JP2017030810A - ねじ式キャップ容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 容器本体とねじキャップとからなるねじ式キャップ容器であって、容器本体は、口筒部外周に、スロープねじ部を備え、スロープねじ部は、周方向に等間隔で複数カ所に配設される上部ねじ突部と、上部ねじ突部から下方に所定の間隔を隔てて平行する下部ねじ突部と、下部ねじ突部と上部ねじ突部間に連設する傾斜ねじ突部とを備え、ねじキャップの外周壁内周には、等間隔かつ同じ高さで複数カ所に配設される上部キャップねじ突部と、上部キャップねじ突部から下方に所定の間隔を隔てて平行する下部キャップねじ突部とを備え、下部キャップねじ突部は、中央部が上部キャップねじ突部の中央部よりずれた位置に配設されている構成を採用する。
【選択図】 図1
Description
とくに、容器口部の外周面に多条のねじ山を有する容器本体と、該ねじ山に係合する係合部を内周に有するキャップとを備え、一回転よりも小さな回転角度で開閉操作できるだけでなく、閉蓋後は容易に固定解除されることがないねじ式キャップ容器は従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、容器内の内容液が炭酸飲料など、発生するガスにより容器の内圧が高圧になるものである場合、螺合する力が弱くなる開蓋最終時に容器内との密封が開封されると、ねじキャップが内圧で押し上げられ、意図せず螺合が外れてねじキャップが抜け飛んでしまうとともに、ガスとともに内容液が飛び出してしまい危険であるという問題があった。
また、スロープねじ部の各突部と、上部キャップねじ突部および下部キャップねじ突部との螺合により、少ない回転角度で開閉蓋することができ、さらに、内容液が炭酸飲料など、容器内の内圧が高圧となるものであっても、ねじキャップが抜け飛ぶことを防止することができ、安全に開蓋することができる。
以下の説明では、図1〜3に示すように、上面から見て、左側を0°(起点)として、左回りに90°間隔で区画a、b、c、dを便宜上設定している。
図1において、Aは容器本体、Bはねじキャップである。
4条のスロープねじ部2は、それぞれ、上部ねじ突部と、傾斜ねじ突部と、下部ねじ突部との周方向の長さの比率が1:1:1で形成されている。
外周壁11の外周には、手指等で把持した際に指の掛かりが良くなるようにローレットなどの指掛かりが設けられている。
下部キャップねじ突部16a、16b、16c、16dは、図3(a)に示すように、周方向に、それぞれの始端位置が上部キャップねじ突部15a、15b、15c、15dの終端の下方に位置するように配設されている。
上部キャップねじ突部15a、15b、15c、15dおよび下部キャップねじ突部16a、16b、16c、16dは、下面が容器本体Aのスロープねじ部2の上部ねじ突部4a、4b、4c、4dおよび下部ねじ突部5a、5b、5c、5dの上面と平行するように形成され、上面が下面に対して閉蓋時に回転する方向に向けて、より下方に傾斜する(幅が先細りする)ように形成されている。
容器本体Aの口筒部1に上方から、ねじキャップBを被せると、ねじキャップBは、外周壁11の内周を容器本体Aのスロープねじ部2の外周に摺接しながら下降する。
また、その際、上部キャップねじ突部15a、15b、15c、15dの下面が上部ねじ突部4d、4a、4b、4cのそれぞれの上面と当接(またはその上方に位置)する。
また、ねじキャップBの下降とともに、口筒部1の内周にねじキャップBの内側密封筒部12が挿入されていく。
また、その際、下部キャップねじ突部16a、16b、16c、16dの上面が、下部ねじ突部5d、5a、5b、5cのそれぞれの下面と当接(またはその下方に位置)する。
さらに、図1に示すように、閉蓋時には、ねじキャップBの内側密封筒部12外周と外側密封筒部13内周およびコンタクトリング17が、容器本体Aの口筒部1の内周と外周および上面に密着し、容器本体A内を密封する。
さらに、図4(c)から図4(b)の状態まで回転させると、上部キャップねじ突部15a、15b、15c、15dの右端が、スロープねじ部2の傾斜ねじ突部6d、6a、6b、6cの傾斜する上面に当接して傾斜ねじ突部6a、6b、6c、6dの傾斜に応じ、ねじキャップBが容器本体Aに対して上昇する。
このため、ねじキャップBが上昇することによって、封緘リング14とねじキャップBの外周壁11との間の弱化片19を切断し、図5に示すように、封緘リング14を容器本体Aに残して、ねじキャップBが上昇していく。
封緘リング14と外周壁11との間の弱化片19の状況を外から見ることによって、不正開封の有無を確認できる。
さらに、図4(c)から図4(b)の間の状態では、下部キャップねじ突部16a、16b、16c、16dの左端上面が、傾斜ねじ突部6d、6a、6b、6cの下面に当接しはじめ、傾斜ねじ突部6d、6a、6b、6cの傾斜により、ねじキャップBの上昇していく。
また、さらに回転させると、下部キャップねじ突部16a、16b、16c、16dの右端がスロープねじ部2の傾斜ねじ突部6a、6b、6c、6dの傾斜する上面に当接し、さらに、回転を進めると、傾斜ねじ突部6a、6b、6c、6dの傾斜に応じて、ねじキャップBを容器本体Aに対して持ち上げ、簡単に開蓋することができる。
また、内容液が炭酸飲料など、容器内の内圧が高圧となるものであっても、開蓋時のねじキャップBを左方向に30°以上回転させた時に、口筒部1の内周とねじキャップBの内側密封筒部12の外周との密着が外れ、該隙間から発生したガスが外に出ようとし、急激にねじキャップBを上方に押し上げても、図5(b)に示すように、下部キャップねじ突部16a、16b、16c、16dの上面が、上部ねじ突部4d、4a、4b、4cの下面に均等に当接し、ねじキャップBが上方に抜け飛んでしまうことを防止しているので、安心して開蓋することができる。
以上のように、本発明は、上部ねじ突部、傾斜ねじ突部、下部ねじ突部の比率を1:1:1で形成されているスロープねじ部2を、等間隔に3条以上の複数突設し、それに合わせて、ねじキャップBの外周壁11内周に上部キャップねじ突部および下部キャップねじ突部をそれぞれ等間隔に配設するようにすると、少ない回転角度で開閉蓋をすることができ、また、閉蓋時にねじキャップBが口筒部1に対して斜め被りしてしまうことを防止し、さらに、安心して開蓋することができる。
以上のように、本発明は、容器本体Aの口筒部1のスロープねじ部およびスロープねじ部を構成する上部ねじ突部の数は、複数であればよく、また、スロープねじ部を配設する間隔は連続的または間欠的でもよく、さらに、ねじキャップBの外周壁11内周の上部キャップねじ突部と下部キャップねじ突部の数は、スロープねじ部の条数および形状に合わせて数を設定すればよいので、スロープねじ部およびスロープねじ部を構成する上部ねじ突部の数、またスロープねじ部を配設する間隔、さらに、上部キャップねじ突部と下部キャップねじ突部の数は上記実施形態の形態に限定されない。
B ねじキャップ
a、b、c、d 区画
α、γ 高さ
β、θ 間隔
1 口筒部
2 スロープねじ部
3 ネックリング
4a、4b、4c、4d 上部ねじ突部
5a、5b、5c、5d 下部ねじ突部
6a、6b、6c、6d 傾斜ねじ突部
10 頂壁
11 外周壁
12 内側密封筒部
13 外側密封筒部
14 封緘リング
15a、15b、15c、15d 上部キャップねじ突部
16a、16b、16c、16d 下部キャップねじ突部
17 コンタクトリング
18 係止突部
19 弱化片
Claims (3)
- 容器本体と、容器本体の口筒部に螺合するねじキャップとからなるねじ式キャップ容器であって、
容器本体は、口筒部外周に、スロープねじ部を備え、
スロープねじ部は、周方向に等間隔で複数カ所に配設される水平または緩やかに傾斜する上部ねじ突部と、上部ねじ突部から下方に所定の間隔を隔てて平行する下部ねじ突部と、下部ねじ突部と上部ねじ突部間に連設する傾斜ねじ突部とを備え、
ねじキャップは、頂壁と、頂壁の外縁から垂設される外周壁とを備え、
外周壁は、内周に等間隔かつ同じ高さで複数カ所に配設される上部キャップねじ突部と、上部キャップねじ突部から下方に所定の間隔を隔てて平行する下部キャップねじ突部とを備え、
下部キャップねじ突部は、中央部が上部キャップねじ突部の中央部よりずれた位置に配設されていることを特徴とするねじ式キャップ容器。 - ねじキャップは、頂壁裏面から垂設され、外周が容器本体の口筒部の内周を密封する内側密封筒部を備えることを特徴とする請求項1に記載のねじ式キャップ容器。
- 容器本体は、口筒部の外周下方にネックリングを備え、
ねじキャップは、外周壁の下端に、破断可能な弱化片を介して連設され、ネックリング嵌合する封緘リングを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のねじ式キャップ容器。
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Citations (4)
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JPS4813447U (ja) * | 1971-06-27 | 1973-02-15 | ||
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JP2011136745A (ja) * | 2009-12-29 | 2011-07-14 | Nihon Yamamura Glass Co Ltd | 容器 |
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2015
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