JP2017036641A - ピッチ表示テープ、それを用いた部材の固定方法、及び、ピッチ規定方法 - Google Patents

ピッチ表示テープ、それを用いた部材の固定方法、及び、ピッチ規定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 面材などの固定の際に、固定具の取付ピッチを正確に精度よく効率的に表示し、面材などの固定を正確に行うことを可能とする技術を提案する。【解決手段】 面材5などの部材を柱などの他の部材に固定する固定方法であって、テープの巻き出し方向において、ピッチ表示Pが所定の間隔Xpで表示されるピッチ表示テープ10を用い、ピッチ表示Pの箇所にビスなどの固定具を打ち込んで部材を他の部材に固定するものであり、ピッチ表示テープ10の裏面には、粘着層12が設けられるとともに、粘着層12は部材の表面から剥離可能に構成されることとし、部材の縁端距離を確保できる位置にピッチ表示Pの位置を合せつつ、ピッチ表示テープ10を部材の表面に貼り付けるステップと、貼り付けられたピッチ表示テープ10のピッチ表示Pに対応する箇所に固定具を打ち込むステップと、を有することとする。【選択図】図2

Description

本発明は、建物内外装の壁や床や天井、屋根等を構成する面材(パネル、板材等含む)を柱や梁等の部材に固定する方法に関連し、特に、固定する際に用いられるテープおよびそれを用いたマーキング方法に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されるように、柱や間柱に対し面材をビスにて留め付けることが行われている。
このようにビスやくぎといった固定具を用いて面材を固定する場合には、耐震性能を確保するため、あるいは、美観を考慮して、所定のピッチ(間隔)でビスを打ち込む必要がある。
耐震性能、美観以外にも、面材には風圧、自重、積載等の多くの力が働くため、その力で面材や建物が損傷しないように、ビス等の固定具の長さや基準強度、太さ等に応じて設計された規定のピッチで正確に精度よく施工されることが極めて重要となる。
また、面材をビス等の固定具で留めつける場合には、面材の端からビス等の固定具までの縁端距離は必要最低限の寸法を確保できないと、木質系の面材のでは繊維方向の割れを、無機系の部材では欠けなどの損傷を発生させてしまう。縁端距離は面材の損傷だけを考えれば、大きければ大きいほど損傷はしにくくなるが、取り付ける側の柱や梁等の寸法もあり、その部材と固定具の縁端距離の確保も必要になるため、設計等で規定した所定の寸法に正確に取り付けることが極めて重要となる。
以上のように、面材への固定具の留めつけでは、そのピッチおよび、縁端距離の表示は、正確に精度よく、効率よく施工することが、極めて重要なことである。ところが、実際の現場においては、作業者が面材に縁端距離の墨だし線を引いて、コンベックス等(物差、メジャー、巻尺など)の簡易ツールを用いて、マーキング(しるし付け)していくというもので、大きい面材や、数多くの面材を施工する場合には、マーキングの作業には時間と手間がかなりかかり、また、その精度にも問題があり、改善が求められている。
また、面材が仕上げ材や、意匠部材である場合は、跡の残るマーキングができないため、精度よくマーキングするは極めて困難な状況である。また、ピッチ等を間違えてビス等を施工してしまうと面材に貫通穴が形成されてしまうため、面材の固定をやり直しができないものである。そのため、仮に、面材の固定をやり直す場合には、面材を取り外し廃棄し、新たな面材を用いなければならないことになってしまう。このことからしても、規定のピッチで正確にマーキング作業を行うことは、極めて重要であるが、現状は、時間や手間を要する作業になっており、正確で後の残らないマーキング方法が求められている。これまで、面材の例について述べてきたが、面材に限らず、柱等の線材系の部材など、建築等で使用される部材に精度よくピッチ表示を行う場合は同様の課題が発生している。
特開2011−174347号公報
従来の面材へのマーキング方法は、まず、面材のコーナーに縦横2辺から縁端距離求めて交点をマーキングする。墨つぼ等の工具を用いて四隅のマーキングから4周の縁端距離の基準線(墨だし線)を引く。基準線(墨だし線)上にコンベックス等のスケールをあてて、基準線上に所定のピッチで固定具の取付位置をマーキングしていく。これが一般的な面材の4周固定の場合のマーキング方法である。この場合コンベックスで連続してマーキングする作業では、面材端部にコンベックスのL字フック部分をひっかけて基準線(墨だし線)にそわせて長く伸ばし、縁端距離とピッチを考えて、暗算しながら、コンベックスのメモリを読んで、連続してマーキングしていくという作業になる。ところがこの作業では、暗算しながらの作業のため、面材が長くなればなるほど間違えが発生しやすくなる。たとえば、縁端距離が25mm、ピッチが150mmの場合は、コンベックスのメモリの25mm、175mm(+150mmずつ以降増えていく)、325mm、475mm、625mm・・・、のところにマーキングしていくことになるが、暗算しながらメモリを読んでマーキングしていくため、間違いが発生しやすくなり、また、時間も手間もかなり要する作業となる。
また、コンベックス等のスケールは面材に固定できるものではないので、長くなればなるほど、面材にひっかけているL字のフックの位置がずれたり、スケール表示部分が撓んだり、斜めになったり、フックが途中ではずれたりと、なかなか精度よく、効率よくマーキングできないのが現状である。普通の定規等の位置を固定できない(ずれやすい)ものでは、長さのある部分への連続的なマーキングを精度よく実施するのはほぼ不可能に近いものがある。
特に、大型の面材になるほど作業は困難を増すものになる。例えば、2メートルを超えるような高さ寸法(幅寸法)を有する面材について、面材を平置きしてマーキングをする場所が確保できない等の問題から、面材を柱や間柱に垂直に仮固定し、その上で、マーキングを行ってビス留めを行うことがあるが、その場合、コンベックス等を安定して面材にそわせながら連続してマーキングすることが難しいため、足場や脚立などを利用して二人作業での対応が必要になることもある。
以上のように、発明者は、面材等の固定に関して、施工現場において、所定のピッチおよび縁端距離で正確に精度よく、効率的に固定具を取り付けることの難しさや、仕上げ材へのマーキングの難しさという課題を見出し、それに対して、本発明で面材等へのマーキング表示方法および固定に関する新規な技術を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
面材などの部材の表面上に所定のピッチを規定するためのピッチ表示テープであって、
前記ピッチ表示テープの表面には、テープの巻き出し方向において、ピッチ表示が所定の間隔で表示される、ピッチ表示テープであり、これによって正確で精度の高いビス等の固定具の施工が可能となる。
また、請求項2に記載のごとく、
前記ピッチ表示テープの裏面には、粘着層が設けられるとともに、前記粘着層は前記部材の表面から剥離可能に構成されるピッチ表示テープであり、これにより、まずテープを所定の位置に張り付けることで、メモリがずれたりすることがなくなり、より精度の高い施工が可能となる。また、剥離可能とすることでマーキングを残すことなく、固定具の施工が可能となり、仕上げ材にも対応できる。これについては、現在、建築現場で安価で、大変普及しているマスキングテープや養生テープのようなものを想定している。現状のマスキングテープや養生テープはある程度の粘着性があり、作業時にその位置を保持でき、はがしても接着面を傷つけずに、はがすことができるので、同程度の性能有するものがのぞましい。
また、請求項3に記載のごとく、
前記ピッチ表示に加え、確保すべき前記部材の端と固定具との縁端距離を特定するための表示、及び/又は、寸法メモリが設けられたピッチ表示テープで、これにより、面材片辺からの縁端距離も同時に精度よく、マーキング表示が可能となる。
また、請求項4に記載のごとく、
前記ピッチ表示テープの幅は、縁端距離と同一とするピッチ表示テープで、これにより、前記の縁端距離と直角方向の片辺からの縁端距離も同時に精度よく、マーキング表示が可能となり、前記と組み合わせると2方向の縁端距離が表示可能となる。
また、請求項5に記載のごとく、
前記ピッチ表示テープの幅は、当該前記ピッチ表示テープの幅と、ビス打ち機等の先端の面材と接触する部材の幅の半分の寸法と、を合計した際に、前記縁端距離と一致する大きさとする。これにより、ビス打ち機等の機械を使用した場合に効率よく施工することが可能となる。
また、請求項6に記載のごとく、
前記ピッチ表示テープの幅方向にも、ピッチ表示が所定の間隔で表示されるピッチ表示テープでこれによって請求項4では、1つの表示テープでは、幅方向に1つの縁端距離でしか対応できないのに対して、1つのテープで複数の幅方向の縁端距離の対応が可能となる。
また、請求項7に記載のごとく、
請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のピッチ表示テープを用い、面材などの部材を柱などの他の部材に固定する固定方法であって、
前記ピッチ表示の箇所に固定具を打ち込んで前記部材を前記他の部材に固定するものであり、
前記部材の縁端距離を確保できる位置に前記ピッチ表示の位置を合せつつ、前記ピッチ表示テープを前記部材の表面に貼り付けるステップと、
貼り付けられた前記ピッチ表示テープの前記ピッチ表示に対応する箇所に前記固定具を打ち込むステップと、を有する、
ピッチ表示テープを用いた部材の固定方法を実施することで、正確に精度よく、効率的に取り付けが可能となる。
また、請求項8に記載のごとく、
請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のピッチ表示テープを用い、面材などの部材の表面上に所定のピッチを規定する方法であって、
前記ピッチ表示テープを、前記部材の表面に配置し、前記ピッチ表示に基づいてピッチを規定する、ピッチ規定方法とする。
本発明によれば、部材の表面上に所定のピッチを容易に、かつ、正確に精度よく規定することができ、ピッチの寸法測定作業や施工時間の短縮化を図ることができる。また、テープ使用によって、面材等への直接の墨だしや、マーキングなどの作業が不要となり、ピッチ表示テープを剥離可能とすることで、仕上げにも影響はなく、これまでに難しかった仕上げ材への精度高い固定具の施工が可能となる。また、ピッチ表示テープの幅に関する配慮により縁端距離を簡単に正確に確保することもできる。
本発明を耐震用の面材を用いた耐力壁構造について用いる実施例について説明する図。 ピッチ表示テープの一実施例について示す図。 ピッチ表示テープで1つのテープで複数のピッチ表示をした一実施例について示す図。 ピッチ表示テープで幅方向にもピッチ表示した一実施例について示す図。 面材の固定について説明する図。 (A)は縁端距離について説明する図。(B)はピッチ表示テープに表示される各ピッチ表示の位置により、固定箇所が特定されることについて説明する図。(C)は固定箇所に対応する位置に、ビスを打ち込むことについて説明する図。 (A)はピッチ表示テープの他の実施例について説明する図。(B)はピッチ表示テープの寸法メモリにて縁端距離を測定することについて説明する図。 ビス打ち機を用いたビス固定の例について説明する図。
図1は、本発明を耐震用の面材を用いた耐力壁構造について用いる実施例について説明するものである。
図1において、柱1、間柱2、土台3、梁4の各木材の外側には耐震用の面材5が貼設される。この面材5の外側には、図示せぬ留め金具などを介して外装面材が配設される。
図1では二枚の面材5が示されており、右側の面材5の周辺縁部分には、ビスによる固定箇所が表示されるピッチ表示テープ10が貼り付けられ、ビスによる固定がされる前の状態が示されている。
ピッチ表示テープ10の表示に従ってビス7を打ち込み、その後、ピッチ表示テープ10を剥がすことにより、左側の面材5に示すように、面材5が所定のピッチでビス7にて固定された状態となる。
図2は、ピッチ表示テープ10の一実施例について示す図である。
ピッチ表示テープ10は、基材層11の裏面に粘着層12を有して構成され、例えば、筒芯に巻かれた状態で提供されることができる。
粘着層12は、面材の表面に貼った後、容易に剥がすことができ、また、剥がした後に再度貼り付けることができるように構成される(再利用できる)。また、粘着層12は、剥がした後に粘着質が面材に残存しないものが適宜採用される。なお、粘着層12は、例えば、ピッチ表示Pが配置される箇所のみ設けられることとしてもよい。つまり、粘着層12がテープの巻き出し方向に点在させることもできる。
この種の「貼る」「剥がす」を繰り返すことができるテープとして、例えば、市販のマスキングテープが知られており、本発明の実施においてもこのマスキングテープの形態により実施可能である。このマスキングテープは、塗料、接着剤、シーリングなどの塗布エリアの境界部に予め貼着され、塗布作業の後に引き剥がされるものであり、塗布エリアの境界部を越えた塗料などのはみ出しを防ぐために用いられるもので安価のため、建築関係では、広く普及している。接着性(力)が比較的弱いため、はがす際に、面材、部材等の塗装や仕上げ材をはがす等の心配がなく、仕上げ面への適用に優れている。同様に安価、接着性(力)が比較的弱い等では、養生テープも適用に優れている。なお、粘着層12を設けずに、接着テープ等を利用してピッチ表示テープ10を面材5に留め付ける形で利用してもよい。
基材層11の表面は、ビス、ネジ等の固定具の固定箇所を表示するための表示面11aとして機能する。表示面11aの上には、テープの長さ方向において所定の間隔Xp(ピッチ)ごとにピッチ表示Pが設けられている。
図2の例では、ピッチ表示Pがテープの幅方向に延びる線(ライン)にて構成されている。また、ピッチ表示Pの意味を説明するための説明付記表示Sが近傍に付記されており、図2の例では、隣り合うピッチ表示P,Pの間隔Xp(ピッチ幅)の寸法に対応する「100mm」の表示がなされている。
ピッチ表示Pは、テープの幅方向に延びる線(ライン)にて構成するほか、矢印や、三角形など、各種記号とすることができ、特に限定されるものではない。
また、間隔Xp(ピッチ幅)については、例えば、「75mm」、「100mm」、「150mm」など各種の値が想定される。これら各種の間隔Xp(ピッチ幅)に応じたピッチ表示テープ10を構成するほか、一つのピッチ表示テープ10に、例えば、「75mm」と「100mm」の複数の間隔Xpのピッチ表示Pを表示することとしてもよい。この場合、説明付記表示Sにて複数の間隔Xpを識別可能とするほか、ピッチ表示Pや説明付記表示Sの色を間隔Xpごとに異なるものを使用する、あるいはテープに表示するラインを実線、破線等の線種に間隔Xpごとに異なるものを使用することで、より識別し易くすることも可能である。図3の例は、記号や線種や説明付記表示を併用して、1つのピッチ表示テープに3つのピッチ(Xp1=100mm、Xp2=200mm、Xp3=300mm)を表示した事例であり、表示パターンの組み合わせで、複数のピッチの組み合わせが可能となる。図3の例では、実線の縦ラインにて100mmピッチを表し、●マークと横点線で200mmピッチを表し、▲マークと横一点鎖線で300mmピッチを表すこととしている。
図4の例は、テープの長さ方向に延びるピッチラインL1,L2,L3を設けたもので、幅方向にも複数のピッチ表示をすることで、1つのピッチ表示テープで、複数の縁端距離に対応しようとするものである。
図5は、面材5の固定について説明する図である。この図5は、図1のA部分の拡大図であり、柱1と土台3に対する面材5の配置の関係が示されている。
図5において、柱1は幅1xを有し、面材5は柱1に対しかかり代5xを確保して固定される。同様に、土台3は幅3yを有し、面材5は土台3に対しかかり代5yを確保して固定される。
また、面材5の各固定箇所Q0,Qx1,Qy1においては、面材5の割れや欠けの発生を防ぐため、面材5の端からの縁端距離を確保する必要がある。特に面材5が合板等の木材系である場合には縁端距離がないと繊維方向に割れが入りやすくなり、また、無機系の面材では縁端距離がないと欠けが生じ易くなり、各種性能や意匠性に問題が生じることになる。
この縁端距離について、固定箇所Q0では、水平方向(矢印X方向)において縁端距離Hxが確保され、高さ方向(矢印Y方向)において縁端距離Hyが確保される。同様に、固定箇所Qx1では高さ方向(矢印Y方向)において縁端距離Hyが確保され、固定箇所Q0では水平方向(矢印X方向)において縁端距離Hxが確保される。
図5において、水平方向(矢印X方向)においては、固定箇所Q0から間隔Pxを空けた位置に固定箇所Qx1が設定される。さらに、水平方向に間隔Pxずれた位置に、次の固定箇所が設定される。つまり、間隔Pxのピッチで順次固定箇所Qx1が設定されるものである。同様に、高さ方向(矢印Y方向)においては、固定箇所Q0から間隔Pyを空けた位置に固定箇所Qy1が設定される。さらに、高さ方向に間隔Pyずれた位置に、次の固定箇所が設定される。
この固定箇所の設定は、従来コンベックスやスケール等を用いて随時寸法計測をし、マーキングするといった手間を要するものであったが、本発明では以下のように実施することで、改善が図られるものである。
図6に示す実施例1は、面材5の下縁5fにそって、間隔Px(ピッチPx)、下縁5fからの縁端距離Hy、縦縁5hからの縁端距離Hxで、ビスを取り付けるための位置表示を行う実施例で、ピッチ表示テープ10のテープ幅Wが、下縁5fからの縁端距離Hyと同一とした実施例である。
まず、縦縁5hを基準にスケールなどで計測し、高さ方向(矢印X方向)の縁端ラインHLをマーキングする。次いで、X方向には、この縁端ラインHLにピッチ表示Pを合せるようにし、また同時に、ピッチ表示テープ10の下側縁10fを面材5の下縁5fに合わせるようにしてピッチ表示テープ10を配置する。その際、裏面が接着層の場合はそのまま貼り付け、接着層がないものは、別の接着テープ等で、部分的にピッチ表示テープ10を固定していく。随時テープを巻き出しつつ貼り付け、固定を行って図6(B)の状態とする。このピッチ表示テープ10の貼り付けは、面材5を柱などに仮固定した状態で行うほか、仮固定をする前に面材5に予め貼り付けておいてもよい。
図6(B)に示すように、ピッチ表示テープ10に表示される各ピッチ表示Pと上側縁10uの位置により、固定箇所Q0,Qx1,Qx2が特定される。即ち、スケールなどで計測しなくても、適切な縁端距離を確保して、互いに正確な間隔Px(ピッチPx)で配置された固定箇所Q0,Qx1,Qx2を特定、明示することができる。
そして、図6(C)に示すように、固定箇所Q0,Qx1,Qx2に対応する位置に、ビス7を打ち込むことにより、面材5の固定を行うことができる。全てのビスを打ち込んだ後に、ピッチ表示テープ10を剥がすことで作業を完了することができ、粘着質が残らないため、後処理の必要もない。
以上のようにして、隣り合う固定箇所Q0,Qx1,Qx2を間隔Px(ピッチPx)を計測せずに特定することができ、容易、かつ、短時間で固定作業を行うことができる。また、間隔Px、縁端距離Hx,Hyも正確であり、耐震性などの機能性や、意匠性も確保できる。
なお、図6(C)の例では、ピッチ表示Pの上側縁10uの部分をセンターとしてビス7を打ち込むことにしたが、縁端距離は最低限確保するものとし、ビス施工位置に多少の精度上の余裕(公差)が認められる場合は、ピッチ表示テープ10の上側縁10uのさらに内側で、テープとビスが干渉しない位置にビス7を打ち込むこととしてもよい。この場合は、テープをはがしやすく、テープの再使用も可能となる。
また、ビス7をかわすための半円状の切り込みをピッチ表示Pの箇所に形成することとし、ピッチ表示テープ10をスムーズに剥がせる構成としてもよい。或いは、ビス7を打ち込む箇所に丸穴(刳り貫き)が設けられることとしてもよい。また、ピッチ表示Pの位置にマーキングを行った後にピッチ表示テープ10を剥がし、そのマーキングの位置にビスを打ち込むこととしてもよい。つまり、ピッチ表示テープ10をビスの打ち込み前に剥がすのである。
また、図6(B)では、水平方向(矢印X方向)にのみピッチ表示テープ10を貼り付けたが、高さ方向(矢印Y方向)についても同様に作業を行うことができる。また、図6(A)の縦縁5h側からテープを引き伸ばして反対側の縦縁に向けて順次ピッチを特定していくことになるが、この反対側の縦縁に最も近い固定箇所についても縁端距離を確保する必要がある。このため、当該反対側の縦縁に最も近い固定箇所の一つ前の固定箇所のピッチについては、適宜任意に設定することになる。
上記、実施例では、主に、面材等の縁端部分に位置表示をする方法のみを記述してきたが、ピッチ表示テープ10は、面材の中央部分でも、面材に限らず柱、梁といった線材にも利用可能であり、方向は水平でなく、斜め方向でも利用可能である。ある基点から直線状に特定のピッチを計測、計算せず、マーキングせずに特定、明示したい場合に広範に利用できるものである。
上記、実施例1では、ピッチ表示テープ10は図2に示すテープの事例で考えてきたが、同様に図4の幅方向にピッチ表示したテープでも同じ方法で固定箇所の特定、明示が可能である。この場合、幅方向にもピッチが表示されているので、1つのテープで複数の縁端距離に対応が可能であり、また、繊維方向の割れ等を防ぐ目的で千鳥配置にビス等を施工することも可能となる。具体的には、ピッチ表示Pに加え、テープの長さ方向に延びるピッチラインL1,L2,L3を設ける等のものである。
図7(A)(B)に示す実施例2のピッチ表示テープ10Aでは、ピッチ表示Pに加え、ピッチ表示Pからの距離を特定するための寸法メモリMが表示される構成としている。
まず、図7(A)に示すように、面材5の縦縁5hからの縁端距離Hxを確認し、ピッチ表示テープ上のピッチ表示Pから縁端距離Hxに相当する距離離れた位置合せ箇所Hkを確認し、図7(B)に示すように、この位置合せ箇所Hkを面材5の縦縁5hに合せ、実施例1と同様にテープ下側縁と面材の下縁をあわせ貼り付け、固定することで、ピッチ表示Pに対応する位置を固定箇所Q0、Qx1,Qx2として特定することができる。
寸法メモリMは、例えば、mm単位、cm単位とすることができ、このような単位によれば、縁端距離の測定のみならず他の寸法計測用途においても利用できる。
以上のように、本実施例によれば、ピッチ表示テープ10Aに表示された寸法メモリMを利用することで、他のスケールなどの測定用具を使用することなく、また、一切のマーキングをすることなく、間隔Px、縁端距離Hx,Hyを正確に効率よく特定、明示できる。
なお、高さ方向(矢印Y方向)の縁端距離Hyについては、実施例1と同様に、ピッチ表示テープ10Aの幅によって確保することができ、これにより、高さ方向(矢印Y方向)の固定箇所Q0の位置が特定される。
また、寸法メモリMはピッチ表示Pからの距離を特定するためのものであるため、図8に示すように、例えば、縁端距離Hxが決められた値(例えば、20mm,25mmなど)であることを想定し、この値に対応する箇所に縁端特定マークMa(図7(C)参照)が表示されることとしてもよい。
この構成によれば、縁端距離Hxの測定の手間も発生することが無く、優れた作業性を実現できる。図8の縁端特定マークMaは単独で表示されるほか、図7(A)の寸法メモリMとともに表示されることとしてもよい。
また、以上の各実施例において、図8に示すように、ビスや釘の打ち込み作業においてビス打ち機等を用いる場合には、釘打ち機の特定部分Tz(例えば、面材5の表面に突き当てる打ち出し先端分で筒状のほぼ楕円形状のクッションとなる部材(コンタクトトップ材)の縁部分)をピッチ表示テープ10の上側縁10uに合せるようにして作業をすることができる。ビス打ち機等を使用する場合、前記クッション部材がビス形状よりも比較的大きく、施工時にピッチ表示Pを隠してしまい見えにくくしてしまう場合がある。
このことを想定し、特定部分Tzから打ち込み位置Cまでの距離Hcを考慮して、テープ幅Wの狭いピッチ表示テープ10を用いることとしてもよい。
より具体的には、ビス打ち機等の先端にはクッションとなる部材(コンタクトトップ材)がついており、ビス形状よりも大きいものが設置されている。そのため、テープ上の線が隠れてしまい、わかりにくくなるので、テープを部材が重なる幅だけ細くして、部材の左右端部を表示ピッチに合わせると自動的に、縁端距離が確保できるように細工しておくことで精度向上が図られる。具体的には、ピッチ表示テープの幅Wと、ビス打ち機等の先端の面材と接触する部材Kの幅寸法の半分Hcと、を合計した際に、縁端距離Hyと一致する大きさとする。また、この場合、ビス等の固定具とテープは干渉しないのでテープ損傷がなく、再使用に有効である。
また、以上の実施例では面材の固定を例としたが、固定するものは面材のみではなく、他の各種部材の固定や、ビス/釘打ち箇所のピッチを規定する用途においても適用できる。例えば、柱に所定のピッチでマーキングをし、棚を組み付ける場合などにおいても応用できる。
以上の各実施例にて説明したことから明らかなように、本発明は以下の点を特徴とするものである。
即ち、図1に示すように、
面材5などの部材の表面上に所定のピッチを規定するためのピッチ表示テープ10であって、
表面には、テープの巻き出し方向において、ピッチ表示Pが所定の間隔Xpで表示される。
ピッチ表示テープ10の裏面には、粘着層12が設けられるとともに、粘着層12は部材の表面から剥離可能に構成される、こととする。
ピッチ表示テープ10の幅は、確保すべき前記部材の端と固定具との縁端距離とを同一とする。
また、別の形態として(図8)として、ピッチ表示テープの幅は、
ピッチ表示テープの幅Wと、ビス打ち機等の先端の面材と接触する部材Kの幅寸法の半分Hcと、を合計した際に、縁端距離Hyと一致する大きさとする。
また、図3に示すように、ピッチ表示テープの幅方向にも、ピッチ表示が所定の間隔で表示されることとする。
また、図7に示すように、ピッチ表示Pに加え、縁端距離を特定するための表示(縁端特定マークMa)、及び/又は、寸法メモリMが設けられることとする。
面材5などの部材を柱などの他の部材に固定する固定方法であって、
テープの巻き出し方向において、ピッチ表示Pが所定の間隔Xpで表示されるピッチ表示テープ10を用い、
ピッチ表示Pの箇所にビスなどの固定具を打ち込んで部材を他の部材に固定するものであり、
ピッチ表示テープ10の裏面には、粘着層12が設けられるとともに、粘着層12は部材の表面から剥離可能に構成されることとし、
部材の縁端距離を確保できる位置にピッチ表示Pの位置を合せつつ、ピッチ表示テープ10を部材の表面に貼り付けるステップと、
貼り付けられたピッチ表示テープ10のピッチ表示Pに対応する箇所に固定具を打ち込むステップと、を有することとする。
また、
ピッチ表示テープ10は固定具を打ち込んだ後に剥がされる、
又は、
ピッチ表示テープ10は固定具を打ち込む前に、ピッチ表示Pに対応する箇所にマーキングを行ったうえで剥がされ、マーキングに従って固定具が打ち込まれる、
こととする。
面材5などの部材の表面上に所定のピッチを規定する方法であって、
テープの巻き出し方向において、ピッチ表示Pが所定の間隔Xpで表示されるピッチ表示テープ10を、
部材の表面に配置し、ピッチ表示Pに基づいてピッチを規定する、ピッチ規定方法とする。
以上の構成によれば、部材の表面上に所定のピッチを容易に、かつ、正確に規定することができ、ピッチの寸法測定作業や施工時間の短縮化を図ることができる。また、ピッチ表示テープが剥離可能とすることで、部材の表面に粘着層が残存することなく、ピッチ表示テープを剥がした後の仕上げも不要であり、施工時間の短縮化が図られる。また、墨だしや、マーキングなどが不要であるため、部材が仕上げ品などであって、表面の意匠性が重要に場合にも好適に使用できる。また、ピッチ表示テープの幅により縁端距離を確保することもできる。
1 柱
2 間柱
3 土台
4 梁
5 面材
5f 下縁
5h 縦縁
7 ビス
10 ピッチ表示テープ
10f 下側縁
10u 上側縁
P 固定箇所表示
M 寸法メモリ
W テープ幅
Q0 固定箇所
Q1 固定箇所
Hx 縁端距離
Hz 縁端距離
即ち、請求項1に記載のごとく、
柱、間柱、梁、土台などの線材の見付面に取り付ける面材などの部材の表面上に、
固定具の固定箇所を示すための所定のピッチと、
確保すべき前記部材の端と前記固定具との縁端距離であって、前記ピッチ表示テープの巻き出し方向と直交する方向の縁端距離と、を、
前記面材などの部材の縁にピッチ表示テープの幅方向の一側縁を合わせて、前記縁に沿ってピッチ表示テープを貼り付けることで、前記ピッチと、前記縁端距離とを同時に規定可能なピッチ表示テープであって、
前記ピッチ表示テープの幅方向の少なくとも他側縁側に前記ピッチを規定するためのピッチ表示が設けられ、
前記ピッチ表示の位置かつ前記他側縁の位置に前記固定具が打ち込み可能に構成されることで、ピッチ表示テープの幅により前記縁端距離が特定可能に構成され、
前記ピッチ表示テープの裏面には、粘着層が設けられるとともに、前記粘着層は前記部材の表面から剥離可能に構成され、
前記ピッチ表示は、以下の(A)(B)(C)の少なくとも一つ、或いは、二つ以上の組合せを有してなる、
(A)前記ピッチ表示テープの巻き出し方向に等間隔で設けられ、かつ、各ピッチ表示が同一の表示である。
(B)第一のピッチを表示するための線状表示と点状マークからなる第一表示組と、前記第一のピッチの寸法とは異なる第二のピッチを表示するための線状表示と点状マークからなる第二表示組。
(C)第一のピッチを表示するための線状表示とピッチ数値からなる第三表示組と、前記第一のピッチの寸法とは異なる第二のピッチを表示するための線状表示とピッチ数値からなる第四表示組。
ピッチ表示テープとする。これによって正確で精度の高いビス等の固定具の施工が可能となる。
前記ピッチ表示テープの裏面には、粘着層が設けられるとともに、前記粘着層は前記部材の表面から剥離可能に構成されるピッチ表示テープであり、これにより、まずテープを所定の位置に張り付けることで、メモリがずれたりすることがなくなり、より精度の高い施工が可能となる。また、剥離可能とすることでマーキングを残すことなく、固定具の施工が可能となり、仕上げ材にも対応できる。これについては、現在、建築現場で安価で、大変普及しているマスキングテープや養生テープのようなものを想定している。現状のマスキングテープや養生テープはある程度の粘着性があり、作業時にその位置を保持でき、はがしても接着面を傷つけずに、はがすことができるので、同程度の性能有するものがのぞましい。
前記ピッチ表示テープの幅は、縁端距離と同一とするピッチ表示テープで、これにより、前記の縁端距離と直角方向の片辺からの縁端距離も同時に精度よく、マーキング表示が可能となり、前記と組み合わせると2方向の縁端距離が表示可能となる。
また、請求項2に記載のごとく、
柱、間柱、梁、土台などの線材の見付面に取り付ける面材などの部材の表面上に、
固定具の固定箇所を示すための所定のピッチと、
確保すべき前記部材の端と前記固定具との縁端距離であって、前記ピッチ表示テープの巻き出し方向と直交する方向の縁端距離と、を、
前記面材などの部材の縁にピッチ表示テープの幅方向の一側縁を合わせて、前記縁に沿ってピッチ表示テープを貼り付けることで、前記ピッチと、前記縁端距離とを同時に規定可能なピッチ表示テープであって、
前記ピッチ表示テープの長さ方向に前記ピッチを規定するための所定間隔のピッチ表示と、
前記ピッチ表示テープの幅方向に所定の間隔を空けて、テープの長さ方向に延びる複数 のピッチラインと、
が設けられ、
前記ピッチ表示の位置かつ前記ピッチラインの位置に前記固定具が打ち込み可能に構成され、
前記ピッチ表示テープの裏面には、粘着層が設けられるとともに、前記粘着層は前記部材の表面から剥離可能に構成される、
ピッチ表示テープとする。
前記ピッチ表示テープの幅方向にも、ピッチ表示が所定の間隔で表示されるピッチ表示テープであり、1つの表示テープでは、幅方向に1つの縁端距離でしか対応できないのに対して、1つのテープで複数の幅方向の縁端距離の対応が可能となる。
また、請求項3に記載のごとく、
確保すべき前記部材の端と前記固定具との縁端距離であって、ピッチ表示テープの巻き出し方向の縁端距離とをさらに規定可能であり、
前記ピッチ表示テープの巻き出し方向の縁端距離を特定するための表示及び/又は、寸法メモリと、が設けられる、こととする。
前記ピッチ表示に加え、確保すべき前記部材の端と固定具との縁端距離を特定するための表示、及び/又は、寸法メモリが設けられたピッチ表示テープで、これにより、面材片辺からの縁端距離も同時に精度よく、マーキング表示が可能となる。
また、請求項4に記載のごとく、
柱、間柱、梁、土台などの線材の見付面に取り付ける面材などの部材の表面上に固定具の固定箇所を示すためのピッチ表示がテープの巻き出し方向に所定のピッチで設けられ、
確保すべき前記部材の端と前記固定具との縁端距離であって、前記巻き出し方向と直交する方向の縁端距離を、テープの幅により前記縁端距離が特定可能に構成されたピッチ表示テープを用いた部材の固定方法であって、
前記面材などの部材の縁にピッチ表示テープの幅方向の一側縁を合わせて、前記縁に沿ってピッチ表示テープを貼り付けるステップと、
貼り付けられた前記ピッチ表示テープの前記ピッチ表示の位置かつ前記他側縁の位置に対応する箇所に前記固定具を打ち込むステップと、を有する、
ピッチ表示テープを用いた部材の固定方法とする。
このようなピッチ表示テープを用いた部材の固定方法を実施することで、正確に精度よく、効率的に取り付けが可能となる。
また、請求項5に記載のごとく、
請求項3に記載のピッチ表示テープを用い、面材などの部材を柱などの他の部材に固定する固定方法であって、
前記ピッチ表示の箇所に固定具を打ち込んで前記部材を前記他の部材に固定するものであり、
前記部材のピッチ表示テープの巻き出し方向の縁端距離を確保できる位置に前記ピッチ表示の位置を合せつつ、前記ピッチ表示テープを前記部材の表面に貼り付けるステップと、
貼り付けられた前記ピッチ表示テープの前記ピッチ表示に対応する箇所に前記固定具を打ち込むステップと、を有する、
ピッチ表示テープを用いた部材の固定方法とする。
このようなピッチ表示テープを用いた部材の固定方法を実施することで、正確に精度よく、効率的に取り付けが可能となる。
また、請求項6に記載のごとく、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のピッチ表示テープを用い、面材などの部材の縁にピッチ表示テープの幅方向の一側縁を合わせて、前記縁に沿ってピッチ表示テープを貼り付けることで前記ピッチ、及び、前記縁端距離を同時に規定する、ピッチ規定方法とする。

Claims (8)

  1. 面材などの部材の表面上に所定のピッチを規定するためのピッチ表示テープであって、
    前記ピッチ表示テープの表面には、テープの巻き出し方向において、ピッチ表示が所定の間隔で表示される、ピッチ表示テープ。
  2. 前記ピッチ表示テープの裏面には、粘着層が設けられるとともに、前記粘着層は前記部材の表面から剥離可能に構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のピッチ表示テープ。
  3. 前記ピッチ表示に加え、確保すべき前記部材の端と固定具との縁端距離を特定するための表示、及び/又は、寸法メモリが設けられる、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のピッチ表示テープ。
  4. 前記ピッチ表示テープの幅は、前記縁端距離と同一とする、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のピッチ表示テープ。
  5. 前記ピッチ表示テープの幅は、
    当該前記ピッチ表示テープの幅と、ビス打ち機等の先端の面材と接触する部材の幅の半分の寸法と、を合計した際に、前記縁端距離と一致する大きさとする、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のピッチ表示テープ。
  6. 前記ピッチ表示テープの幅方向にも、ピッチ表示が所定の間隔で表示される、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のピッチ表示テープ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のピッチ表示テープを用い、面材などの部材を柱などの他の部材に固定する固定方法であって、
    前記ピッチ表示の箇所に固定具を打ち込んで前記部材を前記他の部材に固定するものであり、
    前記部材の縁端距離を確保できる位置に前記ピッチ表示の位置を合せつつ、前記ピッチ表示テープを前記部材の表面に貼り付けるステップと、
    貼り付けられた前記ピッチ表示テープの前記ピッチ表示に対応する箇所に前記固定具を打ち込むステップと、を有する、
    ピッチ表示テープを用いた部材の固定方法。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のピッチ表示テープを用い、面材などの部材の表面上に所定のピッチを規定する方法であって、
    前記ピッチ表示テープを、前記部材の表面に配置し、前記ピッチ表示に基づいてピッチを規定する、ピッチ規定方法。
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