JP2017040572A - 到来方向推定装置、方法およびプログラム - Google Patents

到来方向推定装置、方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017040572A
JP2017040572A JP2015162751A JP2015162751A JP2017040572A JP 2017040572 A JP2017040572 A JP 2017040572A JP 2015162751 A JP2015162751 A JP 2015162751A JP 2015162751 A JP2015162751 A JP 2015162751A JP 2017040572 A JP2017040572 A JP 2017040572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaluation function
matrix
value
equation
arrival
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2015162751A
Other languages
English (en)
Inventor
田邉 康彦
Yasuhiko Tanabe
康彦 田邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2015162751A priority Critical patent/JP2017040572A/ja
Publication of JP2017040572A publication Critical patent/JP2017040572A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】到来方向推定の際の演算量を削減できる。【解決手段】本実施形態に係る到来方向推定装置は、行列計算部、固有値計算部、ベクトル生成部、行列生成部、判定部および評価関数計算部を含む。行列計算部は、1以上の到来波を受信した際の受信信号を用いて相関行列を計算する。固有値計算部は、前記相関行列を固有値分解し、固有ベクトルを計算する。ベクトル生成部は、前記1以上の到来波に関する少なくとも1つのモードベクトルを生成する。行列生成部は、前記固有ベクトルと前記モードベクトルとを用いて行列を生成する。判定部は、仰角および方位角の組み合わせで表される探索角度ごとに、前記行列の固有方程式の値と第1閾値とを比較し、到来方向推定に用いる評価関数の計算が必要であるかどうかを示す判定結果を生成する。評価関数計算部は、前記判定結果が前記評価関数の計算が必要であることを示す場合、該評価関数を計算する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、到来方向推定装置、方法およびプログラムに関する。
無線信号の到来方向を推定する技術として、アレーアンテナを用いて、アレーアンテナを構成するアンテナ間の位相差を利用した到来方向を推定する方式が多数提案されている。アレーアンテナを構成する各アンテナが特定の偏波のみを強く受信するアンテナである場合、到来する無線信号の偏波が受信アンテナの偏波特性に適合しないと、偏波ロスやフェージングの影響を受ける。結果として到来方向推定の性能も劣化する場合がある。
このような無線信号の偏波特性による劣化を防ぐ手法として、異なる偏波特性の複数のアンテナを同一個所に配置する構成がある。例えば、主偏波方向が3次元空間で1次独立になる3つの異なる偏波特性のアンテナを同一箇所に配置することで、どのような偏波の無線信号が到来しても偏波によるロスを低減して電波を受信することができる。この結果、到来方向推定の性能向上やビームフォーミングで特定の信号を抽出する際のSINR(Signal power to Interference plus Noise power Ratio)の向上が期待できる。
A. M. Swindlehurst and M. Viberg, "Subspace Fitting with Diversely Polarized Antenna Arrays," IEEE Trans. Antennas Propag., vol. 41, no. 12, pp. 1687 - 1694, Dec. 1993.
しかし、到来する信号の偏波特性に応じて各アンテナの受信強度が異なるため、従来はアンテナ間の位相差のみで到来方向を推定できたが、上述のような異なる偏波特性のアンテナを同一箇所に複数配置する場合は、アンテナ間の振幅差も推定しないと到来方向を推定することができない。探索する角度ごとに固有値演算を行えばアンテナ間の振幅差を最適化できるが、角度を細かく探索する場合や、方位角と仰角との2次元の探索を行う場合は、探索する角度の数が多くなるため固有値の演算数の増加に伴う演算量が問題となる。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、到来方向推定における演算量を削減することができる到来方向推定装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本実施形態に係る到来方向推定装置は、行列計算部、固有値計算部、ベクトル生成部、行列生成部、判定部および評価関数計算部を含む。行列計算部は、1以上の到来波を受信した際の受信信号を用いて相関行列を計算する。固有値計算部は、前記相関行列を固有値分解し、固有ベクトルを計算する。ベクトル生成部は、前記1以上の到来波に関する少なくとも1つのモードベクトルを生成する。行列生成部は、前記固有ベクトルと前記モードベクトルとを用いて行列を生成する。判定部は、仰角および方位角の組み合わせで表される探索角度ごとに、前記行列の固有方程式の値と第1閾値とを比較し、到来方向推定に用いる評価関数の計算が必要であるかどうかを示す判定結果を生成する。評価関数計算部は、前記判定結果が前記評価関数の計算が必要であることを示す場合、該評価関数を計算する。
本実施形態に係る到来方向推定装置を示すブロック図。 第1の実施形態に係る判定部の計算方法を説明するための図。 全探索角度における評価関数の対数値を描画したグラフ。 全探索角度における固有方程式の零次の係数の値を描画したグラフ。 本実施形態に係る評価関数計算部の評価関数の計算結果を示すグラフ。 第4の実施形態に係る判定部の計算方法を説明するための図。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る到来方向推定装置、方法およびプログラムについて詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る到来方向推定装置について図1のブロック図を参照して説明する。
本実施形態に係る到来方向推定装置100は、第1アンテナ101−1〜101−M(第1アンテナ101ともいう)、第2アンテナ102−1〜102−M(第2アンテナ102ともいう)、第3アンテナ103−1〜103−M(第3アンテナ103ともいう)、相関行列計算部104、固有値計算部105、モードベクトル生成部106、行列生成部107、判定部108および評価関数計算部109を含む。
第1アンテナ101は、それぞれ偏波特性が同一であるM個(Mは2以上の自然数)のアンテナである。偏波特性を同一にするには、同一形状のアンテナを同一方向に設置することにより実現できる。アンテナの形状は、線状アンテナ、ループアンテナ、パッチアンテナ、スロットアンテナなど、どのようなアンテナを用いても構わない。第2アンテナ102および第3アンテナ103も、それぞれ偏波特性が同一であるアンテナである。一方、第1アンテナ101、第2アンテナ102および第3アンテナ103は、互いに偏波特性が異なるアンテナである。異なる偏波特性とするには、異なるアンテナを用いてもよいし、同一のアンテナを使って異なる方向に設置してもよい。第1アンテナ101、第2アンテナ102および第3アンテナ103が、互いに異なる偏波特性を有していれば、設置場所はどのような設置場所でもよい。
第1アンテナ101、第2アンテナ102および第3アンテナ103はそれぞれ、無線信号である1以上の到来波を受信して受信信号を得る。なお、本実施形態では、偏波特性が異なる複数のアンテナを1つのアンテナ群とし、アンテナ群が異なる位置に複数配置されたアレーアンテナで到来波を受信する場合を想定する。
受信信号はその後、デジタル信号に変換される。受信信号のデジタル信号への変換は、低雑音増幅器、周波数変換器、フィルタ、AD変換器などを含む無線器(図示せず)を用いて行うといった一般的な処理を行えばよいため、ここでの説明を省略する。
相関行列計算部104は、第1アンテナ101、第2アンテナ102および第3アンテナ103から受信信号を受け取り、受信信号を用いて表現される受信信号ベクトルの相関行列を計算する。
固有値計算部105は、相関行列計算部104から相関行列を受け取り、相関行列を固有値分解し、固有値と固有ベクトルとを計算する。
モードベクトル生成部106は、到来波に関する少なくとも1つのモードベクトルを生成する。モードベクトルは、アンテナの配置と信号の到来角とで決まるベクトルである。
行列生成部107は、固有値計算部105から固有ベクトルを、モードベクトル生成部106からモードベクトルをそれぞれ受け取る。行列生成部107は、固有ベクトルとモードベクトルとを用いて行列を生成する。生成される行列としては、エルミート行列または実対称行列を想定するが、本実施形態では、エルミート行列を例に説明をする。
判定部108は、行列生成部107から行列を受け取り、仰角および方位角の組み合わせで表される探索角度ごとに、行列の固有方程式に基づく値と第1閾値とを比較して、到来方向推定に用いる評価関数の計算が必要であるかどうか示す判定結果を生成する。
評価関数計算部109は、行列生成部107から行列を、判定部108から判定結果をそれぞれ受け取り、判定結果が評価関数の計算が必要であることを示す場合、評価関数を計算する。評価関数計算部109は、判定結果が評価関数の計算が不要であることを示す場合、評価関数の値として所定値を設定する。
次に、本実施形態に係る到来方向推定装置100の到来方向推定処理について具体的に説明する。
なお、本説明においては、P個(Pは自然数)の独立した無線信号が到来波として到来し、各アンテナで受信することにより受信信号を得て、受信信号がデジタル信号に変換される処理まで行われたとする。
一般に、到来波は、異なる偏波特性を有しかつ異なる電力および異なる方向から到来するため、第1アンテナ101、第2アンテナ102および第3アンテナ103の各アンテナで受信した受信信号は、それぞれ(1)式、(2)式および(3)式で表される。
ここで、r(1)(t)は、第1アンテナ101−1〜101−Mの受信信号をそれぞれの要素とするM次元の列ベクトルを表す。r(2)(t)は、第2アンテナ102−1〜102−Mの受信信号をそれぞれの要素とするM次元の列ベクトルを表す。r(3)(t)は、第3アンテナ103−1〜103−Mの受信信号をそれぞれの要素とするM次元の列ベクトルを表す。
γ (1)、γ (2)およびγ (3)は、第1アンテナ101−1〜101−M、第2アンテナ102−1〜102−Mおよび第3アンテナ103−1〜103−Mのそれぞれで受信されるp番目の到来波の複素振幅をそれぞれ表す。
θおよびφは、p番目の信号に関する仰角方向の到来方向および方位角方向の到来方向を表す。a(θ,φ)、a(θ,φ)およびa(θ,φ)は、第1アンテナ101−1〜101−M、第2アンテナ102−1〜102−Mおよび第3アンテナ103−1〜103−Mにおけるp番目の到来波のM×1次のモードベクトルをそれぞれ表す。
(1)t、n(2)tおよびn(3)tは、第1アンテナ101−1〜101−M、第2アンテナ102−1〜102−Mおよび第3アンテナ103−1〜103−Mにおける、M×1次の熱雑音ベクトルをそれぞれ表す。s(t)は、p番目の到来波の複素信号を示す。
相関行列計算部104は、複数のタイミングで受信した受信信号について、上記(1)式〜(3)式を用いて、相関行列を計算する。具体的には、(4)式のように(1)式〜(3)式を結合して、ベクトルの次元を3M×1次に拡大したベクトルに対して(5)式の相関行列を計算する。
Δtは、サンプリング間隔、kはサンプリング数を表す。上付き「H」は複素共役転置を表す。なお、(5)式では、等間隔の時間でサンプリングした信号に対して相関行列を計算することを想定するが、サンプリング間隔は等間隔でなくともよい。
続いて、固有値計算部105は、(6)式のように相関行列Rrrを固有値分解し、固有値と固有ベクトルとを計算する。
は、信号部分空間の固有ベクトルを列ベクトルとする3M×P次の行列を表す。Λは、(7)式に示すように、信号部分空間の固有値を対角成分とするP×P次の対角行列を表す。
は、雑音部分空間の固有ベクトルを列ベクトルとする3M×(M−P)次の行列を表す。Λは、(8)式に示すように、雑音部分空間の固有値を対角成分とするM×(M−P)次の行列を表す。
なお、相関行列計算部104で生成される行列はエルミート行列であるので、エルミート行列の固有値、固有ベクトルは(9)式および(10)式を満たす。
ここで、I3Mは3M×3M次の単位行列である。
続いて、雑音部分空間の固有ベクトルEとモードベクトルとを用いて、(11)式の評価関数を計算する。
ζ(1)、ζ(2)およびζ(3)は、第1アンテナ101、第2アンテナ102および第3アンテナ103のそれぞれで受信される到来波の複素振幅の推定値を表し、「 ||・||F 」は、ベクトルのフロベニウスノルムを表し、上付き「T」は、転置を表す。
なお、(12)式のように、雑音部分空間の固有ベクトルの各列ベクトルを1行目からM行目、M+1から2M行目、2M+1から3M行目の3つに分割する。このとき、(11)式の評価関数は、(13)式のように展開できる。
但し、
θが到来波の仰角、φが到来波の方位角とそれぞれ一致し、ζ(1)、ζ(2)およびζ(3)が、各アンテナで受信される複素振幅と一致すると、(13)式の評価関数は極大値をとる。
よって、仰角θおよび方位角φを走査し、仰角θおよび方位角φごとに(13)式を最大にするζ(1)、ζ(2)およびζ(3)を解析的に求める。
モードベクトルa(θ,φ)、a(θ,φ)およびa(θ,φ)の各要素は、アンテナ間の位相差で決まるベクトルであり、大きさは任意に設定してもよい。よって、全てのモードベクトルが同一の大きさになるように設定すると、(13)式の評価関数は、(14)式のように展開できる。
ξmin(θ,φ)は、(15)式に示すξ(θ,φ)の最小値である。
ここで、(15)式は、レイリー商と呼ばれる演算であり、最小値がB(θ,φ)B(θ,φ)の最小固有値となることが知られている。よって、ζ(1)、ζ(2)、ζ(3)を求める必要はなく、B(θ,φ)B(θ,φ)の最小固有値を求めることで(14)式の評価関数Pmusicを計算することができる。
最終的に、仰角θおよび方位角φが走査されることにより、判定部108は、仰角θと方位角φとの組み合わせで表される探索角度ごとに、モードベクトルと固有ベクトルとを用いて、B(θ,φ)B(θ,φ)の最小固有値を計算する。評価関数計算部109は、最小固有値に基づいて(14)式の極大値となる仰角θおよび方位角φを計算することで、到来波の到来方向を推定できる。
なお、偏波特性が異なる3種類のアンテナを同一箇所に設置する場合は、モードベクトルa(θ,φ)、a(θ,φ)およびa(θ,φ)は同一のベクトルになるため、モードベクトル生成部106で生成されるモードベクトルは、仰角θおよび方位角φの角度ごとに1つのモードベクトルでよい。
次に、第1の実施形態に係る判定部108の判定処理について図2を参照して説明する。
偏波特性が異なる3種類のアンテナを用いる場合、B(θ,φ)B(θ,φ)は3×3次のエルミート行列となるので、固有方程式は3次の方程式となる。また、B(θ,φ)B(θ,φ)は半正定値行列でもあることから、固有方程式の固有値は、0(零)以上の実数となる特徴がある。
さらに、到来波の到来方向と走査している角度θおよびφとが一致する場合、雑音部分空間の固有ベクトルとモードベクトルとが直交することから、ξmin(θ,φ)は零となる。一方、到来波の到来方向と走査している角度θおよびφとが一致しない場合、雑音部分空間の固有ベクトルとモードベクトルとが直交しないことから、ξmin(θ,φ)は零より大きい値となる。よって、零に近い固有値を求めることで到来波の到来方向を推定できる。
図2(a)は、(16)式に示す固有方程式を図示したものである。
図2に示すように、切片の値は負となるが、固有方程式が零に近い値を解(最小固有値201)として持つ場合、図2(b)に示すように切片の値202、すなわち固有方程式の零次の係数の値も零に近くなる。(16)式の場合、切片の値は零次の係数cである。
よって、判定部108が、行列生成部107で生成された行列の固有方程式の零次の係数を算出し、固有方程式の零次の係数と予め設定した閾値(第1閾値ともいう)とを比較する。判定部108は、零次の係数の値が閾値以上である場合に評価関数計算部109において固有値を計算させる指示、すなわち評価関数の計算が必要であることを示す判定結果を生成する。
B(θ,φ)B(θ,φ)の固有値のうち最小の固有値(最小固有値)は、固有方程式をVieteの解法などを用いて解析的に求めてもよいし、ニュートン法や二分法のような手法で解いてもよい。その他、QR法等を用いて行列演算で求めてもよい。すなわち、B(θ,φ)B(θ,φ)の最小固有値を求めることができればいかなる手法を適用してもよい。
次に、到来方向推定結果について、図3、図4および図5を参照して説明する。
図3に示すグラフは、横軸が方位角を示し、縦軸が仰角を示す。全探索角度における評価関数の対数値が描画されたものである。図3に示すように、到来波が2波であり、到来波の到来角度における評価関数の値が極大値となることがわかる。
一方、図4に示すグラフは、図3に示す到来波について、全探索角度における固有方程式の零次の係数の値を描画したものである。零次の係数の値のみを描画した場合でも、図3と同様に、到来波の到来方向近傍で零次の係数の値が大きくなっていることがわかる。つまり、固有方程式の零次の係数に基づいて、評価関数Pmusicの計算が必要であるかどうかを判定することができる。
図5に示すグラフは、図3に示す到来波について、図4において零次の係数と比較する閾値を「−20」と設定した場合の、評価関数計算部109における評価関数の計算結果を描画したものである。
具体的には、零次の係数が「−20」以上である場合、評価関数Pmusicを計算し、零次の係数が「−20」よりも小さい場合は、評価関数Pmusicの値を1とした場合の計算結果を描画したものである。
図5に示すように、固有方程式の零次の係数が閾値以上となる角度についてのみ計算した場合でも、全角度について評価関数を計算した図3のグラフとほぼ同様の結果を得ることができる。
以上に示した第1の実施形態によれば、固有方程式の零次の係数が閾値以上となる角度についてのみ評価関数を計算することで、到来波が到来している角度近傍のみ評価関数を計算することができる。よって、到来波とは関係ない角度に関する到来方向推定の演算量を削減しつつ、高い精度で到来方向を推定することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、固有方程式の切片の値を、固有方程式の零次の係数ではなく、行列式から求める点が異なる。
B(θ,φ)B(θ,φ)の固有方程式の零次の係数(切片の値)は、B(θ,φ)B(θ,φ)の行列の行列式と一致する。よって、異なる偏波特性を有する3種類のアンテナを用いる場合は、B(θ,φ)B(θ,φ)は3×3次の行列となり、B(θ,φ)B(θ,φ)の各要素が(17)式で表される場合、行列式は(18)式になる。
判定部108は、行列の行列式を計算し、行列式の値が予め定められた閾値以上の場合に固有方程式の係数を求め、評価関数を計算することを示す判定結果を生成する。評価関数計算部109は、受け取った判定結果に対応する角度の評価関数を計算すればよい。
以上に示した第2の実施形態によれば、全ての固有方程式の係数を求めることなく、到来方向推定の評価関数の計算の要否を判定することができるため、評価関数の計算回数を削減することに加えて、固有方程式の係数の計算回数も削減することができる。よって、演算量を低減しつつ高精度な到来方向推定を実施することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、複数の閾値を設定する点が上述の実施形態と異なる。
上述のように、到来波の到来方向と走査している仰角θおよび方位角φとが一致する場合、理想的には、最小固有値の値が零になるが、SN比(Signal power to Noise Retio)が低い場合や、相関行列計算部104において計算する際のサンプル数が少ない場合、アンテナの設置場所や特性が設計値とは異なる値になったり、到来波が角度広がりを有して入射する場合は、最小固有値が零にならなかったりする。つまり、上述の第1の実施形態および第2の実施形態において、閾値を高く設定しすぎてしまうと、到来波を見落とす状況が発生する場合がある。逆に、閾値を低く設定しすぎてしまうと、固有計算部で固有値を計算する回数が増加してしまい、演算量削減の効果が抑制される場合がある。
よって、第3の実施形態では、複数の閾値を設定することで、演算量を削減しつつより精度の高い評価関数を求めることができる。
判定部108は、第1閾値に加え、第1閾値よりも小さい第2閾値を設定する。判定部108は、固有方程式の零次の係数が第1閾値以上である場合、第1の実施形態および第2の実施形態と同様に、評価関数を計算する必要があることを示す判定結果を生成する。評価関数計算部109は、判定部108から評価関数を計算する必要があることを示す判定結果を受け取り、最小固有値を計算することにより評価関数Pmusicの値を計算する。
固有方程式の零次の係数が、第1閾値よりも小さくかつ第2閾値以上である場合、すなわち、第1閾値と第2閾値とで規定される範囲内である場合、判定部108は、固有方程式の近似値を計算することを示す判定結果を生成する。評価関数計算部109は、判定部108から近似値を計算することを示す判定結果を受け取り、固有方程式から近似値を計算して評価関数の値とする。
固有方程式の零次の係数が第2閾値よりも小さい場合、判定部108は、評価関数の計算が不要であることを示す判定結果を生成する。評価関数計算部109は、判定部108から評価関数の計算が不要であることを示す判定結果を受け取り、所定値を評価関数の値として設定する。
ここで、固有方程式から近似値を求める手法を説明する。一例として、ニュートン法を適用することができる。固有方程式が(16)式で表される場合、(16)式の1次微分は、(19)式で表せる。
最小固有値の最小値は零になるため、(20)式に示すように、固有方程式のx=0における接線がx軸と交差する点を近似値とする。
なお、(21)式の漸化式に従い、複数回更新した結果を近似値としてもよい。
以上に示した第3の実施形態によれば、固有値演算の要否を判定する際に、第1閾値および第2閾値という複数の閾値を設定し、固有方程式の零次の係数が第1閾値と第2閾値とで規定される範囲内である場合に固有値の近似値を計算することにより、演算量を削減しつつより精度の高い評価関数を求めることができる。また、固有値演算を行うよりも少ない演算量で近似値を求めることで、演算量を削減しつつ、単に規定値を設定するよりも実際の固有値に近い値を設定できるので、より到来方向の推定精度を高めることができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、信号部分空間の固有ベクトルを用いる点と、固有方程式の零次の係数に基づいて評価関数の計算の要否を判定するのではなく、モードベクトルのフロベニウスノルムの二乗値を用いて評価関数を計算する必要があるかどうかを判定する点が異なる。
相関行列計算部104において計算される相関行列は、エルミート行列であるため、全ての固有ベクトルを列ベクトルとする行列はユニタリ行列となり、(10)式を満たす。
よって、(10)式から(22)式の関係が成立するため、雑音部分空間の固有ベクトルEではなく、信号部分空間の固有ベクトルEを用いても評価関数Pmusicを求めることができる。
なお、(22)式を(14)式の評価関数Pmusicに代入すると評価関数Pmusicは(23)式のように表せる。
なお、第1アンテナ101−1〜101−M、第2アンテナ102−1〜102−Mおよび第3アンテナ103−1〜103−Mのモードベクトルのフロベニウスノルムは、全て等しい値である。
(23)式のμ(θ,φ)は、第1の実施形態における(15)式のξ(θ,φ)と同様にレイリー商であり、最大値はモードベクトルのフロベニウスノルムの二乗値となる。よって、μ(θ,φ)が最大になる場合に(23)式の評価関数Pmusicが最大となる。(25)式に示す行列の最大固有値を、(23)式のμ(θ,φ)に代入することで評価関数を計算することができる。
行列生成部107は、固有値計算部105で計算された固有ベクトルのうち信号部分空間の固有ベクトルと、モードベクトルとを用いて、(24)式および(25)式を計算する。
ここで、第4の実施形態に係る判定部108の判定処理について図6を参照して説明する。
図6は、図2と同様に、(16)式に示す固有方程式を図示したものである。
図6(a)に示すように、走査している角度が到来波の到来方向と一致していない場合は評価関数の値が大きくならないため、最大固有値601は、モードベクトルのフロベニウスノルムの二乗値よりも小さな値となる。一方、図6(b)に示すように、到来波の到来方向と走査している角度θおよび角度φとが一致する場合、評価関数が極大値となることから、最大固有値601は、モードベクトルのフロベニウスノルムの二乗値に近づく。
よって、モードベクトルのフロベニウスノルムの二乗値を固有方程式に代入すると、走査角と到来波の到来方向とが一致する場合は、固有方程式の値は零に近い値となる。一方、走査角と到来波の到来方向とが一致しない場合は、固有方程式の値は大きな値となる。
判定部108は、(25)式の固有方程式にモードベクトルのフロベニウスノルムの二乗値を代入した値と予め定められた閾値(便宜上、第1閾値とも呼ぶ)とを比較し、固有方程式にモードベクトルのフロベニウスノルムの二乗値を代入した値が閾値以下の場合は、評価関数を計算する必要があることを示す判定結果を生成する。評価関数計算部109は、評価関数を計算する必要があることを示す判定結果を受け取り、(25)式の最大固有値を求め、(23)式の評価関数のμ(θ,φ)に代入することで評価関数を計算する。
一方、判定部108は、(24)式の固有方程式にモードベクトルのフロベニウスノルムの二乗値を代入した値が閾値よりも大きい場合は、評価関数を計算しないことを示す判定結果を生成し、評価関数計算部109が、所定値を(23)式の評価関数の値として設定する。
なお、第3の実施形態と同様に、2つの閾値を設定し、固有方程式の値が第1閾値と第2閾値とで規定される範囲内である場合は、近似値を計算して評価関数の値を求めてもよい。この場合、第3の実施形態とは異なり、第2閾値は第1閾値よりも大きな値に設定する必要がある。すなわち、固有方程式の値が第1閾値以上で第2閾値よりも小さい場合、固有方程式から近似値を計算すればよい。また、ニュートン法に基づく近似を行う場合、初期値は0ではなくモードベクトルのフロベニウスノルムの二乗値とする。
以上に示した第4の実施形態によれば、固有方程式にモードベクトルのフロベニウスノルムの二乗値を代入した値が閾値以下である場合、固有値を計算することで、信号部分空間の固有ベクトルを用いて評価関数を計算することができる。よって、演算量を削減しつつより精度の高い評価関数を求めることができる。
なお、上述した実施形態では、偏波特性の異なるアンテナを3種類用いて到来方向を推定する場合を例に説明したが、アンテナの数は3種類に限定されない。例えば、4種類のアンテナを用いる場合は、各アンテナの配置に応じたモードベクトルをモードベクトル生成部106で生成し、行列生成部107で生成する行列の次元を4次元に拡張すればよい。すなわち、偏波特性の異なるアンテナの数と、行列の次元の数とが同じ数になるようにすればよい。
上述の実施形態の中で示した処理手順に示された指示は、ソフトウェアであるプログラムに基づいて実行されることが可能である。汎用の計算機システムが、このプログラムを予め記憶しておき、このプログラムを読み込むことにより、上述した到来方向推定装置による効果と同様な効果を得ることも可能である。上述の実施形態で記述された指示は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD±R、DVD±RW、Blu−ray(登録商標)Discなど)、半導体メモリ、又はこれに類する記録媒体に記録される。コンピュータまたは組み込みシステムが読み取り可能な記録媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。コンピュータは、この記録媒体からプログラムを読み込み、このプログラムに基づいてプログラムに記述されている指示をCPUで実行させれば、上述した実施形態の到来方向推定装置と同様な動作を実現することができる。もちろん、コンピュータがプログラムを取得する場合又は読み込む場合はネットワークを通じて取得又は読み込んでもよい。
また、記録媒体からコンピュータや組み込みシステムにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワーク等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行してもよい。
さらに、本実施形態における記録媒体は、コンピュータあるいは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記録媒体も含まれる。
また、記録媒体は1つに限られず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も、本実施形態における記録媒体に含まれ、媒体の構成は何れの構成であってもよい。
なお、本実施形態におけるコンピュータまたは組み込みシステムは、記録媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するためのものであって、パソコン、マイコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であってもよい。
また、本実施形態におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本実施形態における機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100・・・到来方向推定装置、101,101−1〜101−M・・・第1アンテナ、102,102−1〜102−M・・・第2アンテナ、103,103−1〜103−M・・・第3アンテナ、104・・・相関行列計算部、105・・・固有値計算部、106・・・モードベクトル生成部、107・・・行列生成部、108・・・判定部、109・・・評価関数計算部、201・・・最小固有値、202・・・切片の値、601・・・最大固有値。

Claims (8)

  1. 1以上の到来波を受信した際の受信信号を用いて相関行列を計算する行列計算部と、
    前記相関行列を固有値分解し、固有ベクトルを計算する固有値計算部と、
    前記1以上の到来波に関する少なくとも1つのモードベクトルを生成するベクトル生成部と、
    前記固有ベクトルと前記モードベクトルとを用いて行列を生成する行列生成部と、
    仰角および方位角の組み合わせで表される探索角度ごとに、前記行列の固有方程式の値と第1閾値とを比較し、到来方向推定に用いる評価関数の計算が必要であるかどうかを示す判定結果を生成する判定部と、
    前記判定結果が前記評価関数の計算が必要であることを示す場合、該評価関数を計算する評価関数計算部と、を具備する到来方向推定装置。
  2. 前記固有ベクトルは、雑音部分空間の固有ベクトルであり、
    前記固有方程式の値は、該固有方程式の零次の係数であり、
    前記判定部は、前記零次の係数が前記第1閾値以上である場合、前記評価関数の計算が必要であると判定する請求項1に記載の到来方向推定装置。
  3. 前記判定部は、前記固有方程式の値として前記行列から得られる行列式の値を用いる請求項1に記載の到来方向推定装置。
  4. 前記固有ベクトルは、信号部分空間の固有ベクトルであり、
    前記固有方程式の値は、該固有方程式に前記モードベクトルのノルムの二乗値を代入した計算値であり、
    前記判定部は、前記計算値が前記第1閾値以下である場合、前記評価関数の計算が必要であると判定する請求項1に記載の到来方向推定装置。
  5. 前記判定部は、前記第1閾値と、該第1閾値とは異なる第2閾値と、前記固有方程式の値とを比較し、該固有方程式の値が該第1閾値と該第2閾値とで規定される範囲内であるかどうかを判定し、
    前記評価関数計算部は、前記固有方程式の値が前記第1閾値と前記第2閾値とで規定される範囲内である場合、前記固有方程式の近似値を用いて前記評価関数を計算する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の到来方向推定装置。
  6. 前記受信信号は、偏波特性が異なる複数のアンテナを1つのアンテナ群として、該アンテナ群が異なる位置に複数配列されたアレーアンテナで受信した信号である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の到来方向推定装置。
  7. 1以上の到来波を受信した際の受信信号を用いて相関行列を計算し、
    前記相関行列を固有値分解し、固有ベクトルを計算し、
    前記1以上の到来波に関する少なくとも1つのモードベクトルを生成し、
    前記固有ベクトルと前記モードベクトルとを用いて行列を生成し、
    仰角および方位角の組み合わせで表される探索角度ごとに、前記行列の固有方程式の値と第1閾値とを比較し、到来方向推定に用いる評価関数の計算が必要であるかどうかを示す判定結果を生成し、
    前記判定結果が前記評価関数の計算が必要であることを示す場合、該評価関数を計算する到来方向推定方法。
  8. コンピュータを、
    1以上の到来波を受信した際の受信信号を用いて相関行列を計算する行列計算手段と、
    前記相関行列を固有値分解し、固有ベクトルを計算する固有値計算手段と、
    前記1以上の到来波に関する少なくとも1つのモードベクトルを生成するベクトル生成手段と、
    前記固有ベクトルと前記モードベクトルとを用いて行列を生成する行列生成手段と、
    仰角および方位角の組み合わせで表される探索角度ごとに、前記行列の固有方程式の値と第1閾値とを比較し、到来方向推定に用いる評価関数の計算が必要であるかどうかを示す判定結果を生成する判定手段と、
    前記判定結果が前記評価関数の計算が必要であることを示す場合、該評価関数を計算する評価関数計算手段と、して機能させるための到来方向推定プログラム。
JP2015162751A 2015-08-20 2015-08-20 到来方向推定装置、方法およびプログラム Abandoned JP2017040572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015162751A JP2017040572A (ja) 2015-08-20 2015-08-20 到来方向推定装置、方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015162751A JP2017040572A (ja) 2015-08-20 2015-08-20 到来方向推定装置、方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017040572A true JP2017040572A (ja) 2017-02-23

Family

ID=58202912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015162751A Abandoned JP2017040572A (ja) 2015-08-20 2015-08-20 到来方向推定装置、方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017040572A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111337956A (zh) * 2020-03-16 2020-06-26 北京工业大学 导航接收机性能综合评价方法及装置
WO2022054270A1 (ja) * 2020-09-14 2022-03-17 日本電気株式会社 情報処理装置、制御方法及び記憶媒体

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001305202A (ja) * 2000-04-24 2001-10-31 Toyota Central Res & Dev Lab Inc Musicスペクトラム計算方法、その装置及び媒体
JP2013120144A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Fujitsu Ltd 探知測距装置および角度推定方法
JP2013152239A (ja) * 2013-03-29 2013-08-08 Honda Elesys Co Ltd 電子走査型レーダ装置、その制御方法及びプログラム
JP2013213730A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Mitsubishi Electric Corp 方位測定装置、および、方位測定方法
JP2014119343A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Toshiba Corp 到来方向推定装置及び方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001305202A (ja) * 2000-04-24 2001-10-31 Toyota Central Res & Dev Lab Inc Musicスペクトラム計算方法、その装置及び媒体
JP2013120144A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Fujitsu Ltd 探知測距装置および角度推定方法
JP2013213730A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Mitsubishi Electric Corp 方位測定装置、および、方位測定方法
JP2014119343A (ja) * 2012-12-17 2014-06-30 Toshiba Corp 到来方向推定装置及び方法
JP2013152239A (ja) * 2013-03-29 2013-08-08 Honda Elesys Co Ltd 電子走査型レーダ装置、その制御方法及びプログラム

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
A.SWINDLEHURST ET AL.: ""Subspace Fitting with Diversely Polarized Antenna Arrays"", IEEE TRANSACTIONS ON ANTENNA AND PROPAGATION, vol. 41, no. 12, JPN6018046386, December 1993 (1993-12-01), pages 1687 - 1694, ISSN: 0003926380 *
山田 寛喜 ほか: ""偏波平均化前処理によるスーパレゾリューション法の分解能改善"", 電子情報通信学会論文誌B, vol. 81, no. 3, JPN6018046385, March 1998 (1998-03-01), JP, pages 200 - 207, ISSN: 0003926379 *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111337956A (zh) * 2020-03-16 2020-06-26 北京工业大学 导航接收机性能综合评价方法及装置
CN111337956B (zh) * 2020-03-16 2022-02-11 北京工业大学 导航接收机性能综合评价方法及装置
WO2022054270A1 (ja) * 2020-09-14 2022-03-17 日本電気株式会社 情報処理装置、制御方法及び記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4660773B2 (ja) 信号到来方向推定装置、信号到来方向推定方法、および信号到来方向推定用プログラム
US11456809B2 (en) Position estimation method for estimating position of interference signal source and position estimation system for performing the method
JP6395677B2 (ja) 到来方向推定装置
Qian et al. PUMA: An improved realization of MODE for DOA estimation
Abdalla et al. Performance evaluation of direction of arrival estimation using MUSIC and ESPRIT algorithms for mobile communication systems
Bhuiya et al. Analysis of direction of arrival techniques using uniform linear array
KR101498646B1 (ko) 다중 재머 환경에서의 doa 추정 장치 및 방법
Yang et al. 2D DOA estimation of coherently distributed noncircular sources
Steinwandt et al. Knowledge-aided direction finding based on unitary ESPRIT
JP2017040572A (ja) 到来方向推定装置、方法およびプログラム
CN114089276A (zh) 一种自适应水下声源被动定位方法及系统
He et al. Joint space-time parameter estimation for underwater communication channels with velocity vector sensor arrays
JP4977849B2 (ja) 電波到来方向探知装置
JP2017040573A (ja) 到来方向推定装置、方法およびプログラム
JP6965561B2 (ja) 整相器および整相処理方法
CN108051773A (zh) 基于盖式圆盘准则估计信源数目的epuma方法
Jiang et al. Direction-of-arrival estimation for uniform circular arrays under small sample size
JP5724548B2 (ja) 方位測定装置、方位測定方法及び方位測定プログラム
KR100846446B1 (ko) 도래각 추정 장치 및 그 방법
JP2005201798A (ja) 到来方位測定システム及び到来方位測定方法
Liu et al. An improved polarization and DOA estimation algorithm
Han et al. The Central DOA Estimation Algorithm Based on Support Vector Regression for Coherently Distributed Source.
Abdalla et al. Sensitivity Analysis for Direction of Arrival Estimation Using Capon and Music Algorithms in Mobile Radio Environment
JP2008175827A (ja) 移動局方向推定方法及び装置
Yang et al. Robust Adaptive Beamforming Based on Steering Vector Estimation and Combined with Sample Covariance Matrix

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181127

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20181217