JP2024060785A - カードリーダ - Google Patents

カードリーダ Download PDF

Info

Publication number
JP2024060785A
JP2024060785A JP2022168292A JP2022168292A JP2024060785A JP 2024060785 A JP2024060785 A JP 2024060785A JP 2022168292 A JP2022168292 A JP 2022168292A JP 2022168292 A JP2022168292 A JP 2022168292A JP 2024060785 A JP2024060785 A JP 2024060785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
card reader
communication
module
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022168292A
Other languages
English (en)
Inventor
崚太 原
Ryota Hara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Nidec Instruments Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Instruments Corp filed Critical Nidec Instruments Corp
Priority to JP2022168292A priority Critical patent/JP2024060785A/ja
Priority to CN202311359944.3A priority patent/CN118428379A/zh
Publication of JP2024060785A publication Critical patent/JP2024060785A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Conveying Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】非接触通信でカード情報を読み取る機能をモジュール化して搭載するカードリーダを提供すること。
【解決手段】カードリーダ1は、カード挿入口11を備えるカードリーダ本体5と、カードリーダ本体5に取り付けられてカード挿入口11を覆う非接触読取モジュール6と、を有する。カードリーダ本体5は、カード2に接触する接触型読取部と接触型読取部を駆動してカード情報を読み取って暗号化する本体側制御部25を備える。非接触読取モジュール6は、非接触通信用のアンテナ30を備える非接触通信基板31、アンテナ30を介した非接触通信によりカード情報を読み取って暗号化するモジュール側制御部32、カード2を挿入可能な開口部8を備えるケース34、およびケース34内に開口部8とカード挿入口11とを連通させる連通路35を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、非接触通信によりカード情報を読み取るカードリーダに関する。
磁気ストライプやICチップを備えるカードのカード情報を読み取るカードリーダは、特許文献1に記載されている。同文献のカードリーダは、カード挿入口を備えるカードリーダ本体を備える。カードリーダ本体は、磁気ストライプからカード情報を読み取るための磁気ヘッドと、ICチップからカード情報を読み取るためのIC接点ブロックと、を備える。また、カードリーダ本体は、カード挿入口から磁気ヘッドおよびIC接点ブロックを経由して延びるカード搬送路と、カード搬送路に沿ってカードを搬送するカード搬送機構と、を備える。カードリーダ本体は、カード挿入口にカードが挿入されると、カードをカード搬送路に沿って搬送し、磁気ストライプまたはICチップからカード情報を読み取る。また、カードリーダは、カードから読み取ったカード情報を上位機器に送信する。
近年、非接触通信が可能な非接触式ICチップを備えるカードが登場している。磁気ストライプおよびICチップからのカード情報の読み取りに加えて非接触式ICチップからカード情報を読み取るカードリーダは、特許文献2に記載されている。同文献のカードリーダは、カード挿入口を備えるカードリーダ本体に、非接触式ICチップとの間で非接触通信を行うためのアンテナを備える。アンテナは、カード挿入口が形成されたベゼル部に組み込まれている。
特開2017-41051号公報 特開2021-57725号公報
ここで、磁気ストライプまたはICチップからカード情報の読み取りを行う特許文献1のカードリーダ本体に対して非接触式ICチップからのカード情報を読み取る機能を後付けで追加できれば、カードリーダによる読み取り媒体の種類を増やすことが容易となる。
以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、非接触通信でカード情報を読み取る機能をモジュール化して搭載するカードリーダを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様のカードリーダは、カード挿入口を備えるカードリーダ本体と、前記カードリーダ本体に取り付けられて前記カード挿入口を覆う非接触読取モジュールと、を有し、前記カードリーダ本体は、前記カード挿入口に挿入されたカードに接触する接触型読取部と、前記接触型読取部を駆動して前記カードのカード情報を読み取って暗号化する本体側制御部と、を備え、前記非接触読取モジュールは、非接触通信用のアンテナを備える非接触通信基板と、前記アンテナを介した非接触通信により前記カードから前記カード情報を読み取って暗号化するモジュール側制御部と、前記カードを挿入可能な開口部を備え前記非接触通信基板および前記モジュール側制御部を収容するケースと、前記ケース内に前記開口部と前記カード挿入口とを連通させる連通路と、を備えることを特徴とする。
本態様は、アンテナを備える非接触通信基板と、アンテナを介した非接触通信によりカードからカード情報を読み取って暗号化するモジュール側制御部とをケースに収容した非接触読取モジュールを有する。従って、接触型読取部と、接触型読取部によりカードのカード情報を読み取って暗号化する本体側制御部とを備えるカードリーダ本体に非接触読取モジュールを取り付けることにより、非接触通信によりカード情報を読み取る機能を追加することができる。また、非接触読取モジュールはカードリーダ本体に取り付けられてカード挿入口を覆うが、非接触読取モジュールのケースはカードを挿入可能な開口部を備えており、ケース内には開口部とカード挿入口とを連通させる連通路を備える。従って、非接触読取モジュールをカード挿入口を覆う状態でカードリーダ本体に取りけた場合でも、カードリーダ本体のカード挿入口にカードを挿入することができる。また、非接触読取モジュールはカードリーダ本体において、カード挿入口の前側に取り付けられることになるので、カードを非接触読取モジュールにかざしてカードリーダにカード情報を読み取らせることが容易である。
本態様において、前記カードリーダ本体は、前記本体側制御部が前記カード情報を暗号化した暗号化情報を外部の機器に送信する通信部を備え、前記モジュール側制御部は、配線により、前記通信部と通信可能に接続され、前記通信部は、前記モジュール側制御部が前記カード情報を暗号化した暗号化情報を外部の機器に送信することが望ましい。このようにすれば、カード情報を暗号化した暗号化情報を外部の機器に送信する通信部を、非接触読取モジュールの側に搭載する必要がない。
本態様において、前記非接触通信基板は、その厚み方向を前記連通路の延設方向に向けて前記ケース内に配置され、前記延設方向から見た場合に、前記開口部と重なる基板貫通孔を備え、前記連通路は、前記基板貫通孔を経由して延びており、前記アンテナは、前記基板貫通孔を囲むものとすることができる。このようにすれば、アンテナを比較的広い範囲に敷設できる。
本態様において、前記ケースは、樹脂製であり、前記非接触通信基板は、前記ケースに内側から溶着されているものとすることができる。このようにすれば、非接触通信に干渉する恐れのある金属製のねじなどを使用することなく、非接触通信基板をケースに固定できる。
本態様において、前記接触型読取部は、前記カードのICチップに接触する接点ブロックであるものとすることができる。
本態様において、前記接触型読取部は、前記カードの磁気ストライプに接触する磁気ヘッドであるものとすることができる。
本発明では、アンテナを備える非接触通信基板と、アンテナを介した非接触通信によりカードからカード情報を読み取って暗号化するモジュール側制御部とをケースに収容した非接触読取モジュールを有する。従って、非接触読取モジュールをカードリーダ本体に取り付けることにより、接触型読取部と接触型読取部によりカードのカード情報を読み取って暗号化する本体側制御部とを備えるカードリーダ本体に、非接触通信によりカード情報を読み取る機能を追加できる。
カードリーダの斜視図である。 カードリーダの読取対象となるカードの説明図である。 カードリーダの正面図である。 カードリーダの縦断面図である。 カードリーダ本体から非接触通信読取モジュールを分離させた状態を前側から見た場合のカードリーダに斜視図である。 カードリーダ本体から非接触通信読取モジュールを分離させた状態を後側から見た場合のカードリーダに斜視図である。 カードリーダの制御系の概略ブロック図である。 非接触読取モジュールを下方から見た場合の斜視図である。 ケースを取り外した非接触読取モジュールの分解斜視図である。 非接触通信基板、モジュール側制御基板、下側連通路区画部材および上側連通路区画部材の分解斜視図である。 モジュール側制御基板、下側連通路区画部材、上側連通路区画部材、およびシャッタを上側から見た場合の分解斜視図である。 モジュール側制御基板、下側連通路区画部材、上側連通路区画部材、およびシャッタの分解斜視図である。 下側連通路区画部材およびシャッタの分解斜視図である。 シャッタを下側から見た場合の斜視図である。 カードがシャッタのカード当接部に当接した状態の説明図である。 シャッタが開位置に配置された状態のカードリーダの部分断面図である。
(全体構成)
以下に、図面を参照しながら、本発明を適用したカードリーダの実施形態を説明する。図1は、カードリーダの斜視図である。図2は、カードリーダの読取対象となるカードの説明図である。図3は、カードリーダの正面図である。図4は、カードリーダの縦断面図である。図5は、カードリーダ本体から非接触通信読取モジュールを分離させた状態を前側から見た場合のカードリーダに斜視図である。図6は、カードリーダ本体から非接触通信読取モジュールを分離させた状態を後側から見た場合のカードリーダに斜視図である。
図1に示すカードリーダ1は、磁気ストライプ2aを備えるカード2から磁気ストライプ2aに記録されたカード情報を読み取って上位機器3に送信する。また、カードリーダ1は、ICチップ2bを備えるカード2から、ICチップ2bに記録されたカード情報を読み取って、上位機器3に送信する。さらに、カードリーダ1は、非接触通信が可能なICチップ2bを備えるカード2から、非接触通信によりICチップ2bに記録されたカード情報を読み取って、上位機器3に送信する。また、カードリーダ1は、上位機器3から書込情報を受信した場合には、磁気ストライプ2a、ICチップ2b、非接触通信が可能なICチップ2bに、書込情報を書き込む。
図2に示しように、カードリーダ1の読取対象となるカード2は、厚さ寸法が0.7~0.8mm程度の略長方形形状のものである。カード2は、塩化ビニール製であり、カード2の裏面には、磁気ストライプ2aが形成されている。また、カード2には、ICチップ2bが内蔵されている。カード2の表面にはICチップ2bの外部接続端子2cが形成されている。本例では、ICチップ2bは、NFC(Near Field Communication)などの無線による非接触通信が可能である。なお、カード2には、非接触通信が可能なICチップ2bが、外部接続端子2cが形成されるICチップ2bとは別に、内蔵されている場合がある。
図1に示すように、カードリーダ1は、カードリーダ本体5と、カードリーダ本体5の前側に取り付けられた非接触読取モジュール6と、カードリーダ本体5と非接触読取モジュール6とを接続する配線7と、を備える。図3に示すように、カードリーダ1の前面、すなわち、非接触読取モジュール6の前面には、前側からカード2を挿入可能な開口部8
が設けられている。以下の説明では、互いに直交する3方向をカードリーダ1の前後方向X、幅方向Y、上下方向Zとする。前後方向Xは、非接触読取モジュール6とカードリーダ本体5とが配列された配列方向である。また、前後方向Xにおいて、非接触読取モジュール6が位置する側をカードリーダ1の前方X1とし、カードリーダ本体5が位置する側を後方X2とする。
(カードリーダ本体)
図5に示すように、カードリーダ本体5は、その前面に、カード挿入口11を備える。また、カードリーダ本体5は、その前面におけるカード挿入口11の下方Z1に隣合う位置に、下側連結部12を備える。下側連結部12は、幅方向Yに配列された複数の突出部12aを備える。各突出部12aは、前方X1に向かって先細りとなる形状を備える。さらに、カードリーダ本体5は、その前面におけるカード挿入口11の上方Z2に隣り合う位置に、上側連結部13を備える。上側連結部13は、幅方向Yに配列された複数の突出部13aを備える。各突出部13aは、前方X1に向かって先細りとなる形状を備える。
また、カードリーダ本体5は、その前面の下端部分に、非接触読取モジュール6を前側から固定するための、固定部14を備える。固定部14は、厚み方向を前後方向Xに向けた板金からなる。固定部14は、幅方向Yで離間する2つのねじ穴14aを備える。
さらに、カードリーダ本体5は、図4に示すように、内部に、磁気ストライプ2aからカード情報を読み取るための磁気ヘッド16(接触型読取部)と、ICチップ2bからカード情報を読み取るためのIC接点ブロック17(接触型読取部)と、を備える。また、カードリーダ本体5は、カード挿入口11から後方X2に直線状に延びるカード搬送路18を備える。カード搬送路18は、磁気ヘッド16による第1情報読取位置R1と、IC接点ブロック17による第2情報読取位置R2を経由して前後方向Xに延びる。磁気ヘッド16は、カード搬送路18に下方Z1から対向し、IC接点ブロック17は、カード搬送路18に上方Z2から対向する。
さらに、カードリーダ本体5は、カード搬送路18の前端部分にカード挿入センサ19を備える。また、カードリーダ本体5は、カード挿入口11から挿入されたカード2をカード搬送路18に沿ってカード2を搬送するカード搬送機構21を備える。カード挿入センサ19は、光学的或いは機械的に、カード挿入口11へのカード2の挿入を検出する。カード搬送機構21は、駆動源として、モータ22を備える。カード搬送機構21は、カード搬送路18に挿入されたカード2を、カード搬送路18に沿って、前方X1および後方X2に搬送する。また、カードリーダ本体5は、カード搬送路18の下方Z1に、制御基板23を備える。図1に示すように、制御基板23には、コネクタ24が設けられている。
(カードリーダ本体の制御系)
図7は、カードリーダ1の制御系の概略ブロック図である。図7に示すように、カードリーダ本体5の制御系は、制御基板23上に構成された本体側制御部25を中心に構成される。本体側制御部25は、CPUおよびメモリを備える。本体側制御部25の入力側には、カード挿入センサ19が接続されている。本体側制御部25の出力側には、モータ22が接続されている。また、本体側制御部25には、磁気ヘッド16およびIC接点ブロック17が通信可能に接続されている。さらに、本体側制御部25には、通信部26が通信可能に接続されている。
本体側制御部25は、情報読取制御部27と、暗号化制御部28と、を備える。情報読取制御部27は、カード挿入センサ19がカード搬送路18へのカード2の挿入を検出すると、モータ22を駆動して、カード2をカード搬送路18に沿って後方X2に搬送する
。また、情報読取制御部27は、磁気ヘッド16を駆動して、第1読取位置を経由するカード2からカード情報を読み取る。さらに、情報読取制御部27は、IC接点ブロック17を駆動して、第2情報読取位置R2に到達したカード2からカード情報を読み取る。また、情報読取制御部27は、カード2からのカード情報の読取が完了すると、モータ22を逆方向に駆動し、カード2を前方X1に搬送して、カード挿入口11から排出する。
暗号化制御部28は、情報読取制御部27がカード情報を読み取ると、カード情報を暗号化した暗号化情報を生成する。また、暗号化制御部28は、暗号化情報を通信部26に入力する。
通信部26は、カードリーダ1と上位機器3とを通信可能に接続する。通信部26は、本体側制御部25から暗号化情報が入力されると、通信回線などを介して、暗号化情報を上位機器3に送信する。
なお、カード2に対する書込情報が上位機器3から通信部26を介して本体側制御部25に入力されると、情報読取制御部27は、モータ22を駆動してカード2を第2読取位置に搬送し、接点ブロックを駆動してICチップ2bに書込情報を書き込む。また、情報読取制御部27は、モータ22を駆動してカード2を第1読取位置を経由するように搬送し、磁気ヘッド16を駆動して磁気ストライプ2aに書込情報を書き込む。
(非接触読取モジュール)
図8は、非接触読取モジュール6を下方Z1から見た場合の斜視図である。図9は、ケースを取り外した非接触読取モジュール6の分解斜視図である。図10は、非接触通信基板、モジュール側制御基板33、下側連通路区画部材および上側連通路区画部材の分解斜視図である。図11は、モジュール側制御基板33、下側連通路区画部材、上側連通路区画部材、およびシャッタを上側から見た場合の分解斜視図である。図12は、モジュール側制御基板33、下側連通路区画部材、上側連通路区画部材、およびシャッタの分解斜視図である。図13は、下側連通路区画部材およびシャッタの分解斜視図である。図14は、シャッタを下側から見た場合の斜視図である。
図1、図3、図8に示すように、非接触読取モジュール6は、全体として、前後方向Xに扁平な直方体形状をしている。非接触読取モジュール6の前後方向Xの寸法は、カード2の長手方向の寸法よりも短い。図1に示すように、非接触読取モジュール6は、カードリーダ本体5の前方X1に取り付けられて、カードリーダ本体5のカード挿入口11を覆う。
図9に示すように、非接触読取モジュール6は、非接触通信用のアンテナ30を備える非接触通信基板31と、アンテナ30を介した非接触通信によりカード2からカード情報を読み取って暗号化するモジュール側制御部32を備えるモジュール側制御基板33と、非接触通信基板31およびモジュール側制御部32を収容するケース34と、を備える。開口部8は、ケース34に設けられている。また、非接触読取モジュール6は、図4に示すように、ケース34内において開口部8とカードリーダ本体5のカード挿入口11とを連通させる連通路35と、連通路35を開閉するシャッタ機構36と、を備える。
ケース34は樹脂製である。図8、図9に示すように、ケース34は、前後方向Xに延びる矩形の枠部37と、枠部37の前方X1の開口を封鎖する矩形の前板部38と、を備える。枠部37は、上下方向Zで対向する底板部39および天井板部40と、幅方向Yで対向する一対の側板部41とを備える。図8に示すように、底板部39の後端部分は、幅方向Yの全域に渡って後方X2から切り欠かれた切欠き部42を備える。切欠き部42は、中央に、その両側と比較して切欠き幅の大きい幅広切欠き部分42aを備える。また、
底板部39は、幅広切欠き部分42aの両側に、下方Z1に突出するモジュール側固定部43を備える。各モジュール側固定部43には、前後方向Xに貫通する第1固定ねじ用貫通孔43aが設けられている。さらに、底板部39は、各モジュール側固定部43の前側に、それぞれ上下方向Zに貫通する第1開口39a(ケース貫通孔)を備える。また、一方の側板部41は、幅方向Yに貫通する第2開口41aを備える。
図9に示すように、開口部8は、前板部38に設けられている。連通路35は、連通路35を下側から区画する下側連通路区画部材45と、下側連通路区画部材45に上方Z2から重ねられて連通路35を上側から区画する上側連通路区画部材46と、によって区画される。
ここで、連通路35を開閉するシャッタ機構36は、図11から図14に示すように、シャッタ48と、シャッタ48を、連通路35を閉じる閉位置48Aと、連通路35を開く開位置48Bとの間を移動可能に支持するシャッタ支持機構49と、シャッタ48を閉位置48Aに付勢する付勢部材と、を備える。付勢部材は、コイルバネ50である(図12参照)。
図13、図14に示すように、シャッタ48は、幅方向Yに延びる長方形形状の封鎖板部51と、封鎖板部51の幅方向Yの中央部分から上方Z2に延びる上側板部52と、封鎖板部51から後方X2に延びるフレーム部53と、封鎖板部51の幅方向Yの両側に設けられたカード当接部54と、を備える。上側板部52は、封鎖板部51から連続して上方Z2に延びる延設板部分52aと、延設板部分52aの上端部分から前方X1に突出する突出板部分52bと、を備える。また、シャッタ48は、封鎖板部51の幅方向Yの両側から前方X1に突出して各カード当接部54の前方X1に位置する腕部55と、フレーム部53の後端部分から幅方向Yの両側に突出する一対の回転軸56と、を備える。回転軸56は、各回転軸56は、幅方向Yに延びる。各回転軸56は、幅方向Yにおいて、一対のカード当接部54および腕部55の外側に位置する。各回転軸56は、円形の断面形状を備える。各回転軸56の軸線L0は、幅方向Yに延びる。
図11に示すように、シャッタ48は、下側連通路区画部材45に載置される。下側連通路区画部材45は、シャッタ支持機構49を兼ねる。図4、図12に示すように、コイルバネ50は、コイルバネ50は、上下方向Zで下側連通路区画部材45とシャッタ48のフレーム部53との間に配置される。
図13に示すように、下側連通路区画部材45は、上下方向Zおよび幅方向Yに広がる第1板部58と、板部の上端部分から前方X1に延びる第1前側延設部59と、第1板部58の上端部分から後方X2の突出する第1連結部60と、を備える。図12に示すように、第1板部58において、第1前側延設部59および第1連結部60よりも下方Z1に突出する突出部分には、幅方向Yで離間する2か所に、前後方向Xに貫通する第2固定ねじ用貫通孔58aが設けられている。
図13に示すように、下側連通路区画部材45(第1板部58、第1前側延設部59、第1連結部60)の上面の幅方向Yの中央部分は、連通路35を下側から規定する下側連通路規定部分61である。下側連通路規定部分61の上面は、連通路35の底面となる。下側連通路区画部材45における下側連通路規定部分61の両側は、上側連通路区画部材46を支持する支持部分62である。支持部分62の上面は、下側連通路規定部分61の上面よりも所定寸法だけ上方Z2に位置する。所定寸法は、カード2の厚さ寸法よりも大きい。
第1前側延設部59における下側連通路規定部分61(幅方向Yの中央部分)は、櫛歯
状である。すなわち、第1前側延設部59における下側連通路規定部分61は、下側連通路区画部材45の前端から後方X2に向かって第1板部58まで延びて上下方向Zに貫通する複数のスリット63を備える。第1前側延設部59における下側連通路規定部分61の幅方向Yの両端部には、シャッタ48の幅方向Yの両側に設けられたカード当接部54の下端部分を収容可能な凹部64がそれぞれ設けられている。
第1連結部60における下側連通路規定部分61は、第1板部58から後方X2に突出する複数の突出部60aを備える。複数の突出部60aは幅方向Yに配列されている。各突出部60aは、後方X2に向かって先細りとなる形状を備える。各突出部60aの上面は、後方X2に向かって僅かに下方Z1に傾斜する。
下側連通路区画部材45において下側連通路規定部分61の幅方向Yの両側に位置する各支持部分62は、その上面において幅方向Yから見た場合に第1板部58および第1連結部60と重なる位置に、それぞれ、シャッタ48の回転軸56を回転可能に支持する回転軸支持用凹部65を備える。回転軸支持用凹部65は、内壁面に、シャッタ48の回転軸56の外周面に沿って下方Z1に窪む湾曲形状の内壁面部分を備える。ここで、図1に示すように、シャッタ48は、幅方向Yの両側に設けられた回転軸56が回転軸支持用凹部65に挿入されることにより、閉位置48Aと開位置48Bとの間を移動可能な状態で、下側連通路区画部材45に支持される。シャッタ48が閉位置48Aと開位置48Bとの間を移動する際に、シャッタ48は、各回転軸56の軸線L0回りに回転する。
図12に示すように、上側連通路区画部材46は、上下方向Zおよび幅方向Yに広がる第2板部71と、第2板部71の下端部分から前方X1に延びる第2前側延設部72と、第2板部71の下端部分から後方X2の突出する第2連結部73と、を備える。従って、第2板部71は、第2前側延設部72および第2連結部73よりも上方Z2に延びる。上側連通路区画部材46(第2板部71、第2前側延設部72、第2連結部73)の下面の幅方向Yの中央部分は、連通路35を上側から規定する上側連通路規定部分74である。上側連通路区画部材46における上側連通路規定部分74の両側は、下側連通路区画部材45の支持部分62に載置される載置部分75である。
第2前側延設部72における上側連通路規定部分74(幅方向Yの中央部分)は、上下方向Zで下側連通路区画部材45の第2板部71および第2前側延設部72に対向する。第2前側延設部72は、その下面に、シャッタ収容凹部76を備える。図4に示すように、シャッタ収容凹部76は、下側連通路区画部材45に上側連通路区画部材46が載置されて連通路35が区画されたときに、シャッタ48の上側部分を収容する。また、シャッタ収容凹部76には、シャッタ48を閉位置48Aに付勢するシャッタ機構36のコイルバネ50が収容されている。コイルバネ50は、下側連通路区画部材45に上側連通路区画部材46が載置されて連通路35が区画されたときに、上端がシャッタ収容凹部76の天井壁に当接し、下端がシャッタ48のフレーム部53に当接して、圧縮された状態となる。これにより、コイルバネ50は、シャッタ48を、封鎖板部51の下面が下側連通路区画部材45の下側連通路規定部分61に当接する閉位置48Aに付勢する。
第2連結部73における上側連通路規定部分74は、第2板部71から後方X2に突出する複数の突出部73aを備える。複数の突出部73aは幅方向Yに配列されている。
上側連通路区画部材46において上側連通路規定部分74の幅方向Yの両側に位置する各載置部分75は、上下方向Zで下側連通路区画部材45の回転軸支持用凹部65と対向する位置に封鎖部75aを備える。封鎖部75aは、シャッタ48に設けられた回転軸56の外周面に沿って上方Z2に窪む凹形状の下面を備える。封鎖部75aは、下側連通路区画部材45に上側連通路区画部材46が載置されて連通路35が区画されたときに、下
側連通路区画部材45の回転軸支持用凹部65を上方Z2から塞ぐ。これにより、回転軸支持用凹部65に回転可能に支持されたシャッタ48の回転軸56が回転軸支持用凹部65から上方に抜け出すことを防止する。封鎖部75aは、回転軸支持用凹部65とともに、シャッタ支持機構49を構成する。
次に、非接触通信基板31は、図9に示すように、矩形であり、その厚み方向を前後方向Xに向けて、ケース34の前板部38と対向して配置される。非接触通信基板31は、前後方向Xから見た場合に、ケース34の開口部8と重なる基板貫通孔77を備える。アンテナ30は、非接触通信基板31の外周縁に沿って矩形に敷設されている。従って、アンテナ30は、基板貫通孔77を囲む。非接触通信基板31は、その外周縁が、ケース34の枠部37に溶着される。
モジュール側制御基板33は、図10に示すように、矩形であり、その中央部分には、CPUおよびメモリを備えるモジュール側制御部32が構成されている。また、モジュール側制御基板33には、配線7を接続するためのコネクタ79が設けられている。モジュール側制御基板33は、その厚み方向を前後方向Xに向けた姿勢で、上側連通路区画部材46に支持される。上側連通路区画部材46に支持されたときに、モジュール側制御基板33は、第2前側延設部72の上方Z2で、第2板部71の前方X1に位置する。図9に示すように、モジュール側制御基板33と、非接触通信基板31とは、フレキシブルプリント基板80により通信可能に接続されている。
非接触読取モジュール6を構成する際には、まず、非接触通信基板31をケース34に収容し、ケース34の前端部分に溶着する。次に、図10に示すように、シャッタ48を支持する下側連通路区画部材45と、モジュール側制御基板33を支持する上側連通路区画部材46とを上下方向Zで重ね、これらを後方X2からケース34に挿入する。ここで、下側連通路区画部材45の第1板部58の下端部分は、ケース34の底板部39の切欠き部42に後方X2から嵌め込まれる。従って、図8に示すように、底板部39の幅広切欠き部分42aと第1板部58の下端部分とによって、ケース34の底板部39の幅方向Yの中央部分には、第3開口39b(ケース貫通孔)が区画される。
シャッタ48を支持する下側連通路区画部材45と、モジュール側制御基板33を支持する上側連通路区画部材46とが後方X2からケース34に挿入されると、図4に示すように、モジュール側制御基板33はケース34に収容され、非接触通信基板31は、ケース34内において、下側連通路区画部材45および上側連通路区画部材46の前方X1に位置する。また、ケース34の内部には、開口部8から、非接触通信基板31の基板貫通孔77を経由して後方X2に延びる連通路35が区画される。さらに、図6に示すように、ケース34の枠部37の後方X2の開口は、連通路35の後端の連通口35aを除き、下側連通路区画部材45の第1板部58および上側連通路区画部材46の第2板部71により封鎖される。
また、図3から判るように、下側連通路区画部材45の第1板部58の下端部分に設けられた2つの第2固定ねじ用貫通孔58aは、それぞれケース34のモジュール側固定部43に設けられた2つの第1固定ねじ用貫通孔43aと重なる。さらに、図5に示すように、ケース34の側板部41の第2開口41aは、モジュール側制御基板33のコネクタ79と重なる。
ここで、図3、図4に示すように、カード2がカードリーダ1に挿入されていない状態を前方X1から見た場合に、ケース34の開口部8と、閉位置48Aにあるシャッタ48の封鎖板部51とは重なる。また、図4、図11、図12から判るように、下側連通路規定部分61は、閉位置48Aに位置するシャッタ48の封鎖板部51が接触する接触部分
および当該接触部分よりも前方X1が櫛歯状となっている。言い換えれば、第1前側延設部59の下側連通路規定部分61は、櫛歯状となっている。さらに、図8に示すように、非接触読取モジュール6を下方Z1から見た場合には、ケース34の底板部39の幅方向Yの中央部分に区画された第3開口39bは、下側連通路区画部材45の第1前側延設部59における櫛歯状の下側連通路規定部分61と重なる。同様に、ケース34の底板部39から突出する2つのモジュール側固定部43の前方X1に位置する各第1開口39aも、下側連通路区画部材45の第1前側延設部59における櫛歯状の下側連通路規定部分61と重なる。
(非接触読取モジュールのカードリーダ本体への取付け)
非接触読取モジュール6をカードリーダ本体5に取り付ける際には、ケース34の側板部41の第2開口41aを介して、モジュール側制御基板33のコネクタ79に配線7を接続する。また、非接触読取モジュール6の第1連結部60の各突出部60aおよび第2連結部73の各突出部73aを、カードリーダ本体5の下側連結部12の各突出部12aの間および上側連結部13の各突出部13aの間に挿入する。そして、図5に示すように、2本の有頭の固定ねじ81を、前方X1から、ケース34の第1固定ねじ用貫通孔43aおよび下側連通路区画部材45の第2固定ねじ用貫通孔58aを介して、カードリーダ本体5の固定部14の各ねじ穴14aにねじ込む。これにより、非接触読取モジュール6は、カードリーダ本体5の前側に取り付けられる。ここで、非接触読取モジュール6がカードリーダ本体5に取り付けられると、非接触読取モジュール6のケース34の前板部38に設けられた開口部8は、ケース34内部の連通路35を介して、カードリーダ本体5のカード挿入口11に連通する。その後、配線7の他方の端部を、カードリーダ本体5の制御基板23のコネクタ24に接続する。これにより、モジュール側制御部32と、カードリーダ本体5の通信部26とは、通信可能に接続される。
(非接触読取モジュールの制御系)
非接触読取モジュール6の制御系は、モジュール側制御部32を中心に構成される。図7に示すように、モジュール側制御部32は、アンテナ30を介した非接触通信によりカード2からカード情報を読み取る非接触読取制御部82と、読み取ったカード情報を暗号化するモジュール側暗号化制御部83をと、を備える。モジュール側暗号化制御部83は、カード情報を暗号化した暗号化情報を、配線7を介して、カードリーダ本体5の通信部26に入力する。ここで、通信部26は、モジュール側制御部32から暗号化情報が入力されると、通信回線などを介して、暗号化情報を上位機器3に送信する。
なお、カード2に対する書込情報が上位機器3から通信部26を介して本体側制御部25に入力されると、モジュール側制御部32の非接触読取制御部82は、カード2との間でアンテナ30を介した非接触通信を行い、ICチップ2bに書込情報を書き込む。
(カードリーダの動作)
図15は、開口部8に挿入されたカード2がシャッタ48のカード当接部54に当接した状態の説明図である。図16は、シャッタ48が開位置48Bに配置された状態のカードリーダ1の部分断面図である。
利用者が、カード2を、非接触読取モジュール6の前板部38にかざした場合、或いは、カード2を非接触読取モジュール6の前板部38にタッチした場合には、非接触読取モジュール6のモジュール側制御部32は、アンテナ30を介した非接触通信によりカード2からカード情報を取得する。また、モジュール側制御部32は、取得したカード情報を暗号化した暗号化情報を生成し、カードリーダ本体5の通信部26に入力する。通信部26は、モジュール側制御部32からの暗号化情報を、上位機器3に送信する。
利用者がカード2を非接触読取モジュール6の開口部8に挿入した場合には、カード2の先端がカードリーダ本体5のカード挿入口11に到達したときに、カード挿入センサ19がカード2の挿入を検出する。これにより、カードリーダ本体5の本体側制御部25は、モータ22を駆動してカード2をカード搬送路18沿って後方X2に搬送する。また、本体側制御部25は、磁気ヘッド16および接点ブロックの少なくとも一方を駆動して、磁気ストライプ2aまたはICチップ2bからカード情報を読み取る。さらに、本体側制御部25は、読み取ったカード情報を暗号化した暗号化情報を生成し、通信部26に入力する。通信部26は、本体側制御部25からの暗号化情報を、上位機器3に送信する。
ここで、カード2が開口部8に挿入される前の状態では、図4、図11などに示すように、シャッタ48は、閉位置48Aに位置する。閉位置48Aでは、シャッタ48の封鎖板部51は下側連通路区画部材45の下側連通路規定部分61に接触する。シャッタ48の上側板部52は、上側連通路区画部材46のシャッタ収容凹部76に収容されている。
カード2が非接触読取モジュール6の開口部8から挿入されると、図14に示すように、カード2の挿入方向の前端の幅方向Yの両端部分が閉位置48Aにあるシャッタ48の腕部55の下方Z1を通過してカード当接部54に下方Z1から接触する。その後、さらにカード2が挿入されると、カード2の幅方向Yの両端部分は、カード当接部54を介してシャッタ48を上方Z2に押し上げる。これにより、シャッタ48は、回転軸56の軸線L0回りを上方Z2に回転して図16に示す開位置48Bに移動する。シャッタ48が開位置48Bに移動したときに、シャッタ48の封鎖板部51は、カード2よりも上側に位置する。従って、利用者は、カード2を、カード2本体のカード挿入口11に到達させることができる。開位置48Bでは、シャッタ48の封鎖板部51および上側板部52は、上側連通路区画部材46のシャッタ収容凹部76に収容される。
ここで、カードリーダ本体5のカード搬送機構21がカード2をカード搬送路18に引き込んで、カード2がシャッタ48のカード当接部54よりも後方X2に移動すると、コイルバネ50の付勢力により、シャッタ48は閉位置48Aに戻る。その後、カード搬送機構21によってカード2がカードリーダ本体5のカード挿入口11から前方X1に排出される際には、カード2の排出方向の先端の幅方向Yの両端部分が閉位置48Aにあるシャッタ48のカード当接部54に後方X2の下方Z1から接触する。その後、さらにカード2が前方X1に搬送されると、カード2の幅方向Yの両端部分は、カード当接部54を介してシャッタ48を上方Z2に押し上げる。これにより、シャッタ48は、回転軸56回りを上方Z2に回転して開位置48Bに移動する。従って、カード2は、排出方向の先端部分を、非接触読取モジュール6の開口部8から前方X1に突出させることができる。
(作用効果)
本例のカードリーダ1は、カード挿入口11を備えるカードリーダ本体5と、カードリーダ本体5に取り付けられてカード挿入口11を覆う非接触読取モジュール6と、を有する。カードリーダ本体5は、カード挿入口11に挿入されたカード2に接触する接触型読取部と、接触型読取部を駆動してカード2のカード情報を読み取って暗号化する本体側制御部25と、を備える。非接触読取モジュール6は、非接触通信用のアンテナ30を備える非接触通信基板31と、アンテナ30を介した非接触通信によりカード2からカード情報を読み取って暗号化するモジュール側制御部32と、カード2を挿入可能な開口部8を備え非接触通信基板31およびモジュール側制御部32を収容するケース34と、ケース34内に開口部8とカード挿入口11とを連通させる連通路35と、を備える。接触型読取部は、カード2のICチップ2bに接触する接点ブロックである。また、接触型読取部は、カード2の磁気ストライプ2aに接触する磁気ヘッド16である。
本例は、アンテナ30を備える非接触通信基板31と、アンテナ30を介した非接触通
信によりカード2からカード情報を読み取って暗号化するモジュール側制御部32とをケース34に収容した非接触読取モジュール6を有する。従って、接触型読取部と、接触型読取部によりカード2のカード情報を読み取って暗号化する本体側制御部25とを備えるカードリーダ本体5に非接触読取モジュール6を取り付けることにより、非接触通信によりカード情報を読み取る機能を追加することができる。
また、非接触読取モジュール6はカードリーダ本体5に取り付けられてカード挿入口11を覆うが、非接触読取モジュール6のケース34はカード2を挿入可能な開口部8を備えており、ケース34内には開口部8とカード挿入口11とを連通させる連通路35を備える。従って、非接触読取モジュール6をカード挿入口11を覆う状態でカードリーダ本体5に取りけた場合でも、カードリーダ本体5のカード挿入口11にカード2を挿入することができる。また、非接触読取モジュール6はカードリーダ本体5において、カード挿入口11の前側に取り付けられることになるので、カード2を非接触読取モジュール6にかざしてカードリーダ1にカード情報を読み取らせることが容易である。
本例では、カードリーダ本体5は、本体側制御部25がカード情報を暗号化した暗号化情報を外部の機器に送信する通信部26を備える。モジュール側制御部32は、配線7により、通信部26と通信可能に接続される。通信部26は、モジュール側制御部32がカード情報を暗号化した暗号化情報を外部の機器に送信する。従って、カード情報を暗号化した暗号化情報を上位機器3に送信する通信部26を、非接触読取モジュール6の側に搭載する必要がない。
本例では、非接触通信基板31は、その厚み方向を前後方向Xに向けてケース34内に配置され、延設方向から見た場合に、開口部8と重なる基板貫通孔77を備える。連通路35は、基板貫通孔77を経由して延びる。アンテナ30は、基板貫通孔77を囲む。従って、アンテナ30を比較的広い範囲に敷設できる。
本例では、ケース34は、樹脂製であり、非接触通信基板31は、ケース34に内側から溶着されている。従って、非接触通信に干渉する恐れのある金属製のねじなどを使用することなく、非接触通信基板31をケース34に固定できる。
なお、非接触読取モジュール6は、スマートフォンや無線機能付きのICタグ(RFIDタグ:Radio Frequency Identifier Tag)などから、無線通信により決済情報などを読み取るものとしてもよい。
1…カードリーダ、2…カード、2a…磁気ストライプ、2b…ICチップ、2c…外部接続端子、3…上位機器(外部の機器)、5…カードリーダ本体、6…非接触読取モジュール、7…配線、8…開口部、11…カード挿入口、12…下側連結部、12a…突出部、12a…複数の突出部、13…上側連結部、13a…突出部、14…固定部、14a…ねじ穴、16…磁気ヘッド(接触型読取部)、17…IC接点ブロック(接触型読取部)、18…カード搬送路、19…カード挿入センサ、21…カード搬送機構、22…モータ、23…制御基板、24…コネクタ、25…本体側制御部、26…通信部、27…情報読取制御部、28…暗号化制御部、30…アンテナ、31…非接触通信基板、32…モジュール側制御部、33…モジュール側制御基板、34…ケース、35…連通路、36…シャッタ機構、37…枠部、38…前板部、39…底板部、39a…第1開口、39b…第3開口、40…天井板部、41…側板部、41a…第2開口、42…切欠き部、42a…幅広切欠き部分、43…モジュール側固定部、43a…第1固定ねじ用貫通孔、45…下側連通路区画部材、46…上側連通路区画部材、48…シャッタ、48A…閉位置、48B…開位置、49…シャッタ支持機構、50…コイルバネ、51…封鎖板部、52…上側板
部、52a…延設板部分、52b…突出板部分、53…フレーム部、54…カード当接部、55…腕部、56…回転軸、58…第1板部、58a…第2固定ねじ用貫通孔、59…第1前側延設部、60…第1連結部、60a…突出部、61…下側連通路規定部分、62…支持部分、63…スリット、64…凹部、65…回転軸支持用凹部、71…第2板部、72…第2前側延設部、73…第2連結部、73a…突出部、74…上側連通路規定部分、75…載置部分、75a…封鎖部、76…シャッタ収容凹部、77…基板貫通孔、79…コネクタ、80…フレキシブルプリント基板、81…固定ねじ、82…非接触読取制御部、83…モジュール側暗号化制御部、R1…第1情報読取位置、R2…第2情報読取位置、X…前後方向、Y…幅方向、Z…上下方向

Claims (6)

  1. カード挿入口を備えるカードリーダ本体と、
    前記カードリーダ本体に取り付けられて前記カード挿入口を覆う非接触読取モジュールと、を有し、
    前記カードリーダ本体は、前記カード挿入口に挿入されたカードに接触する接触型読取部と、前記接触型読取部を駆動して前記カードのカード情報を読み取って暗号化する本体側制御部と、を備え、
    前記非接触読取モジュールは、非接触通信用のアンテナを備える非接触通信基板と、前記アンテナを介した非接触通信により前記カードから前記カード情報を読み取って暗号化するモジュール側制御部と、前記カードを挿入可能な開口部を備え前記非接触通信基板および前記モジュール側制御部を収容するケースと、前記ケース内に前記開口部と前記カード挿入口とを連通させる連通路と、を備えることを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記カードリーダ本体は、前記本体側制御部が前記カード情報を暗号化した暗号化情報を外部の機器に送信する通信部を備え、
    前記モジュール側制御部は、配線により、前記通信部と通信可能に接続され、
    前記通信部は、前記モジュール側制御部が前記カード情報を暗号化した暗号化情報を外部の機器に送信することを特徴とする請求項1に記載のカードリーダ。
  3. 前記非接触通信基板は、その厚み方向を前記連通路の延設方向に向けて前記ケース内に配置され、前記延設方向から見た場合に、前記開口部と重なる基板貫通孔を備え、
    前記連通路は、前記基板貫通孔を経由して延びており、
    前記アンテナは、前記基板貫通孔を囲むことを特徴とする請求項1に記載のカードリーダ。
  4. 前記ケースは、樹脂製であり、
    前記非接触通信基板は、前記ケースに溶着されていることを特徴とする請求項3に記載のカードリーダ。
  5. 前記接触型読取部は、前記カードのICチップに接触する接点ブロックであることを特徴とする請求項1に記載のカードリーダ。
  6. 前記接触型読取部は、前記カードの磁気ストライプに接触する磁気ヘッドであることを特徴とする請求項1に記載のカードリーダ。
JP2022168292A 2022-10-20 2022-10-20 カードリーダ Pending JP2024060785A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022168292A JP2024060785A (ja) 2022-10-20 2022-10-20 カードリーダ
CN202311359944.3A CN118428379A (zh) 2022-10-20 2023-10-19 读卡器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022168292A JP2024060785A (ja) 2022-10-20 2022-10-20 カードリーダ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024060785A true JP2024060785A (ja) 2024-05-07

Family

ID=90925532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022168292A Pending JP2024060785A (ja) 2022-10-20 2022-10-20 カードリーダ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2024060785A (ja)
CN (1) CN118428379A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN118428379A (zh) 2024-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000215296A (ja) Pcカ―ドの認証システム
EP1719072A1 (en) Credit card sized memory card with host connector
CN111581996B (zh) 读卡器
JP4836596B2 (ja) 携帯型端末装置
JP2024060785A (ja) カードリーダ
JP2024060786A (ja) カードリーダ
WO2020202879A1 (ja) カードリーダ
KR20040067852A (ko) 기억매체의 로딩기구 및 기억매체 구동장치
US8831982B2 (en) Fiscal board receiving case and fiscal printer
JP2002215268A (ja) 外部記憶装置ユニット、及びこれを備えている情報処理装置
JP6408967B2 (ja) カードリーダ
JP3894918B2 (ja) 電子回路基板及び遊技機
WO2018003794A1 (ja) カードリーダ
JP2006314556A (ja) シールドシート、収納ケース、収納方法及びリーダライタ
JP2006099636A (ja) カード接続装置およびカード接続装置を有する情報処理装置
US9058525B2 (en) Device for holding a magnetic reading head
JP3826131B2 (ja) 半導体記憶装置
JP4188052B2 (ja) 情報端末装置
JP5314340B2 (ja) カード処理ユニットおよびカード発行装置
JPH0764142B2 (ja) カードケースの構造
JP6408968B2 (ja) 磁気情報記録媒体処理装置
JP2006065664A (ja) 非接触カードリーダ/ライタ
JP4111230B2 (ja) カードリーダの挿入口遮断機構
JP2000174466A (ja) 外部装置収納ベイ
JP2015069482A (ja) カード処理装置およびカード案内パーツ