JP6544845B2 - 路面等の開口部における転落防止柵 - Google Patents

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本発明は、例えば、路面等において試し掘り工事をはじめとする、種々の掘削工事を実施する場合において、路面等の開口部の周囲に設置する、路面等の開口部における転落防止柵に関するものである。
路面等において試し掘り工事をはじめとする、種々の掘削工事を実施する場合においては、必然的に、路面に四角形等の開口部が形成されることとなる。
この開口部に、作業者や歩行者が誤って転落してしまう事態の発生を防止すると共に、周囲への注意喚起の意味を含めて、当該開口部又はその周囲に、転落防止柵を設置することが多い。
この転落防止柵としては、様々なタイプの柵が存在している。
例えば、図18に示すように、開口部100内に複数の土止め材(軽量鋼矢板)101を設置している状態において、開口部100の周囲に、複数のA型バリケード102を配置する柵がある。
また、図19に示すように、複数の単管パイプ103をクランプ等を介して柵状に組み付けて、開口部100の周囲に配置する柵もある。
この他、図20に示すように、四角形の開口部100の四隅に立設する支柱Cと、四角形の開口部100の相対向する側縁に立設した支柱C間に取り付ける突っ張り部材B1と、支柱C間に着脱自在に取り付けた単管パイプDとから成り、支柱Cは、下端に支柱基部C1を有し、支柱基部C1は下端一側に、四角形の開口部100の側縁に係止自在な断面鉤型係止部5aを有し、突っ張り部材B1は、両端に板体を有し、ネジ機構により長手方向に伸縮自在であり、相対向する支柱Cの各支柱基部C1に設けた縦板に板体を当ててネジ機構により伸長した際、各支柱基部C1の断面鉤型係止部5aが四角形の開口部100の側縁に圧接する構成であり、単管パイプDは各支柱Cに直交クランプEにより着脱自在に取り付けられる構成とした柵も存在している(特許文献1)。
実用新案登録第3134075号公報
しかし、図18に示す複数のA型バリケード102を配置する柵は、周囲への注意喚起のみであり、転落防止柵として充分に機能していないのが実情である。
また、図19に示す柵や、図20に示す突っ張り部材B1を用いた柵(特許文献1)においては、以下のような弊害が生じている。
すなわち、図19・図20に示す柵においては、開口部100の周縁と、立設している単管パイプ103・支柱Cとの距離が非常に短くなっており、開口部100の周縁と単管パイプ103・支柱Cが、極めて近接している。
そのため、開口部100内に複数の土止め材(軽量鋼矢板)101を設置する作業において、開口部100の周縁に近接した状態で設置されている単管パイプ103・支柱Cが、作業の邪魔になってしまう事態が生じていた。
また、図19・図20に示す柵においては、路面マーキングを充分に実施できないという弊害が生じていた。
例えば、路面等において実施する試し掘り工事においては、地中に存在している様々な管等の位置を確認して路面に印を付す作業を実施している。
具体的には、図21に示すように、地中に管等が存在していた場合には、その位置を明確に示すために所定の印を付しているが、開口部100の周縁と柵との距離が短いと、現実的に、この印を解り易く表記することができないという事態が生じていた。
そして、掘削した路面を埋め戻して、路面の開口部100を閉鎖したとき、図22に示すように、僅かな印が所定の間隔を保持して記録されるが、地中に存在している管の位置を明確に示す印として、充分に機能していなかった。
そこで、本発明は、路面等における開口部の周縁と、柵を構成する部材との間の距離を充分に確保することにより、開口部内に土止め材(軽量鋼矢板)を設置する作業を円滑に実施すると共に、地中に存在している管等の位置を明確に示す路面マーキングを確実に実施すことのできる、路面等の開口部における転落防止柵を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、路面等における開口部の周囲に設置する転落防止柵であり、
当該転落防止柵は、開口部に対向するように配置する基礎部材と、単管パイプを立設可能で、基礎部材に連接する拡張アダプター部材と、路面等における開口部内に配置されて、開口部に対向するように配置された一対の基礎部材を突っ張り状態にして固定するジャッキベース部材とから構成され、
基礎部材は、垂設体を備えている台座板と、台座板から下方に向けて延設した垂下板から形成され、
拡張アダプター部材は、単管パイプの立設板と、立設板から側方に向けて延設した所定の長さの腕部材から形成され、この腕部材は基礎部材の垂設体に連結する接合体を備え、
拡張アダプター部材を連結している基礎部材を開口部に対向するように設置し、ジャッキベース部材の両端部を一対の垂下板に圧接している状態において、
拡張アダプター部材の立設板に単管パイプを立設させ、それぞれの単管パイプに横パイプを組み付けたことを特徴とする。
請求項1に記載の、路面等の開口部における転落防止柵に係る発明によれば、単管パイプを立設可能で、基礎部材に連接する拡張アダプター部材が存在し、この拡張アダプター部材は所定の長さの腕部材を備えていることから、路面等における開口部の周縁と、単管パイプとの間の距離を充分に確保することができる。
その結果、開口部内に複数の土止め材(軽量鋼矢板)を設置する作業を実施する際に、開口部の周囲に設置した単管パイプが作業の邪魔になってしまう事態が回避して、複数の土止め材(軽量鋼矢板)を設置する作業を円滑に実施できる。
また、路面等における開口部の周縁と、単管パイプとの間の距離を充分に確保できることから、地中に存在している管等の位置を示す路面マーキングを確実に実施すことができる。
この様に、本発明によれば、路面等における開口部の周縁と、単管パイプとの間の距離を充分に確保した状態で、路面等における開口部を囲むようにして柵を構築することができ、歩行者や作業者等の転落を確実に防止することができる。
請求項2に係る発明は、路面等における開口部に設置する転落防止柵であり、
当該転落防止柵は、開口部に対向するように配置する基礎部材と、単管パイプを立設可能で、基礎部材に連接する拡張アダプター部材と、路面等における開口部内に配置されて、開口部に対向するように配置された一対の基礎部材を突っ張り状態にして固定するジャッキベース部材とから構成され、
基礎部材は、垂設体を備えている台座板と、台座板から下方に向けて延設した垂下板から形成され、
拡張アダプター部材は、単管パイプの立設板と、立設板から側方に向けて延設した所定の長さの腕部材から形成され、この腕部材は基礎部材の垂設体に連結する接合体を備え、
拡張アダプター部材を連結している基礎部材を開口部に対向するように設置し、ジャッキベース部材の両端部を一対の垂下板に圧接している状態において、
開口部に配置されている任意の位置の拡張アダプター部材の立設板に単管パイプを立設させ、それぞれの単管パイプに横パイプを組み付けたことを特徴とする。
請求項2に記載の、路面等の開口部における転落防止柵に係る発明によれば、路面等における開口部の周縁と、単管パイプとの間の距離を充分に確保した状態で、路面等における開口部の任意の位置に部分的な柵を構築することができ、必要に応じた特定部分において、歩行者や作業者等の転落を確実に防止することができる。
請求項3に係る発明は、基礎部材の垂設体と拡張アダプター部材の接合体は、いずれも筒状に形成され、拡張アダプター部材の接合体内に、基礎部材の垂設体を挿入可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の、路面等の開口部における転落防止柵に係る発明によれば、基礎部材の垂設体と拡張アダプター部材の接合体は、いずれも筒状に形成され、拡張アダプター部材の接合体内に、基礎部材の垂設体を挿入可能であるので、作業者は、基礎部材に拡張アダプター部材を簡単に連結できる。
請求項4に係る発明は、拡張アダプター部材の腕部材は、長さ調節可能に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の、路面等の開口部における転落防止柵に係る発明によれば、拡張アダプター部材の腕部材は、長さ調節可能に形成されているので、必要に応じて、路面等における開口部の周縁と単管パイプとの間の距離を適宜調節することができる。
請求項5に係る発明は、拡張アダプター部材を形成する単管パイプの立設板は、単管パイプを立設した状態で支持する単管パイプ用保持部を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の、路面等の開口部における転落防止柵によれば、拡張アダプター部材を形成する単管パイプの立設板は、単管パイプを立設した状態で支持する単管パイプ用保持部を備えているので、作業者は、単管パイプを立設した状態で、拡張アダプター部材に簡単に取り付けることができる。
請求項6に係る発明は、拡張アダプター部材を形成する単管パイプの立設板は、幅木材を支持する幅木材用保持部を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の、路面等の開口部における転落防止柵に係る発明によれば、拡張アダプター部材を形成する単管パイプの立設板は、幅木材を支持する幅木材用保持部を備えているので、必要に応じて、拡張アダプター部材間に幅木材を設置することができる。
本発明によれば、路面等における開口部の周縁と、柵を構成する部材との間の距離を充分に確保することにより、開口部内に土止め材(軽量鋼矢板)を設置する作業を円滑に実施すると共に、地中に存在している管等の位置を明確に示す路面マーキングを確実に実施すことができる。
また、路面等における開口部の周縁と、単管パイプとの間の距離を充分に確保した状態で、路面等における開口部を囲む柵を構築できると共に、路面等における開口部の任意の位置に部分的な柵を構築することも可能となる。
複数の単管パイプの立設治具を用いて、開口部の周囲に複数本の単管パイプを立設させ、それぞれの単管パイプに複数の横パイプを組み付けて開口部における転落防止柵を構成している状態を示す斜視図である。 基礎部材に拡張アダプター部材を連接している状態を示す斜視図である。 基礎部材に拡張アダプター部材を連接する状態を示す分解斜視図である。 基礎部材の構成を示す表面側の斜視図である。 基礎部材の構成を示す裏面側の斜視図である。 拡張アダプター部材の構成を示す表面側の斜視図である。 拡張アダプター部材の構成を示す裏面側の斜視図である。 単管パイプの立設治具を設置する手順を説明したもので、(a)は路面等の開口部の縁部に基礎部材を配置した状態を示す斜視図、(b)はジャッキベース部材を構成するメインパイプを雄ネジ棒部材にあてがい、メインパイプ内に雄ネジ棒部材を挿入している状態を示す斜視図である。 単管パイプの立設治具を設置する手順を説明したもので、(a)は基礎部材の垂設体に拡張アダプター部材の接合体を連結する状態を示す分解斜視図、(b)は基礎部材の垂設体に拡張アダプター部材の接合体を連結した状態を示す斜視図である。 拡張アダプター部材の単管パイプ用保持部に単管パイプを取り付ける状態、また、幅木材用保持部に幅木材の端部をあてがって固定する状態を示す分解斜視図である。 拡張アダプター部材の単管パイプ用保持部に単管パイプを取り付けた状態、また、幅木材用保持部に幅木材の端部をあてがって固定した状態を示す斜視図である。 拡張アダプター部材の腕部材を、長さ調節可能に形成している状態を示す斜視図である。 拡張アダプター部材の腕部材を、長さ調節可能に形成している状態を示す分解斜視図である。 掘削した路面を埋め戻して路面の開口部を閉鎖したとき、地中に存在している管等の位置を示す路面マーキングを確実に実施した状態を示す斜視図である。 台形状の開口部の周囲に転落防止柵を構成している状態を示す平面図である。 台形状の開口部の周囲に転落防止柵を構成している状態を示すもので、(a)は楔板を介して基礎部材のみを開口部に配置している状態を示す斜視図、(b)は楔板を介して基礎部材と拡張アダプター部材を開口部に配置している状態を示す斜視図である。 路面等における開口部の周縁と単管パイプとの間の距離を充分に確保している柵と、その距離を確保していない通常の柵を組み合わせている例を示す平面図である。 開口部内に複数の土止め材(軽量鋼矢板)を設置している状態において、開口部の周囲に複数のA型バリケードを配置した柵の構成を示す斜視図である。 複数の単管パイプをクランプ等を介して組み付けて形成した柵の構成を示す斜視図である。 特許文献1に示す柵の構成を示す側面図である。 開口部の周縁と柵との距離が短い場合、地中に管等が存在していても、その位置を解り易く表記することができない状態を示す斜視図である。 掘削した路面を埋め戻して路面の開口部を閉鎖したとき、地中に存在していた管の位置を解り易く表記することができない状態を示す斜視図である。
以下に、図面を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。
本発明は、図1に示すように、路面等の開口部100に単管パイプの立設治具Aを配置し、この単管パイプの立設治具Aを用いて、開口部100の周囲に複数本の単管パイプ103を立設させ、それぞれの単管パイプ103に複数の横パイプ104を組み付けて、路面等の開口部100における転落防止柵Bを構成している。
単管パイプの立設治具Aは、図2・図3に示すように、路面等における開口部100に配置する基礎部材1と、単管パイプ103を立設可能で、基礎部材1に連接する拡張アダプター部材2と、路面等における開口部100内に配置されて、開口部100の他端側と基礎部材1の一部を突っ張り状態にして固定するジャッキベース部材3とから構成されている。
また、図1に示すように、路面等における開口部100に、対向するように一対の基礎部材1を配置し、この一対の基礎部材1のそれぞれに拡張アダプター部材2を連接し、ジャッキベース部材3により一対の基礎部材1を突っ張り状態にして固定するように構成しても良い。
基礎部材1は、図1・図8(a)に示すように、路面等における開口部100の縁部に設置するものである。基礎部材1は、図4・図5に示すように、矩形状の台座板4と、台座板の一側面から下方に向けて延設した矩形上の垂下板5から形成されている。
台座板4は、その上面のほぼ中央に、所定の長さの垂設体6を備えている。この垂設体6は、拡張アダプター部材2と連結するための部材であり、所定の長さの筒状に形成されている。
拡張アダプター部材2は、図6・図7に示すように、単管パイプの立設板7と、立設板7から側方に向けて延設した所定の長さの腕部材8から形成されている。この腕部材8は、その先端部に、基礎部材1の垂設体6に連結する接合体9を備えている。接合体9は、基礎部材1の垂設体6に連結するための部材であり、筒状に形成された垂設体6よりも、若干径の太い筒状に形成され、基礎部材1の垂設体6を挿入可能となっている。
拡張アダプター部材2を形成する単管パイプの立設板7は、単管パイプ103を立設した状態で支持する単管パイプ用保持部10を備えている。単管パイプ用保持部10は、単管パイプ103を安定した状態で支持できる長さを有する筒状に形成されている。この単管パイプ用保持部10は、筒状の単管パイプ103の下端部内に挿入可能に形成されている。
また、拡張アダプター部材2を形成する単管パイプの立設板7は、幅木材11を支持する幅木材用保持部12を備えている。
幅木材11は、図1・図10に示すように、所定の厚みを有する長方形の板状に形成され、その両端部における上下の角部に、所定の孔13を設けている。
幅木材用保持部12は、図6に示すように、所定の長さを有する長方形の板部材を略L字状に折曲した一対の挟持部材14・14により形成されている。この一対の挟持部材14・14は、幅木材11の厚みに対応するように若干離れて配置されている。
また、単管パイプの立設板7においては、図6に示すように、一対の挟持部材14・14の間に、上向きの突片15を設けている。この突片15は、幅木材11の両端部における下方の角部に設けられている孔13に挿入されるものである。
さらに、幅木材用保持部12は、拡張アダプター部材における単管パイプ用保持部10の左右に、2箇所設けられている。
この他、ジャッキベース部材3は、図8(a)(b)に示すように、所定の長さのメインパイプ20と、雄ネジ棒部材21と、雄ネジ棒部材21に取り付けたハンドル22から構成されている。ジャッキベース部材3としては、種々の構成のものが存在しているが、一例として、雄ネジ棒部材21が基礎部材1の垂下板5に溶接して固定されているものとして説明する。
メインパイプ20は、筒状で雄ネジ棒部材21を挿入可能に形成されている。また、雄ネジ棒部材21に取り付けているハンドル22の内周面には、雌ネジが設けられている。そして、雄ネジ棒部材21をメインパイプ20内に挿入した状態において、ハンドル22を回転させる。このときのハンドル22の回転操作により、メインパイプ20から突出する方向に雄ネジ棒部材21を移動させて、開口部100内においてジャッキベース部材3を突っ張り状態にするのである。
以下に、路面等の開口部100に、単管パイプの立設治具Aを設置する手順について説明する。
まず、図8(a)に示すように、路面等における開口部100の縁部に、基礎部材1を配置する。実際の作業においては、図1に示すように、路面等における開口部100の縁部に、対向するように一対の基礎部材1を配置することとなる。
そして、図8(b)に示すように、ジャッキベース部材3を構成するメインパイプ20
を雄ネジ棒部材21にあてがい、メインパイプ20内に雄ネジ棒部材21を挿入した状態とする。
この状態でハンドル22の回転操作により、メインパイプ20から突出する方向に雄ネジ棒部材21を移動させて、ジャッキベース部材3を突っ張り状態にし、開口部100の縁部に一対の基礎部材1を固定するのである。
次に、図9(a)(b)に示すように、基礎部材1の垂設体6に拡張アダプター部材2の接合体9をあてがい、接合体9内に垂設体6を挿入するようにして、礎部材1の垂設体6に拡張アダプター部材2の接合体9を連結する。
次に、図10・図11に示すように、拡張アダプター部材2の単管パイプ用保持部10に単管パイプ103の下端部をあてがい、単管パイプ103内に単管パイプ用保持部10を挿入するようにして、単管パイプ103を立設した状態で取り付ける。
また、図10に示すように、拡張アダプター部材2の幅木材用保持部12に幅木材11の端部をあてがって固定する。具体的には、幅木材用保持部12を構成する一対の挟持部材14・14の間に幅木材11の端部を挿入し、拡張アダプター部材の上向きの突片15を幅木材11の下方の角部に設けられている孔13に挿入して、拡張アダプター部材に幅木材11を固定するのである。
このようにして、単管パイプの立設治具Aを用いて開口部100の周囲に複数本の単管パイプ103を立設させ、所定のクランプ30を介して、それぞれの単管パイプ103に複数の横パイプ104を組み付けて、開口部100における転落防止柵Bを構成するのである。
この他、図12・図13に示すように、拡張アダプター部材2の腕部材8は、長さ調節可能に形成しても良い。
この腕部材8は、立設板7に固定している所定の長さの矩形状筒部40と、この矩形状筒部40に挿入される所定の長さの板部材41により形成されている。この板部材41の先端部には、接合体9が設けられている。
また、矩形状筒部40の先端部側の上面には、雌螺子孔42が設けられており、所定の螺子43を捩じ込み可能にしている。即ち、板部材41を矩形状筒部40内に挿入した状態において、所定の位置で雌螺子孔42に螺子43を捩じ込んで、腕部材8の長さを調節して固定するのである。
本発明によれば、単管パイプ103を立設可能で、基礎部材1に連接する拡張アダプター部材3が存在し、この拡張アダプター部材3は所定の長さの腕部材8を備えていることから、路面等における開口部100の周縁と、単管パイプ103との間の距離を充分に確保することができる。
その結果、開口部100内に複数の土止め材(軽量鋼矢板)101を設置する作業を実施する際に、開口部100の周囲に設置した単管パイプ103が作業の邪魔になってしまう事態が回避できる。
また、路面等における開口部100の周縁と、単管パイプ103との間の距離を充分に確保できることから、例えば、図14に示すように、掘削した路面を埋め戻して路面の開口部100を閉鎖したとき、地中に存在している管等の位置を示す路面マーキングを確実に実施すことができる。
この他、図15に示すように、台形状の開口部100の周縁に、転落防止柵Bを設けても良い。
この転落防止柵Bは、台形状の開口部100における短辺部分の角部(図15の上縁部分の角部)には、対向するように一対の基礎部材1と拡張アダプター部材2を配置する。
このとき、台形状の開口部100の側縁部分と、基礎部材1の垂下板5との間に所定の隙間が生じるので、図15・図16(b)に示すように、この隙間を埋める楔板50を介して、基礎部材1の垂下板5を開口部100の側縁部分に配置する。
また、台形状の開口部100における長辺部分の角部(図15の下縁部分の角部)には、対向するように一対の基礎部材1のみを配置する。このとき、拡張アダプター部材2は配置しないものとする。
このときも、台形状の開口部100の側縁部分と、基礎部材1の垂下板5との間に所定の隙間が生じるので、図15・図16(a)に示すように、この隙間を埋める楔板50を介して、基礎部材1の垂下板5を開口部100の側縁部分に配置する。また、図16(a)に示すように、基礎部材1の台座板4に、一対の挟持部材140・140と、一対の挟持部材140・140の間に上向きの突片150を設けるものとする。
そして、図15に示すように、台形状の開口部100の周縁に、長方形状の転落防止柵Bを設けるのである。
さらに、図16に示すように、路面等における開口部100の周縁と単管パイプ103との間の距離を充分に確保している転落防止柵Bと、その距離を確保していない通常の転落防止柵Bbを組み合わせて設けても良い。
具体的には、長方形状の開口部100において、下方部分の角部(図16の下縁部分の角部)と中間部分に、それぞれ対向するように一対の基礎部材1と拡張アダプター部材2を配置する。
また、長方形状の開口部100における上方部分の角部(図16の上縁部分の角部)には、対向するように一対の基礎部材1のみを配置する。このとき、拡張アダプター部材2は配置しないものとする。この基礎部材1は、図16(a)に示すように、基礎部材1の台座板4に、一対の挟持部材140・140と、一対の挟持部材140・140の間に上向きの突片150を設けるものとする。
この他、本発明によれば、路面等における開口部100の周縁と単管パイプ103との間の距離を充分に確保した状態で、路面等における開口部100を囲むようにして転落防止柵Bを容易に構築できるものであるが、これに限らず、路面等における開口部100の任意の位置に部分的な転落防止柵Bを構築することも可能となる。
また、本発明によれば、矩形や台形状等の様々な形状の開口部100に、転落防止柵Bを容易に構築することができる。
100 開口部
101 土止め材(軽量鋼矢板)
102 A型バリケード
103 単管パイプ
104 横パイプ

C 支柱
B1 突っ張り部材
D 単管パイプ
C1 支柱基部
5a 断面鉤型係止部
E 直交クランプ

A 単管パイプの立設治具
B 転落防止柵
Bb 通常の転落防止柵
1 基礎部材
2 拡張アダプター部材
3 ジャッキベース部材
4 台座板
5 垂下板
6 垂設体
7 単管パイプの立設板、
8 腕部材
9 接合体
10 単管パイプ用保持部
11 幅木材
12 幅木材用保持部
13 孔
14(140) 挟持部材
15(150) 突片

20 メインパイプ
21 雄ネジ棒部材
22 ハンドル
30 クランプ
40 矩形状筒部
41 板部材
42 雌螺子孔
43 螺子
50 楔板

Claims (6)

  1. 路面等における開口部の周囲に設置する転落防止柵であり、
    当該転落防止柵は、開口部に対向するように配置する基礎部材と、単管パイプを立設可能で、基礎部材に連接する拡張アダプター部材と、路面等における開口部内に配置されて、開口部に対向するように配置された一対の基礎部材を突っ張り状態にして固定するジャッキベース部材とから構成され、
    基礎部材は、垂設体を備えている台座板と、台座板から下方に向けて延設した垂下板から形成され、
    拡張アダプター部材は、単管パイプの立設板と、立設板から側方に向けて延設した所定の長さの腕部材から形成され、この腕部材は基礎部材の垂設体に連結する接合体を備え、
    拡張アダプター部材を連結している基礎部材を開口部に対向するように設置し、ジャッキベース部材の両端部を一対の垂下板に圧接している状態において、
    拡張アダプター部材の立設板に単管パイプを立設させ、それぞれの単管パイプに横パイプを組み付けたことを特徴とする、路面等の開口部における転落防止柵。
  2. 路面等における開口部に設置する転落防止柵であり、
    当該転落防止柵は、開口部に対向するように配置する基礎部材と、単管パイプを立設可能で、基礎部材に連接する拡張アダプター部材と、路面等における開口部内に配置されて、開口部に対向するように配置された一対の基礎部材を突っ張り状態にして固定するジャッキベース部材とから構成され、
    基礎部材は、垂設体を備えている台座板と、台座板から下方に向けて延設した垂下板から形成され、
    拡張アダプター部材は、単管パイプの立設板と、立設板から側方に向けて延設した所定の長さの腕部材から形成され、この腕部材は基礎部材の垂設体に連結する接合体を備え、
    拡張アダプター部材を連結している基礎部材を開口部に対向するように設置し、ジャッキベース部材の両端部を一対の垂下板に圧接している状態において、
    開口部に配置されている任意の位置の拡張アダプター部材の立設板に単管パイプを立設させ、それぞれの単管パイプに横パイプを組み付けたことを特徴とする、路面等の開口部における転落防止柵。
  3. 基礎部材の垂設体と拡張アダプター部材の接合体は、いずれも筒状に形成され、拡張アダプター部材の接合体内に、基礎部材の垂設体を挿入可能である請求項1または2に記載の路面等の開口部における転落防止柵。
  4. 拡張アダプター部材の腕部材は、長さ調節可能に形成されている請求項1または2に記載の路面等の開口部における転落防止柵。
  5. 拡張アダプター部材を形成する単管パイプの立設板は、単管パイプを立設した状態で支持する単管パイプ用保持部を備えている請求項1または2に記載の路面等の開口部における転落防止柵。
  6. 拡張アダプター部材を形成する単管パイプの立設板は、幅木材を支持する幅木材用保持部を備えている請求項1または2に記載の路面等の開口部における転落防止柵。
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