JP2017036949A - 磁気検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのマグネットで2方向の動きを独立して精度よく検出できる磁気検出装置を提供する。【解決手段】操作部により第1の回転軸L1の回りに回転操作されると共に、第2の回転軸L2の回りに傾動操作されるマグネット120と、マグネット120の第1の回転軸L1の回りの磁界の変化を検出する第1の磁気検出部である回転検出センサ140と、マグネットの第2の回転軸L2の回りの磁界の変化を検出する第2の磁気検出部である傾動検出センサ160と、を有し、第1の回転軸L1と第2の回転軸L2とは直交し、回転検出センサ140と傾動検出センサ160は、マグネット120の回転操作及び傾動操作の動作を独立に検出するように磁気検出装置を構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、磁気検出装置に関する。
従来の技術として、レバーの傾倒操作による交差する2方向の動きを非接触で検出するものとして、外レバーの揺動操作に応じて回転する第一の回転体と第二の回転体を設け、この中央に装着された2つのマグネットの磁界をそれぞれのマグネットに対応して設けられた2つの磁気検出素子で検出すると共に、制御手段がこの検出信号から各回転体の回転角度を検出し、これに応じた操作信号を出力する構成とされた磁気検出装置がある(特許文献1参照)。
特開2008−218067号公報
しかし、特許文献1の磁気検出装置は、レバーの傾倒操作による交差する2方向の動きを磁気検出素子で検出するために、それぞれの動きに対応して2つのマグネットを要するという問題があった。また、レバーの2方向の動きを1つのマグネットの2方向の磁界変化としてそれぞれの磁気検出素子で検出すると、各磁気検出素子が2方向の磁界変化を検出するクロストークが発生するため、2方向の動きを独立して精度よく検出できないという問題があった。
従って、本発明の目的は、1つのマグネットで2方向の動きを独立して精度よく検出できる磁気検出装置を提供することにある。
[1]本発明は、上記目的を達成するために、操作部により第1の回転軸の回りに回転操作されると共に、第2の回転軸の回りに傾動操作されるマグネットと、前記マグネットの前記第1の回転軸の回りの磁界の変化を検出する第1の磁気検出部と、前記マグネットの前記第2の回転軸の回りの磁界の変化を検出する第2の磁気検出部と、を有し、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とは直交し、前記第1の磁気検出部と前記第2の磁気検出部は、前記マグネットの前記回転操作及び前記傾動操作の動作を独立に検出することを特徴とする磁気検出装置を提供する。
[2]前記マグネットは、前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸に直交する方向に着磁されていることを特徴とする上記[1]に記載の磁気検出装置であってもよい。
[3]また、前記第1の磁気検出部は、前記マグネットの前記回転操作に伴う磁界の方向変化を検出でき、かつ、前記マグネットの前記傾動操作に伴う磁界の方向が変化しない位置に設けられていることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の磁気検出装置であってもよい。
[4]また、前記第2の磁気検出部は、前記マグネットの前記傾動操作に伴う磁界の方向変化を検出でき、かつ、前記マグネットの前記回転操作に伴う磁界の方向が変化しない位置に設けられていることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載の磁気検出装置であってもよい。
[5]また、前記マグネットは、円板状又は球状に形成されていることを特徴とする上記[1]から[4]のいずれか1に記載の磁気検出装置であってもよい。
本発明によれば、1つのマグネットで2方向の動きを独立して精度よく検出できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る磁気検出装置が搭載された車両内部の概略図である。 図2は、磁気検出装置を内部に含むレバーコンビネーションスイッチの外観を示す斜視図である。 図3(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る磁気検出装置を第1の回転軸の方向からみた平面図であり、図3(b)は、第2の回転軸の方向からみた正面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る磁気検出装置の構成ブロック図である。 図5(a)は、マグネットの着磁方向、磁束の状態、回転検出センサの位置関係を示す斜視図、(b)は、図5(a)のE−E断面図、(c)は、図5(a)のF方向から見た磁束の状態と回転検出センサの位置関係を示す平面図である。 図6(a)は、マグネットの着磁方向、磁束の状態、傾動検出センサの位置関係を示す斜視図、(b)は、図6(a)のE−E断面図、(c)は、図6(a)のF方向から見た磁束の状態と傾動検出センサの位置関係を示す平面図である。 図7(a)は、磁気センサの回路図例であり、(b)は、第1MRブリッジと第2MRブリッジにより検出される検出信号S1、S2を示す信号波形図である。 図8(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る磁気検出装置を第1の回転軸の方向からみた平面図であり、図8(b)は、第2の回転軸の方向からみた正面図である。
(本発明の実施の形態の要約)
本発明の実施の形態に係る磁気検出装置100は、操作部により第1の回転軸L1の回りに回転操作されると共に、第2の回転軸L2の回りに傾動操作されるマグネット120と、マグネット120の第1の回転軸L1の回りの磁界の変化を検出する第1の磁気検出部である回転検出センサ140と、マグネットの第2の回転軸L2の回りの磁界の変化を検出する第2の磁気検出部である傾動検出センサ160と、を有し、第1の回転軸L1と第2の回転軸L2とは直交し、回転検出センサ140と傾動検出センサ160は、マグネット120の回転操作及び傾動操作の動作を独立に検出するものである。この磁気検出装置100は、例えば、車両5のウインカー操作等を行なうレバーコンビネーションスイッチ10等に内蔵された構成で使用される。したがって、本実施の形態では、操作部が上記示したレバーコンビネーションスイッチ10の操作レバー20であるものとして説明する。なお、操作部は、第1及び第2の回転軸の回りに操作できるものであればよく、また、車両に搭載されるものには限られない。
(第1の実施の形態)
(磁気検出装置100の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る磁気検出装置が搭載された車両内部の概略図である。図2は、磁気検出装置を内部に含むレバーコンビネーションスイッチの外観を示す斜視図である。図3(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る磁気検出装置を第1の回転軸の方向からみた平面図であり、図3(b)は、第2の回転軸の方向からみた正面図である。また、図4は、本発明の実施の形態に係る磁気検出装置の構成ブロック図である。
レバーコンビネーションスイッチ10は、例えば、車両5のウインカー(方向指示器)やヘッドランプを操作することが可能な操作装置である。このレバーコンビネーションスイッチ10は、図1に示すように、車両のステアリング6の近傍に装着され、ステアリングコラムを覆うステアリングコラムカバー7から突出するように配置されている。
また、図2に示すように、レバーコンビネーションスイッチ10は、レバー操作を行なう操作レバー20と、操作レバー20による回転操作、傾動操作による操作量を検出するための磁気検出装置100を内部に収容する本体部30から構成されている。図1の紙面において右側に突出して配置されたレバーコンビネーションスイッチ10は、例えば、方向指示器及びヘッドランプ等を操作するものである。本実施の形態では、操作部としての操作レバー20により、第1の回転軸L1の回りの回転操作、及び、第2の回転軸L2の回りの傾動操作がされる磁気検出装置の構成、動作について説明する。
図2に示すように、操作レバー20をTL、TR方向に操作すると第1の回転軸の回りに操作される。この第1の回転軸L1の回りの操作は、図3で示す磁気検出装置100における回転軸L1回りの回転操作である。
また、図2に示すように、操作レバー20をP、D方向に操作すると第2の回転軸の回りに操作される。この第2の回転軸L2の回りの操作は、図3で示す磁気検出装置100における回転軸L2回りの傾動操作である。なお、第2の回転軸L2は、第1の回転軸L1と直交する。
磁気検出装置100は、図2、3に示すように、本体部30の内部に収容され、操作部である操作レバー20により、マグネット120が第1の回転軸L1の回りに回転操作され、又は、第2の回転軸L2の回りに傾動操作される。第1の回転軸L1の回りの回転と、第2の回転軸L2の回りの傾動とは独立に動作することができる。なお、操作レバー20からマグネット120までの駆動力の伝達は、リンク機構、ギア機構、カム機構等の公知の機構、構成が採りうる。
(マグネット120の構成)
マグネット120は、図3(a)、(b)に示すように、円板状に形成され、例えば、アルニコマグネット、フェライトマグネット、ネオジムマグネット等の永久磁石、又は、フェライト系、ネオジム系、サマコバ系、サマリウム鉄窒素系等の磁性体材料と、ポリスチレン系、ポリエチレン系、ポリアミド系、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)等の合成樹脂材料と、を混合して所望の形状に成形したプラスチックマグネットである。
マグネット120の着磁方向は、図3(a)、(b)等に示すように、第1の回転軸L1と直交し、かつ、第2の回転軸L2と直交する方向である。この着磁により、マグネット120の傾動検出センサ160側がN極、反対側がS極となる。なお、逆極性での着磁も可能である。この着磁により、後述するように、図5、図6に示すように、代表的な磁束(磁界)は、マグネット120のN極からS極に向かって放射され、N極から半径方向外側に向かって放射された磁束がマグネット120の円板部121の上側、下側を通ってS極に収束される磁束500を形成する。
(制御部130の構成)
図4に示すように、制御部130は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部130が動作するためのプログラム等が格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果など格納する記憶領域として用いられる。
制御部130は、回転検出センサ140から出力される検出信号S1、及び傾動検出センサ160から出力される検出信号S2に基づいて操作レバー20の第1の回転軸L1及び第2の回転軸L2回りの回転に基づく4つの操作位置を判定することができる。
制御部130は、例えば、操作レバー20の操作位置を示す操作信号S3を生成し、車両5の車両制御部に出力することができる。
(磁気検出部の構成)
磁気検出装置100は磁気検出部として、回転検出センサ140、傾動検出センサ160を有している。回転検出センサ140、傾動検出センサ160は、共に、磁気抵抗素子を用いたMR(Magneto Resistive)センサが使用される。なお、他の磁気センサとして、ホール素子を用いたホールセンサ等も使用可能である。
回転検出センサ140は、図3等に示すように、第1の回転軸L1上でマグネット120の円板部121の下側に配置されている。図3に示すように、回転検出センサ140は、マグネット120の下面122から所定距離だけ離間した基板190上に実装された状態で位置決めされて固定されている。
図5(a)は、マグネットの着磁方向、磁束の状態、回転検出センサの位置関係を示す斜視図、(b)は、図5(a)のE−E断面図、(c)は、図5(a)のF方向から見た磁束の状態と回転検出センサ140の位置関係を示す平面図である。
図5(a)〜(c)に示すように、マグネット120の代表的な磁束は、マグネット120のN極からS極に向かって放射され、N極から半径方向に向かって放射された磁束がマグネット120の円板部の下側を通ってS極に収束される磁束500を形成する。回転検出センサ140は、磁束500の磁界の方向変化のみを検出できるように配置される。すなわち、回転検出センサ140は、マグネット120の第1の回転軸L1の回りの回転操作に伴う磁界の方向変化を検出でき、かつ、マグネット120の第2の回転軸L2の回りの傾動操作に伴う磁界の方向が変化しない位置に配置される。回転検出センサ140は、後述するMR素子のブリッジで構成されており、このブリッジが構成される面が磁界の方向変化の検知面141となるように配置される。
傾動検出センサ160は、図3等に示すように、マグネット120の中立位置(傾動操作していない位置)における円板部121の厚み中央で、マグネット120の外周に近接した位置に配置されている。図3に示すように、傾動検出センサ160は、基板190に立設した垂直基板191に実装される。
図6(a)は、マグネットの着磁方向、磁束の状態、傾動検出センサの位置関係を示す斜視図、(b)は、図6(a)のE−E断面図、(c)は、図6(a)のF方向から見た磁束の状態と傾動検出センサ160の位置関係を示す平面図である。
図6(a)〜(c)に示すように、マグネット120の代表的な磁束は、マグネット120のN極からS極に向かって放射される磁束500を形成すると共に、N極から半径方向外側に向かって放射された磁束501を形成する。傾動検出センサ160は、N極側の磁束501の磁界の方向変化のみを検出できるように配置される。すなわち、傾動検出センサ160は、マグネット120の傾動操作に伴う磁界の方向変化を検出でき、かつ、マグネット120の回転操作に伴う磁界の方向が変化しない位置に配置される。傾動検出センサ160は、後述するMR素子のブリッジで構成されており、このブリッジが構成される面が磁界の方向変化の検知面161となるように配置される。
(磁気検出装置100の動作と検出動作)
以下に、磁気検出装置100の動作について各図を参照しながら説明する。すなわち、第1の回転軸L1の回りに回転操作された場合のマグネット120の回転移動による回転検出センサ140の検出動作、第2の回転軸L2の回りに回転操作された場合のマグネット120の回転移動による傾動検出センサ160の検出動作について説明する。
操作レバー20を第1の回転軸L1の回りに回転操作すると、マグネット120は、第1の回転軸L1の回りに回転操作する。これにより、図5(a)、図5(c)で示す回転検出センサ140を通過する磁束500の磁界の方向が変化する。この磁界の方向の変化は、図3(b)、図5(a)、図5(b)で示す回転検出センサ140の検知面141上での変化であるので、回転検出センサ140により磁界の方向変化を検出可能である。一方、図3(b)、図6(a)、図6(b)で示すように、傾動検出センサ160の検知面161と略直交する変化であるので、傾動検出センサ160は回転操作による磁界の方向変化を検出しない。
操作レバー20を第2の回転軸L2の回りに傾動操作すると、マグネット120は、第2の回転軸L2の回りに傾動操作する。これにより、図6(a)、図6(c)で示す傾動検出センサ160を通過する磁束501の磁界の方向が変化する。この磁界の方向の変化は、図3(b)、図6(a)、図6(b)で示す傾動検出センサ160の検知面161上での変化であるので、傾動検出センサ160により磁界の方向変化を検出可能である。一方、図3(b)、図5(a)、図5(b)で示したように、回転検出センサ140の検知面141と略直交する変化であるので、回転検出センサ140は傾動操作による磁界の方向変化を検出しない。
(回転検出動作)
図7(a)は、磁気センサの回路図例であり、(b)は、第1MRブリッジと第2MRブリッジにより検出される検出信号S1、S2を示す信号波形図である。
図7(a)は、2つのフルブリッジが45°の回転角度を有して配置されている構成を示している。第1MRブリッジ210(MR素子211、212,213、214)のノード215b、215dからは中間電圧がオペアンプ(差動アンプ)OP1に入力されて、検出信号S1が差動信号として検出できる構成とされている。同様に、第2MRブリッジ220(MR素子221、222,223、224)のノード225b、225dからは中間電圧がオペアンプ(差動アンプ)OP2に入力されて、検出信号S2が差動信号として検出できる構成とされている。なお、ノード215a、225aには、基準電圧Vccが印加され、ノード215c、225cは、接地(GND)されている。また、検出信号S1及び検出信号S1は、例えば、車両5の車両制御部に出力される。
上記のように構成された磁気センサである回転検出センサ140は、この回転検出センサ140に対向して配置されたマグネット120の磁界の方向変化として検出信号S1、S2を出力し、図7(b)に示すように、45°の位相差を有して検出することができる。例えば、この2つの検出信号S1、S2を割算してアークタンジェントをとるArctan処理を行なうことにより、例えば、記憶部にテーブルとして記憶されたArctan表を参照して、磁界の方向位置を算出することができる。この算出された磁界の方向位置は、操作レバー20の回転操作位置に対応する。したがって、操作レバー20が第1の回転軸L1の回りにどのような回転操作(例えば、矢印TL方向の左折操作、または、矢印TR方向の右折操作)が行われたかを検出することができる。
同様にして、上記のように構成された磁気センサである傾動検出センサ160は、この傾動検出センサ160に対向して配置されたマグネット120の磁界の方向変化として検出信号S1、S2を出力し、図7(b)に示すように、45°の位相差を有して検出することができる。例えば、この2つの検出信号S1、S2を割算してアークタンジェントをとるArctan処理を行なうことにより、例えば、記憶部にテーブルとして記憶されたArctan表を参照して、磁界の方向位置を算出することができる。この算出された磁界の方向位置は、操作レバー20の傾動操作位置に対応する。したがって、操作レバー20が第2の回転軸L2の回りにどのような傾動操作(例えば、矢印P方向のパッシング操作、または、矢印D方向のディマ操作)が行われたかを検出することができる。
(第1の実施の形態の効果)
本実施の形態に係る磁気検出装置によれば、次のような効果を有する。
(1)本実施の形態では、操作部により第1の回転軸L1の回りに回転操作されると共に、第2の回転軸L2の回りに傾動操作されるマグネット120と、マグネット120の第1の回転軸L1の回りの磁界の変化を検出する第1の磁気検出部である回転検出センサ140と、マグネットの第2の回転軸L2の回りの磁界の変化を検出する第2の磁気検出部である傾動検出センサ160と、を有し、第1の回転軸L1と第2の回転軸L2とは直交し、回転検出センサ140と傾動検出センサ160は、マグネット120の回転操作及び傾動操作の動作を独立に検出するように構成している。これにより、1つのマグネットで2方向の動きを独立して精度よく検出できる。
(2)回転検出センサ140は、マグネット120の回転操作に伴う磁界の方向変化を検出でき、かつ、マグネット120の傾動操作に伴う磁界の方向が変化しない位置に設けられている。すなわち、回転検出センサ140は、マグネット120の第1の回転軸L1の回りの回転操作に伴う磁界の方向変化を検出でき、かつ、マグネット120の第2の回転軸L2の回りの傾動操作に伴う磁界の方向が変化しない位置に配置される。回転検出センサ140は、後述するMR素子のブリッジで構成されており、このブリッジが構成される面が磁界の方向変化の検知面141となるように配置される。一方、傾動検出センサ160は、マグネット120の傾動操作に伴う磁界の方向変化を検出でき、かつ、マグネット120の回転操作に伴う磁界の方向が変化しない位置に設けられている。すなわち、傾動検出センサ160は、マグネット120の傾動操作に伴う磁界の方向変化を検出でき、かつ、マグネット120の回転操作に伴う磁界の方向が変化しない位置に配置される。傾動検出センサ160は、後述するMR素子のブリッジで構成されており、このブリッジが構成される面が磁界の方向変化の検知面161となるように配置される。このような構成により、1つのマグネットの2方向の動きによる検出信号のクロストークが低減され、1つのマグネットで2方向の動きを独立して精度よく検出できる。
(3)上記のようなマグネット120と回転検出センサ140、傾動検出センサ160の配置構成によれば、回転操作又は傾動操作の中立位置を初期位置として信号が出力されるので、それぞれの検出信号のレベル中心が一定であり、安定した検出動作が可能となる。
(4)1つのマグネットに対して2つの磁気センサで検出する構成により、従来のように2つのマグネットを使用する構成に比較して、低コストが可能である。また、マグネット数を削減することで、磁気検出装置の小型化が可能となる。
(第2の実施の形態)
図8(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る磁気検出装置を第1の回転軸の方向からみた平面図であり、図8(b)は、第2の回転軸の方向からみた正面図である。
第2の実施の形態は、マグネットの形状が、第1の実施の形態で示した円板状ではなく、球状に形成されている。その他の構成は、第1の実施の形態と同じであるので、重複する説明は省略する。
(マグネット125の構成)
マグネット125は、図8(a)、(b)に示すように、球状に形成され、例えば、アルニコマグネット、フェライトマグネット、ネオジムマグネット等の永久磁石、又は、フェライト系、ネオジム系、サマコバ系、サマリウム鉄窒素系等の磁性体材料と、ポリスチレン系、ポリエチレン系、ポリアミド系、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)等の合成樹脂材料と、を混合して所望の形状に成形したプラスチックマグネットである。
マグネット125の着磁方向は、図8(a)、(b)等に示すように、第1の回転軸L1と直交し、かつ、第2の回転軸L2と直交する方向である。この着磁により、マグネット125の傾動検出センサ160側がN極、反対側がS極となる。なお、逆極性での着磁も可能である。この着磁により、第1の実施の形態と同様に、図5、図6に示すように、代表的な磁束(磁界)は、マグネット125のN極からS極に向かって放射され、N極から半径方向に向かって放射された磁束がマグネット125の外周部126を通ってS極に収束される磁束を形成する。
(第2の実施の形態の効果)
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態の効果に加え、次のような効果を有する。すなわち、マグネット125の形状を球状に形成するので、第1の回転軸L1、第2の回転軸L2に対して同じ磁気回路を構成することができる。よって、理想的な磁気回路となり、回転検出センサ140と傾動検出センサ160の検出レベルが同じとなるので、より安定で高精度な検出が可能となる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
5…車両、6…ステアリング、7…ステアリングコラムカバー
10…レバーコンビネーションスイッチ
20…操作レバー
30…本体部
100…磁気検出装置
120…マグネット、121…円板部、122…下面、125…マグネット、126…外周部
130…制御部
140…回転検出センサ、141…検知面
160…傾動検出センサ、161…検知面
190…基板、191…垂直基板
210…ブリッジ、211、212,213、214…MR素子
220…ブリッジ、221、222,223、224…MR素子
500…磁束、501…磁束
L1…第1の回転軸、L2…第2の回転軸
S1…検出信号、S2…検出信号、S3…操作信号

Claims (5)

  1. 操作部により第1の回転軸の回りに回転操作されると共に、第2の回転軸の回りに傾動操作されるマグネットと、
    前記マグネットの前記第1の回転軸の回りの磁界の変化を検出する第1の磁気検出部と、
    前記マグネットの前記第2の回転軸の回りの磁界の変化を検出する第2の磁気検出部と、を有し、
    前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とは直交し、前記第1の磁気検出部と前記第2の磁気検出部は、前記マグネットの前記回転操作及び前記傾動操作の動作を独立に検出することを特徴とする磁気検出装置。
  2. 前記マグネットは、前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸に直交する方向に着磁されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気検出装置。
  3. 前記第1の磁気検出部は、前記マグネットの前記回転操作に伴う磁界の方向変化を検出でき、かつ、前記マグネットの前記傾動操作に伴う磁界の方向が変化しない位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気検出装置。
  4. 前記第2の磁気検出部は、前記マグネットの前記傾動操作に伴う磁界の方向変化を検出でき、かつ、前記マグネットの前記回転操作に伴う磁界の方向が変化しない位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気検出装置。
  5. 前記マグネットは、円板状又は球状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の磁気検出装置。
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