JP2017039177A - 研削盤および研削方法 - Google Patents

研削盤および研削方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017039177A
JP2017039177A JP2015161366A JP2015161366A JP2017039177A JP 2017039177 A JP2017039177 A JP 2017039177A JP 2015161366 A JP2015161366 A JP 2015161366A JP 2015161366 A JP2015161366 A JP 2015161366A JP 2017039177 A JP2017039177 A JP 2017039177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
wheel
grinding
blade
grinding wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015161366A
Other languages
English (en)
Inventor
一郎 岩坂
Ichiro Iwasaka
一郎 岩坂
裕介 内田
Yusuke Uchida
裕介 内田
俊男 光畑
Toshio Mitsuhata
俊男 光畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu NTC Ltd
Original Assignee
Komatsu NTC Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu NTC Ltd filed Critical Komatsu NTC Ltd
Priority to JP2015161366A priority Critical patent/JP2017039177A/ja
Priority to PCT/JP2016/073450 priority patent/WO2017030049A1/ja
Publication of JP2017039177A publication Critical patent/JP2017039177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B5/00Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor
    • B24B5/02Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor involving centres or chucks for holding work
    • B24B5/04Machines or devices designed for grinding surfaces of revolution on work, including those which also grind adjacent plane surfaces; Accessories therefor involving centres or chucks for holding work for grinding cylindrical surfaces externally
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B49/00Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
    • B24B49/02Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation according to the instantaneous size and required size of the workpiece acted upon, the measuring or gauging being continuous or intermittent
    • B24B49/04Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation according to the instantaneous size and required size of the workpiece acted upon, the measuring or gauging being continuous or intermittent involving measurement of the workpiece at the place of grinding during grinding operation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

【課題】長尺で且つ全長に亘って軸心に対する同軸度が高く、さらに外周面の真円度の高い円柱状部材を製造する。【解決手段】調整車10とブレード20と円筒状の研削砥石30を備え、調整車10とブレード20とで円柱状のワーク2を回転支持しながら、研削砥石30と調整車10とでワーク2を挟み込んで研削する研削盤1であって、ワーク2の両端部を回転可能に支持する支持装置40をさらに備え、支持装置40は、ワーク2の両端の回転中心を同軸状態で支持する一対の支持部材41,41を有していることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、支持装置でワークを回転支持しながら研削砥石車と調整車とでワークを挟み込んで研削する研削盤および研削方法に関する。
ワークの外周面を研削して円柱状のシャフトを形成する装置として、調整車とブレードとでワークを回転支持しながら、研削砥石車と調整車とでワークを挟み込んで工作物を研削する芯無し研削盤(たとえば特許文献1参照)や、心押台と主軸でワークを挟んだ状態で回転させながらワークの外周面を研削する研削盤(たとえば特許文献2,3参照)があった。
特開2005−028521号公報 特開2007−283416号公報 特開2004−249438号公報
近年、長尺で且つ全長に亘って軸心に対する同軸度が高く、さらに外周面の真円度が高い円柱状部材が要求されることがある。これに対して、心無し研削盤では、ワークが外周面のみで支持された状態で回転しながら研削されるので、外周面の真円度を確保することはできるものの、回転中心は移動していくため軸心を得ることができない。一方、通常の研削盤では、心押台と主軸でワークを挟んで回転させながら研削するので、回転中心(軸心)を確保することができるが、心押台と主軸は回転機構を備えているので、心押台と主軸の軸心同士を同軸に合わせることが困難であった。そのため、ワークの両端部において、回転中心がずれて同軸にならない場合があった。
そこで、本発明は前記の問題を解決するために案出されたものであって、長尺で且つ全長に亘って軸心に対する同軸度が高く、さらに外周面の真円度の高い円柱状部材を製造できる研削盤および研削方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための請求項1に係る発明は、調整車とブレードと円筒状の研削砥石とを備え、前記調整車と前記ブレードとで円柱状のワークを回転支持しながら、前記研削砥石と前記調整車とで前記ワークを挟み込んで研削する研削盤であって、前記ワークの両端部を回転可能に支持する支持装置をさらに備え、前記支持装置は、前記ワークの両端の回転中心を同軸状態で支持する一対の支持部材を有していることを特徴とする研削盤である。
このような構成によれば、ワークは調整車とブレードとで回転支持されつつ、研削砥石と調整車とで挟み込まれて研削されるので外周面の真円度を高くできる。さらに、支持装置でワークの両端の回転中心を同軸状態で支持した状態で研削を行うので、ワークの全長に亘って一本の回転中心が通ることになる。これによって、回転中心に対するワークの同軸度を高くできる。なお、支持装置はワークを回転させる必要はないので、一対の支持部材の高い同軸度を容易に確保することができる。また、調整車と研削砥石の軸方向長さに応じたワークを加工できるので、長尺の製品を製造することができる。
本発明に係る研削盤においては、研削時に、前記調整車と前記ワークの接点から前記ワークの回転中心までの距離と、前記ブレードと前記ワークの接点から前記ワークの回転中心までの距離と、前記研削砥石と前記ワークの接点から前記ワークの回転中心までの距離とが同一になるように、前記調整車、前記ブレード、前記砥石および前記支持部材を相対的に移動させる同期機構をさらに備えたものが好ましい。
前記構成によれば、支持部材によってワークの両端の回転中心を支持した状態で、調整車によってワークを回転させながら研削砥石で研削することができるとともに、各部材とワークの接点と回転中心との距離が一定になるので、ワークの外周面の真円度および回転中心に対する同軸度をより一層高くできる。
また、本発明に係る研削盤においては、前記支持部材の軸心位置は固定されており、前記同期機構は、前記調整車に所定の押圧力を付与して前記調整車を前記ワーク側に移動させる調整車移動手段と、前記ブレードに所定の押圧力を付与して前記ブレードを前記ワーク側に移動させるブレード移動手段と、前記研削砥石に所定の押圧力を付与して前記研削砥石を前記ワーク側に移動させる研削砥石移動手段とを備えているものが好ましい。
前記構成は、同期機構の一例を示したものである。調整車、ブレードおよび研削砥石の移動手段としては、ワークの研削長さの範囲において押圧力を所定の値で保持できるものであれば、ボールネジ、シリンダなど公知の機構でよい。前記構成のように支持部材を固定し、各部材の押圧力を所定値に保持することで、ワークの外周面の真円度および回転中心に対する同軸度を高くできる。
さらに、本発明に係る研削盤においては、前記支持装置の軸心位置は固定されており、 前記同期機構は、前記ワークの外径を計測する計測装置を備えており、計測された前記ワークの外径に応じて、前記調整車および前記ブレードを同期移動させるものが好ましい。
前記構成は、同期機構の一例を示したものである。調整車、ブレードおよび研削砥石の移動距離は、各部材の移動方向と、各部材とワークの接点と回転中心とを結ぶ径方向との成す角度に応じて適宜算出される。前記構成のように支持部材を固定し、計測したワークの外径に応じて、調整車とブレードを同期移動させることで、ワークを適切な押圧力で保持することができるので、ワークの外周面の真円度および回転中心に対する同軸度を高くできる。
前記課題を解決するための請求項5に係る発明は、円柱状のワークの両端の回転中心を同軸状態で回転可能に支持するとともに、調整車とブレードとで前記ワークを回転支持しながら、研削砥石と前記調整車とで前記ワークを挟み込んで研削することを特徴とする研削方法である。
このような方法によれば、ワークは、調整車とブレードとで回転支持されつつ、研削砥石と調整車とで挟み込まれて研削されるので外周面の真円度を高くできる。さらに、ワークの両端の回転中心を同軸状態で支持した状態で研削を行うので、ワークの全長に亘って一本の回転中心が通ることになる。これによって、軸心に対する同軸度を高くできる。また、調整車と研削砥石の軸方向長さに応じたワークを加工できるので、長尺の製品を製造することができる。
本発明によれば、長尺で且つ全長に亘って軸心に対する同軸度が高く、さらに外周面の真円度の高い円柱状部材を製造することができる。
本発明の実施形態に係る研削盤を示した概略側面図である。 本発明の実施形態に係る研削盤を示した概略平面図である。 本発明の実施形態に係る研削盤のワーク、調整車、ブレード、研削砥石および支持装置の位置関係を示した斜視図であって、 本発明の実施形態に係る研削盤を用いて研削加工中のワーク、調整車、ブレードおよび研削砥石の位置関係を示した概略断面図であって、(a)は研削初期状態を示した図、(b)は研削終期状態を示した図である。
本発明の実施形態に係る研削盤および研削方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。まず、かかる研削盤1の構成について説明する。
図1乃至図3に示すように、研削盤1は、調整車10とブレード20と研削砥石30と支持装置40とを備えている。本実施形態では、ワーク2を支持する支持装置40は固定されていて、ワーク2は同一軸心位置で回転する。調整車10とブレード20と研削砥石30は、それぞれがワーク2に対して近接離反するように移動する。
調整車10は、円柱形状を呈しており、回転軸11が水平方向に延在するように配置されている。調整車10は、ベッド3上に設けられた調整車フレーム12に回転可能に支持されている。回転軸11には、調整車10を回転させるためのモータ15(図2参照)が、ベルト16(図2参照)などの回転力伝達手段を介して連結されている。調整車フレーム12には、調整車フレーム12を前後進させる(ワーク2の回転中心に近接離反させる)ための調整車移動手段14が設けられている。調整車移動手段14は、調整車フレーム12を前後進させることで調整車10を移動させる。
調整車フレーム12は、ベッド3上に配設されたスライド台4上に、静圧ガイド(図示せず)を備えた静圧案内機構13(図1参照)を介して設置されている。静圧ガイドは、調整車10の回転軸11に直交する水平方向に延在していて、調整車フレーム12は、ワーク2および研削砥石30に対して近接離反できるように前後進可能になっている。調整車移動手段14は、調整車フレーム12を移動させる駆動手段と、移動をガイドするガイド手段とを備えている。本実施形態では、静圧案内機構13がガイド手段を構成している。ガイド手段は静圧案内機構13に限定されるものではなく、リンク機構など他の構成のものであってもよい。調整車移動手段14の駆動手段は、調整車10を静圧ガイドに沿わせて移動させる。駆動手段は、たとえば、送りモータとボールネジ(図示せず)とを備えており、送りモータでボールネジを回転させることで、調整車フレーム12を移動させる。調整車10の移動量は、トルク制御にて管理される。なお、調整車移動手段14の移動機構は、前記構成に限定されるものではなく、シリンダ、バネやリニアモータなど他の移動機構であってもよい。
研削砥石30は、円柱形状を呈しており、調整車10の側方に配置されている。研削砥石30は、研削砥石30の回転軸31が調整車10の回転軸11と平行になるように配置されている。研削砥石30の回転軸31の中心高さ位置と調整車10の回転軸11の中心高さ位置は同じである。研削砥石30は、ベッド3上に設けられた研削砥石フレーム32に回転可能に支持されている。回転軸31には、研削砥石30を回転させるための砥石モータ35(図2参照)が、ベルト36(図2参照)などの回転力伝達手段を介して連結されている。研削砥石フレーム32には、研削砥石フレーム32を前後進させる(ワーク2の回転中心に近接離反させる)ための研削砥石移動手段34が設けられている。研削砥石移動手段34は、研削砥石フレーム32を前後進させることで研削砥石30を移動させる。
研削砥石フレーム32は、ベッド3上に配設されたスライド台4上に、リニアガイド(図示せず)を備えたリニアガイド機構33を介して設置されている。リニアガイドは、調整車10の回転軸11に直交する水平方向に延在していて、研削砥石フレーム32は、ワーク2および研削砥石30に対して近接離反できるように前後進可能になっている。研削砥石移動手段34は、研削砥石フレーム32を移動させる駆動手段と、移動をガイドするガイド手段とを備えている。本実施形態では、リニアガイド機構33がガイド手段を構成している。ガイド手段はリニアガイド機構33に限定されるものではなく、リンク機構など他の構成のものであってもよい。研削砥石移動手段34の駆動手段は、たとえば、送りモータとボールネジとを備えており、送りモータでボールネジを回転させることで、研削砥石フレーム32を移動させる。研削砥石30の移動量は、トルク制御にて管理される。なお、研削砥石移動手段34の移動機構は、前記構成に限定されるものではなく、シリンダ、バネやリニアモータなど他の移動機構であってもよい。
ブレード20は、ワーク2を下側から支持する。調整車10と研削砥石30間のワーク2の配置スペースの下方に配置されている。ブレード20の上面は、研削砥石30側が高くなるように傾斜している。ブレード20は、ベッド3上に設けられたブレードフレーム21に昇降可能に固定されている。ブレードフレーム21には、ブレード20を昇降させるためのブレード移動手段23が設けられている。ブレード移動手段23は、たとえば、油圧シリンダを備えており、油圧シリンダの伸縮によってブレード20を移動させる。ブレード20の移動量は、トルク制御にて管理される。
前記したように、調整車10とブレード20と研削砥石30は、一般的な芯無し研削盤と同様の配置関係となっている。本実施形態では、調整車10の他にブレード20と研削砥石30も移動可能となっている点で、一般的な芯無し研削盤と異なる。また、一般的な芯無し研削盤においてはワークを支持しないところ、本実施形態ではワーク2の軸方向両端部を回転可能に支持する支持装置40を設けたことを特徴とする。さらに、一般的な芯無し研削盤においては研削中に移動するのは、調整車とワークであるところ、本実施形態では、ワーク2は固定されており、調整車10とブレード20と研削砥石30とがワーク2に対して移動する。
図2および図3に示すように、支持装置40は、ワーク2の両端の回転中心を同軸状態で支持する一対の支持部材41,41を有している。支持部材41は、先端の中心が尖った円錐形状を呈している。支持部材41の円錐の先端部は、ワーク2の端部に形成された凹部2aに挿入される。ワーク2の凹部2aは、断面円形を呈しており、円の中心は、ワーク2の軸心と一致している。凹部2aの開口周縁部2bは、円錐の外周面42に当接しており、ワーク2の加工時には、円錐の外周面42に対して摺接する。
一対の支持部材41,41は、それぞれの軸心(円錐の中心)位置が一致するように配置されている。支持部材41は、ベース部43の両端部に立設された一対の支持柱44,44にそれぞれ固定されている。ベース部43は、ワーク2の軸長方向に沿って延在し、ベッド3上に敷設されている。一対の支持柱44,44は、ベース部の両端にそれぞれ固定されて、互いに対向している。支持柱44,44の互いに対向する面に支持部材41が固定されている。一方の支持柱44は、ワーク2の軸長方向に沿って移動可能に立設されている。他方の支持柱44は、移動不能に立設されている。ワーク2を支持部材41,41間に装着する際には、一方の支持部材41を他方の支持部材41から離反させて、その間にワーク2をセットし、一方の支持部材41を元の位置に戻す。これによって、支持部材41の円錐の先端部が、ワーク2の凹部2a内に挿入される。このとき、凹部2aの開口周縁部2bは、円錐の外周面42に当接するので、ワーク2の軸心位置と支持部材41,41の軸心位置とが揃う。
研削盤1は、調整車10、ブレード20、研削砥石30および支持部材41,41を相対的に移動させる同期機構をさらに備えている。本実施形態では、同期機構は、調整車10、ブレード20および研削砥石30を移動させる。同期機構は、調整車移動手段14とブレード移動手段23と研削砥石移動手段34と、これら移動手段14,23,34に電気的に接続された制御手段(図示せず)とを備えて構成されている。
図4に示すように、支持部材41は固定されていて、研削が進むにつれて、調整車10、ブレード20および研削砥石30がワーク2の回転中心に向かって移動する。同期機構は、調整車10とワーク2の接点からワーク2の回転中心Pまでの距離(第一径寸法)L1と、ブレード20とワーク2の接点からワーク2の回転中心Pまでの距離(第二径寸法)L2と、研削砥石30とワーク2の接点からワークの回転中心Pまでの距離(第三径寸法)L3と、が同一になるように各部を移動させる。なお、調整車10の周速は、研削砥石30の周速よりも遅く設定されている。
制御装置は、調整車移動手段14の送りモータへ送る電流を一定にすることで、調整車10に所定の一定押圧力を付与して調整車10をワーク2側に移動させる。また、制御装置は、ブレード移動手段23の油圧シリンダの伸縮トルクを一定にすることで、ブレード20に所定の一定押圧力を付与してブレード20をワーク2側に移動させる。なお、調整車10およびブレード20の押圧力の制御は、前記方法に限定されるものではなく、調整車10とブレード20の押圧力を検出する押圧力検出装置を設けておき、この検出装置で押圧力を検出しながら、各押圧力を一定に保つように出力を調整するようにしてもよい。 所定の各押圧力は、調整車10およびブレード20がワーク2をバランス良く押えて研削できる数値である。
なお、研削砥石30は、ワーク2の加工寸法に合わせて研削量分送る(移動する)。これによって、研削砥石30がワーク2を所望の厚さ分研削するようになっている。つまり、かかる研削盤1を用いて研削を行うに際しては、ワーク2は、ブレード20で下側から回転支持されつつ調整車10で押圧されて回転される。このとき、ワーク2は両端の回転中心が支持部材41,41にて支持されて軸心位置が固定されている。この状態で、研削砥石30を加工寸法に合わせて研削量分送ると、ワーク2が研削されて縮径する。これに応じて調整車10とブレード20が軸心側に移動する。このとき、調整車10とブレード20は、それぞれ所定の押圧力で、ワーク2に押し付けられている。このように、研削砥石30を送ってワーク2を研削しながら、所定の押圧力で調整車10およびブレード20がワーク2を回転支持することで、ワーク2の第一乃至第三径寸法L1,L2,L3(図4参照)が同一になる。図4の(b)に示すように、研削が進むに応じて、第一乃至第三径寸法L1,L2,L3は、それぞれ同じ長さを保ち合いながら徐々に小さくなっていく。図4の(a)と(b)において、ワーク2の回転中心Pは固定されて同じ位置である。
以上のような構成の研削盤1を用いて研削を行うと、支持部材41,41によってワーク2の両端の回転中心を同軸状態で回転可能に支持するとともに、調整車10とブレード20とでワーク2を回転支持しながら、研削砥石30と調整車10とでワーク2を挟み込んで研削するようになる。本実施形態では、ワーク2を支持する支持装置40は固定されていて、ワーク2は同一軸心位置で回転する。調整車10とブレード20と研削砥石30は、ワーク2の研削に応じて、それぞれがワーク2の回転中心に近づくように移動する。
このような研削盤1および研削方法によれば、ワーク2は、調整車10とブレード20とで回転支持されつつ、研削砥石30と調整車10とで挟み込まれて研削されるので外周面の真円度を高くできる。また、調整車10と研削砥石30の軸方向長さに応じたワーク2を加工できるので、長尺の製品を製造することができる。さらに、調整車10、ブレード20および研削砥石30がワーク2をバランス良く押えているので、ワーク2に余計な曲げ応力が作用せず、歪みの発生を防止できる。
さらに、支持部材41,41でワーク2の両端の回転中心を同軸状態で支持した状態で研削を行うので、ワーク2の全長に亘って一本の回転中心が通ることになる。これによって、ワーク2の軸心に対する同軸度を高くできる。支持装置40はワーク2を回転させる必要はないので、一対の支持部材41,41を高い同軸度で容易に配列することができる。
前記実施形態では、研削砥石30をワーク2の研削量に応じて適宜送ってワーク2を研削するとともに、調整車10を移動させる押圧力と、ブレード20を移動させる押圧力とをそれぞれ一定の所定値とするように制御することで、調整車10、ブレード20および研削砥石30と、ワーク2の回転中心との距離L1,L2,L3を同一にしたが、調整車10、ブレード20および研削砥石30の移動の制御方法は本実施形態に限定されるものではない。
他の実施形態として、ワーク2の外径を計測し、その計測値に応じて、調整車10、ブレード20および研削砥石30の移動量を距離で指定し同期移動させることができる。この場合、同期機構として、ワーク2の外径を計測する計測装置がさらに設けられる。計測装置は、回転するワーク2の外周面を挟んで外径を計測可能な定寸ゲージが用いられる。定寸ゲージは、ワーク2の両端部に配置される。計測装置によって、研削量(長さ)が計測される。制御装置でその研削量に基づいて、調整車10、ブレード20および研削砥石30の移動距離が算出される。調整車10(または研削砥石30)のワーク2との接点と回転中心Pとを結ぶ直線は、調整車10(または研削砥石30)の移動方向(水平方向)に沿っているので、調整車10および研削砥石30の移動距離は、研削量と同じ(最終的な研削量はワーク2の加工寸法から算出される)である。ブレード20のワーク2との接点と回転中心Pとを結ぶ直線は、ブレード20の移動方向(上下方向)に対して傾斜しているので、ブレード20の移動距離は、研削量と傾斜角度から算出される。
このような制御方法によっても、研削が進むに応じて、第一乃至第三径寸法L1,L2,L3は、それぞれ同じ長さを保ち合いながら徐々に小さくなっていくので、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、前記実施の形態では、調整車10、ブレード20および研削砥石30の移動を同期させるために、ワーク2の外径寸法を計測し、調整車10、ブレード20および研削砥石30のそれに応じた距離を移動させているが、これに限定されるものではない。定寸ゲージに代えて、移動量検知手段(図示せず)を設けてもよい。この場合、調整車10の移動量を検知し、調整車10の移動距離に応じて、ブレード20と研削砥石30の移動距離を算出して、調整車10、ブレード20および研削砥石30の移動を同期させる。移動量検知手段は、位置センサからなり、調整車10の位置を検知する。移動量検知手段は、制御手段に電気的に接続されている。なお、移動量検知手段で、研削砥石30の移動量を検知してもよい。この場合、研削砥石30の移動量を検知し、研削砥石30の移動距離に応じて、調整車10とブレード20の移動距離を算出して、調整車10、ブレード20および研削砥石30の移動を同期させる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更が可能である。前記実施形態では、調整車10、ブレード20、研削砥石30および支持部材41を相対的に移動させるに際して、支持部材41を固定して、調整車10、ブレード20および研削砥石30を移動させているが、この組合せに限定されるものではない。支持部材41を移動させるようにすれば、種々の組合せが考えられる。以下に組合せを例示する。支持部材と研削砥石を同期移動可能とし、調整車とブレードを固定とする(パターン1)。支持部材と調整車を同期移動可能とし、研削砥石とブレードを固定とする(パターン2)。支持部材と研削砥石と調整車を同期移動可能とし、ブレードを固定とする(パターン3)。支持部材と研削砥石とブレードを同期移動可能とし、調整車を固定とする(パターン4)。支持部材と調整車とブレードを同期移動可能とし、研削砥石を固定とする(パターン5)。なお、支持部材を移動するに際しては、一対の支持部材の軸芯がずれないように、支持部材同士を一体化した状態で移動させるのが好ましい。
1 研削盤
2 ワーク
10 調整車
14 調整車移動手段
20 ブレード
23 ブレード移動手段
30 研削砥石
34 研削砥石移動手段
40 支持装置
41 支持部材

Claims (5)

  1. 調整車とブレードと円筒状の研削砥石とを備え、
    前記調整車と前記ブレードとで円柱状のワークを回転支持しながら、前記研削砥石と前記調整車とで前記ワークを挟み込んで研削する研削盤であって、
    前記ワークの両端部を回転可能に支持する支持装置をさらに備え、
    前記支持装置は、前記ワークの両端の回転中心を同軸状態で支持する一対の支持部材を有している
    ことを特徴とする研削盤。
  2. 研削時に、前記調整車と前記ワークの接点から前記ワークの回転中心までの距離と、前記ブレードと前記ワークの接点から前記ワークの回転中心までの距離と、前記研削砥石と前記ワークの接点から前記ワークの回転中心までの距離とが同一になるように、前記調整車、前記ブレード、前記研削砥石および前記支持部材を相対的に移動させる同期機構をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の研削盤。
  3. 前記支持部材の軸心位置は固定されており、
    前記同期機構は、前記調整車に所定の押圧力を付与して前記調整車を前記ワーク側に移動させる調整車移動手段と、前記ブレードに所定の押圧力を付与して前記ブレードを前記ワーク側に移動させるブレード移動手段と、前記研削砥石に所定の押圧力を付与して前記研削砥石を前記ワーク側に移動させる研削砥石移動手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項2に記載の研削盤。
  4. 前記支持部材の軸心位置は固定されており、
    前記同期機構は、前記ワークの外径を計測する計測装置を備えており、計測された前記ワークの外径に応じて、前記調整車および前記ブレードを同期移動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の研削盤。
  5. 円柱状のワークの両端の回転中心を同軸状態で回転可能に支持するとともに、
    調整車とブレードとで前記ワークを回転支持しながら、研削砥石と前記調整車とで前記ワークを挟み込んで研削する
    ことを特徴とする研削方法。
JP2015161366A 2015-08-18 2015-08-18 研削盤および研削方法 Pending JP2017039177A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015161366A JP2017039177A (ja) 2015-08-18 2015-08-18 研削盤および研削方法
PCT/JP2016/073450 WO2017030049A1 (ja) 2015-08-18 2016-08-09 研削盤および研削方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015161366A JP2017039177A (ja) 2015-08-18 2015-08-18 研削盤および研削方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017039177A true JP2017039177A (ja) 2017-02-23

Family

ID=58052058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015161366A Pending JP2017039177A (ja) 2015-08-18 2015-08-18 研削盤および研削方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2017039177A (ja)
WO (1) WO2017030049A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109702495A (zh) * 2019-02-18 2019-05-03 葛润生 一种铝合金棒材的加工设备的工作方法
CN113275961A (zh) * 2021-07-22 2021-08-20 山东明博智能科技有限公司 一种纸箱包装机传送金属辊表面处理装置
JP2022030785A (ja) * 2020-08-07 2022-02-18 西部自動機器株式会社 ワーク位置維持装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113579871B (zh) * 2021-07-01 2022-11-25 泰州市瑞驰动力机械有限公司 一种电机轴生产用同轴度检测的检具

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0796452A (ja) * 1993-09-29 1995-04-11 Bando Chem Ind Ltd 弾性体ローラの研削方法とその装置
JP2004538164A (ja) * 2001-08-14 2004-12-24 エルビン・ユンカー・マシーネンファブリーク・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 心なし円筒研削方法および装置
JP2006263835A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Toyota Motor Corp 研削装置、研削方法、及びその研削方法により製造されるシャフト
JP2008290235A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Robert Bosch Gmbh 構成部材の少なくとも1つの区分を円筒研削するための装置
JP2009136924A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Micron Seimitsu Kk センタレス研削方法
JP2012020346A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Ntn Corp センターレス研削盤

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0796452A (ja) * 1993-09-29 1995-04-11 Bando Chem Ind Ltd 弾性体ローラの研削方法とその装置
JP2004538164A (ja) * 2001-08-14 2004-12-24 エルビン・ユンカー・マシーネンファブリーク・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 心なし円筒研削方法および装置
JP2006263835A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Toyota Motor Corp 研削装置、研削方法、及びその研削方法により製造されるシャフト
JP2008290235A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Robert Bosch Gmbh 構成部材の少なくとも1つの区分を円筒研削するための装置
JP2009136924A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Micron Seimitsu Kk センタレス研削方法
JP2012020346A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Ntn Corp センターレス研削盤

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109702495A (zh) * 2019-02-18 2019-05-03 葛润生 一种铝合金棒材的加工设备的工作方法
JP2022030785A (ja) * 2020-08-07 2022-02-18 西部自動機器株式会社 ワーク位置維持装置
CN113275961A (zh) * 2021-07-22 2021-08-20 山东明博智能科技有限公司 一种纸箱包装机传送金属辊表面处理装置
CN113275961B (zh) * 2021-07-22 2021-10-12 山东明博智能科技有限公司 一种纸箱包装机传送金属辊表面处理装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017030049A1 (ja) 2017-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5612936B2 (ja) センターレス研削盤
WO2017030049A1 (ja) 研削盤および研削方法
CN102848320B (zh) 磨床的整形装置
JP3937148B2 (ja) センタレス研削装置及びセンタレス研削方法
JP2012529378A (ja) 研削支持装置
WO2014002624A1 (ja) 研削加工装置およびその制御方法
JP6469696B2 (ja) ワーク中心領域及び/又はワーク偏心領域、特にクランクシャフトのジャーナルの加工中にワーク中心領域を支持するための振れ止め装置並びにこのような振れ止め装置を備えた研削盤
JP6303568B2 (ja) 円すいころの研削装置及び円すいころの研削方法
JP2018176298A (ja) 研削盤
CN107243786A (zh) 一种圆柱状工件外表面的磨削装置
JP6728203B2 (ja) 微小送り制御(micrometric forwarding control)およびスピンドルの回転軸の傾斜を用いたスピンドルの配置
JP6689275B2 (ja) ワーク中心領域の支持および測定用の定寸・振れ止め装置、このような定寸・振れ止め装置を備えた研削盤、ならびにワーク中心領域の支持および測定方法
JP2008290235A (ja) 構成部材の少なくとも1つの区分を円筒研削するための装置
JP6042173B2 (ja) 研削装置
JP5125391B2 (ja) 旋回装置およびそれを備えた円筒研削盤
JP2015051478A (ja) 計測装置及びその計測装置を備えた研削盤
JP5029046B2 (ja) 加工装置
CN104139335A (zh) 磨床
JP2010042484A (ja) ねじ研削方法及びねじ研削盤
JP4255662B2 (ja) ねじ研削盤
JP7021455B2 (ja) 加工装置
JP6041682B2 (ja) 立形研削盤
JP2010042489A (ja) ワーク受け及びこれを備えた円筒研削盤
RU2679809C1 (ru) Бесцентровый круглошлифовальный станок
JP5852596B2 (ja) 研削装置及び研削方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190730