JP2017034801A - 充電制御システム、電力変換システム、充電制御装置および電力変換装置 - Google Patents

充電制御システム、電力変換システム、充電制御装置および電力変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 突入電流抑制用の抵抗器を短絡する接点要素が短絡故障しても、コンデンサに大きな突入電流が流れることを未然に防止する技術を提供する。【解決手段】 充電制御装置5のコンデンサ12の前段には抵抗器14が直列接続されており、抵抗器14には、接触器MC2の常開接点要素MC2aが並列接続している。常開接点要素MC2aの開閉動作に対して背反して連動する接触器MC2の常閉接点要素MC2bの両端の固定接触子MC2b1およびMC2b2は、外部入出力I/F18の入出力端子18b1および18b2に接続されている。外部回路20はインターロック回路を含んでおり、インターロック回路は、入出力端子18b1および18b2に接続され、常閉接点要素MC2bが開放状態を維持している状態においてコンデンサ12への電力の供給の開始を阻止する。【選択図】図1

Description

本発明は、充電制御システム、充電制御システムを含む電力変換システム、充電制御システムを構成する充電制御装置および充電制御装置が設けられた電力変換装置に関する。
交流電源から与えられる交流電力を直流電力に変換し、この直流電力によってコンデンサを充電し、コンデンサに充電された電力を交流電力に変換して出力する電力変換装置がある。この種の電力変換装置において、直流電力が供給される前(すなわち、電力変換装置の電源投入前)には、コンデンサは充電されていない。このため、直流電力の供給が開始されてコンデンサの初期充電を開始すると、コンデンサには大きな突入電流が流れる。コンデンサに大きな突入電流が流れると、コンデンサなどに損傷を与える虞がある。そこで、このような突入電流を抑制するために、コンデンサの前段に抵抗器が直列に接続される。
ところで、コンデンサの充電電圧が十分に立ち上がった後は、突入電流抑制用の抵抗器は不要である。そこで、コンデンサの充電電圧が十分に立ち上がった後に、この抵抗器を接触器等の接点要素によって短絡してコンデンサを完全に充電する。
しかし、この抵抗器を短絡する接点要素において接点溶着などの短絡故障が起きると、突入電流が抵抗器によって抑制されず、コンデンサに大きな突入電流が流れることとなる。このため、例えば特許文献1には、この接点要素の故障を検出する技術が開示されている。特許文献1の技術では、コンデンサの電圧を検出し、初期充電時における充電時間に対する電圧検出値の傾きから接点要素の故障を検出している。
特開2012−120376号公報
しかし、特許文献1の技術では、その接点要素の故障を検出するのにコンデンサに直流電力を供給する必要がある。このため、特許文献1の技術では、接点要素の短絡故障を検出したときには、既にコンデンサに大きな突入電流が流れていることとなり、コンデンサなどに損傷を与える虞がある。
本発明は以上に説明した課題に鑑みて為されたものであり、突入電流抑制用の抵抗器を短絡する接点要素が短絡故障しても、コンデンサに大きな突入電流が流れることを未然に防止する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の充電制御システムは、直流電力が供給されるコンデンサと、前記コンデンサの前段に直列接続される抵抗器と、前記抵抗器に並列接続された常開接点要素と、前記常開接点要素の開閉動作に対して背反して連動し、前記常開接点要素に対して電気的に切り離された常閉接点要素と、を有する接触器と、前記常閉接点要素に接続された入出力端子を含む外部入出力インタフェースと、を有する充電制御装置と、前記外部入出力インタフェースの前記入出力端子に接続され、前記常閉接点要素が開放状態を維持している状態において前記コンデンサへの電力の供給の開始を阻止するインターロック回路と、を有する。
本発明の充電制御システムによれば、接触器の常開接点要素が短絡故障すると、その常開接点要素に連動する常閉接点要素が開放状態を維持する。そして、充電制御システムのインターロック回路は、常閉接点要素が開放状態を維持している状態においてコンデンサへの電力の供給の開始を阻止する。すなわち、充電制御システムでは、常開接点要素が短絡故障すると、コンデンサへの電力の供給が開始されない。
従って、本発明によれば、突入電流抑制用の抵抗器を短絡する接点要素が短絡故障しても、コンデンサに大きな突入電流が流れることを未然に防止することができる。
本発明の第1実施形態である充電制御システム3を含む電力変換システム1の構成例を示す図である。 同電力変換システム1の外部回路20の構成例を示すシーケンス図である。 同電力変換システム1における正常時の動作を説明するタイムチャートである。 同電力変換システム1において、接触器MC2の常開接点要素MC2aが短絡故障した場合の当該電力変換システム1の動作を説明するタイムチャートである。 本発明の第2実施形態の電力変換システム1Aの構成例を示す図である。 本発明の第3実施形態の電力変換システムにおける外部回路20Bの構成例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
(A:第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態である充電制御システム3を含む電力変換システム1の構成例を示す図である。充電制御システム3は、充電制御装置5および充電制御装置5に接続される外部回路20を含んでいる。充電制御装置5は、コンデンサ12、抵抗器14、接触器MC2、外部入出力インタフェース(以下、インタフェースをI/Fと表記する)18を含んでいる。充電制御装置5は、電力変換装置10に設けられており、電力変換装置10は、この充電制御装置5に加え、充電制御装置5へ直流電力を供給するコンバータ部11と、充電制御装置5のコンデンサ12から給電されるインバータ部(図示略)を有している。また、外部回路20は、電力変換装置10(すなわち、コンバータ部11を介した充電制御装置5)への電力の供給経路に挿入された接触器MC1の接点要素MC1aを含んでいる。充電制御システム3は、充電制御装置5の接触器MC2の状態に基づいて外部回路20の接点要素MC1aの開閉を制限するシステムである。そして、電力変換システム1は、このような充電制御システム3を電力変換装置10に適用したシステムである。以下、この電力変換装置10および電力変換システム1の詳細を説明する。
コンバータ部11は、外部回路20の接触器MC1の接点要素MC1aを介して三相の交流電源40に接続されている。コンバータ部11は、ダイオードを三相ブリッジ接続したものであり、入力される交流電力を三相全波整流する。コンバータ11は、三相全波整流して得られた直流電力を高電位側の直流母線11Pと低電位側の直流母線11Nとの間に出力する。
コンデンサ12は、直流母線11Pおよび11N間に接続されており、コンバータ部11の出力である直流電力を平滑化するものである。コンデンサ12は、例えば、電解コンデンサである。コンデンサ12の後段には、当該コンデンサ12によって平滑化された直流電力を所望の周波数の交流電力に変換するインバータ部が設けられる。インバータ部の後段には、電力変換装置10により駆動されるモータなどの負荷(図示略)が接続される。
コンデンサ12の前段には突入電流抑制用の抵抗器14が直列接続されている。より詳細には、抵抗器14は、コンバータ部11とコンデンサ12との間の高電位側の直流母線11Pに介挿されている。抵抗器14には、コンデンサ12の充電電圧が十分に立ち上がった後に抵抗器14を短絡するための接触器MC2が並列接続されている。接触器MC2は、常開接点要素MC2aと、その常開接点要素MC2aの開閉動作に対して背反して機械的に連動する常閉接点要素MC2bとを有している。ここで、本明細書では、常開とは、いわゆるノーマルオープン(NO)のことであり、接点要素を開閉操作する電磁石に電流が流れていない(非通電)状態で当該接点要素が開放(開路)することをいう。また、常閉とは、いわゆるノーマルクローズ(NC)のことであり、接点要素を開閉操作する電磁石に電流が流れていない(非通電)状態で当該接点要素が短絡(閉路)することをいう。抵抗器14には、常開接点要素MC2aが並列接続されている。このため、常開接点要素MC2aは、主接点要素である。これに対して、常閉接点要素MC2bは、常開接点要素MC2aから電気的に切り離されている補助接点要素である。抵抗器14および接触器MC2は、コンデンサ12を充電する充電回路16として機能する。
コンデンサ12には、電圧検出部17が並列接続されている。電圧検出部17は、コンデンサ12の電圧を検出してその検出結果を示す電圧検出信号を出力する。
制御部19は、例えば、CPU(中央処理装置)である。制御部19は、周波数設定器(図示略)からの周波数指令値に基づいて電圧指令信号を演算し、この電圧指令信号に基づいて、インバータ部を構成するスイッチング素子のオン/オフ制御するためのPWM信号を生成する。また、制御部19は、電圧検出部17から電圧検出信号を取得し、この電圧検出信号に基づいて、常開接点要素MC2aおよび常閉接点要素MC2bを開閉させる接点信号を接触器MC2(より正確には、常開接点要素MC2aおよび常閉接点要素MC2bを開閉操作する接触器MC2の電磁石)へ出力する。
本実施形態の充電制御装置5の特徴のひとつは、接触器MC2の常閉接点要素MC2bにおける両端の固定接触子MC2b1およびMC2b2が当該充電制御装置5の外部回路20に接続可能である点にある。具体的には、接触器MC2の常閉接点要素MC2bの一方の固定接触子MC2b1が外部入出力I/F18の入出力端子18b1に接続されており、他方の固定接触子MC2b2が外部入出力I/F18の入出力端子18b2に接続されている。外部入出力I/F18は、例えば、充電制御装置5の筐体(すなわち電力変換装置10の筐体)に設けられており、入出力端子18b1および18b2は、筐体外に露出される。そして、これら入出力端子18b1および18b2には、外部回路20に接続される電線等が接続される。
外部回路20は、外部入出力インタフェース18の入出力端子18b1および18b2に接続され、接触器MC2の常開接点要素MC2aが短絡故障して常閉接点要素MC2bが開放状態を維持している状態において、コンデンサ12への電力の供給の開始を阻止するインターロック回路を含んでいる。充電制御装置5では、外部入出力I/F18を介して常閉接点要素MC2bが外部回路20に接続されることで、当該常閉接点要素MC2bを当該インターロック回路の一部として機能させている。
図2は、外部回路20の構成例を示すシーケンス図である。図2に例示した外部回路20は、インターロック回路ILCと電源入/切回路21を含んでいる。インターロック回路ILCおよび電源入/切回路21は、各々、高電位側の制御電源線P1と低電位側の制御電源線N1との間に接続される。この制御電源線P1およびN1は、直流母線11Pおよび11Nから電気的に切り離されている外部の制御電源線である。例えば、制御電源線P1およびN1間には、直流24Vが印加される。
電源入/切回路21は、常開の接点要素PB1a、常閉の接点要素PB2b、常開の接点要素R1a、電磁石R1−Cおよび電磁石R2−Cとから構成されている。接点要素PB1aおよび接点要素PB2bは、オペレータ等による電源入操作用の押しボタンPB1および電源切操作用の押しボタンPB2の各押下操作に応じて開閉する。接点要素PB1a、接点要素PB2bおよび電磁石R1−Cは、制御電源線P1およびN1間に直列接続されている。接点要素PB1aには接点要素R1aが並列接続されている。接点要素R1aは、電磁石R1−Cの通電/非通電に応じて開閉する接点要素である。電磁石R1−Cには、電磁石R2−Cが並列接続されている。電磁石R2−Cは、その通電/非通電に応じてインターロック回路ILCの常開の接点要素R2aを開閉操作する。すなわち、電源入/切回路21は、オペレータ等による押しボタンPB1およびPB2の各押下操作に従ってインターロック回路ILCの接点要素R2aの開閉を切り替える回路である。
インターロック回路ILCは、電源入/切回路21によって開閉操作される接点要素R2a、常開の接点要素R3a、電磁石R3−C、電磁石MC1−C、端子22b1および端子22b2とから構成されている。
端子22b1は、外部入出力I/F18の入出力端子18b1に接続される電線が接続される端子であり、端子22b2は、外部入出力I/F18の入出力端子18b2に接続される電線が接続される端子である。すなわち、端子22b1および22b2が外部入出力I/F18の入出力端子18b1および18b2に接続されることで、端子22b1は接触器MC2の常閉接点要素MC2bの固定接触子MC2b1と等価になり、端子22b2は接触器MC2の常閉接点要素MC2bの固定接触子MC2b2と等価になり、接触器MC2の常閉接点要素MC2bが端子22b1および22b2間に組み込まれたのと等価になる。
端子22b1は、接点要素R2aを介して制御電源線P1に接続されている。また、端子22b2は、電磁石R3−Cを介して制御電源線N1に接続されている。電磁石R3−Cは、接点要素R3aを開閉操作する電磁石である。接点要素R3aは、端子22b1および22b2、すなわち常閉接点要素MC2bに対して、並列接続されている。
電磁石R3−Cには、電磁石MC1−Cが並列接続されている。電磁石MC1−Cは、電力変換装置10への電力の供給と遮断を切り替える接点要素MC1a(図1参照)を開閉操作する電磁石である。
以上が、充電制御システム3を含む電力変換システム1の構成である。
図3は、正常時の電力変換システム1の動作を示すタイムチャートである。電力変換装置10に電源が投入される前(例えば図3の時刻t0において)、接触器MC2の常開接点要素MC2aは開放しており、かつ、常閉接点要素MC2bは短絡している。また、電源が投入されていないため、インターロック回路ILCの接点要素R2aおよびR3aは共に開放している。この状態では、インターロック回路ILCの電磁石MC1−Cに電流が流れていないため、接触器MC1の接点要素MC1aは開放しており、電力変換装置10には電力が供給されない。
その後、時刻t1において、オペレータが電源入/切回路21の押しボタンPB1を押下操作すると、当該押しボタンPB1の接点要素PB1aが短絡する。PB1aが短絡すると、電源入/切回路21の電磁石R1−CおよびR2−Cに電流が流れる。通電した電磁石R1−Cは、押しボタンPB1の接点要素PB1aに並列接続された接点要素R1aを短絡して通電状態を自己保持する。これにより、電磁石R2−Cも電磁石R1−Cに合わせて通電状態が保持される。そして、電磁石R2−Cは、当該電磁石R2−Cに電流が流れている間、インターロック回路ILCにおける接点要素R2aを短絡する。
端子22b1および22b2間が接触器MC2の常閉接点要素MC2bによって短絡しているため、インターロック回路ILCの接点要素R2aが短絡すると、電磁石R3−CおよびMC1−Cに電流が流れる。通電した電磁石R3−Cは、端子22b1および22b2に対して並列接続された接点要素R3aを短絡して通電状態を自己保持する。これにより、電磁石MC1−Cも電磁石R3−Cに合わせて通電状態が保持される。そして、電磁石MC1−Cは、当該電磁石MC1−Cに電流が流れている間、接点要素MC1aを短絡する。これにより、電力変換装置10へ交流電力が供給される。
電力変換装置10は、交流電力が供給されると、その交流電力をコンバータ部11によって整流し、整流した直流電力を充電回路16へ与えてコンデンサ12の初期充電を開始する。このとき、接触器MC2の常開接点要素MC2aは開放しているため、コンデンサ12には、抵抗器14を介して抑制された電流が流れる。そして、コンデンサ12の両端の電圧Vdcは、抵抗器14とコンデンサ12の時定数で決まる時間に従って上昇する。
次に、コンデンサ12の電圧が所定レベルに達すると、制御部19は、動作を開始する。そして、制御部19は、その動作開始から予め設定されている時間が経過した時刻t2において、接点信号を接触器MC2に出力する。この接点信号によって接触器MC2の電磁石に電流が流れると、接触器MC2は、常開接点要素MC2aを短絡し、かつ、常閉接点要素MC2bを開放する。すなわち、制御部19は、コンデンサ12の充電電圧が十分に立ち上がった後に、抵抗器14を接触器MC2の常開接点要素MC2aによって短絡する。これにより、コンデンサ12が完全に充電される。また、インターロック回路ILCでは、電磁石R3−Cおよび接点要素R3aによって通電状態が自己保持されているため、常閉接点要素MC2bが開放されたとしても、電磁石MC1−Cは通電状態が維持される。このため、初期充電の途中や通常の電力変換動作の途中において電力変換装置10への電力の供給が遮断されることはない。
その後の時刻t3において、電源を切るべくオペレータによって押しボタンPB2が押下操作されると、押しボタンPB2の接点要素PB2bが開放し、電磁石R1−CおよびR2−Cに電流が流れなくなる。非通電となった電磁石R1−Cは、接点要素R1aを開放し、非通電となった電磁石R2−Cは、インターロック回路ILCにおける接点要素R2aを開放する。
インターロック回路ILCの接点要素R2aが開放すると、電磁石R3−CおよびMC1−Cに電流が流れなくなる。非通電となった電磁石R3−Cは、接点要素R3aを開放する。また、非通電となった電磁石MC1−Cは、接点要素MC1aを開放して、電力変換装置10への交流電力の供給を遮断する。交流電力の供給が遮断されると、コンデンサ12は放電して、コンデンサ12の電圧Vdcが下降する。そして、コンデンサ12の電圧が所定電圧以下になると(時刻t4)、制御部19は接点信号の出力を停止する。これにより、接触器MC2の常開接点要素MC2aは開放し、かつ、常閉接点要素MC2bは短絡する。
以上が、正常時の動作である。
ここで、電力変換装置10が通常の電力変換動作を行っている状態において、接触器MC2の常開接点要素MC2aの接点が溶着して短絡故障したとする。図4は、この時の電力変換システム1の動作を示すタイムチャートである。電力変換装置10が通常の電力変換動作を行っている状態では、常開接点要素MC2aは短絡状態となっている。このため、例えば、時刻t10で常開接点要素MC2aの接点が溶着したとしても、この時点では、通常の電力変換動作が維持される。
その後、時刻t13において、電力変換装置10の電源を遮断すべくオペレータが押しボタンPB2を押下操作する。押しボタンPB2が押下操作されると、正常時と同様に、インターロック回路ILCの接点要素R2aが開放し、電磁石R3−CおよびMC1−Cが非通電となり、接点要素R3aおよびMC1aが開放する。このため、正常時と同様に、電力変換装置10への交流電力の供給が遮断され、コンデンサ12の電圧Vdcが下降する。
コンデンサ12の電圧Vdcが下降して所定電圧以下になると、制御部19は接点信号の出力を停止する。しかし、接触器MC2の常開接点要素MC2aは、その接点が溶着しているため、制御部19から与えられる接点信号が停止しても開放されず、短絡状態を維持する。また、接触器MC2の常閉接点要素MC2bは、常開接点要素MC2aに機械的に連動するため、制御部19から与えられる接点信号が停止しても開放状態を維持する。このため、インターロック回路ILCの端子22b1および22b2間は開放状態が維持される。
その後、時刻t21において、再び電力変換装置10を立ち上げるべくオペレータが押しボタンPB1を押下操作したとする。この操作により、押しボタンPB1の接点要素PB1aが短絡して電磁石R1−CおよびR2−Cに電流が流れ、インターロック回路ILCにおける接点要素R2aが短絡する。
しかし、常開接点要素MC2aの短絡故障によって端子22b1および22b2間が開放しており、かつ、接点要素R3aが開放しているため、接点要素R2aが短絡しても、電磁石R3−Cおよび電磁石MC1−Cの非通電状態が維持される。このため、接点要素MC1aの開放状態が維持され、電力変換装置10への交流電力の遮断が維持される。電力変換装置10への電力の供給が開始されないのであるから、コンデンサ12の初期充電が開始されず、コンデンサ12の電圧Vdcは上昇しない。
その後、時刻t23において、オペレータが押しボタンPB2を押下操作すると、押しボタンPB2の接点要素PB2bが開放されて、インターロック回路ILCの接点要素R2aが開放される。電磁石R3−Cおよび電磁石MC1−Cは、接点要素R2aが開放される直前においてすでに非通電状態であるため、接点要素R2aの開放後においても変わらず非通電状態を維持する。このため、接点要素MC1aの開放状態が維持される。
以上のように、本実施形態による充電制御システム3を含む電力変換システム1では、接触器MC2の常開接点要素MC2aが短絡故障して常閉接点要素MC2bが開放状態を維持している状態において、コンデンサ12への電力の供給の開始を阻止する。これは、常閉接点要素MC2bが外部入出力I/F18の入出力端子18b1および18b2に接続されていることにより実現される。常開接点要素MC2aが短絡故障した状態で充電制御装置5への電力の供給が開始されないため、コンデンサ12に大きな突入電流が流れることを未然に防止することができる。これにより、接触器MC2の故障に起因してコンデンサ12やコンバータ部11のダイオードまで故障するというような故障の拡大を防止することができ、電力変換装置10の故障を最小限に抑えることができる。このため、接触器MC2を交換するのみで電力変換装置10の修復が可能となる。また、電力変換システム1では、制御部19が稼働していない状態においても、コンデンサ12に大きな突入電流が流れることを確実に未然に防止することができる。また、電力変換システム1では、コンデンサ12へ電力が供給されている状態においては、常閉接点要素MC2bが開閉してもコンデンサ12への電力の供給を維持するため、充電の途中などにおいてコンデンサ12への電力の供給が途絶えることはない。
(B:第2実施形態)
図5は、この発明の第2実施形態の電力変換装置10Aを含む電力変換システム1Aの構成を示すブロック図である。本実施形態の電力変換装置10Aは、制御部19が接触器MC2の常閉接点要素MC2bの両端の電圧を取得する機能をさらに追加した点において第1実施形態の電力変換装置10と異なる。
電力変換装置10Aの制御部19は、インバータ部の主電源をオフした状態において、接触器MC2の常開接点要素MC2aおよび常閉接点要素MC2bを開閉する接点信号をパラメータ設定に従って出力し、それら常開接点要素MC2aおよび常閉接点要素MC2bを強制的に開閉する。そして、制御部19は、常閉接点要素MC2bの両端の電圧を取得して、出力した接点信号と取得した常閉接点要素MC2bの両端の電圧を比較する。制御部19は、出力した接点信号に対して取得した常閉接点要素MC2bの両端の電圧が一致しなかった場合、接触器MC2が故障していると判断する。
以上のように、本実施形態では、制御部19を動作させる電力変換装置10A内の制御電源が投入されている状態において、制御部19が接触器MC2の故障を診断する。このため、電力変換装置10Aによれば、電力変換装置10Aへの交流電力の供給を遮断する前においても接触器MC2の故障を検出することができる。
(C:第3実施形態)
この発明の第3実施形態である電力変換装置の構成は、第1実施形態の電力変換装置10と同様である。本実施形態の電力変換システムは、外部回路20に代えて外部回路20Bを有する点において第1実施形態の電力変換システム1と異なる。図6は、本実施形態の電力変換システムの外部回路20Bの一例を示すシーケンス図である。図6に示すシーケンス図は、電源入/切回路21に代えて電源入/切回路21Bを設け、インターロック回路ILCに代えてインターロック回路ILCBを設け、さらに報知回路24を追加した点において図2のシーケンス図と異なる。電源入/切回路21Bは、電磁石R4−Cが電磁石R1−Cおよび電磁石R2−Cに並列接続された点において電源入/切回路21と異なる。インターロック回路ILCBは、電磁石R5−Cが電磁石R3−Cおよび電磁石MC1−Cに並列接続された点においてインターロック回路ILCと異なる。
報知回路24は、常開の接点要素R4a、常閉の接点要素R5bおよびランプLが制御電源線P1およびN1間に直列接続された回路である。接点要素R4aは、電源入/切回路21Bの電磁石R4−Cの通電/非通電に応じて開閉する。接点要素R5bは、インターロック回路ILCBの電磁石R5−Cの通電/非通電に応じて開閉する。ランプLは、電磁石R4−Cに電流が流れ接点要素R4aが短絡し、かつ、電磁石R5−Cに電流が流れず接点要素R5bが短絡する場合に、電流が流れて点灯する。すなわち、報知回路24は、電源の投入操作が行われても電磁石MC1−Cが非通電で接点要素MC1aが開放状態を維持した場合に、接触器MC2の常開接点要素MC2aの短絡故障をランプLの点灯により報知する回路である。
以上のように、本実施形態の電力変換システムを用いれば、電力変換装置10に電力が供給されていない状態で、接触器MC2の常開接点要素MC2aの短絡故障を明確に知ることができる。
(D:変形)
以上本発明の第1〜第3実施形態について説明したが、これら実施形態に以下の変形を加えても勿論良い。
(1)第1〜第3実施形態の電力変換システム1〜1Aでは、押しボタンPB1およびPB2の押下操作に応じてインターロック回路ILCおよびILCBの接点要素R2aを開閉していた。しかし、接点要素R2aをブレーカに代えても良い。この場合、オペレータがブレーカを直接操作すれば良いため、電源入/切回路21を省略しても良い。
(2)外部回路20および20Bの具体的な構成は、第1実施形態および第3実施形態において例示した構成に限らない。
(3)第1〜第3実施形態の電力変換システム1〜1Aでは、電力変換装置10〜10Aに供給される交流電力をコンバータ部11で直流電力に変換した後に、その直流電力を電力変換装置10〜10Aにおける充電制御装置5に供給していた。しかし、電力変換装置にコンバータ部11を設けず、電力変換装置の充電制御装置5を、接点要素MC1aを介して直流電源に接続しても良い。また、第1〜第3実施形態では、電力変換装置10〜10Aに充電制御装置5が設けられていた。しかし、電力変換装置以外の装置(例えば電力を変換する過程を含まない装置)に充電制御装置を設けても良く、充電制御システムを電力変換装置以外の装置に適用しても良い。
1,1A…電力変換システム、3,3A…充電制御システム、5,5A…充電制御装置、10,10A…電力変換装置、11…コンバータ部、12…コンデンサ、14…抵抗器、16…充電回路、17…電圧検出部、18…外部入出力I/F、18b1,18b…入出力端子、222b1,22b2…端子、19…制御部、20,20B…外部回路、21,21B…電源入/切回路、24…報知回路、40…交流電源、ILC,ILCB…インターロック回路、MC1,MC2…接触器、MC2a…常開接点要素、MC2b…常閉接点要素、MC2b1,MC2b2…固定接触子、R1a,R2a,R3a,R4a,R5b,MC1a,PB1a,PB1b…接点要素、R1−C,R2−C,R3−C,R4−C,R5−C,MC1−C…電磁石、L…ランプ。

Claims (8)

  1. 直流電力が供給されるコンデンサと、
    前記コンデンサの前段に直列接続される抵抗器と、
    前記抵抗器に並列接続された常開接点要素と、前記常開接点要素の開閉動作に対して背反して連動し、前記常開接点要素に対して電気的に切り離された常閉接点要素と、を有する接触器と、
    前記常閉接点要素に接続された入出力端子を含む外部入出力インタフェースと、
    を有する充電制御装置と、
    前記外部入出力インタフェースの前記入出力端子に接続され、前記常閉接点要素が開放状態を維持している状態において前記コンデンサへの電力の供給の開始を阻止するインターロック回路と、
    を有することを特徴とする充電制御システム。
  2. 前記インターロック回路は、前記コンデンサへ電力が供給されている状態においては、前記常閉接点要素が開閉しても前記コンデンサへの電力の供給を維持することを特徴とする請求項1に記載の充電制御システム。
  3. 前記常閉接点要素は、前記外部入出力インタフェースを介して前記インターロック回路を動作させるための制御電源線間に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の充電制御システム。
  4. 前記常閉接点要素の一方の固定接触子に接続された前記入出力端子と前記制御電源線の一方との間には、
    前記常閉接点要素に並列接続された常開の自己保持接点要素を開閉操作する自己保持電磁石と、
    前記自己保持電磁石に並列接続され、当該充電制御装置への電力の供給と遮断を切り替える接点要素を開閉操作する電力供給/遮断電磁石と、が介挿され、
    前記常開接点要素が短絡故障して前記常閉接点要素が開放を維持している状態において、前記自己保持電磁石が非通電となると、以後、前記自己保持電磁石は前記自己保持接点要素の開放を維持し、前記電力供給/遮断電磁石は非導通を維持する
    ことを特徴とする請求項3に記載の充電制御システム。
  5. 前記常開接点要素および常閉接点要素を開閉する接点信号をパラメータ設定に従って出力して、前記常開接点要素および常閉接点要素を強制的に開閉させて、前記接点信号に対する前記常閉接点要素の両端の電圧に基づいて前記接触器の故障を診断する制御部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1の請求項に記載の充電制御システム。
  6. 請求項1から5のいずれか1の請求項に記載の充電制御システムを含み、
    前記充電制御システムの前記コンデンサに充電された電力を変換して出力することを特徴とする電力変換システム。
  7. 直流電力が供給されるコンデンサと、
    前記コンデンサの前段に直列接続される抵抗器と、
    前記抵抗器に並列接続された常開接点要素と、前記常開接点要素の開閉動作に対して背反して連動し、前記常開接点要素に対して電気的に切り離された常閉接点要素と、を有する接触器と、
    前記常閉接点要素に接続された入出力端子を含む外部入出力インタフェースと、
    を有することを特徴とする充電制御装置。
  8. 請求項7に記載の充電制御装置を含み、
    前記充電制御装置の前記コンデンサに充電された電力を変換して出力することを特徴とする電力変換装置。
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