JP6813874B2 - 精算装置、登録装置、商品販売データ処理システム、及びプログラム - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るPOSシステム1(商品販売データ処理システムの一例)の構成例を示している。同図に示すPOSシステム1は、管理装置10と、2台の登録装置20−1、20−2と、3台の精算装置30−1、30−2、30−3とを含んで構成されている。
なお、以降の説明にあたり、登録装置20−1、20−2について特に区別しない場合には、登録装置20と記載する。また、精算装置30−1、30−2、30−3について特に区別しない場合には、精算装置30と記載する。
管理装置10と登録装置20と精算装置30とは、有線または無線接続のLAN(Local Area Network)11で相互に接続されている。
なお、POSシステム1の構成として、管理装置10を含まない構成とする場合には、他の装置(例えば、複数の登録装置20のうち代表となる1台の登録装置20)に、管理装置10としての機能を兼用させてもよい。
管理装置10は、最新の商品情報が反映された商品マスタを、外部(例えば、本部のサーバ、リムーバブル形式の記憶媒体)から取得し、登録装置20及び各精算装置30に適宜送信する。
また、登録装置20は、1取引ごとに対応して登録された商品の精算に用いられる情報(以下、取引情報という)を生成し、記憶する。
すなわち、店員が、精算装置30を指定する操作を登録装置20に対して行うことによって、複数の精算装置30のうちから精算処理を実行させる精算装置30を指定する。
なお、登録装置20において、各精算装置30の稼働状況を示した稼働情報を表示するようにし、登録装置20において、店員が精算装置30を指定する際に、各精算装置30の稼働状況を確認できるようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、登録装置20は、直接、精算装置30に精算情報を送信するが、管理装置10を経由して、精算装置30に精算情報を送信してもよい。
すなわち、客が、店員から手渡しされた精算利用レシートを精算装置30に読み取らせることによって、複数の精算装置30のうちから精算処理を実行させる精算装置30を指定する。
図2は、登録装置20と精算装置30との外観例を示す斜視図である。図3は、登録装置20の構成例を示すブロック図である。図4は、精算装置30の構成例を示すブロック図である。
記憶部202は、CPU201の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
スキャナ部204は、商品に付されているバーコード(商品コード)を光学的に読み取る。
例えば、店員用表示部205は、商品情報(商品コード等)に関連付けられているプリセットボタンを配置した商品登録画面などを表示する。
ブザー208は、店員が操作を確認することが必要な場合などに、ブザー音を発生させる。
印刷部209は、必要に応じて媒体を印刷して発行する。例えば、印刷部209は、レシートを印刷して発行することができる。
記憶部302は、CPU301の補助記憶装置であって、プログラムをはじめとしてCPU301が利用する各種の情報を記憶する。
スキャナ部304は、例えば、精算利用レシートに印刷されたコード(バーコードまたは2次元コード)や、会員カード等に付されているコード(会員コード)を光学的に読み取る。
ブザー308は、エラー等が発生した場合、エラーを報知するブザー音を発生させる。
印刷部309は、媒体を印刷して発行する。例えば、印刷部309は、精算処理(すなわち、商品の買上金額の決済)が終了した場合、客が持ち帰る精算結果レシートを印刷して発行する。
現金による決済に対応するため、決済部310は、釣銭機を備える。釣銭機は、紙幣の投入及び排出をする紙幣投入口、硬貨を投入するための硬貨投入口、釣銭を排出する釣銭排出口を備えている。決済部310は、釣銭機によって、現金により決済を実行し、決済を実行した結果(例えば、決済が成立したか否かを示す情報)を、バスを介してCPU301に出力する。
また、クレジットカードの使用による決済に対応する場合、決済部310は、クレジットカードリーダを備え、クレジットカードリーダにより読み込まれた情報を利用して精算処理を行う。
また、電子マネーの使用による決済に対応する場合、決済部310は、電子マネーリーダを備え、電子マネーリーダにより読み込まれた情報を利用して精算処理を行う。
人感知センサ312は、精算装置30の正面の所定圏内に人物(客)がいることを検知するセンサである。
登録装置20と精算装置30とが同じメーカであって、双方で扱うデータの構成が同じであれば、登録装置20にて1取引分の商品登録処理に応じて生成された取引情報をそのまま精算装置30に送信し、精算装置30にて精算に関連する処理(例えば、精算処理と精算結果を示すレシート(精算結果レシート)の発行)を実行させることができる。
しかしながら、本実施形態のように登録装置20と精算装置30とで扱うデータの構成が異なる場合には、上記のように取引情報をそのまま登録装置20から精算装置30に送信しても、精算装置30が適切に精算に関連する処理を行うことは難しい。
そこで、本実施形態においては、以下に説明するようにして、POSシステム1について、精算に関連する処理が精算装置30にて適切に行われるように構成される。
小計操作が行われたことに応じて、登録装置20は、商品登録結果レシートと精算利用レシートとの2種のレシートを発行する。ここでの発行とは、印刷部209によりレシート用の用紙に印刷を行って、印刷された用紙をレシートとして印刷部209から排出させることである。
なお、商品登録結果レシート及び精算利用レシートの発行のトリガとなる操作は、小計操作に限定されない。例えば、お会計券発行キー、精算装置指定キー、現計キー等に対する操作であってもよい。お会計券発行キーは、お会計券の発行を指示する操作が行われるキーである。精算装置指定キーは、複数の精算装置30のうちから今回の取引に対応する精算処理を実行させる精算装置30を指定する操作が行われるキーである。現計キーは、現計を行うために操作されるキーである。
同図の商品登録結果レシートにおいては、登録装置番号領域AR1、レシート番号領域AR2、商品内訳領域AR3、及び総計提示領域AR4の各領域が設けられる。
登録装置番号領域AR1には、登録装置番号が示される。登録装置番号領域AR1にて示される登録装置番号は、レジ番号とも呼ばれ、商品登録結果レシートの発行元の登録装置20に付与された番号(登録装置番号)を示す。
レシート番号領域AR2には、当該商品登録結果レシートに付与された番号(レシート番号)が示される。
商品内訳領域AR3には、登録された商品の内訳が示される。同図の商品内訳領域AR3には、税込の単価が100円の「商品1」が1つ登録されたことが示されている。
総計提示領域AR4においては、登録された商品に応じた総計に関する情報として、小計金額、買上点数(登録された商品の総数)、及び合計金額等の情報(金額関連情報の一例)が示される。
同図の精算利用レシートにおいては、登録装置番号領域AR11とレシート番号領域AR12とが設けられる。
登録装置番号領域AR11には、図5(a)の商品登録結果レシートと同じ登録装置番号が示される。
レシート番号領域AR12には、当該精算利用レシートに付与されたレシート番号が示される。なお、同図の例では、レシート番号領域AR12におけるレシート番号は「S0254」と示されている。一方、図5(a)の商品登録結果レシートにおけるレシート番号領域AR2は「R0254」である。つまり、図5の例では、同じ取引に対応する商品登録結果レシートと精算利用レシートとでは、レシート番号における2桁目から5桁目までの数字による番号部分を共通としている。なお、商品登録結果レシートと精算利用レシートとでレシート番号を連番としてもよい。この場合、例えば、商品登録結果レシートのレシート番号領域AR2において「0254」との番号が示されていれば、精算利用レシートのレシート番号領域AR12には「0255」との番号が示される。
そのうえで、精算利用レシートには、バーコードが印刷されるバーコード領域AR13が設けられている。バーコード領域AR13のバーコードは、精算情報を示す。
精算情報としての16桁のコードにおいて、第1桁のコード「C」は、精算情報に応じた商品の登録が行われた際の登録装置20の「モード(状態)」を示す。「モード」としてコード「C」=「0」の場合には、登録装置20が登録モードであることを示し、コード「C」=「1」の場合には、登録装置20が訓練モードであることを示す。登録モードは、通常の営業に対応するモードであって、取引ごとに応じた商品の登録結果が実績として計上されるモードである。一方、訓練モードは、店員が登録装置20の操作を練習する際に使用されるモードであって、取引ごとに応じた商品の登録結果が実績として計上されないモードである。
また、精算情報としての16桁のコードにおける第2桁と第3桁の2桁によるコード「RR」は、登録装置番号を示す。
また、精算情報としての16桁のコードにおける第4桁から第7桁の4桁によるコード「rrrr」は、対応の精算利用レシートに付与されたレシート番号を示す。
また、精算情報としての16桁のコードにおける第8桁から第13桁の6桁によるコード「PPPPPP」は、客が授受すべき取引金額(「支払いに関する合計金額」の一例)を示す。ここでの取引金額は、例えば取引において客が品券を使用することなく登録された商品の合計金額の全額を支払う場合には、登録された商品の「合計金額」となる。
また、客が、支払いにあたり品券を使用する場合には、品券の処理は、登録装置20にて行われる。つまり、客は、品券を使用する際には、登録装置20を操作する店員にその旨を申し出て品券を手渡す。品券を受け取った店員は、品券利用を宣言するとともに品券の額面を入力する操作を行う。登録装置20は、入力された品券の額面と登録された商品との差額に基づいて、「取引金額」として、客が支払うべき「支払金額」または客に払い戻すべき「払戻金額」を算出する。
例えば、客が使用する品券の額面が、登録された商品の合計金額よりも少ない場合には、「取引金額」は、入力された品券の額面を合計金額から差し引いた「支払金額」となる。また、客が使用する品券の額面が商品の合計金額よりも多い場合、「取引金額」は、品券の額面から商品の合計金額を差し引いた「払戻金額」となる。なお、例えばコード「PPPPPP」により「払戻金額」を示す場合には、例えばコード「PPPPPP」における第8桁などの特定の桁について、「払戻金額」であることを示す特定の値とするようにして、「支払金額」と区別するようにされればよい。
このように精算利用レシートに取引金額が示されるようにすることで、客は、自分自身が精算装置30での精算にて幾らの支払いを行えばよいのかを精算の前に把握できる。
ここでは、図5(b)の精算利用レシートのバーコードは、税込の単価が100円の商品を1つ登録したことに応じて、現金により100円の代金を支払う場合に対応する精算情報が示されている場合を例に挙げる。従って、精算情報における第8桁から第13桁の6桁によるコード「PPPPPP」によっては、「支払金額」が100円であることが示されている。
上記の精算情報のバーコードが印刷された精算利用レシートを読み取った精算装置30は、表示部305において図6(a)に示す態様の精算画面を表示する。同図の精算画面においては、支払金額が100円であり、現金払いであることが示されるとともに、決済部310における貨幣投入口(紙幣投入口、硬貨投入口)への現金の投入を促すメッセージが表示されている。
そこで、客は、支払金額である100円以上の現金を貨幣投入口に入れる。ここでは、客が1000円を入れた場合を例に挙げる。客により1000円が投入されたことに応じて、精算画面は、図6(a)から図6(b)の状態に変化する。図6(b)の精算画面においては、図6(a)にて表示されていた支払金額に加え、客の投入した1000円が預かり金として表示されるとともに、1000円の預かり金に対する100円の支払金額の差額である900円が釣銭(「おつり」)として表示される。また、図6(b)の精算画面においては、「おわり」ボタンBT1が配置されるとともに、客に対して、預かり金と釣銭とが正しければ「おわり」ボタンBT1を操作してもらうよう促すメッセージが表示される。
客は、精算画面に表示された預かり金と釣銭との額面を確認し、問題が無ければ「おわり」ボタンBT1に対する操作を行う。
終わりボタンBT1に対する操作が行われたことに応じて精算が終了する。精算の終了に応じて、精算装置30は、先ず、釣銭がある場合には釣銭を決済部310における釣銭排出口から排出させる。この際、表示部305においては、排出された釣銭を受け取ってもらうことを客に促すメッセージが表示される。
また、精算結果レシートが発行される際には、図示は省略するが、発行された精算結果レシートを受け取ってもらうことを客に促すメッセージが表示部305にて表示される。
また、図6(b)の精算画面においては、「おわり」ボタンBT1とともに、領収書発行ボタンBT2が配置される。図6(b)の精算画面においては、領収書が必要な場合には領収書発行ボタンBT2を操作することを客に案内する表示も行われる。客は、領収書が必要であれば、領収書発行ボタンBT2を操作する。領収書発行ボタンBT2が操作された場合には、精算結果レシートとともに領収書も発行され、表示部305においては、精算結果レシートとともに領収書の受け取りも促すメッセージが表示される。
同図の精算結果レシートにおいては、ヘッダー領域AR20、精算装置番号領域AR21、精算結果レシート番号領域AR22、精算装置識別番号領域AR23、商品内訳領域AR24、及び精算結果領域AR25が設けられる。
精算装置番号領域AR21には、精算結果レシートの発行元の精算装置30に付与された精算装置番号(レジ番号)が示される。
精算結果レシート番号領域AR22には、精算結果レシートに付与された精算結果レシート番号が示される。
精算装置識別番号領域AR23には、精算結果レシートの発行元の精算装置30を一意に識別する精算装置識別番号が示される。精算装置番号(レジ番号)が店舗において精算装置30ごとに一意となるように付された番号であるのに対して、精算装置識別番号は、精算装置30としての製品ごとに一意となるように付された番号である。精算装置識別番号領域AR23の領域は、例えば登録装置20と精算装置30とでデータ構成が同じであるようなPOSシステムの構成のもとでは、登録装置20を操作する店員の名称などの店員に関する情報が示される領域として使用される。
客により払戻金が取り出され、決済部310における釣銭排出口の釣銭の受け部に払戻金の残っていないことが検出されると、精算装置30は、精算結果レシートを発行する。図示は省略するが、精算結果レシートの精算結果領域AR25には、合計金額に代えて払戻金額の額面が印刷されて示されるようにすればよい。この場合の精算結果領域AR25において、預かり金及び釣銭は示されない。
ステップS101:登録装置20は、1取引に対応して商品を登録する商品登録操作が行われたか否かについて判定する。
ステップS102:ステップS101にて商品登録操作の行われたことが判定された場合、登録装置20は、商品登録操作に応じた商品登録処理を実行する。
ステップS103:ステップS101にて商品登録操作が行われていないと判定された場合、登録装置20は、さらに小計操作が行われたか否かについて判定する。なお、1取引において商品が1つも登録されていない状態のもとで小計操作が行われたとしても小計操作は無効とされ、小計操作が行われたとの判定は得られない。
ステップS104:ステップS103にて小計操作の行われたことが判定された場合、登録装置20は、1取引におけるこれまでの商品登録結果が反映された商品登録結果レシートを印刷部209から発行させる。
ステップS105:続いて、登録装置20は、精算利用レシートを印刷部209から発行させる。精算利用レシートには、前述のように、今回の取引における取引金額を含む精算情報のバーコードが印刷される。
ステップS202:スキャナ部304により精算利用レシートのバーコードの読み取りが行われたことに応じて精算情報の取り込みが行われると、精算装置30は、精算処理を開始する。ステップS202により精算処理が開始されることで、精算装置30は、図6または図8に示したような精算画面を表示させるとともに、客による貨幣の投入などの操作に応じて精算処理を進めていく。
ステップS203:精算装置30は、精算処理が終了するのを待機する。ここでの精算処理の終了は、精算処理に利用する精算情報に含まれていた取引金額が「合計金額」であった場合には、預かり金の投入に応じて排出された釣銭の取り出されたことが検出された段階となる。ただし、「合計金額」と預かり金とが等しく釣銭がない場合には、投入された預かり金が合計金額と等しいことが精算装置30によって判断されたことを以て精算処理の終了となる。また、精算処理に利用する精算情報に含まれていた取引金額が「払戻金額」であった場合には、排出された払戻金の取り出されたことが検出されたことを以て精算処理の終了となる。
ステップS204:精算装置30は、ステップS203により精算処理の終了したことが判定されると、印刷部309により精算結果レシートを発行させる。
上記実施形態においては、精算処理を実行させる精算装置30を指定する態様として、客に手渡しされる精算利用レシートを登録装置20から発行させ、店員から手渡しされた精算利用レシートを、客が1つの精算装置30に読み取らせる態様(第2の指定態様)が採られる場合を例に挙げていた。
しかしながら、本実施形態においては、精算処理を実行させる精算装置30を登録装置20により指定する態様(第1の指定態様)が採られてもよい。この場合、例えば商品の登録処理を終えた段階で、店員が、精算装置30ごとの利用状況などを確認したうえで、精算処理を実行させる精算装置30を決定し、決定した精算装置30を選択する操作を行う。この操作に応じて、登録装置20は、LAN11経由の通信を介して、選択された精算装置30に対して精算情報を送信することにより精算処理の実行を指示する。この場合、精算装置30は、送信された精算情報の受信により精算情報の取り込みを行う。精算情報を取り込んだ精算装置30は、先に図6、図7により説明したのと同様に精算処理と精算結果レシートの発行を行う。なお、本変形例のように通信経由で登録装置20から精算装置30に精算情報を送信する場合には、例えば、登録装置20から管理装置10を経由したうえで精算装置30に精算情報が送信されるようにしてもよい。
また、電子レシートは、例えば登録装置20による商品登録結果を示す内容と、精算装置30における精算処理の結果を示す内容とを統合した内容を有するものとして作成され、客側に通知されるようにしてもよい。
登録モードでは登録装置20と精算装置30とにおける会計結果が実績として計上されるのに対して、訓練モードでは登録装置20と精算装置30とにおける会計結果は実績として計上されない。このために、商品の登録から精算処理までの一連の会計処理が行われるにあたっては、登録装置20と精算装置30とが互いに同じモードであることが必要である。
そこで、精算装置30は、取り込まれた精算情報における第1桁のコードを参照して登録モードと訓練モードとのいずれのモードであるのかを認識する。そのうえで、精算装置30は、認識したモードが自己に設定されているモードと一致しているか否かについて判定する。精算装置30は、モードが一致していれば精算処理を実行するが、一致していない場合には精算処理を実行せずに、モードが一致していないことを所定の態様により報知するようにしてもよい。
1つの態様として、商品登録の完了に応じて店員用表示部205に表示された送信ボタンに対して行われた操作に応じて(あるいは商品登録の完了を宣言するような操作であってもよい)、登録装置20が、例えば精算装置30に状態の問合せを行って精算処理が可能な(例えば、障害が発生しておらず、使用中でもない)精算装置30を認識し、使用中でない精算装置30のうちから所定の規則(例えば精算装置番号順)に従って、1つの精算装置30を決定する。そして、登録装置20は、決定した精算装置30に精算情報を送信して精算処理の実行を指示する。
また、もう1つの態様として、予め精算装置30について精算処理の優先順位を設定しておくようにする。そのうえで、商品登録の完了に応じて、店員用表示部205に精算装置30への精算情報の送信を指示する送信ボタンの操作が有効となるように表示する。送信ボタンが操作されたことに応じて、登録装置20は、設定された優先順位に従った順で精算装置30の精算処理が可能であるか否かを確認し、精算処理が可能であることが確認されなければ、優先順位が次の精算装置30について確認するようにする。そのうえで、登録装置20は、最初に精算処理が可能であることが確認された精算装置30に精算情報を送信して精算処理の実行を指示する。
以上説明したように、本実施形態の一態様は、商品の登録が行われる登録装置20から出力された精算情報を取り込む取込手段と、取込手段により取り込まれた精算情報に基づいて精算を行う精算手段と、精算の終了に応じて、精算情報に対応する会計の内容を示すデータを出力するデータ出力手段とを備え、データ出力手段は、登録された商品に関する情報を含まず、ヘッダー情報と、支払いに関する合計金額と支払金額と釣銭とに関する金額関連情報とを含む精算結果レシート(レシートデータの一例)を出力することを特徴とする精算装置30である。
上記構成によれば、登録装置20からは1取引に応じた精算情報が出力され、精算装置30が精算情報を取り込んで精算処理を行うようにされる。そのうえで、精算装置30は、精算処理の終了に応じて、登録された商品に関する情報を会計の内容から除外した精算結果レシートを出力する。これにより、登録装置20と精算装置30とで扱うデータが異なるために登録された商品に関する情報を精算装置30が取得できなくとも、精算装置30が精算結果レシートを出力することが可能になる。即ち、登録装置20と精算装置30とを備えるPOSシステム1(商品販売データ処理システムの一例)において、登録装置20と精算装置30とで扱うデータが異なる場合であっても、精算装置30にて精算に関連する処理が適切に行われるようにすることができる。
上記構成によれば、精算装置30は、精算情報において示される取引金額に基づいて客からの入金、あるいはカード類の提示に応じて精算、決済を行うことが可能となり、精算結果レシートには、精算処理の結果とともに、精算情報に含まれる登録装置識別情報に基づき、今回の取引に対応して商品を登録した登録装置20を示す情報を印刷することが可能となる。
Claims (4)
- 取引において登録された商品に関する登録商品情報と、登録された商品の合計金額と、取引のもとでの支払いに関する合計金額とを取得する取得手段と、
提示される情報に前記登録商品情報及び前記合計金額を含む第1の媒体と、提示される情報に前記支払いに関する合計金額を精算情報として含み前記登録商品情報を含まない第2の媒体であって、扱うデータが登録装置と異なる精算装置により前記精算情報の取り込みが行われる第2の媒体とをそれぞれ出力する媒体出力手段と
を備えることを特徴とする登録装置。 - 扱うデータが精算装置と異なる請求項1に記載の登録装置から出力された第2媒体から精算情報を取り込む取込手段と、
前記取込手段により取り込まれた精算情報に基づいて精算を行う精算手段と、
精算の終了に応じて、前記精算情報に対応する会計の内容を示すデータを出力するデータ出力手段とを備え、
前記データ出力手段は、登録された商品に関する情報を含まず、ヘッダー情報と、支払いに関する合計金額と支払金額と釣銭とに関する金額関連情報とを含むレシートデータを出力することを特徴とする
精算装置。 - 登録装置としてのコンピュータを、
取引において登録された商品に関する登録商品情報と、登録された商品の合計金額と、取引のもとでの支払いに関する合計金額とを取得する取得手段、
提示される情報に前記登録商品情報及び前記合計金額を含む第1の媒体と、提示される情報に前記支払いに関する合計金額を精算情報として含み前記登録商品情報を含まない第2の媒体であって、扱うデータが登録装置と異なる精算装置により前記精算情報の取り込みが行われる第2の媒体とをそれぞれ出力する媒体出力手段
として機能させるためのプログラム。 - 精算装置としてのコンピュータを、
扱うデータが前記精算装置と異なる請求項1に記載の登録装置から出力された第2媒体から精算情報を取り込む取込手段、
前記取込手段により取り込まれた精算情報に基づいて精算を行う精算手段、
精算の終了に応じて、前記精算情報に対応する会計の内容を示すデータとして、登録された商品に関する情報を含まず、ヘッダー情報と、支払いに関する合計金額と支払金額と釣銭とに関する金額関連情報とを含むレシートデータを出力するデータ出力手段
として機能させるためのプログラム。
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