JP2017025122A - 蛍光体分散ガラス - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、固体光源から発光された青色光を、蛍光体の発光を利用して高演色性の白色光に変換する際に用いることのできる、高耐久性の蛍光体分散ガラスに関する。【解決手段】少なくとも青色光を赤色光に変換するCASN又はSCASNと青色光を緑色光に変換するLAGを含有する蛍光体と、軟化点が550℃以下のSiO2−B2O3−ZnO−Bi2O3系ガラスの粉末とを焼結することによって、蛍光体分散ガラスを得る。【選択図】図5

Description

固体光源から発せられた光を、蛍光体による発光を利用して色変換する蛍光体分散ガラスに関する。
白色固体光源の構成としては、青色LEDと黄色蛍光体を組み合わせて疑似白色を発光させるものが一般的である(特許文献1)。青色LEDと、青色LEDからの光の一部を吸収して黄色に発光する蛍光体を組み合わせて疑似白色光を得る。
このような構成の白色光源には、いくつかの問題点があった。第一に、青色LEDの高出力化に伴い、黄色蛍光体の被覆材料である樹脂が劣化し、白色光が黄色化するという問題である。第二に、青色LEDの青色光と黄色蛍光体による黄色発光を合成しただけであって、赤色光や緑色光の成分がないことから、疑似白色光に留まり、演色性に劣るという問題である。第三に、温度の上昇に伴って蛍光体の発光輝度が低下するという問題である。光源の高出力化に伴って、蛍光体の温度が上がっても、輝度が低下することのない耐熱性の高い蛍光体が要求され、同時に、そのような蛍光体を焼結できる無機ガラスが必要とされている。
第一の問題については、レーザー光源等の高出力化に対応するため、樹脂封止材に代わって、レーザーに対する耐久性が高く、耐熱性に優れたガラス封止材が提案され、さらに開発が続けられている(例えば、特許文献2)。蛍光体をガラス封止材で焼結したものが蛍光体分散ガラスであって、蛍光体を樹脂で封止した構成に比べてはるかに耐久性に優れている。
第二の問題については、一般に赤色成分が少ないために演色性に劣ることから、赤色蛍光体を加えることによって演色性を高めた固体光源が提案されている(例えば、非特許文献1)。赤色成分に加えて、緑色成分も加えて演色性をさらに改善しようとする試みもあって、緑色蛍光体としては、例えば、β−サイアロン(SiAlON)が開発されている(非特許文献2)。
青色LED光源と赤色蛍光体及び緑色蛍光体等を利用して、演色性に優れた白色光を得るというアイデアは、既に開示されている(非特許文献3)。そこでは、InGaNベースの青色LEDと、緑色蛍光体であるSrGa:Eu2+硫化物と赤色蛍光体であるCa1−xSrS:Eu2+硫化物とを組み合わせて、青色光(B)と赤色光(R)と緑色光(G)を合成して白色光を得るものである。その後、発光効率が高く、温度消光の少ない蛍光体の開発が続けられ、2007年には、ケイ酸塩緑色蛍光体と窒化物赤色蛍光体を利用した光源が開示された(非特許文献4)。
2006年には、前記硫化物より耐久性に優れた赤色蛍光体として、CaAlSiN:Eu蛍光体(以後、CASNと略す)が開発された(特許文献3)。その後、赤色蛍光体としてCASNを用い、緑色蛍光体としてβ−サイアロンを用いた広色域のLCD用光源が開示されている(非特許文献5)。さらに、CASN蛍光体中のCaの一部をSrで置換した(Sr、Ca)AlSiN3::Eu蛍光体(以後、SCASNと略す)も開発されている。
非特許文献2は、白色LED用に開発されたEu添加緑色β−サイアロン蛍光体に関するもので、該蛍光体と青色LED及び赤色蛍光体(例えば、CASN)を組み合わせることで白色LEDを試作し、高効率と高演色性がともに実現できることを実証している。その中で、従来の緑色蛍光体であるシリケート系は高効率ではあるが温度消光が著しいこと、そして、β−サイアロン系は効率が不十分という問題があることを指摘している。
近年になって、さらに新しい緑色蛍光体として、Ceドープされたルテチウム系ガーネット蛍光体(以後、LAGと略す)が開発された。黄色蛍光体であるYAGに類似した温度安定性を有し、発光効率も優れたものである(特許文献14)。
演色性を高めるために、赤色蛍光体(CASN又はSCASN)や緑色蛍光体(LAG)の使用が検討されるに伴い、これら新しい蛍光体を被覆し、又は封じ、あるいは焼結した蛍光体分散ガラス用の無機ガラスが必要となっている。
特許2927279号公報 特許4158012号公報 特許5130640号公報 特開2014−179231号公報 特開2015−42606号公報 特開2015−46579号公報 特許5257854号公報 特許4978886号公報 特開2014−3070号公報 WO2011/013505号公報 特許4234161号公報 特許4895541号公報 特開2003−54987号公報 特許4991026号公報
照明用白色LED、フジクラ技報、No.109、p.1−4、2005 高効率と高演色性をともに実現できる白色LED用緑色サイアロン蛍光体、東芝レビュー、Vol.64、No.4、2009 Three-Band White Light From InGaN-based Blue LED Chip Precoated with Green/Red Phosphors, IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS, VOL. 17, No. 6 JUNE 2005 Wide Color Gamut Backlight from Three-band White LED, Journal of the Optical Society of Korea, Vol. 11, No.2, June 2007, pp. 67-70 Wide Color Gamut Backlight for Liquid Crystal Displays Using Three-Band Phosphor-Converted White Light-Emitting Diodes, Applied Physics Express 2, 2009
背景技術として述べてきたように、白色光源の演色性を高めるために、赤色光を発光するCASN又はSCASNと、緑色光を発光するLAGの利用が検討されているが、これら蛍光体を封止又は焼結するのに適した無機ガラスが見出されていない。そのため、CASNやLAGを分散させた蛍光体分散ガラスは実用化されていない。
特許文献1、特許文献2及び特許文献7では、蛍光体と反応しないガラス封止材という観点で、ガラス封止材の組成が選択されているが、それらはいずれも青色光源から光を受けて黄色に発光するYAG系蛍光体を封止するのに適したガラス組成を開示したものであって、赤色蛍光体であるCASN及びSCASNや緑色蛍光体であるLAGを封止又は焼結できるガラス封止材について何ら言及していない。
特許文献2は、YAG蛍光体を封止する無機ガラスとしては軟化点が500℃を超えるものに限定し、その理由として、軟化点が500℃以下のガラスは蛍光体と反応して焼結体が黒っぽくなり、発光効率が大幅に低下したり、化学的耐久性が悪化しやすいことを挙げている。
特許文献7は、特許文献2と同じ基礎出願から分割された特許出願であるが、特許文献2で挙げられた課題に対して、無機蛍光体の含有量を体積%で0.01〜15%としたものである。その理由として、無機蛍光体の含有量が0.01体積%未満であると、光源からの青色光の光量に対して黄色光が不足して白色光になりにくく、逆に無機蛍光体の含有量が15%を超えると蛍光体に遮蔽されて青色光の光量が少なくなりすぎて白色光が黄色にシフトするとしている。
特許文献3は、励起光源として波長300〜500nmの発光ダイオードからの光を受けて、少なくともピーク波長が570〜680nmの光を発光するCASN及びSCASNを開示しているが、高出力の青色LEDが使用可能で、高い発光効率を維持して輝度低下を起こすことなくCASN又はSCASNを封止又は焼結するのに適した無機ガラスについては何ら言及がない。
特許文献8は、ガラス粉末と蛍光体粉末とからなる蛍光体複合材料であって、該ガラス粉末がSnO−P−B系ガラスであり、Bを2〜30モル%含有することを特徴とする蛍光体複合材料を開示している。その中で、市販の蛍光体の中には、耐熱性に低いものがあり、これを500℃以上の軟化点を有する非鉛系ガラス粉末と焼結すると、焼結する際の熱によって蛍光体が劣化して発光効率が低下するという問題点を指摘し、B含有量を30モル%以下にすることによって軟化点の上昇を抑えるというガラス組成を開示している。ここでは、蛍光体粉末の種類は特に限定されておらず、酸化物、窒化物、酸窒化物、硫化物などが例示されているが、前記ガラス組成が、CASN又はSCASN蛍光体を被覆し焼結するのに適しているかどうかは示されていない。
特許文献9は、高温においても高輝度で高光束の発光が可能な発光装置とするため、励起光源と無機ガラスからなる蛍光体保持部材に分散された蛍光体とからなる波長変換部が、Ce賦活Ca−α−サイアロン蛍光体とEu賦活Ca−α−サイアロン蛍光体の少なくとも2種の蛍光体を含む発光装置及び照明装置を開示している。そして、演色性を重視する照明用途の場合は、赤色蛍光体としてEu賦活CASN又はSCASNを、青色蛍光体としてCe賦活JEM蛍光体又はCe賦活β−サイアロン蛍光体を少量添加することが望ましいとしている。蛍光体保持部材としては、種々の無機ガラスを用いることができるが、好ましくは軟化点が400℃より高いガラスが好ましいとして、実施例において、無機ガラスとして、ショット社製無アルカリガラスAF45(軟化点883℃)やホウ珪酸ガラスBK7(軟化点718℃)を用いている。しかしながら、CASN又はSCASNを焼結するのに適した無機ガラスについては言及されていない。
特許文献10は、P−BaO系ガラスにROを加えたP−BaO−RO系のガラス、またはB−La系ガラスにRO及びR‘Oを加えたB−La−RO−R’O系のガラス、もしくはSiO−B系ガラスにRO及びAlを加えたSiO−B−RO−Al系のガラスを用いた蛍光体分散ガラス及びその製造方法を開示している。蛍光体として、酸化物、窒化物、酸窒化物、サイアロン系蛍光体、YAG系蛍光体、シリケート系蛍光体などが好ましいとしているが、実施例においてYAG黄色蛍光体について記載しているだけであって、CASN又はSCASNを封止又は焼結できるかどうかについては何ら示されていない。
非特許文献1は、照明用白色LEDの発光効率と演色性の向上のため、窒化物蛍光体を利用した様々な用途に適した白色LEDを開発したことが記載されている。そして、演色性を高めるために、青色光源(B)と黄色蛍光体(Y)に加えて、緑色β−サイアロン蛍光体(G)及び赤色CASN蛍光体(R)を利用することで、色調の調整に成功し、高演色性の白色照明光源を実現したとしている。しかしながら、緑色ベータサイアロン蛍光体、黄色アルファサイアロン蛍光体、赤色CASN蛍光体と青色LED素子を用いて高演色性白色LEDを作製した際に用いられた封止材については、何ら言及されていない。
特許文献4は、蛍光体としてLAG及びCASNを用いた光源装置及び照明装置を開示したものである。その中で、これら蛍光体を封止するガラス粉末として、組成比をモル%で表して、B:10〜30%、Al:15〜35%、SiO:15〜35%、Bi:20〜40%という組成のガラスを用いることができるとしている。
特許文献5は、SiO:1〜40%、B:15〜65%、ZnO:1〜50%、RO(R:Mg、 Ca、Sr及びBaから選ばれる):0〜40%、R‘O(R’:Li、Na及びKから選ばれる):0〜30%、ZrO:0〜5%という組成のガラスを用いて、CASN及びLAGを分散させた蛍光体分散ガラスを作製し、良好な結果が得られたことを報告している。
特許文献6は、ガラス粉末、蛍光体粒子およびナノフィラーを混錬し焼成することを特徴とする光変換部材の製造方法、光変換部材、照明光源および液晶表示装置を開示している。その中で、ガラス組成として、Bi−B−ZnO系で、モル比率が、Bi:5〜35%、B:10〜50%、ZnO:10〜48%含有し、BiとZnOの含有量が15%以上70%未満であるガラス粉末を開示している。実施例として、CASN又は硫化物蛍光体を分散させた例は記載されているが、CASN蛍光体とLAG蛍光体を同時に分散させた場合に、このガラス封止材が使用できるかどうかは不明である。
このように、従来技術では、赤色蛍光体としてはCASN又はSCASNを封止し焼結できるガラス封止材は確立されているとは言えず、特にCASN又はSCASNとLAGを同時に焼結し蛍光体分散ガラスを得るのに適した無機ガラスが実用化されていないという課題が残されている。
上記従来の課題を解決するために本発明は、固体光源から発せられた光を、蛍光体による発光を利用して色変換する蛍光体分散ガラスであって、軟化点が550℃以下のSiO−B−ZnO−Bi系ガラスの粉末と蛍光体の焼結体からなり、前記蛍光体が、少なくとも、青色光を赤色光に変換するCASN又はSCASN蛍光体を含有することを特徴とする蛍光体分散ガラスである。
本発明は、蛍光体として、少なくとも、CASN又はSCASNを含有し、これら蛍光体を劣化させることなく焼結し、分散させるための無機ガラスとして、軟化点が550℃以下のSiO−B−ZnO−Bi系ガラスの粉末を用いるものである。CASN又はSCASNは、ガラス粉末と焼結する際に、ガラス組成によって、容易に黒化し、又は消色する傾向がある。しかし、軟化点が550℃以下のSiO−B−ZnO−Bi系ガラスの粉末を用いることによって、これら蛍光体を劣化させることなく焼結することができ、これら蛍光体が分散した蛍光体分散ガラスが得られることを見出したのである。
また、本発明においては、蛍光体として、CASN又はSCASNに加えて、青色光を緑色光に変換するLAG蛍光体を含有させることもできる。軟化点が550℃以下のSiO−B−ZnO−Bi系ガラスの粉末を用いることにより、CASN又はSCASNと共に、LAGを、その蛍光発光強度を低下させることなく焼結し、分散させることができる。
さらに演色性を高めることに有効であるなら、黄色蛍光体、黄緑色蛍光体あるいは青色蛍光体が含有されていてもよい。
本発明において、ガラス封止材の軟化点が550℃以下であることは、CASN又はSCASNを加熱による劣化から保護するために必須の要件である。発明者らは、市販のCASN(品番R650:Jian Run Opto社製)を用い、電気炉の中で約1時間、種々の温度に保持した後、蛍光体の外観を観察し、蛍光発光強度を測定した(図1)。CASNの発光ピークは波長約620nmの赤色領域に観測された。そして、加熱温度500℃では、蛍光体の外観に変化はなく、発光強度も任意単位(a.u.)で約900と、さらに低温で保持した場合と変化がなかったのに対して、加熱温度600℃では、蛍光体の外観が消色し、発光強度も約650と、やや低下する傾向が認められた。加熱温度700℃では、蛍光体が茶色に変色し、発光強度も約200と大幅に低下することがわかった。このことから、CASNを加熱によって劣化させないためには、焼結に用いるガラス封止材としては、軟化点が550℃以下であることが望ましいことがわかった。
本発明において、CASN又はSCASN及びLAGを同時に焼結するガラス封止材として、SiO−B−ZnO−Bi系ガラスの粉末を用いる。発明者らは、特許文献4,5及び6などで開示された組成のガラスを用いて、CASNとLAGを同時に焼結したが、これら公知のガラス組成では、焼結体が黒化したり、逆に蛍光体が消色したりして、劣化した。CASNが劣化しなかったものでは、同時に含有させていたLAGの発光がほぼ完全に失われる結果となった。これに対して、本発明によるSiO−B−ZnO−Bi系ガラスの粉末を用いて焼結した場合には、これら蛍光体が劣化せず、CASNもLAGも良好な発光強度を示すことがわかった。これら結果については、後に実施例として詳細に説明する。
ここで、前記SiO−B−ZnO−Bi系ガラスは、35モル%以上のBiを含有することを特徴とすることが望ましい。Biの含有量が35モル%未満では、CASN蛍光体が消色する傾向が表れるからである。
また、前記SiO−B−ZnO−Bi系ガラスは、SrOを含有することが望ましい。Biの含有量の多いガラスでは、絶縁性が悪化する傾向が表れるため、封止材として望ましくないが、SrOを添加することにより絶縁性を高めることができるからである。
そして、前記SiO−B−ZnO−Bi系ガラスの体積比率は、60%以上95%以下であることが望ましい。CASN又はSCASNとLAGをほぼ等量を添加した場合、その体積比率を5〜40%にして、SiO−B−ZnO−Bi系ガラスの粉末の体積比率を60〜95%にすることにより、青色固体光源を用いる構成において、CASN又はSCASNが青色光を吸収して発光する赤色光と、LAGが青色光を吸収して発光する緑色光と、これら蛍光体に吸収されずに残存する青色光のそれぞれの強度をほぼ等分にできる。結果として、白色光の演色性が高まり、より自然光に近い白色が実現できる蛍光体分散ガラスとして機能させることができる。
発明者らは、蛍光体とSiO−B−ZnO−Bi系ガラスの体積比率を前記範囲内とすることにより、CASN蛍光体中のEuイオンとLAG蛍光体中のCeイオンの酸化還元状態を、共に効率よく発光する状態にできることを突き止めたのである。
本発明により、CASN又はSCASNを劣化させることなく分散させた、耐熱性や耐久性に優れた蛍光体分散ガラスを実現できる。また、本発明により、CASN又はSCASNとLAGを同時に焼結し分散させることが可能となり、演色性のよい白色光を得るための蛍光体分散ガラスとして利用することができる。
CASN蛍光体の蛍光発光強度の温度依存性を示す図である。 種々の組成の無機ガラスを用いてCASN及びLAGを焼結した結果を示す図である。 蛍光体の濃度を変えて焼結して得られた本発明の蛍光体分散ガラスの外観を示す図である。 440nm励起光による、本発明の蛍光体分散ガラス蛍光発光スペクトルの一例である。 本発明の蛍光体分散ガラス中のCASN及びLAGの発光ピーク強度とガラス体積比率の関係を示す図である。 本発明の実施例及び比較例(先行特許文献より選択した)の蛍光体分散ガラスの外観を示す図である。 CGCNガラス中に蛍光体を分散させた蛍光体分散ガラスの外観を示す図である。 CGCNガラス中に蛍光体を分散させた蛍光体分散ガラスの発光強度を示す図である。 CGCEガラス中に蛍光体を分散させた蛍光体分散ガラスの外観を示す図である。 CGCEガラス中に蛍光体を分散させた蛍光体分散ガラスの発光強度を示す図である。 CGCEガラスを用いた蛍光体分散ガラス中のCASN及びLAGの発光ピーク強度とガラス体積比率の関係を示す図である。
本発明の蛍光体分散ガラスを製造する方法は次の通りである。まず、各種組成のガラス粉末と市販の赤色蛍光体であるCASN粉末(品番R650:Jian Run Opto社製)と市販の緑色蛍光体であるLAG(品番LAG545:Jian Run Opto社製)を準備した。そして、これらガラス粉末と蛍光体粉末を秤量し、有機ビヒクルおよび分散剤を加えてペーストを作製した。次いで、これらのペーストをアルミナ基板上に塗布し、それぞれのガラスのガラス軟化点の約50℃高い温度で焼成し、蛍光体分散ガラスを作製した。
CASN及びLAGを劣化することなく焼結できるかどうか、6種類のガラスを用いて評価した。評価したガラス組成を重量%表したものを表1に、モル%で表したものを表2に示す。表1には、それぞれのガラス組成について、代表的な物性も記載している。Softening Pointとはガラスの軟化点であり、Tとはガラス転移点のことであり、CTEとは熱膨張係数の略である。
これらガラスは粉砕された後、ふるい機により平均粒径2μm程度の粉末とした。そして、蛍光体とガラス粉末は所定の重量になるように秤量され、蛍光体ガラス粉末、ビヒクル(展色材)、溶剤、分散剤を混合した。混合は、遊星型混合器を用いて行った。
前記した手順で混合されたガラスと蛍光体のペーストを16mm平方のアルミナ基板の上に塗布し、まず120℃の温度で10分間加熱し、溶剤を徐々に揮発させ、次いで220℃で10分間保持した。そして、ガラスの軟化点より約50℃高い温度で10分間焼成した。その後、加熱を止めて、炉内で室温まで冷却した。
前記した手順で得られたガラス粉末と蛍光体の相性及び耐熱性を評価した。CASN及びLAGの混合量は、それぞれ5wt%とした。それぞれのガラスの軟化点より約50℃高い温度で10分間焼成したサンプルの外観を図2に示す。CASNの外観が所定のオレンジ色を示したのはガラスG(右上)を用いたものだけであって、ガラスCを用いた場合は完全に消色し(上中央)、ガラスPを用いた場合、焼結体が黒化した(下中央)。ガラスBS(左上),BB(左下)及びD(右下)を用いた場合は、CASN蛍光体のオレンジ色の外観が薄くなった。
この結果から、ガラスGの粉末とCASN及びLAGの焼結サンプルだけが、元の蛍光体の外観を維持しているだけで、ガラスCとの焼結体は完全に消色し、ガラスPとの焼結体は黒化し、ガラスD、ガラスBB及びガラスBSとの焼結体では、程度の差こそあれ、いずれも消色することが判明した。このことから、赤色蛍光体であるCASNと緑色蛍光体であるLAGを封止し焼結するのに適したガラス組成は、表1及び表2中のガラスGとして示した組成だけであることが判明した。
表1及び図2に示した結果から、軟化点が465℃のガラスG(SiO−B−ZnO−Bi系ガラス)は、CASN及びLAGを劣化させることなく焼結できるのに対して、軟化点が850℃と高いガラスCでは、蛍光体が完全に消色し、軟化点が690℃のガラスBSでも蛍光体が消色していることがわかった。また、軟化点が370℃と最も低いガラスPは、SnO−P系という組成の影響から蛍光体が完全に黒化した。軟化点がそれぞれ495℃及び525℃のガラスBB及びガラスDも、程度の差こそあれ、蛍光体が消色していることがわかった。従って、Biの含有量が約35モル%以上であっても、B−Bi−CeO系ガラスでは消色し、Biが約25モル%と低くSiOが45モル%と多いガラスでも、CASN及びLAGが消色することが判明した。
(実施例1)
ガラスGの粉末とCASN及びLAGを所定の濃度で混合し、前記したのと同じ手順で蛍光体分散ガラス試料を作製した。得られた蛍光体分散ガラスの外観を図3に示す。本実施例で作製した蛍光体分散ガラス試料(試料A〜E)の組成(重量比及び体積比組成)と蛍光強度を表3及び図4に示す。試料AはCASN及びLAGをそれぞれ2.5wt%含むものであり、試料Eはそれぞれ20wt%を含むものである。図3は、左からサンプルA、B、D、Eの外観であって、サンプルCは掲載されていない。蛍光体分散ガラスの蛍光発光強度は、青色LEDからの440nmの光で励起された発光を、日立製蛍光分光光度計(F−7000)を用いて測定した。図4から、約510nm付近の緑色のLAGによる発光及び620nm付近のCASNによる発光のピーク強度を読み取った値がMax.PL(au)として表3に記録されている。
図4から、CASNの蛍光発光強度は、比較的安定しているのに対して、LAGの蛍光発光強度は、SiO−B−ZnO−Bi系ガラス粉末の含有比率に大きく依存していることがわかった。これはLAGの蛍光が青色光によるCe3+の4f−5d電子軌道間の遷移によるものであり、酸化還元状態に大きく依存しているためと考えられる。従って、窒化物蛍光体であるCASNの赤色発光と、酸化物蛍光体であるLAGの緑色発光を組み合わせて白色光源とするには、緑色発光の強度を赤色発光の強度に合わせる必要があることが判明した。
図5に、表3に示した蛍光体分散ガラスのガラス体積比率と蛍光発光強度の関係を示す。600〜640nmにおけるCASNの発光強度は、ガラス体積比率が増加するにつれてやや低減する傾向がみられるものの、比較的安定している。これに対して、LAGの発光強度はガラス体積比率が低下すると著しく低減している。十分なLAGの発光強度を得るためには、ガラス体積比率を60%以上にすることが望ましい。また、CASNとLAGの発光強度とのバランスをとるためには、ガラス体積比率を75〜95%の範囲とすることが望ましい。SiO−B−ZnO−Bi系ガラスをこのような体積比率とすることにより、CASNによる赤色発光とLAGによる緑色発光のバランスをとることができ、演色性に優れた白色光源を得ることができる。
(比較例)
本発明において蛍光体と焼結し蛍光体分散ガラスを得るために用いるガラスと、いくつかの特許文献に開示されたガラスを対比した。評価に用いたガラス組成を表4及び表5に示す。表4はガラス組成を重量%(wt%)で表したものであり。表5はガラス組成をモル%(mole%)で表したものである。表4及び表5の中で、GLC−1は、表1及び表2でガラスGとして示したものと同時に作製されたガラスであって、ガラスGと同じ組成である。AGC6は、特許文献13の中で開示されているガラス組成であって、特許文献4で開示されたガラス組成の範囲にあるものである。AGC1は、特許文献6で開示されたガラス組成である。CGCN及びCGCEは、どちらも特許文献5で開示されたガラス組成の例である。
これらガラスを粉砕し、直径が約40μmより小さいものをふるい分けした。蛍光体をこれらガラス粉末に分散し焼結する方法は、既に詳述した手順通りに行った。得られた蛍光体分散ガラスの発光強度は、青色LEDからの440nmの光で励起された発光を、日立製蛍光分光光度計(F−7000)を用いて測定した。
得られた蛍光体分散ガラスの外観を図6に示す。左から、AGC6ガラスを用いた場合、AGC1ガラスを用いた場合、CGCNガラスを用いた場合、CGCEガラスを用いた場合の焼結後の外観を示したものである。蛍光体の含有量として、CASN及びLAGをそれぞれ2.5wt%含む場合と5wt%を含む場合の結果を示している。図中のGlass culletと記載したものは、蛍光体を含まないガラスの外観を示したものであるが、CGCEガラスがわずかに結晶化しているのを除けば、その他はすべて透明で光吸収のない良好なガラスであった。
外観観察から、AGC6を用いた場合、焼結体が黒化してしまい、蛍光発光を得ることができない状態になった。これは、ガラス中のBiが還元され、金属Biに変化した結果と考えられる。AGC1を用いた場合でも、焼結体がやや黒化していた。一方、CGCNガラス及びCGCEガラスを用いた場合は、焼結後に蛍光体の劣化がなく、良好な蛍光発光が期待できる状態であった。なお、CGCEガラスを用いた場合、図6に示したように焼成温度が700℃の時は良好な蛍光体分散ガラスが得られたが、焼成温度が630℃の時は、ガラスが溶融しなかった。
CGCNガラスを用いて、CASN及びLAGを2.5wt%、5wt%、10wt%、20wt%の比率で含有させ焼結して得られた蛍光体分散ガラスの外観写真を、含有量の少ないものから順に、図7に示した。CASN及びLAGをそれぞれ20%含有したもの(最右)は、焼結後の表面がガラス状ではなく、蛍光体粉末が露出していたが、その他のサンプルは良好な外観を示していた。
これら蛍光体分散ガラスの発光強度を測定した結果を図8に示した。GLC−1と同じ組成であるガラスGとCASN及びLAGとを焼結して得られた本発明の蛍光体分散ガラスの発光強度は、既に図4に示した通りである。図4では、CASNによる蛍光発光が波長620nm付近に観測されるとともに、LAGによる蛍光発光も波長520nm付近に観測される。一方、図8では、CASNによる蛍光発光は図4と同様に波長620nm付近に観察されるのに対して、LAGによる蛍光発光がほとんど観察されないことがわかった。すなわち、CGCNガラスを用いて、CASN及びLAGと焼結し蛍光体分散ガラスを作製すると、LAGによる発光が失われることがわかった。
蛍光体の体積比率が10%及び20%の蛍光体分散ガラスのサンプルについて、X線回折測定を行ったところ、蛍光体の体積比率が20%のサンプルでは、CASN蛍光体の回折ピークはCASN粉末と同じように観察されるのに対して、LAG蛍光体の回折ピークはほぼ完全に消失していることがわかった。このことから、蛍光体の体積比率が高い場合には、焼結過程でLAG結晶が分解してしまうものと判断された。
次に、CGCEガラスを用いて、蛍光体の体積比率を1%、5%、10%及び20%と4段階に変化させて、蛍光体分散ガラスを作製した結果を、それぞれ左から順に、図9に示す。蛍光体を20%含むサンプル(最右)では、外観がガラス状ではなく、蛍光体粉末が露出しガラス封止材で覆われていなかった。一方、蛍光体を1%含むサンプルでは、蛍光体の色調が薄く、オレンジ色ではなかった。
これら蛍光体分散ガラスの発光強度を測定した結果を図10に示した。また、CASN及びLAGの発光強度と蛍光体の含有量(wt%)の関係を図11に示した。この結果から、LAGの発光ピークは、図4と比較すると、520nm付近からが505nm付近にまでシフトし、発光強度は、蛍光体の量が増加するにつれて急激に減少することがわかった。一方、CASNの発光ピークも、図4と比較すると、620nm付近から600nm付近にまでシフトし、発光強度は、蛍光体の含有量が10%程度までは、含有量に比例して増大し、含有量が20%になると急激に減少することがわかった。CASNとLAGの発光強度は、蛍光体分散ガラスにおけるEu2+とCe3+の酸化還元状態に大きく依存することから、このような変化を示すものと考えられる。また、蛍光体の含有量が20%まで増大すると、焼結中にCASN結晶の少なくとも一部が分解するものと考えられる。
これらの結果から、CASNとLAGの両方を含有する蛍光体を焼結するためのガラスとして、本発明で開示したSiO−B−ZnO−Bi系ガラスを用いると、CASN及びLAGからの発光が観測され、ガラスの体積比率を適切に選択することにより、CASN及びLAGからの発光強度を同等にすることができるのに対して、特許文献5で開示されたガラスを用いた場合は、LAGの発光がほとんど消失したり、CASNによる発光が蛍光体の含有量の増大によって急激に減少してしまうことがわかった。また、特許文献4及び特許文献6で開示されたガラスを用いた場合には、焼結体が黒化してしまうことがわかった。

Claims (5)

  1. 固体光源から発せられた光を、蛍光体による発光を利用して色変換する蛍光体分散ガラスであって、軟化点が550℃以下のSiO−B−ZnO−Bi系ガラスの粉末と蛍光体との焼結体からなり、前記蛍光体が、少なくとも、青色光を赤色光に変換するCASN又はSCASN蛍光体を含有することを特徴とする蛍光体分散ガラス。
  2. 前記蛍光体が、青色光を緑色光に変換するLAG蛍光体を含有することを特徴とする請求項1に記載の蛍光体分散ガラス。
  3. 前記SiO−B−ZnO−Bi系ガラスが35モル%以上のBiを含有することを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載の蛍光体分散ガラス。
  4. 前記SiO−B−ZnO−Bi系ガラスがSrOを含有することを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の蛍光体分散ガラス。
  5. 前記SiO−B−ZnO−Bi系ガラスの体積比率が60%以上95%以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の蛍光体分散ガラス。
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