JP2017026286A - 潜熱熱交換器、及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ケーシングは、燃焼排気をケーシング内へ導入する排気入口、及び燃焼排気を外部へ排出する排気出口を有し、両側に開口部が開口する筒状のケース本体と、ケース本体の両側の開口部を閉塞する一対の側板とを有し、
ケース本体は、正面板及び背面板の上半体から天板が連設された上ケースと、正面板及び背面板の下半体から底板が連設された下ケースとが溶接されており、
流入ヘッダ及び流出ヘッダはそれぞれ、一方側板の外部に配置されているとともに、一方側板に設けられた挿通孔を通って外部に導出される吸熱管の上流端及び下流端に接続されている潜熱熱交換器である。
吸熱管は、ケーシング内において、一対の側板間で延在する直管部と略半円弧状の折り返し部とが繰り返し連続する配管構造を有し、
吸熱管の上流端及び下流端はそれぞれ、一方側板の両側方に設けられた挿通孔を通って外部に導出されており、
一方側板の両側方に設けられた挿通孔の間には、外方に膨出する膨出部が形成される。
しかしながら、上記潜熱熱交換器によれば、一方側板の両側方に設けられた挿通孔の間には、外方に膨出する膨出部が形成されているから、吸熱管の上流端及び下流端をそれぞれ流入ヘッダ及び流出ヘッダと接続するために一方側板の外部に導出させても、ケーシング内において吸熱管の折り返し部と一方側板との間に一定の距離を確保できる。これにより、吸熱管と一方側板との接触による騒音を防止できる。
一方側板アセンブリを炉に投入してロウ付けし、
正面板及び背面板の上半体から天板が連設された上ケースと、正面板及び背面板の下半体から底板が連設された下ケースとを溶接することにより、両側に開口部が開放するとともに、排気入口及び排気出口を有する筒状のケース本体を作製し、
ケース本体の一方開口部の周囲に、ロウ付けされた一方側板アセンブリの一方側板を、他方開口部の周囲に、他方側板を溶接する、潜熱熱交換器の製造方法である。
しかしながら、上記製造方法によれば、ロウ付け工程には、吸熱管、一方側板、流入ヘッダ本体、流出ヘッダ本体、流入ヘッダ蓋体、及び流出ヘッダ蓋体の所定の各ロウ付け部にロウ材が付与された状態の一方側板アセンブリのみが供されるから、ケース本体がロウ付け工程における熱に晒されることもない。従って、歪の少ないケーシングを作製することができる。そして、吸熱管は、一方側板とロウ付けにより接合されるが、一方側板はケース本体とは独立した一枚の金属板から構成されているため、ロウ付け工程の熱が加えられても歪が生じ難い。従って、吸熱管と一方側板の内面との間の隙間を、ウォータハンマー現象によって吸熱管が振動しても、吸熱管と一方側板とが接触しないように精度よく設けることができる。
上ケースまたは下ケースには、これらの溶接前に、内部部品が溶接されていてもよい。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態に係る潜熱熱交換器について具体的に説明する。
図1に示すように、ケース本体20は、上ケース21と下ケース22とから構成されており、上ケース21は、天板14の前辺から正面板11の上半分である上半体11aが垂下するように円弧状の曲げ加工により連設されているとともに、天板14の後辺からは、背面板12の上半分である上半体12aが同様に円弧状の曲げ加工により連設されて、全体に、下方及び両側に開放する断面略コ字状に形成されている。下ケース22は、底板13の前辺から正面板11の下半分である下半体11bが直立するように円弧状の曲げ加工により連設されているとともに、底板13の後辺からは、背面板12の下半分である下半体12bが同様に円弧状の曲げ加工により連設されて、全体に、上方及び両側に開放する断面略コ字状に形成されている。
なお、本明細書では、便宜上、正面板11と背面板12とが対向する方向を前後方向、後述する一方側板23と他方側板24とが対向する方向を左右方向、天板14と底板13とが対向する方向を上下方向という。ただし、給湯装置への潜熱熱交換器の取り付け態様によって、これらの方向は給湯装置におけるそれらと異なる場合がある。
上記実施の形態1では、1つの加熱回路を有する給湯装置に用いられる潜熱熱交換器について説明したが、本実施の形態では、2つの加熱回路を有する給湯装置に用いられる潜熱熱交換器について説明する。なお、実施の形態1の潜熱熱交換器と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
20,25 ケース本体
23 一方側板
50,50a 吸熱管
110,110a 排気入口
120 排気出口
60,60a 流入ヘッダ
70,70a 流出ヘッダ
Claims (4)
- 被加熱流体が流れる吸熱管が収容された箱状のケーシングと、吸熱管に被加熱流体を導入する流入ヘッダと、吸熱管から被加熱流体を導出する流出ヘッダとを備える潜熱熱交換器であって、
ケーシングは、燃焼排気をケーシング内へ導入する排気入口、及び燃焼排気を外部へ排出する排気出口を有し、両側に開口部が開口する筒状のケース本体と、ケース本体の両側の開口部を閉塞する一対の側板とを有し、
ケース本体は、正面板及び背面板の上半体から天板が連設された上ケースと、正面板及び背面板の下半体から底板が連設された下ケースとが溶接されており、
流入ヘッダ及び流出ヘッダはそれぞれ、一方側板の外部に配置されているとともに、一方側板に設けられた挿通孔を通って外部に導出される吸熱管の上流端及び下流端に接続されている潜熱熱交換器。 - 請求項1に記載の潜熱熱交換器において、
吸熱管は、ケーシング内において、一対の側板間で延在する直管部と略半円弧状の折り返し部とが繰り返し連続する配管構造を有し、
吸熱管の上流端及び下流端はそれぞれ、一方側板の両側方に設けられた挿通孔を通って外部に導出されており、
一方側板の両側方に設けられた挿通孔の間には、外方に膨出する膨出部が形成されている潜熱熱交換器。 - 吸熱管の上流端及び下流端がそれぞれ、一方側板に設けられた挿通孔及び一方側板の外方に配設した流入ヘッダ本体及び流出ヘッダ本体の接続孔に順に挿通され、流入ヘッダ本体及び流出ヘッダ本体の開口部がそれぞれ、流入ヘッダ蓋体及び流出ヘッダ蓋体で閉塞されて、吸熱管、一方側板、流入ヘッダ本体、流出ヘッダ本体、流入ヘッダ蓋体、及び流出ヘッダ蓋体の所定の各ロウ付け部にロウ材が付与された状態の一方側板アセンブリを作製し、
一方側板アセンブリを炉に投入してロウ付けし、
正面板及び背面板の上半体から天板が連設された上ケースと、正面板及び背面板の下半体から底板が連設された下ケースとを溶接することにより、両側に開口部が開放するとともに、排気入口及び排気出口を有する筒状のケース本体を作製し、
ケース本体の一方開口部の周囲に、ロウ付けされた一方側板アセンブリの一方側板を、他方開口部の周囲に、他方側板を溶接する、潜熱熱交換器の製造方法。 - 請求項3に記載の潜熱熱交換器の製造方法であって、
上ケースまたは下ケースには、これらの溶接前に、内部部品が溶接されている潜熱熱交換器の製造方法。
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