JP2017028414A - 通信管理システム、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

通信管理システム、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ゲスト端末と複数のオペレータ端末との間の通信を管理する通信管理システムにおいて、映像や音声等の遅延を低減させる。
【解決手段】通信管理システム5は、通信の開始を要求する第1の通信端末10の識別情報を管理する第1の管理手段と、通信に応答が可能な1つ以上の第2の通信端末10の識別情報を管理する第2の管理手段と、第1の通信端末10の識別情報と位置に関する情報とを対応付けて記憶した第1の端末情報記憶手段と、第2の通信端末10の識別情報と位置に関する情報とを対応付けて記憶した第2の端末情報記憶手段と、第1の通信端末10から開始を要求された通信に応答が可能な1つ以上の第2の通信端末10がある場合、通信の開始を要求した第1の通信端末10の位置に関する情報と、通信に応答が可能な1つ以上の第2の通信端末10の位置に関する情報と、に基づいて通信に応答する第2の通信端末10を決定する決定手段と、を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信管理システム、情報処理装置、及びプログラムに関する。
近年、コールセンタ等においてテレビ会議システム等の通信システムが用いられている。
例えば、着信可能なオペレータ端末を管理し、テレビ電話からの接続要求信号に応じて着信可能なオペレータ端末を選択して、テレビ電話とオペレータ端末との間で映像及び音声のチャネルを開設するコールセンタ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、コールセンタ等で用いられる通信システムにおいて、コールセンタ等に通信の開始を要求する側のゲスト端末は、様々な場所に位置していると考えられる。また、着信に応答する側の複数のオペレータ端末も、例えば、距離的に離れた地域に分散されて配置されている場合がある。従って、例えば、特許文献1に開示されて技術のように、着信可能なオペレータ端末を選択するだけでは、テレビ電話と距離的に離れたオペレータ端末に接続され、伝送される映像や音声等の遅延が大きくなってしまう場合がある。
このように、従来の技術では、複数のゲスト端末と、複数のオペレータ端末との間の通信を管理する通信管理システムにおいて、伝送される映像や音声等の遅延を低減させることには困難を伴っていた。
本発明の実施の形態は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、ゲスト端末と複数のオペレータ端末との間の通信を管理する通信管理システムにおいて、映像や音声等の遅延を低減させることを容易にする通信管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る通信管理システムは、第1のグループに分類される第1の通信端末と、第2のグループに分類される第2の通信端末との間の通信を管理する通信管理システムであって、前記通信の開始を要求する前記第1の通信端末の識別情報を管理する第1の管理手段と、前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末の識別情報を管理する第2の管理手段と、前記第1の通信端末の識別情報と、前記第1の通信端末の位置に関する情報とを対応付けて記憶した第1の端末情報記憶手段と、前記第2の通信端末の識別情報と、前記第2の通信端末の位置に関する情報とを対応付けて記憶した第2の端末情報記憶手段と、前記第1の通信端末から開始を要求された前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末がある場合、前記通信の開始を要求した前記第1の通信端末の位置に関する情報と、前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末の位置に関する情報と、に基づいて前記通信に応答する前記第2の通信端末を決定する決定手段と、を有する。
本発明の実施の形態によれば、ゲスト端末と複数のオペレータ端末との間の通信を管理する通信管理システムにおいて、映像や音声等の遅延を低減させることを容易にする通信管理システムを提供することができる。
一実施形態に係る通信システムの全体構成図である。 一実施形態に係る端末のハードウェア構成図である。 一実施形態に係る制御装置、管理装置、ストレージサービス、及び中継装置のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る端末、制御装置、及び管理装置の各機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る管理部の機能構成の例を示す図である。 待機端末管理テーブルを示す概念図である。 第1の実施形態に係るオペレータ情報管理テーブルの概念図である。 第1の実施形態に係るゲスト情報管理テーブルの概念図である。 第1の実施形態に係る優先度情報管理テーブルの概念図である。 端末が状態情報を送信する処理を示したシーケンス図である。 端末が通信の開始要求を送信する処理を示したシーケンス図である。 第1の実施形態に係る管理装置のキューを管理する処理の例を示すフローチャートである。 セッションを確立する処理を示したシーケンス図である。 第2の実施形態に係る端末、制御装置、及び管理装置の各機能ブロック図である。 第2の実施形態に係るオペレータ情報管理テーブルの概念図である。 第2の実施形態に係る管理装置のキューを管理する処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る管理部の処理の例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。以下で説明する実施例は一例に過ぎず、本発明が適用される実施形態は、以下の実施例に限られない。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<通信システムの全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係る通信システムの全体構成について説明する。図1は、一実施形態に係る通信システムの全体構成図である。以下、通信端末を、単に「端末」と略して説明する。
一実施形態に係る通信システム1は、複数の端末(10aa,10bb,10cc,10dd,10ee,10ff)、中継装置30、及び、管理システム5により構築される。
管理システム(通信管理システム)5は、制御装置50、管理装置60、及びストレージサービス70を備えている。以下、複数の端末(10aa,10bb,10cc,10dd,10ee,10ff)等のうち、任意の端末は「端末10」と表されている。端末10、中継装置30、制御装置50、管理装置60、及びストレージサービス70は、それぞれ、通信ネットワーク2を介して、他の端末、装置との間で通信可能に接続されている。通信ネットワーク2は、LAN(Local Area Network)、インターネット、携帯電話網、あるいは専用線等を含んでいても良い。
一実施形態において、端末10は、管理システム5側によって提供されるオペレータサービスを利用することができる。例えば、端末(10aa,10bb,10ee)は、ゲストによって利用される。一方、端末(10cc,10dd,10ff)は、オペレータによって利用される。端末(10aa,10bb,10ee)と、端末(10cc,10dd,10ff)との間では、コンテンツデータの送受信による通信が行なわれ、これによりゲストとオペレータとの間で通話することができる。なお、図1に示されている一実施形態の通信システム1において、ゲスト側の端末(10aa,10bb)は、操作性を考慮して、端末(10cc,10dd)と同じハードウェア構成を有する端末本体がキャビネットに収容されている。
ストレージサービス70は、管理装置60へアクセスための情報を管理する。この情報は、例えば、管理装置60へアクセスためのGUI(graphical user interface)表示用のファイルである。このファイルは、例えば、HTML(HyperText Markup Language)によって記述されていても良い。また、このファイルは、PC(Personal Computer)等からストレージサービス70にアクセスして、PC側からストレージサービス側に新たなファイルをアップロードすることによって更新される。ストレージサービス70は、上記のファイルを端末10へ送信することで、端末10を管理装置60へアクセスさせる。
管理装置(情報処理装置)60は、通信の開始を待機している端末10のキュー(待ち行列)を管理する。管理装置60は、キューに基づいて端末10間の接続を管理する。制御装置50は、端末10間でコンテンツデータを送信するためのセッションを確立するための制御を行う。各端末10は、同じセッションに参加している他の端末10へコンテンツデータを送信する。なお、一実施形態において、セッションは、中継装置30が、複数の端末10間で画像データ、及び音データを含むコンテンツデータを中継することで実現される。
本実施形態では、コミュニケーションシステムの一例としてのビデオ会議システム、コミュニケーション管理システムの一例としてのビデオ会議管理システム、及びコミュニケーション端末の一例としてのビデオ会議端末を想定し、通信システム1、管理システム5、及び端末10について説明する。即ち、端末10及び管理システム5は、ビデオ会議システムに適用されるだけでなく、他のコミュニケーションシステムにも適用される。例えば、通信システム1は電話システムであり、端末10は、IP(Internet Protocol)電話機、インターネット電話機、PC(Personal Computer)、ノートPC(Personal Computer)、スマートフォンやタブレット端末等のモバイル端末等であってもよい。
なお、実施形態において、「ビデオ会議」は、「テレビ会議」と置き換え可能に用いられる。更に、以下、ビデオ会議端末(下位概念)等の端末(中位概念)によって、通話を行うことに関して説明するが、これに限るものではなく、通話を含めたより広い概念として通信を行うことができればよい。
<実施形態のハードウェア構成>
図2は、一実施形態に係る端末10のハードウェア構成図である。図2に示されているように、一実施形態の端末10は、端末10全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)101、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)102を備えている。さらに、端末10は、CPU101のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)103、端末10の各種端末用プログラム、画像データ、及び音声データ等の各種データを記憶するフラッシュメモリ104、CPU101の制御にしたがってフラッシュメモリ104に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するSSD(Solid State Drive)105を備えている。さらに、端末10は、フラッシュメモリやICカード(Integrated Circuit Card)等の記録メディア106に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアI/F107、宛先を選択する場合などに操作される操作ボタン108を備えている。さらに、端末10は、端末10の電源のON/OFFを切り換えるための電源スイッチ109、通信ネットワーク2を利用してデータ伝送をするためのネットワークI/F(Interface)111を備えている。
また、端末10は、CPU101の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型のカメラ112、このカメラ112の駆動を制御する撮像素子I/F113、音声を入力する内蔵型のマイク114、音声を出力する内蔵型のスピーカ115を備えている。さらに、端末10は、CPU101の制御に従ってマイク114及びスピーカ115との間で音声信号の入出力を処理する音入出力I/F116、CPU101の制御に従って外付けのディスプレイ120に画像データを伝送するディスプレイI/F117を備えている。さらに、端末10は、各種の外部機器を接続するための外部機器接続I/F118、端末10の各種機能の異常を知らせるアラームランプ119、及び上記各構成要素を図2に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン110を備えている。
ディスプレイ120は、被写体の画像や操作用等を表示する液晶や有機EL(Organic Electroluminescence)によって構成された表示部である。また、ディスプレイ120は、ケーブル120cによってディスプレイI/F117に接続される。このケーブル120cは、アナログRGB(VGA)信号用のケーブルであってもよいし、コンポーネントビデオ用のケーブルであってもよいし、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)やDVI(Digital Video Interactive)信号用のケーブルであってもよい。
カメラ112は、レンズや、光を電荷に変換して被写体の画像(映像)を電子化する固体撮像素子を含み、固体撮像素子として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
外部機器接続I/F118には、筐体1100の接続口1132に差し込まれたUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等によって、外付けカメラ、外付けマイク、及び外付けスピーカ等の外部機器がそれぞれ電気的に接続可能である。外付けカメラが接続された場合には、CPU101の制御に従って、内蔵型のカメラ112に優先して、外付けカメラが駆動する。同じく、外付けマイクが接続された場合や、外付けスピーカが接続された場合には、CPU101の制御に従って、それぞれが内蔵型のマイク114や内蔵型のスピーカ115に優先して、外付けマイクや外付けスピーカが駆動する。
なお、記録メディア106は、端末10に対して着脱自在な構成となっている。また、CPU101の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う不揮発性メモリであれば、フラッシュメモリ104に限らず、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)等を用いてもよい。
図3は、一実施形態に係る制御装置50のハードウェア構成図である。制御装置50は、制御装置50全体の動作を制御するCPU501、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶したROM502、CPU501のワークエリアとして使用されるRAM503を備えている。さらに、制御装置50は、制御装置50用のプログラム等の各種データを記憶するHD504、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するHDD(Hard Disk Drive)505、フラッシュメモリ等の記録メディア506に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御するメディアドライブ507を備えている。さらに、制御装置50は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示するディスプレイ508、通信ネットワーク2を利用してデータ通信するためのネットワークI/F509、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたキーボード511を備えている。さらに、制御装置50は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行うマウス512、着脱可能な記録メディアの一例としてのCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御するCD−ROMドライブ514、及び、上記各構成要素を図3に示されているように電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン510を備えている。
中継装置30、管理装置60、及びストレージサービス70は、制御装置50と同様のハードウェア構成を有しているため、その説明を省略する。
なお、端末10、中継装置30、制御装置50、管理装置60、及びストレージサービス70用の各プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルによって、コンピュータで読み取り可能な記録メディアに記録されて流通されるようにしてもよい。また、上記記録メディアの例として、CD−R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク等が挙げられる。また、各プログラムが記憶されたCD−ROM等の記録メディア、並びに、これらプログラムが記憶されたHD504は、プログラム製品(Program Product)として、国内又は国外へ提供されることができる。
<実施形態の機能構成>
次に、図2、図3及び図4を用いて、本実施形態の機能構成について説明する。図4は、一実施形態に係る通信システムの機能ブロック図である。以下、「アプリケーション」を「アプリ」と略して説明する。
<端末の機能構成>
端末10は、送受信部11、受付部12、通信制御部13、表示制御部14、及び記憶・読出部16を有している。これら各部は、図2に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された端末用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、又は機能する手段である。端末(10aa,10bb,10ee)には、端末用プログラムとして、オペレータサービスにおけるゲスト側へ提供されるサービスを実現するためのアプリケーションであるゲストアプリがインストールされている。端末(10cc,10dd,10ff)には、端末用プログラムとして、オペレータサービスにおけるオペレータ側へのサービスを実現するためのアプリケーションであるオペレータアプリがインストールされている。即ち、端末10(10aa,10bb,10ee)の機能はCPU101がゲストアプリを実行することによって実現され、端末10(10cc,10dd,10ff)の機能はCPU101がオペレータアプリを実行することによって実現される。
また、端末10は、RAM103、及びフラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。更に、端末10には、記録メディア106によって構築される記録媒体1010が挿入されており、記憶・読出部15によって各種データの読み出し又は書き込みが行なわれる。
(端末の各機能構成)
次に、端末10の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10の各機能構成を説明するにあたって、図2に示されている各構成要素のうち、端末10の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部11は、CPU101からの命令、及びネットワークI/F111によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
受付部12は、CPU101からの命令によって実現され、利用者による操作ボタン108の操作又は利用者による電源スイッチ109の操作等の各種入力を受け付ける。
通信制御部13は、CPU101からの命令、並びにカメラ112及び撮像素子I/F113によって実現され、被写体を撮像して、この撮像によって得た画像データを出力する。また、通信制御部13は、CPU101からの命令、及び音声入出力I/F116によって実現され、マイク114によって利用者の音声が音声信号に変換された後、この音声信号に係る音データを入力する。更に、通信制御部13は、CPU101からの命令、及び音声入出力I/F116によって実現され、音データに係る音声信号をスピーカに出力し、スピーカ115から音声を出力させる。
表示制御部14は、CPU101からの命令、及びディスプレイI/F117によって実現され、受信された画像データをディスプレイ120に送信するための制御を行う。
記憶・読出部15は、CPU101からの命令及びSSD105によって実行され、又はCPU101からの命令によって実現される。また、記憶・読出部15は、記憶部1000又は記録媒体1010に各種データを記憶したり、記憶部1000又は記録媒体1010に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。記憶部1000には、端末10を識別するための端末ID(Identification)、及びパスワード等が記憶される。なお、端末IDとパスワードの少なくとも一方は、記録媒体1010に記録されており、記憶・読出部15によって読み出されるようにしてもよい。この場合の記録媒体1010は、SIMカード(Subscriber Identity Module Card)等のICカード(Integrated circuit card)である。そして、端末10の利用者は、記録媒体1010を購入することで、管理システム5の管理者から通信サービスの提供を受けることができる。
更に、記憶部1000には、宛先端末との通話を行う際に受信される画像データ及び音データが、受信される度に上書き記憶される。このうち、上書きされる前の画像データによってディスプレイ120に画像が表示され、上書きされる前の音データによってスピーカ115から音声が出力される。
なお、本実施形態の端末IDは、端末10を一意に識別するために使われる言語、文字、記号、又は各種のしるし等の識別情報の一例を示す。また、端末IDは、上記言語、文字、記号、及び各種のしるしのうち、少なくとも2つが組み合わされた識別情報であってもよい。また、端末IDに代えて、端末10の利用者を識別するための利用者IDを利用してもよい。この場合、端末識別情報には、端末IDだけでなく、利用者IDも含まれる。
<制御装置の機能構成>
制御装置50は、送受信部51、セッション制御部52、及び記憶・読出部53を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開された制御装置50用のプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、制御装置50は、HD504により構築される記憶部5000を有している。
(制御装置の各機能構成)
次に、制御装置50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、制御装置50の各機能構成を説明するにあたって、図3に示されている各構成要素のうち、制御装置50の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
送受信部51は、CPU501からの命令、及びネットワークI/F509によって実現され、通信ネットワーク2を介して各端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
セッション制御部52は、CPU501からの命令によって実現され、端末10間でコンテンツデータを送信するセッションを制御する。上記の制御としては、セッションを確立するための制御、確立されたセッションに端末10を参加させる制御、セッションを切断する制御等が含まれる。
記憶・読出部53は、CPU501からの命令及びHDD505によって実現され、又はCPU501からの命令によって実現され、記憶部5000に各種データを記憶したり、記憶部5000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<管理装置の機能構成>
管理装置60は、送受信部61、管理部62、決定部63、及び記憶・読出部64を有している。これら各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、HD504からRAM503上に展開された管理装置用のプログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、管理装置60は、HD504により構築される記憶部6000を有している。この記憶部6000には、各テーブルによって構成されている各DBが構築されている。
(待機端末管理テーブル)
記憶部6000には、待機端末管理テーブルによって構成される待機端末管理DB6001が構築される。図6は、待機端末管理テーブルを示す概念図である。なお、図6(A)乃至(G)は、一つの待機端末管理テーブルに記録される情報の遷移を示したものである。
待機端末管理テーブルにおけるゲストアプリのフィールドには、通信の開始を待機している端末10のうちゲストアプリを起動している端末10の端末IDが記録される。待機端末管理テーブルにおけるオペレータアプリのフィールドには、通信の開始を待機している端末10のうちオペレータアプリを起動している端末10の端末IDが記録される。待機端末管理テーブルの各フィールドは、通信の開始を待機する端末10の待ち行列(キュー)を構成する。一実施形態において、各フィールドへの端末IDの入出力は、原則として、先入れ先出し方式により行われる。すなわち、各フィールドに端末IDを追加(エンキュー)するときには、そのフィールドにおける末尾のレコードに追加され、各フィールドから端末IDを取り出す(デキューする)ときには、そのフィールドにおける先頭のレコードから取り出される。デキューされてから残っているレコードは先頭方向に繰り上げられる。
具体的には、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドに追加された端末ID「01cc」は、後から追加された端末ID「01ee」よりも先に取り出される(図6(E)乃至(F)参照)。
例えば、待機端末管理テーブルが空(Empty)の状態であるときに、端末10ccから「応答可能」な状態を示す状態情報が送られてくると、オペレータアプリのフィールドに端末10ccの端末ID「01cc」が追加される(図6(A)参照)。
続いて、端末10ddから「応答可能」な状態を示す状態情報が送られてくると、オペレータアプリのフィールドにおける末尾のレコードに端末10ddの端末ID「01dd」が追加される(図6(B)参照)。
続いて、端末10eeから「応答可能」な状態を示す状態情報が送られてくると、オペレータアプリのフィールドにおける末尾のレコードに端末10eeの端末ID「01ee」が追加される(図6(C)参照)。
続いて、例えば、端末ID「01dd」に関連付けられた端末10ddが、後述する決定部63の処理により、通信に参加する端末10に決定されるものとする。この場合、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドから端末10ddの端末ID「01dd」が取り出される(デキューされる)ことによって削除される(図6(D)参照)。
続いて、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドから端末10ddの端末ID「01dd」が取り出された(デキューされた)結果、残っているレコードは先頭方向に繰り上げられる(図6(E)参照)。
続いて、任意の端末10から通信の開始要求が送られてくると、オペレータアプリのフィールドの先頭のレコードから端末10ccの端末ID「01cc」が取り出される(図6(F)参照)。
続いて、任意の端末10から通信の開始要求が送られてくると、オペレータアプリのフィールドの先頭のレコードから端末10eeの端末ID「01ee」が取り出される(図6(G)参照)。これにより、待機端末管理テーブルは再び空の状態になる。このとき、オペレータ側においてもゲスト側においても通信の開始を待機している端末10がなくなる。
先入れ先出しに限らず、各フィールドに端末IDを追加(エンキュー)するときには、そのフィールドにおいてランダムな順番に追加し、各フィールドから端末IDを取り出す(デキューする)ときには、そのフィールドにおいてランダムに取り出すようにしてもよい。
なお、待機端末管理テーブルに入力される端末IDは、通信先の端末10を識別可能な識別情報であれば良い。従って、通信先の端末10を識別可能なものであれば、端末IDは、端末10の識別情報に限られない。例えば、管理装置60において各端末10の識別情報とその端末10のユーザのユーザIDを関連付けて管理している場合には、通信先の端末10を識別可能な端末IDとしてユーザIDを用いることもできる。また、管理装置60において各端末10の識別情報とその端末10において起動しているアプリのアカウントを関連付けて管理している場合には、通信先の端末10を識別可能な端末IDとしてアカウントを用いることもできる。
(オペレータ情報管理テーブル)
記憶部6000に記憶されたオペレータ情報管理DB6002には、例えば、図7(A)に示されているようなオペレータ情報管理テーブルが構築されている。このオペレータ情報管理テーブルでは、オペレータアプリを起動している端末10の端末IDの各々と、端末10の位置に関する情報(ロケーション情報)とが対応付けて記憶(管理)されている。
例えば、図7(A)に示されているオペレータ情報管理テーブルにおいて、端末IDが「01cc」の端末10は、「東京、日本」に位置していることが示されている。なお、図7(A)の例では、ロケーション情報に、各国の都市が記憶されているが、各国の都市は、端末10の位置に関する情報(ロケーション情報)の一例である。ロケーション情報は、例えば、図8(B)に示すように、「関東」、「近畿」、「東北」等の国内の地方や、都道府県、市町村等の情報であっても良い。あるいは、ロケーション情報は、緯度経度等の情報や、住所等の情報であっても良い。
要するに、端末10の位置に関する情報(ロケーション情報)は、オペレータアプリが動作する端末10の位置を判断するために用いることができる情報であれば良い。
(ゲスト管理テーブル)
記憶部6000に記憶されたゲスト情報管理DB6003には、例えば、図8(A)に示されているようなゲスト情報管理テーブルが構築されている。このゲスト情報管理テーブルでは、ゲストアプリが動作する端末10の端末IDの各々と、端末10の位置に関する情報(住所)とが対応付けられて記憶(管理)されている。
例えば、図8(A)に示されているゲスト情報管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」の端末10を利用している利用者の住所が、「東京都○○区△□・・・」であることが示されている。この、ゲスト情報管理テーブルで管理されている情報は、例えば、利用者が、通信システム1の利用登録をした際に、利用者によって入力された情報等を用いることができる。なお、図8(A)の例では、端末10の位置に関する情報として、住所が記憶されているが、住所は、端末10の位置に関する情報の一例である。端末10の位置に関する情報は、例えば、図8(B)に示すように、オペレータ情報管理テーブルと同様のロケーション情報であっても良い。このロケーション情報は、例えば、利用者がゲストアプリをインストールした際の初期設定等で登録される。
(優先度情報管理テーブル)
記憶部6000に記憶された優先度情報管理DB6004には、例えば、図9に示されているような優先度情報管理テーブルが構築されている。この優先度情報管理テーブルでは、複数の地域の各々に対応する、各地域の優先度を示す情報が記憶されている。
例えば、図9に示されている優先度情報において、地域「東北」には、優先度が最も高い「優先度1」の地域として「東北」が記憶されており、次に優先度が高い「優先度2」の地域として「北海道」、「関東」、「中部」が記憶されている。また、地域「東北」は、優先度が最も低い「優先度3」の地域として、「近畿」、「中国」、「四国」、「九州」が記憶されている。なお、図9の例では、地域として、国内の地方名が用いられているが、国内の地方は、地域の一例である。地域は、日本、アメリカ、中国等の国名であっても良いし、各国の都市名等であっても良い。また、地域は、独自に区分けした複数の地域等であっても良い。
(管理装置の各機能構成)
送受信部61は、CPU501からの命令、及びネットワークI/F509によって実現され、通信ネットワーク2を介して他の端末、装置又はシステムと各種データ(または情報)の送受信を行う。
管理部62は、CPU501からの命令によって実現され、待機端末管理テーブルにおいて、維持したり、識別情報を追加したりあるいは削除したりすることにより、待機端末管理テーブルを管理する。なお、管理部62は、例えば、図5に示すように、第1の管理部62a、第2の管理部62b、更新部62c等を有する。
図5は、第1の実施形態に係る管理部の機能構成の例を示す図である。
第1の管理部(第1の管理手段)62aは、通信の開始を要求する1つ以上のゲストアプリが動作する端末10の識別情報(端末ID)を管理する。例えば、第1の管理部62aは、図6に示される待機端末管理テーブルのゲストアプリ側の記憶領域への端末IDの記憶、読出し、削除等を管理する。
第2の管理部(第2の管理手段)502は、要求された通信への応答が可能な1つ以上のオペレータアプリが動作する端末10の識別情報(端末ID)を管理する。例えば、第2の管理部62bは、図6に示される待機端末管理テーブルのオペレータアプリ側の記憶領域への端末IDの記憶、読出し、削除等を管理する。
更新部(更新手段)503は、例えば、第1の管理部62a、及び第2の管理部62bを利用して、後述する待機端末管理テーブルに関する各種の更新処理を行う。
記憶・読出部64は、CPU501からの命令及びHDD505によって実現され、又はCPU501からの命令によって実現され、記憶部6000に各種データを記憶したり、記憶部6000に記憶された各種データを読み出す処理を行う。
<<実施形態の処理または動作>>
続いて、通信システム1を構成する端末10、中継装置30、制御装置50、管理装置60、及びストレージサービス70の処理または動作について詳細に説明する。
(状態情報の送信)
まず、図10を用いて、オペレータ側の端末(10cc又は10dd又は10ff)が、通信の開始要求に対して応答可能な状態を示す状態情報を管理装置60へ送信する処理について説明する。図10は、端末10が状態情報を送信する処理を示したシーケンス図である。
端末(10cc又は10dd又は10ff)の受付部12は、利用者(オペレータ)による操作入力に基づいてオペレータアプリの起動要求を受け付けると、オペレータアプリを起動する(ステップS1)。以後、端末(10cc又は10dd又は10ff)における各処理は、オペレータアプリによって実現される。
オペレータアプリが起動すると、送受信部11は、管理装置60へログイン要求を送信する(ステップS2)。このログイン要求には、ログイン要求元の端末(10cc又は10dd又は10ff)の端末ID、端末(10cc又は10dd又は10ff)において起動しているオペレータアプリのアプリID、及び認証用の情報等が含まれていても良い。認証用の情報には、端末IDに対応するパスワード、アプリのアカウント、このアカウントに対応するパスワード等が含まれていても良い。これに応じて、管理装置60が端末(10cc又は10dd又は10ff)の認証に成功すると、端末(10cc又は10dd又は10ff)は、管理装置60と接続する。同様に、送受信部11は、制御装置50へログイン要求を送信する(ステップS3)。これに応じて、制御装置50が端末(10cc又は10dd又は10ff)の認証に成功すると、端末(10cc又は10dd又は10ff)は、制御装置50と接続する。上記のログイン処理を行うことで、端末10側が情報送信の度に、端末ID、アプリID等を付さなくても、送信先の管理装置60又は制御装置50は、送信元の端末10、或いは端末10で起動しているアプリを特定できるようになる。なお、端末10及び管理装置60間の接続、或いは端末10及び制御装置50間の接続として、例えば、リアルタイム接続が用いられる。
続いて、端末(10cc又は10dd又は10ff)の利用者は、ゲスト側との通話を開始できる状態となると、操作ボタン108を操作して待ち受けを開始する旨の情報、および「応答可能」である時間を示す情報であるスケジュール情報を入力する。これにより、受付部12は、待受開始、およびスケジュール情報を受け付ける(ステップS4)。
なお、スケジュール情報については、第2の実施形態の中で説明する。
続いて、送受信部11は、通信の開始要求に対して「応答可能」である状態を示す状態情報、および「応答可能」である時間を示す情報であるスケジュール情報を管理装置60へ送信する(ステップS5)。これによって、「応答可能」であること、応答可能である時間が管理装置60へ送信される。
端末(10cc又は10dd又は10ff)は、待受開始を受け付けたとき以外でも、応答可能な状態になる度に状態情報、およびスケジュール情報を管理装置60へ送信する。例えば、受付部12が終話を受け付ける(ステップS6)と、端末(10cc又は10dd又は10ff)の利用者は新たな通話を開始できるようになるため、送受信部11は、自動的に通信の開始要求に対して「応答可能」である状態を示す状態情報、およびスケジュール情報を管理装置へ送信する(ステップS7)。
一方、端末(10cc又は10dd又は10ff)の利用者は、一時的に席を離れる場合など、ゲスト側との通話を開始できない状態となると、操作ボタン108を操作して応答できない旨の情報を入力する。これにより、受付部12は、応答できない旨を受け付ける(ステップS8)。この場合、送受信部11は、通信の開始要求に対して「応答不可能」である状態を示す状態情報を管理装置60へ送信する(ステップS9)。
端末(10cc又は10dd又は10ff)から管理装置60へスケジュール情報を送信するタイミングは、状態情報を送信するタイミングと同時である必要はなく、任意のタイミングで送信するようにしてもよい。
続いて、図11を用いて、ゲスト側の端末(10aa又は10bb又は10ee)が、通信の開始要求を管理装置60へ送信する処理について説明する。図11は、端末10が通信の開始要求を送信する処理を示したシーケンス図である。
端末(10aa又は10bb又は10ee)の受付部12は、利用者(ゲスト)による操作入力に基づいてゲストアプリの起動要求を受け付けると、ゲストアプリを起動する(ステップS21)。以後、端末(10aa又は10bb又は10ee)における各処理はゲストアプリによって実現される。
ゲストアプリが起動すると、送受信部11は、ストレージサービス70へアクセスして通信の開始要求受付画面を要求する(ステップS22)。これに応じて、ストレージサービス70は、要求元の端末(10aa又は10bb又は10ee)へ、通信の開始要求受付画面を公開する(ステップS23)。端末(10aa又は10bb又は10ee)では、表示制御部14が通信の開始要求受付画面をディスプレイ120へ出力する制御を行う。
また、端末(10aa又は10bb又は10ee)の送受信部11は、ステップS2と同様にして、管理装置60へログイン要求を送信する(ステップS24)。但し、ログイン要求に含まれるアプリIDは、ゲストアプリのアプリIDである。ログイン要求に応じて、管理装置60が端末(10aa又は10bb又は10ee)の認証に成功すると、端末(10aa又は10bb又は10ee)は、管理装置60と接続する。続いて、送受信部11は、ステップS3と同様にして、制御装置50へログイン要求を送信する(ステップS25)。ログイン要求に応じて、制御装置50が端末(10aa又は10bb又は10ee)の認証に成功すると、端末(10aa又は10bb又は10ee)は、制御装置50と接続する。
続いて、端末(10aa又は10bb又は10ee)の利用者は、オペレータ側との通話を要求するときに、操作ボタン108を操作して開始要求受付画面から開始要求を入力する。これにより、受付部12は、開始要求の入力を受け付ける(ステップS26)。続いて、送受信部11は、通信の開始要求を示す情報を管理装置60へ送信する(ステップS27)。
一方、端末(10aa又は10bb又は10ee)の利用者は、開始要求後に開始要求をキャンセルする場合、操作ボタン108を操作して、開始要求受付画面からキャンセルする旨の情報を入力する。これにより、受付部12は、キャンセルの入力を受け付ける(ステップS28)。この場合、送受信部11は、開始要求のキャンセルを示す情報を管理装置60へ送信する(ステップS29)。
(キュー管理)
続いて、図12を用いて、管理装置60が、通信の開始を待機する端末10のキューを管理する処理について説明する。
図12は、第1の実施形態に係る管理装置のキューを管理する処理を示したフローチャートである。
管理装置60の送受信部61が端末10から送られてきた状態情報又は開始要求を受信すると、管理部62は、端末10から送られてきた情報がオペレータアプリによって送信される「応答可能」な状態を示す状態情報であるか否かを判断する(ステップS41)。
送られてきた情報が、「応答可能」な状態を示す状態情報である(YES)と判断された場合、管理部62は、待機端末管理テーブルを参照して、ゲストアプリのフィールドが空(Empty)であるか否かを判断する(ステップS42)。
ゲストアプリのフィールドが空である(YES)と判断された場合、管理部62は、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドにおける末尾のレコードに、「応答可能」な状態を示す状態情報の送信元の端末10の端末IDを追加(エンキュー)する(ステップS43)。
ゲストアプリのフィールドが空ではない(NO)と判断された場合、管理部62は、待機端末管理テーブルのゲストアプリのフィールドにおける先頭のレコードから、端末IDを取り出す(デキューする)(ステップS44)。
ステップS41において端末10から送られてきた情報が、「応答可能」な状態を示す状態情報ではない(NO)と判断された場合、管理部62は、送られてきた情報が、ゲストアプリによって送信された通信の開始要求であるか否かを判断する(ステップS45)。
送られてきた情報が通信の開始要求である(YES)と判断された場合、管理部62は、待機端末管理テーブルを参照して、オペレータアプリのフィールドが空(Empty)であるか否かを判断する(ステップS46)。
オペレータアプリのフィールドが空である(YES)と判断された場合、管理部62は、待機端末管理テーブルのゲストアプリのフィールドにおける末尾のレコードに、通信の開始要求の送信元の端末10の端末IDを追加(エンキュー)する(ステップS47)。
オペレータアプリのフィールドが空ではない(NO)と判断された場合、管理部62は、待機端末管理テーブルを参照して、オペレータアプリのフィールドに複数の端末IDの候補があるか否かを判断する(ステップS48)。
オペレータアプリのフィールドに複数の端末IDの候補がない(NO)と判断された場合、管理部62は、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドにおける先頭のレコードから、端末IDを取り出す(デキューする)(ステップS49)。
一方、オペレータアプリのフィールドに複数の端末IDの候補がある(YES)と判断された場合、決定部63は、ステップS50の処理を実行する。
ステップS50において、決定部63は、オペレータアプリのフィールドの複数の端末IDの候補の中から、開始要求の要求元の端末10に対応する地域に対して、最も優先度が高い地域にある端末IDの候補を抽出する。
例えば、決定部63は、図8(B)に示すゲスト情報管理テーブルを参照して、開始要求の要求元の端末10の端末IDに対応するロケーション情報(地域)を取得する。また、決定部63は、例えば、図7(B)に示すオペレータ情報管理テーブルを参照して、オペレータアプリのフィールドに含まれる複数の候補(端末ID)に対応するロケーション情報を取得する。さらに、決定部63は、図9に示す優先度情報管理テーブルを参照して、要求元の端末10の端末IDに対応する地域に対して、最も優先度が高い地域にある端末IDの候補を抽出する。
なお、図8(A)に示すゲスト情報管理テーブルのように、端末10の位置に関する情報が「住所」である場合、決定部63は、住所に基づいて地域を特定し、同様の処理を行えば良い。
続いて、決定部63は、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドにおいて、ステップS50で抽出された端末IDのうち、先にオペレータアプリのフィールドに登録された端末IDを選択する(ステップS51)。
また、管理部62は、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドから、ステップS51で選択された端末IDを読出し、削除(デキュー)する(ステップS52)。
さらに、管理部62は、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドに残っている端末IDが、先頭から連続するように、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドを更新する(ステップS53)。
なお、ステップS45において、端末10から送られてきた情報が通信の開始要求ではない(NO)と判断された場合、先入れ先出し処理の例外として、管理部62は、待機端末管理テーブルから情報の送信元の端末10の端末IDを削除する(ステップS49)。なお、端末10から送られてきた情報が通信の開始要求ではない(NO)と判断される場合には、例えば、送られてきた情報が「応答不可能」な状態を示す状態情報、あるいは開始要求のキャンセルを示す情報である場合等が含まれる。
例えば、端末10から送られてきた情報が「応答不可能」な状態を示す状態情報である場合には、管理部62は、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドから、送信元の端末10の端末IDを削除する。端末10から送られてきた情報が開始要求のキャンセルを示す情報である場合には、管理部62は、待機端末管理テーブルのゲストアプリのフィールドから、送信元の端末10の端末IDを削除する。
このようにして、待機端末管理テーブルにおいて管理される端末IDは、端末10から送られてきた情報に基づいて更新される。
(セッション確立)
続いて、図13を用いて、制御装置50による制御に基づいて端末10間のセッションを確立する処理について説明する。
図13は、セッションを確立する処理を示したシーケンス図である。
例えば、図12のステップS44、S49、S52等において、待機端末管理テーブルから端末IDが読み出される(デキューされる)と、管理システム5は、デキューされた端末10が通信を開始するよう制御する。
この制御として、一実施形態に係る管理装置60の送受信部61は、開始要求を発信させるため、宛先の端末10の端末IDをゲスト側の端末10へ送信する(ステップS61)。例えば、図12のステップS44において、ゲストアプリの「応答可能」な状態を示す状態情報の受信を契機として、ゲストアプリのフィールドの端末IDがデキューされたものとする。この場合、送受信部61は、その「応答可能」な状態を示す状態情報を送信したオペレータ側の端末10の端末IDを、デキューされた端末IDによって識別されるゲスト側の端末10へ送信する。
ゲスト側の端末10の送受信部11は、管理装置60から送られてきた端末IDを受信すると、自動的に、宛先を示す情報として受信した端末IDを含む通信の開始要求を制御装置50へ送信する(ステップS62)。制御装置50は、公知の呼制御方法により、開始要求元の端末10と宛先の端末10との間でコンテンツデータを送信するためのセッションを確立するための制御を行う。この場合、例えば、制御装置50の送受信部51は、ゲスト側の端末10から送られてきた開始要求を、開始要求に含まれている端末IDによって識別される宛先のオペレータ側の端末10へ送信する(ステップS63)。オペレータ側の端末10の送受信部11は、制御装置50から送られてきた通信の開始要求を受信すると、自動的に、通信の開始を許可する旨の応答を制御装置50へ送信する(ステップS64)。
制御装置50のセッション制御部52は、通信の開始を許可する旨の応答を受信すると、宛先の端末10から送られてきた応答、及び、中継装置30へ接続するための中継装置接続情報を開始要求元のゲスト側の端末10へ送信する(ステップS65)。
更に、セッション制御部52は、送受信部11に、中継装置30へ接続するための中継装置接続情報を宛先のオペレータ側の端末10へ送信させる(ステップS66)。なお、上記の中継装置接続情報は、中継装置30のIPアドレス、認証情報、ポート番号等を含んでいても良い。
ゲスト側の端末10及びオペレータ側の端末10の送受信部11は、管理装置60から送られてきた中継装置接続情報を中継装置30へ送信する(ステップS67,S68)。これにより、ゲスト側の端末10及びオペレータ側の端末10がそれぞれ中継装置30と接続することで、ゲスト側の端末10とオペレータ側の端末10との間のセッションが確立される。セッションが確立されてから、ゲスト側の端末10及びオペレータ側の端末10は、自端末10において生成された画像データ及び音データを中継装置30へ送信する。中継装置30は、一方の端末10から送られてきた画像データ及び音データを他方の端末10へ送信する。これにより、ゲスト側の端末10とオペレータ側の端末10との間で相互に画像データ及び音データが送信されることになる。
このように、本実施形態に係る管理システム5は、ゲスト側及びオペレータ側に対応するキューを設け、ゲスト側が開始要求を行った場合、キューの中の待ち順番だけではなく、ゲスト側及びオペレータ側のロケーション情報を加味して通信を制御する。具体的には、管理システム5は、開始要求を行ったゲスト側に近いオペレータに通信に応答させる。
従って、本実施形態に係る管理システム5によれば、複数のゲスト端末と複数のオペレータ端末との間の通信を管理する通信システム1において、映像や音声等の遅延を低減させることを容易にする管理システム5を提供することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、管理装置60が、ゲストアプリ側の端末10とオペレータアプリ側の端末10との間の距離を算出する算出部を有する場合の例について説明する。
また、本実施形態では、オペレータ情報管理テーブルで、オペレータアプリのスケジュール情報を管理する場合の例についても説明する。例えば、図6に示す待機端末管理テーブルにおいて、オペレータアプリのフィールドに登録されている端末IDに対応する端末10の状態は、時間と共に変化する場合がある。例えば、オペレータアプリの利用者の勤務時間が終了した場合、休憩時間になった場合等である。管理装置60は、オペレータアプリ側のスケジュール情報を管理することにより、このような場合に対応することが容易になる。
<機能構成>
図14は、第2の実施形態に係る端末、制御装置、及び管理装置の各ブロック図である。図14において、管理装置60は、図4に示す第1の実施形態に係る管理装置60の構成に加えて、距離算出部65を有する。なお、他の構成は、図4に示す第1の実施形態の構成と同様なので、ここでは差分を中心に説明を行う。
距離算出部(算出手段)65は、通信の開始を要求したゲストアプリに対応する端末10に関する位置の情報と、要求された通信に応答が可能な1つ以上のオペレータアプリに対応する端末10との間の距離を算出する。
例えば、距離算出部65は、オペレータ情報管理テーブルのロケーション情報に含まれる情報(例えば、緯度、経度等)と、ゲスト情報管理テーブルのロケーション情報に含まれる情報(例えば、緯度、経度等)に基づいて、端末10間の距離を算出する。
なお、このとき算出される距離は概算で良い。従って、距離算出部65は、例えば、ゲスト情報管理テーブルの端末IDに対応する位置に関する情報が「住所」である場合、「住所」に対応する県庁所在地や、市町村の庁舎等の緯度、経度情報等、周囲の位置情報を用いて、距離を算出するものであっても良い。
(オペレータ情報管理テーブル)
図15は、第2の実施形態に係るオペレータ情報管理テーブルの概念図である。
図15(A)に示す第2の実施形態に係るオペレータ情報管理テーブルは、図7に示すオペレータ情報管理テーブルに対して、スケジュール情報のフィールドが追加されている。スケジュール情報のフィールドは、各端末IDに対応する端末10について、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドで管理する時間を示している。待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドで管理する時間は、例えば、オペレータアプリが動作する端末10の利用者の勤務時間帯や、応答可能な時間帯等の情報である。例えば、図15(A)の例では、端末ID「01cc」のオペレータアプリの利用者は、9:00から、13:00まで、オペレータ業務を行うことが示されている。
また、図15(A)に示すオペレータ情報管理テーブルでは、ロケーション情報として、緯度、及び経度の情報が記憶されている。なお、ロケーション情報は、図15(B)に示すように、市町村や、都市等を示す情報であっても良い。
<処理の流れ>
図16は、第2の実施形態に係る管理装置のキューを管理する処理の例を示すフローチャートである。なお、図16のステップS41〜S49、S52〜S54の処理は、図12に示す第1の実施形態の処理と同様なので、ここでは差分を中心に説明を行う。
図16のステップS48において、オペレータアプリのフィールドに複数の候補がある(YES)と判断された場合、決定部63は、ステップS1601の処理を実行する。
ステップS1601において、距離算出部65は、開始要求の要求元のゲストアプリに対応する端末10の位置と、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドに含まれる複数の端末IDに対応する端末10との間の距離を算出する。
例えば、距離算出部65は、図8(A)に示すゲスト情報管理テーブルを参照して、通信の要求元の端末10の端末IDに対応する住所の情報を取得する。また、距離算出部65は、例えば、図15(A)に示すオペレータ情報管理テーブルを参照して、オペレータアプリのフィールドに含まれる複数の端末IDの候補に対応するロケーション情報(緯度、経度)を取得する。さらに、距離算出部65は、取得した情報を用いて、通信の要求元の端末10に関する位置と、通信に応答可能な1つ以上のオペレータアプリの端末10に関する位置との間の距離を算出する。
例えば、距離算出部65は、通信の要求元の端末10の端末IDに対応する住所に基づいて、周辺の緯度、経度の情報を取得し、通信に応答可能な1つ以上のオペレータアプリの端末IDの緯度、経度情報との間の距離を計算する。
ステップS1602において、決定部63は、通信に応答可能な1つ以上のオペレータアプリの端末10のうち、通信の要求元の端末10との距離が最も近い(短い)端末10の端末IDを選択する。
なお、決定部63は、通信に応答可能な1つ以上のオペレータアプリの端末10の数が多い場合等、必ずしも、通信に応答可能な1つ以上のオペレータアプリの端末10の全ての距離を算出しないものであっても良い。
例えば、距離算出部65は、通信に応答可能な1つ以上のオペレータアプリの端末10の中から、いくつかの端末10を抽出し、通信の要求元の端末10との間の距離を算出する。また、決定部63は、算出された通信の要求元の端末10との間の距離が、他の端末10よりも近い端末10を、通信に参加する1つの端末10に決定するものであっても良い。
上記の処理により、決定部63は、通信に応答可能な1つ以上のオペレータアプリが動作する端末10のうち、通信の要求元の端末10に最も距離が近い端末10を、通信に参加する端末10に決定することができるようになる。
(スケジュール管理)
続いて、図17を用いて、本実施形態に係る管理装置60の管理部62の処理の例について説明する。
図17は、第2の実施形態に係る管理部の処理の例を示すフローチャートである。
管理装置60の管理部62は、オペレータアプリの先頭レコードが空であるか否かを判断する。つまり、オペレータアプリのフィールドに記録されている端末IDがあるか否かを判断する(ステップS51)。
オペレータアプリのフィールドのフィールドが空である(YES)と判断された場合、所定の時間待機する(ステップS52)。
オペレータアプリのフィールドのフィールドが空でない(NO)と判断された場合、管理部62は、当該オペレータアプリのレコードに管理されている端末IDのスケジューリング情報を参照する(ステップS53)。
管理装置60の管理部62は、現在の時刻は、管理する時間の範囲内であるか否かを判断する(ステップS54)。
現在の時刻が管理する時間の範囲内でない(NO)と判断された場合、管理部62は、当該レコードに管理されている端末IDを削除する(ステップS55)。
現在の時刻が管理する時間の範囲内である(YES)と判断された場合、管理部62は、当該レコードに管理されている端末IDは維持し、当該レコードの次のレコードは空であるか否かを判断する(ステップS56)。
当該レコードの次のレコードは空でない(NO)と判断された場合、ステップS53に戻る。
当該レコードの次のレコードは空である(YES)と判断された場合、管理部62は、オペレータアプリに残っている端末IDを先頭方向に繰り上げることによって先頭から連続するように移動させ、ステップS51に戻る。
例えば、待機端末管理テーブルが空(Empty)の状態であるときに、端末10ccから「応答可能」な状態を示す状態情報が送られてくると、ステップS43の処理により、オペレータアプリのフィールドに端末10ccの端末ID「01cc」が追加される(図6(A)参照)。
続いて、端末10ddから「応答可能」な状態を示す状態情報が送られてくると、ステップS43の処理により、オペレータアプリのフィールドにおける末尾のレコードに端末10ddの端末ID「01dd」が追加される(図6(B)参照)。
続いて、端末10eeから「応答可能」な状態を示す状態情報が送られてくると、ステップS43の処理により、オペレータアプリのフィールドにおける末尾のレコードに端末10eeの端末ID「01ee」が追加される(図6(C)参照)。
続いて、端末ID「01dd」に関連付けられた端末10ddについて、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドに管理する時間以外の時間となったことによって、ステップS55の処理により、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドから端末10ddの端末ID「01dd」が取り出される(デキューされる)(図6(D)参照)。
続いて、待機端末管理テーブルのオペレータアプリのフィールドから端末10ddの端末ID「01dd」が取り出された(デキューされた)結果、ステップS57の処理により、残っているレコードは先頭方向に繰り上げられる(図6(E)参照)。
続いて、任意の端末10から通信の開始要求が送られてくると、ステップS48の処理により、オペレータアプリのフィールドの先頭のレコードから端末10ccの端末ID「01cc」が取り出される(図6(F)参照)。
続いて、任意の端末10から通信の開始要求が送られてくると、ステップS48の処理により、オペレータアプリのフィールドの先頭のレコードから端末10eeの端末ID「01ee」が取り出される(図6(G)参照)。これにより、待機端末管理テーブルは再び空の状態になる。このとき、オペレータ側においてもゲスト側においても通信の開始を待機している端末10がなくなる。
なお、上述した実施形態では、オペレータアプリのフィールドで、管理する時間に基づいて、通信端末を管理する場合について説明したが、曜日、日、月などに基づいて管理するようにしてもよい。
本実施形態に係る通信システムによれば、ゲスト側及びオペレータ側に対応するキューを設け、オペレータ側に対応するキューで管理される端末を、該端末に関連付けて記憶された管理する時間に基づいて管理する。これによって、オペレータ側に対応するキューで管理される各々の端末によって接続要求に対応可能な時間帯(や曜日)が異なる場合、各々の端末の対応可能な時間帯に合わせて端末間の接続を適切に管理することができる。
<<実施形態の補足>>
上記実施形態では、管理装置60が、制御装置50とは異なる装置である場合について
説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されない。例えば、制御装置50は、上
記の管理装置60の各機能部を備えていても良い。
上記実施形態では、ゲスト側に分類される端末(10aa,10bb,10ee)には、ゲストアプリがインストールされており、オペレータ側に分類される端末(10cc,10dd,10ff)には、オペレータアプリがインストールされている例について説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されない。例えば、端末(10aa,10bb,10cc,10dd,10ee,10ff)には、オペレータサービス用の同一のアプリがインストールされていても良い。この場合、端末10にインストールされたアプリは、利用者による役割の選択、あるいは、着脱可能な記録媒体1010に記録された役割を示す情報等に基づいて、上記実施形態におけるゲストアプリによる機能又はオペレータアプリによる機能を選択的に実現する。
上述した実施形態において、管理システムは通信管理システムの一例であり、ゲストアプリは第1のグループの一例であり、オペレータアプリは第2のグループの一例である。
本発明は特定の実施例、変形例を参照しながら説明されてきたが、各実施例、変形例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に従った装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウエアでまたはそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
10 端末(通信端末)
5 管理システム(通信管理システム)
50 制御装置
60 管理装置(情報処理装置)
62 管理部(更新手段)
62a 第1の管理部(第1の管理手段)
62b 第2の管理部(第2の管理手段)
63 決定部(決定手段)
65 距離算出部(算出手段)
6003 ゲスト情報管理DB(第1の端末情報記憶手段)
6002 オペレータ情報管理DB(第2の端末情報記憶手段)
特開2005−064860号公報

Claims (9)

  1. 第1のグループに分類される第1の通信端末と、第2のグループに分類される第2の通信端末との間の通信を管理する通信管理システムであって、
    前記通信の開始を要求する前記第1の通信端末の識別情報を管理する第1の管理手段と、
    前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末の識別情報を管理する第2の管理手段と、
    前記第1の通信端末の識別情報と、前記第1の通信端末の位置に関する情報とを対応付けて記憶した第1の端末情報記憶手段と、
    前記第2の通信端末の識別情報と、前記第2の通信端末の位置に関する情報とを対応付けて記憶した第2の端末情報記憶手段と、
    前記第1の通信端末から開始を要求された前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末がある場合、前記通信の開始を要求した前記第1の通信端末の位置に関する情報と、前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末の位置に関する情報と、に基づいて前記通信に応答する前記第2の通信端末を決定する決定手段と、
    を有する通信管理システム。
  2. 前記通信の開始を要求した前記第1の通信端末の位置に関する情報と、前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末の位置に関する情報と、に基づいて前記通信の開始を要求した前記第1の通信端末と前記1つ以上の前記第2の通信端末の各々との間の距離を算出する算出手段を有する請求項1に記載の通信管理システム。
  3. 前記決定手段は、
    前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末のうち、前記通信の開始を要求した前記第1の通信端末との間の距離が、他の前記第2の通信端末よりも近い前記第2の通信端末を、前記通信に応答する前記第2の通信端末に決定する請求項1に記載の通信管理システム。
  4. 前記決定手段は、
    複数の地域の各々に対応する、各地域の優先度を示す情報を記憶した優先度情報に基づいて、前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末の中から、前記通信に応答する前記第2の通信端末を決定する請求項1に記載の通信管理システム。
  5. 前記決定手段は、
    前記前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末のうち、前記通信の開始を要求した前記第1の通信端末と同じ地域に属する前記第2の通信端末がある場合、前記同じ地域に属する前記第2の通信端末の中から、前記通信に応答する前記第2の通信端末を決定する請求項1に記載の通信管理システム。
  6. 前記第1の通信端末から前記通信の開始を要求されたときに、前記第2の管理手段において1つ以上の識別情報が管理されている場合、前記第2の管理手段によって管理されている識別情報のうち、前記決定手段によって決定された前記第2の通信端末の識別情報を削除し、
    前記第1の通信端末から前記通信の開始を要求されたときに、前記第2の管理手段において前記識別情報が管理されていない場合、前記第1の管理手段において、前記通信の開始を要求した前記第1の通信端末の識別情報を追加し、
    前記第2の通信端末のいずれかが前記通信への応答が可能となったときに、前記第1の管理手段において1つ以上の前記識別情報が管理されている場合、前記第1の管理手段において管理されているいずれかの前記識別情報を、前記通信の開始を要求した前記第1の通信端末の識別情報として読み出した後で削除し、
    前記第2の通信端末のいずれかが前記通信への応答が可能となったときに、前記第1の管理手段において1つ以上の前記識別情報が管理されていない場合、前記第2の管理手段において、前記通信への応答が可能となった前記第2の通信端末の識別情報を追加する更新手段を有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信管理システム。
  7. 前記第2の端末情報記憶手段は、
    前記第2の管理手段において前記第2の通信端末の各々を管理する時間帯に関する情報を記憶し、
    前記更新手段は、
    前記第2の通信端末の各々を管理する時間帯に関する情報に基づいて、前記第2の管理手段で管理する前記第2の通信端末の識別情報を削除する請求項6に記載の通信管理システム。
  8. 第1のグループに分類される第1の通信端末と、第2のグループに分類される第2の通信端末との間の通信を管理するコンピュータを、
    前記通信の開始を要求する前記第1の通信端末の識別情報を管理する第1の管理手段と、
    前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末の識別情報を管理する第2の管理手段と、
    前記第1の通信端末の識別情報と、前記第1の通信端末の位置に関する情報とを対応付けて記憶した第1の端末情報記憶手段と、
    前記第2の通信端末の識別情報と、前記第2の通信端末の位置に関する情報とを対応付けて記憶した第2の端末情報記憶手段と、
    前記第1の通信端末から開始を要求された前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末がある場合、前記通信の開始を要求した前記第1の通信端末の位置に関する情報と、前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末の位置に関する情報と、に基づいて前記通信に応答する前記第2の通信端末を決定する決定手段と、
    として機能させるためのプログラム。
  9. 第1のグループに分類される第1の通信端末と、第2のグループに分類される第2の通信端末との間の通信を管理する情報処理装置であって、
    前記通信の開始を要求する前記第1の通信端末の識別情報を管理する第1の管理手段と、
    前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末の識別情報を管理する第2の管理手段と、
    前記第1の通信端末の識別情報と、前記第1の通信端末の位置に関する情報とを対応付けて記憶した第1の端末情報記憶手段と、
    前記第2の通信端末の識別情報と、前記第2の通信端末の位置に関する情報とを対応付けて記憶した第2の端末情報記憶手段と、
    前記第1の通信端末から開始を要求された前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末がある場合、前記通信の開始を要求した前記第1の通信端末の位置に関する情報と、前記通信に応答が可能な1つ以上の前記第2の通信端末の位置に関する情報と、に基づいて前記通信に応答する前記第2の通信端末を決定する決定手段と、
    を有する情報処理装置。
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