JP2018007446A - 補助電源装置及び補助電源制御システム - Google Patents

補助電源装置及び補助電源制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】誘導負荷の起動時に生じる、補助電源装置の出力電圧波形の歪みを低減する。【解決手段】制御装置14は、誘導負荷20を起動する際に、補助継電器13に補助接点の投入を指示する補助接点投入信号を出力し、補助継電器13は、補助接点投入信号が入力されると補助接点を投入し、三相接触器12に主接点の投入を指示する主接点投入信号を出力するとともに、補助電源装置11に起動通知信号を出力し、三相接触器12は、主接点投入信号が入力されると投入時間の経過後に主接点を投入し、補助電源装置11を誘導負荷20に接続し、補助電源装置11は、起動通知信号が入力されると誘導負荷20の起動を事前に検知し、フィードバック制御の制御ゲインを所定時間大きくする。【選択図】図1

Description

本発明は、電気車に搭載される補助電源装置及び補助電源制御システムに関するものである。
補助電源装置は、集電装置から供給される直流電力を電力変換スイッチング素子で交流電力に変換し、該交流電力や、該交流電力を更に整流回路等で変換した直流電力を、電気車に搭載された電機機器に供給している。
補助電源装置が電力を供給する電機機器には、車内照明、案内表示器、空調装置、空気圧縮機(コンプレッサー)などがある。車内照明や案内表示器などの機器では、電源起動後の消費電力の変動は少ない。
一方、空気圧縮機は元空気ダメの空気圧を圧力センサで監視し、一定の圧力まで低下すると空気圧縮機が起動して、空気圧を上昇させる。また、空気圧が一定の圧力まで上昇すると、空気圧縮機は停止する。圧縮空気は、ドアの開閉動作や空気ブレーキを掛ける際などに使用される。そのため、運転中は絶えず、元空気ダメ内の空気圧が一定の圧力範囲になるよう、空気圧縮機は起動/停止を繰り返す。
空気圧縮機は誘導電動機で駆動される誘導負荷のため、起動時に突入電流が流れ、補助電源装置の負荷は急変する。補助電源装置では、出力電圧、出力電流やインバータ電流を監視し、負荷の変動に対して出力電圧を一定とするようフィードバック制御を行っている。しかし、監視要素は負荷変動により変化するため、負荷変動が大きい場合、フィードバック制御により出力電圧を一定とするまでの数制御周期の間、出力電圧波形に歪みが生じてしまう。出力電圧波形の歪みは、補助電源装置の出力に接続された他の機器へ影響を与える。特に車内照明においては、ちらつきの原因となる。
そこで、ドアの開閉時に、補助電源装置に対する電圧指令値を変更し、補助電源装置が初期設定値よりも高い電圧を出力するように制御する車両制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−005546号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、ドアを開閉する際に補助電源装置に対する電圧指令値を高く設定するため、補助電源装置は定格よりも高い電圧を出力するおそれがある。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、誘導負荷の起動時の突入電流による出力電圧波形の歪み及び車内照明のちらつきを、電圧指令値を変えることなく抑制することが可能な補助電源装置及び補助電源制御システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る補助電源制御システムは、フィードバック制御により交流電力を生成する補助電源装置と、三相接触器と、補助継電器と、制御装置とを備える補助電源制御システムであって、前記制御装置は、誘導負荷を起動する際に、前記補助継電器に補助接点の投入を指示する補助接点投入信号を出力し、前記補助継電器は、前記補助接点投入信号が入力されると補助接点を投入し、前記三相接触器に主接点の投入を指示する主接点投入信号を出力するとともに、前記補助電源装置に誘導負荷の起動を通知する起動通知信号を出力し、前記三相接触器は、前記主接点投入信号が入力されると投入時間の経過後に主接点を投入し、前記補助電源装置を前記誘導負荷に接続し、前記補助電源装置は、前記起動通知信号が入力されると前記誘導負荷の起動を事前に検知し、フィードバック制御の制御ゲインを所定時間大きくすることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る補助電源制御システムは、フィードバック制御により交流電力を生成する補助電源装置と、三相接触器と、補助継電器と、制御装置とを備える補助電源制御システムであって、前記制御装置は、誘導負荷を起動する際に、前記補助継電器に補助接点の投入を指示する補助接点投入信号を出力するとともに、前記補助電源装置に誘導負荷の起動を通知する起動通知信号を出力し、前記補助継電器は、前記補助接点投入信号が入力されると補助接点を投入し、前記三相接触器に主接点の投入を指示する主接点投入信号を出力し、前記三相接触器は、前記主接点投入信号が入力されると投入時間の経過後に主接点を投入し、前記補助電源装置を前記誘導負荷に接続し、前記補助電源装置は、前記起動通知信号が入力されると前記誘導負荷の起動を事前に検知し、フィードバック制御の制御ゲインを所定時間大きくすることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る補助電源制御システムは、フィードバック制御により交流電力を生成する補助電源装置と、三相接触器と、制御装置とを備える補助電源制御システムであって、前記制御装置は、誘導負荷を起動する際に、前記三相接触器に主接点の投入を指示する主接点投入信号を出力するとともに、前記補助電源装置に誘導負荷の起動を通知する起動通知信号を出力し、前記三相接触器は、前記主接点投入信号が入力されると投入時間の経過後に主接点を投入し、前記補助電源装置を前記誘導負荷に接続し、前記補助電源装置は、前記起動通知信号が入力されると前記誘導負荷の起動を事前に検知し、フィードバック制御の制御ゲインを所定時間大きくすることを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る補助電源装置は、誘導負荷に電力を供給する前に、誘導負荷の起動を通知する起動通知信号を入力する補助電源装置であって、フィードバック制御の制御ゲインを設定するゲイン設定部と、前記制御ゲインを切り替える切替部と、前記起動通知信号が入力されると、前記切替部に前記制御ゲインを切り替えるよう指示するゲイン切替信号を出力するゲイン切替指示部とを備え、前記切替部は、前記ゲイン切替信号が入力されると、前記制御ゲインを所定時間大きくなるように切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、誘導負荷の起動を事前に検知することができる。また、誘導負荷の起動時の突入電流による出力電圧波形の歪み及び車内照明のちらつきを、電圧指令値を変えることなく抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る補助電源制御システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る補助電源装置の概略構成を示すブロック図である。 従来の補助電源装置の出力電圧波形のシミュレーション結果を示す図である。 本発明に係る補助電源装置の出力電圧波形のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る補助電源装置を搭載する電気車の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る補助電源装置を搭載する電気車の概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る補助電源制御システム1の概略構成を示すブロック図である。図1に示す例では、補助電源制御システム1は、補助電源装置11と、三相接触器12と、補助継電器13と、制御装置14とを備える。
補助電源装置11は、フィードバック制御により交流電力を生成し、補助電源装置11に接続される車内照明、案内表示器、空調装置、誘導負荷である空気圧縮機(コンプレッサー)などの各電機機器に出力する。図1では電機機器として空気圧縮機(誘導負荷)20のみ示す。補助電源装置11は、三相接触器12を介して空気圧縮機20と接続する。
圧力センサ40は、元空気ダメ30の空気圧を検出し、検出した圧力を示す圧力情報を制御装置14に出力する。
制御装置14は、圧力センサ40により検出された圧力が所定の閾値よりも低くなると、補助継電器13に補助接点132の投入を指示する補助接点投入信号を出力する。すなわち、コイル131に電圧を印加する。なお、本明細書において、信号を出力するとは、信号をアクティブにすることを意味し、信号を停止するとは、信号を非アクティブにすることを意味する。
補助継電器13は、補助接点投入信号が入力されてコイル131に電圧が印加されると、補助接点132を投入(オン)し、三相接触器12に主接点122の投入を指示する主接点投入信号を出力するとともに、補助電源装置11に誘導負荷の起動を通知する起動通知信号を出力する。すなわち、三相接触器12のコイル121、及び補助電源装置11に電圧を印加する。主接点投入信号と起動通知信号は同一の信号としてもよい。
三相接触器12は、主接点投入信号が入力されてコイル121に電圧が印加されると、投入時間の経過後に主接点122を投入し、補助電源装置11により生成された三相交流電圧を空気圧縮機20に印加する。
ここで、補助電源装置11は補助継電器13から起動通知信号が入力されることにより、三相接触器12の主接点122が投入される前に、空気圧縮機20を起動させようとしていることを検知することができる。
空気圧縮機20は、三相交流電圧が印加されると運転を開始する。すると、元空気ダメ30の空気圧が上昇する。
制御装置14は、圧力センサ40により検出された圧力が所定の閾値以上になると、補助接点投入信号を停止する。すなわち、補助継電器13のコイル131への電圧の印加を停止する。
補助継電器13は、コイル131への電圧の印加が停止されると、補助接点132を開放(オフ)し、主接点投入信号及び起動通知信号を停止する。すなわち、三相接触器12のコイル121への電圧の印加を停止するとともに、補助電源装置11への電圧の印加を停止する。
三相接触器12は、主接点投入信号が停止されてコイル121への電圧の印加が停止されると、開極時間の経過後に主接点122を開放し、補助電源装置11から空気圧縮機20へ供給されていた三相交流電圧を遮断する。
ここで、補助電源装置11は補助継電器13から電圧の印加が停止されることにより、三相接触器12の主接点122が開放される前に、空気圧縮機20を停止させようとしていることを検知することができる。
空気圧縮機20は、三相交流電圧の印加が停止されると、運転を停止する。すると、元空気ダメ30の空気圧の上昇が停止する。
次に、補助電源装置11の動作について説明する。補助電源装置11の出力に接続される負荷は、無負荷状態から最大負荷状態まで変化するため、無負荷状態から最大負荷状態まで安定した制御を行う必要がある。通常、フィードバック制御の制御ゲインの安定限界は、最大負荷状態に比べ無負荷状態で小さいため、無負荷状態において安定となる制御ゲインを選定する必要がある。しかし、無負荷状態で調整した制御ゲインは、負荷投入による負荷変動が大きくなると制御応答性が低下する。
特に、空気圧縮機20は誘導負荷であるため、起動時に突入電流が流れ、補助電源装置11の負荷が急激に増大する。その結果、制御応答が追いつかずに出力電圧波形に歪が生じ、車内照明が一瞬ちらついてしまうことがある。一方、負荷が大きい場合は、無負荷状態に比べ制御ゲインを大きくしても、安定した制御を行うことが可能である。
そこで、補助電源装置11は、起動通知信号が入力されると、事前にフィードバック制御の制御ゲインを大きい値に切り替える。これにより制御応答性を高め、出力電圧波形の歪みを低減することができる。
次に、補助電源装置の構成について説明する。図2は、補助電源装置11の概略構成を示すブロック図である。図2に示す例では、補助電源装置11は、減算部111(111−1,111−2)と、ゲイン切替指示部112と、切替部113と、ゲイン設定部114と、加算部115(115−1,115−2)と、二相三相変換部116と、電力変換器117と、三相二相変換部118とを備える。
減算部111−1は、d軸指令値と、三相二相変換部118から入力されたd軸フィードバックfとの誤差値eを求め、切替部113に出力する。減算部111−2は、q軸指令値と、三相二相変換部118から入力されたq軸フィードバックfとの誤差値eを求め、切替部113に出力する。
ゲイン切替指示部112は、起動通知信号が入力されると、切替部113に制御ゲインを切り替えるように指示するゲイン切替信号を出力する。ゲイン切替指示部112は、時素リレーを用いることにより、ゲイン切替信号を出力した後、所定時間(例えば、数十〜数百msec)が経過した時点で、起動通知信号の停止を待たずにゲイン切替信号を停止するようにしてもよい。
切替部113は、ゲイン切替指示部112からゲイン切替信号が入力されると、制御ゲインを所定時間大きくなるように切り替え、ゲイン切替信号が停止されると、制御ゲインを元に戻す。
ゲイン設定部114は、フィードバック制御の制御ゲインを設定する。例えばPID制御を行う場合には、比例、積分、微分の制御ゲインがそれぞれ設定される。デフォルト状態ではそれぞれKp11,Kp12,Ki11,Ki12,Kd11,Kd12が選択される。起動通知信号が入力されると、切替部113により、比例、積分、微分の制御ゲインがそれぞれKp21,Kp22,Ki21,Ki22,Kd21,Kd22に切り替えられる。ここで、Kp21>Kp11,Kp22>Kp12,Ki21>Ki11,Ki22>Ki12,Kd21>Kd11,Kd22>Kd12である。なお、図中の表記「s」はラプラス演算子である。
切替部113は、制御ゲインを切り替え後、ゲイン切替信号が停止されると、それぞれの制御ゲインをKp11,Kp12,Ki11,Ki12,Kd11,Kd12に切り替え、デフォルト状態に戻す。
加算部115−1は、誤差値eに対して制御ゲインを用いて比例、積分、微分の演算を行った結果を加算し、二相三相変換部116に出力する。加算部115−2は、誤差値eに対して制御ゲインを用いて比例、積分、微分の演算を行った結果を加算し、二相三相変換部116に出力する。
二相三相変換部116は、加算部115から入力された指令値を回転座標から静止座標に座標変換した後、位相差90°の二相交流を位相差120°の三相交流に変換して電圧指令値を生成し、電力変換器117に出力する。
電力変換器117は、二相三相変換部116から入力された電圧指令値に基づいて、直流電力を三相交流電力に変換し、三相二相変換部118及び外部に出力する。
三相二相変換部118は、電力変換器117から入力された位相差120°の三相交流を位相差90°の二相交流に変換した後、静止座標を回転座標に変換してd軸フィードバックf及びq軸フィードバックfを生成し、減算部111に出力する。
上述したように、本発明では、誘導負荷(空気圧縮機20)の起動前に補助電源装置11に起動通知信号が入力されるため、補助電源装置11は誘導負荷の起動を事前に検知し、フィードバック制御の制御ゲインを所定時間大きくする。かかる構成により、誘導負荷の起動時の突入電流による出力電圧波形の歪み及び車内照明のちらつきを、電圧指令値を変えることなく抑制することができる。
図3は、従来の補助電源装置の出力電圧波形のシミュレーション結果を示す図である。これは、無負荷から最大負荷の範囲で負荷変動が発生した場合に安定した制御を行える制御ゲインで、無負荷状態から最大負荷を投入した時の出力電圧波形であり、制御ゲインの切り替えは行っていない。負荷投入により、図中のA,Bに示すように出力電圧波形が定格値以下となるため、車内照明のちらつきの原因となる。
図4は、本発明に係る補助電源装置の出力電圧波形のシミュレーション結果を示す図である。これは、負荷投入直前に制御ゲインを切り替えて、図3の制御ゲインよりも大きくした時の出力電圧波形である。この波形から、負荷変動時の応答性が向上し、負荷投入による出力波形の歪が図3と比較して早期に解消されていることが分かる。よって、車内照明のちらつきを抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る補助電源制御システム2について説明する。図5は、補助電源制御システム2の概略構成を示す図である。図5に示す例では、補助電源制御システム2は、補助電源装置11と、三相接触器12と、補助継電器13と、制御装置14とを備える。以下、補助電源制御システム2が補助電源制御システム1と相違する点についてのみ説明する。
制御装置14は、圧力センサ40により検出された圧力が所定の閾値よりも低くなると、補助継電器13に補助接点132の投入を指示する補助接点投入信号を出力するとともに、補助電源装置11に誘導負荷の起動を通知する起動通知信号を出力する。すなわち、補助継電器13のコイル131、及び補助電源装置11に電圧を印加する。補助接点投入信号と起動通知信号は同一の信号としてもよい。
補助継電器13は、補助接点投入信号が入力されてコイル131に電圧が印加されると、補助接点132を投入し、三相接触器12に主接点122の投入を指示する主接点投入信号を出力する。
また制御装置14は、圧力センサ40により検出された圧力が所定の閾値以上になると、補助接点投入信号及び起動通知信号を停止する。すなわち、補助継電器13のコイル131、及び補助電源装置11への電圧の印加を停止する。
かかる構成により、第1の実施形態と同様に、誘導負荷の起動時の突入電流による出力電圧波形の歪み及び車内照明のちらつきを、電圧指令値を変えることなく抑制することができる。また、制御装置14が補助電源装置11に起動通知信号を直接出力するため、補助電源装置11はより早く誘導負荷の起動を事前に検知することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る補助電源制御システム3について説明する。図6は、補助電源制御システム3の概略構成を示す図である。図6に示す例では、補助電源制御システム3は、補助電源装置11と、三相接触器12と、制御装置14とを備える。以下、補助電源制御システム3が補助電源制御システム1と相違する点についてのみ説明する。
補助電源制御システム3は、補助継電器を備えない。そのため、制御装置14は、圧力センサ40により検出された圧力が所定の閾値よりも低くなると、三相接触器12に主接点122の投入を指示する主接点投入信号を出力するとともに、補助電源装置11に誘導負荷の起動を通知する起動通知信号を出力する。すなわち、三相接触器12のコイル121、及び補助電源装置11に電圧を印加する。主接点投入信号と起動通知信号は同一の信号としてもよい。
また制御装置14は、圧力センサ40により検出された圧力が所定の閾値以上になると、主接点投入信号及び起動通知信号を停止する。すなわち、三相接触器12のコイル121、及び補助電源装置11への電圧の印加を停止する。
かかる構成により、第1の実施形態と同様に、誘導負荷の起動時の突入電流による出力電圧波形の歪み及び車内照明のちらつきを、電圧指令値を変えることなく抑制することができる。また、三相接触器12の主接点122の投入に必要な電流を制御装置14から直接供給できる場合には、本実施形態に示すように補助継電器13を省略することができ、コストを削減することができる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
本発明は、誘導負荷に電力を供給する電気車に有用である。
1,2,3 補助電源制御システム
11 補助電源装置
12 三相接触器
13 補助継電器
14 制御装置
20 空気圧縮機(誘導負荷)
30 元空気ダメ
40 圧力センサ
111 減算部
112 ゲイン切替指示部
113 切替部
114 ゲイン設定部
115 加算部
116 二相三相変換部
117 電力変換器
118 三相二相変換部
121 コイル
122 主接点
131 コイル
132 補助接点

Claims (4)

  1. フィードバック制御により交流電力を生成する補助電源装置と、三相接触器と、補助継電器と、制御装置とを備える補助電源制御システムであって、
    前記制御装置は、誘導負荷を起動する際に、前記補助継電器に補助接点の投入を指示する補助接点投入信号を出力し、
    前記補助継電器は、前記補助接点投入信号が入力されると補助接点を投入し、前記三相接触器に主接点の投入を指示する主接点投入信号を出力するとともに、前記補助電源装置に誘導負荷の起動を通知する起動通知信号を出力し、
    前記三相接触器は、前記主接点投入信号が入力されると投入時間の経過後に主接点を投入し、前記補助電源装置を前記誘導負荷に接続し、
    前記補助電源装置は、前記起動通知信号が入力されると前記誘導負荷の起動を事前に検知し、フィードバック制御の制御ゲインを所定時間大きくする
    ことを特徴とする補助電源制御システム。
  2. フィードバック制御により交流電力を生成する補助電源装置と、三相接触器と、補助継電器と、制御装置とを備える補助電源制御システムであって、
    前記制御装置は、誘導負荷を起動する際に、前記補助継電器に補助接点の投入を指示する補助接点投入信号を出力するとともに、前記補助電源装置に誘導負荷の起動を通知する起動通知信号を出力し、
    前記補助継電器は、前記補助接点投入信号が入力されると補助接点を投入し、前記三相接触器に主接点の投入を指示する主接点投入信号を出力し、
    前記三相接触器は、前記主接点投入信号が入力されると投入時間の経過後に主接点を投入し、前記補助電源装置を前記誘導負荷に接続し、
    前記補助電源装置は、前記起動通知信号が入力されると前記誘導負荷の起動を事前に検知し、フィードバック制御の制御ゲインを所定時間大きくする
    ことを特徴とする補助電源制御システム。
  3. フィードバック制御により交流電力を生成する補助電源装置と、三相接触器と、制御装置とを備える補助電源制御システムであって、
    前記制御装置は、誘導負荷を起動する際に、前記三相接触器に主接点の投入を指示する主接点投入信号を出力するとともに、前記補助電源装置に誘導負荷の起動を通知する起動通知信号を出力し、
    前記三相接触器は、前記主接点投入信号が入力されると投入時間の経過後に主接点を投入し、前記補助電源装置を前記誘導負荷に接続し、
    前記補助電源装置は、前記起動通知信号が入力されると前記誘導負荷の起動を事前に検知し、フィードバック制御の制御ゲインを所定時間大きくする
    ことを特徴とする補助電源制御システム。
  4. 誘導負荷に電力を供給する前に、誘導負荷の起動を通知する起動通知信号を入力する補助電源装置であって、
    フィードバック制御の制御ゲインを設定するゲイン設定部と、
    前記制御ゲインを切り替える切替部と、
    前記起動通知信号が入力されると、前記切替部に前記制御ゲインを切り替えるよう指示するゲイン切替信号を出力するゲイン切替指示部とを備え、
    前記切替部は、前記ゲイン切替信号が入力されると、前記制御ゲインを所定時間大きくなるように切り替えることを特徴とする補助電源装置。
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