JP2000087546A - 寸法目盛付幅木 - Google Patents

寸法目盛付幅木

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JP2000087546A
JP2000087546A JP10282005A JP28200598A JP2000087546A JP 2000087546 A JP2000087546 A JP 2000087546A JP 10282005 A JP10282005 A JP 10282005A JP 28200598 A JP28200598 A JP 28200598A JP 2000087546 A JP2000087546 A JP 2000087546A
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Shiro Nakano
史郎 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅木の配設時に、所望の長さに切断するため
の切断位置決めを容易に行えるようにする。 【解決手段】 建物の床面1や壁面2等の境界部分に配
設されて、境界部分を覆う寸法目盛付幅木3であって、
長さ方向に延長して寸法を示す寸法目盛4を付してい
る。寸法目盛4は外部に表出しない部分に設けられ、ま
た5目盛おきに異なる寸法目盛4を付すことができる。
さらに寸法目盛付幅木3は、寸法目盛4が100cm間
隔に「100」の寸法表示5を付すこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、建物の
壁面と床面の間や柱と床面との境界部分、あるいは床面
同士、壁面同士等の境界部分に固定される幅木に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建物の施工等において、床面や壁等を隅
部で接合しようとすると、接触させるそれぞれの端面を
完全に平面とすることが困難で手間がかかるため、これ
らの接合面が完全に揃わず、わずかに隙間が生じる。こ
れをそのままにしておくと、特に内装の場合は見栄えが
悪くなり、また隙間から虫が出入りする等の弊害があ
る。このため、幅木と呼ばれる部材を使用して、このよ
うな隅部の接続部分を覆って、図1に示すようにきれい
に仕上げることが建築現場において行われている。幅木
はまた、壁面を保護する役割や、室内の装飾も果たす。
【0003】幅木3は、一般に木製、またはプラスチッ
クや合成樹脂製、あるいは石や金属製のものが使用され
る。これらは、細長く延長された角形状である。このタ
イプの幅木3を設置する際には、設置したい接合部分の
全長を予め計測し、この長さに応じて施工現場において
幅木3の長さを測り、所望の長さに切断して使用してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな幅木の配設工事は、非常に時間と手間がかかる作業
となる欠点があった。それは、施工の際に同じ長さを2
度測定しなければならないからである。施工者は、まず
幅木を配設すべき部分の寸法をメジャー等により測定す
る。次に、この値を記憶して、同一の寸法に幅木を切断
すべく、細長い幅木に同じくメジャー等を使って切断位
置をポイントし、その後ポイント部分で切断する必要が
ある。このように、メジャーなどを使用して人手によっ
て同じ長さを繰り返し測定する必要があり、手間と時間
のかかる作業であった。
【0005】また、2回測定する際に、測定誤差が生じ
るおそれもある。測定は人手で行うため、例えば幅木に
メジャーを当てたときに0点を正確に合わせないと、誤
差が生じる。このように、測定の際に一方でも誤差が生
じると、幅木を正確に切断できず、適切に配設できなく
なるという欠点があった。幅木の寸法は、配設する部分
の寸法と正確に一致させる必要がある。切断した幅木の
長さが長すぎると配設できず、逆に短すぎると接触部分
を幅木で完全に覆うことができず、隙間ができ接触部分
の一部が露出したままとなって外観が悪くなる。このよ
うに、幅木の長さを所定長さとすべく、切断位置を正確
に位置決めする必要があった。
【0006】天井と壁面の境界を覆う「見切」は、配設
される天井の周囲長や一辺寸法が決められている部分が
多く、これらの部分に対しては、予め所定寸法に裁断さ
れた見切を使用できる。そして、線分の寸法が異なる天
井に対してのみ、実際に寸法を個別に測定し、これに従
って見切を切断することで、切断の手間をある程度簡略
化できる。しかしながら、これに対して幅木は、床面と
壁面の周囲長が一定せず、所定の寸法の幅木を用意する
ことが困難である。したがって、工事現場において長尺
の幅木を各部について個別に測定して裁断することが現
実に行われている。
【0007】建築現場においては、工事の能率を改善し
迅速に仕上げることが極めて大切である。特に、幅木3
の配設は、建設される建物のほとんどすべての床面1と
壁面2に対し行われているため、極めて数が多く繰り返
し行われる作業である。この工程を短縮することができ
れば、かなりの労力を省き、効率を高めて工事の迅速化
を図ることが可能となる。さらに作業の省力化、短縮化
によるコスト削減の効果も期待できる。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み開発されたもの
で、本発明の重要な目的は、簡単な構造で幅木の寸法決
定を簡単に行えるようにして、幅木配設作業を省力化し
作業全体の迅速化を図ることのできる寸法目盛付幅木を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物の床面1
や壁面2、柱のコーナー部等の境界部分に配設されて、
境界部分を覆う幅木3に関するものである。
【0010】本発明の請求項1に記載される寸法目盛付
幅木は、長さ方向に延長して寸法を示す寸法目盛4を付
している。
【0011】さらに、本発明の請求項2に記載される寸
法目盛付幅木は、寸法目盛4が外部に表出しない部分に
設けられている。
【0012】さらにまた、本発明の請求項3に記載され
る寸法目盛付幅木は、5目盛おきに異なる寸法目盛4を
付している。
【0013】さらにまた、本発明の請求項4に記載され
る寸法目盛付幅木は、寸法目盛4が100cm間隔に
「100」の寸法表示5を付している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態
は、本発明の技術思想を具体化するための寸法目盛付幅
木を例示するものであって、本発明は幅木を下記のもの
に特定しない。
【0015】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。
【0016】図2と図3に、本発明の実施例に係る寸法
目盛付幅木を示す。これらの図に示す幅木3は、主とし
て建物の内装で、例えば床面1と壁面2との水平な接触
部分や、柱のコーナー部分の接触部分、また場合によっ
ては壁面2と壁面2との鉛直方向の接触部分等、境界と
なる線に沿って、これを覆うようにして配設される。寸
法目盛付幅木3は、全長にわたって寸法目盛4を備えて
いる。寸法目盛4によって、幅木3の長さをメジャー等
により測定することなく判別することができる。この構
造の寸法目盛付幅木3は、所望の長さに幅木を切断する
場合に、使用者は寸法目盛4に従って切断点を確認でき
るという特徴がある。
【0017】図2と図3に示す寸法目盛付幅木3は、断
面形状を傾斜部を有する方形状とし、先端部分を突出さ
せた角型の木製である。ただ、本発明の寸法目盛付幅木
は、この構造に限らず、幅木として使用可能なすべての
ものが使用できる。たとえば、図4、図5に示す形状の
ものも使用できる。これらの図に示す寸法目盛付幅木3
は、図において上面端部に切欠を設け、切欠部分に羽目
板やしっくい等が挿入されるよう構成されている。ま
た、これら以外にも、断面形状が、台形状のもの、三角
形状のもの、半円状に形成されたもの等も使用できる。
さらに、材質が硬質プラスチック製、ポリ塩化ビニル
製、スチール製、金属製、石、タイル等の幅木も使用で
きる。
【0018】図2の寸法目盛付幅木3は、その一面に1
mmピッチで寸法目盛4を等間隔に設けている。さら
に、寸法目盛は、目盛の最小単位である1mmよりも大
きい一定の周期で、目盛の種類を変更している。図2と
図3に示す寸法目盛は、1cm毎に長い寸法目盛4を付
し、さらに5cm毎にさらに長い寸法目盛4を付してい
る。好ましくは、10cm毎、50cm毎、100cm
毎の寸法目盛4も、それぞれ順に長く、あるいは太くし
て異なる形状としてより見やすくできる。寸法目盛の種
類は、例えば線を横幅方向に広くし、あるいは、文字を
太くする等によって区別できる。この構造の寸法目盛
は、一定の単位毎に大きく区切っているため、視覚的に
長さを把握しやすい。
【0019】寸法目盛4に使用する目盛の色、形状、横
幅方向の線の長さ等は、任意のものが使用できる。図2
に示す幅木3は、上部の傾斜面端部に寸法目盛4を付し
ている。例えば、寸法目盛4を大きくすると、目盛を見
易くできる。また、幅木を構成する平面の内その一部が
外部に表出する面に寸法目盛4を付す場合は、表出しな
い部分に寸法目盛を付しておくと、仕上げの際に目盛が
隠れてきれいにできる。
【0020】寸法目盛4の最小単位や目盛の種類を変更
する間隔などは、使用目的や状況に応じて任意に設定で
きる。例えば、最小単位を2cm毎、または1インチ毎
としたり、あるいは1cm毎の寸法目盛を小、5cm毎
の寸法目盛を中、10cm毎の寸法目盛を大としても良
い。
【0021】また、図6に示す寸法目盛付幅木3は、寸
法目盛4に加えて、100cmおきに「100」と数値
を表示している。この構造の寸法目盛付幅木3は、10
0cm毎の大きさを目で容易に確認できるので、全体の
大まかな長さをより把握しやすい。特に、5cm、10
cm、50cmといった一定の周期で寸法目盛4の種類
を変更している寸法目盛付幅木3に、100cm毎に
「100」との数値を表示すると、使用者は種類の異な
る各寸法目盛4が具体的にどの数値を表記しているかを
類推できるので、さらに迅速かつ容易に大きさを把握で
きるようになる。この寸法目盛付幅木3を使用して、使
用者はまず100cm単位で全体の大まかな長さを把握
できる。使用者は、「100」と「100」の間の長さ
が100cmであることが直ちに理解できるので、次に
大きな単位である50cmを、どの種類の寸法目盛4が
表示しているかも、感覚的に直ちに識別できる。よっ
て、50cm毎の単位で長さを把握し、さらに10cm
毎、5cm毎と順次詳細に寸法を把握し、最後に最小の
目盛である1cm単位での寸法を測定できる。
【0022】寸法目盛4に付す寸法表示5を「100」
のみとし、200、300等としない幅木は、細長い幅
木の途中を切断して使用するときに、基準点が変動して
も使用しやすい特長がある。「100」のみの表示を付
した寸法目盛付幅木3は、いずれの位置で切断されて
も、「100」の寸法表示5や寸法目盛4に従い、切断
位置からの長さを容易に把握できるからである。
【0023】ただ、本発明の寸法目盛付幅木は、寸法表
示を、巻尺やものさし等の長さ計のように、一端を0点
として付すこともできる。この幅木は、長さ計の寸法表
示と同じように、10cm間隔で、「100mm」、
「200mm」、「300mm」、「400m
m」、...というように表示する。さらに本発明の寸
法目盛付幅木は、数値表示を「100」に代わって「1
00mm」と単位を付けて表記しても良い。
【0024】寸法目盛4は、好ましくは、図2に示すよ
うに、幅木3の内側部分、すなわち幅木3の施工後に表
面に表出しない部位に付される。図2において、寸法目
盛4は底板の左側端部に付している。この幅木3は、切
断して建物に配設する際に、寸法目盛4の部分が内側に
隠れて外部に表出しないので、きれいに仕上げることが
できる。
【0025】ただ、本発明の寸法目盛付幅木は、寸法目
盛を付す位置をこの実施例に特定しない。例えば、図3
に示すように、図2と逆の背面側に付すこともできる。
図3に示す寸法目盛付幅木は、図において上面と背面の
両方に寸法目盛4を付している。この構造の寸法目盛付
幅木は、上面、背面いずれの位置からでも寸法目盛4を
確認できるので、寸法を見易くできる。さらにまた、図
2と図3の両方、すなわち傾斜面と上面、背面すべてに
寸法目盛4を付す構造とすることもできる。この構造の
寸法目盛付幅木は、左右いずれの方向からでもさらに寸
法目盛を確認し易くできる。ただ、いずれか一面にのみ
寸法目盛4を付す構造とすることもできる。一面にのみ
寸法目盛を付す幅木は、寸法目盛4を幅木に付す工程を
簡略化でき生産性を向上できる特徴がある。
【0026】あるいはまた、傾斜面と背面等、任意の複
数の部位に寸法目盛を付して、寸法目盛をさらに見易く
することもでき、さらに外部に表出する部分に付すこと
もできる。外部に表出する部分に寸法目盛を付す寸法目
盛付幅木は、好ましくは幅木の切断後に寸法目盛を消去
する。例えば、寸法目盛を幅木に付すインクを水溶性に
して、切断後や配設前にふき取る。
【0027】寸法目盛4や寸法表示5は、好ましくは、
印刷により幅木に付される。例えば、成形された幅木を
印刷機に通して、寸法目盛4を幅木表面に直接印刷す
る。あるいは、図7に示すように、スタンプローラー6
を使用して付すこともできる。スタンプローラー6は、
回転軸を介して回転できる円形のドラムで、全周面には
ゴム製のスタンプ面を備えている。スタンプ面は、寸法
目盛4、あるいはこれと寸法表示5とを所定の等間隔に
刻印し凸条に突出させて、印字面としている。印字面の
表面にはインクが添加されて、スタンプローラー6を幅
木3上で回転させながら印字面を押圧することにより、
寸法目盛4、寸法表示5が幅木3上に印字される。ロー
ラーの円周は、例えば10cm、20cm、50cm、
100cm、200cm等丁度の値となるように設計す
る。この構造のスタンプローラー6は、幅木上を回転さ
せ続け、連続的に寸法目盛4や寸法表示5を付すことが
できる。
【0028】スタンプローラー6を使用して寸法目盛4
や寸法表示5を幅木に印字する方法は、幅木の製造過程
のみならず、建築現場においても簡単に寸法目盛等を幅
木に追加することができるので、きわめて便利に使用で
きる。また、既存の寸法目盛のない幅木にも、寸法目盛
4等を簡単に追加できる特長もある。
【0029】特に、スタンプローラー6の円周を100
cmに設定し、スタンプ面に等間隔に寸法目盛4を付
し、寸法目盛4は5cm毎、10cm毎、50cm毎に
異なる大きさとし、さらに0cmと100cmとを同じ
位置として、この寸法目盛4に接近させて「100」の
寸法表示5を刻印するスタンプローラー6は、このスタ
ンプローラー6を幅木3上で回転させて、寸法目盛4と
寸法表示5とを同時に付加できるので、きわめて便利に
使用できる特長がある。あるいは、スタンプローラー6
の円周を例えば10cm、50cm等に設定し、スタン
プローラー6で寸法目盛4のみを付し、寸法表示5が必
要な場合は別途スタンプ等で100cmおきにスタンプ
しても良い。
【0030】スタンプローラー6で寸法目盛4や寸法表
示5を幅木3に印字する際は、好ましくは、幅木3の端
部に、スタンプローラー6のスタンプ面に設けられた寸
法表示5の凸部の内、0cmまたは100cmに該当す
る開始位置を一致させて、幅木3の延長方向と平行にス
タンプローラー6を回転させ、寸法目盛4や寸法表示5
を幅木3に印字していく。この方法であれば、切断前の
最初の寸法目盛付幅木は、その端面からの距離が寸法目
盛4の表記と一致する。ただ、このように幅木の端面か
らスタンプローラー6を回転させるのは困難な場合があ
るので、幅木の端部付近からスタンプローラー6を回転
させ、印字後に端部付近で適当な基準点を選び、この位
置で切断することにより、切断後の端面からの距離を寸
法目盛4と簡単に一致させることもできる。
【0031】以下、本発明の寸法目盛付幅木を、図1に
示すように床面1と壁面2との間にできる水平な境界線
に配設する工程を示す。
【0032】床面1と壁面2とを接合し、その後幅木
3を配設したい部分の全長を測定する。通常は、方形状
の床面1の各辺のそれぞれにつき幅木3を配設し、床面
1の全周を覆うようにするので、床面1と壁面2との境
界部分の各線分の長さが必要である。床面1の形状が長
方形状であれば、長辺と短辺のそれぞれを測定する。測
定は、メジャー等を使って行う。
【0033】測定された長さに従って、幅木3をそれ
ぞれ切断する。幅木3の長さは、寸法目盛4によって容
易に把握できる。したがって、幅木3の長さをいちいち
測定する必要はない。測定した各線分の長さに従って、
寸法目盛付幅木3に設けられた寸法目盛4を数えて切断
位置を特定し、カッターやプライヤー、鋸などを使って
切断する。
【0034】所望の長さに切断した寸法目盛付幅木3
を、各接触部分に配設する。寸法目盛付幅木3は、釘、
木ネジ、両面接着テープや接着材等を介して接触部分の
定位置に固定される。寸法目盛付幅木3を配設して接触
部分を覆うことにより、接触部の隙間や汚れ、あるいは
接着材のはみ出し等をカバーして、きれいに仕上げるこ
とができる。また、寸法目盛4や寸法表示5を設けた部
分が内側に入り込んで外部からは見えなくなるようにし
て、通常の幅木3を使用した場合と同様に美しい外観と
することができる。
【0035】また、寸法目盛付幅木は、の床面1と壁
面2とを接合する際に挟着して固定することもできる。
図4および図5に示す寸法目盛付幅木3は、床面1と壁
面2とを接合する段階で、寸法目盛付幅木3をこれらの
間に配し、挟み込んで固定している。この方法は、床面
1と壁面2との接合と、寸法目盛付幅木3の固定とが同
時に行える特長がある。
【0036】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載される寸法目盛
付幅木は、幅木を床面と壁面等の境界部分に配設しよう
として所望の長さに切断する際に、切り出す長さを測定
することなく、直ちに切断位置を特定して切断すること
ができる。それは、本発明の寸法目盛付幅木が、予め寸
法目盛を幅木に付しているからである。この構造の寸法
目盛付幅木は、切断する際に個別に繰り返し幅木の長さ
を測定する必要がないので、幅木配設工事の際の手間を
大きく軽減して、きわめて便利に使用できる特長を実現
する。特に、幅木を配設する箇所は非常に多いため、こ
れらの各作業を大幅に省力化、短縮化することにより、
建築工事全体の能率アップを図り、工期短縮によるコス
ト低減のメリットも得ることができる。
【0037】さらに、本発明の請求項2に記載される寸
法目盛付幅木は、寸法目盛を外部に表出しない部分に設
けているので、外見を従来の幅木と同じとでき、見栄え
を悪くすることなく美しい仕上げとすることができる。
【0038】さらにまた、本発明の請求項3に記載され
る寸法目盛付幅木は、寸法目盛を5寸法目盛おきに大き
くしているので、目視により直感的に全長を把握でき
る。さらに、切断されて短くなった幅木の残余長の確認
も、目視により容易に確認できる特長を実現する。
【0039】さらにまた、本発明の請求項4に記載され
る寸法目盛付幅木は、「100」との寸法表示を100
cm間隔で寸法目盛付近に表示している。このため、寸
法目盛に加えてさらに長さを容易に把握できる特長を実
現する。目盛を5寸法目盛おきに大きくしているので、
目視により直感的に全長を把握できる。さらに、切断さ
れて短くなった幅木の残余長の確認も、目視により容易
に確認できる特長を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術と本発明の一実施例に係る幅木を床面
と壁面の間に配設した状態を示す概略図
【図2】本発明の一実施例にかかる寸法目盛付幅木を示
す斜視図
【図3】本発明の他の実施例にかかる寸法目盛付幅木を
示す斜視図
【図4】本発明のさらに別の実施例にかかる寸法目盛付
幅木を床面と壁面の境界に取り付けた様子を示す断面図
【図5】本発明のさらに別の実施例にかかる寸法目盛付
幅木を床面と壁面の境界に取り付けた様子を示す断面図
【図6】本発明のさらに別の実施例にかかる寸法表示を
付した寸法目盛付幅木の平面図
【図7】本発明のさらに別の実施例にかかる寸法目盛付
幅木に寸法表示を付記する方法を示す斜視図
【符号の説明】
1…床面 2…壁面 3…幅木 4…寸法目盛 5…寸法表示 6…スタンプローラー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の床面(1)と壁面(2)の境界部分や、
    柱と床面のコーナー部分等に配設されて、境界部分を覆
    う幅木(3)において、 長さ方向に延長して寸法を示す寸法目盛(4)を付したこ
    とを特徴とする幅木。
  2. 【請求項2】 寸法目盛(4)が外部に表出しない部分に
    設けられている請求項1に記載される幅木。
  3. 【請求項3】 寸法目盛(4)が5目盛おきに異なる寸法
    目盛(4)を付している請求項1に記載される幅木。
  4. 【請求項4】 寸法目盛(4)が100cm間隔に「10
    0」の寸法表示(5)を付している請求項1に記載される
    幅木。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152576A (ja) * 2003-11-06 2005-06-16 Nip:Kk 家具転倒防止器具
JP2009263973A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Tanseisha Co Ltd 仕切壁

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