手前側となるようにカードが傾いているときには、第1方向における基準面とコアの軸心との距離が10.25mm以上12.25mm以下となっている場合と比較して、第1方向における基準面とコアの軸心との距離が17.87mm以上19.87mm以下となっていると、カードの挿入方向におけるカードの奥側の端面(カードの奥端面)が先端検知機構によって検知される前のより早いタイミングにおいて、金属検知機構である磁気式センサによって、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否かを検知することが可能になる。したがって、カードの奥端面が先端検知機構によって検知された後の、カードリーダでの所定の処理を迅速に行うことが可能になる。
本発明において、カードには、外部接続端子として、第1接続端子、第2接続端子、第3接続端子、第5接続端子、第6接続端子および第7接続端子が形成され、第1接続端子、第2接続端子および第3接続端子は、カードの短手方向において第2カード基準端面側からこの順番で配置されるとともに、カードの長手方向において同じ位置に配置され、第5接続端子は、カードの短手方向において第1接続端子と同じ位置に配置され、第6接続端子は、カードの短手方向において第2接続端子と同じ位置に配置され、第7接続端子は、カードの短手方向において第3接続端子と同じ位置に配置され、第5接続端子、第6接続端子および第7接続端子は、カードの長手方向において同じ位置に配置されるとともに、第1接続端子、第2接続端子および第3接続端子よりも第1カード基準端面から離れた位置に配置され、正規のカードが傾きのない正しい姿勢で挿入口に挿入される場合、第2カード基準端面が先端検知機構によって検知されたときに、コアの軸心と第6接続端子とがカードの厚さ方向において重なっていることが好ましい。
このように構成すると、正規のカードが傾きのない正しい姿勢で挿入口に挿入される場合、第2カード基準端面が先端検知機構によって検知されたときに、コアの軸心と第5接続端子とがカードの厚さ方向において重なっている場合と比較して、カードの奥端面が先端検知機構によって検知される前のより早いタイミングにおいて、金属検知機構である磁気式センサによって、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否かを検知することが可能になる。したがって、カードの奥端面が先端検知機構によって検知された後の、カードリーダでの所定の処理を迅速に行うことが可能になる。また、このように構成すると、正規のカードが傾きのない正しい姿勢で挿入口に挿入される場合、第2カード基準端面が先端検知機構によって検知されたときに、コアの軸心と第7接続端子とがカードの厚さ方向において重なっている場合と比較して、図9(B)の矢印の方向へカード2が挿入されるとともにカード2の他端面2mが先端検知機構によって検知されたときの第8接続端子2iとコアの軸心との、カードの挿入方向における距離を長くすることが可能になる。したがって、図9(B)の矢印の方向へカード2が挿入されたときであって、かつ、他端面2mが先端検知機構によって検知されたときに、金属検知機構によって外部接続端子が検知されるのを確実に防止することが可能になり、その結果、カードが正しい向きで挿入されたか否かをより適切に検知することが可能になる。
本発明において、カードには、複数の外部接続端子が形成され、カード挿入部は、挿入口に挿入されるカードの、挿入方向における先端を検知するための先端検知機構を備え、先端検知機構は、挿入方向において、磁気式センサよりも奥側に配置され、正規のカードが正しい向きで挿入口に挿入される場合には、第2カード基準端面が挿入方向における奥側に配置され、カードの短手方向の、第2カード基準面側の方向を第2方向とし、その反対側の方向を第3方向とすると、挿入方向における先端検知機構と磁気式センサとの距離は、最も第2方向側に配置される外部接続端子の第2方向側端と第2カード基準端面とのカードの短手方向における距離より長く、かつ、最も第3方向側に配置される外部接続端子の第3方向側端と第2カード基準端面とのカードの短手方向における距離よりも短くなっていることが好ましい。
この場合には、たとえば、先端検知機構は、発光素子と、発光素子からの光を受光する受光素子とを有する光学式センサであり、コアは、軸端コア部を有する薄板状に形成され、軸端コア部の端面は、カード通過路を通過するカードに対向する対向面となっており、軸端コア部の対向面は、長方形状に形成され、コアは、軸端コア部の対向面の長手方向と第1方向とが一致するように配置され、挿入方向における光学式センサと軸端コア部との距離は、最も第2方向側に配置される外部接続端子の第2方向側端と第2カード基準端面とのカードの短手方向における距離より長く、かつ、最も第3方向側に配置される外部接続端子の第3方向側端と第2カード基準端面とのカードの短手方向における距離よりも短くなっている。
以上のように、本発明では、国際規格に準拠する略長方形状のICカードをその短手方向で取り込んで処理するカードリーダにおいて、外部接続端子の大きさが最小になっている場合に、金属検知機構の感度を下げても、金属検知機構での検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカードが挿入口に挿入されたか否かを適切に検知することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるカードリーダの斜視図である。 図1に示すカード挿入部の概略構成を説明するための図である。 図1に示すカード挿入部の概略構成を説明するための図である。 図2に示す金属検知機構の構成を説明するための図である。 本発明の実施の形態にかかるカード挿入部と本発明の他の実施の形態にかかるカード挿入部との効果の相違を説明するための図である。 本発明の実施の形態にかかるカード挿入部と本発明の他の実施の形態にかかるカード挿入部との効果の相違を説明するための図である。 国際規格で規定されるICカードの外部接続端子の配置範囲等を説明するための図である。 従来技術の課題を説明するための図である。 従来技術の課題を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の斜視図である。
本形態のカードリーダ1は、カード2に記録されたデータの読取およびカード2へのデータの記録の少なくとも一方を行うための装置であり、ATM(Automated Teller Machine)等の所定の上位装置に搭載されて使用される。このカードリーダ1は、カード2が挿入される挿入口3が形成されるカード挿入部4を備えている。また、カードリーダ1の内部には、挿入口3から挿入されたカード2が通過するカード通過路5(図2参照)が形成されている。すなわち、カード挿入部4には、カード2が通過するカード通過路5が形成されている。カード通過路5は、挿入口3に繋がるように形成されている。また、カードリーダ1は、カード通過路5においてカード2を搬送するカード搬送機構を備えている。
カード2は、厚さが0.7〜0.8mm程度の塩化ビニール製のカードである。カード2の裏面2pには、磁気データが記録される磁気ストライプ(図示省略)が形成されている。また、本形態のカード2は、国際規格「ISO/IEC7816−2」に準拠したICカードであり、四隅に丸みを持った略長方形状に形成されている。また、カード2には、図示を省略するICチップが内蔵されるとともに、図7に示すように、カード2のおもて面2aには、外部接続端子として、第1接続端子2b、第2接続端子2c、第3接続端子2d、第4接続端子2e、第5接続端子2f、第6接続端子2g、第7接続端子2hおよび第8接続端子2iが形成されている。
上述のように、国際規格「ISO/IEC7816−2」では、第1〜第8接続端子2b〜2iの配置範囲が規定されており、第1〜第8接続端子2b〜2iの配置範囲は、カード2の長手方向の一端面2jおよびカード2の短手方向の一端面2kを基準にして、図7(B)に示す寸法となっている。また、本形態では、たとえば、図7(B)に示す寸法値で第1〜第8接続端子2b〜2iが形成されており、第1〜第8接続端子2b〜2iの大きさは最小になっている。
なお、図7等に示すように、第1〜第4接続端子2b〜2eは、カード2の短手方向において一端面2k側からこの順番で配置されるとともに、カード2の長手方向において同じ位置に配置されている。また、カード2の短手方向において、第5接続端子2fは、第1接続端子2bと同じ位置に配置され、第6接続端子2gは、第2接続端子2cと同じ位置に配置され、第7接続端子2hは、第3接続端子2dと同じ位置に配置され、第8接続端子2iは、第4接続端子2eと同じ位置に配置されている。また、第5〜第8接続端子2f〜2iは、カード2の長手方向において同じ位置に配置されるとともに、第1〜第4接続端子2b〜2eよりも一端面2jから離れた位置に配置されている。本形態の一端面2jは、カード2の長手方向におけるカード2の一方の端面である第1カード基準端面となっており、一端面2kは、カード2の短手方向におけるカード2の一方の端面である第2カード基準端面となっている。
本形態では、図1に示すX方向でカード2が搬送される。具体的には、X1方向にカード2が挿入されて取り込まれ、X2方向にカード2が排出される。すなわち、X方向は、カード2の搬送方向であり、X1方向は、カード2の挿入方向であり、X2方向は、カード2の排出方向である。また、X1方向側は、カード2の挿入方向における奥側である。また、本形態では、カード2の短手方向とX方向とが一致するように、カード2が、カードリーダ1に挿入されてカードリーダ1内で搬送される。すなわち、カードリーダ1は、カード2の短手方向でカード2を取り込んで、カード2とデータの通信を行う。
また、X方向に直交するZ方向は、カードリーダ1内に取り込まれたカード2の厚さ方向である。本形態では、Z方向と鉛直方向とが一致するようにカードリーダ1が配置されている。また、X方向とZ方向とに直交するY方向は、挿入口3に挿入されるカード2の幅方向であり、カードリーダ1の内部に傾きのない正しい姿勢で取り込まれたときのカード2の長手方向である。本形態のY方向は、挿入口3に挿入されるカード2の厚さ方向とカード2の挿入方向とに直交する第1方向となっている。なお、以下の説明では、X方向を「前後方向」、Y方向を「左右方向」、Z方向を「上下方向」とし、また、X1方向側を「奥(後ろ)」側、X2方向側を「前」側、Y1方向側を「右」側、Y2方向側を「左」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。
また、カードリーダ1は、上述の構成に加えて、カード2に当接してカード2に記録された磁気データの読取やカード2への磁気データの記録を行う磁気ヘッドと、カード2の搬送方向に直交する左右方向へ磁気ヘッドを移動させるヘッド移動機構と、カード2の外部接続端子(第1〜第8接続端子2b〜2i)に接触してデータの通信を行うためのIC接点ブロックと、IC接点ブロックを移動させる接点ブロック移動機構と、カードリーダ1の内部に取り込まれたカード2を位置決めするための位置決め機構とを備えている。
ヘッド移動機構は、磁気ヘッドが搭載されるキャリッジ、左右方向へキャリッジを案内するガイド軸、キャリッジを左右方向へ送るリードスクリュー、磁気ヘッドを上下動させるためのカム板、および、ガイド軸を中心とするキャリッジの回動を防止するための回動防止軸等を備えている。このヘッド移動機構は、磁気ヘッドを左右方向へ移動させるとともに、磁気ヘッドがカード2の磁気ストライプに当接可能な位置と磁気ヘッドがカード通過路5から退避する位置との間で磁気ヘッドを上下動させる。本形態のヘッド移動機構は、カード通過路5の下側へ磁気ヘッドを退避させる。
IC接点ブロックは、カード2の外部接続端子に接触する複数のIC接点バネ等を備えている。接点ブロック移動機構は、IC接点バネが外部接続端子に接触可能な位置と、IC接点バネがカード通過路5から退避する位置との間でIC接点ブロックを移動させる。本形態の接点ブロック移動機構は、カード通過路5の上側へIC接点バネを退避させる。位置決め機構は、カードリーダ1の内部に取り込まれたカード2の奥端が当接する位置決め部材等を備えている。この位置決め機構は、磁気ヘッドやIC接点ブロックがデータの読取や記録を行う際に、カード2を位置決めする。
(カード挿入部の構成)
図2、図3は、図1に示すカード挿入部4の概略構成を説明するための図である。図4は、図2に示す金属検知機構10の構成を説明するための図である。
カード挿入部4は、カードリーダ1の前面側部分を構成している。このカード挿入部4は、カード2の外部接続端子を検知するための金属検知機構10と、挿入口3に挿入されたカード2の奥端(すなわち、挿入方向におけるカード2の先端)を検知するための先端検知機構11と、カード通過路5を開閉するシャッタ部材12とを備えている。
左右方向における挿入口3の幅は、カード2の長手方向の幅よりも広くなっている。カード通過路5の左端は、挿入口3に挿入されたカード2の左端面が接触する基準面5aとなっている。すなわち、左右方向におけるカード通過路5の一端は、挿入口3に挿入されたカード2の左右方向における一端面が接触する基準面5aとなっている。基準面5aは、上下方向と前後方向とから構成されるZX平面と平行に形成されている。また、基準面5aは、カード通過路5で搬送されるカード2の搬送基準面となっている。カード挿入部4には、たとえば、板バネ等の付勢部材(図示省略)が配置されており、挿入口3に挿入されたカード2は、この付勢部材の付勢力によって、カード2の左端面が基準面5aに接触するように左方向へ付勢される。
本形態では、おもて面2aを上側に向けた状態でカード2の短手方向の一端面2k側からカード2が挿入口3に挿入される場合が、カード2が正しい向きで挿入口3に挿入される場合である。そのため、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入されるときには、おもて面2aが上側を向き、一端面2kが奥側に配置されるとともに、カード2の長手方向の一端面2jが基準面5aに当接する。なお、本明細書では、「カード2が正しい向きで挿入口3に挿入される」には、カード2の短手方向が前後方向に対して傾いた状態でカード2が挿入口3に挿入される場合も含まれる。一方、本明細書において、「カード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入される」とは、カード2が正しい向きで、かつ、カード2の短手方向が前後方向に対して傾いていない状態で、カード2が挿入口3に挿入されることを意味する。
先端検知機構11は、発光素子と、発光素子からの光を受光する受光素子とを有する光学式のセンサである。本形態の先端検知機構11は、透過型の光学式センサであり、カード通過路5を上下方向で挟むように発光素子と受光素子とが配置されている。先端検知機構11は、前後方向において、金属検知機構10よりも奥側に配置されている。なお、先端検知機構11は、反射型の光学式センサであっても良い。
金属検知機構10は、図4に示すように、磁性材料で形成されるコア15と、コア15の軸心CLを巻回中心にしてコア15に巻回される一対の励磁用コイル16、17および検知用コイル18とを備える磁気式センサである。コア15は、図4の紙面垂直方向を厚さ方向とする薄板状に形成されている。このコア15は、軸心CLの軸方向における略中央に配置される中央コア部15aと、軸心CLの軸方向において中央コア部15aの両端側のそれぞれに配置される一対の軸端コア部15bと、中央コア部15aと軸端コア部15bとの間に配置される鍔部15cとによって構成されている。軸心CLの軸方向における軸端コア部15bの端面は、長方形状に形成されている。
励磁用コイル16、17は、一対の軸端コア部15bのそれぞれに巻回されている。検知用コイル18は、中央コア部15aに巻回されている。励磁用コイル16、17の一端側は、可変抵抗20に接続されている。可変抵抗20は、交流電源21に接続されている。励磁用コイル16、17の他端側は、接地されている。検知用コイル18の両端部は、図示を省略する検知回路に接続されている。金属検知機構10は、励磁用コイル16、17が発生させる磁界の変化を検知用コイル18で検知することで、カード2の外部接続端子を検知する。
金属検知機構10は、カード通過路5の上側に配置されている。また、金属検知機構10は、コア15の軸心CLの軸方向と上下方向とが一致するように配置されており、軸心CLの軸方向における軸端コア部15bの端面は、カード通過路5を通過するカード2に対向する対向面となっている。上述のように、軸心CLの軸方向における軸端コア部15bの端面は、長方形状に形成されており、コア15は、軸心CLの軸方向における軸端コア部15bの端面の長手方向と左右方向とが一致するように配置されている。なお、コア15の形状は、上下方向から見たときに軸心CLを通過する前後方向に平行な直線に対して線対称な形状となっており、軸心CLは、軸端コア部15bの左右方向の中心位置にもなっている。
また、本形態では、左右方向における基準面5aとコア15の軸心CLとの距離Lは、17.87mm以上19.87mm以下となっている。すなわち、本形態では、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入されたときに、コア15の軸心CLの延長線上を第5〜第8接続端子2f〜2iが通過するように金属検知機構10が配置されている。たとえば、基準面5aと軸心CLとの距離Lは、18.87mmとなっている。
また、本形態では、正規のカード2が正しい向きで挿入口3に挿入された場合、カード2の一端面2kが先端検知機構11によって検知される前に、金属検知機構10によってカード2の外部接続端子が検知されるように、金属検知機構10が配置されている。具体的には、図2に示すように、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入された場合、一端面2kが先端検知機構11によって検知されたときに(より具体的には、先端検知機構11の発光素子と受光素子との間に一端面2kが到達したときに)、コア15の軸心CLと第6接続端子2gとが上下方向で重なるように、金属検知機構10が配置されており、一端面2kが先端検知機構11によって検知される前に、少なくとも、金属検知機構10によって第5接続端子2fが検知されている。すなわち、前後方向におけるコア15の軸心CLと先端検知機構11との距離は、カード2の一端面2kと第6接続端子2gとの距離と略等しくなっている。
すなわち、カード2の短手方向の、一端面2k側の方向を第2方向とし、その反対側の方向(他端面2m側の方向)を第3方向とすると、前後方向における先端検知機構11と金属検知機構10との距離は、最も第2方向側に配置される第1接続端子2bおよび第5接続端子2fの第2方向側端と一端面2kとのカード2の短手方向における距離L3よりも長く、かつ、最も第3方向側に配置される第4接続端子2eおよび第8接続端子2iの第3方向側端と一端面2kとのカード2の短手方向における距離L5(図7参照)よりも短くなっている。すなわち、前後方向における先端検知機構11と軸端コア部15bとの距離は、第1接続端子2bおよび第5接続端子2fの第2方向側端と一端面2kとのカード2の短手方向における距離L3よりも長く、かつ、第4接続端子2eおよび第8接続端子2iの第3方向側端と一端面2kとのカード2の短手方向における距離L5よりも短くなっている。
また、本形態では、正規のカード2が、裏面2pを上側に向けた状態でカード2の短手方向の他端面2m側から挿入口3に挿入された場合には、図3に示すように、他端面2mが先端検知機構11によって検知されたときに、第8接続端子2iは、前後方向において、金属検知機構10が配置された位置まで到達していない。そのため、本形態のカードリーダ1では、カード2の奥端面が先端検知機構11によって検知されたときの金属検知機構10での検知結果に基づいて、正規のカード2が正しい向きで挿入口3に挿入されたか否かを検知することが可能である。
シャッタ部材12は、前後方向において、先端検知機構11よりも奥側に配置されている。シャッタ部材12には、ソレノイド等を有する駆動機構(図示省略)が連結されている。シャッタ部材12は、カード通過路5に配置されてカード通過路5を閉鎖する閉鎖位置と、カード通過路5の下側に退避してカード通過路5を開放する開放位置との間で移動可能となっている。
(カードリーダの概略動作)
以上のように構成されたカードリーダ1では、挿入口3にカード2が挿入される前の待機時に、シャッタ部材12は閉鎖位置にあり、カード通過路5を閉鎖している。シャッタ部材12は、金属検知機構10および先端検知機構11での検知結果に基づいて、正規のカード2が正しい向きで挿入口3に挿入されたことが検知されると、開放位置へ移動する。また、正規のカード2が正しい向きで挿入口3に挿入されたことが検知されると、カード搬送機構がカード2を奥側へ搬送して、磁気ヘッドによる磁気データの読取、記録や、IC接点ブロックによるデータの読取、記録が行われる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入されたときに、コア15の軸心CLの延長線上を第5〜第8接続端子2f〜2iが通過するように配置されている。そのため、本形態では、第1〜第8接続端子2b〜2iの大きさが最小になっている場合に、磁気式センサである金属検知機構10の感度を下げても、金属検知機構10によって、第5〜第8接続端子2f〜2iを適切に検知することが可能になる。したがって、本形態では、カード2の外部接続端子が最小になっている場合に、金属検知機構10の感度を下げても、金属検知機構10での検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカード2が挿入口3に挿入されたか否かを適切に検知することが可能になる。
本形態では、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入された場合、一端面2kが先端検知機構11によって検知されたときに、コア15の軸心CLと第6接続端子2gとが上下方向で重なるように、金属検知機構10が配置されている。そのため、本形態では、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入された場合、一端面2kが先端検知機構11によって検知されたときに、コア15の軸心CLと第5接続端子2fとが上下方向で重なるように、金属検知機構10が配置されている場合と比較して、カード2の奥端面が先端検知機構11によって検知される前のより早いタイミングにおいて、金属検知機構10によって、外部接続端子が形成されたカード2が挿入口3に挿入されたか否かを検知することが可能になる。したがって、本形態では、カード2の奥端面が先端検知機構11によって検知された後の、カードリーダ1での所定の処理を迅速に行うことが可能になる。
また、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入された場合、一端面2kが先端検知機構11によって検知されたときに、コア15の軸心CLと第7接続端子2hとが上下方向で重なるように、金属検知機構10が配置されている場合と比較して、図9(B)の矢印の方向へカード2が挿入されるとともに他端面2mが先端検知機構11によって検知されたときの第8接続端子2iとコア15の軸心CLとの前後方向の距離を長くすることが可能になる。したがって、本形態では、図9(B)の矢印の方向へカード2が挿入されたときであって、かつ、他端面2mが先端検知機構11によって検知されたときに、金属検知機構10によって第8接続端子2iが検知されるのを確実に防止することが可能になり、その結果、カード2が正しい向きで挿入されたか否かをより適切に検知することが可能になる。
本形態では、左右方向における挿入口3の幅は、カード2の長手方向の幅よりも広くなっている。そのため、本形態では、カード2が短手方向でカードリーダ1に取り込まれる場合であっても、挿入口3にカード2を挿入しやすくなる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、左右方向における基準面5aとコア15の軸心CLとの距離Lは、17.87mm以上19.87mm以下となっている。この他にもたとえば、基準面5aと軸心CLとの距離Lは、10.25mm以上12.25mm以下となっていても良い。すなわち、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入されたときに、コア15の軸心CLの延長線上を第1〜第4接続端子2b〜2eが通過するように金属検知機構10が配置されても良い(図5(B)、図6(B)参照)。たとえば、基準面5aと軸心CLとの距離Lは、11.25mmとなっていても良い。この場合の金属検知機構10は、たとえば、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入された場合、一端面2kが先端検知機構11によって検知されたときに、コア15の軸心CLと第2接続端子2cとが上下方向で重なるように配置される。このようにしても、第1〜第8接続端子2b〜2iの大きさが最小になっている場合に、金属検知機構10の感度を下げても、金属検知機構10によって、第1〜第4接続端子2b〜2eを適切に検知することが可能になるため、金属検知機構10での検知結果に基づいて、外部接続端子が形成されたカード2が挿入口3に挿入されたか否かを適切に検知することが可能になる。
ただし、カードリーダ1では、左右方向における挿入口3の幅がカード2の長手方向の幅よりも広くなっており、カード2が傾きやすいため、基準面5aと軸心CLとの距離Lは、17.87mm以上19.87mm以下となっている方が好ましい。図5に示すように、正しい向きで挿入されるカード2の一端面2j側が手前側となるようにカード2が傾いており、傾きのない正しい姿勢でカード2が挿入されるときよりも金属検知機構10による外部接続端子の検知が遅れるときには、左右方向に基準面5aと軸心CLとの距離Lが10.25mm以上12.25mm以下となっている場合(図5(B)に示す場合)と比較して、左右方向における基準面5aと軸心CLとの距離Lが17.87mm以上19.87mm以下となっていると(図5(A)参照)、カード2の奥端面が先端検知機構11によって検知される前のより早いタイミングにおいて、金属検知機構11によって、外部接続端子が形成されたカード2が挿入口3に挿入されたか否かを検知することが可能になり、その結果、カード2の奥端面が先端検知機構11によって検知された後の、カードリーダ2での所定の処理を迅速に行うことが可能になるからである。
また、図6に示すように、図9(B)の矢印の方向へカード2が挿入されるとともに、カード2の他端面2n側が手前側となるようにカード2が傾いている場合に、他端面2mが先端検知機構11によって検知されたときを考えると、基準面5aと軸心CLとの距離Lが17.87mm以上19.87mm以下となっている場合の第8接続端子2iとの前後方向の距離は、基準面5aと軸心CLとの距離Lが10.25mm以上12.25mm以下となっている場合の第4接続端子2eと軸心CLとの前後方向の距離よりも長くなる。したがって、基準面5aと軸心CLとの距離Lが17.87mm以上19.87mm以下となっていると、図9(B)の矢印の方向へカード2が挿入されるとともに、カード2の他端面2n側が手前側となるようにカード2が傾いている場合に、他端面2mが先端検知機構11によって検知されたときの、金属検知機構10によるカード2の外部接続端子の検知を確実に防止することが可能になり、その結果、カード2が正しい向きで挿入されたか否かをより適切に検知することが可能になるからである。
上述した形態では、金属検知機構10は、コア15の軸心CLの軸方向と上下方向とが一致するように配置されている。この他にもたとえば、金属検知機構10は、左右方向から見たときに、上下方向に対してコア15の軸心CLが傾くように配置されても良い。この場合には、たとえば、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入された場合、一端面2kが先端検知機構11によって検知されたときに、軸心CLの延長線が第6接続端子2gを通過するように、金属検知機構10が配置される。
上述した形態では、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入された場合、一端面2kが先端検知機構11によって検知されたときに、コア15の軸心CLと第6接続端子2gとが上下方向で重なるように、金属検知機構10が配置されている。この他にもたとえば、正規のカード2が傾きのない正しい姿勢で挿入口3に挿入された場合、一端面2kが先端検知機構11によって検知されたときに、第5接続端子2f、第7接続端子2hまたは第8接続端子2iと、コア15の軸心CLとが上下方向で重なるように、金属検知機構10が配置されても良い。
上述した形態では、金属検知機構10は、一対の励磁用コイル16、17を備えているが、金属検知機構10が備える励磁用コイルの数は1個であっても良い。また、上述した形態では、先端検知機構11は、光学式のセンサであるが、先端検知機構11は、マイクロスイッチ等の機械式のセンサであっても良い。また、先端検知機構11は、カード2に接触して移動するレバー部材と、このレバー部材の動きを検知する光学式または機械式のセンサとから構成されても良い。また、上述した形態では、カード2の裏面2pに磁気ストライプが形成されているが、カード2の裏面2pに磁気ストライプが形成されなくても良い。
上述した形態では、カードリーダ1は、カード搬送機構を有するカード搬送式のカードリーダであるが、カードリーダ1は、カード搬送機構を有しない手動式のカードリーダであっても良い。たとえば、カードリーダ1は、いわゆるディップ式のカードリーダであっても良い。
1 カードリーダ
2 カード
2a おもて面
2b 第1接続端子(外部接続端子)
2c 第2接続端子(外部接続端子)
2d 第3接続端子(外部接続端子)
2e 第4接続端子(外部接続端子)
2f 第5接続端子(外部接続端子)
2g 第6接続端子(外部接続端子)
2h 第7接続端子(外部接続端子)
2i 第8接続端子(外部接続端子)
2j 一端面(第1カード基準端面)
2k 一端面(第2カード基準端面)
3 挿入口
4 カード挿入部
5 カード通過路
5a 基準面
10 金属検知機構(磁気式センサ)
11 先端検知機構(光学式センサ)
15 コア
15b 軸端コア部
16、17 励磁用コイル
18 検知用コイル
CL 軸心
L 第1方向における基準面とコアの軸心との距離
X1 カードの挿入方向
Y 第1方向
Z カードの厚さ方向

Claims (6)

  1. ICチップが内蔵されるとともに略長方形状に形成されるカードをその短手方向で取り込んで前記カードとデータの通信を行うカードリーダにおいて、
    前記カードが挿入される挿入口が形成されるカード挿入部を備え、
    前記カード挿入部は、前記カードのおもて面に形成される前記ICチップの外部接続端子を検知するための金属検知機構を備え、
    前記カード挿入部には、前記カードが通過するカード通過路が形成され、
    前記金属検知機構は、磁性材料で形成されるコアと、前記コアの軸心を巻回中心にして前記コアに巻回される励磁用コイルおよび検知用コイルとを備える磁気式センサであり、
    前記挿入口に挿入された前記カードの厚さ方向と前記カードの挿入方向とに直交する方向を第1方向とするとともに、前記カードの長手方向における前記カードの一方の端面を第1カード基準端面とし、前記カードの短手方向における前記カードの一方の端面を第2カード基準端面とすると、
    前記第1方向における前記カード通過路の一端は、正規の前記カードが傾きのない正しい姿勢で前記挿入口に挿入されたときに前記第1カード基準端面が接触する基準面となっており、
    前記第1方向における前記基準面と前記コアの軸心との距離は、10.25mm以上12.25mm以下、または、17.87mm以上19.87mm以下となっていることを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記第1方向における前記挿入口の幅は、前記カードの長手方向の幅よりも広くなっており、
    前記カード挿入部は、前記挿入口に挿入される前記カードの、前記挿入方向における先端を検知するための先端検知機構を備え、
    前記先端検知機構は、前記挿入方向において、前記磁気式センサよりも奥側に配置され、
    正規の前記カードが正しい向きで前記挿入口に挿入される場合には、前記第2カード基準端面が前記挿入方向における奥側に配置されるとともに、前記第2カード基準端面が前記先端検知機構によって検知される前に、前記外部接続端子が前記磁気式センサによって検知され、
    前記第1方向における前記基準面と前記コアの軸心との距離は、17.87mm以上19.87mm以下となっていることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 前記カードには、前記外部接続端子として、第1接続端子、第2接続端子、第3接続端子、第5接続端子、第6接続端子および第7接続端子が形成され、
    前記第1接続端子、前記第2接続端子および前記第3接続端子は、前記カードの短手方向において前記第2カード基準端面側からこの順番で配置されるとともに、前記カードの長手方向において同じ位置に配置され、
    前記第5接続端子は、前記カードの短手方向において前記第1接続端子と同じ位置に配置され、前記第6接続端子は、前記カードの短手方向において前記第2接続端子と同じ位置に配置され、前記第7接続端子は、前記カードの短手方向において前記第3接続端子と同じ位置に配置され、
    前記第5接続端子、前記第6接続端子および前記第7接続端子は、前記カードの長手方向において同じ位置に配置されるとともに、前記第1接続端子、前記第2接続端子および前記第3接続端子よりも前記第1カード基準端面から離れた位置に配置され、
    正規の前記カードが傾きのない正しい姿勢で前記挿入口に挿入される場合、前記第2カード基準端面が前記先端検知機構によって検知されたときに、前記コアの軸心と前記第6接続端子とが前記カードの厚さ方向において重なっていることを特徴とする請求項2記載のカードリーダ。
  4. 前記カードには、複数の前記外部接続端子が形成され、
    前記カード挿入部は、前記挿入口に挿入される前記カードの、前記挿入方向における先端を検知するための先端検知機構を備え、
    前記先端検知機構は、前記挿入方向において、前記磁気式センサよりも奥側に配置され、
    正規の前記カードが正しい向きで前記挿入口に挿入される場合には、前記第2カード基準端面が前記挿入方向における奥側に配置され、
    前記カードの短手方向の、前記第2カード基準面側の方向を第2方向とし、その反対側の方向を第3方向とすると、
    前記挿入方向における前記先端検知機構と前記磁気式センサとの距離は、最も前記第2方向側に配置される前記外部接続端子の前記第2方向側端と前記第2カード基準端面との前記カードの短手方向における距離より長く、かつ、最も前記第3方向側に配置される前記外部接続端子の前記第3方向側端と前記第2カード基準端面との前記カードの短手方向における距離よりも短くなっていることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  5. 前記先端検知機構は、発光素子と、前記発光素子からの光を受光する受光素子とを有する光学式センサであり、
    前記コアは、軸端コア部を有する薄板状に形成され、
    前記軸端コア部の端面は、前記カード通過路を通過する前記カードに対向する対向面となっており、
    前記軸端コア部の前記対向面は、長方形状に形成され、
    前記コアは、前記軸端コア部の前記対向面の長手方向と前記第1方向とが一致するように配置され、
    前記挿入方向における前記光学式センサと前記軸端コア部との距離は、最も前記第2方向側に配置される前記外部接続端子の前記第2方向側端と前記第2カード基準端面との前記カードの短手方向における距離より長く、かつ、最も前記第3方向側に配置される前記外部接続端子の前記第3方向側端と前記第2カード基準端面との前記カードの短手方向における距離よりも短くなっていることを特徴とする請求項4記載のカードリーダ。
  6. 前記カードには、前記外部接続端子として、第1接続端子、第2接続端子、第3接続端子、第5接続端子、第6接続端子および第7接続端子が形成され、
    前記第1接続端子、前記第2接続端子および前記第3接続端子は、前記カードの短手方向において前記第2カード基準端面側からこの順番で配置されるとともに、前記カードの長手方向において同じ位置に配置され、
    前記第5接続端子は、前記カードの短手方向において前記第1接続端子と同じ位置に配置され、前記第6接続端子は、前記カードの短手方向において前記第2接続端子と同じ位置に配置され、前記第7接続端子は、前記カードの短手方向において前記第3接続端子と同じ位置に配置され、
    前記第5接続端子、前記第6接続端子および前記第7接続端子は、前記カードの長手方向において同じ位置に配置されるとともに、前記第1接続端子、前記第2接続端子および前記第3接続端子よりも前記第1カード基準端面から離れた位置に配置され、
    正規の前記カードが傾きのない正しい姿勢で前記挿入口に挿入される場合、前記第2カード基準端面が前記先端検知機構によって検知されたときに、前記コアの軸心と前記第6接続端子とが前記カードの厚さ方向において重なっていることを特徴とする請求項4または5記載のカードリーダ。
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