JP2017023288A - 止着テープ及び、この止着テープを用いた着用物品 - Google Patents

止着テープ及び、この止着テープを用いた着用物品 Download PDF

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Abstract

【課題】小さい力で容易に裂ける止着テープ及びこの止着テープを具えた着用物品を提供する。
【解決手段】着用物品10に取り付け可能な止着テープ1であって、前記着用物品に取り付けられる基端から外方向に延在する止着テープ基材3と、該止着テープ基材3の一方面に重ねられた止着部材2とを具え、前記止着部材2から前記止着テープ基材3まで貫通し、かつ長手方向に沿って連続して伸びる切込み4aが形成されていることを特徴とする止着テープ。
【選択図】図4

Description

本発明は、着用物品を着用状態にするために用いられる止着テープ及び、この止着テープを用いた着用物品に関する。
使い捨ておむつ、おくるみ、失禁ブリーフ等の着用物品のうち、使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」と記述する場合がある)を例にとると、使い捨ておむつは展開型おむつとパンツ型おむつに分類される。展開型おむつは、シート状のおむつ展開体における背側の左右端に設けられた止着テープを腹側のおむつ前面に張り合わせることで左右端を閉じ合わせて着用させるものである。したがって、着用者を寝かせた状態でおむつ交換ができるため、乳児や、着座状態や起立状態を維持することが困難な人に用いられている。特に、立つことのできない乳児においては、おむつ交換が容易であるため、好んで使用されている。
そして、おむつの左右端を閉じ合わせる止着テープは、腹側に回してきたときに、肌に対向する面に、止着部材であるフック材が設けられており、このフック材をおむつの腹側の肌非対向面のウエスト周りに設けられたフロントパッチシートに係合させることで固定される。すなわち、フック材に設けられた複数の突起、例えば鈎型係合部材が、フロントパッチシートのループ型係合部材に引っかかることによって固定される。固定力を確保するために、止着テープはある程度の幅が必要である。
ところで、乳児等は腹部が前に突き出ているため、幅広の止着テープであると、おなかまわりの曲面にうまくフィットしない場合があった。そこで、特許文献1に見られるように、止着テープを横断するようにミシン目を入れ、必要に応じてそのミシン目を切断して、調整できるようにし、フィット性を高める工夫がなされてきた。
特開2009−61157号公報
上述したように、止着テープにはフック材が設けられている。このフック材は、プラスチック素材などでできており、比較的硬めである。したがって、ミシン目が入れられていても、二つに裂くには相応の力が必要であることから、力の弱い高齢者や、何度もおむつ替えの作業が発生する保育、介護者には負担となっている。
このような問題に鑑みて、本発明は、小さい力で容易に切り裂ける止着テープ及びこの止着テープを具えた着用物品を提供することを課題とする。
本発明の止着テープは、着用物品に取り付け可能な止着テープであって、着用物品に取り付けられる基端から外方向に延在する止着テープ基材と、止着テープ基材の一方面に重ねられた止着部材とを具え、この止着部材から止着テープ基材まで貫通する切込みであって、止着テープ基材が延在する方向である長手方向に沿って、連続して伸びる切込みが形成されていることを特徴とするものである。
そして、本発明の着用物品は、このような止着テープが取り付けられたものである。
本発明による止着テープを展開型使い捨ておむつに応用した一実施形態の外観を示す立体投影図である。 図1に示したおむつを着用した下半身を背中側から見た立体投影図である。 図1に示したおむつを展開して分解状態で示す立体投影図である。 止着テープ部分をトップシート側から見た部分平面図である。 図5(a)は図4のV(a)−V(a)線での断面図であり、図5(b)は図4のV(b)−V(b)線での断面図である。 止着テープ部分をカバーシート側から見た部分平面図である。 止着テープのミシン目部分を拡大した模式図である。 止着テープを切り裂いて接合されたおむつの着用状態を示す立体投影図である。 止着テープ部分の他の例をトップシート側から見た部分平面図である。 止着テープ部分の他の例をカバーシート側から見た部分平面図である。
本発明による止着テープを着用物品のうち展開型使い捨ておむつに応用した一実施形態について、図1から図10を参照しながら詳細に説明する。
本発明の第1の実施形態の外観において、正面側から見た斜視図を図1に示し、背面側から見た斜視図を図2に示す。図2は、この展開型使い捨ておむつを乳幼児が着用した際の背中側から見た下半身姿を示すものである。さらに、図1,図2に示す展開型使い捨ておむつを破断展開した分割状態にて図3に示す。
本実施形態における展開型使い捨ておむつ10は、前身頃領域10Fと、後身頃領域10Rと、これら前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rをつなぐ股下領域10Cとを有する。また、着用時に前身頃領域10Fと後身頃領域10Rとで着用者のウエストの部分を取り囲むウエスト周り開口部10Wが形成されている。同様に、前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rの下端部股下領域10Cとで着用者の両脚の太股部分を取り囲む左右一対の脚周り開口部10Lが形成されている。
図2に示すように、着用時に前身頃領域10Fは、着用者の腹側に位置し、後身頃領域10Rは着用者の背側に位置する。そして、股下領域10Cは、着用者の股下を覆い、左右一対の脚周り開口部10Lに、着用者の脚がそれぞれ通された形となる。したがって、脚周り開口部10Lは、着用者の両脚の付け根から太ももあたりのいずれかに位置することとなる。
おむつ10の外側に位置するカバーシート11の後身頃領域10Rの左右両端縁部には、着用時に前身頃領域10Fの左右両端縁部に重ね合わせてこれらをつなぎ、脚周り開口部10Lを形成し得る左右一対の止着テープ1が接合されている。この止着テープ1は、前身頃領域10Fのカバーシート11上に接合されたフロントパッチシート10Aに対して繰り返し剥離可能に接合される。本実施形態の止着テープ1の詳細については、後述する。
また、カバーシート11の後身頃領域10Rの上端部には、カバーシート11の幅方向に沿って延在し、着用者に対してウエスト周りに適度な着用感を与えるための弾性シート10Dが接合されている。
図3に示すように、本実施形態におけるおむつ10は、外側から順にカバーシート11と、バックシート12と、吸収体13と、着用者の肌に触れるトップシート14とを順に重ねて接合したものである。カバーシート11の股下領域10Cの左右両側には、それぞれ脚周り開口部10Lとなる半円弧状をなす一対の切欠き部11Aが形成されている。液不透過性のバックシート12は、このインナーカバーシート11Bに接合され、先の吸収体13は、このバックシート12と液透過性のトップシート14との間に配され、この吸収体13を介してトップシート14がバックシート12に接合される。良好な手触りを得るために薄い不織布にて形成されるアウターカバーシート11Cとインナーカバーシート11Bとの間には、脚周りギャザーを形成するための糸ゴム15がそれぞれ伸長状態で接合されている。
トップシート14の下に位置する吸収体13は、主にパルプと高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer、以下「SAP」とも言う)とから形成されている。また、吸収体13は、不図示の親水性のコアラップ(ティシュ/不織布)で包まれていてもよい。吸収体13は、前身頃、股下、後身頃にわたる形状をしている。股下で吸収した体液が前身頃、後身頃側へ拡散され、複数回の排尿も吸収可能となっている。また、本実施形態の吸収体13では、両脚の太股部分を取り囲む左右一対の脚周り開口部10Lに合わせて、円弧状をなす一対の切欠き部が形成されているが、本発明はこれに限らず、切り欠き部を具えないものであってもよい。
また、脚周り開口部10L付近から体液の漏れを防止するために、トップシート14の左右両端には、サイドシート18が設けられている。サイドシート18の脚周り側と対向する端部には、長手方向に伸張して糸ゴム19が取り付けられており、この糸ゴム19が縮むことにより、サイドシート18がトップシート14から、左右両端を軸として斜め上方に立ち上がり、立体ギャザーを形成し、左右両端における堤となる。そして、おむつの左右両端、すなわち、脚周り開口部からの体液の漏れを防止する。
図4は、本実施形態の止着テープ1を、トップシート14を上にしておむつ10を広げた際に、上面となる向きから見た平面図である。
図4に示されるように、止着テープ1は、カバーシート11のウエスト周り近傍の左右両端に取り付けられ、左右両端から外方向に伸びている。そして、止着テープ1は、カバーシート11から延在する止着テープ基材3と、この止着テープ基材3の中央部分に重ねて接着された止着部材であるフック部材2と、止着テープ基材3のフック部材2が接着された面と反対側の面に設けられた薄シート5とを具えている。
ここで、便宜上、止着テープ1のカバーシート11から延在する方向を「長手方向」と言い、その方向の長さを止着テープ1の「長さ」とも言う。そして、長手方向に直交する方向を「幅方向」と言い、その方向の長さを止着テープ1の「幅」とも言う。そして、止着テープ1のフック部材2がある方の面を「表面」、薄シート5がある方の面を「裏面」とも言う。また、止着テープ1及び止着テープ基材3のカバーシート11に接合され得る端部を「基端」、これと反対方向の自由端を「先端」とも言う。また、フック部材2も同様に、止着テープ1の基端側に位置する端を「基端」、先端側に位置する端を「先端」とも言う。
止着テープ基材3は、不織布などによって形成されている。例えば、不織布の場合、スパンボンド法もしくはメルトブロー法またはエアレイド法のうちの一つまたは複数の製法の組み合わせによって製造されるものが好ましい。特に、坪量30g/m2〜120g/m2で、スパンボンド法とメルトブロー法とを組み合わせたSMS法で形成された不織布が柔軟でかつ適度な強度を有しており、以下に具体的に述べる止着テープ1をV字状に開いてとめつける場合においても扱いやすい。また、止着テープ基材3の材料としては、不織布に限らず、織布、プラスチック製シート等であってもよい。
フック部材2は、表面に係合突起が形成された係合オス片である。係合突起は、鉤状、T状など、公知のメカニカルファスナーの形状であればよい。そして、前身頃領域10Fのカバーシート11上に接合されたフロントパッチシート10Aは、表面がループ状になっている等、フック部材2の係合突起が係止できるように形成された係合メス片である。そして、フック部材2は、係合突起が複数回の係合、はがしによっても変形しにくいプラスチックシート等が用いられる。すなわち、坪量に相関したある程度の硬さを有するものである。具体的には、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリオレフィンなどが挙げられる。特に、坪量100g/m2〜300g/m2が安定して係合メス片に係止可能であり、良好な強度を発揮する。
そして、フック部材2は、止着テープ3のカバーシートから延在する領域全体に位置するのではなく、中央部分に長さL1で延在する。これは、止着テープ基材3の自由端(カバーシート11に固定されていない方の端部、先端)にまで、フック部材2が位置すると、フック部材2をフロントパッチシート10Aに貼り付けた後、はがしにくくなり好ましくない。止着テープ基材3の自由端には、フック部材2を設けず、フロントパッチシート10Aに係合しないようにすることで、その自由端をつまんで容易にはがすことができる。
さらに、止着テープ1のフック部材2のある部分は、切込み4aが長手方向に形成されている。具体的には、切込み4aは、止着テープの幅W1を二等分する位置において、連続して延びており、フック部材2の長手方向の一方端から他方端まで延びているのが好ましい。そして、図5(a)の断面図で示されるように、この切込み4aは、フック部材2から止着テープ基材3までは貫通しているが、薄シート5には形成されていない。
また、この切込み4aから基端に向かって一定距離L2だけ、易切開線であるミシン目4bが伸びている。同じく、切込み4bから先端まで、易切開線であるミシン目4cが延びている。したがって、止着テープ1には、カバーシート11よりも外側の位置A3から、先端A4まで、ミシン目4b、切込み4a、ミシン目4cからなる1本の切断線4が形成されている。ミシン目4b、4cが伸びる領域はフック部材2がない部分であるので、図5(b)に示されるように、止着テープ基材3だけにミシン目が形成され、薄シート5には形成されていない。
図6に示されるように、薄シート5は、止着テープ1の裏面全体に接着されている。薄シート5は、破りやすい薄いフィルム状の素材でできている。例えば、セロハン(cellophane)が望ましい。そして、その厚みは、1μm〜30μm程度であり、手で簡単に裂ける程度である。止着テープ1の表面に形成されたミシン目4b、4cを破ろうとすると、共に簡単に破れるものである。
図7に示されるように、ミシン目4b、4cは、直径1mm程度の孔が間欠的に並ぶことで形成されたものである。孔の中心間距離(ピッチ)は3〜5mm程度で形成される。切手の切り取り辺のように、少ない力によって簡単に切り取れるものである。本実施形態では、ミシン目4bとして、このような孔が間欠的に並べられたものを挙げたが、本発明はこれに限らず、直線状の切開線が間欠的に並んだもの等であってもよい。
次に、本実施形態の止着テープ1の使用方法について具体的に説明する。
図8は、体、特に腹周りの凹凸に合わせて止着テープ1の切断線4で止着テープ1をV字状に開いて、フロントパッチシート10Aに貼り付けた状態を示す。
おむつの着用方法は、先に説明したように、おむつの後身頃10Rを着用者の背側に位置させた後、おむつ10を着用者の股下に通して、前身頃10Fを腹側に押し当てる。そして、止着テープ1を背側両端から体に沿って腹側に持ってくる。そして、フロントパッチシート10Aに止着テープ1を貼り付けて、おむつの左右端を閉じ合わせる。この際、止着テープ1のフック部材2のある表面は、おむつの前身頃10Fに対向し、薄シート5のある裏面が前面にくることになる。そして、止着テープ1を貼り付ける上で、腹の曲面に合わせて貼着し、おむつ10のフィット性を向上させるため、次の作業を行う。すなわち、切断線4に沿って止着テープ1を切り裂き、腹の曲面に合わせて幅方向に広げて貼着する。この切り裂きによって、止着テープ1の図中向かって上方、すなわち、幅方向でウエスト側に位置する片を第1片1aとし、図中向かって下方、すなわち、幅方向で股下側に位置する片を第2辺1bとする。
具体的には、止着テープ1の先端側に設けられたミシン目4cを切り離すと、この幅方向両側に第1片1a、第2片1bをそれぞれ離れる方向引っ張る作業に伴って、薄シート5も2方向に裂かれる。そして、フック部材2はもともと切込み4aによって分かれているので、そのまま引っ張る作業を続けると、次にミシン目4bが切り離される。結果として、止着テープ1の基端はつながり、先端は第1片1aと第2片1bに分離したV字状の形状に変形する。これら第1片1a、第2片1bを腹の曲面に合わせて離してフロントパッチシート10Aに貼着することにより、様々な腹の曲面に柔軟に対応した形でおむつ10を着用することができる。
ここで、フック部材2は予め切込み4aによって切断されているため、使用時に切り裂く必要がなく、少ない力で簡単に止着テープ1を第1片1aと第2片1bに切り裂くことができる。
一方で、止着テープ1は、常に第1片1aと第2片1bに切り裂いて使う必要はなく、ミシン目4b、4cがつながった状態の1片として使用してもよい。このような使用形態の場合、切込み4aが露出していると、切込み4aに指がひっかかったりして、予期せぬ切り裂きが発生する場合がある。しかしながら、本実施形態では、着用時に指が触る止着テープ1裏面に薄シート5があるため、切込み4aが露出しないため、指等が引っかかるおそれがない。
また、着用時だけでなく、製造上での折り畳み時や、着用までの取り扱い時においても、切込み4aが露出していると、この切込み4a部分に何かに引っかかるなどして破れてしまう可能性があり、好ましくない。しかしながら、本実施形態では裏面に設けた薄シート5で切込み4aが露出せず、第1片1aと第2片1bが離れるのを抑制する(切込み4a部分が開口することがない)ので、止着テープ1が破れることがない。
なお、本実施形態において、裏面において切込み4aを露出させないために、薄シート5を貼りつけたが、本発明はこれに限らず、切込み4aの範囲が短ければ、薄シート5を設けない構成であってもよい。すなわち、切込み4aの範囲が短いと開口しにくくなるため、切込み4aが長いものに比べて指等がひっかかりにくい。したがって、コストと切込み4aの長さの両方を勘案し、薄シート5を設けない構成としてもよい。すなわち、本発明の止着テープは、比較的硬いフック部材2の部分は予め切込み4aによって切断しておき、切り裂き時に力を加える必要がない状態とすることで、容易に切り裂けるものである。したがって、薄シート5は必須の部材ではなく、切込み4aを設けることによって起きるひっかかりなどのトラブルを防止するために設けられたものである。
また、止着テープ基材3の材質によって、簡単に切り裂けるものであれば、ミシン目などの易切開線を設ける必要はない。また、易切開線は、ミシン目に限らず、止着テープ基材3の先端、すなわち、第1片1aと第2片1bに切り裂くための取っ掛かりに切れ目があり、残りの部分は筋などであってもよい。
次に、止着テープ1の変形例を説明する。
図9及び図10に示されるように、切断線4は、フック部材2の部分だけでなく、止着テープ1の基端側の始点A3から先端A4まで連続する切込み4dであってもよい。裏面から薄シート5が貼りつけられているため、両片1a、1bは固定され、止着テープ1の貼り付け作業において影響はない。また、必要に応じて、第1片1aと第2片1bを離して貼着する時は、薄シート5を裂くだけで2片に分離できるため、少ない力で容易に作業を行うことができる。
このように、本発明の止着テープ1を用いることにより、比較的硬いフック部材は予め切断されているため、少ない力で簡単に2片に切り裂くことができ、着用者の体形に応じたウエスト周りの固定を行うことができる。そして、止着テープ1を切り裂かないで使用する時、製造時、格納時、持ち運び時、着用作業中などの止着テープ1が切り裂いた状態でフロントパッチシート10Aに固定されていない時には、次の効果がある。すなわち、止着テープ1の裏面に薄シート5を貼着することにより、フック部材2の切込み4aが露出しないため、切込み4aに指が引っかかるなどによって予期せぬ止着テープ1の破損を防止することができる。なお、薄シート5は、少なくとも切込み4a部分に位置していればよいため、止着テープ1の裏面全面に形成されることを必須としない。また、その接着においても、全面を接着するのではなく、部分接着などはがれない程度であればよい。
1 止着テープ
2 フック部材(止着部材)
3 止着テープ基材
4 切断線
4a 切込み
4b ミシン目(易切開線)
10 使い捨ておむつ(おむつ)
10A フロントパッチシート
10F 前身頃領域
10R 後身頃領域
10C 股下領域
10W ウエスト周り開口部
10L 脚周り開口部
11 カバーシート
12 バックシート(裏面シート)
13 吸収体
14 トップシート(表面シート)
15 糸ゴム
18 サイドシート

Claims (9)

  1. 着用物品に取り付け可能な止着テープであって、
    前記着用物品に取り付けられる基端から外方向に延在する止着テープ基材と、該止着テープ基材の一方面に重ねられた止着部材とを具え、
    前記止着部材から前記止着テープ基材まで貫通する切込みであって、前記止着テープ基材が延在する方向である長手方向に沿って、連続して延びる切込みが形成されていることを特徴とする止着テープ。
  2. 前記切込みは、前記止着部材の前記長手方向における一方端から他方端まで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の止着テープ。
  3. 前記止着テープ基材には、前記切込みの一方端から連続して、前記止着テープ基材の前記基端の反対側の端である先端まで、前記長手方向に延びる易切開線が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の止着テープ。
  4. 前記止着テープ基材には、前記切込みの他方端から連続して、前記止着テープ基材の前記基端に向かって延びる易切開線が形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の止着テープ。
  5. 前記切込みは、前記止着テープ基材の前記基端と反対側の端である先端まで延びることを特徴とする請求項2に記載の止着テープ。
  6. 前記切込みは、前記止着テープの幅を等分する位置に延びることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の止着テープ。
  7. 前記止着テープ基材の他方面において、前記切込みを覆う薄シートが貼着されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の止着テープ。
  8. 前記着用物品が使い捨ておむつであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の止着テープ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の止着テープが取り付けられたことを特徴とする着用物品。
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