JP2017030942A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動源の必要な開閉ユニットを備える印刷装置であって、印刷媒体の搬送安定性及びメンテナンス性に優れ、製造コストを抑えることのできる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷媒体に印刷を行う第1ユニット10と、前記第1ユニットに離間可能に取り付けられた第2ユニット20を備える印刷装置において、前記第2ユニットが、前記第1ユニットから搬送される前記印刷媒体を反転して前記第1ユニットへ搬送する反転部30と、前記印刷装置の外部から供給される前記印刷媒体を前記第1ユニットへ搬送する給送部40と、前記給送部を駆動する駆動源32と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、駆動源の必要な開閉ユニットを備える印刷装置に関し、特に、印刷媒体の搬送安定性及びメンテナンス性に優れ、製造コストを抑えることのできる印刷装置に関する。
従来、プリンターなど用紙(印刷媒体)を扱う電子機器には、いわゆる紙ジャムなどの故障や装置のメンテナンスのために、機器内部を開放できる機構が備えられる。当該機構は、例えば、用紙を反転させるための反転ユニットや人手で用紙を供給するための手差しユニットなどを、機器本体から離間させる構造とすることで実現される。
このような反転ユニットや手差しユニット等には用紙の搬送動力が必要であるが、従来の機器においては機器本体に設けられた駆動源によりその搬送を行っていた。
下記特許文献1には、離間される2つのユニット間での動力伝達に関する発明について記載され、本体ユニットの駆動源から、本体装置から離間される開閉ユニットへのベルトによる動力伝達について示されている。
特開2004−60665号公報
上記特許文献1に示されるような動力伝達により、本体側の駆動源によって、離間させる反転ユニットや手差しユニットにおける搬送駆動を行う印刷装置では、離間動作及びそれを戻す動作に伴って、動力経路の切断及び結合、あるいは、動力経路の変更が必要となり、機構が複雑になるという課題がある。また、駆動源から駆動対象までの距離が長いため、搬送駆動の安定性にも問題がある。また、反転ユニットや手差しユニットが本体側から離間されて装置内部が開放された状態で、動力経路が露わになるので、装置内部に対する作業(紙ジャム時の紙の除去等)がしづらく、動力経路への異物混入の虞もある。
そこで、本発明の目的は、駆動源の必要な開閉ユニットを備える印刷装置であって、印刷媒体の搬送安定性及びメンテナンス性に優れ、製造コストを抑えることのできる印刷装置、を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、印刷媒体に印刷を行う第1ユニットと、前記第1ユニットに離間可能に取り付けられた第2ユニットを備える印刷装置において、前記第2ユニットが、前記第1ユニットから搬送される前記印刷媒体を反転して前記第1ユニットへ搬送する反転部と、前記印刷装置の外部から供給される前記印刷媒体を前記第1ユニットへ搬送する給送部と、前記給送部を駆動する駆動源と、を有する、ことである。
これにより、給送部の動力伝達に関して第1ユニットから分離され、動力経路を短くできると共に、第1ユニット側との動力経路の切断・結合機構を必要としないので、簡素で故障の少ない構造とすることができる。また、確実な動力伝達により安定した印刷媒体の搬送が可能となる。
更に、上記発明において、好ましい態様は、前記駆動源は、前記反転部を駆動する、ことを特徴とする。
これにより、反転部と給送部を備える第2ユニットの動力伝達に関して第1ユニットから分離されるので、動力経路を短くでき、第1ユニット側との動力経路の切断・結合機構を省くことができる。従って、簡素で故障の少ない構造とすることができると共に、確実な動力伝達により安定した印刷媒体の搬送が可能となる。さらに、第2ユニットを離間した際に、第1ユニットと第2ユニットの間で駆動輪列などの動力経路が露わにならないので、動力経路への異物混入により故障を起こしてしまうことなどがない。また、不要な印刷媒体の除去性も良い。これらから、メンテナンス性及びコスト面で優れた装置とすることができる。
更に、上記発明において、一つの態様は、前記駆動源は、前記反転部に設けられる、ことを特徴とする。
これにより、反転部内の空きスペースを利用し効率的な構造とすることができる。
更にまた、上記発明において、一つの態様は、前記反転部と前記給送部は、一体となって前記第1ユニットから離間する、ことを特徴とする。
これにより、離間動作のための機構を簡単なものにすることができる。また、反転部と給送部の間の動力経路について切断・結合の機構が不要となる。さらに、離間のためのユーザー操作も簡単なものとなる。
また、上記発明において、別の態様は、前記反転部と前記給送部は、それぞれ別個に前記第1ユニットから離間する、ことを特徴とする。
これにより、各部の要件に適した離間方法を採用することができる。
更に、上記発明において、一つの好ましい態様は、前記給送部は、前記反転部の上方に設けられ、前記給送部は、水平移動により前記第1ユニットから離間し、前記反転部は、回転移動により前記第1ユニットから離間する、ことを特徴とする。
これにより、離間する際に、印刷媒体を収容する給送部から印刷媒体が落下することを防止することができる。
更に、上記発明において、好ましい態様は、前記給送部は、複数の前記印刷媒体を収容する、ことを特徴とする。
これにより、ユーザーによる給紙操作を軽減することができる。
また、上記発明において、一つの態様は、複数の前記給送部を備える、ことを特徴とする。
これにより、多彩な印刷が可能となり、ユーザー利便性が向上する。
更に、上記発明において、一つの態様は、前記複数の給送部は、切り換えて駆動され、前記給送部の駆動の切り換えは、前記駆動源が所定の方向に回転されたことに基づいて行われる、ことを特徴とする。
これにより、給送部の切り換えを自動で行うことができる。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
本発明を適用した印刷装置の実施の形態例に係る外観図である。 本発明を適用した印刷装置の実施の形態例に係る概略断面図である。 開閉ユニット20に設けられる駆動輪列を例示した図である。 開閉ユニット20の第1の離間方法を説明するための図である。 開閉ユニット20の第2の離間方法を説明するための図である。 変形例に係るプリンター1aの概略断面図である。 変形例における第1の離間方法を説明するための図である。 変形例における第2の離間方法を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用した印刷装置の実施の形態例に係る外観図である。また、図2は、本発明を適用した印刷装置の実施の形態例に係る概略断面図である。図1及び図2に示すプリンター1が本発明を適用した印刷装置であり、プリンター1は、本体ユニット10(第1ユニット)、及び、本体ユニット10から離間可能な開閉ユニット20(第2ユニット)を備える。開閉ユニット20には、反転部30及び給送部40が備えられ、反転部30に設けられる反転用モーター32により給送部40における印刷媒体(S2)の搬送駆動を行う。かかる構成により、開閉ユニット20の動力経路が本体ユニット10から分離され、印刷媒体の搬送安定性及びメンテナンス性が改善され、製造コストも抑えることができる。
プリンター1は、いわゆるカット紙や単票などの印刷媒体(S1、S2)に印刷を行うインクジェットプリンターであり、上述の通り、本体ユニット10と開閉ユニット20を備える。本体ユニット10は、印刷機構などプリンター1の主要な機能を担う部分である。開閉ユニット20は、本体ユニット10に取り付けられ、本体ユニット10から離間可能な部分である。開閉ユニット20が本体ユニットから離間された状態では、プリンター1の内部が開放され、プリンター1の外部からプリンター1の内部を見ることができると共にプリンター1の内部にアクセスすることができる。ここでは、開閉ユニット20が本体ユニット10から離間された状態を開放状態、開閉ユニット20が本体ユニット10から離間されていない状態を閉鎖状態と呼ぶ。また、ここでは、開閉ユニット20は、反転部30と給送部40を含む、本体ユニット10から離間可能な部分の全体を意味するものとする。
以下、図2に基づいて、プリンター1の各部の構造及び機能について説明する。なお、図2は、プリンター1の主要部分を模式的に示している。
本体ユニット10は、図2の破線C1で示すメイン搬送路を備え、そのメイン搬送路C1に沿って、図2に示す各部(11−17)を備えている。メイン搬送路C1の最上流側には給紙カセット11がある。給紙カセット11は、カット紙などの印刷媒体S1を収容する。ユーザーが印刷媒体S1を給紙カセット11に入れられるように、給紙カセット11はプリンター1の前方方向(図2の左方向)に取り出すことが可能である。
給紙カセット11がプリンター1に挿入された状態で、図示していない給紙装置により、給紙カセット11に収容される印刷媒体S1がメイン搬送路C1に1枚ずつ供給される。
給紙カセット11のメイン搬送路C1における下流側には給紙ローラー12がある。給紙ローラー12は、給紙カセット11から供給された印刷媒体S1、後述する反転部30から供給された印刷媒体を、メイン搬送路C1の下流側へ送るローラーである。給紙ローラー12は、本体ユニット10内に設けられた本体駆動モーター(図示せず)によって駆動される。なお、各図に示す各ローラー(12、13、16、31、33、42、52)は、駆動ローラーであり、各駆動ローラーと対になる各従動ローラーは図示していない。
給紙ローラー12の次には紙送りローラー13がある。紙送りローラー13は、給紙ローラー12から、あるいは、後述する給送ローラー42から供給される印刷媒体S1、S2を印刷位置へ送るローラーである。紙送りローラー13は、上記本体駆動モーターで駆動される。
紙送りローラー13のメイン搬送路C1における下流側、印刷位置には、印刷ヘッド14がある。印刷ヘッド14は、印刷媒体S1、S2にインクを吐出して印刷を行う部分であり、各色のインクを吐出する複数のインクノズルを備える。印刷ヘッド14は、図示していないキャリッジに搭載され、主走査方向(印刷媒体の面に平行で印刷媒体の搬送方向に直交する方向)に移動する。印刷ヘッド14の対向する位置にはプラテン15がある。
メイン搬送路C1において、印刷ヘッド14の次には排紙ローラー16がある。排紙ローラー16は、印刷された印刷媒体S1、S2をメイン搬送路C1の下流側に搬送する駆動ローラーである。排紙ローラー16は、上記本体駆動モーターで駆動される。
なお、紙送りローラー13及び排紙ローラー16は、両面印刷の場合など、印刷媒体S1、S2を反転部30により反転する(メイン搬送路C1上における印刷媒体S1、S2の面を逆にする)際には、メイン搬送路C1の上流側に向けて印刷媒体S1、S2を搬送する。
排紙ローラー16のメイン搬送路C1における下流側には、排紙トレイ17がある。排紙トレイ17には、排紙ローラー16によって搬送された印刷媒体S1、S2が排出され、排紙トレイ17は、その印刷媒体S1、S2を積載する。ユーザーは、印刷済みの印刷媒体S1、S2をこの排紙トレイ17から取得する。
次に、開閉ユニット20は、図2に示されるように、反転部30と給送部40を備える。
反転部30は、両面印刷の場合など、印刷媒体S1、S2を反転する(メイン搬送路C1上における印刷媒体S1、S2の面を逆にする)機能を備える。反転部30は、メイン搬送路C1にある印刷媒体S1、S2を、図2に破線で示す反転搬送路C2にそって(図2上で右回りに)搬送する。
反転部30には、第1反転ローラー31及び第2反転ローラー33が備えられ、これらのローラーが印刷媒体S1、S2を反転搬送路C2にそって搬送する。また、反転部30には、反転用モーター32(開閉ユニット20における駆動源)が備えられ、反転用モーター32が第1反転ローラー31及び第2反転ローラー33を駆動して印刷媒体S1、S2を搬送させる。
図2に示す矢印P1、P2は動力経路を示し、動力経路P1にそって反転用モーター32から第2反転ローラー33へ動力が伝達され、動力経路P2にそって反転用モーター32から第1反転ローラー31へ動力が伝達される。これらの動力伝達は、一例として、駆動輪(ギア)列によって行われる。
また、反転部30は、回動軸34を備え、開放状態・閉鎖状態の切換え時には、この回動軸34を中心に回動する。
なお、反転部30に備えられる駆動ローラーの数は、2つでなくてもよい。
次に、給送部40は、装置外部から印刷媒体を供給するサブの給紙装置であり、給紙カセット11に収容される印刷媒体S1とは異なる種類の印刷媒体S2(例えば、単票など)をメイン搬送路C1(印刷位置)に給送する部分である。印刷媒体S2の給送は、図2の点線で示されるサブ搬送路C3にそって行われる。
給送部40には、給送トレイ41が備えられ、給送トレイ41は複数枚の印刷媒体S2を収容する。給送トレイ41に収容された印刷媒体S2は、図示していない給紙装置により、サブ搬送路C3に1枚ずつ供給される。
給送部40は、給送トレイ41のサブ搬送路C3の下流側に、給送ローラー42を備える。給送ローラー42は、給送トレイ41から供給された印刷媒体S2を、サブ搬送路C3にそって搬送し、印刷媒体S2がメイン搬送路C1に供給される。メイン搬送路C1に供給された印刷媒体S2は、上述した本体ユニット10によって処理される。すなわち、印刷処理では、印刷媒体S2に対して印刷がなされ、印刷媒体S2が排紙トレイ17に排紙される。
給送ローラー42は、反転部30に備えられる上述した反転用モーター32によって駆動され、当該駆動により印刷媒体S2を搬送する。すなわち、給送ローラー42は、本体ユニット10の駆動源を用いずに駆動される。図2の動力経路P2、P3にそって、反転用モーター32から給送ローラー42へ動力が伝達される。この動力伝達は、一例として、駆動輪(ギア)列によって行われる。
このように、開閉ユニット20における駆動が開閉ユニット20内に備えられる駆動源によって行われ、開閉ユニット20が動力伝達に関して本体ユニット10から分離されている点が、本プリンター1の大きな特徴である。
なお、給送部40は、図2に示されるように、プリンター1を設置した状態で反転部30の上方に設けられるのが好ましい。また、給送部40が給送する印刷媒体S2は、印刷媒体S1と同種類であってもよい。
図3は、開閉ユニット20に設けられる駆動輪列を例示した図である。図3には、上述した動力経路P1、P2、及びP3に設けられる駆動輪G1−G9が模式的に示されている。これら駆動輪G1−G9による駆動輪列を介して、反転用モーター32から、第1反転ローラー31、第2反転ローラー33、及び、給送ローラー42へ動力が伝達される。
次に、開閉ユニット20の離間動作(閉鎖状態から開放状態にする動作)について説明する。本プリンター1では、以下に説明する2つの方法のいずれかを採用することができる。
一つ目の離間方法は、反転部30と給送部40を一体として動作させるものである。図4は、第1の離間方法を説明するための図である。第1の離間方法を採用する場合、反転部30と給送部40は固定されており、図2に示した閉鎖状態から、図4に示す開放状態へと、図4のM1で示す軌道で離間動作を行う。この場合、回動軸34を中心として反転部30と給送部40が一体となって回動する(図4のM2)。
なお、当該離間動作及び閉鎖状態に戻す動作は、人手によって行われる。
図4に示す開放状態では、図4の矢印A1で示す方向に、ユーザーがプリンター1の内部を見ることができと共に、プリンター1の内部にアクセス可能となる。この状態では、ユーザーは、印刷媒体の各搬送路C1−C3を目視することができ、それらに存在する不要な(紙ジャムなどを起こした)印刷媒体を取り除くことができる。
また、第1の離間方法の場合、どの状態でも上述した動力経路P1−P3の相対的な位置関係は変わらず、駆動輪(G1−G9)列の切断・結合などの機構は不必要である。
なお、図4からもわかる通り、第1の離間方法の場合、給送トレイ41に印刷媒体S2があると、それらが落下する虞があるため、それらを取り除いてから離間動作を行うようにする。代替案として、給送トレイ41に落下防止部材を設けるようにしてもよい。
次に、第2の離間方法について説明する。この方法は、反転部30と給送部40を別々に動作させるものである。図5は、第2の離間方法を説明するための図である。第2の離間方法を採用する場合、反転部30と給送部40はそれぞれ別個に動作可能な構造となっている。
まず、図2に示す閉鎖状態から、図5の(A)に示すように、給送部40をM3に示す軌道で移動させる。すなわち、水平方向のプリンター1の背面側に給送部40を移動させる。図示していないが、給送部40のこのような移動を可能とする支持部材、スライド機構が従前の方法で備えられている。
次に、図5の(B)に示すように、M4で示す軌道で、回動軸34を中心として反転部30を回動させる。これにより、第2の離間方法による離間動作が終了し、図5の(B)が開放状態である。
なお、この状態から閉鎖状態に戻す場合には、離間動作の逆の手順で動作させる。当該離間動作及び閉鎖状態に戻す動作は、人手によって行われる。
図5の(B)に示す開放状態では、矢印A2で示す方向に、ユーザーがプリンター1の内部を見ることができと共に、プリンター1の内部にアクセス可能となる。この状態では、ユーザーは、印刷媒体の各搬送路C1−C3を目視することができ、それらに存在する不要な(紙ジャムなどを起こした)印刷媒体を取り除くことができる。
また、第2の離間方法の場合、離間動作の際に動力経路P3を切断し、閉鎖状態に戻す際に動力経路P3を結合する必要がある。この切断・結合の機構は従前のものを用いることができる。
なお、第2の離間方法の場合、給送部40は水平移動をするのみであり、給送トレイ41に印刷媒体S2があっても、それらが落下する虞はない。
以上説明したように、本実施の形態例に係るプリンター1では、反転部30と給送部40を備える開閉ユニット20が印刷媒体S1、S2の搬送を行うための駆動源(反転用モーター32)を備え、動力伝達に関して本体ユニット10から分離されている。従って、動力経路(P1−P3)を短くでき、本体ユニット10側との動力経路の切断・結合機構を必要としないので、簡素で故障の少ない構造とすることができると共に、確実な動力伝達により安定した印刷媒体S1、S2の搬送が可能となる。
また、開閉ユニット20を開放状態とした際に、本体ユニット10と開閉ユニット20の間で駆動輪列などの動力経路が露わにならないので、動力経路への異物混入により故障を起こしてしまうことなどがない。また、不要な印刷媒体の除去性も良い。
また、これらの効果から、メンテナンス性及びコスト面で優れた装置とすることができる。
次に、上述した実施形態例の変形例について説明する。図6は、変形例に係るプリンター1aの概略断面図である。変形例のプリンター1aは、上述したプリンター1に第2給送部50を追加した構成である。第2給送部50とそれに係る動力経路(P4−P6)以外の部分は、プリンター1の場合と同様の構成、作用であり、同じ番号、符号を付している。以下、プリンター1と相違している点について説明する。
図6に示されるように、プリンター1aの開閉ユニットは、反転部30、(第1)給送部40、及び、第2給送部50を備える。
第2給送部50は、さらなる給紙装置であり、図6に示される第2サブ搬送路C4にそって印刷媒体S3をメイン搬送路C1へ給送する。第2給送部50は、(第1)給送部40の背面側に設けられ、(第1)給送部40と同様の構成を備える。従って、第2給送トレイ51と第2給送ローラー52を備える。第2給送トレイ51は、印刷媒体S3を収容し、ここから印刷媒体S3が1枚ずつ第2サブ搬送路C4に供給される。第2給送ローラー52は、第2給送トレイ51から供給された印刷媒体S3を第2サブ搬送路C4にそって搬送する駆動ローラーである。なお、印刷媒体S3は、印刷媒体S1、S2と、異なる種類の印刷媒体であってもよいし、同じ種類の印刷媒体であってもよい。
また、第2給送ローラー52の駆動は、プリンター1の場合と同様に、反転用モーター32により行われる。(第1)給送部40と第2給送部50は切り換えて用いられるので、反転用モーター32からの動力経路は、(第1)給送部40と第2給送部50へ分岐する経路となり、図6に示されるように、動力経路P4の後、(第1)給送部40へ至る動力経路P5と第2給送部50へ至る動力経路P6がある。
これらの動力経路P4−P6は、プリンター1の場合と同様に、駆動輪列で構成することができる。また、動力経路P4の後には、動力経路P5と動力経路P6への切換え機構が備えられる。当該切換え機構には、従前の様々な装置を採用することができる。例えば、通常使用する回転方向と逆の回転がなされた際に、伝達する経路を切り換えるカム機構を用いることができる。反転部30、(第1)給送部40、及び、第2給送部50での印刷媒体の搬送は一方向であり、上記カム機構を用いた場合には、当該搬送の際の回転方向と逆方向に反転用モーター32を回転させて、動力経路P5と動力経路P6への切換えを行うことができる。
次に、プリンター1aにおける開閉ユニットの離間動作(閉鎖状態から開放状態にする動作)について説明する。プリンター1aでも、プリンター1の場合と同様の2つの方法を採用することができる。
一つ目の離間方法は、反転部30と(第1)給送部40と第2給送部50を一体として動作させるものである。図7は、第1の離間方法を説明するための図である。第1の離間方法を採用する場合、反転部30と(第1)給送部40と第2給送部50は固定されており、図6に示した閉鎖状態から、図7に示す開放状態へと、図7のM5で示す軌道で離間動作を行う。この場合、回動軸34を中心として反転部30と(第1)給送部40と第2給送部50が一体となって回動する。
なお、当該離間動作及び閉鎖状態に戻す動作は、人手によって行われる。
図7に示す開放状態では、図7の矢印A3で示す方向に、ユーザーがプリンター1aの内部を見ることができと共に、プリンター1aの内部にアクセス可能となる。この状態では、ユーザーは、印刷媒体の各搬送路を目視することができ、それらに存在する不要な(紙ジャムなどを起こした)印刷媒体を取り除くことができる。
また、第1の離間方法の場合、どの状態でも上述した動力経路の相対的な位置関係は変わらず、駆動輪列の切断・結合などの機構は不必要である。
なお、図7からもわかる通り、第1の離間方法の場合、給送トレイ41、第2給送トレイ51に印刷媒体S2、S3があると、それらが落下する虞があるため、それらを取り除いてから離間動作を行うようにする。代替案として、給送トレイ41、第2給送トレイ51に落下防止部材を設けるようにしてもよい。
次に、第2の離間方法について説明する。この方法は、反転部30と、(第1)給送部40及び第2給送部50とを別々に動作させるものである。図8は、第2の離間方法を説明するための図である。第2の離間方法を採用する場合、反転部30と(第1)給送部40と第2給送部50はそれぞれ別個に動作可能な構造となっている。
まず、図6に示す閉鎖状態から、図8の(A)に示すように、(第1)給送部40と第2給送部50を一緒にM6に示す軌道で移動させる。すなわち、水平方向のプリンター1aの背面側に移動させる。図示していないが、このような移動を可能とする支持部材、スライド機構が(第1)給送部40と第2給送部50に対して従前の方法で備えられている。
次に、図8の(B)に示すように、M7で示す軌道で、第2給送部50をさらに水平方向の同方向に移動させる。
次に、図8の(C)に示すように、M8で示す軌道で、回動軸34を中心として反転部30を回動させる。これにより、第2の離間方法による離間動作が終了し、図8の(C)が開放状態である。
なお、この状態から閉鎖状態に戻す場合には、離間動作の逆の手順で動作させる。当該離間動作及び閉鎖状態に戻す動作は、人手によって行われる。
図8の(C)に示す開放状態では、矢印A4、A5で示す方向に、ユーザーがプリンター1aの内部を見ることができと共に、プリンター1aの内部にアクセス可能となる。この状態では、ユーザーは、印刷媒体の各搬送路を目視することができ、それらに存在する不要な(紙ジャムなどを起こした)印刷媒体を取り除くことができる。
また、第2の離間方法の場合、離間動作の際に動力経路を切断し、閉鎖状態に戻す際に動力経路を結合する必要がある。この切断・結合の機構は従前のものを用いることができる。
なお、第2の離間方法の場合、(第1)給送部40と第2給送部50は水平移動をするのみであり、給送トレイ41、第2給送トレイ51に印刷媒体S2、S3があっても、それらが落下する虞はない。
以上説明したように、当該変形例に係るプリンター1aでは、上述したプリンター1の効果を享受しつつ、3つの印刷媒体の供給口を利用して多種の印刷媒体に対する印刷が可能である。従って、多彩な印刷が可能であり、ユーザーの利便性が高い。
また、開閉ユニット20の駆動源(反転用モーター32)の回転方向を利用して、2つの給送部40、50の切り換えができる。
なお、上述した変形例では、給送部が2つであったが、給送部を3つ以上設ける構成としてもよい。その場合にも、給送部の駆動は開閉ユニット20に設けられた駆動源によって行われる構成とする。
また、上述した実施の形態例及びその変形例において、反転部30を異なる機能を備える装置、例えば、さらなる給送部など、に置き換える構成としてもよい。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
1、1a…プリンター、 10…本体ユニット、 11…給紙カセット、 12…給紙ローラー、 13…紙送りローラー、 14…印刷ヘッド、 15…キャリッジ、 16…排紙ローラー、 17…排紙トレイ、 20…開閉ユニット、 30…反転部、 31…第1反転ローラー、 32…反転用モーター、 33…第2反転ローラー、 34…回動軸、 40…給送部、 41…給送トレイ、 42…給送ローラー、 50…第2給送部、 51…第2給送トレイ、 52…第2給送ローラー、 C1…メイン搬送路、 C2…反転搬送路、 C3…サブ搬送路、 C4…第2サブ搬送路、 G1−G9…駆動輪、 P1、P2、P3、P4、P5…動力経路、 S1、S2、S3…印刷媒体

Claims (9)

  1. 印刷媒体に印刷を行う第1ユニットと、前記第1ユニットに離間可能に取り付けられた第2ユニットを備える印刷装置であって、
    前記第2ユニットは、
    前記第1ユニットから搬送される前記印刷媒体を反転して前記第1ユニットへ搬送する反転部と、
    前記印刷装置の外部から供給される前記印刷媒体を前記第1ユニットへ搬送する給送部と、
    前記給送部を駆動する駆動源と、を有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記駆動源は、前記反転部を駆動する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1あるいは2において、
    前記駆動源は、前記反転部に設けられる
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項において、
    前記反転部と前記給送部は、一体となって前記第1ユニットから離間する
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか一項において、
    前記反転部と前記給送部は、それぞれ別個に前記第1ユニットから離間する
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項5において、
    前記給送部は、前記反転部の上方に設けられ、
    前記給送部は、水平移動により前記第1ユニットから離間し、
    前記反転部は、回転移動により前記第1ユニットから離間する
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項において、
    前記給送部は、複数の前記印刷媒体を収容する
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項において、
    複数の前記給送部を備える
    ことを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項8において、
    前記複数の給送部は、切り換えて駆動され、
    前記給送部の駆動の切り換えは、前記駆動源が所定の方向に回転されたことに基づいて行われる
    ことを特徴とする印刷装置。
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