JP2017034854A - ロータコア用円盤の製造方法 - Google Patents

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大介 水島
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Abstract

【課題】ロータコア円盤の母材である磁性鋼板に設けられた位置決め用のピン孔に位置ずれや変形が生じることを防止することができるロータコア円盤の製造方法を提供する。
【解決手段】ロータコア用円盤の製造方法は、四隅にピン孔301が設けられた正方形状の鋼板300に磁束漏れ抑制孔115a,115bとブリッジ部140とを打ち抜き加工で形成する工程と、ブリッジ部140に、半径方向に延在する段差部140aをプレス加工で形成する工程と、段差部140aの形成後に鋼板300から打ち抜き加工でロータコア用円盤100を成形する工程と、を備える。段差部140aの形成前に、各ピン孔301と打ち抜きされ得るロータコア用円盤100の外縁部との間にあり、各ピン孔301の中心と打ち抜きされ得るロータコア用円盤100の中心とを結ぶ線が通る位置にそれぞれ開口部302を鋼板300に形成する。
【選択図】図6A

Description

本発明はロータコア用円盤の製造方法に関する。
積層型ロータコアは、電気自動車やハイブリッド自動車などの電動モータに用いられている。積層型ロータコアは、円盤状にプレス打ち抜き加工された磁性鋼板(ロータコア用円盤)が複数枚積層された積層鋼板の磁石挿入孔(磁石孔)に永久磁石等の磁石体を挿入したものである。積層型ロータコアを用いた電動モータにおいて高速回転性能を向上させるためには、ロータコア用円盤の強度を高める必要がある。
特許文献1には、ロータコア用円盤における磁石挿入孔の周縁部の厚さを薄くし、段差部を設けて強度を向上させるロータコア用円盤の製造方法が開示されている。
特開2005−185081号公報
開発中のロータコア用円盤100の概略構成について以下で説明する。なお、以下の説明で、ロータコア用円盤100の半径方向及び円周方向を、それぞれ単に「半径方向」及び「円周方向」という。
図10は、開発中のロータコア用円盤100の概略構成を示す図である。図10に示すように、ロータコア用円盤100には、ロータの回転軸を嵌合するための軸孔113と、永久磁石を挿入するための磁石孔111,112a,112bが形成されている。軸孔113はロータコア用円盤100の中心の位置に形成されている。磁石孔111は、ロータコア用円盤100の外縁部付近において円周方向に延在するように形成されている。また、一対の磁石孔112a,112bは、それぞれ磁石孔111の両側において半径方向に延在するように形成されている。
さらに、ロータコア用円盤100には、永久磁石からの漏れ磁束を抑制するための磁束漏れ抑制孔114,115a,115bが形成されている。磁束漏れ抑制孔114は、磁石孔112aの半径方向内側(半径方向中心側)の端部と磁石孔112bの半径方向内側の端部との間に形成されている。また、磁束漏れ抑制孔115a,115bは、磁石孔111の両端の近傍にそれぞれ形成されている。
磁石漏れ抑制孔114の両端において、半径方向に延在するブリッジ部140がそれぞれ設けられている。つまり、磁石漏れ抑制孔114の一端と磁石孔112aの半径方向内側の端部との間、及び、磁石漏れ抑制孔114の他端と磁石孔112bの半径方向内側の端部との間には、半径方向に延在するブリッジ部140がそれぞれ設けられている。
ロータコア用円盤100は、図10中の一点鎖線の扇形で囲った領域に示されたパターンが、円周方向に沿って45°ピッチで8回繰り返されている。このため、図10及び図14中において、一点鎖線の扇形で囲った領域にのみ符号を付し、一点鎖線の扇形で囲った領域以外の領域については符号を省略する。
図11は、ロータコア用円盤100を積層させた積層鋼板を用いて構成した積層型ロータにおいて、永久磁石が形成する磁束について説明する図である。図11に示すように、永久磁石121,122a,122bは、それぞれ磁石孔111,112a,112bに挿入され樹脂封止されている。永久磁石121において、半径方向外側の面がN極、半径方向内側の面がS極である。永久磁石122a,122bにおいて、永久磁石121に近い側の面がN極、遠い側の面がS極である。また、磁力線を太い破線矢印で示す。
永久磁石122a,122bによって形成される磁束の一部はブリッジ部140を通過する。これらの磁束は積層型ロータの回転運動には寄与しない、いわゆる“漏れ磁束”である。永久磁石122a,122bからの漏れ磁束の抑制のみを考慮すれば、ブリッジ部140を設けない方がよい。つまり、磁石漏れ抑制孔114の一端と磁石孔112aの半径方向内側の端部とを連通させるとともに、磁石漏れ抑制孔114の他端と磁石孔112bの半径方向内側の端部とを連通させる方がよい。しかし、このようにすると、ロータコア用円盤100の強度が低下する。電動モータを高速回転させたときの遠心力にも耐え得るロータコア用円盤100の強度を確保するためには、ロータコア用円盤100にブリッジ部140を設ける必要がある。
ブリッジ部140を通過する漏れ磁束を抑制するためには、ブリッジ部140の断面積をできるだけ小さくする必要がある。ロータコア用円盤100の半径方向の強度を落とさずにブリッジ部140の断面積を減らすため、ブリッジ部140の上面はプレス加工などによって圧下される。図12は、図10中の破線で囲った領域Aを拡大した図である。図13は、図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。図12及び図13に示すように、ブリッジ部140は、上面において、短手方向の両端部がそれぞれプレス加工などで圧下される。これにより、ブリッジ部140には長手方向に延びる段差部140aが形成される。ブリッジ部140の断面形状は凸形状になる(図13参照)。ブリッジ部140の上面を圧下すると、ブリッジ部140の断面積が減少するとともに、加工硬化によりブリッジ部140の強度を高めることができる。これにより、ロータコア用円盤100の半径方向の強度を落とさずにブリッジ部を通過する漏れ磁束量を低減させることができる。
ところで、ロータコア用円盤100の製造過程において、母材である正方形状の鋼板300に対し打ち抜き加工やプレス加工を繰り返す。具体的には、鋼板300に、磁石孔111,112a,112bや磁束漏れ抑制孔114,115a,115b、軸孔113の打ち抜き加工、段差部140aを形成するためのプレス加工、全体を円盤状に成形する打ち抜き加工を順次行う。鋼板300の四隅には、各加工において位置決めをするためのパイロットピンを挿入するピン孔301が設けられている。
しかしながら、鋼板300のブリッジ部140に対して、上述した段差部140aを形成するためのプレス加工を行うと、鋼板300には打ち抜きされ得るロータコア用円盤の半径方向外側向きに歪みが生じる。鋼板300に半径方向外側向きに歪みが生じると、図14に示すように、ピン孔301の位置が所定の位置からずれたり、ピン孔301に変形が生じたりする。このため、ピン孔301にパイロットピンが挿入できなくなる場合があった。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであって、ロータコア円盤の母材である磁性鋼板に設けられた位置決め用のピン孔に位置ずれや変形が生じることを防止することができるロータコア円盤の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、半径方向に延在する一対の磁石孔と、前記一対の磁石孔の半径方向中心側の端部の間に円周方向に延在する磁束漏れ抑制孔と、前記磁束漏れ抑制孔の両端において半径方向に延在するブリッジ部が形成されたロータコア用円盤の製造方法であって、四隅に位置決め用のピン孔が設けられた正方形状の鋼板に前記磁束漏れ抑制孔と前記ブリッジ部とを打ち抜き加工によって形成する工程と、形成された前記ブリッジ部に、半径方向に延在する段差部をプレス加工によって形成する工程と、前記ブリッジ部に前記段差部が形成された前記正方形状の鋼板から、打ち抜き加工によって前記ロータコア用円盤を成形する工程と、を備え、前記ブリッジ部に前記段差部を形成する以前に、前記正方形状の鋼板において、各前記ピン孔と打ち抜きされ得る前記ロータコア用円盤の外縁部との間にあり、かつ、各前記ピン孔の中心と打ち抜きされ得る前記ロータコア用円盤の中心とを結ぶ線が通る位置にそれぞれ開口部を形成するものである。
本発明によれば、ロータコア円盤の母材である鋼板に設けられた位置決め用のピン孔に位置ずれや変形が生じることを防止することができる。
実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法に用いる母材としての鋼板を模式的に示す図である。 実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法にかかる加工工程1について説明する図である。 実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法にかかる加工工程2について説明する図である。 実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法にかかる加工工程3について説明する図である。 実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法にかかる加工工程3について説明する図である。 実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法にかかる加工工程3について説明する図である。 実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法にかかる加工工程4について説明する図である。 実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法にかかる加工工程4について説明する図である。 実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法において、開口部を形成する加工工程を設けたことによる効果について説明する図である。 実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法において、開口部を形成する加工工程を設けたことによる効果について説明する図である。 ロータコア用円盤のブリッジ部に段差部を形成する場合におけるひずみ解析結果について説明する図である。 参考形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法について説明する図である。 参考形態2にかかるロータコア用円盤の製造方法について説明する図である。 開発中のロータコア用円盤の概略構成を示す図である。 開発中のロータコア用円盤を積層させた積層鋼板を用いて構成した積層型ロータにおいて、永久磁石が形成する磁束について説明する図である。 図10中の破線で囲った領域Aを拡大した図である。 図11のIX−IX線に沿う断面図である。 開発中のロータコア用円盤を製造する際に起こり得る問題点について説明する図である。
[実施の形態1]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法ついて説明する。
本実施の形態にかかる製造方法によって製造するロータコア用円盤の概略構成の一例は、図10を用いて説明したロータコア用円盤100と同じである。例えば、図10に示したロータコア用円盤100において、磁石漏れ抑制孔114の一端と磁石孔112aの半径方向内側(半径方向中心側)の端部とが連通するとともに、磁石漏れ抑制孔114の他端と磁石孔112bの半径方向内側の端部とを連通し、磁束漏れ抑制孔114を区切るように半径方向に延在するブリッジ部140が設けられていてもよい。なお、本実施の形態にかかる製造方法によって製造するロータコア用円盤は、ブリッジ部が磁石漏れ抑制孔114の両端に形成されたものに限らない。磁石漏れ抑制孔114の両端に加え、ブリッジ部が磁石漏れ抑制孔114を区切るように半径方向に延在していてもよい。
図1は、本実施の形態にかかるロータコア用円盤の製造方法に用いる母材を模式的に示す図である。図1に示すように、ロータコア用円盤100の製造に用いる母材は、厚さが、例えば0.1〜0.3mm程度の正方形状の鋼板300で、四隅に位置決め用のパイロットピンを挿入するピン孔301が設けられている。
次に、本実施の形態にかかるロータコア用円盤の製造方法の各加工工程(加工工程1〜4)を、図2、図3、図4及び図5を用いて順に説明する。なお、図2、図3、図4及び図5において、一点鎖線の扇形で囲った領域にのみ符号を付し、一点鎖線の扇形で囲った領域以外の領域については符号を省略する。
図2は、本実施の形態にかかるロータコア用円盤の製造方法にかかる加工工程1について説明する図である。図2に示すように、加工工程1では、鋼板300に対し、破線で示す、打ち抜きされ得るロータコア用円盤100の外縁部内の所定の位置において、磁石孔111,112a,112bと、磁束漏れ抑制孔114,115a,115bと、回転軸を嵌合するための軸孔113と、を形成する打ち抜き加工を行う。つまり、破線で示したロータコア用円盤100の外縁部内において、中心の位置に軸孔113を、外縁部付近において円周方向に延在するように磁石孔111を、磁石孔111の両側に半径方向に延在するように一対の磁石孔112a,112bを、それぞれ打ち抜き加工によって形成する。さらに、一対の磁石孔112a,112bの間に磁束漏れ抑制孔114を、磁石孔111の両端に隣接して磁束漏れ抑制孔115a,115bを、それぞれ打ち抜き加工により形成する。打ち抜き加工によってロータコア用円盤100を成形する。ブリッジ部140は、磁束漏れ抑制孔114の両端の位置において半径方向に延在する。
図3は、本実施の形態にかかるロータコア用円盤の製造方法にかかる加工工程2について説明する図である。図3に示すように、加工工程2では、鋼板300において、4つのピン孔301と破線で示す打ち抜きされ得るロータコア用円盤100の外縁部との間にあり、かつ、各ピン孔301の中心と打ち抜きされ得るロータコア用円盤100の中心とを結ぶ線が通る位置にそれぞれ開口部302を打ち抜き加工により形成する。開口部302は円形で、その中心は各ピン孔301の中心と打ち抜きされ得るロータコア用円盤100の中心とを結ぶ線上にある。なお、開口部302は、円形に限るものではなく、例えば楕円であってもよい。
図4は、本実施の形態にかかるロータコア用円盤の製造方法にかかる加工工程3について説明する図である。図4Bは、図4A中において破線で囲った領域Bを拡大した図である。また、図4Cは、図4BのIVC−IVC線に沿う断面図である。図4A及び図4Bに示すように、加工工程3では、プレス加工によりブリッジ部140の上面を圧下し、ブリッジ部140の長手方向に延びる段差部140aを形成する。図14Cに示すように、プレス加工によってブリッジ部140の断面形状は凸形状になる。
図5は、本実施の形態にかかるロータコア用円盤の製造方法にかかる加工工程4について説明する図である。加工工程4では、打ち抜き加工により図4Aに示す状態の鋼板300からロータコア用円盤100を打ち抜いてロータコア用円盤100を成型する。これにより、図5Aに示すロータコア用円盤100が完成する。ロータコア用円盤100を打ち抜きした後の鋼板300を図5Bに示す。
なお、鋼板300に開口部302を形成する加工工程2は、加工工程3よりも以前に行えばよく、加工工程1の前に行ってもよい。
図6は、本実施の形態にかかるロータコア用円盤の製造方法において、開口部302を形成する加工工程を設けたことによる効果について説明する図である。図4を用いて説明した、プレス加工によりブリッジ部140の上面を圧下する加工工程3を行うと、ブリッジ部140は長手方向、短手方向のいずれにも歪みが生じる。図6Aに示すように、ブリッジ部140が長手方向に歪むことで、鋼板300が、打ち抜きされ得るロータコア用円盤の中心から半径方向に歪む。
しかし、鋼板300が、打ち抜きされ得るロータコア用円盤の中心から半径方向に歪んでも、図6Bに示すように、この歪みは開口部302が変形することによって吸収されるのでピン孔301には歪みは伝播しない。これにより、ロータコア円盤の母材である磁性鋼板に設けられた位置決め用のピン孔に位置ずれや変形が生じることを防止することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
[参考形態1]
以下、図面を参照して本発明に関連する参考形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法ついて説明する。
図10に示したロータコア用円盤100の製造過程においてプレス加工によりブリッジ部140の上面を圧下する場合に、ロータコア用円盤100がどのように歪むかについて歪み解析を行った。なお、ロータコア用円盤100は、図10中の一点鎖線の扇形で囲った領域に示されたパターンが、円周方向に沿って45°ピッチで8回繰り返されている。よって、歪み解析は図10中の一点鎖線の扇形で囲った領域についてのみ行った。
図7は、歪み解析結果について説明する図である。図7に示すように、ロータコア用円盤100の中心から半径方向に沿う線上において、磁石孔111,112a,112bや磁束漏れ抑制孔114,115a,115bが存在しない領域(例えば、図中の破線で囲った領域C、D)では、磁石孔111,112a,112bや磁束漏れ抑制孔114,115a,115bが存在する領域(例えば、図中の破線で囲った領域E)に対して、剛性が高く半径方向への歪みが相対的に小さい。
図8は、参考形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法ついて説明する図である。図8に示すように、ピン孔301と打ち抜きされ得るロータコア用円盤100の中心とを無図んだ線上には歪みが相対的に小さい領域がくるよう、打ち抜きされ得るロータコア用円盤100の鋼板300における位置を決める(「加工工程0」とする)。図8では、このようにして打ち抜きされ得るロータコア用円盤100の鋼板300における位置を決めた後、図2、図4及び図5を用いてそれぞれ説明した加工工程1、加工工程3及び加工工程4を順に行う。
これにより、ロータコア円盤の母材である磁性鋼板に設けられた位置決め用のピン孔に位置ずれや変形が生じることを防止することができる。なお、参考形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法は、実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法に組み合わせることも可能である。つまり、加工工程0の後、図2、図4及び図5を用いてそれぞれ説明した加工工程1、加工工程3及び加工工程4を順に行い、図3を用いて説明した加工工程2は加工工程3よりも前に行う。
[参考形態2]
以下、図面を参照して本発明に関連する参考形態2にかかるロータコア用円盤の製造方法ついて説明する。
図2を用いて説明した加工工程1の後、図4を用いて説明した、プレス加工によりブリッジ部140の上面を圧下する加工工程3を行うと、ブリッジ部140は長手方向、短手方向のいずれにも歪みが生じる。ブリッジ部140が長手方向に歪むことで、鋼板300が、打ち抜きされ得るロータコア用円盤の中心から半径方向に歪み、ピン孔301が変形したり位置ずれしたりする。
図9は、参考形態2にかかるロータコア用円盤の製造方法ついて説明する図である。加工工程1の後、図9に示すように、ブリッジ部140の長手方向の両端部付近に固定用ロータ400を押し付けしながらプレス加工によりブリッジ部140の上面を圧下する加工工程3を行う(「加工工程3‘」とする)。このようにすると、ブリッジ部140は長手方向には歪まず、短手方向にのみ歪む。その後、図5を用いてそれぞれ説明した加工工程4を行う。
これにより、ロータコア円盤の母材である磁性鋼板に設けられた位置決め用のピン孔に位置ずれや変形が生じることを防止することができる。なお、参考形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法は、実施の形態1にかかるロータコア用円盤の製造方法に組み合わせることも可能である。つまり、図3を用いて説明した加工工程2を加工工程3‘よりも前に行う。
100 ロータコア用円盤
111,112a,112b 磁石孔
113 軸孔
114,115a,115b 磁束漏れ抑制孔
300 鋼板
301 ピン孔
302 開口部

Claims (1)

  1. 半径方向に延在する一対の磁石孔と、
    前記一対の磁石孔の半径方向中心側の端部の間に円周方向に延在する磁束漏れ抑制孔と、
    前記磁束漏れ抑制孔の両端において半径方向に延在するブリッジ部が形成されたロータコア用円盤の製造方法であって、
    四隅に位置決め用のピン孔が設けられた正方形状の鋼板に前記磁束漏れ抑制孔と前記ブリッジ部とを打ち抜き加工によって形成する工程と、
    形成された前記ブリッジ部に、半径方向に延在する段差部をプレス加工によって形成する工程と、
    前記ブリッジ部に前記段差部が形成された前記正方形状の鋼板から、打ち抜き加工によって前記ロータコア用円盤を成形する工程と、を備え、
    前記ブリッジ部に前記段差部を形成する以前に、前記正方形状の鋼板において、各前記ピン孔と打ち抜きされ得る前記ロータコア用円盤の外縁部との間にあり、かつ、各前記ピン孔の中心と打ち抜きされ得る前記ロータコア用円盤の中心とを結ぶ線が通る位置にそれぞれ開口部を形成する、
    ロータコア用円盤の製造方法。
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