JP2017037510A - 商品データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正なデータの入力を防止できるようにする。
【解決手段】データを入力する第1のデータ入力手段と、前記第1のデータ入力手段とは異なる入力の態様に応じてデータを入力する第2のデータ入力手段と、入力対象のデータが所定の条件に合致する場合に前記第1のデータ入力手段による前記入力対象のデータの入力を禁止するデータ入力制御手段とを備えて商品データ処理装置を構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、商品データ処理装置に関する。
POS(Point Of Sales)システムにおいて商品をバーコードにより管理することが行われている。つまり、店頭で販売される商品には、商品に関する情報を示すバーコードが付される。商品へのバーコードの付し方としては、例えば商品の箱に印刷したり、バーコードを印刷したラベルを貼り付けることによって行われる。
客が商品を購入する際には、POSレジスタにおいて客が買い上げた商品に付されたバーコードの読み取りが行われ、バーコードに記録された情報に基づいて商品の登録が行われる。
また、バーコードは、商品の管理だけではなく、例えば金券やクーポン券などにも用いられている。
バーコードは、バーコードスキャナにより光学的に読み取られるものである。しかしながら、バーコードの印刷の状態やバーコードが印刷された部位の状態などによってはバーコードスキャナによる読み取りがエラーとなる場合がある。
そこで、POSレジスタなどは、置数の操作に応じて入力された数値を、バーコードが示すのと同じ値(コード値)として処理できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−162248号公報
しかしながら、上記のように置数の操作により入力された数値をバーコードのコード値として入力できるということは、店員が意図的に異なるコード値を入力できるということである。このために、例えば店員が、知人の客のために、敢えてコード値を置数により入力して、本来の価格よりも低い価格を入力したり、商品券について本来の額面よりも高い金額を入力したりするといった不正なデータの入力が可能になってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、不正なデータの入力を防止できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、データを入力する第1のデータ入力手段と、前記第1のデータ入力手段とは異なる入力の態様に応じてデータを入力する第2のデータ入力手段と、入力対象のデータが所定の条件に合致する場合に前記第1のデータ入力手段による前記入力対象のデータの入力を禁止するデータ入力制御手段とを備える商品データ処理装置である。
本発明によれば、不正なデータの入力を防止できるようになるという効果が得られる。
第1実施形態におけるPOSレジスタの外観例を示す図である。 第1実施形態におけるPOSレジスタの電気的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態における商品マスタの内容例を示す図である。 第1実施形態におけるポイント加算バーコードの例を示す図である。 第1実施形態におけるPOSレジスタがポイント加算クーポンを用いたポイント加算に応じて実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるPOSレジスタがポイント加算クーポンを用いたポイント加算に応じて実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるPOSレジスタがポイント加算クーポンを用いたポイント加算に応じて実行する処理手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態としての商品データ処理装置について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態におけるPOSレジスタ1の外観例を示している。図1(a)はPOSレジスタ1を操作する店員(オペレータ)側から本実施形態のPOSレジスタ1を見た正面図であり、図1(b)はPOSレジスタ1の側面図である。
同図のPOSレジスタ1は、タッチパネル付表示部14と、キー操作部15と、顧客用表示部16と、自動釣銭機17と、スキャナ部18と、印字部19と、ドロア30とを備える。
タッチパネル付表示部14は、タッチパネル14aを備えた店員用の表示装置である。タッチパネル付表示部14においては、商品登録処理に応じた商品登録画面や会計処理に応じた会計画面などが表示される。また、店員は、タッチパネル14aに対して商品登録、会計などに関する所定の操作を行うことができる。
キー操作部15は、商品登録処理時において数量、会計処理時において顧客から受け取った預金の金額の入力を行うための数字キー、会計を締めるための締めキー等の操作キーが設けられたキーボードである。
顧客用表示部16は、顧客に対して買上げ対象の商品の商品名や価格を通知するための表示装置である。
自動釣銭機17は、顧客に支払うべき釣銭のうち、少なくとも貨幣を釣銭排出口17aに排出するための釣銭機であり、顧客から預かった預金のうち少なくとも貨幣を投入するための預金投入口17bを備える。
スキャナ部18は、買上げ対象の商品に付されたコード情報(例えば、バーコード等)、または、商品カタログや商品注文シートに表記されたコード情報を読み取る。
印字部19は、買上げ対象の商品の明細書であるレシート(会計伝票)を印字出力するプリンタ装置である。
ドロア30は、顧客から受け取った紙幣及び貨幣を収納する収納部であり、キー操作部15の操作に応じて図1(b)の矢印Aの方向に引き出されるようになっている。
図2は、POSレジスタ1の電気的な構成を示すブロック図である。同図において、図1に示した構成に対応するブロックには同一の符号を付してその説明を省略する。
同図に示すように、POSレジスタ1は、CPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、タッチパネル付表示部14、キー操作部15、顧客用表示部16、自動釣銭機17、スキャナ部18、印字部19、通信部20及びドロア30を備える。
CPU11、ROM12、RAM13、タッチパネル付表示部14、キー操作部15、顧客用表示部16、自動釣銭機17、スキャナ部18、印字部19、通信部20及びドロア30は、内部バス及び通信線を介してそれぞれ接続されている。
通信部20は、例えばPOSレジスタ1の上位装置であるストアコントローラ(図示せず)などとの間で通信を行う。
ROM12は、CPU11に実行させるプログラムやタッチパネル付表示部14に表示させる画像データ等を記憶する。
RAM13は、ROM12から読み出されたプログラムやワークエリアを展開するメモリである。また、RAM13には、例えばストアコントローラから取り込んだ商品に関する情報等が記憶される。
RAM13には、商品に関する情報として商品マスタが記憶される。商品マスタは、商品ごとの販売に関する情報を含む。
図3は、商品マスタの内容例を示している。同図の商品マスタは、商品ごとに、商品ID、商品名、部門ID、部門名及び価格を対応付けた構造である。
商品IDは、商品ごとに固有の識別子である。商品IDは、一具体例としてJANコードなどであってもよい。商品名は、商品の名称を示す。部門IDは、商品が対応する部門に付された識別子である。商品は、例えば生鮮野菜、精肉、総菜、飲料などのように部門ごとに分類されている。部門名は、部門IDが示す部門の名称を示す。価格は、対応の商品に設定された価格を示す。
本実施形態のPOSレジスタ1は、CPU11がROM12から読み込んだプログラムを実行することにより、データを入力する第1のデータ入力手段と、第1のデータ入力手段とは異なる入力の態様に応じてデータを入力する第2のデータ入力手段と、入力対象のデータが所定の条件に合致する場合に第1のデータ入力手段による入力対象のデータの入力を禁止するデータ入力制御手段との各機能を実現する。
本実施形態において、第1のデータ入力手段は、バーコードの値(コード値)を置数による操作(置数操作)に応じて入力する機能である。具体的に、第1のデータ入力手段は、例えばタッチパネル付表示部14にコード値入力画面を表示する。そして、第1のデータ入力手段は、キー操作部15に備えられる数字キー、またはタッチパネル付表示部14に表示される数字キーに対する操作によってコード値入力画面に入力された数値を取得する。
本実施形態において、第2のデータ入力手段は、スキャナ部18によって読み込まれたバーコードのコード値を入力する。
本実施形態において、データ入力制御手段は、入力対象のデータが、ポイント加算クーポンに印字されたバーコード(ポイント加算バーコード)により示されるコード値である場合に、置数操作によるコード値の入力を禁止する。
ポイント加算クーポンとは、客が所有する会員カードのポイント残高に予め決められたポイント値が加算されるという特典を客が受けることのできるクーポン券である。
図4は、ポイント加算クーポンに印字されたポイント加算バーコードPBCの例を示している。本実施形態のポイント加算バーコードPBCは、インストアマーキングにより印刷されるバーコードである例を示している。
バーコードには、ソースマーキングによるものと、インストアマーキングによるものとがある。ソースマーキングよるバーコードは、例えばJAN(Japanese Article Number)コードなどのようにメーカなどによって製造または出荷時に商品包装に対して印刷されるバーコードである。インストアマーキングによるバーコードは、本来は、店舗側が印刷するバーコードである。インストアマーキングによるバーコードは、量り売り商品や生鮮食品の商品などのように製造または出荷時にバーコードを印刷できない商品について、POSレジスタでの管理を行うのに使用される。インストアマーキングによるバーコードは、店舗側でコード値を指定することができる。このために、インストアマーキングによるバーコードは商品以外の運用にも対応して柔軟に適用できる。本実施形態のポイント加算バーコードPBCは、このようなインストアマーキングにより印刷されたものである。
図4のインストアマーキングによるポイント加算バーコードPBCは、13桁によるコード値が用いられる。
13桁のうち、1桁目と2桁目による2桁のコード値は、フラグflgとして機能する。フラグflgによっては、当該バーコードがポイント加算バーコードPBCであることが示される。例えば、2桁のフラグflgとしては、「20」から「29」の数字であればいずれを使用してもよいことが定められている。ポイント加算バーコードPBCであることを示すフラグflgについても、「20」から「29」の数値のうちのいずれかが適用されればよい。
続く3桁目〜8桁目の6桁のコード値は分類情報ctgとして機能する。分類情報ctgによっては、ポイント加算バーコードPBCについての分類内容が示される。例えば、分類情報ctgによって、ポイント加算バーコードPBCがどのような商品のキャンペーンに対応するものであるかといったことが示される。
続く9桁目〜12桁目の4桁のコード値は、加算ポイント値pntとして機能する。加算ポイント値pntは、加算されるポイント値を示す。例えば9桁目〜12桁目の各コード値が「0100」である場合には加算されるポイント値が「100」であることを示す。
最後の13桁目のコード値はチェックデジットである。
ポイント加算バーコードPBCが印刷されたポイント加算クーポンは、例えば店舗が行っているキャンペーンなどの一環として客に事前に配布される。ポイント加算クーポンによるポイント加算のサービスを受けようとする客は、店舗に赴いて自分が入手したポイント加算クーポンと会員カードとをPOSレジスタ1を操作する店員に渡し、ポイントの加算を申し出る。
ポイントの加算の申し出を受けた店員は、まず、客から受け取った会員カードに記憶されている会員情報をスキャナ部18により読み取らせる。会員情報には、会員IDが含まれている。
次に、店員は、客から受け取ったポイント加算クーポンに印刷されているポイント加算バーコードPBCをスキャナ部18により読み取らせる。POSレジスタ1は、読み込まれたポイント加算バーコードPBCにおける加算ポイント値pntが示す加算ポイント値を取得する。そして、POSレジスタ1は、ポイント残高に加算ポイント値pntが示す加算ポイント値が加算されるようにポイント加算処理を行う。
POSレジスタ1は、ポイント加算処理として、例えばポイント加算クーポンから読み取った加算ポイント値pntを、会員カードから読み取られた会員IDとともに会員管理サーバに送信する。
会員管理サーバは、POSレジスタ1から受信した会員IDに対応して記憶しているポイント残高について、POSレジスタ1から受信した加算ポイント値pntを加算した値に更新する。このようにして、ポイント加算クーポンの利用に対応してポイントの加算が行われる。
しかし、印刷されたバーコードの状態がよくなかったり、何らかの原因でスキャナ部18による読み取りに不良が生じたりしているような場合には、スキャナ部18によりバーコードを読み取ることができない場合がある。このような場合に対応して、POSレジスタ1は、置数操作によりバーコードのコード値の入力を行えるようになっている。
置数操作によりコード値を入力する場合、店員は、入力対象であるバーコードとともに印刷されているコード値の数字を確認しながら、前述のように桁順に従って入力する操作を行っていく。なお、コード値の数字の入力操作は、前述のように、タッチパネル付表示部14に表示されるコード値入力画面に対して、キー操作部15の数字キーまたはタッチパネル付表示部14に表示される数字キーにより数字を入力するようにして行われる。
しかし、上記のように置数操作によるコード値の入力が可能であるということは、例えばポイント加算クーポンを用いたポイント加算にあたり、加算ポイント値pntが示すのとは異なる値を意図的に入力するという不正が容易に行えるということである。
上記のような不正として、1つには以下のようなケースが想定される。つまり、POSレジスタ1を操作する店員の知人がポイント加算クーポンを利用してポイント加算してもらうにあたり、知人が加算ポイント値pntより大きいポイント値の加算を店員に依頼し、店員が依頼に応じた場合である。この場合、店員は、敢えてスキャナ部18によるポイント加算バーコードPBCの読み取りを行わずに、置数操作によるコード値入力を行う置数モードを設定し、置数操作によりコード値の入力を行って不正なポイント値を加算する。
ポイントは、例えば支払いに際して電子マネーとして使用されたり、景品などとしての金品などとの引き換えに使用されたりするなど、貨幣に近い価値を有する。このため、上記のようなポイント加算の不正はできるだけ強固に防止されることが好ましい。
そこで、本実施形態のPOSレジスタ1は、バーコードのコード値を置数操作により入力する置数モードが設定された場合において、置数操作により入力されるコード値が、ポイント加算バーコードPBCのものであるか否かについて判定を行う。そして、ポイント加算バーコードPBCのコード値が置数操作により入力された場合には、POSレジスタ1は、当該コード値の入力を禁止する。以下、この点について説明する。
図5のフローチャートは、本実施形態におけるPOSレジスタ1がポイント加算クーポンを用いたポイント加算に応じて実行する処理手順例を示している。
ポイント加算クーポンの使用にあたっては、前述のように会員カードから会員IDの読み取り(会員呼出)を行う必要がある。そこで、店員は、まず、客から受け取った会員カードに印刷されたバーコードのコード値をスキャナ部18に読み取らせる会員呼出操作を行う。会員呼出操作に応じて、POSレジスタ1は、会員呼出処理を実行する(ステップS101)。即ち、POSレジスタ1は、スキャナ部18により読み取られたコード値に含まれる会員IDを取得する。このように会員呼出処理が行われると、以降において、POSレジスタ1は、会員呼出を伴う各種の会員対応処理(ポイント加算クーポンを用いたポイント加算を含む)を継続して行うことができる。ポイント加算クーポンを用いたポイント加算以外の会員対応処理としては、例えば通常の買い物に応じた買上金額に応じたポイント加算、会員限定の割引クーポンによる買上金額の割引き(値引き)などを挙げることができる。
ポイント加算クーポンを用いたポイント加算の場合、店員は、会員呼出に続いて、客から受け取ったポイント加算クーポンに印刷されたポイント加算バーコードPBCのコード値をPOSレジスタ1に入力する操作を行う。ここで、コード値の入力としては、スキャナ部18によるポイント加算バーコードPBCの読み取りと、置数モードでの置数操作による入力とのいずれかとなる。従って、店員は、会員呼出の操作に続いて、ポイント加算バーコードPBCのコード値をスキャナ部18により読み取らせる操作と、置数モードを設定してポイント加算バーコードPBCのコード値を置数により入力する操作とのいずれかを行う。
そこで、POSレジスタ1は、ステップS101による会員呼出処理に続けて、置数モードを指示する置数モード指示操作が行われか否かについて判定する(ステップS102)。また、置数モード指示操作が行われなかった場合(ステップS102−NO)、POSレジスタ1は、スキャナ部18によるコード値の読み取りが完了したか否かについて判定する(ステップS103)。
ここで、会員呼出処理の後において行われる会員対応処理(即ち会員(客)へのサービス)としては、例えば会員限定の割引きなどをはじめ、ポイント加算クーポンを使用したポイント加算以外にも設定されている可能性がある。従って、会員呼出処理の後において読み取られたバーコードは、ポイント加算バーコードPBCであるとは限らない。
そこで、ステップS103によるスキャナ部18によるコード値の読み取りが完了した場合、POSレジスタ1は、読み取られたコード値がポイント加算バーコードPBCのコード値であるか否かについて判定する(ステップS104)。
図4にて説明したように、ポイント加算バーコードPBCのコード値の1桁目と2桁目とによるフラグflgには、ポイント加算バーコードであることを示す特定の値が設定されている。そこで、POSレジスタ1は、ステップS104によるポイント加算バーコードPBCのコード値であるか否かについての判定として、ステップS103に応じて読み取られたコード値における1桁目と2桁目の数値の組み合わせが、ポイント加算バーコードであることを示す特定の値と一致するか否かについて判定すればよい。
読み取られたコード値がポイント加算バーコードPBCのコード値である場合(ステップS104−YES)、POSレジスタ1はポイント加算確認操作が行われたか否かについて判定する(ステップS105)。
前述のように、会員カードのポイントは貨幣的な価値を有することから慎重に扱われる必要がある。そこで、本実施形態においては、ポイント加算クーポンを使用してのポイント加算を行うにあたり、最終段階にてポイント加算を行ってよいかどうかを店員に確認させるために、ポイント加算確認操作を行わせることとしている。
POSレジスタ1は、ステップS104にてポイント加算バーコードPBCのコード値であることが判定されると、店員にポイント加算確認操作を行わせるため、例えばタッチパネル付表示部14に、ポイント加算確認用のダイアログボックスを表示させる。ポイント加算確認用のダイアログボックスには、例えばポイント加算確認についてのOK、キャンセルに対応する各ボタン(OKボタン、キャンセルボタン)と、店員にポイント加算を行ってよいかどうかを確認させるダイアログが表示される。
店員は、そのままポイント加算を行ってよい場合には、ポイント加算確認用のダイアログにおけるOKボタンを操作する。つまり、店員はポイント加算確認操作を行う。これに対して、店員は、ポイント加算を中断すべきと判断した場合には、ポイント加算確認用のダイアログにおけるキャンセルボタンを操作する。この場合、ポイント加算確認操作は行われなかったことになる。
ポイント確認操作が行われた場合(ステップS105−YES)、POSレジスタ1は、ポイント加算処理を行う(ステップS106)。つまり、前述のように、POSレジスタ1は、例えば会員カードから読み取った加算ポイント値pntを、会員カードから読み取られた会員IDとともに会員管理サーバに送信し、会員管理サーバにてポイント加算が行われるようにする。
一方、ポイント加算確認操作が行われなかった場合には(ステップS105−NO)、ステップS106のポイント加算処理をスキップして同図の処理を終了する。
また、読み取られたコード値がポイント加算バーコードPBCのコード値ではない場合(ステップS104−NO)、POSレジスタ1は、ステップS114の処理に移行する。ステップS104からステップS114に移行した場合、ステップS114においては、ステップS103に応じて読み取りが行われたバーコードのコード値に対応した所定の処理を実行する。
一例として、読み取りが行われたバーコードのコード値が、割引クーポンに対応するものである場合には、POSレジスタ1は、コード値に基づいて特定される割引き率または値引額により客の買上金額を減額する処理を行う。
また、置数モード指示操作の行われたことが判定された場合(ステップS102−YES)、POSレジスタ1は、置数モードを設定する(ステップS107)。
置数モードの設定に応じて、店員は、バーコードのコード値の1桁目から、順次、置数により数値を入力する置数操作を行う。そして、POSレジスタ1は、置数操作に応じた数値の入力を開始する(ステップS108)。つまり、POSレジスタ1は、例えば1つの桁に応じた数値(0〜9のいずれか)を指定する入力する数値入力操作が行われるごとに、置数操作に応じた数値の入力を行う。
ステップS108により置数操作に応じた数値の入力が開始されて後、POSレジスタ1は、置数により入力された1桁目と2桁目の値がポイント加算バーコードPBCのフラグflgと一致するか否かについて判定する(ステップS109)。
フラグflgは、図4に示したようにインストアマーキングによるバーコードにおける13桁のうちの1桁目と2桁目として規定されている。そこで、POSレジスタ1は、ステップS109における判定を、置数操作に応じた数値の入力が2桁目まで完了した段階にて行うことができる。この段階に至って、POSレジスタ1は、ステップS109の処理として、1桁目の数値と2桁目の数値との組み合わせがポイント加算バーコードであることを示す特定の値と一致するか否かについて判定する。
ポイント加算バーコードPBCのフラグflgと一致することが判定された場合(ステップS109−YES)、POSレジスタ1は、置数操作により入力される数値を無効化する(ステップS110)。ここでの無効化は、例えばステップS109による肯定の判定結果が得られるまでに入力された数値の無効化と、ステップS109による肯定の判定結果が得られてからさらに置数操作により入力される数値の無効化とを含む。このように、本実施形態においては、置数により入力されるコード値がポイント加算バーコードPBCのものである場合、POSレジスタ1は、当該コード値の入力を禁止する。
また、POSレジスタ1は、例えばコード値の置数による入力は行えないことを示すエラーメッセージを出力し(ステップS111)、同図の処理を終了する。
一方、置数により入力された1桁目と2桁目の値が、ポイント加算バーコードPBCのフラグflgと一致しないことが判定された場合(ステップS109−NO)、ポイント加算バーコードPBC以外のバーコードのコード値が入力されている。
そこで、この場合のPOSレジスタ1は、以降の置数操作による入力を継続して許可し、置数操作による最後の桁までの数値の入力が完了するのを待機する(ステップS112−NO)。
最後の桁までの数値の入力が完了すると(ステップS112−YES)、POSレジスタ1は、入力されたコード値に基づいてバーコードの種別を判定する(ステップS113)。そして、POSレジスタ1は、ステップS112により判定したバーコードの種別に対応した処理(バーコード対応処理)を実行する(ステップS114)。
上記の処理によれば、置数操作による入力対象のデータであるバーコードのコード値について、ポイント加算バーコードPBCのものであるという条件に合致した場合に、コード値の入力が禁止される。
これにより、会員呼出を伴うバーコードの処理にあたって、ポイント加算クーポンに印刷されたポイント加算バーコードPBCのコード値については、置数操作による入力を行うことができない。この場合、ポイント加算バーコードPBCのコード値については、スキャナ部18により読み取るしか無いため、店員が意図的に加算ポイント値を変更して入力することは非常に困難である。
このようにして、本実施形態においては、店員が、ポイント加算バーコードにおける加算ポイント値を変更して入力するという不正を強固に防止することが可能になる。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態について説明する。先の第1実施形態においては、図5のステップS109の処理として説明したように、入力されたコード値の1桁目と2桁目とによる数値の組み合わせが、ポイント加算バーコードPBCのフラグflgと一致しているか否かが判定される。そして、一致していると判定された段階でデータ入力を禁止する条件が満たされたものとされ、以降の置数操作によるコード値の入力が行えないようにされていた。
これに対して、本実施形態においては、置数操作により入力されたコード値の1桁目と2桁目とによる数値の組み合わせがポイント加算バーコードPBCのフラグflgと一致したうえで、かつ、引き続き置数により入力された加算ポイント値pntの値が許容値に該当していない場合に、以降の置数操作によるコード値の入力が行えないように構成される。一方、置数操作により入力されたコード値の1桁目と2桁目とによる数値の組み合わせがポイント加算バーコードPBCのフラグflgと一致しており、かつ、引き続き置数により入力された加算ポイント値pntの値が許容値に該当している場合には、以降の置数操作によるコード値の入力が許可される。ここでの許容値とは、加算ポイント値pntの場合であれば、不正が行われていないとみることのできる加算ポイント値pntの値である。具体的に、加算ポイント値pntとして、一律で100ポイントであることが決まっていれば、許容値は「100」となる。
上記のような構成であれば、例えば、スキャナ部18の動作不良やバーコードの印刷部分の状態が良くないことなどによりバーコードの読み取りが不良であるような場合であっても、店員が不正を行うことなく正しい加算ポイント値pntを置数により入力した場合には、そのまま最後の桁までコード値の入力が許可され、ポイントを加算することが可能になる。
図6のフローチャートは、本実施形態におけるPOSレジスタ1がポイント加算クーポンを用いたポイント加算に応じて実行する処理手順例を示している。
同図において、ステップS201〜S206の処理は、図5のステップS101〜S106と同様である。また、置数モードが開始されて以降におけるステップS207〜S209の処理も、図5のステップS107〜S109と同様である。
本実施形態のPOSレジスタ1は、ステップS209にて置数操作により入力された1桁目と2桁目の各数値がポイント加算バーコードPBCのフラグflgと一致していると判定された場合、さらに以下の判定を行う。
つまり、この場合には、まだ置数操作により入力される数値は無効化されていないので、店員は、桁順に従ってコード値をさらに置数操作により入力していく。すると、図4に示したように、12桁目までの数値の入力が完了した段階で、9桁目〜12桁目までの4桁による加算ポイント値pntの入力が完了し、入力された加算ポイント値pntについての判定が可能となる。
そこで、POSレジスタ1は12桁目の入力が完了した段階にて、入力された加算ポイント値pntが許容値に該当するか否かについて判定する(ステップS210)。許容値については、予めストアコントローラなどからPOSレジスタ1が取得してRAM13に記憶している。
加算ポイント値pntが許容値に該当することが判定された場合には(ステップS210−YES)、不正のない適正な加算ポイント値pntに対応する数値が置数操作によって入力されている。
そこで、この場合のPOSレジスタ1は、置数操作による最後の桁までの数値の入力が完了するのを待機し(ステップS211−NO)、最後の桁までの数値の入力が完了すると(ステップS211−YES)、ステップS205の処理に移行する。
このようにして、本実施形態においては、置数操作であってもポイント加算バーコードPBCとして適正な加算ポイント値pntの数値が入力された場合には、置数操作による数値の入力が許可され、ポイント加算が可能となる。
一方、加算ポイント値pntが許容値に該当しないことが判定された場合には(ステップS210−NO)、加算ポイント値pntとして適正でない数値が置数操作によって入力されているので、不正が行われている可能性ある。あるいは、不正を行う意図はなくとも店員が操作を誤った数値を入力している可能性がある。そこで、この場合のPOSレジスタ1は、図5のステップS110、S111と同様に、置数操作により入力される数値の無効化(ステップS212)と、エラーメッセージの出力(ステップS213)とを実行する。
このように、本実施形態においては、ポイント加算バーコードPBCのコード値を置数により入力している過程において、加算ポイント値pntについて適正な値が入力されなければ、コード値の入力が禁止される。これにより、本実施形態においても店員による不正を強固に防止することができる。
また、ステップS209において、入力された1桁目と2桁目の数値がポイント加算バーコードPBCのフラグflgと一致していなかった場合、POSレジスタ1は、ステップS214〜S216の処理を実行する。ステップS214〜S216の処理は、図5のステップS112〜S114と同様である。
なお、上記の説明では、加算ポイント値pntに対応する9桁目から12桁目までの4桁の数値が全て入力された段階でステップS210が実行され、入力された加算ポイント値pntが許容値に該当するか否かについて判定が行われるようにされている。
しかし、例えば加算ポイント値pntが100ポイントとして定められている場合、9桁目〜12桁目の各コード値は「0100」となる。この場合、9桁目において「0」より大きい数値が置数操作によって入力された場合、既に加算ポイント値pntとして適正でない数値が入力されたことが確定する。
そこで、この場合には、9桁目に対応する許容値として「0」を設定すればよい。そして、POSレジスタ1は、ステップS210として、9桁目の数値が入力された段階で、入力された9桁目の数値が「0」であるか否かについて判定する。「0」であれば、ステップS210として、加算ポイント値pntが許容値に該当するとの判定結果が得られ、「0」以外であれば加算ポイント値pntが許容値に該当しないとの判定結果が得られる。
このように、ステップS210としては、加算ポイント値pntに対応する桁における所定の桁に対して該当するはずのない数値が入力されたか否かを判定するようにしてもよい。
また、加算ポイント値として或るポイント加算クーポンには100ポイントが設定され、他のポイント加算クーポンには200ポイントが設定されるといったように、異なる加算ポイント値が設定された複数種類のポイント加算クーポンが使用される場合もある。
このような場合、ステップS210での判定に用いられる許容値は、設定される加算ポイント値ごとに応じて複数が定められればよい。あるいは、この場合には、例えば複数の加算ポイント値のうちの最大値に応じた値を上限とする数値範囲を許容値としてもよい。
また、上記の例とは逆に、本実施形態において、ステップS209とステップS210の各判定については、対応の項目に対応する桁までの数値入力が完了した段階で行わずに、例えば最後の桁(13桁目)までのコード値に対応する全ての数値の入力が完了した後において行われるようにしてもよい。
この点については先の第1実施形態の場合も同様であり、図5のステップS109の判定については、2桁目までの数値入力が完了した段階で行わずに、最後の桁までのコード値に対応する全ての数値の入力が完了した後において行われるようにしてもよい。
<第3実施形態>
続いて、第3実施形態について説明する。第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、置数操作により入力される数値がポイント加算バーコードPBCのコード値である場合には、コード値の入力が禁止される。ただし、本実施形態においては、例えばポイント加算バーコードPBCのコード値の置数操作による入力が可能な権限を有する店員がPOSレジスタ1を操作している場合には、ポイント加算バーコードPBCのコード値の置数操作による入力が許可されるように構成される。
ポイント加算バーコードPBCのコード値の置数操作による入力が可能な権限を有する店員としては、例えば店長、会計担当責任者などのように店舗内で一定の責任を負うことのできる責任者が選任されればよい。このような責任者は、例えばポイント加算バーコードPBCのコード値の置数操作による入力の不正を監視する役割を有する。従って、本実施形態のように特定の店員のみがポイント加算バーコードPBCのコード値の置数操作による入力が行えるようにしても、店員による加算ポイント値の不正な入力を強固に防止できる。
図7のフローチャートは、本実施形態におけるPOSレジスタ1がポイント加算クーポンを用いたポイント加算に応じて実行する処理手順例を示している。
同図において、ステップS301〜S307の処理は、図5のステップS101〜S107と同様である。
ステップS302において置数モード指示操作が行われたことに応じてステップS307にて置数指示モードが設定されると、POSレジスタ1は、置数操作に先立って操作者登録操作が行われたか否かについて判定する(ステップS308)。操作者登録操作は、POSレジスタ1を操作する店員を登録する操作であり、例えば店員ごとに付与された店員番号(店員ID)を入力することにより登録が行われる。
操作者登録操作は、通常は、操作者としての店員が交代する際にPOSレジスタ1が待機状態のもとで行われる。ただし、ポイント加算バーコードPBCのコード値を入力するための置数操作は、その権限を有する権限者としての店員でなければ行えない。このため、これまでにおいて、権限者でない店員がPOSレジスタ1を操作していた場合には、権限者の店員に操作を交代する必要がある。そこで、置数モードとされた状態においては、ポイント加算バーコードPBCのコード値を入力する可能性のあることを考慮して、操作者登録操作が行えるようにされている。
置数操作に先立って操作者登録操作が行われた場合(ステップS308−YES)、POSレジスタ1は、操作者登録操作により入力された店員番号を登録する(ステップS309)。店員番号の登録は、入力された店員番号を、操作者の店員番号としてRAM13に記憶させることによって行われる。
一方、操作者登録操作が行われることなく置数操作が開始された場合(ステップS308−NO)、POSレジスタ1は、置数操作に応じた数値入力を開始する(ステップS310)。
なお、ステップS310に続くステップS311と、ステップS331にて否定の判定結果が得られた場合のステップS316〜S318の処理は、それぞれ、図5のステップS109、S112〜S114と同様である。
本実施形態のPOSレジスタ1は、ステップS311にて置数操作により入力された1桁目と2桁目の各数値がポイント加算バーコードPBCのフラグflgと一致していると判定された場合、さらに以下の判定を行う。
つまり、POSレジスタ1は、現在において操作者として登録されている店員が権限者であるか否かについて判定する(ステップS312)。本実施形態のPOSレジスタ1は、予め権限者として定められた店員の店員番号を記憶している。POSレジスタ1は、ステップS312として、権限者の店員の店員番号のうちで、操作者として登録されている店員番号と一致するものがあるか否かについて判定すればよい。
操作者として登録されている店員が権限者であることが判定された場合(ステップS312−YES)、ポイント加算バーコードPBCのコード値の置数入力が許可される。
そこで、この場合のPOSレジスタ1は、置数操作による最後の桁までの数値の入力が完了するのを待機し(ステップS313−NO)、最後の桁までの数値の入力が完了すると(ステップS313−YES)、ステップS305の処理に移行する。
このようにして、本実施形態においては、操作者がポイント加算バーコードPBCのコード値の置数操作を行う権限を有している場合には、置数操作による数値の入力が許可され、ポイント加算が可能となる。
一方、操作者として登録されている店員が権限者ではないことが判定された場合(ステップS312−NO)、ポイント加算バーコードPBCのコード値の置数操作による入力は禁止となる。
そこで、この場合のPOSレジスタ1は、図5のステップS110、S111と同様に、置数操作により入力される数値の無効化(ステップS314)と、エラーメッセージの出力(ステップS315)とを実行する。
このように、本実施形態においては、ポイント加算バーコードPBCのコード値を置数操作により入力しようとしても、操作者が権限を有していなければコード値の置数操作が禁止される。このようにして、本実施形態においても店員による不正を強固に防止することができる。
<変形例>
以下、本実施形態の変形例について説明する。
例えば、操作者に加えて、操作者が適正なコード値を入力したことを確認する確認者との2者の存在することが確認された場合に、ポイント加算バーコードPBCのコード値の置数操作が許可されるようにしてもよい。この場合、置数モードが設定された状態において、ポイント加算バーコードPBCのコード値の置数操作に先だって、確認者の追加登録のための操作を行うようにする。そして、POSレジスタ1は、置数操作により入力されるコード値がポイント加算バーコードPBCである場合には、確認者が登録されていれば以降の置数操作による数値の入力を許可し、確認者が登録されていなければ以降の置数操作による数値の入力を禁止する。
このようにすれば、置数操作によりポイント加算バーコードPBCのコード値を入力する際には、操作者以外の第三者による確認が行われるので、操作者である店員の不正を強固に防止することができる。
また、例えばポイント加算クーポンとして、購入対象商品の部門を限定してポイント加算を行うようなものを提供することができる。このような部門限定のポイント加算クーポンには、客に向けて、特定の部門の商品を購入することがポイント加算の条件である旨が印刷されている。従って、客は、このような部門限定のポイント加算クーポンを使用する場合には、指定された部門の商品を買上商品に含めてPOSレジスタ1で会計を行ってもらうようにする。
上記のような部門限定のポイント加算クーポンの場合、印刷されたポイント加算バーコードPBCにおける分類情報ctgによって対応する部門の部門IDが示される。部門IDは、図3の例であれば3桁の数値により表すことができる。具体例として、部門IDが「001」の場合、ポイント加算バーコードPBCにおける3桁目〜8桁目による分類情報ctgは「000001」となる。
そして、この場合のPOSレジスタ1は、置数操作によりポイント加算バーコードPBCとしての全ての13桁の数値が入力されると、以下の判定を行う。つまり、POSレジスタ1は、対応の買上商品として登録された商品のうちで、入力された分類情報ctgが示すのと同じ部門の商品があるか否かについて判定する。
分類情報ctgが示すのと同じ部門の商品がある場合、POSレジスタ1は、置数操作により入力されたポイント加算バーコードPBCのコード値を有効であるとして処理する。つまり、この場合には、ポイント加算バーコードPBCのコード値の置数操作による入力が許可される。
これに対して、分類情報ctgが示すのと同じ部門の商品が無かった場合、POSレジスタ1は、置数操作により入力されたポイント加算バーコードPBCのコード値を無効であるとして処理する。つまり、この場合には、ポイント加算バーコードPBCのコード値の置数操作による入力が禁止される。
このようにすれば、例えば、ポイント加算について指定された部門の商品の購入が条件とされている場合において、指定された部門の商品を購入せずにポイントを加算するといった不正を防止することができる。
また、これまでの説明においては、置数操作によるコード値の入力の禁止対象となるバーコードをポイント加算バーコードPBCとしていた。しかし、本実施形態における置数操作によるコード値の入力の禁止対象となるバーコードは、ポイント加算バーコードPBCに限定されるものではない。
例えば、置数操作によるコード値の入力の禁止対象となるバーコードとしては、一般にインストアマーキングにより生鮮食品の商品などに貼り付けられるバーコードであってもよい。このような場合には、バーコードにおいて示される価格等の金銭に関するコード値についての置数操作による不正な数値の入力を防止することができる。
また、置数操作によるコード値の入力の禁止対象となるバーコードとして、値引きクーポンに印刷されたバーコードであってもよい。値引クーポンに印刷されたバーコードは、例えば値引き額や割引き率などの値引きの内容を示す。
ここで、上記のようにインストアマーキングにより生鮮食品の商品などに貼り付けられるバーコードにより示される価格や、値引きクーポンに印刷されたバーコードにより示される値引きの内容は、会員カードのポイントなどのように会員IDに対応付けられる必要がない。そこで、インストアマーキングにより生鮮食品の商品などに貼り付けられるバーコードや値引きクーポンに印刷されたバーコードを読み込む場合には、必ずしも会員カードからの会員IDの読み込み(会員呼出)を行わなくともよい。
なお、これまでの説明においては、第2のデータ入力手段としての機能によりデータ(コード値)を入力する対象は、図4に例示したポイント加算バーコードPBCのように、一次元バーコードである場合を例に挙げていた。
しかしながら、第2のデータ入力手段がデータを入力する対象は、一次元バーコードに限定されない。例えば、第2のデータ入力手段は、2次元バーコードを読み取るバーコードリーダが読み込んだコード値などをデータとして入力してもよい。また、第2のデータ入力手段は、リーダライタなどがIC(Integrated Circuit)タグ(RFID(Radio Frequency Identifier)タグ)などの記憶媒体から読み込んだデータを入力してもよい。さらに、第2のデータ入力手段は、POSレジスタにおける所定のキーに割り当てられたプリセットデータを、キー操作に応じて入力してもよい。
即ち、第2のデータ入力手段は、オペレータにより変更されることが想定されていないデータであれば、どのような態様で記録されたものであっても入力の対象とすることができる。
また、本実施形態は、例えば店員により商品の登録が行われる登録装置と、登録装置により登録された商品についての精算が客によって行われる精算装置とが個別に設けられる商品データ処理システムにも適用が可能である。つまり、登録装置または精算装置について置数操作によるバーコードのコード値の入力が可能なようにされている場合に、本実施形態の構成を適用して不正を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態の一態様は、データ(例えば、バーコードのコード値)を入力する第1のデータ入力手段(例えば、置数操作に応じた入力に対応する)と、第1のデータ入力手段とは異なる入力の態様に応じてデータを入力する第2のデータ入力手段(スキャナ部に応じた入力に対応する)と、入力対象のデータが所定の条件に合致する場合に第1のデータ入力手段による入力対象のデータの入力を禁止するデータ入力制御手段とを備える商品データ処理装置である。
上記構成によれば、第1のデータ入力手段によりデータを入力する際に異なるデータを入力することによる不正を防止することが可能になる。
また、本実施形態の一態様は上記の商品データ処理装置であって、データ入力制御手段は、入力対象のデータが、金銭または顧客に付与される特典に関するものである場合に入力を禁止する。
上記構成によれば、金銭または顧客に付与される特典に関するデータのように、不正が行われる可能性の高いデータの入力についての不正を有効に防止することができる。
また、本実施形態の一態様は上記の商品データ処理装置であって、データ入力制御手段は、入力対象のデータにおいて示される所定の値が予め定めた許容値に該当しない場合に、第1のデータ入力手段による入力対象のデータの入力を禁止する。
上記構成によれば、第1のデータ入力手段によるデータの入力であっても、不正が行われることなく適正なデータが入力された場合には、データの入力が禁止されないようにすることができる。
また、本実施形態の一態様は上記の商品データ処理装置であって、データ入力制御手段は、入力対象のデータが所定の条件に合致する場合において、操作者が操作権限を有する場合には、第1のデータ入力手段による入力対象のデータの入力を許可する。
上記構成によれば、特定の操作者が商品データ処理装置を操作する場合には、入力対象のデータが所定の条件に合致する場合であっても、第1のデータ入力手段によるデータの入力が可能なようにすることができる。
また、本実施形態の一態様は上記の商品データ処理装置であって、第1のデータ入力手段は、置数によるデータの入力が行われる。
上記構成によれば、置数操作によるデータの入力による不正を防止することができる。
また、本実施形態の一態様は上記の商品データ処理装置であって、第2のデータ入力手段は、インストアマーキングにより印刷されたバーコードにより示されるデータを入力する。
上記構成によれば、インストアマーキングにより印刷されたバーコードを読み込むことによりデータを入力するようにされている場合において、バーコードの読み込みに代えて置数操作によりデータを入力することによる不正を防止することができる。
なお、上述のPOSレジスタ1としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のPOSレジスタ1としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 POSレジスタ、11 CPU、12 ROM、13 RAM、14 タッチパネル付表示部、14a タッチパネル、15 キー操作部、16 顧客用表示部、17 自動釣銭機、17a 釣銭排出口、17b 預金投入口、18 スキャナ部、19 印字部、20 通信部、30 ドロア

Claims (6)

  1. データを入力する第1のデータ入力手段と、
    前記第1のデータ入力手段とは異なる入力の態様に応じてデータを入力する第2のデータ入力手段と、
    入力対象のデータが所定の条件に合致する場合に前記第1のデータ入力手段による前記入力対象のデータの入力を禁止するデータ入力制御手段と
    を備える商品データ処理装置。
  2. 前記データ入力制御手段は、
    前記入力対象のデータが、金銭または顧客に付与される特典に関するものである場合に入力を禁止する
    請求項1に記載の商品データ処理装置。
  3. 前記データ入力制御手段は、
    入力対象のデータにおいて示される所定の値が予め定めた許容値に該当しない場合に、前記第1のデータ入力手段による前記入力対象のデータの入力を禁止する
    請求項1または2に記載の商品データ処理装置。
  4. 前記データ入力制御手段は、
    入力対象のデータが所定の条件に合致する場合において、操作者が操作権限を有する場合には、前記第1のデータ入力手段による前記入力対象のデータの入力を許可する
    請求項1から3のいずれか一項に記載の商品データ処理装置。
  5. 前記第1のデータ入力手段は、置数によるデータの入力が行われる
    請求項1から4のいずれか一項に記載の商品データ処理装置。
  6. 前記第2のデータ入力手段は、インストアマーキングにより印刷されたバーコードにより示されるデータを入力する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の商品データ処理装置。
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