JP2017026360A - アンテナおよび時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】腕時計において、GPS信号、標準電波等に対する高い受信感度を確保しつつ透明電極をなるべく目立たなくさせる。
【解決手段】腕時計用のアンテナ付風防ガラス2であって、透明な絶縁体を備える第1の絶縁体層31,32,33と、第1の絶縁体層31,32,33に接合され、第1の透明電極34aを備える第1の電極層34と、第1の電極層34に接合され、透明な絶縁体を備える第2の絶縁体層35と、第1の透明電極34aに対向する第2の透明電極36aを備え、第2の絶縁体層35に接合される第2の電極層36とを設けた。第1の透明電極34aは、第1の電極層34の一部の領域に形成されたものであり、第1の電極層34は、第1の透明電極34aが形成されていない領域に、透明な絶縁体である充填剤34bを充填した。
【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナおよび時計に関する。
下記特許文献1には、アンテナの機能を備えたタッチパネルが開示されている。
このタッチパネルは、空隙を隔てて対向する2層のフィルムと、これら2層のフィルムにそれぞれ形成された透明電極とを有している。これら透明電極は、ユーザによって押下された際に発生する電位差を検出する機能を有するとともに、マイクロストリップ形状の平面アンテナとしての機能も有している。
特開2004−234270号公報
ところで、腕時計等の携帯機器は、GPS(Global Positioning System)信号、標準電波等を受信するためにアンテナが備えられる場合がある。しかし、大型のアンテナを目立つ場所に配置すると、携帯機器の本来の機能に支障を来し、またはデザイン性を損なうという問題が生じる。一方、小型のアンテナを目立たない場所に配置すると、受信感度が低くなるという問題が生じる。
そのため、携帯機器の風防ガラスに透明電極を形成し、無線通信用のアンテナを構成することも考えられる。しかし、風防ガラスに透明電極を形成すると、透明電極の形状が目視できるため、やはり携帯機器のデザイン性を損なうという問題が生じる。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、電波に対する高い通信感度を確保しつつデザイン性を損なわないアンテナおよび時計を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、
透明な絶縁体を備える第1の絶縁体層と、
前記第1の絶縁体層に接合され、第1の透明電極を備える第1の電極層と、
前記第1の電極層に接合され、透明な絶縁体を備える第2の絶縁体層と、
前記第1の透明電極に対向する第2の透明電極を備え、前記第2の絶縁体層に接合される第2の電極層と
を備えることを特徴とするアンテナである。
本発明のアンテナおよび時計によれば、電波に対する高い通信感度を確保しつつデザイン性を損なわないようにすることができる。
本発明の第1実施形態の腕時計の断面図である。 第1実施形態における(a)アンテナ付風防ガラスの側面図、(b)放射素子層34の平面図、および(c)GND電極層の平面図である。 第2実施形態における(a)アンテナ付風防ガラスの側面図、および(b)その断面図である。 第2実施形態における(a)回路基板の要部の平面図、および(b)腕時計の要部の側面図である。 第3実施形態における(a)アンテナ付風防ガラスの側面図、(b)放射素子層の平面図、(c)GND電極層の平面図、および(d)最下面コーティング層の平面図である。 第3実施形態における腕時計の要部の断面図である。 第4実施形態における腕時計の要部の断面図である。 第4実施形態おける(a)下面カバーガラスおよびGND電極層の平面図および(b)その断面図である。 各実施形態における放射素子層の変形例の平面図である。 各実施形態における最上面コーティング層の変形例の平面図である。
[第1実施形態]
<実施形態の構成>
次に、図1を参照し、本発明の第1実施形態による腕時計の詳細を説明する。なお、図1は、略円板状の腕時計を、二分するように切断した断面図である。
図1において、腕時計の本体ケース8は、略円環状に形成され、本体ケース8の上面には、略円環状のベゼル6が嵌合されている。ベゼル6の開口部分の上面は、略円板状のアンテナ付風防ガラス2によって覆われている。本体ケース8の下面は裏蓋12によって覆われている。また、本体ケース8の内部には、電池10、回路基板14等が収納されている。回路基板14には通信回路15が装着されている。これは、アンテナ付風防ガラス2を介して電波を送受信する集積回路である。アンテナ付風防ガラス2の下方には、略円環状の見切り板4が配置されており、見切り板4の下面は略略円板状の文字板22に当接している。
文字板22の下面には、文字板22と略同径のソーラパネル20が配置されている。また、文字板22、ソーラパネル20の中央部を貫通して、指針軸26が上方向に突出しており、指針軸26には複数の指針28が結合されている。輪列機構24は、モータ、輪列、ハウジング等を有しており、指針軸26を介して指針28を回転駆動する。アンテナ付風防ガラス2は、透明電極を含む多層構造を有しており、これら透明電極は、アンテナを構成している(詳細は後述する)。また、これら透明電極は、フレキシブルケーブル18およびコネクタ16を介して回路基板14に接続されている。これにより、通信回路15は、アンテナ付風防ガラス2を介して、無線信号を送受信できる。なお、フレキシブルケーブル18は、高周波を伝送するため、マイクロストリップラインを採用することが好ましい。
次に、図2(a)を参照し、アンテナ付風防ガラス2の詳細構成を説明する。なお、図2(a)は、アンテナ付風防ガラス2の側面図であるが、上下方向の寸法は拡大して表示している。
アンテナ付風防ガラス2は、直径Dの円板状に構成された上面カバーガラス32、中ガラス35および下面カバーガラス38を有している。これらの材質は、例えば、サファイアガラス、白板ガラス、石英ガラス等、透明な材質であって、送受信する周波数帯における比誘電率が比較的高く、誘電正接が比較的小さいものを選択することが好ましい。
上面カバーガラス32の上面には、最上面コーティング層31が形成されている。最上面コーティング層31は、「反射防止膜」とも呼ばれるものであり、光の干渉により、表面の反射を低減させるものである。図2(a)を参照し、その原理を説明する。アンテナ付風防ガラス2に対して入射する光の光軸をL1,L2とする。光軸L1は最上面コーティング層31の上面で反射し、光軸L2は上面カバーガラス32の上面で反射し、両光軸L1,L2が重なるものとする。光軸L1,L2が重なった部分において、両者の反射光の位相が180°ずれていると、これら反射光は互いに打ち消しあい、人間の目には見えにくくなる。以上、最上面コーティング層31の原理について説明したが、この原理は、以下に述べる他のコーティング層についても同様である。
上面カバーガラス32の下面には、反射防止膜である中上面コーティング層33が形成されている。そして、中上面コーティング層33と中ガラス35との間には、放射素子層34が形成され、中ガラス35の下面には、GND電極層36が形成されている。なお、放射素子層34およびGND電極層36の詳細については後述する。中ガラス35の下方には、下面カバーガラス38が配置されている。下面カバーガラス38の上面および下面には、反射防止膜である中下面コーティング層37および最下面コーティング層39が、それぞれ形成されている。中下面コーティング層37はGND電極層36に接合されている。これにより、アンテナ付風防ガラス2は、一枚の透明板の外観形状を有する。
ここで、放射素子層34の構成を、その平面図である図2(b)を参照し説明する。図2(b)において放射素子層34は、放射素子34aと、充填剤34bと、リード線34cを有している。放射素子34aは、ITO(Indium Tin Oxide、酸化インジウムスズ)等の透明電極を略矩形に形成し、各部に切込みを入れて構成されている。また、長尺矩形状のリード線34cは、放射素子34aと一体の透明電極によって構成されており、放射素子34aから半径方向に向かって延設されるとともに、直径Dの円形領域から半径方向に若干突出している。充填剤34bは、放射素子34aを構成する透明電極と同様の厚さを有する絶縁物であり、直径Dの円形領域中、放射素子34aおよびリード線34cの何れもが形成されていない部分を充填する。
ここで、充填剤34bの透過率は、透明電極と同様の透過率(例えば、透明電極の透過率の±40%、好ましくは±20%、さらに好ましくは±10%の範囲の透過率)にするとよい。また、充填剤34bの屈折率は、透明電極と同様の屈折率(例えば、透明電極の屈折率の±40%、好ましくは±20%、さらに好ましくは±10%の範囲の屈折率)にするとよい。
また、GND電極層36の構成を、その平面図である図2(c)を参照し説明する。図2(c)においてGND電極層36は、GND電極36aと、充填剤36bと、リード線36cとを有している。GND電極36aは、上述した放射素子34aと同様の材質の透明電極を、直径Dよりやや小径な円板状に形成してなるものである。矩形状のリード線36cは、GND電極36aと一体の透明電極によって構成されており、GND電極36aから半径方向に向かって延設されるとともに、直径Dの円形領域から半径方向に若干突出している。充填剤36bは、上述した放射素子層34の充填剤34bと同様の絶縁物であり、直径Dの円形領域中、GND電極36aおよびリード線36cの何れもが形成されていない部分を充填する。このように、放射素子層34における放射素子34aと、GND電極層36におけるGND電極36aとが対向することにより、アンテナを構成している。
図2(a)に戻り、放射素子層34から突出したリード線34cは、下方向に折り曲げられている。また、GND電極層36から突出したリード線36cは、上方向に折り曲げられている。これらリード線34c,36cにフレキシブルケーブル18(図1参照)が接合されることにより、アンテナ(放射素子34aおよびGND電極36a)が回路基板14に接続される。なお、フレキシブルケーブル18とリード線34c,36cとの接続箇所は、ガラス状の樹脂を封入して固定するとよい。
本実施形態において、最上面コーティング層31、上面カバーガラス32、中上面コーティング層33は「第1の絶縁体層」を構成し、中ガラス35は「第2の絶縁体層」を構成する。放射素子層34は「第1の電極層」を構成し、その内部の放射素子34aは「第1の透明電極」を構成する。また、GND電極層36は「第2の電極層」を構成し、その内部のGND電極36aは「第2の透明電極」を構成する。
<実施形態の効果>
以上のように、本実施形態によれば、中上面コーティング層33と中ガラス35とで放射素子層34を挟み、放射素子34aおよびリード線34cの何れもが形成されていない部分を充填剤34bが充填するので、放射素子34aおよびリード線34cを目立たなくさせることができる。これにより、腕時計のデザインや機能を損なうことなく、広い面積の放射素子34aおよびGND電極36aを配置することができ、腕時計において高感度の無線通信を実現することができる。
また、本実施形態によれば、アンテナ付風防ガラス2を腕時計の筐体の最外部に配置したので、腕時計を構成する金属部品、磁性体部品等が通信に及ぼす影響を抑制することができ、回路基板14が発生するノイズの影響も抑制することができる。これにより、複数機種の腕時計毎に、これらの影響を調整する必要性が小さくなり、機種展開が容易になるという効果も奏する。また、本実施形態のアンテナ付風防ガラス2は、「アンテナ」と「風防ガラス」の機能を兼ね備えるため、文字板22、輪列機構24、指針28等を保護できる。さらに、腕時計の内部にアンテナを搭載する必要がなくなるため、腕時計を小型化できるという効果も奏する。
また、本実施形態によれば、アンテナ付風防ガラス2をソーラパネル20よりも上方(電波の入射する方向)に配置したので、ソーラパネル20の発電効率を高めることができるという効果も奏する。仮に、ソーラパネル20をアンテナよりも上方に配置すると、アンテナを避けるようにソーラパネル20の形状を設定する必要が生じるため、発電効率が悪くなるとともにデザイン上の制約も生じる。本実施形態においては、アンテナ付風防ガラス2の下方にソーラパネル20を配置できるため、ソーラパネル20のデザイン上の制約が小さくなり、効率的なパターンのソーラパネル20を適用することができる。
また、本実施形態においては、アンテナ付風防ガラス2を文字板22よりも上方に配置している。これにより、文字板22に金属部品を使用したとしても、通信感度の劣化を抑制することができ、文字板22に金属部品を使いやすくなる。
また、本実施形態においては、放射素子34aおよびGND電極36a等の透明電極を上面カバーガラス32よりも下方に配置している。これにより、放射素子34aおよびGND電極36aを上面カバーガラス32によって保護することができる。また、上面カバーガラス32は、受信する電波を収束させる誘電体ガラスとして機能させることができ、これによって、アンテナ付風防ガラス2を小型化することができる。また、GND電極36aを適宜カットすることにより、アンテナの特性調整もしやすくなる。
また、本実施形態においては、反射防止膜によって各コーティング層31,33,37,39を形成したので、アンテナ付風防ガラス2の反射率を低減させることができる。これにより、表示品位が向上するとともに、ソーラパネル20の発電効率を高めることができる。
また、本実施形態におけるアンテナ付風防ガラス2の外観形状は、従来の腕時計に用いられていた風防ガラスと同様であり、従来の風防ガラスと同様の方法(例えば樹脂リングを介して防水状態で装着する等)で腕時計に装着することができる。また、アンテナは、風防ガラスに一体化されているため、腕時計の落下による衝撃によって特性の劣化が起こる可能性を抑制することができる。
また、本実施形態のアンテナ付風防ガラス2においては、放射素子34a、GND電極36aからリード線34c,36cが横方向に突出するので、アンテナ付風防ガラス2の各部に切欠や穿孔を施すことなく、配線を引き出すことが可能である。
[第2実施形態]
<実施形態の構成>
次に、本発明の第2実施形態の腕時計について説明する。なお、第1実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態の腕時計の全体構成は第1実施形態のもの(図1)と同様であるが、アンテナ付風防ガラス2に代えて、図3(a),(b)に示すアンテナ付風防ガラス50が適用される点が異なる。ここで、図3(a)は、アンテナ付風防ガラス50の側面図であるが、上下方向の寸法は拡大して表示している。また、図3(b)は、図3(a)のI−I断面図である。
図3(a)において、最上面コーティング層31、上面カバーガラス32、中上面コーティング層33は、第1実施形態のもの(図2(a))と同様に、直径Dの円板状に構成されている。中上面コーティング層33の下方には、略円筒状の封止材52が固着されている。図3(b)に示すように、封止材52は、円筒部52aと凹部52bとを有している。円筒部52aは、中上面コーティング層33の外周のほぼ全周に沿って延設されているが、一部分が断面円形状に内側に凹み、凹部52bが形成されている。
また、図3(a)において、封止材52の内側の中上面コーティング層33の下面には、放射素子層54が形成されている。ここで、放射素子層54の詳細構成を再び図3(b)を参照し説明する。放射素子層54は、放射素子54aと、充填剤54bと、リード線54cと、GND端子部54dとを有している。放射素子54aは、ITO等の透明電極を略円形に形成し、各部に切込みを入れて構成されている。また、長尺矩形状のリード線54cは、放射素子54aと一体の透明電極によって構成されており、放射素子54aから半径方向に向かって延設され、その先端部分は封止材52の凹部52bから露出している。
また、GND端子部54dは、放射素子54aと同一の透明電極を略台形状に形成し、リード線54cの近傍に配置してなるものである。GND端子部54dは、その約半分の領域が、封止材52の凹部52bから露出している。充填剤54bは、放射素子54aを構成する透明電極と同様の厚さを有し、同様の透過率および屈折率(例えば、透明電極の透過率および屈折率の±40%の範囲の透過率および屈折率)を有する絶縁物であり、封止材52の内側において、放射素子54a、リード線54cおよびGND端子部54dの何れもが形成されていない部分を充填する。
図3(a)において、封止材52の下方には、中下面コーティング層57、下面カバーガラス58、最下面コーティング層59が順次形成される。これら構成要素57〜59は、第1実施形態における同名の構成要素37〜39(図2参照)と同様の機能を有しているが、本実施形態における構成要素57〜59は、封止材52に沿った形状を有している。すなわち、構成要素57〜59には、封止材52の凹部52bに対向する箇所において、それぞれ凹部57b,58b,59bが形成されている。
また、図3(a)において、封止材52の内側の中下面コーティング層57の上面には、GND電極56が形成されている。GND電極56は、上述した放射素子54aと同様の材質の透明電極を、封止材52の内壁に沿った形状に形成してなるものである。GND電極56と、放射素子層54のGND端子部54dとの間には、円柱状の導体棒55が挿入されており、これによって、GND電極56とGND端子部54dとが電気的に接続される。また、図3(b)において、封止材52の内側の空間には、絶縁物である誘電体53が充填されている。誘電体53としては、固体、液体、ジェル状のものを用いることができる。また、誘電体53は、直流電圧が印加されると、誘電率が変化するものを適用することが望ましい。
また、本実施形態においては、第1実施形態の回路基板14に代えて、図4(a)に示す回路基板60が適用される。なお、図4(a)は、回路基板60の要部の平面図である。回路基板60には、銅箔等によって信号端子61、GND端子62が形成されており、これらの端子は、通信回路15に接続されている。ここで、アンテナ付風防ガラス50と回路基板60との接続関係を、腕時計の要部の側面図である図4(b)を参照し説明する。図示のように、アンテナ付風防ガラス50と、回路基板60とは平行になり、リード線54cと信号端子61とが対向し、GND端子部54dとGND端子62とが対向するように配置される。
インターコネクタ64は、圧縮性を有する樹脂を略直方体状に形成してなるものである。より詳細には、上下方向に導通する複数の細線状の導電材料(導電性ゴムまたは金属)を櫛歯状に配列し、これら導電材料を絶縁物の樹脂(例えばスポンジシリコーンゴム)で挟み、一体化することによってインターコネクタ64が構成される。インターコネクタ64を、図示のようにアンテナ付風防ガラス50と回路基板60との間に圧入すると、複数の導電材料によってリード線54cと信号端子61とが導通するとともに、GND端子部54dとGND端子62とが導通する。これにより、通信回路15は、アンテナ付風防ガラス50を介して、無線信号を送受信できる。
なお、本実施形態において、最上面コーティング層31、上面カバーガラス32、中上面コーティング層33は「第1の絶縁体層」を構成し、誘電体53は「第2の絶縁体層」を構成する。放射素子層54は「第1の電極層」を構成し、その内部の放射素子54aは「第1の透明電極」を構成する。また、GND電極56は「第2の電極層」または「第2の透明電極」を構成する。回路基板60の信号端子61は「第1の端子」、GND端子62は「第2の端子」を構成する。
<実施形態の効果>
以上のように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。さらに、本実施形態においては、封止材52、中下面コーティング層57、下面カバーガラス58および最下面コーティング層59に凹部52b,57b,58b,59bを形成したので、アンテナ付風防ガラス50の下面視において、リード線54cおよびGND端子部54dを露出させることができる(図3(b)参照)。そして、インターコネクタ64等を用いて、リード線54c、GND端子部54dと、端子61,62とを接続できる(図4(b)参照)。これにより、本実施形態においては、透明電極(リード線54c、GND端子部54d等)を折り曲げる必要がなくなり、折り曲げることが難しい材料も透明電極として使用できるという効果を奏する。
また、インターコネクタ64は、金属板で挟むことによって、所定の特性インピーダンスを有するようにしてもよい。このような構成では、インピーダンスをマッチングすることが可能になり、信号損失を減少させることができる。
また、誘電体53として、直流電圧が印加されると、誘電率が変化するものを適用すると、リード線54cおよびGND端子部54dに印加する直流電圧を切り替えることによって、複数の通信周波数の中から何れかを選択することができる。本実施形態の腕時計が送受信する無線信号は、標準電波、GPS信号、機器間通信信号等、複数種類に及ぶ場合があり、それぞれの無線信号は通信周波数が異なる。そこで、誘電体53の誘電率を切り替えることによって、通信周波数を切り替え、アンテナ付風防ガラス2を、複数の通信周波数の送受信に対応させることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態の腕時計について説明する。なお、第1,第2実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3実施形態の腕時計の全体構成は第1実施形態のもの(図1)と同様であるが、アンテナ付風防ガラス2に代えて、図5(a)に示すアンテナ付風防ガラス70が適用される点が異なる。ここで、図5(a)は、アンテナ付風防ガラス70の側面図であるが、上下方向の寸法は拡大して表示している。
図5(a)において、アンテナ付風防ガラス70は、円板状の上面カバーガラス72と、略円板状の下面カバーガラス74とを有している。上面カバーガラス72の上面には、反射防止膜である最上面コーティング層71が形成され、上面カバーガラス72と下面カバーガラス74との間には、放射素子層73が形成されている。また、下面カバーガラス74の下面には、GND電極層75が形成され、さらにその下面には、反射防止膜である最下面コーティング層76が形成されている。また、下面カバーガラス74およびGND電極層75には、内側に向かって凹んだ、同様の形状の凹部74d,75dが形成されている。また、最下面コーティング層76には、さらに広い範囲に渡って凹んだ凹部76dが形成されている。
次に、放射素子層73の平面図を図5(b)に示す。放射素子層73は、第2実施形態の放射素子層54(図3(b)参照)と同様に、透明電極によって構成された放射素子73aとリード線73cとを有している。また、充填剤73bは、放射素子73aおよびリード線73cの何れもが形成されていない部分を充填する。次に、GND電極層75の平面図を図5(c)に示す。GND電極層75は、下面カバーガラス74(図5(a)参照)の下面のうち周縁部を除く部分に、透明電極によって形成されたGND電極75aを有している。また、下面カバーガラス74の下面の周縁部(すなわちGND電極75aが形成されていない部分)は、絶縁物である充填剤75bによって充填されている。
次に、最下面コーティング層76の平面図を図5(d)に示す。最下面コーティング層76に形成された凹部76dは、破線で示す領域76eだけ、凹部74d,75dよりも凹んでいる。このため、アンテナ付風防ガラス70の下面視においては、領域76eからGND電極75aの一部が露出し、領域76fから放射素子73aのリード線73cの一部が露出する。なお、上面カバーガラス72、下面カバーガラス74の材質、透明電極、充填剤の材質は、第1実施形態のものと同様のものを選択するとよい。
次に、本実施形態における腕時計の要部の断面図を図6に示す。回路基板60は、第2実施形態のもの(図4(a)参照)と同様であり、信号端子61とGND端子62とを有する。また、本実施形態においては、放射素子層73およびGND電極層75が露出している高さが若干異なるため、インターコネクタ65は、その上端部が階段状に切り欠かれている。これにより、リード線73c(図5(b)参照)と信号端子61とが接続され、GND電極75a(図5(c)参照)とGND端子62とが接続される。
アンテナ付風防ガラス70の側壁部と、ベゼル6との間には、樹脂が充填され、周縁樹脂部77が形成されている。本実施形態のアンテナ付風防ガラス70は、その側壁部には放射素子73aまたはリード線73cが露出していないため、周縁樹脂部77は導電材料であってもよい。但し、放射素子73aまたはリード線73cがアンテナ付風防ガラス70の側壁部から露出する場合には、周縁樹脂部77として絶縁材料を用いるとよい。
以上のように、本実施形態によれば、アンテナ付風防ガラス70の下面視において放射素子73aおよびリード線73cの一部を露出させることができるので、インターコネクタ65を用いて、放射素子73aと信号端子61とを接続し、GND電極75aと信号端子61とを接続することができる。これにより、第2実施形態と同様に、透明電極を折り曲げる必要がなくなり、折り曲げることが難しい材料も透明電極として使用できるという効果を奏する。
なお、本実施形態において、最上面コーティング層71、上面カバーガラス72は「第1の絶縁体層」を構成し、下面カバーガラス74は「第2の絶縁体層」を構成する。放射素子層73は「第1の電極層」を構成し、その内部の放射素子73aは「第1の透明電極」を構成する。また、GND電極層75は、「第2の電極層」を構成し、その内部のGND電極75aは「第2の透明電極」を構成する。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態の腕時計について説明する。なお、第1〜第3実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第4実施形態の腕時計の全体構成は第3実施形態のもの(図6参照)と同様であるが、本実施形態においては、第3実施形態のアンテナ付風防ガラス70に代えて、図7に示すアンテナ付風防ガラス80が適用される。なお、図7は、本実施形態における腕時計の要部の断面図である。
本実施形態におけるアンテナ付風防ガラス80は、最上面コーティング層71、上面カバーガラス72、放射素子層73、最下面コーティング層76を有する点で第3実施形態のアンテナ付風防ガラス70と共通する。但し、本実施形態においては、第3実施形態の下面カバーガラス74およびGND電極層75に代えて、図7に示す下面カバーガラス84およびGND電極層85が適用される点で第3実施形態とは異なる。
そこで、下面カバーガラス84およびGND電極層85の詳細を図8(a),(b)を参照し説明する。なお、図8(a)は下面カバーガラス84およびGND電極層85の平面図であり、(b)はそのII−II断面図である。下面カバーガラス84は、アンテナ付風防ガラス80の直径Dよりも若干小径になるように形成されており、凹部84dが形成されている。但し、下面カバーガラス84の直径は、放射素子73a(図5(b)参照)の直径よりも大きくなっている。GND電極層85は、下面カバーガラス84の下面および側面のうち、凹部84dが形成されていない部分を覆うように形成されている。
図7に戻り、アンテナ付風防ガラス80と回路基板60との間には、インターコネクタ66が挿入されている。図7においてインターコネクタ66の上面左部66aは、リード線73c(図5(b)参照)に接しており、これによって放射素子73aと、信号端子61とが接続される。また、インターコネクタ66の上面右部66bは、オープン状態になっている。上述したように、インターコネクタ66は、複数の細線状の導電材料を絶縁物の樹脂で挟んで構成される。但し、本実施形態において、インターコネクタ66の上面右部66bの下方でGND電極層85に接する領域66cでは、絶縁物が剥離され、導電材料がGND電極層85に接している。これにより、GND電極層85は、インターコネクタ66を介して、回路基板60のGND端子62に接続されている。
また、本実施形態において、腕時計のベゼル6および本体ケース8は、導体(主として金属製)である。そして、アンテナ付風防ガラス80の周壁部と、ベゼル6との間には、導電性の樹脂が充填され、導電性周縁樹脂部87が形成されている。また、本実施形態の回路基板60においては、下面にもGND電極88が形成され、GND電極88と本体ケース8とは、ケースコンタクト89によって導通されている。
以上のように、本実施形態によれば、第3実施形態と同様に、アンテナ付風防ガラス80の下面視においてリード線73cの一部を露出させることができるので、インターコネクタ66を用いて、リード線73cと信号端子61とを接続することができる。さらに、本実施形態によれば、GND電極層85のほぼ全周に渡る周壁部を導電性周縁樹脂部87を介してベゼル6、本体ケース8、ケースコンタクト89、GND電極88に接続することができるので、GND電極層85とGND電極88との間の抵抗値を小さくすることができる。
なお、本実施形態において、最上面コーティング層71、上面カバーガラス72は「第1の絶縁体層」を構成し、下面カバーガラス84は「第2の絶縁体層」を構成する。放射素子層73は「第1の電極層」を構成し、その内部の放射素子73aは「第1の透明電極」を構成する。また、GND電極層85は、「第2の電極層」または「第2の透明電極」を構成する。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記各実施形態における放射素子34a,54a,74aの形状は、矩形または円形の透明電極の各部に切込みを入れた形状を有するが、これらに代えて、様々な放射素子を適用することができる。例えば、図9に示すような、1/4波長アンテナに対応する放射素子層90を、放射素子層34,54,73に代えて適用することができる。図9において、放射素子90aは、直径Dの放射素子層90の約1/2の領域中に形成され、その周縁部分90dはGND電極(図示せず)に接続されている。リード線90cは、放射素子90aから半径方向に延設されている。また、充填剤90bは、直径Dの円形領域中、放射素子90aおよびリード線90cの何れもが形成されていない部分を充填する。また、図9に示したもの以外にも、例えば、逆f型アンテナ、スリットアンテナ等を適用することもできる。
(2)上記各実施形態において、最上面コーティング層31,71は、全体が透明にされていたが、周縁部分を着色したものを適用してもよい。その一例を図10に示す。図10に示す最上面コーティング層91は、周縁の円環部分91bが黒色に着色されており、それ以外の部分91aが透明になっている。これにより、アンテナ付風防ガラス2,50,70,80の周縁部に配置されたフレキシブルケーブル18やインターコネクタ64,65,66等を見えないように隠すことができる。また、着色部分を設けるのは、最上面コーティング層91に限られるものではなく、その下方に設けられた他の層に環状の着色部分を形成してもよい。
(3)上記各実施形態において、ユーザがアンテナ付風防ガラス2,50,70,80の最上面コーティング層31,71に指で触れると、放射素子34a,54a,74aとGND電極36a,56,75a,85との間の静電容量が変化する。そこで、この変化を検出することにより、アンテナ付風防ガラス2,50,70,80をタッチパネルとして利用してもよい。
(4)上記各実施形態において、フレキシブルケーブル18、インターコネクタ64,65,66に代えて、接続ピンを用いてもよい。なお、「接続ピン」とは、円筒状の金属製の外筒と、この外筒に遊挿される金属製の円柱状のピンと、この外筒に収納されピンを外側に向かって付勢するコイルスプリングとを有するものである。コイルスプリングは、寄生インダクタンスとして作用するため、伝送特性に悪影響を及ぼす可能性も考えられるが、その影響が比較的小さいのであれば、接続ピンを適用することが考えられる。接続ピンは、フレキシブルケーブル18のようにコネクタ16を装着する必要がないため、腕時計の組み立てや解体を容易に行うことができる。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
透明な絶縁体を備える第1の絶縁体層と、
前記第1の絶縁体層に接合され、第1の透明電極を備える第1の電極層と、
前記第1の電極層に接合され、透明な絶縁体を備える第2の絶縁体層と、
前記第1の透明電極に対向する第2の透明電極を備え、前記第2の絶縁体層に接合される第2の電極層と
を備えることを特徴とするアンテナ。
<請求項2>
前記第2の絶縁体層は、前記第1の電極層と前記第2の電極層との間に印加される直流電圧に応じて誘電率が変化する誘電体を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
<請求項3>
前記第1の透明電極は、前記第1の電極層の一部の領域に形成されたものであり、
前記第1の電極層は、前記第1の透明電極が形成されていない領域に、透明な絶縁体である充填剤を充填したものである
ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
<請求項4>
前記充填剤の透過率は、前記第1の透明電極の透過率の±40%の範囲内であり、
前記充填剤の屈折率は、前記第1の透明電極の屈折率の±40%の範囲内である
ことを特徴とする請求項3に記載のアンテナ。
<請求項5>
前記第1の絶縁体層は、
透明板と、
前記透明板の表面に形成された反射防止膜と
を備えることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載のアンテナ。
<請求項6>
前記第2の絶縁体層と、前記第2の透明電極とは、前記第1の電極層の形状の一部を切り欠いた形状を備え、切り欠いた部分から前記第1の透明電極を露出させる
ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載のアンテナ。
<請求項7>
請求項1ないし6の何れか一項に記載のアンテナと、
前記アンテナを介して通信を行う通信回路を実装した回路基板と、
を備えたことを特徴とする時計。
<請求項8>
前記アンテナと、前記回路基板との間に、文字板を配置した
ことを特徴とする請求項7に記載の時計。
<請求項9>
前記回路基板は、第1の端子と第2の端子とを備えるものであり、
前記アンテナと前記回路基板との間に圧入され、前記第1の透明電極と前記第1の端子とを接続し、前記第2の透明電極と前記第2の端子とを接続するインターコネクタ
をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の時計。
2,50,70,80 アンテナ付風防ガラス(アンテナ)
6 ベゼル
8 本体ケース
14,60 回路基板
15 通信回路
16 コネクタ
18 フレキシブルケーブル
20 ソーラパネル
22 文字板
24 輪列機構
26 指針軸
28 指針
31 最上面コーティング層(反射防止膜、第1の絶縁体層)
32 上面カバーガラス(第1の絶縁体層、透明板)
33 中上面コーティング層(反射防止膜、第1の絶縁体層)
34b,73b 充填剤
34c,36c リード線
34,54, 放射素子層(第1の電極層)
34a,54a,74a 放射素子(第1の透明電極)
35 中ガラス(第2の絶縁体層)
36 GND電極層(第2の透明電極)
36b 充填剤
36a,56,75a,85 GND電極(第2の透明電極)
52 封止材(第2の絶縁体層)
53 誘電体(第2の絶縁体層)
60 回路基板
61 信号端子(第1の端子)
62 GND端子(第2の端子)
64,65,66 インターコネクタ
71 最上面コーティング層(反射防止膜、第1の絶縁体層)
72 上面カバーガラス(透明板、第1の絶縁体層)
73 放射素子層(第1の電極層)
74 下面カバーガラス(第2の絶縁体層)
84 下面カバーガラス(第2の絶縁体層)
D 直径
L1,L2 光軸

Claims (9)

  1. 透明な絶縁体を備える第1の絶縁体層と、
    前記第1の絶縁体層に接合され、第1の透明電極を備える第1の電極層と、
    前記第1の電極層に接合され、透明な絶縁体を備える第2の絶縁体層と、
    前記第1の透明電極に対向する第2の透明電極を備え、前記第2の絶縁体層に接合される第2の電極層と
    を備えることを特徴とするアンテナ。
  2. 前記第2の絶縁体層は、前記第1の電極層と前記第2の電極層との間に印加される直流電圧に応じて誘電率が変化する誘電体を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  3. 前記第1の透明電極は、前記第1の電極層の一部の領域に形成されたものであり、
    前記第1の電極層は、前記第1の透明電極が形成されていない領域に、透明な絶縁体である充填剤を充填したものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
  4. 前記充填剤の透過率は、前記第1の透明電極の透過率の±40%の範囲内であり、
    前記充填剤の屈折率は、前記第1の透明電極の屈折率の±40%の範囲内である
    ことを特徴とする請求項3に記載のアンテナ。
  5. 前記第1の絶縁体層は、
    透明板と、
    前記透明板の表面に形成された反射防止膜と
    を備えることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載のアンテナ。
  6. 前記第2の絶縁体層と、前記第2の透明電極とは、前記第1の電極層の形状の一部を切り欠いた形状を備え、切り欠いた部分から前記第1の透明電極を露出させる
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載のアンテナ。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載のアンテナと、
    前記アンテナを介して通信を行う通信回路を実装した回路基板と、
    を備えたことを特徴とする時計。
  8. 前記アンテナと、前記回路基板との間に、文字板を配置した
    ことを特徴とする請求項7に記載の時計。
  9. 前記回路基板は、第1の端子と第2の端子とを備えるものであり、
    前記アンテナと前記回路基板との間に圧入され、前記第1の透明電極と前記第1の端子とを接続し、前記第2の透明電極と前記第2の端子とを接続するインターコネクタ
    をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の時計。
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