JP2017036743A - Oリング切断接着治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】Oリングを保持する一対の保持部材の着脱の作業性の良いOリング切断接着治具を提供する。【解決手段】一対の保持部材(10)、(20)によりOリング(2)を保持した状態で該Oリングを切断接着する治具であって、前記一対の保持部材(10)、(20)は、それぞれの外周に開口して設けられ、前記Oリング(2)を保持するOリング保持溝(12)、(22)と、互いに対向する端部に設けられ、互いが接合することにより前記Oリング2が延在する方向の相対位置を規制する接合部(14S)、(21S)と、前記外周よりも内側でかつ前記互いに対向する端部に設けられた凹部(27,27)と凸部(17,17)の嵌合により、相対位置を規制する回転規制部とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、Oリング切断接着治具に関する。
機器の内部から外部への流体の流出、外部から内部への流体の侵入を防止するためにOリングが用いられている。Oリングは、密封性が低下したときに交換する必要があり、また密封性維持のために定期的な交換が行われている。大型機器に用いられるOリングを交換する際には、Oリングを脱着させるために、機器を分解し軸方向に設けられている部材を取り外す必要がある。一方、Oリングの交換に要する工程を減らすために、機器を分解することなくOリングを交換することがある。例えば、機器の軸等に装着された状態のOリングを切断して取り外し、次いで、新品の環状のOリングを切断した後、軸等を巻回させてOリングの端部の切断面同士を突き合わせた状態で接着しOリングを軸等に装着している。
ところで、Oリングの端部の切断面同士を突き合わせた状態において、端部同士の芯合わせの精度が悪いと、Oリングの端部の切断面同士を接着しても当該接着箇所における密封性が悪くなってしまう。Oリングの端部の切断面同士を突き合わせた状態において端部同士の芯合わせの精度を良くするために治具を用いるものも提案されている。例えば、特許文献1に記載された治具は、略4分円弧状の基準体に、略8分円弧状の一対の支持片をスライドして所定の位置に挿入することにより、一対の支持片の位置関係を規定している。一対の支持片には、それぞれ溝が設けられており、これらの溝にOリングを挟むことによりOリングは一対の支持片に支持される。この支持状態で、一対の支持片間のOリングを切断することで、環状のOリングを線状として、一方の支持片をスライドさせて基準体から取り外す。その後、Oリングの切断面に接着剤を塗布し、基準体から取り外した支持片を、軸等を巻回させた後に、基準体内をスライドさせて所定の位置まで挿入し、Oリングの切断面同士を接着する。このようにして、Oリングの端部同士の芯がずれることがない環状のOリングを得ることができる。
特開平11−51188号公報(段落0005-0011、図1−図5)
特許文献1に開示された治具は、一対の支持片を一部が開口する略C字状の基準体の内部に抜き挿しするものであるため、言い換えると、支持片は開口部を除いて基準体に覆われているため、支持片を基準体に着脱する作業、特に、Oリングを切断後に支持片にOリングが支持された状態で基準体から支持片を外す作業が困難という問題があった。さらに、機器に装着されたOリングの切断や切断されたOリングの接着は、機器の軸とハウジングとの間等の隙間の狭い空間で作業する必要があることから、この問題は一層顕著であった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、Oリングを保持する一対の保持部材の着脱の作業性の良いOリング切断接着治具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のOリング切断接着治具は、
一対の保持部材によりOリングを保持した状態で該Oリングを切断接着する治具であって、
前記一対の保持部材は、
それぞれの外周に開口して設けられ、前記Oリングを保持するOリング保持溝と、
互いに対向する端部に設けられ、互いが接合することにより前記Oリングが延在する方向の相対位置を規制する接合部と、
前記外周よりも内側でかつ前記互いに対向する端部に設けられた凹部と凸部の嵌合により、相対位置を規制する位置規制部とを有することを特徴としている。
この特徴によれば、Oリング保持溝は外周に設けられ、かつ位置規制部を構成する凹部及び凸部は外周よりも内側に設けられているため、Oリング保持溝にOリングを装着した状態において、一対の保持部材は、Oリング保持溝以外の箇所が露出しているため、当該箇所を把持することができ一対の保持部材を互いに着脱する作業が簡単である。
前記凹部及び前記凸部は、複数形成され、それぞれの形状が断面円形に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、凹部及び凸部は断面円形であるから製造が簡単である。
前記凹部及び前記凸部は、直線状に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、凹部と凸部の製造が簡単であるばかりか、一対の保持部材の着脱は直線に沿った移動であるためその作業が簡単である。
前記凹部及び前記凸部は、それぞれ側面がテーパ形状に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、凹部及び凸部は、テーパによりガイドされるため、すなわちいわゆるノックピン作用を生じせしめるため、芯合わせ精度がよい。
前記一対の保持部材は、
前記Oリングを挟圧して保持する一対の保持片と、
前記一対の保持片とは反対側に設けられた一対の把持片とを有することを特徴としている。
この特徴によれば、一対の把持片を把持することにより一対の保持片の間隔を拡げることができるため、Oリングの装着が簡単である。
前記一対の保持部材は、互いに接合した状態で、その外形が直方体であることを特徴としている。
この特徴によれば、一対の保持部材は、互いに接合した状態で、外周に複数の面が形成されるため、狭い空間で作業する際に複数の面から載置面を選択することでき、その載置面が平面であるため載置の際の安定性に優れる。
実施例1におけるOリング切断接着治具の一方の保持部材を示す図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。 実施例1におけるOリング切断接着治具の他方の保持部材を示す図であり、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図である。 実施例1におけるOリング切断接着治具の使用状態を説明する図である。 実施例2におけるOリング切断接着治具の要部を説明する図であり、(a)は一方の保持部材の正面図、(b)は他方の保持部材の正面図である。 実施例3におけるOリング切断接着治具の要部を説明する図であり、(a)は一方の保持部材の正面図、(b)は他方の保持部材の正面図である。 実施例4におけるOリング切断接着治具を説明する斜視図である。 実施例5におけるOリング切断接着治具を説明する斜視図である。 実施例6におけるOリング切断接着治具を説明する斜視図である。
本発明に係るOリング切断接着治具を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係るOリング切断接着治具につき、図1から図3を参照して説明する。以下、図1(b)、図2(b)及び図3の紙面上下左右を上下左右として説明する。
実施例1のOリング切断接着治具1は一対の保持部材10、20から構成されている。一対の保持部材10、20はそれぞれPTFE(polytetrafluoroethylene)製であり、成型品、切削加工品であることを問わない。
一方の保持部材10は、略直方体の基部11の上下に左右方向に延びるように設けられ基部11の外周に開口する溝12、13(Oリング保持溝)、これら溝12、13の左右に形成された立設片11A、11B、11C、11D(把持部、保持部)、基部11の左側に設けられ左側に突出して形成された台座部14、台座部14の上下に設けられた段部15、16、台座部14から左方向に延びる2本の略円柱のピン17,17(凸部、位置規制部)から形成されている。2本のピン17,17は、溝12、13を結ぶ上下方向の仮想線を中心線として線対称となる位置に配置されている。また、2本のピン17,17は、基部11の上下方向中央よりも少し上側に配置されている。
他方の保持部材20は、略直方体の基部21の上下に左右方向に延びるように設けられ基部21の外周に開口する溝22、23(Oリング保持溝)、これら溝22、23の左右に形成された立設片21A、21B、21C、21D(把持部、保持部)、左右方向に延び、上記ピン17,17の間隔に合わせて設けられた2個の貫通孔27,27(凹部、位置規制部)から形成されている。ここで、貫通孔27,27及びピン17,17の配置形状は問わないが、貫通孔27,27は、ピン17,17が所定の位置に挿入された状態(後述の組み付け状態)で、基部11、基部21同士がピン17,17の延在方向を基準として、上下左右及び回転方向への移動が互いに規制される配置形状であればよい。また、貫通孔27,27は、ピン17,17を挿入する際にガイドする機能を有することが好ましい。
一方の保持部材10の溝12と他方の保持部材20の溝22は、ピン17,17を貫通孔27,27に挿入し、一方の保持部材10の台座部14の左側の台座面14S(接合部)と他方の保持部材20の基部21の右側の側端面21S(接合部)を接合させた状態(以下「組み付け状態」という。)で、左右方向から見た断面が一致するように配置形成されている。このようにすると、溝12、溝22に装着したOリング2(図3)を直線状に保持することができる。また、溝13と溝23も同様の関係で配置形成されている。さらに、基部11と基部21の左右方向から見た外輪郭は、正しく組み付けた場合に一致し、正しくない場合に不一致となるように配置形成されることが好ましい。このようにすると、一方の保持部材10を他方の保持部材20に上下反転させて組み付けた際に、基部11と基部21の外輪郭が不一致であると、組み付けが誤っていたことを判別できる。
次いでOリング切断接着治具1の使用方法について主に図3を用いて説明する。
(ステップ1)一対の保持部材10、20を組み付けた状態とする。この状態で一対の保持部材10、20の上方には段部15に対応する幅のスリット8が形成されている。このスリット8は切断刃5の幅と略同幅乃至少し広く形成されている。
(ステップ2)新品の環状のOリング2の一部を溝12、溝22に上方から挿入し、Oリング2を溝12、溝22に固定保持する。Oリング2の径が太いときには大径の溝13、溝23に固定保持する。さらに、Oリング2を溝12に上方から挿入する際に、一対の立設片11C、11D(図1)を把持してその把持力により溝12を拡げるようすると装着が簡単である。Oリング2を溝22に上方から挿入する際にも同様に一対の立設片21C、21D(図2)を把持するとよい。
(ステップ3)上記ステップ2の状態で、切断刃5をスリット8に挿入してスリット8内に位置するOリング2を切断する。切断刃5の挿入方向は問わないが、刃面を図3(a)の紙面に直交する方向に対して傾けると簡単に切断することができる。
(ステップ4)上記ステップ3でOリング2の一部を切断した後、一対の保持部材10、20を互いに離れる方向(左右方向)に移動させる。この状態では、Oリング2は線状となっているとともに、その両端部は保持部材10、20の溝12、22に保持固定されている。
(ステップ5)次いで、図3(b)に示されるように、一対の保持部材10、20を持って、軸6に巻回させる。
(ステップ6)この状態で、Oリング2の切断面4に接着剤7を塗布する。なお、両方の切断面3、4に接着剤7を塗布してもよい。また、軸6に巻回させる前に接着剤7を塗布してもよい。
(ステップ7)図3(b)に示される状態から、一対の保持部材10、20を矢印の方向に移動させ、一対の保持部材10、20を組み付けた状態(図3(c))とすることで切断面3,4同士を接合させ、接着剤7によって切断面3,4同士が接着されるまでこの状態を保持する。図3(c)の状態では、Oリング2の切断面3,4が、図3(a)の状態と同じ位置に位置し、芯が一致している。
(ステップ8)Oリング2から一対の保持部材10、20を取り外す。
(ステップ9)一対の保持部材10、20を分離し、一対の保持部材10、20に付着した接着剤7を除去する。
以上のように、溝12、13、22、23は基部11、12外周に設けられ、かつ貫通孔27,27及びピン17,17は基部11、21の内側に設けられているため、Oリング2を溝12、22又は13、23に装着した状態において、一対の保持部材10、20は、溝12、22又は13、23以外の箇所が露出しているため、当該箇所を把持することができ一対の保持部材10、20を互いに着脱する作業が簡単である。
また、貫通孔27及びピン17はそれらの形状が断面円形であるからその製造が簡単である。
また、貫通孔27及びピン17は、直線状に形成されているから、貫通孔27とピン17の製造が簡単であるばかりか、一対の保持部材10、20の着脱が簡単である。
また、一対の保持部材10、20は、互いに接合した状態で、その外形が略直方体であり、外周に複数の面が形成されるため、狭い空間で作業する際に複数の面から載置面を選択することでき、その載置面が平面であるため載置の安定性に優れる。さらに、その外形が略直方体であるため、Oリング切断接着治具1を機器の作業空間に合わせて好適な位置で接着作業を行うことができる。例えば、軸6よりも上方側に作業空間を確保できる場合には、Oリング2を保持固定する溝12、13、22、23が上方側に向くように、軸6よりも下方側に作業空間を確保できる場合には、Oリング2を保持固定する溝12、13、22、23が下方側に向くように、軸6の軸方向側に作業空間を確保できる場合には、Oリング2を保持固定する溝12、13、22、23が軸方向に向くようにして、一対の保持部材10、20を使用することができる。
また、Oリング切断接着治具1を、一対の保持部材10、20すなわち2つの部材により構成したためその取り扱いが簡単である。さらに、一対の保持部材10、20は、台座面14S、側端面21Sから溝12、22に沿う方向にピン17,17及び貫通孔27,27が延びているため、言い換えるとピン17,17は溝12、13の間でかつ両溝12、13を結ぶ線に対して線対称に配置されているため一方の保持部材10を小型化でき、貫通孔27,27は溝22、23の間でかつ両溝22、23を結ぶ線に対して線対称に配置されているため他方の保持部材20を小型化できる。そのため、Oリング切断接着治具1を小型化することができ、狭い隙間での作業性に優れる。
また、ステップ9にて、一対の保持部材10、20は分離され、接着剤7が付着される可能性の高い段部15、側端面21S露出されるため、接着剤7の除去が簡単である。また、基部11、21は接着剤7が接着しにくいPTFEにより形成されていることからもその除去が簡単である。
また、台座部14の上下面をそれぞれ溝12、13の底部と同じ位置としているため、台座面14Sの面積を広く確保することができ、接合による位置規制を確実に実現できる。
次に、実施例2に係るOリング切断接着治具につき、図4を参照して説明する。なお、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。実施例2のピン17’,17’は先細りの円錐台形状(側面がテーパ形状)であり、貫通孔27’,27’はピン17’,17’の形状に対応する形状に形成されている。また、貫通孔27’,27’にピン17’,17’が隙間無く嵌入られたた状態で台座面14Sが側端面21Sに接合する形状とされている。このようにピン17’,17’は貫通孔27’,27’にテーパによりガイドされるため、すなわちいわゆるノックピン作用を生じせしめるため、溝12と溝22又は溝13と溝23の芯合わせ精度がよい。なお、ピン17’,17’と貫通孔27’,27’に挿入により位置を規制するようにしてもよい。この場合には、貫通孔27’,27’にピン17’,17’が隙間無く嵌入られたた状態で台座面14Sが側端面21Sに離間した構成としてもよく、この場合、台座部14自体を省略してもよい。
次に、実施例3に係るOリング切断接着治具につき、図5を参照して説明する。なお、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。実施例3の基部11’’、21’’、ピン17’’,17’’、貫通孔27’’,27’’はいずれも円弧に沿った形状に形成されている。このように構成することで、軸6の曲率に近似させた状態で、Oリング2を切断、接着することができる。
次に、実施例4に係るOリング切断接着治具につき、図6を参照して説明する。なお、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。実施例4では、リブ状の凸部34とスリット状の凹部44により一対の保持部材10、20の接合及び位置規制がなされる例について説明する。凸部34と凹部44はその外形が互いに密に嵌合する形状とされている。また、凸部34の高さL1は凹部44の深さL2よりも長く形成されている。凹部44の底面44Sに凸部34の頂面34Sが接合した状態で、図3に示したスリット8と同様のスリットが形成されるように構成されている。このように、一対の保持部材10、20にはリブ状の凸部34とスリット状の凹部44を設けるだけでよいため、一対の保持部材10、20の形成が容易である。また、実施例1とは異なり、スリット8を形成するための凸部34が溝12、13の底部から離間して形成されている。Oリング2を溝12、13装着した状態でOリング2の内方(下方又は上方)に空間があるため、切断刃5によりOリング2の切断をより簡単に行うことができる。
次に、実施例5に係るOリング切断接着治具につき、図7を参照して説明する。なお、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。実施例5では、台座部35に貫通孔36,36が形成されており、ピン50,50が別部材とされている。貫通孔36,36は貫通孔47,47と略同径で配置間隔が略等しく形成されている。ピン50,50は他方の保持部材20の左右方向長さよりも十分に長く形成されている。ピン50,50を他方の保持部材20に挿通した状態で、一方の保持部材10の貫通孔36,36にピン50,50を挿通し、台座面35Sを他方の保持部材20に接合させて、図3の(a)に示す状態とすることができる。
次に、実施例6に係るOリング切断接着治具につき、図8を参照して説明する。なお、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。実施例6では、台座部35とは異なる位置にピン37,37が配置されている。他方の保持部材20には、ピン37,37に対応する位置に貫通孔48,48が形成されている。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
上述の実施例では、新品のOリング2を切断し、接着する例について説明したが、機器のメンテナンス時等において、Oリング切断接着治具1を用いて、使用されていたOリングを切断してもよい。この場合には、小型のOリング切断接着治具1を用いることから、隙間の狭い空間でもOリングを保持した状態で切断することができるので、Oリングの切断作業を安全かつ確実に行うことができる。
また、一対の保持部材10、20をPTFEにより形成する例について説明したが、基部11、21の中心側を金属により構成し、その外周をPTFEにより被覆する構成としてもよい。このようにすることで、中心側の金属により一対の保持部材10、20の強度を保ちつつ、外周のPTFEによりOリング2に傷を付けることが少なく、かつ、仮に接着剤7が付着しても簡単に除去できる。このような観点から、PTFEは少なくとも溝12、13、22、23、台座部14に被覆されていればよい。また、Oリング切断接着治具1は、Oリング2の切断と接着の少なくともいずれか一方の作業に用いられる治具であればよい。
また、一対の保持部材10、20を、凹部と凸部の嵌合により、相対位置を規制する例として、実施例1、2、3、5、6のように、接合方向から見て上下左右及び回転方向にガタツキなく位置規制することが好ましい。また、実施例4のように、接合方向から見て上下及び回転方向にガタツキなく位置規制するものであってもよい。要するに、接合部が接合した状態(組み付け状態)で、凹部と凸部の嵌合により位置規制されるものであればよく、例えば、凹部と凸部が遊嵌されるものであってもよい。芯合わせの観点からは、当該位置規制されるものの内、凹部と凸部が隙間無く嵌合するものが好ましい。
また、実施例1、2、3、6においてピン17、17’、17’’、37を基部11に一体に設ける場合について説明したが、ピンを基部11とは別部材の金属材料で構成し、基部11にネジ止め等により取り付けて使用するものであってもよい。
また、実施例1、2、3、6においてピン17、17’、17’’、37が嵌合する凹部として貫通孔27、27’、27’’、48を例について説明したが、必ずしも貫通孔でなくても穴であってもよい。貫通孔とすると凹部の形成が簡単であるとともに、ピン17、17’、17’’、37の挿入時に、空気を挿入方向とは反対側に逃がすことができるためOリング切断接着治具1を用いた作業性がよい。
また、実施例1において、一方の保持部材10に2本のピン17、17が設けられ、他方の保持部材20に2つの貫通孔27,27が設けられる例について説明したが、一方の保持部材10に1本のピン17と1つの貫通孔27、他方の保持部材20に1つの貫通孔27と1本のピン17を設ける構成としてもよい。実施例2、3、6における、ピン17’、17’’、37、貫通孔27’、27’’、48についても同様である。
1 Oリング切断接着治具
2 Oリング
5 切断刃
6 軸
7 接着剤
8 スリット
10 一方の保持部材
11 基部
12、13 溝(Oリング保持溝)
13 Oリング保持溝
14 台座部
14S 台座面(接合部)
17、17’、17’’ ピン(凸部、位置規制部)
20 他方の保持部材
21 基部
21S 側端面(接合部)
22、23 溝(Oリング保持溝)
27、17’、17’’ 貫通孔(凹部、位置規制部)
36 貫通孔(凹部、位置規制部)
37 凸部(位置規制部)
47 貫通孔(凹部、位置規制部)
48 貫通孔(凹部、位置規制部)
50 ピン(凸部、位置規制部)

Claims (6)

  1. 一対の保持部材によりOリングを保持した状態で該Oリングを切断接着する治具であって、
    前記一対の保持部材は、
    それぞれの外周に開口して設けられ、前記Oリングを保持するOリング保持溝と、
    互いに対向する端部に設けられ、互いが接合することにより前記Oリングが延在する方向の相対位置を規制する接合部と、
    前記外周よりも内側でかつ前記互いに対向する端部に設けられた凹部と凸部の嵌合により、相対位置を規制する位置規制部とを有する
    ことを特徴とするOリング切断接着治具。
  2. 前記凹部及び前記凸部は、複数形成され、それぞれの形状が断面円形に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のOリング切断接着治具。
  3. 前記凹部及び前記凸部は、直線状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のOリング切断接着治具。
  4. 前記凹部及び前記凸部は、それぞれ側面がテーパ形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のOリング切断接着治具。
  5. 前記一対の保持部材は、
    前記Oリングを挟圧して保持する一対の保持片と、
    前記一対の保持片とは反対側に設けられた一対の把持片とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のOリング切断接着治具。
  6. 前記一対の保持部材は、互いに接合した状態で、その外形が直方体であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のOリング切断接着治具。
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