JP2017040699A - 光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コストが抑えられた光コネクタを提供する。【解決手段】光コネクタ1が、光ファイバケーブル150の先端に取り付けられた接続端子としてのフェルール110と、光ファイバケーブル150を外部へと延出させてフェルール110を収容する箱状の部材であって、フェルール110の軸心方向と交差する方向に向かって開いた開口124a、が設けられたハウジング120と、ハウジング120における開口124aを塞ぐとともに、フェルール110を、その軸心方向について、光ファイバケーブル150側とは反対側の付勢方向D11にフェルール110が付勢されるように保持するカバー130と、を備えた。【選択図】図6

Description

本発明は、光ファイバケーブル同士を接続するための光コネクタに関するものである。
近年、車両内の機器との信号の遣り取りに、光ファイバケーブルを介した光通信を利用することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。光通信は、ワイヤハーネスを介した電気通信に比べてノイズの点で有利である。
光ファイバケーブル同士の接続には、例えば図15に一例が示されているような光コネクタが使われる。この図15に示されている光コネクタ5は、光ファイバケーブル550の先端に取り付けられた接続端子としてのフェルール510と、このフェルール510を収容する箱状のハウジング520と、を備えている。ハウジング520には、フェルール510が挿入される円筒状のスリーブ521が収められる収容室522が設けられている。この収容室522における、光ファイバケーブル550側とは反対側の先端壁には、接続対象の光コネクタに設けられた相手側フェルールを、上記のスリーブ521に挿入するため進入孔が設けられている。この進入孔からスリーブ521に挿入された相手側フェルールの先端と、このスリーブ521内に位置するフェルール510の先端と、が互いに突き当てられて接続が行われる。
ここで、スリーブ521でフェルール510が光ファイバケーブル550側に動いてしまうと、相手側フェルールとの間に距離が開いてしまい光伝送損失が大きくなってしまう。そこで、図15に示されている光コネクタ5では、フェルール510を、光ファイバケーブル550側とは反対側の付勢方向D51に付勢してスリーブ521へと押し込むバネ部材530が設けられている。このバネ部材530は、ハウジング520に取り付けられるスペーサ540によって、フェルール510を付勢方向D51に付勢した状態でハウジング520内に保持される。
特開2014−048408号公報
ところで、車両に搭載される各種部品についてコスト削減が求められるようになって久しい。そして、上記のように車両内での利用が提案されている光コネクタについても、他の搭載部品と同様にコスト削減が求められている。
従って、本発明は、上記のような観点に着目し、コストが抑えられた光コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光コネクタは、光ファイバケーブルの先端に取り付けられた接続端子としてのフェルールと、前記光ファイバケーブルを外部へと延出させて前記フェルールを収容する箱状の部材であって、前記フェルールの軸心方向と交差する方向に向かって開いた開口、が設けられたハウジングと、前記ハウジングにおける前記開口を塞ぐとともに、前記光ファイバケーブル及び前記フェルールのうち少なくとも一方を、前記フェルールにおける軸心方向について、前記光ファイバケーブル側とは反対側の付勢方向に前記フェルールが付勢されるように保持するカバーと、を備えたことを特徴としている。
本発明の光コネクタによれば、フェルールが光ファイバケーブル側とは反対側の付勢方向に付勢されていることで、このフェルールと相手側フェルールとの離反が抑制されて光伝送損失が抑えられる。そして、このフェルールの付勢が、カバーによる光ファイバケーブル及びフェルールのうち少なくとも一方の保持により行われている。このため、例えば図15に示されている光コネクタ5のバネ部材530のような付勢のための別途部品が不要となる。従って、本発明の光コネクタによれば、上記のように別途部品が不要となる分、コストを抑えることができる。
ここで、本発明の光コネクタにおいて、前記カバーが、前記付勢方向にスライドして前記ハウジングに取り付けられるカバー本体と、前記フェルールを保持するとともに、前記軸心方向に弾性変形可能なフェルール保持部と、前記カバー本体の外縁に設けられて、前記付勢方向に前記フェルールが付勢されるように前記フェルール保持部を弾性変形させた状態で前記ハウジングに係止する係止爪と、を備えたことは好適である。
この好適な光コネクタによれば、カバーをハウジングに取り付けるという、取付動作によって同時にフェルールの付勢もなされることから、光コネクタの組立てコストについても抑制されることとなる。
また、本発明の光コネクタにおいて、前記カバーが、カバー本体と、前記フェルールを保持するフェルール保持部と、前記カバー本体の外縁に設けられて前記ハウジングに係止するとともに、該ハウジングに対して前記カバー本体を前記付勢方向に付勢するロック部と、を備えたことも好適である。
この好適な光コネクタによっても、カバーをハウジングに取り付けるという、取付動作によって同時にフェルールの付勢もなされることから、光コネクタの組立てコストについても抑制されることとなる。また、この好適な光コネクタでは、フェルールの付勢が、ロック部によるカバー本体の付勢という、簡単な構造によって行われることから、コストを一層抑えることができる。
また、本発明の光コネクタにおいて、前記カバーが、カバー本体と、前記光ファイバケーブルが撓み、その復元力で前記付勢方向に前記フェルールが付勢されるように前記光ファイバケーブルを保持するケーブル保持部と、を備えたことも好適である。
この好適な光コネクタによっても、カバーをハウジングに取り付けるという、取付動作によって同時にフェルールの付勢もなされることから、光コネクタの組立てコストについても抑制されることとなる。また、この好適な光コネクタでは、フェルールの付勢が、ケーブル保持部によって撓んだ状態で保持される光ファイバケーブルによって行われる。このように、上記の好適な光コネクタによれば、フェルールの付勢のための構造が簡略化されているのでコストを一層抑えることができる。
本発明の光コネクタによれば、コストを抑えることができる。
第1実施形態にかかる光コネクタを示す分解斜視図である。 図1に示されているカバーにおけるフェルール保持部の拡大図である。 図1中の領域A1内に設けられた係止爪の拡大図である。 図1中の領域A2内に設けられた係止爪の拡大図である。 光コネクタの組立て時における、ハウジングに対してカバーがスライド移動中の状態を示す図である。 カバーのスライドが完了してカバーがハウジングに取り付けられた状態を、図5(B)と同様の断面斜視図で示す図である。 第2実施形態にかかる光コネクタを示す分解斜視図である。 図7に示されているカバーの、長手方向に沿った断面図である。 カバーがハウジングに取り付けられた第2実施形態の光コネクタを示す側面図である。 図9に示されている光コネクタの長手方向に沿った断面図である。 図10中の領域A3の拡大図である。 図10中の領域A4の拡大図である。 第3実施形態にかかる光コネクタを、その光コネクタの長手方向の断面で示す分解断面図である。 組立てが完了した状態の第3実施形態にかかる光コネクタを、図13と同様の断面で示す断面図である。 従来の光コネクタの一例を示す図である。
本発明の第1実施形態にかかる光コネクタを図1〜図6を参照して説明する。
図1は、第1実施形態にかかる光コネクタを示す分解斜視図である。この図1に示されている光コネクタ1は、この光コネクタ1から延出する光ファイバケーブル150を、不図示の接続対象の光ファイバケーブルと接続するためのコネクタであり、フェルール110と、ハウジング120と、カバー130と、を備えている。
フェルール110は、2本の光ファイバケーブル150それぞれの先端に取り付けられた2個の円筒状の接続端子である。各フェルール110の先端111には、対応する光ファイバケーブル150内の光ファイバの端面が露出しており、光ファイバケーブル150側の基部112には、このフェルール110を後述するように付勢する付勢力を受ける鍔部113が設けられている。
ハウジング120は、光ファイバケーブル150を外部へと延出させてフェルール110を2個収容する直方体形状の箱状の部材であり、樹脂で形成されている。ハウジング120には、フェルール110が挿入される円筒状のスリーブ121が2個収められる第1収容室122が設けられている。この第1収容室122における、光ファイバケーブル150側とは反対側には、不図示の接続対象の光ファイバケーブルに設けられた相手側フェルールを、上記のスリーブ121に挿入するため矩形状の進入孔123が設けられている。この進入孔123からスリーブ121に挿入された相手側フェルールの先端と、このスリーブ121内に位置するフェルール110の先端111と、が互いに突き当てられて接続が行われる。
また、このハウジング120では、第1収容室122よりも進入孔123から遠い部分が、スリーブ121外に延出するフェルール110の基部112や光ファイバケーブル150の一部が収められる第2収容室124となっている。そして、この第2収容室124には、フェルール110の軸心方向D1と交差する図中の上方向D2に向かって開いた矩形状の開口124aが設けられている。また、第2収容室124における、第1収容室122とは反対側には、光ファイバケーブル150がハウジング120の外部へと延出するための矩形状の延出口124bが設けられている。フェルール110及び光ファイバケーブル150は、開口124a及び延出口124bから第2収容室124に収められ、フェルール110の先端が、第1収容室122内のスリーブ121に挿入されることとなる。
カバー130は、ハウジング120と同様に樹脂で形成され、ハウジング120における第2収容室124の開口124aを塞ぐ。そして、先端が上記のスリーブ121に挿入されたフェルール110を、そのフェルール110における軸心方向D1について、光ファイバケーブル150側とは反対側の付勢方向D11にフェルール110が付勢されるように保持する。
また、本実施形態では、このカバー130は、付勢方向D11にスライドして第2収容室124の開口124aを塞ぐようにハウジング120に取り付けられる。このカバー130は、カバー本体131と、フェルール保持部132と、4つの係止爪133と、が樹脂で一体に成形された部材である。
カバー本体131は、概ね矩形板状に形成され、ハウジング120に収容されたフェルール110の付勢方向D11にスライドしてハウジング120に取り付けられて、第2収容室124の開口124aを塞ぐ。
フェルール保持部132は、カバー本体131における、第2収容室124側を向く裏面から、この第2収容室124内のフェルール110の基部112へと向かって延びて、このフェルール110の基部112を保持する。
図2は、図1に示されているカバーにおけるフェルール保持部の拡大図である。この図2に示されているように、フェルール保持部132は、カバー本体131の裏面から垂下した軸部132aと、その軸部132aの先端から延びて2個のフェルール110の基部112を保持する保持部132bと、を備えている。保持部132bには、2個のフェルール110の基部112に繋がる2本の光ファイバケーブル150が嵌め込まれる2箇所の嵌込み溝132b−1が設けられている。そして、保持部132bは、この嵌込み溝132b−1に光ファイバケーブル150が嵌め込まれた状態で、フェルール110側を向く前面132b−2が、フェルール110の基部112に設けられた鍔部113に当接する。
このとき、フェルール保持部132は、樹脂が有する弾性により、軸心方向D1に弾性変形可能となっている。このフェルール保持部132における保持部132bは、前面132b−2がフェルール110の鍔部113に当接した状態で、後述するように軸心方向D1に弾性変形することで、このフェルール110を付勢方向D11に押圧しつつ保持する。
図1に示されているカバー130が備える4つの係止爪133は、カバー本体131の外縁に設けられて、付勢方向D11にフェルール110が付勢されるようにフェルール保持部132を弾性変形させた状態でハウジング120に係止する。これら4つの係止爪133は、概ね矩形板状に形成されたカバー本体131における一対の長辺の両端近傍に設けられている。
図3は、図1中の領域A1内に設けられた係止爪の拡大図であり、図4は、図1中の領域A2内に設けられた係止爪の拡大図である。図3には、カバー本体131の長辺の、付勢方向D11の前方側の係止爪(以下、前部係止爪133aと呼ぶ)が示され、図4には、カバー本体131の長辺の、付勢方向D11の後方側の係止爪(以下、後部係止爪133bと呼ぶ)が示されている。
前部係止爪133a及び後部係止爪133bは、何れもカバー本体131の長辺に沿った側面131aに、矢印D3方向に突出及び沈み込みが自在に設けられ、不図示の付勢機構により突出方向に付勢された爪である。前部係止爪133a及び後部係止爪133bは、側面131a内に沈み込ませる方向の力を受けると、上記の付勢力に反して沈み込むようになっている。
図1に示されているハウジング120の第2収容室124の開口124aにおける、一対の長辺近傍には、カバー130をスライドして取り付ける際に、前部係止爪133a及び後部係止爪133bが嵌まり込んでスライドを案内する前部案内溝124c及び後部案内溝124dが設けられている。
図5は、光コネクタの組立て時における、ハウジングに対してカバーがスライド移動中の状態を示す図である。図5(A)には、カバー130がスライド移動中の光コネクタ1が斜視図で示されており、図5(B)には、この状態の光コネクタ1の内部構造が、光コネクタ1を長手方向に沿って切断した断面斜視図で示されている。
この図5の状態では、カバー130における前部係止爪133aが、ハウジング120の第2収容室124における前部案内溝124cに嵌まり込んでいる。この状態では、図5(A)に模式的な拡大図で示されているように、前部係止爪133aは、矢印D31方向に沈み込んだ状態で前部案内溝124cに嵌まり込んでいる。
前部案内溝124cへの前部係止爪133aの嵌まり込みにより、カバー130は、フェルール110の付勢方向D11に沿って案内されてスライドされる。このスライドが進むと、図5では隠れている後部案内溝124dに後部係止爪133bも嵌まり込み、カバー130の前後でスライドが案内されることとなる。このとき、第1収容室122内のスリーブ121には、フェルール110の先端111が挿入されている。そして、カバー130のスライドにつれて、フェルール保持部132が、フェルール110の基部112の鍔部113に向かって、第2収容室124の内部を付勢方向D11に移動する。
図6は、カバーのスライドが完了してカバーがハウジングに取り付けられた状態を、図5(B)と同様の断面斜視図で示す図である。
図6に模式的な拡大図で示されているように、前部案内溝124c及び後部案内溝124dには、カバー130のスライドを止める位置に、前部係止爪133a及び後部係止爪133bが係止する前部係止孔124e及び後部係止孔124fが設けられている。カバー130が、前部係止爪133a及び後部係止爪133bが前部係止孔124e及び後部係止孔124fに達する位置までスライドすると、前部係止爪133a及び後部係止爪133bは、各々矢印D32方向に突出して前部係止孔124e及び後部係止孔124fに係止する。
そして、これら前部係止孔124e及び後部係止孔124fが、付勢方向D11について次のような位置に設けられている。即ち、図6に模式的な拡大図で示されているように、フェルール保持部132における保持部132bの前面132b−2をフェルール110の基部112の鍔部113に当接させ、かつ、この鍔部113を付勢方向D11に押し出す付勢力が生じるまでフェルール保持部132を撓ませる位置に、前部係止孔124e及び後部係止孔124fが設けられている。これにより、フェルール110は、その先端111をスリーブ121内に押し込む付勢方向D11に付勢された状態で保持されることとなる。
以上に説明した第1実施形態の光コネクタ1によれば、フェルール110が光ファイバケーブル150側とは反対側の付勢方向D11に付勢されていることで、このフェルール110と相手側フェルールとの離反が抑制されて光伝送損失が抑えられる。そして、このフェルール110の付勢が、カバー130によるフェルール110の保持により行われている。このため、例えば図15に示されている光コネクタ5のバネ部材530のような付勢のための別途部品が不要となる。従って、本実施形態の光コネクタ1によれば、上記のように別途部品が不要となる分、コストを抑えることができる。
また、本実施形態の光コネクタ1によれば、カバー130をハウジング120にスライドして取り付けるという、取付動作によって同時にフェルール110の付勢もなされることから、光コネクタ1の組立てコストについても抑制されることとなる。
次に、本発明の第2実施形態にかかる光コネクタを図7〜図12を参照して説明する。この第2実施形態の光コネクタは、フェルールを付勢するカバーが上述した第1実施形態の光コネクタ1と異なっている。以下、第2実施形態の光コネクタについて、第1実施形態の光コネクタ1との相違点に注目して説明を行う。尚、以下に参照する図7〜図12では、第1実施形態の光コネクタ1の説明において参照した図1〜図7に示されている構成要素と同等な構成要素については、図1〜図7と同じ符号を付して図示する。また、以下の説明では、これら同等な構成要素については重複説明を割愛する。
図7は、第2実施形態にかかる光コネクタを示す分解斜視図であり、図8は、図7に示されているカバーの、長手方向に沿った断面図である。図7及び図8に示されている光コネクタ2のカバー230は、ハウジング220の第2収容室224の開口224aに対し、図7に矢印D4で示されているように上方から被せられて取り付けられる。このカバー230は、カバー本体231と、第1実施形態と同等なフェルール保持部132と、ロック部232と、が樹脂で一体に成形された部材である。
カバー本体231は、概ね矩形板状に形成され、第2収容室224の開口224aに対し上記のように上方から被せられてハウジング220に取り付けられて、その開口224aを塞ぐ。カバー本体231の四角にはハウジング220に係止する4つの係止部231aが設けられている。ハウジング220の側壁220aには、カバー本体231の4つの係止部231aが係止する4箇所の係止孔220a−1が設けられている。開口224aにカバー本体231が被せられると、4つの係止部231aが第2収容室224に進入し、その内側から4箇所の係止孔220a−1に係止するようになっている。
第1実施形態と同等なフェルール保持部132は、軸部132aの先端に設けられた保持部132bが、2箇所の嵌込み溝132b−1に光ファイバケーブル150が嵌め込まれた状態で、フェルール110側を向く前面132b−2で、フェルール110の基部112に設けられた鍔部113に当接する。
ロック部232は、カバー本体231における、付勢方向D11の後方の端縁に設けられてハウジング220に係止するとともに、ハウジング220に対してカバー本体231を付勢方向D11に付勢する。ロック部232は、図8に示されているように、断面形状がU字状に形成され、そのU字が閉じる圧縮方向D5に弾性変形可能となっている。
ハウジング220では、第2収容室124において光ファイバケーブル150が外部へと延出するための矩形状の延出口224bの、カバー230側の縁に沿って一対の側壁220aの間に渡された梁部225が設けられている。そして、この梁部225に、上記のロック部232における、カバー本体231とは反対側の端部232aが係止するロック係止孔225aが設けられている。
本実施形態では、カバー230は、カバー本体231の4つの係止部231aが、ハウジング220の4箇所の係止孔220a−1に係止するとともに、ロック部232の端部232aがロック係止孔225aに係止することでハウジング220に取り付けられる。
図9は、カバーがハウジングに取り付けられた第2実施形態の光コネクタを示す側面図であり、図10は、図9に示されている光コネクタの長手方向に沿った断面図である。また、図11は、図10中の領域A3の拡大図であり、図12は、図10中の領域A4の拡大図である。
カバー230がハウジング220に取り付けられたときには、図10及び図11に示されているように、ロック部232の端部232aがロック係止孔225aに係止するとともに、その断面形状であるU字が閉じる圧縮方向D5に弾性変形した状態となる。ロック部232は、その弾性変形の復元力により、カバー本体231を付勢方向D11に付勢する。
そして、カバー本体231が上記のように付勢されることで、図12に示されているように、フェルール保持部132における保持部132bの前面132b−2がフェルール110の基部112の鍔部113に、付勢された状態で当接する。これにより、フェルール110は、その先端111をスリーブ121内に押し込む付勢方向D11に付勢された状態で保持されることとなる。
尚、ロック部232によってカバー本体231が付勢方向D11に付勢されると、カバー本体231は、その付勢方向D11に若干スライドする。このため、ハウジング220の係止孔220a−1は、図9に示されているように、その付勢方向D11の幅が、カバー本体231の係止部231aの幅よりも広く形成されて、カバー本体231のスライドが妨げられることがないように構成されている。
以上に説明した第2実施形態の光コネクタ2によっても、上述した第1実施形態の光コネクタ1と同様に、図15に示されている光コネクタ5のバネ部材530のような付勢のための別途部品が不要となる分、コストを抑えることができる。また、第2実施形態の光コネクタ2によっても、カバー230をハウジング220に取り付けるという、取付動作によって同時にフェルール110の付勢もなされることから、光コネクタ2の組立てコストについても抑制されることとなる。
また、第2実施形態の光コネクタ2によれば、フェルール110の付勢が、ロック部232によるカバー本体231の付勢という、簡単な構造によって行われることから、コストを一層抑えることができる。
次に、本発明の第3実施形態にかかる光コネクタを図13及び図14を参照して説明する。この第3実施形態の光コネクタも、フェルールを付勢するカバーが上述した第1実施形態の光コネクタ1,2と異なっている。以下、第3実施形態の光コネクタについて、第1実施形態及び第2実施形態の光コネクタ1,2との相違点に注目して説明を行う。尚、以下に参照する図13及び図14では、第1実施形態の光コネクタ1の説明において参照した図1〜図7や、第2実施形態の光コネクタ2の説明において参照した図8〜図12に示されている構成要素と同等な構成要素については、図1〜図12と同じ符号を付して図示する。また、以下の説明では、これら同等な構成要素については重複説明を割愛する。
図13は、第3実施形態にかかる光コネクタを、その光コネクタの長手方向の断面で示す分解断面図であり、図14は、組立てが完了した状態の第3実施形態にかかる光コネクタを、図13と同様の断面で示す断面図である。
図13及び図14に示されている光コネクタ3は、カバー330が、第2実施形態の光コネクタ2と同様に、図中に矢印D6で示されているように上方から被せられて取り付けられる。このため、光コネクタ3では、第2実施形態と同等なハウジング220が用いられている。
この光コネクタ3におけるカバー330は、第2実施形態と同等なカバー本体231を備えており、4つの係止部231aが、ハウジング220の側壁220aに設けられた4箇所の係止孔220a−1に係止することで、ハウジング220に取り付けられる。
ここで、本実施形態では、カバー330に、フェルール110を保持するフェルール保持部に替えて、ケーブル保持部331が設けられている。このケーブル保持部331は、図14に示されているように、付勢方向D11にフェルール110が付勢されるように光ファイバケーブル150が撓んだ状態でその光ファイバケーブル150保持する。具体的には、ケーブル保持部331は、光ファイバケーブル150を撓ませたときの撓み部151における、フェルール110とは反対側の基端151aを、ハウジング220の第2収容室224の底面に押し付けることで光ファイバケーブル150を保持する。また、撓み部151は、その第2収容室224の底面から離れる方向に撓んでいる。
本実施形態では、光ファイバケーブル150の撓み部151の復元力により、フェルール110は、その先端111をスリーブ121内に押し込む付勢方向D11に付勢されることとなる。
以上に説明した第3実施形態の光コネクタ3によっても、上述した第1実施形態及び第2実施形態の光コネクタ1,2と同様に、図15に示されている光コネクタ5のバネ部材530のような付勢のための別途部品が不要となる分、コストを抑えることができる。また、第3実施形態の光コネクタ3によっても、カバー330をハウジング220に取り付けるという、取付動作によって同時にフェルール110の付勢もなされることから、光コネクタ3の組立てコストについても抑制されることとなる。
また、第3実施形態の光コネクタ3によれば、フェルール110の付勢が、ケーブル保持部331によって撓んだ状態で保持される光ファイバケーブル150によって行われる。このように、第3実施形態の光コネクタ3によれば、フェルール110の付勢のための構造が簡略化されているのでコストを一層抑えることができる。
尚、前述した第1〜第3実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の光コネクタの構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、前述した実施形態では、本発明にいう光コネクタの一例として、直方体形状のハウジング120,220と、概ね矩形板状のカバー130,230,330と、を備えた光コネクタ1,2,3が例示されている。しかしながら、本発明にいう光コネクタは、これらに限るものではなく、例えば組み合わせたときに円筒や楕円等を形作るハウジングとカバーを備えたもの等であってもよく、光コネクタにおけるハウジングやカバーの具体的な形状等を問うものではない。
1,2,3 光コネクタ
110 フェルール
120 ハウジング
124a 開口
130 カバー
131,231 カバー本体
132 フェルール保持部
133 係止爪
150 光ファイバケーブル
232 ロック部
331 ケーブル保持部
D1 軸心方向
D11 付勢方向

Claims (4)

  1. 光ファイバケーブルの先端に取り付けられた接続端子としてのフェルールと、
    前記光ファイバケーブルを外部へと延出させて前記フェルールを収容する部材であって、前記フェルールの軸心方向と交差する方向に向かって開いた開口、が設けられたハウジングと、
    前記ハウジングにおける前記開口を塞ぐとともに、前記光ファイバケーブル及び前記フェルールのうち少なくとも一方を、前記フェルールにおける軸心方向について、前記光ファイバケーブル側とは反対側の付勢方向に前記フェルールが付勢されるように保持するカバーと、を備えたことを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記カバーが、
    前記付勢方向にスライドして前記ハウジングに取り付けられるカバー本体と、
    前記フェルールを保持するとともに、前記軸心方向に弾性変形可能なフェルール保持部と、
    前記カバー本体の外縁に設けられて、前記付勢方向に前記フェルールが付勢されるように前記フェルール保持部を弾性変形させた状態で前記ハウジングに係止する係止爪と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記カバーが、
    カバー本体と、
    前記フェルールを保持するフェルール保持部と、
    前記カバー本体の外縁に設けられて前記ハウジングに係止するとともに、該ハウジングに対して前記カバー本体を前記付勢方向に付勢するロック部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  4. 前記カバーが、
    カバー本体と、
    前記光ファイバケーブルが撓み、その復元力で前記付勢方向に前記フェルールが付勢されるように前記光ファイバケーブルを保持するケーブル保持部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
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