JP6222674B2 - 定規 - Google Patents

定規 Download PDF

Info

Publication number
JP6222674B2
JP6222674B2 JP2016011013A JP2016011013A JP6222674B2 JP 6222674 B2 JP6222674 B2 JP 6222674B2 JP 2016011013 A JP2016011013 A JP 2016011013A JP 2016011013 A JP2016011013 A JP 2016011013A JP 6222674 B2 JP6222674 B2 JP 6222674B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scale
measured
ruler
standard length
hook
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016011013A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017129548A (ja
Inventor
義政 森本
義政 森本
Original Assignee
義政 森本
義政 森本
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 義政 森本, 義政 森本 filed Critical 義政 森本
Priority to JP2016011013A priority Critical patent/JP6222674B2/ja
Publication of JP2017129548A publication Critical patent/JP2017129548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6222674B2 publication Critical patent/JP6222674B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)

Description

本発明は、石膏ボード、ベニヤ板、サイディングボード等の規格長さを有する建材を必要な長さに切断するときに使用する定規に関する。
石膏ボード等の建材は、1800mm、1820mmのように規格長さを有するが、施工する家屋の壁の場所によっては規定長さの建材を使用できないため、施工場所に合わせて必要な長さに切断する必要がある。従来、図16に示すように、建材100を切断する場合、建材100の長さ方向の一端にコンベックス(巻尺)101の先端のツメ102を係止して必要な長さLの位置にカッター等で印をつけ、該印の位置に曲尺等を使用して墨線を入れた後、電動丸のこぎりで隅線に沿って切断する。
また、3030mmのように長い建材で、例えば2880mmを切断する場合、一端から2980mmを測長するよりも、他端から短い寸法を測長したほうが容易であるため、3030mmから必要な寸法の2880mmを減算して50mmを算出し、この50mmを建材の一端から測長することも行われている。
しかし、コンベックスによる測長作業と、曲尺による隅付け作業と、電動丸のこぎりによる切断作業と、場合によっては計算が必要であり、煩雑で、時間がかかる。特に、コンベックスによる測長作業で、測長する寸法が長い場合、例えば1800mmの石膏ボードで1615mmを測長する場合、先端のツメを石膏ボードの一端に係止してコンベックスを長く引き出しながら移動するときやカッター等で印付けするときに、ツメが外れることがあるため、コンベックスのツメを押さえてもらう必要があることから、1人で作業するには困難である。また、コンベックスのツメを係止した端面に対して直角に引き出すことも困難である。
特許文献1には、長尺測長体を幅広にすることで、係止部が被側長部材の一辺に係止した状態で、長尺板状体が被測長体の一辺と直交する方向に方向付けされるようにした建築用側長器が提案されている。この測長器では、長尺の一辺に沿って係止部を起点とする直読用目盛(0から200)と、他辺に沿って係止部と反対側の他端部を起点とする直読用目盛(0から200)とが付され、測長方向が逆でも所要寸法の割り出しが可能となされているが、0から200までの同じ目盛が逆に付されているだけで、係止部に近い側が200となっている目盛をどのように利用するのか明らかでない。
実開平5−66501号公報
本発明は、以上のような従来の問題点に鑑みてなされたもので、規格長さを有する建材等の被測定物に対して、コンベックス(巻尺)を使用することなく、簡単に必要な長さを側長することができる定規を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
(1)規格長さを有する被測定物を測定する真直な定規であって、
前記定規を前記被測定物の測定面に置いたときに前記測定面と接する縁を有する長手方向に延びる第1面と第2面を有し、
前記第1面に、ゼロを開始目盛とする昇順の第1目盛を設け、
前記第2面に、前記ゼロの目盛に対応する位置から前記規格長さの数値を開始目盛とする逆順の第2目盛を設け、
前記第1目盛の最大目盛は、前記規格長さの数値より小さく、かつ、前記規格長さの数値の1/2より大きくし、
前記第2目盛の最小目盛は、前記規格長さの数値の1/2より小さくし、
前記定規の端部に、前記被測定物の縁に係止するフックを設け、前記フックを前記被測定物の縁に係止したときに、前記第1目盛の開始目盛と前記第2目盛の開始目盛とが前記被測定物の縁と一致するようにしたものである。
本発明では、規格長さを有する被測定物を必要な長さの位置で切断するとき、必要な長さが規格長さの1/2以下の場合、フックを被測定物の一端に係止することにより第1目盛のゼロを被測定物の一端に合わせて、当該第1目盛から必要な長さを読み取ることができる。また、必要な長さが規格長さの1/2以上の場合、フックを被測定物の他端に係止することにより第2目盛の開始目盛である最大目盛を被測定物の他端に合わせて、当該第2目盛から必要な長さを読み取ることができる。
(2)前記第1面と前記第2面の開始目盛と反対側に、前記規格長さを示す表示部を設けることが好ましい。この表示部により、本定規がどの規格長さの被測定物用であるのかを判断することができる。
(3)前記フックは円柱形状を有することが好ましい。これによれば、定規が被測定物の縁に対して直角な方向から多少傾いても、第1目盛と第2目盛の各開始目盛が被測定物の縁からずれることはなく、正確な測長を行うことができる。
(4)前記定規の長手方向に直角な方向の断面が矩形であり、
前記第1面と前記第2面に直角な長手方向に延びる第3面と第4面を有し、
前記第1面の前記第1目盛の最大目盛側に、前記第3面または前記第4面に着脱可能で、前記第1面又は第2面と直交し、前記被測定物の縁に当接するガイド面を有する直角ガイドを設けることが好ましい。
本定規を使用して被測長部材に必要な長さの位置に印付けした後、直角ガイドのガイド面を被測定物の縁に当接し、第3面又は第4面の縁を印に一致させることで、印に沿って切断線を罫書くことができる。また、切断線に沿って電動丸のこぎりで切断するときに、本定規をガイド定規として使用することもできる。
(5)前記直角ガイドを装着した前記第3面または前記第4面と対向する前記第4面又は前記第3面に、前記直角ガイドの前記ガイド面と対応する位置からゼロを開始目盛とする昇順の第3目盛を設けることが好ましい。第3目盛により、被測定物の側縁から必要な長さの位置に印をつけることができる。
(6)第1規格長さと第2規格長さを有する第1被測定物と第2被測定物を測定する真直な定規であって、
前記定規を被測定物の測定面に置いたときに前記測定面と接する縁を有する長手方向に延びる第1面と第2面を有し、
前記第1面に、ゼロを開始目盛とする昇順の第1被測定物用第1目盛と、前記第2被測定物の規格長さの数値を開始目盛とする逆順の第2被測定物用第2目盛を設け、
前記第2面に、前記ゼロの目盛に対応する位置から前記第1被測定物の規格長さの数値を開始目盛とする逆順の第1被測定物用第2目盛と、ゼロを開始目盛とする昇順の第2測定物用第1目盛とを設け、
前記第1被測定物用第1目盛と前記第2被測定物用第1目盛の最大目盛は、前記規格長さの数値より小さく、かつ、前記規格長さの数値の1/2より大きくし、
前記第1被測定物用第2目盛と前記第2測定物用第2目盛の最小目盛は、前記規格長さの数値の1/2より小さくし、
前記定規の端部に、前記被測定物の縁に係止するフックを設け、前記フックを前記被測定物の縁に係止したときに、前記第1測定物用第1目盛と前記第1測定物用第2目盛と前記第2測定物用第1目盛と前記第2測定物用第2目盛の各開始目盛が前記被測定物の縁と一致するようにすることもできる。
この定規では、1つの定規で規格長さの異なる第1被測定物と第2被測定物の2つの被測定物を測長することができる。
本発明によれば、規格長さを有する建材等の被測定物に対して、必要な長さが規格長さの1/2以下の場合、第1目盛のゼロを被測定物の一端に合わせて、当該第1目盛から必要な長さを読み取り、必要な長さが規格長さの1/2以上の場合、第2目盛の最大目盛を被測定物の他端に合わせて、当該第2目盛から必要な長さを読み取ることができるので、コンベックス(巻尺)を使用することなく、簡単に必要な長さを側長することができる。
本発明の第1実施形態に係る定規のフック側から見た全体斜視図(a)、及びフックと反対側から見た全体斜視図。 図1の定規のフック側から見た拡大端面図(a)、フックを上方から見た図(b)、フックをねじで取り付けた変形例を示すフック側から見た拡大斜視図(c)。 図1の定規の各面の目盛の配置図。 図1の定規の各面の目盛の配置図。 図1の定規の各面の目盛の配置図。 図1の定規を1800用に使用する場合の第1面側及び第2面側から見た斜視図(a)、1820用に使用する場合の第1面側及び第2面側から見た斜視図(b)。 直角ガイドを取り付けた本発明の第2実施形態に係る定規の全体斜視図。 直角ガイドの正面図(a)、底面図(b)及び背面図(c)。 図5の定規の底面側から見た斜視図。 1800用に使用する場合の定規に直角ガイドを取り付けた状態を示す第1面側の正面図(a)、第2面側の背面図(b)。 1820用に使用する場合の定規に直角ガイドを取り付けた状態を示す第1面側の正面図(a)、第2面側の背面図(b)。 図1の第1実施形態の定規を1800mmの被測定物から短い寸法を測定する状態を示す斜視図(a)、1800mmの被測定物から長い寸法を測定する状態を示す斜視図(b)。 図1の第1実施形態の定規を1820mmの被測定物から短い寸法を測定する状態を示す斜視図(a)、1820mmの被測定物から長い寸法を測定する状態を示す斜視図(b)。 図5の第2実施形態の定規を1800mmの被測定物から短い寸法を測定する状態を示す斜視図(a)、1800mmの被測定物から長い寸法を測定する状態を示す斜視図(b)。 図5の第2実施形態の定規を用いて被測定物に必要な長さの位置に印をつける状況(a)、切断線を罫書く状況(b)を示す平面図。 被測定物を切断線に沿って切断する状況を示す平面図。 本発明に係る定規の変形例1(a)、変形例2(b)、変形例3(c)を示すフック側から見た拡大端面図。 従来のコンベックスを用いて建材を測長する状況を示す平面図。
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る定規1を示す。この定規1は、2種類の被測定物、例えば、規格長さが1800mmと1820mmの2つの石膏ボード(以下、「被測長物」という)を測長できるもので、定規本体2と、フック3とからなっている。以下、1800mmの石膏ボードを測長する場合は「1800用」、1820mmの石膏ボードを測長する場合は「1820用」という。
定規本体2は、ステンレス鋼等の金属製で、中空の矩形(長方形)の断面を有する真直な棒状に形成されている。定規本体2の全長は、被測定物の規格長さの1/2程度でよく、例えば1800mmと1820mmの2つの被測長物の測定用としては、全長約1100mmである。定規本体2の縦(高さ)38mm、横(幅)13mmであるが、これに限るものではない。
フック3は、ステンレス鋼等の金属製で、実施例では径6mm、長さ50mmの丸鋼である。フック3は、図2(a)に示すように、定規本体2の先端面に、上下に突出するように、溶接等で固着されている。上下に突出した部分は、図2(b)に示すように、被測定物Sの端面に確実に係止できる長さを有し、実施例ではその突出長さは6mmであるが、これに限るものではない。フック3が円柱であることにより、図2(b)中2点鎖線で示すように、定規本体2が被測定物Sの端縁に対して直角な方向から多少傾いても、定規本体2の開始目盛が被測定物の端縁から大きくずれることはなく、正確な測長を行うことができる。
被測定物Sの厚さが例えば2.5mmのように薄い場合、フック3の突出長さを被測定物Sの厚さより小さい例えば2mmとすることにより、複数の被測定物Sが積み重ねられていて一番上のものから測長するときにフック3が2番目の被測長物Sに引っ掛からないようにすることができる。また、フック3は、図2(c)に示すように、断面がD型になるように外面を面取し、定規本体2の先端にねじ3aで固定することで、突出長さが異なるフック3と取り換え可能にしてもよい。この場合、ねじ3aは定規本体2の先端にねじ込むよりも、定規本体2の先端内面に設けた裏当て3bにねじ3aをねじ込むことが好ましい。
定規本体2は、6つの面を有するが、仮に1800用として使用する場合を基準に各面を規定する。図1に示すように、定規本体の幅が13mmの面を被測定物Sの測定面に置いたとき、フック3側からみて左側面をA面4a、右側面をB面4b、天面をC面4c、底面をD面4dとする。フック3側の先端面をE面4e、フック3と反対側の後端面をF面4fという。1800用として使用する場合、本発明にいう第1面はA面4a、第2面はB面4bであり、1820用として使用する場合、本発明にいう第1面はB面4b、第2面はA面4aとなる。
図3A、図3B、図3Cは、定規本体2の各面に付された目盛を示す。図3A(a)、図3A(b)は、1800用として使用する場合のA面4aとB面4bの目盛の配置、図3B(c)、図3B(d)は、1820用として使用する場合のB面4bとA面4aの目盛の配置、図3C(e)、図3C(f)は、C面4cとD面4dの目盛の配置を示す。
図3A(a)において、A面4aのD面4d側の縁には、フック3側の先端面のE面4eからゼロを開始目盛とし、1020を最大目盛とする昇順の1800用第1目盛5が設けられている。また、A面4aのC面4c側の縁には、A面4aのゼロの目盛に対応する位置から1820mmの被測定物Sの規格長さの数値1820を開始目盛とし、800を最少目盛とする逆順の1820用第2目盛8が設けられている。
図3A(b)は、図3A(a)の定規を、D面4dを底面にしたまま180度左右反転したものである。図3A(b)において、B面4bのD面4d側の下縁には、フック3側の先端面のE面4eから、裏のA面4aのゼロの目盛に対応する位置から1800mmの被測定物Sの規格長さの数値1800を開始目盛とし、780を最少目盛とする逆順の1800用第2目盛6が設けられている。また、B面4bのC4c面側の縁には、フック3側の先端面のE面4eからゼロを開始目盛とし、1020を最大目盛とする昇順の1820用第1目盛7が設けられている。
図3B(c)は、図3A(a)の定規を、C面4cが底面になるように180度上下反転したものである。図3B(c)において、B面4bのC面4c側の縁には、フック3側の先端面のE面4eからゼロを開始目盛とし、1020を最大目盛とする昇順の1820用第1目盛7が設けられている。また、B面4bのD面4d側の縁には、裏のB面4bのゼロの目盛に対応する位置から1800mmの被測定物の規格長さの数値1800を開始目盛とし、780を最少目盛とする逆順の1800用第2目盛6が設けられている。
図3B(d)は、図3A(a)の定規を、C面4cを底面にしたまま180度左右反転したものである。図3B(d)において、A面4aのC面4c側の下縁には、フック3側の先端面のE面4eから、A面4aのゼロの目盛に対応する位置から1820mmの被測定物の規格長さの数値1820を開始目盛とし、800を最少目盛とする逆順の1820用第2目盛8が設けられている。また、A面4aのD面4d側の縁には、フック3側の先端面のE面4eからゼロを開始目盛とし、1020を最大目盛とする昇順の1800用第1目盛5が設けられている。
図3C(e)は、図3A(a)の定規のC面4cである。図3C(e)において、フック3と反対側の後端面であるF面から所定距離にある基準位置9からゼロを開始目盛とし、1000を最大目盛とする昇順の1820用第3目盛11が設けられている。基準位置9は、後述する直角ガイド15のガイド面22の位置に対応している。また、C面4cには、直角ガイド15を取り付けるねじ穴12が3箇所に形成されている。
図3C(f)は、図3A(a)の定規のD面4dである。D面4dには、図3C(e)のC面4cと同様に、基準位置9からゼロを開始目盛とし、1000を最大目盛とする昇順の1800用第3目盛10が設けられ、直角ガイド15を取り付けるねじ穴12が3箇所に形成されている。
1800用第1目盛5、1820用第1目盛7の最大目盛は、1020mmmであるが、これに限るものではなく、それぞれの規格長さの数値より小さく、かつ、規格長さの数値の1/2より大きければよい。規格長さの数値の1/2より小さいと(例えば850mm)、必要長さが900mmのときに測長ができないからである。また、1800用第2目盛6、1820用第2目盛8の最小目盛は、それぞれ、780mm、800mmであるが、これに限るものではなく、規格長さの数値の1/2より小さければよい。規格長さの数値の1/2より大きいと(例えば920mm)、必要長さが900mmのときに測長ができないからである。
1800用第1目盛5と1800用第2目盛6の開始目盛、及び1820用第1目盛7と1820用第2目盛8の開始目盛は、フック3を被測定物Sの縁に係止したときに、被測定物Sの縁と一致するように設けられている。
図3A(a)のA面4aの1800用第1目盛5の開始目盛と反対側、及び、図3A(b)のB面4bの1800用第2目盛6の開始目盛と反対側には、目盛と同じ向きに、1800mm用目盛であることを示す「1800」と、読むべき目盛の方向を指す「↓」とからなる1800用表示部13が設けられている。同様に、図3B(c)のB面4bの1820用第1目盛7の開始目盛と反対側、及び、図3B(d)のA面4aの1820用第2目盛8の開始目盛と反対側には、目盛と同じ向きに、1820mm用目盛であることを示す「1820」と読むべき目盛の方向を指す「↓」とからなる1820用表示部14が設けられている。
図4は、図1の定規1を1800用に使用する場合と、1820用に使用する場合の置き方を示す。1800用に使用する場合は、図4(a)に示すように、「1800」の表示部13が正しく見える向きに、すなわちD面4dを下にする。これにより、フック3側から定規本体2を見たときに、A面4a(本発明でいう第1面)に1800用第1目盛5、B面4b(本発明でいう第2面)に1800用第2目盛6が見られる。1820用に使用する場合は、図4(b)に示すように、「1820」の表示が正しく見える向きに、すなわちC面4cを下にする。これにより、フック3側から定規本体2を見たときに、B面4b(本発明でいう第1面)に1820用第1目盛7、C面4c(本発明でいう第2面)に1820用第2目盛8が見られる。
図5は、本発明の第2実施形態に係る定規1aを示す。この定規1aは、第1実施形態の定規本体2に直角ガイド15を取り付けたものであり、定規本体2及びフック3の構成は第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
直角ガイド15は、図6に示すように、定規本体2のC面4c又はD面4dの幅と同じ寸法の厚さを有する直角三角形の形状を有する。直角ガイド15は、内側が繰り抜かれて、底辺部16と、垂直部17と、斜辺部18とからなっている。底辺部16の両端は、垂直部17と斜辺部18から外方に突出している。底辺部16の両端部と中央部にはねじ19が挿通されるねじ孔20が形成されている。3つのねじ孔20は、定規本体2のねじ穴12と対応している。垂直部17の外側端面は底辺部16の底面に直角になっている。垂直部17の片方の面には、底辺部16の底面に対して垂直方向に延びる突条部21が形成されている。突状部21の上端は垂直部17の上端まで延び、突条部21の下端は底辺部16の底面から、定規本体2のA面4a又はB面4bの幅の1/2程度の寸法だけ突出している。
直角ガイド15は、図7に示すように、斜辺部18が定規本体2のフック3側を向くように、定規本体2のC面4c又はD面4dにねじ19で取り付ける。定規本体2のフック3側に面する突条部21の側面であるガイド面22は、定規本体2のC面4c又はD面4dと直角であり、その延長線上に1800用第3目盛10又は1820用第3目盛11のゼロが位置する。1800用として使用する場合は、図8に示すように、直角ガイド15を定規本体2のC面4cに取り付ける。1820用として使用する場合は、図9に示すように、直角ガイド15を定規本体2のD面4dに取り付ける。
次に、直角ガイドを取り付けない第1実施形態の定規1を使用する方法について説明する。図10は、定規1を規格長さが1800mmの被測定物Sに対して使用する場合を示す。被測定物Sから切断する必要長さLが1800mmの1/2以下である場合、図10(a)に示すように、定規本体2の「1800」の表示部13が正しく見える方向に定規1を被測定物Sの測定面に置き、フック3を被測定物Sの一端に係止し、ゼロを開始目盛とする昇順の1800用第1目盛5により、必要長さLを測長することができる。また、被測定物Sから切断する必要長さLが1800mmの1/2以上である場合、図10(b)に示すように、定規本体2を180度左右反転し、定規本体2の「1800」の表示部13が正しく見えることを確認して定規1を被測定物Sの測定面に置き、フック3を被測定物Sの他端に係止し、1800を開始目盛とする逆順の1800用第2目盛6により、必要長さLを測長することができる。
図11は、定規1を規格長さが1820mmの被測定物Sに対して使用する場合を示す。被測定物Sから切断する必要長さLが1820mmの1/2以下である場合、図11(a)に示すように、定規本体2の「1820」の表示部14が正しく見える方向に定規1を被測定物Sの測定面に置き、フック3を被測定物Sの一端に係止し、ゼロを開始目盛とする昇順の1820用第1目盛7により、必要長さLを測長することができる。また、被測定物Sから切断する必要長さLが1820mmの1/2以上である場合、図11(b)に示すように、定規本体2を180度左右反転し、定規本体2の「1820」の表示部14が正しく見えることを確認して定規1を被測定物Sの測定面に置き、フック3を被測定物Sの他端に係止し、1820を開始目盛とする逆順の1820用第2目盛8により、必要長さLを測長することができる。
図12は、直角ガイド15を取り付けた第2実施形態の定規1aで必要長さを測長する場合を示すが、直角ガイドが無い第1実施形態の定規1と同様であるので、詳しい説明は省略する。この場合、直角ガイド15は上方にあるので、読み取りの邪魔にならない。
図13は、第2実施形態の定規1aを用いて規格長さが例えば1800mmの被測定物Sを測長してから切断するまでの作業を示す。図13(a)に示すように、1800mmの被測定物Sから例えば1550の必要長さを1800用第2目盛6で測長し、当該位置にカッター等で印をつける。次に、図13(b)に示すように、定規1aを寝かして、直角ガイド15の突条部21のガイド面22が被測定物Sの側縁に当接するようにし、直角ガイド15を取り付けたC面4cと反対側のD面4dが印と一致するようにスライドさせる。この状態で、直角ガイド15を取り付けたC面4cと反対側のD面4dに沿って切断線を罫書く。そして、図14に示すように、定規1aを切断線の横にずらし、定規1aをガイドとして使用し、電動丸のこぎり23で罫書き線に沿って切断する。定規1aの先端のフック3は、電動丸のこぎり23のガイド板と干渉しない長さになっているので、被測定物Sを必要な長さに切り落とすことができる。なお、ベニヤ板のように被測定物が薄い場合は、切断線を罫書くことなく、定規1aのD面4dを印に合わせてそのままD面4dに沿って直接カッターで切断してもよい。
本発明は、以上に実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の技術思想に属する範囲内で種々変更することができる。例えば、前記実施形態では、定規本体2は矩形(長方形)の断面としたが、台形(図15(a))、三角形(図15(b))、正方形(図15(c))の断面とすることもできる。台形の場合、1種類の規格長さの被測定物用、例えば、1800専用又は1820専用とすることができる。また、三角形や正方形の場合、1800用、1820用の2種類だけなく、3種類、4種類の規格長さの被測定物を測長することができる。三角形や正方形の場合は、フック3が各面から突出するようにし、どの面を被測定物の測定面に置いても、被測定物の端縁に係止できるようにすることが好ましい。
S 被測定物
1 定規
1a 定規
2 定規本体
3 フック
4a A面(第1面)
4b B面(第2面)
4c C面
4d D面
5 1800用第1目盛
6 1800用第2目盛
7 1820用第1目盛
8 1820用第2目盛
10 1800用第3目盛
11 1820用第3目盛
13 1800用表示部
14 1820用表示部
15 直角ガイド
21 突条部
22 ガイド面

Claims (6)

  1. 規格長さを有する被測定物を測定する真直な定規であって、
    前記定規を前記被測定物の測定面に置いたときに前記測定面と接する縁を有する長手方向に延びる第1面と第2面を有し、
    前記第1面に、ゼロを開始目盛とする昇順の第1目盛を設け、
    前記第2面に、前記ゼロの目盛に対応する位置から前記規格長さの数値を開始目盛とする逆順の第2目盛を設け、
    前記第1目盛の最大目盛は、前記規格長さの数値より小さく、かつ、前記規格長さの数値の1/2より大きくし、
    前記第2目盛の最小目盛は、前記規格長さの数値の1/2より小さくし、
    前記定規の端部に、前記被測定物の縁に係止するフックを設け、前記フックを前記被測定物の縁に係止したときに、前記第1目盛の開始目盛と前記第2目盛の開始目盛とが前記被測定物の縁と一致することを特徴とする定規。
  2. 前記第1面と前記第2面の開始目盛と反対側に、前記規格長さを示す表示部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の定規。
  3. 前記フックは円柱形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の定規。
  4. 前記定規の長手方向に直角な方向の断面が矩形であり、
    前記第1面と前記第2面に直角な長手方向に延びる第3面と第4面を有し、
    前記第1面の前記第1目盛の最大目盛側に、前記第3面または前記第4面に着脱可能で、前記第1面又は第2面と直交し、前記被測定物の縁に当接するガイド面を有する直角ガイドを設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の定規。
  5. 前記直角ガイドを装着した前記第3面または前記第4面と対向する前記第4面又は前記第3面に、前記直角ガイドの前記ガイド面と対応する位置からゼロを開始目盛とする昇順の第3目盛を設けたことを特徴とする請求項4に記載の定規。
  6. 第1規格長さと第2規格長さを有する第1被測定物と第2被測定物を測定する真直な定規であって、
    前記定規を被測定物の測定面に置いたときに前記測定面と接する縁を有する長手方向に延びる第1面と第2面を有し、
    前記第1面に、ゼロを開始目盛とする昇順の第1被測定物用第1目盛と、前記第2被測定物の規格長さの数値を開始目盛とする逆順の第2被測定物用第2目盛を設け、
    前記第2面に、前記ゼロの目盛に対応する位置から前記第1被測定物の規格長さの数値を開始目盛とする逆順の第1被測定物用第2目盛と、ゼロを開始目盛とする昇順の第2測定物用第1目盛とを設け、
    前記第1被測定物用第1目盛と前記第2被測定物用第1目盛の最大目盛は、前記規格長さの数値より小さく、かつ、前記規格長さの数値の1/2より大きくし、
    前記第1被測定物用第2目盛と前記第2測定物用第2目盛の最小目盛は、前記規格長さの数値の1/2より小さくし、
    前記定規の端部に、前記被測定物の縁に係止するフックを設け、前記フックを前記被測定物の縁に係止したときに、前記第1測定物用第1目盛と前記第1測定物用第2目盛と前記第2測定物用第1目盛と前記第2測定物用第2目盛の各開始目盛が前記被測定物の縁と一致することを特徴とする定規。
JP2016011013A 2016-01-22 2016-01-22 定規 Active JP6222674B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016011013A JP6222674B2 (ja) 2016-01-22 2016-01-22 定規

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016011013A JP6222674B2 (ja) 2016-01-22 2016-01-22 定規

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017129548A JP2017129548A (ja) 2017-07-27
JP6222674B2 true JP6222674B2 (ja) 2017-11-01

Family

ID=59394709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016011013A Active JP6222674B2 (ja) 2016-01-22 2016-01-22 定規

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6222674B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7112153B1 (ja) * 2022-05-27 2022-08-03 株式会社旭建設 定規、定規の使用方法、定規セット及び定規セットの使用方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58109001U (ja) * 1982-01-19 1983-07-25 三菱重工業株式会社 物差し
JPH0566501U (ja) * 1992-02-14 1993-09-03 株式会社東亜 建築用測長器
US6134798A (en) * 1997-08-15 2000-10-24 E-Ticket Enterprises, Llc Conduit support

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017129548A (ja) 2017-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1601927B1 (en) BUILDER’S MEASURING AND MARKING TOOL
US5253426A (en) Multi-purpose square
US7854070B1 (en) Framing square
US6543144B1 (en) Multipurpose tool
US20130227846A1 (en) Rafter Angle Square With Scribe Guide Notches
US5727325A (en) Multipurpose square
US3212192A (en) Measuring instrument
US10443997B2 (en) Angle finder protractor
US5077910A (en) Carpenter's measuring square
US4503624A (en) Combination square, scribing tool and plumb level
US11525659B2 (en) Tool for measuring the size, position, spacing and overlap length of rebar in a concrete structure
EP2163360A1 (en) Hand-held level and plumb tool
US8256125B2 (en) Sliding square for tape measure
US9121688B1 (en) Layout tool for use with a framing square
US20220184998A1 (en) Builder's measuring and marking tool
JP6222674B2 (ja) 定規
US20230408238A1 (en) Construction Measuring Tool
US20140304997A1 (en) High precision positioning ruler with an indication pen
US2145988A (en) Level
KR20150025477A (ko) 다각형 제도기
US20160282114A1 (en) Combination Level and Right Angle Measuring Tool
JP3078169U (ja) 鉄筋かぶり厚測定定規
KR101398689B1 (ko) 다용도 도구를 일체로 한 개량줄자
JP2004309376A (ja) 杭位置計測定規
JPH08128801A (ja) けがき定規

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170711

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170926

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6222674

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250