JP2006204385A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】展開型おむつと又はパンツ型おむつとして使用でき、更に展開型おむつとして使用するための準備が極めて簡単な使い捨ておむつを提供する。
【解決手段】 吸収性コアを具備する吸収性本体と、互いに連結されてウエスト開口部を形成している腹側部3及び背側部4とを具備し、腹側部3の一部が、吸収性本体の長手方向の一端部に剥離可能に固定され、背側部4の一部が、吸収性本体の長手方向の他端部に固定されている使い捨ておむつ1であり、腹側部は、一対の破断誘導線33,33に挟まれた分離部31と、破断誘導線33を介して分離部31に連設されている外方部34,34とを有しており、外方部34には、吸収性本体の前記一端部の外面に着脱自在に止着可能な止着部35が設けられており、分離部31を引っ張ることにより、一対の破断誘導線33,33が破断されて、該分離部31と外方部34,34とが分離されるようになされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、展開型おむつと同様にもパンツ型おむつと同様にも使用できる使い捨ておむつに関する。
従来、長手方向一端部の両側部に一対のファスニングテープを有し、該ファスニングテープを長手方向他端部の外面に設けたランディンゾーンに止着して用いる使い捨ておむつ(以下、展開型おむつという)と、ウエスト開口部と一対のレッグ開口部とが予め形成されている使い捨ておむつ(以下、パンツ型おむつという)が広く知られている。
展開型おむつとしては、例えば特許文献1記載のものがあり、パンツ型おむつとしては、例えば特許文献2記載のものがある。
特開平8−10285 特開平4−166150
展開型おむつは、寝た状態で着脱することができ、また、テープの止着位置をずらしてフィット性の調整が可能で、製造コストが安い等の利点があるが、起立状態で装着することは困難である。他方、パンツ型おむつは、下着であるパンツやショーツと同様に着脱でき、起立状態で装着することが容易であるが、寝た状態で装着することは容易ではない。
従って、本発明の目的は、展開型おむつと同様にもパンツ型おむつと同様にも使用でき、更に、展開型おむつと同様に使用するための準備が極めて簡単な使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、吸収性コアを具備する吸収性本体と、互いに連結されてウエスト開口部を形成している腹側部及び背側部とを具備し、前記腹側部の一部が、前記吸収性本体の長手方向の一端部に剥離可能に固定され、前記背側部の一部が、該吸収性本体の長手方向の他端部に固定されている使い捨ておむつであって、前記腹側部は、一対の破断誘導線に挟まれた分離部と、該破断誘導線を介して該分離部に連設されている外方部とを有しており、前記外方部には、吸収性本体の前記一端部の外面に着脱自在に止着可能な止着部が設けられており、前記分離部を引っ張ることにより、一対の破断誘導線が破断されて、該分離部と前記外方部とが分離されるようになされている使い捨ておむつを提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明は、上記使い捨ておむつの好ましい製造方法として、帯状基材に、機械的面ファスナーのオス部材からなる複数本の止着部連続体を間隔を開けて接合した後、所定の長さに切断して、複数の止着部を有する止着部複合体を得る工程、得られた止着部複合体を、帯状伸縮体の片面に間欠的に順次配置し、その止着部複合体の止着部間に、破断誘導線としてのミシン目を形成して、腹側部連続体を得る工程、吸収性本体を、前記腹側部連続体と、該腹側部連続体とは別に製造した背側部連続体との間に掛け渡すように両連続体上に間欠的に配置し、該吸収性本体の両端部を、該腹側部連続体における前記止着部複合体の載置面側と背側部連続体の片面側とに固定する工程、及び、前記吸収性本体を長手方向に折り畳んで、前記両連続体同士を接合すると共に、個々のおむつに切断する工程を具備する、使い捨ておむつの製造方法を提供するものである。
本発明の使い捨ておむつは、展開型おむつと同様にもパンツ型おむつと同様にも使用でき、更に、展開型おむつと同様に使用するための準備が極めて簡単である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態としての使い捨ておむつ1は、成人用のおむつであり、図1及び図2に示されるように、吸収性コア23を具備する吸収性本体2と、互いに連結されてウエスト開口部11を形成している腹側部3及び背側部4とを具備している。腹側部3と背側部4とは、着用者の側部に配されるおむつ両側部のそれぞれにおいて、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段により接合されている。これにより、腹側部3と背側部4とは、環状のウエスト開口部11を形成していると共に、おむつの両側部に一対のサイドシール部13が形成されている。
本実施形態における吸収性本体2は、図2に示すように、液透過性の表面シート21、液不透過性の裏面シート22、及びこれら両シート21,22間に介在された吸収性コア23とを具備してなる。
吸収性本体2は、図2に示すように、平面視形状が長方形状であり、一方向に長い形状を有している。吸収性コア23は、長方形状の裏面シート22及びそれよりやや細幅の長方形状の表面シート21により挟持・固定されている。吸収性コア23は、長方形の長辺それぞれの中央部付近を凹状に切り欠いた形状を有している。吸収性本体2の脚周りに配される部分には、吸収性本体2の長手方向に沿って弾性部材24が配されており、脚周りに対するフィット性が高められている。尚、吸収性本体2の長手方向の両側部には、一側縁部に弾性部材を有する立体ガード形成用シートを配する等により、一対の立体ガードを形成することが好ましい。
腹側部3は、胴回り方向を長手方向とする長方形状をなしており、その長手方向の中央部分が、吸収性本体2の一端部2aの外面を覆っており、該一端部2aの外面を覆う部分が該外面に剥離可能に固定されている。
腹側部3は、吸収性本体2の一端部2aを覆う部分に、一対の破断誘導線33に挟まれた分離部31を有し、分離部31の左右両側に、それぞれ破断誘導線33を介して分離部31に連設されている一組の外方部34,34を有している。本実施形態における破断誘導線は、線状に形成されたミシン目であり、おむつ縦方向に沿って一対形成されている。
ここで、剥離可能に固定とは、従来の粘着剤や面ファスナーなどのファスニングテープを用いて、止めたり外したりができる脱着可能な固定の他に、ホットメルト粘着剤、超音波シール、ヒートシールなどを用いて、微小面積の連続で接着する固定方法を用いることができる。微小面積での接着とは、互いの材料同士を容易に分離することができる程度の接着であって、剥がした時に剥がされた材料が実質的に破壊しない状態にある接着であれば良い。またその微小面積は25mm2以下であることが好ましく、より好ましくは5〜10mm2である。
本実施形態のおむつ1においては、分離部31は、おむつ縦方向に長い長方形状を有し、その左右の長辺部分それぞれにミシン目33が形成されている。分離部31は、その両側のミシン目(破断誘導線)の破断が分離部の引っ張りによりスムーズに進行にするようにする観点から、胴回り方向の方向の寸法L1(図2参照)が5〜150mmであることが好ましく、特に10〜50mmであることが好ましい。図2中、端縁33a,33bは、ミシン目の破断により生じた端縁である。
また、分離部31は、その内面側に、機械的面ファスナーのオス部材を固定して形成した止着部32を有している。他方、吸収性本体2の一端部2aの外面には、機械的面ファスナーのメス部材を固定して被止着部25が形成されている。
そして、分離部31は、止着部32と被止着部25との係合により、吸収性本体2の一端部2aの外面に、剥離可能に固定されている。
外方部34は、それぞれ、サイドシール部13側の端部寄りに、弾性部材35が配されて胴回り方向に伸縮する伸縮部を有している。また、外方部34は、それぞれ、サイドシール部13側とは反対側の端部寄り部位の内面側に、機械的面ファスナーのオス部材を固定して形成した止着部36を有している。
吸収性本体2の被止着部25は、分離部の止着部32と、左右の外方部34の両止着部36,36とを同時に止着できる大きさを有している。本実施形態のおむつ1においては、これら総ての止着部32,36,36の被止着部25に対する係合により、腹側部3の一部が、吸収性本体の一端部2aの外面に剥離可能に固定されている。
尚、本実施形態のように、外方部34の止着部36,36を被止着部25に剥離可能に固定した構成の場合には、分離部31の止着部32は、必ずしも必要はない。しかし、分離部31に止着部32を設けて、吸収性本体の一端部2aの外面に剥離可能に固定することは、おむつ製造時やおむつ使用時に、腹側部3と吸収性本体2とが離れてしまったり、両者間にずれが生じないようにする点から好ましく、また、分離部31に止着部32を設けることにより、図5に示すように、外方部34に、吸収性本体2の外面に固定しない状態で、止着部36’を設けることもできる。図5に示す実施形態においては、外方部34の端縁から延出させ得るテープ基材37に止着部36’ ,36”を設けてあるが、該テープ基材37が、外方部34側に折り畳まれた状態となっているため、該止着部36’は、腹側部3と吸収性本体2との接合に寄与していない。
本実施形態のおむつ1においては、外方部34の止着部36は、外方部34における吸収性本体2と重なっている部位に形成されている。そのため、止着部36によって、着用者が不快感や違和感を覚えることを防止することできる。また、外方部34の内面側(着用時に着用者の肌側に向けられる側)に止着部36があり、おむつ外面に露出していないため、止着部36が不用意に何かに引っかかったり、肌に触れて不快感を覚えることもない。これらの点については、図5に示す実施形態においても同様である。
本実施形態における背側部4は、胴回り方向の長さ及びおむつ縦方向の長さが腹側部3と略同じである帯状部分41と、帯状部分41に一体的に連設された太股被覆部42とを有している。帯状部分41における、吸収性本体2の両側縁の位置より外方及び吸収性本体2とウエスト開口部の開口端との間には、弾性部材45が配されており、背側部4に、胴回り方向の伸縮性が付与されている。太股被覆部42は、脚周りに沿うように湾曲した縁部を有し、該縁部に沿って弾性部材47が配されている。太股被覆部42は、レッグ開口部12の外側に位置して太股回りを被覆するが、弾性部材47の収縮により、太股回りを一層良好に被覆する。
背側部4は、図2に示すように、吸収性本体2の他端部2b側に重ねて配置されており、吸収性本体2と重なっている部分の略全域において、図示しない接着剤等により、吸収性本体2に固定されている。背側部4と吸収性本体2との固定方法は、特に制限されず、他の固定方法としては、吸収性本体2の周縁部のみにおいて、両者を接合したり、吸収性本体2の幅方向の中央部のみ又は両端部のみで両者を接合することもできる。また、接着剤に代えて、ヒートシール、超音波シール等を用いることもできる。
次に、本実施形態のおむつ1の好ましい製造方法の一例を図4を参照して示して説明する。
本製造方法においては、図4に示すA工程〜E工程を経ておむつ1を製造する。尚、図4は、製造方法の概略を示す模式図であり、例えば、太股被覆部42やそこに配する弾性部材47は図示していない。
A工程は、おむつ1枚分の止着部を一度に腹側部に固定できるようにするための止着部複合体50を製造する工程である。この工程においては、不織布等からなる帯状基材52の片面に、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部連続体51を間隔を開けて接合した後、所定の大きさに切断して止着部複合体51を得る。止着部複合体50は、所望により、公知の回転機構により90°反転させて、次の工程を行う。
B工程は、腹側部3の連続体30を得る工程である。この工程においては、2枚のシート材37,38間に弾性部材35を伸張状態で固定して帯状伸縮体30’を得、その片面に、A工程で得た止着部複合体50を、間欠的に順次配置する。配置の際には、止着部複合体50の基材52側に接着剤を塗工しておき、その接着剤塗工面を帯状伸縮体30’側に向けて配置する。そして、止着部複合体50を配置した後、帯状伸縮体30側から、止着部間にミシン目加工を施して、ミシン目33を形成する。
C工程は、背側部4の連続体40を得る工程である。この工程においては、2枚のシート材48,49間に弾性部材45を伸張状態で固定して、背側部4の連続体40を得る。
D工程は、吸収性本体2を製造する工程である。表面シート、吸収体及び裏面シート等からなる積層体20の裏面シート側の面に、機械的面ファスナーのメス部材を貼り付けて、被止着部25を有する吸収性本体2を得る。
積層体20と機械的面ファスナーのメス部材との固定方法としては、1)積層体20の両端部(吸収体の長手方向の両端部が位置する部分)にホットメルトを塗布し、機械的面ファスナーのメス部材を貼り合わせる方法、及び2)積層体20の背部(背中部)にホットメルトを塗布し、積層体20の前部(お腹部)にはホットメルトをあらかじめ塗布した被止着部25を貼る方法でも良い。
E工程は、最終の組立工程であり、吸収性本体2を、B工程で得た腹側部の連続体30とC工程で得た背側部の連続体40とに、両者間に掛け渡すように順次固定した後、吸収性本体2を長手方向に折り畳んで、両連続体30,40を重ね、次いで、サイドシール部13を間欠的に形成した後、最後にサイドシール13部において、この連続体を切断しておむつ1を得る。
本実施形態のおむつ1は、このようにして、効率的に製造することができる。
特に、腹側部3の連続体(腹側部連続体)30上に配置した止着部複合体50に対して、吸収性本体2を重ねる前に、ミシン目加工を施しているため、吸収体を傷つけることなくミシン目を形成することができる。また、止着部複合体50と連続体30とを一体化した後、ミシン目加工をするため、それぞれにミシン目加工した後一体化させる方法よりもミシン目のズレがなく加工できる点で優れている。
本実施形態のおむつ1は、図1に示すようなパンツ型の形態のまま、着脱することができる。パンツ型の形態での着脱は、従来のパンツ型おむつと同様の使用方法である。このように、パンツ型おむつと同様に使用できることは、高齢者や障害者等が自分で着脱したり、起立状態で着脱したり(させたり)することができるので好ましい。
本実施形態のおむつ1は、展開型おむつと同様にして使用する場合には、図3(a)に示すように、分離部31を引っ張ると、その両側のミシン目33が破断され、該分離部31とその両側の外方部34とが分離される。その結果、図3(b)に示すように、左右の外方部34が独立して操作できる状態となるため、展開型おむつと同様に、着用者の胴回りの寸法等に応じて、止着部36を止着する位置を適宜に調整することができる。
本実施形態のおむつ1は、このようにして展開型おむつと同様に使用することができ、例えば、寝た状態においても、着用者に容易に着脱することができるため好ましい。
また、分離部31を引っ張るだけで、左右の外方部34を独立して操作することが可能な状態となるので、展開型おむつと同様に使用するための準備操作が極めて簡単である。尚、分離部31は、図3(a)に示すように、下側から上側に向かって引っ張り上げても良いし、上側から下側に向かって引き下げても良い。
更に、パンツ型の形態での使用中やおむつ製造時に、分離部31と外方部34とが連設されていることによって、吸収性本体2と腹側部3とが意図せずに離れたり、両者間に意図しないずれ等が生じない。
機械的面ファスナーのオス部材としては、例えば、その表面に多数の錨形や鉤形のオス型係合部材が配されたものを用いることができ、メス部材としては、前記オス型係合部材が係合可能なループを多数表面に有し、オス部材を押しつけることにより、オス部材を止着可能なものを用いることができる。機械的ファスナーのオス部材及びメス部材としては、公知の機械的ファスナー、例えば「マジックテープ(登録商標)」(クラレ社製)、「クイックロン(登録商標)」(YKK社製)、「マジクロス(登録商標)」(カネボウベルタッチ社製)等におけるオス部材及びメス部材を用いることができる。吸収性本体2の外面を、機械的ファスナーのオス部材と直接係合可能な材料、例えば係合性に富む不織布から構成することにより、これを機械的綿ファスナーのメス部材として用いることもできる。他の構成材料としては、使い捨ておむつ等において従来用いられている各種の材料を特に制限な用いることができる。例えば、各部の弾性部材の形成素材としては、天然ゴム、合成ゴム等の各種のものを用いることができ、それぞれの形態としては糸状、帯状、フィルム状等の各種のものを用いることができる。肌に接触する部位に使用するシート材は、肌触りの良い材料、例えば、不織布や布等であることが好ましい。
尚、分離部31には、図6に示すように、引っ張る際に摘みやすいように摘み部9を設けることが好ましい。摘み部9は、外方部34の下縁より下方又は上縁より上方に分離部31を構成するシート材を延出させたり、分離部31に他のシートを固定して形成することができる。
また、本発明の使い捨ておむつは、その好ましい使用方法を消費者等が容易に理解することができるように、分離部をおむつの下側から上側に引き上げること及び/又は分離部をおむつの上側から下側に引き下げることにより、前記止着部が露出する旨の表示を付した包装体に収納した状態で、市販、流通等させることが好ましい。
包装体としては、複数個の使い捨ておむつを収容できるものが好ましく、包装体としては、複数個の使い捨ておむつを纏めて販売するために用いられている各種公知の、樹脂フィルム製の袋、紙製の箱、合成樹脂製の箱等を用いることができる。表示箇所は、収納袋や箱の外面が好ましい。表示の文言や言い回し、表現方法等は特に制限されず、文章のみで表現されていても、図(イラスト等)や写真と文章との組合せで表現されていても、図や写真のみで表現されていても良い。
本発明の使い捨ておむつは、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
例えば、外方部34に設ける止着部36’,36”は、図5に示すように、テープ基材37に設けたもので、吸収性本体2の外面に固定されていないものであっても良い。
図5に示す止着部36’、36”は、何れも、外方部34に長手方向の一端部側を固定された短冊状のテープ基材37の他端部側に設けられており、ミシン目33を破断する前の状態(パンツ型おむつの状態)においては、外方部34の本体2側の面(内面)に脱着自在に止着されている。図5(b)に示すファスニングテープは、2つ折りされたテープ基材37の、折り部37aを境とする一方の側が、外方部34の内面を構成するシートに固定されて固定部を形成しており、他方の側は、止着部36”を介して、前記固定部上に脱着自在に止着されている。
また、上記おむつ1においては、腹側部3と背側部4とは、おむつの両側部それぞれにおいて接合されていたが、腹側部3と背側部4とを連続する帯状物として製造し、その帯状物の一方の端部と他方の端部とを、おむつの一方の側部あるいは他の部位で連結してウエスト開口部が形成されていても良い。また、背側部4は、その一部を吸収性本体2が代替していても良い。
また、被止着体25は、左右の両外方部の止着部に共通する一つの被止着体を設けるのに代えて、吸収性本体2の長手方向の腹側部3側の端部に、左右に分割して一対の被止着体25を設けることもできる。
また、外方部34の止着部36や分離部の止着部32として、機械的面ファスナーに代えて、粘着剤を塗工して形成した粘着部を設けることもできる。
また、破断誘導線としては、ミシン目に代えて、細い線状に熱加工して、フィルム化して線に沿って破り易くする線等を設けることもできる。
本発明の使い捨ておむつは、成人用に適しているが、幼児用であっても良い。
図1は、本発明の一実施形態としての使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2は、図1のおむつを、分離部と外方部とを分離して展開した状態を裏面シート側から見た状態を示す展開平面図である。但し、便宜上、分離部を腹側部の当初の位置に再度固定した状態を示してある。 図3は、図1の使い捨ておむつを展開型おむつと同様にして使用するための準備操作を説明するための図であり、(a)は、分離部を引っ張り、ミシン目を破断する様子を示す図、(b)は、分離部と外方部とを分離した状態を示す図である。 図4は、図1の使い捨ておむつの製造方法の概略を模式的に示す図である。 図5は、本発明の他の実施形態としての使い捨ておむつの要部を示す図である。 図6は、本発明の更に他の実施形態としての使い捨ておむつの要部を示す図である。
符号の説明
1 使い捨ておむつ
2 吸収性本体
3 腹側部
31 分離部
33 ミシン目(破断誘導線)
34 外方部

Claims (5)

  1. 吸収性コアを具備する吸収性本体と、互いに連結されてウエスト開口部を形成している腹側部及び背側部とを具備し、前記腹側部の一部が、前記吸収性本体の長手方向の一端部に剥離可能に固定され、前記背側部の一部が、該吸収性本体の長手方向の他端部に固定されている使い捨ておむつであって、
    前記腹側部は、一対の破断誘導線に挟まれた分離部と、該破断誘導線を介して該分離部に連設されている外方部とを有しており、前記外方部には、吸収性本体の前記一端部の外面に着脱自在に止着可能な止着部が設けられており、前記分離部を引っ張ることにより、一対の破断誘導線が破断されて、該分離部と前記外方部とが分離されるようになされている使い捨ておむつ。
  2. 前記分離部が、前記吸収性本体の前記一端部の外面に剥離可能に固定されている請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記分離部が、摘み部を有している請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記分離部をおむつの下側から上側に引き上げること及び/又は分離部をおむつの上側から下側に引き下げることにより、前記止着部が露出する旨の表示を付した包装体に収納されている請求項1〜3の何れか記載の使い捨ておむつ。
  5. 請求項1記載の使い捨ておむつの製造方法であって、
    帯状基材に、機械的面ファスナーのオス部材からなる複数本の止着部連続体を間隔を開けて接合した後、所定の長さに切断して、複数の止着部を有する止着部複合体を得る工程、得られた止着部複合体を、帯状伸縮体の片面に間欠的に順次配置し、その止着部複合体の止着部間に、破断誘導線としてのミシン目を形成して、腹側部連続体を得る工程、吸収性本体を、前記腹側部連続体と、該腹側部連続体とは別に製造した背側部連続体との間に掛け渡すように両連続体上に間欠的に配置し、該吸収性本体の両端部を、該腹側部連続体における前記止着部複合体の載置面側と背側部連続体の片面側とに固定する工程、及び、前記吸収性本体を長手方向に折り畳んで、前記両連続体同士を接合すると共に、個々のおむつに切断する工程を具備する、使い捨ておむつの製造方法。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009291296A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Kao Corp 使い捨ておむつ
JP2012120673A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Kao Corp パンツ型吸収性物品

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