JP2017030935A - 搬送用ベアリング - Google Patents

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直生 粕谷
Nao Kasuya
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Abstract

【課題】搬送用ベアリングBにおいて、ボール収容面8とボール1の隙間に入り込んだ粉塵等Cが滞留することなく確実に外部に排除されるようにする。
【解決手段】搬送用ベアリングBは、球状のボール1と基台3とを備える。基台3には一部を露出した状態で前記ボール1を回転自在に収容するボール収容面8が形成されている。また、基台3にはボール収容面8を基台3の外部に連通する連通孔9(9a,9b)が形成されており、球状のボール1には表面に複数個の窪み2が形成されている。隙間に入り込んだ粉塵等Cは、ボール1に形成した窪み2のエッジ部によって掻き出されて、連通孔9(9a,9b)内に入り込み、そこから外部に排出される。
【選択図】図4

Description

本発明は、物品を移動させるときに用いられる搬送用ベアリングに関する。
物品を移動させたり、向きを変えたりする作業を容易化するために、搬送用ベアリングが用いられる。この種の搬送用ベアリングは、通常、球状のボールと基台とで構成され、前記基台には一部を露出した状態で前記ボールを回転自在に収容するボール収容面が形成されている。使用に当たっては、基台からボールの一部が露出している側が物品の移動面側となるようにして、その適数個が面状に配置される。物品が載った状態でもボールはボール収容面内で自由に回転することができ、そのために、作業者は、重量物である物品であっても、搬送用ベアリング上で所要の方向に移動させたり、また、適宜の方向に方向変換することが容易にできるようになる。
物品の搬送や方向転換の作業中に、ボール収容面とボールの隙間に、周囲の粉塵が入り込む場合がある。隙間に粉塵が入り込むとボールの自由回転が阻害され、物品の搬送等が困難になる。その不都合を回避するのに参考となる技術手段を備えた搬送用ベアリングの一例が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の搬送用ベアリングは、搬送物を直接支持する主球と、その主球を支持しかつ自由に循環する様に内蔵された副球と、その副球を常に主球を支持する位置に来るよう半球形凹状とした球受け部を含むケースからなる搬送用ベアリングにおいて、ケースに内部で発塵した塵埃や外部より入り込んだ塵埃等を吸引排出するために、多数の穴をケースの外部にまで貫通させるようにしている。
特開2003−184871号公報
特許文献1に記載される搬送用ベアリングでは、前記ケースと主球あるいは副球との間に発生したあるいは入り込んだ粉塵等を、積極的に外部から吸引することで、外部に排出することができると考えられる。本発明者は上記形態を備えた搬送用ベアリングを実際に用いてきているが、その過程において、主球あるいは副球は共に表面が滑らかな球体であることから、主球あるいは副球が回転しても、排出すべき粉塵等と球体との間にすべりが生じてしまい、粉塵等をケースに形成した穴の位置まで移動させることが困難になる場合があることを経験した。吸引力を大きくしても、穴の位置まで粉塵を移動させることは容易ではなかった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、搬送用ベアリングにおいて、ボール収容面とボールの隙間に入り込んだ、あるいはそこに発生した粉塵等を、ボール収容面に形成した外部に連通する連通孔まで確実に移動させることができ、それにより、粉塵等によってボールの自由回転が阻害されるのを確実に阻止できるようにした搬送用ベアリングを提供することを課題とする。
本発明による搬送用ベアリングは、球状のボールと基台とを備えており、前記基台には一部を露出した状態で前記ボールを回転自在に収容するボール収容面が形成されている搬送用ベアリングであって、前記基台には前記ボール収容面を基台の外部に連通する連通孔が形成されており、前記球状のボールには表面に複数個の窪みが形成されていることを特徴とする。
本発明による搬送用ベアリングでは、ボール収容面とボールの隙間に入り込んだ、あるいはそこに発生した粉塵等は、ボールが回転するときに、ボールの表面に形成した窪みのエッジ部によって積極的に掻き出され、ボール収容面に設けた外部に連通する連通孔内に容易にかつ確実に移動してそこに入り込むようになる。連通孔内に入り込んだ粉塵等は連通孔を通して外部に排出されるので、粉塵等がボール収容面に溜ることによってボールの自由回転が阻害されるようになるのを確実に回避できるようになる。
本発明による搬送用ベアリングが用いられる物品の搬送路の一例を説明するための図。 本発明による搬送用ベアリングの一例を示す模式的斜視図。 ボール収容面を下方から見た模式的斜視図。 図2のIV−IV線に沿う模式的断面図。
以下、本発明による搬送用ベアリングの一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
最初に、本発明による搬送用ベアリングが使用される物品搬送経路の具体的な一例を、図1を参照して説明する。図1は直角に折曲した物品搬送経路Aを示しており、上流側のローラコンベア20と下流側のローラコンベア30とが90度位相をずらして配置されている。上流側のローラコンベア20と下流側のローラコンベア30は、ともに、機枠21、31を備え、該機枠に対して、円筒状のローラ22、32の適数本が平行な状態で回転自在に支承されている。
2つのローラコンベア20、30の端部間に形成される偶部には、方向変換用コンベア40が配置されている。方向変換用コンベア40は機枠41を備え、該機枠41の上面に、本発明による搬送用ベアリングBの複数個が取り付けられている。図示の例で、機枠41は平面視で矩形状であり、その横幅aは上流側のローラコンベア20の横幅とほぼ同じとされ、長さbは下流側のコンベア30の横幅とほぼ同じとされている。そして、機枠41の上面には、ほぼ等間隔で、4×4=16個の本発明による搬送用ベアリングBが配置されている。
2つのローラコンベア20、30の物品搬送面と方向変換用コンベア40の物品搬送面はほぼ同じレベルとなるように全体が設置されており、搬送しようとする物品(不図示)は、上流側のローラコンベア20から方向変換用コンベア40に向けて搬送され、方向変換用コンベア40上において作業者により90度方向に向きが変えられた後、下流側のローラコンベア30に向けて送り出される。
次に、搬送用ベアリングBを、図2〜図4を参照して、説明する。搬送用ベアリングBは、基本的に、球状のボール1と該ボール1を収容する基台3とで構成される。ボール1の表面には適数の窪み2が形成されている。好ましくは、適数個の窪み2は、ボール1の球面上において、互いに等間隔となる位置に形成される。窪み2は半球状の窪みであることが好ましいが、ボールの中心に向かって上方から見たときの形状が楕円状や矩形状の窪みであっても差支えない。また、ボール1の球面と窪み2の境界線は、丸みの無い、シャープな角度をなすエッジを形成していることが好ましい。また、窪み2が半球状の場合、その球面上での直径は1〜4mm程度が実用上で好ましい大きさである。ボール1は、好ましくは高炭素クロム軸受鋼(耐荷重、長寿命)、マルテンサイト系ステンレス鋼(耐荷重、長寿命)、窒化珪素(長寿命、低騒音)のような材料で作られ、その直径は好ましくは20〜30mmの範囲である。
基台3は、通常、鋼材で作られる。基台3は、平板状の基部4と、該基部4から立設する筒状部5とで構成される。筒状部5の上端面6は前記基部4と平行な面となっている。上端面6の中央部には、基部4側に向けて凹陥するボール収容部7が形成されている。該ボール収容部7は、その内面側がほぼ半球状の面8となっており、該半球状の面8は本発明でいうボール収容面を形成する。前記半球状の面8における前記上端面6での直径は、前記球状のボール1の直径よりもわずかに大きい。
ボール収容部7は、機械的強度を満たすことを条件に、好ましくは薄板状をなしており、その底面側には、適数個の連通孔9がボール収容部7を貫通するようにして形成されている。図示の例では、ボール収容部7における半球状の面8の最も低位となる位置に円形状の連通孔9aが、また、前記円形状の連通孔9aを中心としてそこから十文字状に放射方向に延びる4個の矩形状の連通孔9bが形成されている。なお、上記した連通孔9の数、形状、形成位置等は一つの例であって、ボール収容部7における半球状の面8内に収容されたボール1が、そこで自由回転するのを阻害されないことを条件に、適宜形成することができる。
前記上端面6には、半球状の面8内に収容されたボール1の脱落を防止するとともに、収容されたボール1が自由回転するのを阻害しない内面形状を有する蓋部材10が、着脱自在に取り付けられている。前記蓋部材10の内面形状は、ボール収容部7における半球状の面8に連続する球状の面であることが最も好ましい。蓋部材10は上面側が開放しており、その解放部分から、半球状の面8内に収容されたボール1の一部が露出するようになっている。
搬送用ベアリングBの組み立てに当たっては、基台3の前記ボール収容部7内にボール1を収容し、その後で、蓋部材10を基台3の上端面6にねじ留めなどで固定する。その状態で、収容されたボール1は、ボール収容部7のボール収容面である半球状の面8を受け面として、自由に回転できる状態となっている。上記のようにして組み付けた搬送用ベアリングBを、図1に示すように、その平板状の基部4を利用して方向変換用コンベア40の機枠41の上面に適数固定することで、方向変換用コンベア40が完成する。
方向変換用コンベア40の使用時には、図示しない物品が、方向変換用コンベア40に取り付けた搬送用ベアリングBの上を移動する。物品の移動により、搬送用ベアリングBに取り付けられたボール1が回転する。その回転と共に、周囲の粉塵等Cがボール収容面である半球状の面8とボール1との間の隙間に入り込むことが起こる。入り込んだあるいは隙間で発生した粉塵等Cは、図4に示すように、ボール1が回転するときに、ボール1の表面に形成した窪み2のエッジ部によって掻き出されるようになる。その掻き出し作用により、粉塵等Cは隙間内を積極的に移動し、ボール収容面8に設けた外部に連通する連通孔9(9a,9b)内に入り込む。連通孔9内に入り込んだ粉塵等Cは、連通孔9を通って外部に自然落下し、外部に排出される。そのために、本発明による搬送用ベアリングBにおいては、粉塵等Cがボール収容面8に滞留したり堆積することはなくなり、ボール1の自由回転が阻害される事態が生じるのを確実に回避できる。それにより、方向変換用コンベア40の長期にわたる安定した使用が確保される。
なお、本発明による搬送用ベアリングBでは、前記連通孔9から負圧吸引しなくても、粉塵等Cを外部へ自然落下により排出することができるが、適宜の負圧吸引手段を前記連通孔9に接続して、吸引排気するような使用態様とすることも可能である。
A…本発明による搬送用ベアリングが使用される物品搬送経路の一例、
B…本発明による搬送用ベアリング、
C…粉塵等、
1…球状のボール、
2…ボールの表面に形成された窪み、
3…基台、
4…平板状の基部、
5…基部から立設する筒状部、
6…筒状部の上端面、
7…ボール収容部、
8…ボール収容部の内面側である半球状の面(本発明でいうボール収容面)、
9(9a,9b)…ボール収容部に形成された連通孔、
10…蓋部材、
20…上流側のローラコンベア、
21…機枠、
22…円筒状のローラ、
30…下流側のローラコンベア、
31…機枠、
32…円筒状のローラ、
40…方向変換用コンベア、
41…機枠。

Claims (1)

  1. 球状のボールと基台とを備えており、前記基台には一部を露出した状態で前記ボールを回転自在に収容するボール収容面が形成されている搬送用ベアリングであって、
    前記基台には前記ボール収容面を基台の外部に連通する連通孔が形成されており、前記球状のボールには表面に複数個の窪みが形成されていることを特徴とする搬送用ベアリング。

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