JP2017040148A - フェンスの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】1本の支柱でコーナー部の一方のメッシュフェンスと他方のメッシュフェンスの両側端部を固定することができ、従来と比較し、施工コストや材料コストを削減することを可能にするフェンスの取付構造を提供する。
【解決手段】コーナー部1に立設される支柱3と、一方のメッシュフェンス2aを支柱3に接続固定するためのフェンス取付金具の第一固定手段5と、他方のメッシュフェンス2bを支柱3に接続固定するための第二固定手段6とを備える。第一固定手段のフェンス取付金具5は、支柱3の側面に接続して固定する柱接続部8と、回動機構13によって上下方向に延びる回動軸線周りに回動自在に柱接続部8に接続して設けられ、一方のメッシュフェンス2aを接続して固定するフェンス接続部9とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、フェンスの取付構造に関し、特にコーナー部のフェンスの取付構造に関する。
従来、敷地の外周などにフェンスを設置し、敷地境界の明確化、敷地内の視認制限などを図るようにしている。
この種のフェンスには、所定の間隔をあけて立設された複数の支柱と、複数の支柱に支持させてフェンス面を形成するように並設される複数のフェンス本体とを備えて構成したものがある。また、フェンス本体として縦筋(縦線材)と横筋(横線材)を格子状に組み付けてなるメッシュフェンスが多用されている。
ここで、例えば、メッシュフェンスをフェンス本体として用いる場合には、棒状の軸部の先端にフック部を備えたフックボルトを取付金具として用いて、メッシュフェンスを支柱に固定するようにしている。
一方、図13及び図14に示すように、敷地のコーナー部(角部)1などにおいては、隣り合う一方のメッシュフェンス2(2a)と、他方のメッシュフェンス2(2b)を所定の交差角度θで配置し、隣接した互いのメッシュフェンス2a、2bの側端部2c同士を繋げてコーナー部1を形成する(例えば、特許文献1参照)。
また、このとき、一方のメッシュフェンス2aの一側端部2c側を支柱3で支持し、他方のメッシュフェンス2bの一側端部2cを支柱3で支持し、これら計2本の支柱3で支持した両メッシュフェンス2a、2bの側端部2c同士を金具4で固定したり、両メッシュフェンス2a、2bの側端部2cをそれぞれフックボルトなどの金具で固定するようにしている。
特開2000−8655号公報
しかしながら、上記従来のフェンスの取付構造Bにおいては、コーナー部1に一方のメッシュフェンス2aと他方のメッシュフェンス2bの隣接配置される側端部2cをそれぞれ固定するための2本の支柱3が必要であった。このため、1本の支柱3でコーナー部1の一方のメッシュフェンス2aと他方のメッシュフェンス2bの両側端部2cを固定することが、施工コストや材料コストの削減などの観点から強く望まれていた。
本発明は、上記事情に鑑み、1本の支柱でコーナー部の一方のメッシュフェンスと他方のメッシュフェンスの両側端部を固定することができ、従来と比較し、施工コストや材料コストを削減することを可能にするフェンスの取付構造を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明のフェンスの取付構造は、コーナー部を形成する一辺及び他辺にそれぞれ沿うように、所定の交差角度で一方のメッシュフェンスと他方のメッシュフェンスを配設するためのフェンスの取付構造であって、前記コーナー部に立設される支柱と、前記一方のメッシュフェンスを前記支柱に接続固定するためのフェンス取付金具の第一固定手段と、前記他方のメッシュフェンスを前記支柱に接続固定するための第二固定手段とを備え、且つ、前記第一固定手段のフェンス取付金具が、前記支柱の側面に接続して固定する柱接続部と、回動機構によって上下方向に延びる回動軸線周りに回動自在に前記柱接続部に接続して設けられ、前記一方のメッシュフェンスを接続して固定するフェンス接続部とを備えていることを特徴とする。
この発明においては、第一固定手段のフェンス取付金具によって一方のメッシュフェンスを支柱に接続し、例えばボルト、ナットなどの第二固定手段によって他方のメッシュフェンスを支柱に接続することができる。そして、このとき、第一固定手段のフェンス取付金具が、支柱に固着される柱接続部と、この柱接続部に回動機構によって回動自在に接続され、一方のメッシュフェンスを接続するフェンス接続部とで構成されているため、柱接続部を支柱に固着するとともに、フェンス接続部ひいてはこのフェンス接続部に接続して固定した一方のメッシュフェンスを他方のメッシュフェンスに対して回動させ、任意の交差角度で自在に配設することが可能になる。
また、本発明のフェンスの取付構造においては、前記フェンス接続部に、前記一方のメッシュフェンスを接続する側の一面から突出するフェンス引掛部が設けられていることが望ましい。
この発明においては、第一固定手段のフェンス取付金具の柱接続部を支柱に固着し、フェンス接続部に一方のメッシュフェンスを接続する際に、横筋をフェンス引掛部に引掛けることによって一方のメッシュフェンスを仮設置することが可能になる。
これにより、ボルト、ナットなどで一方のメッシュフェンスの一側端部をフェンス接続部に接続して固定する際に、作業者が一方のメッシュフェンスを常時支える必要がなく、施工性を大幅に向上させることが可能になる。
さらに、本発明のフェンスの取付構造においては、前記柱接続部が、前記支柱に固着される固定部と、前記一方のメッシュフェンスの設置位置に応じた所定の長さで前記固定部から横方向に延出し、延出方向先端側に前記回動機構が設けられる持ち出し部とを備えていることがより望ましい。
この発明においては、固定部を支柱に接続して固定した状態で一方のメッシュフェンスの設置位置に応じた所定の長さで固定部から横方向に持ち出し部が延出し、この持ち出し部の先端側に回動機構が設けられている。このため、固定部を支柱に接続するだけで、自動的に回動機構の回動軸(回動軸線)の位置を所定の位置に配し、確実且つ容易にフェンス接続部をコーナー部を形成する一辺に沿う所定位置に配設することが可能になる。
また、本発明のフェンスの取付構造においては、前記柱接続部が、前記支柱の一側面に固着される固定部と、前記固定部に繋がり、前記支柱の他の側面に係止される係止部とを備えていることがさらに望ましい。
この発明においては、柱接続部が固定部を支柱に接続して固定した状態で支柱の他の側面に係止される係止部を備えているため、例えば固定部を1本のボルト、ナットで支柱に固着した場合であっても、支柱の他の側面に係止部が係止されていることで、固定部ひいては第一固定手段全体が回動して位置ずれすることを防止できる。
よって、一方のメッシュフェンスをフェンス接続部に接続して固定する際に、柱接続部の固定部を支柱に接続するとともに自動的にフェンス接続部が精度よく所定に配置され、その接続固定作業を容易で好適に行うことが可能になる。
さらに、本発明のフェンスの取付構造においては、前記回動機構の回動軸が前記柱接続部と前記フェンス接続部の面外方向に偏心して設けられていることが望ましい。
この発明においては、回動機構の回動軸が柱接続部とフェンス接続部の面外方向に偏心して設けられていることによって、柱接続部とフェンス接続部を相対的に回転させた際に、互いに干渉が生じにくく、大きな交差角度範囲で相対的に回動させることができる。これにより、多様な交差角度のコーナー部に適用でき、汎用性を高めることが可能になる。また、例えば偏心して回動機構が大きく露出する側をフェンスの内側に設けるなどし、コーナー部の見栄えをよくすることができる。
また、本発明のフェンスの取付構造において、前記第一固定手段が高さ方向中央を境にして上下対称で形成されていることが望ましい。
この発明においては、第一固定手段が上下対称に形成されているため、柱接続部を上下逆につけて使用することができる。そして、このように柱接続部を上下逆につけることにより、コーナー部の構成などに合わせ、支柱に対して第一固定手段が突出する位置を適宜変えて使用することができる。これにより、第一固定手段の汎用性を高めることが可能になる。
本発明のフェンスの取付構造においては、第一固定手段のフェンス取付金具によって一方のメッシュフェンスを支柱に接続し、例えばボルト、ナットなどの第二固定手段によって他方のメッシュフェンスを支柱に接続することができる。そして、このとき、第一固定手段のフェンス取付金具の柱接続部を支柱に固着するとともに、フェンス接続部ひいてはこのフェンス接続部に接続して固定した一方のメッシュフェンスを他方のメッシュフェンスに対して回動させ、任意の交差角度で自在に配設することが可能になる。
よって、本発明のフェンスの取付構造によれば、1本の支柱でコーナー部の一方のメッシュフェンスと他方のメッシュフェンスの両側端部を好適に固定することができ、従来と比較し、施工コストや材料コストを削減することが可能になる。
本発明の一実施形態に係るフェンスの取付構造を示す平面視図である。 本発明の一実施形態に係るフェンスの取付構造の第一固定手段の柱接続部を示す平面視図である。 図2のX1−X1線矢視図である。 図2のX2−X2線矢視図である。 図2のX3−X3線矢視図である。 本発明の一実施形態に係るフェンスの取付構造の第一固定手段のフェンス接続部を示す平面視図である。 図6のX1−X1線矢視図である。 図6のX2−X2線矢視図である。 図6のX3−X3線矢視図である。 図6のX4−X4線矢視図である。 本発明の一実施形態に係るフェンスの取付構造を示す平面視図であり、図1と交差角度が異なるコーナー部に適用した状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るフェンスの取付構造を示す平面視図であり、図1、図11と交差角度が異なるコーナー部に適用した状態を示す図である。 従来のフェンスの取付構造を示す平面視図である。 従来のフェンスの取付構造を示す斜視図である。
以下、図1から図12(図13、図14)を参照し、本発明の一実施形態に係るフェンスの取付構造について説明する。
はじめに、本実施形態のフェンスは、例えば、建物の敷地の外周などに設置し、建物と道路の敷地境界の明確化、敷地内の視認制限などを図るためのものであり、所定の間隔をあけて立設された複数の支柱3と、複数の支柱3に支持させてフェンス面を形成するように並設される複数のフェンス本体2とを備えて構成されている(図13、図14参照)。
また、本実施形態では、図1(図13、図14)に示すように、フェンス本体として縦筋2dと横筋2eを格子状に組み付けてなるメッシュフェンス2が用いられている。さらに、このメッシュフェンス2は、縦筋2dを円弧状に形成するなどして、その上部側が胴縁状に形成されている。
一方、敷地の外周の直線部分では、隣り合うメッシュフェンス2同士が直線状に配置して並設されるのに対し、敷地の外周のコーナー部(角部)1などにおいては、隣り合う一方のメッシュフェンス2aの一側端部2cと、他方のメッシュフェンス2bの一側端部2cとがコーナー部1で近接配置されるとともに、一方のメッシュフェンス2aと他方のメッシュフェンス2bがコーナー部1の角度に応じた所定の交差角度θをもって配設される。
そして、本実施形態のフェンスの取付構造Aは、一方のメッシュフェンス2aと他方のメッシュフェンス2bを所定の交差角度θで並設した状態で保持するための構造であるとともに、従来のように2本の支柱3を用いず、コーナー部1に立設された1本の支柱3に両メッシュフェンス2a、2bの一側端部2cを接続固定し、両メッシュフェンス2a、2bを所定の交差角度θで配した状態で保持するための構造である。
具体的に、本実施形態のフェンスの取付構造Aは、断面略方形状の棒状に形成され、隣り合う一側面をコーナー部1を形成する一辺S1に、他側面をコーナー部1を形成する他辺S2にそれぞれ沿うようにしてコーナー部1に立設される支柱3と、支柱3の所定の高さ位置に着脱可能に接続して配設されるとともに、コーナー部1を形成する一辺S1に沿って配設される一方のメッシュフェンス2aの一側端部2cを支柱3に接続して固定するための第一固定手段5と、コーナー部1を形成する他辺S2に沿って配設される他方のメッシュフェンス2bの一側端部2cを支柱3に接続して固定するための第二固定手段6とを備えて構成されている。
なお、図1では、建物側を内側とし、道路側を外側とし、内側の角度が交差角度θ=90°になるように一方のメッシュフェンス2aと他方のメッシュフェンス2bを保持した状態を示している。
ここで、他方のメッシュフェンス2bは、支柱3の側面にその一側端部2cを第二固定手段6を用いて接続固定され、コーナー部1を形成する他辺S2に沿って配設される。
そして、この他方のメッシュフェンス2bを支柱3に接続する本実施形態の第二固定手段6は、棒状の軸部7aの先端にフック部7bを備えたフックボルト7を用い、フック部7bを他方のメッシュフェンス2bの横筋2e(あるいは縦筋2d)に引っ掛けつつ軸部7aを支柱3のボルト挿通孔に挿通し、この軸部7aの先端側にナットを締結して固定するように構成されている。
なお、第二固定手段6は、特に限定を必要としない。例えば、添え板、ボルト、ナットを用い、支柱3と添え板の間に他方のメッシュフェンス2bを配し、添え板及び支柱3にボルトを挿通しナットを締結して固定するように構成してもよい。
そして、本実施形態のフェンスの取付構造Aでは、図1に示すように、一方のメッシュフェンス2aの一側端部2cを支柱3に接続して固定しつつ、第二固定手段6を用いてコーナー部1を形成する他辺S1に沿って配した他方のメッシュフェンス2bに対し所定の交差角度θで配設されるように、第一固定手段のフェンス取付金具5によって一方のメッシュフェンス2aを支柱3に接続する。
本実施形態のフェンス取付金具5は、金属製(樹脂製であってもよい)であり、支柱3の一側面に接続固定して配設される柱接続部8と、柱接続部8に繋がり、一方のメッシュフェンス2aを着脱可能に接続するためのフェンス接続部9とを備えて構成されている。
柱接続部8は、図1、図2から図5に示すように、固定部10と、一対の係止部11と、持ち出し部12とを備えて構成されている。
固定部10は、略平板状に形成されるとともに板面の一面10aから他面10bに貫通するボルト挿通孔10cを備えて形成されている。
そして、柱接続部8は、支柱3の一側面に他面10bを面接触させて固定部10を配設し、支柱3に貫通形成されたボルト挿通孔と互いのボルト挿通孔10cを連通させ、連通した両ボルト挿通孔10cにボルトを挿通するとともに、支柱3を貫通して突出したボルトの軸部にナットを締結することによって、支柱3の所定位置に固定して取り付けられる。
このとき、本実施形態では、他方のメッシュフェンス2bの一側端部2cを支柱3に固定するための第二固定手段6のフックボルト7を併用して固定部10を支柱3の側面に固着して取り付ける。
一対の係止部11は、固定部10の両側端からそれぞれ固定部10に直交して延設されている。これにより、本実施形態の柱接続部8は、固定部10と一対の係止部11(11a、11b)を備えた部分が断面略コ字状に形成され、これら一対の係止部11は、固定部10を支柱3の一側面に固定した状態で一側面に直交する両側面にそれぞれ係合して係止され、固定部10ひいては柱接続部8がボルト7周りに回動することを防止する。
持ち出し部12は、柱接続部8の基端側に配される一方の係止部11(11b)の先端に繋がり、柱接続部8の略長さ方向外側に所定の長さをもって突出(延出)して形成されている。持ち出し部12の延出長さは、一方もメッシュフェンス2aの支柱3に対する相対的な取付位置、及び一方のメッシュフェンス2aと他方のメッシュフェンス2bの交差角度θに応じて設定されている。
また、持ち出し部12の突出方向先端側には、固定部10を支柱3に固定して取り付けた状態で回動軸線O1を支柱3の延設方向に沿う上下方向に向けて配される回動機構13が設けられている。
一方、本実施形態のフェンス接続部9は、図1、図6から図10に示すように、略板状に形成されており、板面を横方向に向けた状態で、その一側端を回動機構13を介して柱接続部8の持ち出し部12の先端側に接続して設けられている。このように回動機構13を介して接続されていることによって、フェンス接続部9と柱接続部8は回動機構13の上下方向に延びる回動軸線O1周りに相対的に回動自在に接続されている。また、本実施形態では、回動機構13としてネジ軸などを用い、フェンス接続部9と柱接続部8が回動自在に且つ着脱可能に接続されている。
ここで、本実施形態では、回動機構13の回動軸(回転軸線O1)が柱接続部8とフェンス接続部9の面外方向に偏心して設けられている。
また、フェンス接続部9は、一面9aから他面9bに貫通する貫通孔9cが形成されている。
さらに、フェンス接続部9には、一方のメッシュフェンス2aを接続する側の一面9aから突出するフェンス引掛部14が設けられている。
また、上記のように構成される本実施形態の柱接続部8、フェンス接続部9、ひいては第一固定手段のフェンス取付金具5は、高さ方向(上下方向)中央を境にして上下対称で形成されている。
そして、このフェンス取付金具5を用いて一方のメッシュフェンス2aを取り付ける際には、柱接続部8の固定部10を第二固定手段6のフックボルト7を兼用して支柱3の一側面に固着する。
このように固定部10を所定位置に固着すると、柱接続部8の一対の係止部11が支柱の他の側面に係止される。これにより、1本のフックボルト7で支柱3に固定部10を固着した場合であっても、固定部10ひいてはフェンス取付金具5の全体がフックボルト7周りに回動して位置ずれが生じることがない。
また、固定部10を所定位置に固着すると、持ち出し部12の長さに応じて回動機構13(回動軸線O1)は所定位置に配される。そして、回動機構13を介して柱接続部8に繋がるフェンス接続部9を回動軸線O1周りに回動させることによって、フェンス接続部9をコーナー部1の一辺S1に沿って配設することができる。
このフェンス接続部9の一面9aに一方のメッシュフェンス2aを重ね合わせ、ボルト15、ナット等の固定手段を用いて一方のメッシュフェンス2aをフェンス接続部9に接続して固定する。これにより、1本の支柱3でコーナー部1の一方のメッシュフェンス2aと他方のメッシュフェンス2bが所定の交差角度θで設置される。
ここで、本実施形態においては、フェンス接続部9にフェンス引掛部14が設けられているため、一方のメッシュフェンス2aをフェンス接続部9に接続する際にフェンス引掛部14に引っ掛けることで、作業者が常時一方のメッシュフェンス2aをもって支えている必要がない。
したがって、本実施形態のフェンスの取付構造Aにおいては、まず、第一固定手段のフェンス取付金具5によって一方のメッシュフェンス2aを支柱3に接続し、ボルト、ナットなどの第二固定手段6によって他方のメッシュフェンス2bを支柱3に接続することができる。
そして、このとき、第一固定手段のフェンス取付金具5が、支柱3に固着される柱接続部8と、この柱接続部8に回動機構13によって回動自在に接続され、一方のメッシュフェンス2aを接続するフェンス接続部9とで構成されているため、柱接続部8を支柱3に固着するとともに、フェンス接続部9ひいてはこのフェンス接続部9に接続して固定した一方のメッシュフェンス2aを他方のメッシュフェンス2bに対して回動させ、図1、図11、図12に示すように、任意の交差角度θで自在に配設することが可能になる。
よって、本実施形態のフェンスの取付構造Aによれば、1本の支柱3でコーナー部1の一方のメッシュフェンス2aと他方のメッシュフェンス2bの両側端部2cを好適に固定することができ、従来と比較し、施工コストや材料コストを削減することが可能になる。
また、本実施形態のフェンスの取付構造Aにおいては、第一固定手段のフェンス取付金具5の柱接続部8を支柱3に固着し、フェンス接続部9に一方のメッシュフェンス2aを接続する際に、横筋2eをフェンス引掛部14に引掛けることによって一方のメッシュフェンス2aを仮設置することが可能になる。
これにより、ボルト15、ナットなどで一方のメッシュフェンス2aの一側端部2cをフェンス接続部9に接続して固定する際に、作業者が一方のメッシュフェンス2aを常時支える必要がなく、施工性を大幅に向上させることが可能になる。
さらに、本実施形態のフェンスの取付構造Aにおいては、固定部10を支柱3に接続して固定した状態で一方のメッシュフェンス2aの設置位置に応じた所定の長さで固定部10から横方向に持ち出し部12が延出し、この持ち出し部12の先端側に回動機構13が設けられている。このため、固定部10を支柱3に接続するだけで、自動的に回動機構13の回動軸(回動軸線O1)の位置を所定の位置に配し、確実且つ容易にフェンス接続部9をコーナー部1を形成する一辺S1に沿う所定位置に配設することが可能になる。
また、柱接続部8が固定部10を支柱3に接続して固定した状態で支柱3の他の側面に係止される係止部11を備えているため、固定部10を1本のボルト、ナットで支柱3に固着した場合であっても、支柱3の他の側面に係止部11が係止されていることで、固定部10ひいては第一固定手段のフェンス取付金具5全体が回動して位置ずれすることを防止できる。
よって、一方のメッシュフェンス2aをフェンス接続部9に接続して固定する際に、柱接続部8の固定部10を支柱3に接続するとともに自動的にフェンス接続部9が精度よく所定に配置され、その接続固定作業を容易で好適に行うことが可能になる。
さらに、回動機構13の回動軸(回動軸線O1)が柱接続部8とフェンス接続部9の面外方向に偏心して設けられていることによって、柱接続部8とフェンス接続部9を相対的に回転させた際に、互いに干渉が生じにくく、図1、図11、図12に示すように、大きな交差角度θ範囲で相対的に回動させることができる。これにより、多様な交差角度θのコーナー部1に適用でき、汎用性を高めることが可能になる。また、例えば偏心して回動機構13が大きく露出する側をフェンスの内側に設けるなどし、コーナー部1の見栄えをよくすることができる。
また、第一固定手段のフェンス取付金具5が上下対称に形成されているため、柱接続部8を上下逆につけて使用することができる。そして、このように柱接続部8を上下逆につけることにより、コーナー部1の構成などに合わせ、支柱3に対して第一固定手段5が突出する位置(本実施形成では持ち出し部11が延出する方向、回動機構13の突出位置)を適宜変えて使用することができる。
例えば、図1において、支柱3が他方のメッシュフェンス2b(コーナー部を形成する他辺S2)に対して外側(道路側)にある場合に、フェンス取付金具5を上下逆に反転して取り付けることで、一方のメッシュフェンス2aと他方のメッシュフェンス2bを図1と同様の交差角度θで取り付けることができる。
これにより、第一固定手段5の汎用性をさらに高めることが可能になる。
以上、本発明に係るフェンスの取付構造の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、フェンス接続部9の貫通孔9cを固定部10を支柱3に固定して取り付けた状態でコーナー部1の一辺S1に沿う方向に延びる長孔状に形成してもよい。この場合には、貫通孔9cの長孔の長さ分、フックボルト15の位置を調節することができる。
そして、フックボルト15のフックを一方のメッシュフェンス2aの横筋2eに引っ掛けて固定することで、一方のメッシュフェンス2aの隣り合う縦筋2dの間隔分に加え、貫通孔9cの長孔の長さ分、一方のメッシュフェンス2aの取付位置を調節することができる。また、フックボルト15のフックを一方のメッシュフェンス2aの縦筋2dに引っ掛けて固定するとしたら、貫通孔9cの長孔の長さ分、一方のメッシュフェンス2aの取付位置を調節することができる。
1 コーナー部(角部)
2 メッシュフェンス(フェンス本体)
2a 一方のメッシュフェンス
2b 他方のメッシュフェンス
2c 側端部
2d 縦筋
2e 横筋
3 支柱
4 金具
5 フェンス取付金具(第一固定手段)
6 第二固定手段
7 フックボルト
7a 軸部
7b フック部
8 柱接続部
9 フェンス接続部
9a 一面
9b 他面
9c 貫通孔
10 固定部
10a 一面
10b 他面
10c ボルト挿通孔
11 係止部
11a 係止部
11b 係止部
12 持ち出し部
13 回動機構
14 フェンス引掛部
15 ボルト
A フェンスの取付構造
B 従来のフェンスの取付構造
O1 回動軸線
S1 コーナー部を形成する一辺
S2 コーナー部を形成する他辺
θ 交差角度

Claims (6)

  1. コーナー部を形成する一辺及び他辺にそれぞれ沿うように、所定の交差角度で一方のメッシュフェンスと他方のメッシュフェンスを配設するためのフェンスの取付構造であって、
    前記コーナー部に立設される支柱と、前記一方のメッシュフェンスを前記支柱に接続固定するためのフェンス取付金具の第一固定手段と、前記他方のメッシュフェンスを前記支柱に接続固定するための第二固定手段とを備え、
    且つ、前記第一固定手段のフェンス取付金具が、前記支柱の側面に接続して固定する柱接続部と、回動機構によって上下方向に延びる回動軸線周りに回動自在に前記柱接続部に接続して設けられ、前記一方のメッシュフェンスを接続して固定するフェンス接続部とを備えていることを特徴とするフェンスの取付構造。
  2. 請求項1記載のフェンスの取付構造において、
    前記フェンス接続部に、前記一方のメッシュフェンスを接続する側の一面から突出するフェンス引掛部が設けられているフェンスの取付構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のフェンスの取付構造において、
    前記柱接続部が、前記支柱に固着される固定部と、前記一方のメッシュフェンスの設置位置に応じた所定の長さで前記固定部から横方向に延出し、延出方向先端側に前記回動機構が設けられる持ち出し部とを備えているフェンスの取付構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のフェンスの取付構造において、
    前記柱接続部が、前記支柱の一側面に固着される固定部と、前記固定部に繋がり、前記支柱の他の側面に係止される係止部とを備えているフェンスの取付構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のフェンスの取付構造において、
    前記回動機構の回動軸が前記柱接続部と前記フェンス接続部の面外方向に偏心して設けられているフェンスの取付構造。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のフェンスの取付構造において、
    前記第一固定手段が高さ方向中央を境にして上下対称で形成されているフェンスの取付構造。
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