JP2017040890A - 表示装置、及びテレビジョン受信機 - Google Patents

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Yuki Omiya
佑貴 大宮
大樹 岩田
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大樹 岩田
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Abstract

【課題】表示モジュールが振動した場合に光学シートが動くことが抑制され、光学シートが伸縮した場合に表示品位の不良が発生することが抑制されるとともに、表示パネルのセル厚が変化して表示品位が悪化することが抑制された表示装置、及び該表示装置を備えるテレビジョン受信機を提供する。
【解決手段】表示装置は、表示パネルの後側に配され、端縁部に、面方向に沿って突出する位置規制部61a、62a、63aを有する複数の光学シート61、62、63と、枠状をなし、光学シート61、62、63の端縁部を係止する係止部71を有するミドルシャーシ7と、係止部71を切り欠くように設けられた挿入部76とを備える。位置規制部61a、62a、63aは幅寸法が異なり、位置規制部61a、62a、63aを覆うように押さえた状態で端部が挿入部76の端部に固定されたシート押さえ部材8を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、表示パネルの後側に配され、端縁部に、面方向に沿って突出する複数の位置規制部を有する複数の光学シートと、枠状をなし、光学シートの端縁部を係止するとともに、位置規制部を挿入する挿入部が設けられた係止部を有する支持体とを備える表示装置、及び該表示装置を備えるテレビジョン受信機に関する。
例えば液晶テレビジョン受信機等のテレビジョン受信機(以下、TV受信機という)は、前側で映像を表示する表示パネル,表示パネルの後側に光を照射するバックライトユニットを有する表示モジュールと、表示モジュールの前後を挟むようにして収容するフロントキャビネット及びリアキャビネットと、スタンドとを備える。
エッジライト型の場合、表示モジュールは、例えば表示パネルと、例えば拡散シート,レンズシート,DBEFシート(反射型偏光シート)等からなる光学シート群と、ミドルシャーシと、導光板と、反射シートと、LED基板と、シャーシとを備える。
バックライトユニットは表示パネルの背面側に配され、光学シート、導光板、及びLED基板をシャーシに収納してなる。
ミドルシャーシは枠状をなす。ミドルシャーシの枠本体は段状をなし、内側段部に光学シート群の端縁部が、外側段部に表示パネルの端縁部が係止されるように構成されている。
光学シートの上側の端縁部には、面方向に沿って突出する複数の耳状の位置規制部が設けられている。
ミドルシャーシの内側段部には、位置規制部に対応して切り欠き(挿入部)が設けられ、挿入部の下端側の中央部には係止突起が設けられている。位置規制部には係止孔が設けられており、係止孔に係止突起を挿通した状態で挿入部に位置規制部を挿入することにより、光学シート群がミドルシャーシに位置決めされた状態で係止されるように構成されている。
光学シートは合成樹脂製であり、熱により伸縮する。即ち、光学シートの収縮を考慮して、係止突起部に係止される部分以外の部分において、ある程度フリーに動けるようにする必要がある。
一方、表示パネルの大型化により、振動試験において光学シートの動きが大きくなっており、この動きを抑制しなければならないという問題もある。即ち、導光板と光学シートとが擦れて疵がつきやすくなっており、光学シート群の動きを固定して、振動試験時の疵を回避する必要がある。
この2つの相反する問題を考慮する必要があるが、現在は後者の光学シートの動きを抑制することを重要視し、光学シート群の全ての光学シートを1つのテープで挿入部に固定している。光学シートの位置規制部の大きさは、挿入部の底面から外側(表示パネルが載置される方)に向かって小さくなっており、1つのテープで一度に固定することができる。
しかし、線膨張係数が大きい光学シート(DBEFシート等)に対し、強力なテープで固定してしまうと低温収縮時に位置決め部分から離れた部分に大きな応力がかかってしまい、表示品位に悪影響が出ることがある。例えば、角部に応力がかかって偏光軸が変わり、影が生じることがある。
特許文献1には、導光板の平面に積層した光学シート群と導光板とを、導光板の側面を覆い、断面がコの字状に屈曲された固定テープにより、まとめて接着するように構成された面状照明装置の発明が開示されている。この場合においても、光学シートをまとめて固定するため、線膨張係数が大きい光学シートに起因する上述の問題を回避することができない。
特許文献2には、光学シートの位置規制部の大きさを同一にし、フレームの挿入部に係止突起を設け、位置規制部に係止孔を設けておき、係止突起を係止孔に挿通した状態で挿入部に各位置規制部を挿入した後、上側の光学シートを覆い、かつフレームの挿入部の側方を覆う片面粘着テープにより、光学シート群をまとめて挿入部に固定するように構成された液晶表示装置の発明が開示されている。
特許文献2の発明においても、光学シートをまとめて固定するため、線膨張係数が大きい光学シートに起因する上述の問題を回避することができない。
以上のように、振動対策を優先せざるを得ないため、光学シートの低温収縮時に生じる表示品位の不良に対して、有効な手段がない状況にある。
そして、ミドルシャーシの挿入部において、表示パネルを支持する外側段部が欠落しており、表示パネルが外側段部に支持されず、挿入部の両端部が表示パネルに当たって負荷がかかるので、セル厚(液晶層の厚み)が変化し、白抜けとなり、表示品位が悪くなるという問題があった。
特開2014−203602号公報 特開2012−196312号公報
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、振動した場合に光学シートが動くことが抑制され、光学シートが伸縮した場合に表示品位の不良が発生することが抑制されるとともに、表示パネルのセル厚が変化して表示品位が悪化することが抑制された表示装置、及び該表示装置を備えるテレビジョン受信機を提供することを目的とする。
本発明に係る表示装置は、矩形板状をなし、前側で映像を表示する表示パネルの後側に配され、端縁部に、面方向に沿って突出する複数の位置規制部を有する複数の光学シートと、枠状をなし、前記光学シートの端縁部を係止する係止部を有する支持体と、前記係止部を切り欠くように設けられ、前記位置規制部が挿入される挿入部とを備える表示装置において、各位置規制部は、幅寸法が異なり、各位置規制部を覆うように押さえた状態で、端部が前記挿入部の端部に固定されたシート押さえ部材を備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記シート押さえ部材は板状をなし、厚みは長手方向中央部で最も薄く、両端部に向かって段階的に厚くなるように、複数の凹部を有することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、少なくとも1つの位置規制部は、両面粘着テープにより、前記凹部に固定されていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記シート押さえ部材は、板状をなし、長手方向の両端部が両面粘着テープにより前記挿入部に固定されていることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記シート押さえ部材は突起部を有し、該突起部が前記支持体に係止されていることを特徴とする。
本発明に係るテレビジョン受信機は、上述のいずれかの表示装置と、テレビジョン放送を受信する受信部とを備え、前記受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示することを特徴とする。
本発明の表示装置によれば、位置規制部毎に、シート押さえ部材の内側で固定する方法を変えることができる。例えば、挿入部の底面側に配され、線膨張係数が小さい光学シートに対しては、位置規制部を強力な両面粘着テープによりシート押さえ部材に固定し、光学シートの長手方向の動きを抑止する。外側に配され、線膨張係数が大きい光学シートに対しては、位置規制部はテープ等を用いず、シート押さえ部材を重ねるのみでソフトに固定し、光学シートの長手方向の若干の動きを許容する等し、光学シート毎に夫々最適な固定方法を選択することができる。
これにより、光学シートを良好に固定して振動を抑制し、かつ光学シートの伸縮時の応力による表示品位不良の発生を抑制することができる。
そして、本発明の表示装置によれば、シート押さえ部材により、同時に複数の光学シートを固定することができる。幅寸法が異なる複数の位置規制部を各別に固定することにした場合、工数が増加するが、本発明においては一度の作業で、全ての位置規制部を固定することができる。
さらに、シート押さえ部材上に表示パネルを載置することができるので、セル厚が変化し、白抜けとなり、表示品位が悪くなるという問題も生じない。
実施の形態1に係るTV受信機の外観斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 ミドルシャーシ及び光学シート群を示す斜視図である。 図3の一部拡大斜視図である。 シート押さえ部材を示す斜視図である。 シート押さえ部材を示す側面図である。 図4のVII −VII 線断面図である。 である。 図7の一部拡大断面図である。 実施の形態2に係るシート押さえ部材による光学シート群の固定構造を示す断面図である。 実施の形態3に係るシート押さえ部材による光学シート群の固定構造を示す断面図である。 実施の形態4に係るシート押さえ部材による光学シート群の固定構造を示す断面図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係るTV受信機1の外観斜視図、図2は図1のII−II線断面図、図3はミドルシャーシ7及び光学シート群6を示す斜視図、図4は図3の一部拡大斜視図、図5はシート押さえ部材8を示す斜視図、図6はシート押さえ部材8を示す側面図、図7は図4のVII −VII 線断面図、図8は図7の一部拡大断面図である。なお、図7において両面粘着テープは省略している。以下の説明では、各図中に矢印で示す上下、左右、前後を使用する。
TV受信機1は、表示パネル5を有する表示モジュール2と、表示モジュール2を挟むようにして収容するフロントキャビネット3及びリアキャビネット4と、アンテナ(不図示)から放送波を受信するチューナ21と、符号化された放送波を復号するデコーダ22とを備える。表示モジュール2は、全体として横長の略直方体状をなし、縦姿勢でフロントキャビネット3及びリアキャビネット4内に収容されている。
フロントキャビネット3は矩形枠状をなす。リアキャビネット4は、表示モジュール2の側面及び背面を覆うように箱状をなしている。
表示モジュール2は、表示パネル5と、光学シート群6と、ミドルシャーシ7と、導光板10と、反射シート(不図示)と、LED基板(不図示)と、BLシャーシ14とを備える。
表示動作の際には、導光板10から面状の光が出射され、その光によって表示パネル5の背面が照明される。
BLシャーシ14は、表示パネル5側が開口された略箱状をなす。そして、BLシャーシ14に、導光板10、反射シート、及びLED基板が収納されている。
BLシャーシ14の裏面には、前記チューナ21、及びデコーダ22、及びCPU等を備えるメイン基板(不図示)が設けられている。
表示パネル5は、カラーフィルタ基板と、液晶層と、TFT基板と、2枚の偏光板とを有する。カラーフィルタ基板とTFT基板とはシール材を挟んで互いに貼り合わされており、その間に液晶層が介在する。そして、2枚の偏光板は、カラーフィルタ基板及びTFT基板夫々の、液晶層側とは反対側の面上に配されている。
光学シート群6は、DBEFシート(反射型偏光シート)61、レンズシート62、及び拡散シート63等を含むシート群であり、導光板10の主面側に配されている。この光学シート群6によって、導光板10の主面から出射された光の拡散及び集光等が行われる。
DBEFシート61,レンズシート62,拡散シート63の上側及び下側の端縁部には夫々、面方向に沿って突出する、例えば3個の、耳状をなす位置規制部61a,62a,63aが設けられている。位置規制部61a,62a,63aの根元部分の長手方向の中央部には、後述する位置決めリブ77が挿通される挿通孔が設けられている(図4の61b参照)。
LED基板は、導光板10内へ導入する光を生成するためのものであり、導光板10の前記長側面側に配されている。
導光板10の前記裏面に反射シートが配されている。
図2〜図4に示すように、ミドルシャーシ7は、枠状をなす本体71、パネル支持部72、リブ73、緩衝材収納部74、及び当接部75を備える。以下、ミドルシャーシ7の上側の長辺部分について説明する。本体71は板状をなし、本体71の上側端縁部に、板状をなし、本体71の長手方向に延びるパネル支持部72が設けられている。
パネル支持部72の下側端縁部にはパネル支持部72の長手方向に延びるリブ73が設けられている。
パネル支持部72は、積層される位置規制部61a,62a,63aに対応して長手方向に3箇所切り欠かれ、本体71上に挿入部76が設けられている。挿入部76の長手方向の中央部で、下端部寄りには位置決めリブ77が設けられている。
パネル支持部72の上側端面には、当接部75がパネル支持部72に垂直に連設されている。本体71の後面には緩衝材収納部74が凹設されている。
ミドルシャーシ7の下側の長辺部分も、上側の長辺部分と同様の構成を有する。
以上のように構成されたミドルシャーシ7においては、各挿入部76の底面に位置規制部61a,62a,63aが積層され、シート押さえ部材8により押さえられた状態で、挿入部76に挿入されることにより、本体71の平面に光学シート群6の端縁部が係止される。そして、リブ73と当接部75との間に緩衝材15が載置された状態で、表示パネル5の後面の端縁部がパネル支持部72に支持される。緩衝材収納部74には緩衝材16が収納され、導光板10の前面の端縁部が緩衝材16に当接される。
即ち、表示パネル5の前面の端縁部とフロントキャビネット3との間に緩衝材18が介在し、表示パネル5の後面の端縁部とパネル支持部72との間に緩衝材15が介在する状態で、表示パネル5はフロントキャビネット3及びミドルシャーシ7に挟持される。
当接部75は、下面がBLシャーシ14の上板部分の上面に当接するとともに、上面がフロントキャビネット3の上板部分の下面に当接する。即ち、ミドルシャーシ7はBLシャーシ14の上板部分を支持する。
以上の構成により、表示パネル5とバックライトユニットとが一体化されている。
以下に、シート押さえ部材8による位置規制部61a,62a,63aの固定構造について詳述する。
図5及び図6に示すように、シート押さえ部材8は板状をなし、厚みは長手方向中央部で最も薄く、両端部に向かって段階的に厚くなるように、第1凹部81、第2凹部82、第3凹部83を有する。そして、長手方向中央部に、位置決めリブ77に嵌合される嵌合部84を有する。
第1凹部81にDBEFシート61の位置規制部61aが、第2凹部82にレンズシート62の位置規制部62aが、第3凹部83に拡散シート63の位置規制部63aが収納される。
図8の拡大図に示すように、シート押さえ部材8の長手方向の両端部は、両面粘着テープ91により挿入部76の長手方向の両端部に固定されている。
拡散シート63の位置規制部63aは、挿通孔に位置決めリブ77が挿通されて挿入部76の平面に載置され、第3凹部83に収納された状態で、外面の両端部と、第3凹部83の内面の両端部とが両面粘着テープ92により接着されている。
レンズシート62の位置規制部62aは、挿通孔に位置決めリブ77が挿通されて拡散シート63に載置され、第2凹部82に収納された状態で、外面の両端部と、第2凹部82の内面の両端部とが両面粘着テープ93により接着されている。
DBEFシート61の位置規制部61aは、挿通孔61bに位置決めリブ77が挿通されてレンズシート62に載置された状態で、第1凹部81に収納されている。DBEFシート61の端部は第1凹部81に接着されていない。
シート押さえ部材8の両端部には両面粘着テープ91が、第3凹部83の両端部には両面粘着テープ92が、第2凹部82の両端部には両面粘着テープ93が予め貼付されている。
シート押さえ部材8により光学シート群6を固定する場合、まず、位置規制部63a、位置規制部62a、位置規制部61aを順に、各挿通孔により位置決めリブ77に嵌めて位置決めした状態で、挿入部76に載置する。嵌合部84が位置決め部77に嵌合された状態で、シート押さえ部材8により光学シート群6を覆い、押圧することにより、シート押さえ部材8は挿入部76に固定される。このとき、位置規制部61aは第1凹部81に遊嵌され、位置規制部62aは端部が両面粘着テープ93により固定された状態で第2凹部82に収納され、位置規制部63aは端部が両面粘着テープ92により固定された状態で第3凹部83に収納される。
本実施の形態においては、位置規制部毎に、シート押さえ部材8の内側で固定する方法を変えることができる。上述したように、挿入部76の底面側に配され、線膨張係数が小さい拡散シート63の位置規制部63aは強力な両面粘着テープ92により第3凹部83に堅実に固定し、拡散シート63の長手方向の動きを抑止する。外側に配され、線膨張係数が大きいDBEFシート61の位置規制部61aはテープを用いず、シート押さえ部材8を重ねるのみでソフトに固定し、位置規制部61aが第1凹部81に遊びを有して嵌められている分、DBEFシート61の長手方向の動きを許容する等、光学シート毎に夫々最適な固定方法を選択することができる。
これにより、光学シート群6を良好に固定して振動を抑制するとともに、低温収縮時の応力による表示品位不良の発生を抑制することができる。
本実施の形態においては、位置規制部62aが第2凹部82に、位置規制部63aが第3凹部83に接着され、位置規制部61aは接着されていない場合につき説明しているがこれには限定されない。位置規制部62a及び63aは接着せず、位置規制部61aを接着することにしてもよく、全ての位置規制部を接着することにしてもよい。上述したように、線膨張係数が大きい光学シートはソフトに固定するのが好ましい。
また、光学シートをシート押さえ部材8の内面に接着するのではなく、該内面と反対側の面(挿入部76の底面側、及び他の光学シートの外面等)に接着することにしてもよい。
本実施の形態においては、簡単な構造を有するシート押さえ部材8により、同時に複数の光学シートを固定することができる。シート押さえ部材8の挿入部76への固定は、両面粘着テープ91により容易に行なわれる。幅寸法が異なる複数の位置規制部を各別に固定することにした場合、工数が増加するが、本実施の形態においては一度の作業で、全ての位置規制部を固定することができる。
そして、シート押さえ部材8上に表示パネル5を載置することができるので、セル厚が変化し、白抜けとなり、表示品位が悪くなるという問題も生じない。
なお、本実施の形態においては、ミドルシャーシ7が一つの枠状をなす場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、複数の分体を連結して一体化するものであってもよい。
また、挿入部76は、ミドルシャーシ7の両長辺部分に3個ずつ設けられている場合に限定されない。挿入部76は上側の長辺部分のみの設けることにしてもよく、短辺部分に設けることにしてもよい。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2に係るシート押さえ部材8による光学シート群6の固定構造を示す断面図である。図8と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態2に係るシート押さえ部材8は、第3凹部83を有さないこと以外は、実施の形態1に係るシート押さえ部材8と同様の構成を有する。
シート押さえ部材8は、両端部が両面粘着テープ91により固定されている。
DBEFシート61の位置規制部61aは第1凹部81に遊嵌され、レンズシート62の位置規制部62aは端部が第2凹部82の内面に両面粘着テープ93により固定された状態で第2凹部82に収納されている。
拡散シート63の位置規制部63aは、シート押さえ部材8と挿入部76との間に介在されている。
両面粘着テープ91及び位置規制部63aの厚みは略等しい。位置規制部63aは位置規制部61a、位置規制部62a、及びシート押さえ部材8により押圧されているので、長手方向の動きは抑制されているが、実施の形態1の位置規制部63aと比較して、本実施の形態の位置規制部63aは遊びを有して嵌められている分、若干の動きが許容されている。
本実施の形態においては、実施の形態1と同様に、位置規制部毎に、シート押さえ部材8の内側で固定する方法を変えることができ、光学シートを良好に固定して振動を抑制し、かつ低温収縮時の応力による表示品位不良の発生を抑制することができる。
また、本実施の形態においては、シート押さえ部材8により、同時に複数の光学シートを固定することができる。
そして、シート押さえ部材8上に表示パネル5を載置することができるので、セル厚が変化して表示品位が悪くなるという問題も生じない。
実施の形態3.
図10は、実施の形態3に係るシート押さえ部材8による光学シート群6の固定構造を示す断面図である。図8と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態3に係るシート押さえ部材8は、内面の長手方向の両端部に突起部85を有する。
突起部85は、2つの円柱を連設してなり、外側の円柱の方が内側の円柱より径が大きい。
挿入部76の底面には、突起部85を係止する係止孔76aが設けられている。
本実施の形態においては、位置規制部63a,62a、61aが順に、各挿通孔により位置決めリブ77に嵌められて位置決めされた状態で、挿入部76に載置される。そして、シート押さえ部材8を、位置規制部63a,62a、61aを覆い、係止孔76aに突起部85を嵌合して、押圧することにより、シート押さえ部材8が挿入部76に良好に固定される。
実施の形態4.
図11は、実施の形態4に係るシート押さえ部材8による光学シート群6の固定構造を示す断面図である。図4と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。
実施の形態4に係るシート押さえ部材8は、嵌合部85を有さないこと以外は、実施の形態1に係るシート押さえ部材8と同様の構成を有する。
実施の形態4に係るシート押さえ部材8は、位置決めリブ77を覆うように光学シート群6上に配置される。
シート押さえ部材8の内面の、位置決めリブ77に対向する部分には、両面粘着テープ94が貼付されており、シート押さえ部材8をシート群6に押圧することにより、前記内面は位置決めリブ77に接着される。
本実施の形態においては、シート押さえ部材8の挿入部76への固定がより良好である。
実施の形態5.
実施の形態5に係るシート押さえ部材8による光学シート群6の固定構造は、図3における中央部の挿入部76と、角部側の挿入部76とで変えている。
角部側は光学シートが低温で収縮した場合に応力がかかり易く、表示モジュールが振動した場合に動きが大きい。
従って、角部側の挿入部76において、光学シート群6をより強固に固定する。
例えば角部側の挿入部76への固定を、図8の両面粘着テープ91による固定ではなく、図10の突起部85による固定にする。
また、中央部の挿入部76に対しては、図9のように、拡散シート63の位置規制部63aが遊びを有した状態でソフトに固定され得るシート押さえ部材8を用い、角部の挿入部76に対しては、図8のように、位置規制部63aが第3凹部83の内面に両面粘着テープ92により強固に固定され得るシート押さえ部材8を用いることにしてもよい。
本実施の形態においては、角部側において、光学シートが低温で収縮した場合に応力がかかるのがより良好に抑制され、表示モジュールが振動した場合の光学シートの動きがより良好に抑制されている。
以上のように、本発明に係る表示装置(1)は、矩形板状をなし、前側で映像を表示する表示パネル(5)の後側に配され、端縁部に、面方向に沿って突出する複数の位置規制部(61a、62a、63a)を有する複数の光学シート(61、62、63)と、枠状をなし、前記光学シートの端縁部を係止する係止部(71)を有する支持体(7)と、前記係止部を切り欠くように設けられ、前記位置規制部が挿入される挿入部(76)とを備える表示装置において、各位置規制部は、幅寸法が異なり、各位置規制部を覆うように押さえた状態で、端部が前記挿入部の端部に固定されたシート押さえ部材(8)を備えることを特徴とする。
本発明においては、位置規制部毎に、シート押さえ部材の内側で固定する方法を変えることができる。例えば、挿入部の底面側に配され、線膨張係数が小さい光学シートは、位置規制部を強力な両面粘着テープによりシート押さえ部材に固定し、光学シートの長手方向の動きを抑止する。外側に配され、線膨張係数が大きい光学シートの位置規制部はテープ等を用いず、シート押さえ部材を重ねるのみでソフトに固定し、光学シートの長手方向の若干の動きを許容する等し、光学シート毎に夫々最適な固定方法を選択することができる。
これにより、光学シートを良好に固定して振動を抑制し、かつ低温収縮時の応力による表示品位不良の発生を抑制することができる。
また、本発明においては、シート押さえ部材により、同時に複数の光学シートを固定することができる。幅寸法が異なる複数の位置規制部を各別に固定することにした場合、工数が増加するが、本発明においては一度の作業で、全ての位置規制部を固定することができる。
そして、シート押さえ部材上に表示パネルを載置することができるので、セル厚が変化し、白抜けとなり、表示品位が悪くなるという問題も生じない。
本発明に係る表示装置は、前記シート押さえ部材は板状をなし、厚みは長手方向中央部で最も薄く、両端部に向かって段階的に厚くなるように、複数の凹部(81、82、83)を有することを特徴とする。
本発明においては、簡単な構造で、位置規制部毎に固定方法を変えることができる。
本発明に係る表示装置は、少なくとも1つの位置規制部は、両面粘着テープ(92、93)により、前記凹部に固定されていることを特徴とする。
本発明においては、線膨張係数が小さい光学シートを良好に固定することができる。
本発明に係る表示装置は、前記シート押さえ部材は、板状をなし、長手方向の両端部が両面粘着テープ(91)により前記挿入部に固定されていることを特徴とする。
本発明においては、簡単な構造でシート押さえ部材を挿入部に固定することができる。
本発明に係る表示装置は、前記シート押さえ部材は突起部(85)を有し、該突起部が前記支持体に係止されていることを特徴とする。
本発明においては、簡単な構造でシート押さえ部材を挿入部に固定することができる。
本発明に係るテレビジョン受信機(1)は、上述のいずれかの表示装置と、テレビジョン放送を受信する受信部(21)とを備え、前記受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示することを特徴とする。
本発明は上述した実施の形態の内容に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。即ち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、本発明の表示装置は、エッジ型に限定されるものではなく、直下型に適用することも可能である。
1 TV受像機
2 表示モジュール
3 フロントキャビネット
4 リアキャビネット
5 表示パネル
6 光学シート群
61 拡散シート
62 レンズシート
63 DBEFシート
61a、62a、63a 位置規制部
61b 挿通孔
7 ミドルシャーシ
71 本体
72 パネル支持部
73 リブ
74 緩衝材収納部
75 当接部
76 挿入部
76a 係止孔
77 位置決めリブ
8 シート押さえ部材
81 第1凹部
82 第2凹部
83 第3凹部
84 嵌合部
85 突起部
91、92、93 両面粘着テープ
10 導光板
14 BLシャーシ
15、16、18 緩衝材
21 チューナ
22 デコーダ

Claims (6)

  1. 矩形板状をなし、前側で映像を表示する表示パネルの後側に配され、端縁部に、面方向に沿って突出する複数の位置規制部を有する複数の光学シートと、
    枠状をなし、前記光学シートの端縁部を係止する係止部を有する支持体と、
    前記係止部を切り欠くように設けられ、前記位置規制部が挿入される挿入部と
    を備える表示装置において、
    各位置規制部は、幅寸法が異なり、
    各位置規制部を覆うように押さえた状態で、端部が前記挿入部の端部に固定されたシート押さえ部材を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記シート押さえ部材は板状をなし、厚みは長手方向中央部で最も薄く、両端部に向かって段階的に厚くなるように、複数の凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 少なくとも1つの位置規制部は、両面粘着テープにより、前記凹部に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記シート押さえ部材は、板状をなし、長手方向の両端部が両面粘着テープにより前記挿入部に固定されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記シート押さえ部材は突起部を有し、該突起部が前記支持体に係止されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項に記載の表示装置と、
    テレビジョン放送を受信する受信部と
    を備え、
    前記受信部にて受信したテレビジョン放送に基づいて、前記表示装置に映像を表示することを特徴とするテレビジョン受信機。
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