JP2017021465A - 路側処理装置及び警告通知方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実施形態の路側処理装置は、取得部と、車両特定部と、通知制御部とを持つ。取得部は、重量情報と、重量情報を取得した車両の車載器に登録されている車両番号と、車両のナンバープレートを読み取る読取装置から、読取装置が読み取ったナンバープレートの情報を取得する。車両特定部は、車両番号と、ナンバープレートの情報とを照合することによって、道路を傷める原因となる車両であるか否かの判定対象となる車両を特定する。通知制御部は、車両の重量情報で示される車両の重量が閾値以上である場合に道路を傷める原因となる車両であると判定された車両に搭載されている車載器に対して、車両のユーザに対して警告情報を出力させるための通知である制御情報を送信する。
【選択図】図2
Description
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における警告システム100のシステム構成図である。
警告システム100は、重量計測装置10、読取装置20、DSRC装置30及び上位装置40を備える。DSRC装置30は、ネットワーク50を介して、上位装置40と通信可能に接続される。
重量計測装置10は、道路を走行する車両60の重量を計測する。例えば、重量計測装置10は、軸重センサである。重量計測装置10は、計測した車両60の重量に関する情報(以下、「重量情報」という。)を自装置に接続しているDSRC装置30に出力する。
読取装置20は、車両60のナンバープレートを読み取る。読取装置20は、読み取ったナンバープレートの情報(以下、「プレート番号」という。)を自装置に接続しているDSRC装置30に出力する。
ネットワーク50は、どのように構成されたネットワークであってもよい。ネットワーク50は、例えばインターネットである。
DSRC装置30は、通信部301、取得部302、車両特定部303、判定部304及び通知制御部305を備える。
通信部301は、重量計測装置10との間で通信を行う。また、通信部301は、読取装置20との間で通信を行う。通信部301は、上位装置40との間で通信を行う。通信部301は、車載器との間で通信を行う。
取得部302は、通信部301を介してプレート番号、重量情報及び車載器情報を取得する。
判定部304は、取得部302によって取得された重量情報と、車載器情報に含まれる重量制限値とに基づいて、車両特定部303によって特定された車両60が道路を傷める原因となる車両であるか否か判定する。つまり、判定部304は、重量情報と、重量制限値とに基づいて、特定された車両60が超過車両であるか否か判定する。
通知制御部305は、判定部304によって超過車両であると判定された車両60に搭載されている車載器に対して、通信部301を介して警告情報を書き込むとともに制御情報を送信する。
取得部302は、通信部301を介して重量計測装置10から重量情報を取得する(ステップS101)。取得部302は、取得した重量情報を判定部304に出力する。取得部302は、通信部301を介して読取装置20が読み取ったプレート番号を取得する(ステップS102)。取得部302は、取得したプレート番号を車両特定部303に出力する。取得部302は、通信部301を介して車載器から車載器情報を取得する(ステップS103)。取得部302は、取得した車載器情報のうち車両番号を車両特定部303に出力し、重量制限値を判定部304に出力する。
重量計測装置10は、道路を走行する車両60の重量を計測する(ステップS201)。重量計測装置10は、重量情報をDSRC装置30に出力する(ステップS202)。取得部302は、通信部301を介して、重量計測装置10から重量情報を取得する。
読取装置20は、車両60のナンバープレートのプレート番号を読み取る(ステップS203)。読取装置20は、プレート番号をDSRC装置30に出力する(ステップS204)。取得部302は、通信部301を介して、読取装置20からプレート番号を取得する。
車両特定部303は、プレート番号と、車両番号とに基づいて、判定対象となる車両60を特定する(ステップS207)。判定部304は、重量情報と、重量制限値とに基づいて、特定された車両60が超過車両であるか否か判定する(ステップS208)。ここでは、超過車両であると判定された場合について説明する。通知制御部305は、超過車両に搭載されている車載器に対して、通信部301を介して警告情報を書き込む(ステップS209)。また、通知制御部305は、ユーザに対して警告情報を通知するための制御情報を送信する(ステップS210)。
車載器は、DSRC装置30から送信された制御情報に基づいて警告情報を出力する(ステップS211)。例えば、車載器は、警告情報を画面上に表示する。この場合、車載器は、「車両60の重量が重量制限値を超えています」などの情報を画面上に表示する。
取得部302は、通信部301を介して車載器から車載器情報を取得する(ステップS301)。なお、図3のステップS106の処理において、車載器に警告情報が書き込まれている場合、取得部302はフラグが立てられている旨の情報が含まれる車載器情報を取得する。つまり、車載器は、図3のステップS106の処理において、車載器に警告情報が書き込まれている場合、車載器情報にフラグが立てられている旨の情報を含めてDSRC装置30に送信する。判定部304は、車載器からフラグが立てられている旨の情報が取得されたか否か判定する(ステップS302)。
一方、フラグが立てられている旨の情報が取得された場合(ステップS302−YES)、判定部304は自装置が通信している車両60が超過車両であると判定する。この場合、通知制御部305は、通信を行っている車両60に搭載された車載器に対して警告情報の書き込みを再度行うとともに制御情報を再度送信する(ステップS303)。通知制御部305は警告情報の書き込みを行う際、車載器に再度フラグを立てる。その後、通知制御部305は、通信部301を介して、自装置が設置されている場所の位置情報及び警告情報を書き込んだ車載器を搭載している車両60の車両番号を対応付けて上位装置40に送信する(ステップS304)。
DSRC装置30は、読取装置20から取得したプレート番号と、車載器から取得した車両番号と用いて、重量超過しているか否かの判定対象となる車両60を特定する。次に、DSRC装置30は、車載器に登録されている重量制限値と、車両60の重量情報とから判定対象の車両60が超過車両であるか否か判定する。この判定の結果、判定対象の車両60が超過車両である場合には、判定対象の車両60に搭載されている車載器に対して警告情報が書き込まれるとともに、ユーザに警告情報を通知するための制御情報が送信される。そして、車載器によって警告情報がユーザに通知される。したがって、DSRC装置30は、ユーザに対してリアルタイムに警告を通知することができる。そのため、道路を傷める原因となる車両のユーザに対してより確実に警告を行うことが可能になる。
また、警告システム100では、DSRC装置30が警告情報を書き込んだ車両60の車両番号及び警告情報を書き込んだDSRC装置30が設置されている場所の位置情報が上位装置40に送信される。したがって、上位装置40の管理者は、DSRC装置30から送信された情報を確認するだけで、どの車両60がどの区間で重量制限違反していたのかを把握することができる。さらに、DSRC装置30にて車両60が特定されているため、管理者は後日、超過車両のユーザに対して警告文書を出して警告することができる。
車載器は、警告情報を出力する方法として、音声によりユーザに通知するように構成されてもよい。また、車載器は、警告情報を出力する方法として、表示および音声によりユーザに通知するように構成されてもよい。
図3のステップS103の処理において車載器から取得された車載器情報にフラグが立てられている旨の情報が含まれており、ステップS105の処理において超過車両ではないと判定された場合、通知制御部305はステップS104の処理で特定された車両60に搭載されている車載器に登録されているフラグ消すように構成されてもよい。フラグ消すとは、フラグが立っていない状態にすることを表す。
このように構成されることによって、一度フラグが立てられた車両60が、次の測定地点で重量超過違反をしていない場合(車両60の重量が、重量制限値未満の場合)には道路を傷める原因となる車両として判定されない。そのため、誤判定を抑制することができる。
このように構成されることによって、測定地点において計測された時点で重量が超過していない車両60に対しても警告することができる。例えば、測定地点において計測された時点では重量が超過していなかったが、途中で荷物が追加された場合、車両60の重量が重量制限値を超過してしまう可能性がある。このような場合、道路を傷める原因となってしまう。そこで、重量が超過する前に警告してユーザに対応させることで道路を傷めてしまう可能性を低減させることができる。
第2の実施形態では、第1の実施形態における警告システム100を橋梁付近に適用した場合の処理について説明する。なお、第2の実施形態において、DSRC装置が測定地点に設置されている場合の処理については第1の実施形態と同様である。そのため、第2の実施形態では、説明の簡単化のため第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図6では、DSRC装置30aが判定地点に設置されている場合の例を示している。警告システム100aは、DSRC装置30a及び上位装置40を備える。DSRC装置30aは、ネットワーク50を介して、上位装置40と通信可能に接続される。
DSRC装置30aは、通信部301、取得部302、車両特定部303、判定部304a、通知制御部305a、橋梁情報記憶部306及び地図情報記憶部307を備える。
第2実施形態におけるDSRC装置30aは、判定部304及び通知制御部305に代えて判定部304a及び通知制御部305aを備える点、橋梁情報記憶部306及び地図情報記憶部307を新たに備える点でDSRC装置30と構成が異なる。DSRC装置30aは、他の構成についてはDSRC装置30と同様である。そのため、DSRC装置30a全体の説明は省略し、判定部304a、通知制御部305a、橋梁情報記憶部306及び地図情報記憶部307について説明する。
地図情報記憶部307は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。地図情報記憶部307は、地図情報を記憶している。
一方、超過車両が橋梁を走行する可能性がない場合(ステップS401−NO)、ステップS303以降の処理が実行される。
また、警告システム100aでは、DSRC装置30aを橋梁付近に設置することによって、道路を傷める原因となる車両を他経路へ誘導させることができる。したがって、道路を傷める原因となる車両が橋梁を通過してしまう可能性が少なくなる。そのため、橋梁を痛めてしまう可能性を少なくするとともに道路を傷める原因となる車両のユーザの安全面を高めることができる。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に変形例されてもよい。
Claims (12)
- 車両の重量に関する重量情報と、前記重量情報を取得した前記車両の車載器に登録されている車両番号と、前記車両のナンバープレートを読み取る読取装置から、前記読取装置が読み取った前記ナンバープレートの情報を取得する取得部と、
取得された前記車両番号と、前記ナンバープレートの情報とを照合することによって、道路を傷める原因となる車両であるか否かの判定対象となる車両を特定する車両特定部と、
特定された前記車両の重量情報で示される前記車両の重量が閾値以上である場合に前記道路を傷める原因となる車両であると判定された前記車両に搭載されている車載器に対して、前記車両のユーザに対して警告情報を出力させるための通知である制御情報を送信する通知制御部と、
を備える路側処理装置。 - 前記閾値は、前記車載器に登録されている前記車両が許容する重量の上限値を表す重量制限値であり、
前記通知制御部は、前記車両の重量が前記重量制限値以上である前記車両のユーザに対して前記制御情報を送信するとともに、前記警告情報を前記車載器に書き込む、請求項1に記載の路側処理装置。 - 前記閾値は、前記車載器に登録されている前記車両が許容する重量の上限値を表す重量制限値の所定の割合以上であり、
前記通知制御部は、前記車両の重量が前記重量制限値の所定の割合以上である前記車両のユーザに対して前記制御情報を送信するとともに、前記警告情報を前記車載器に書き込む、請求項1に記載の路側処理装置。 - 前記取得部は、前記車載器に前記警告情報が書き込まれていることを示すフラグが立てられている場合に、前記車載器から前記フラグが立てられている旨の情報をさらに取得し、
前記通知制御部は、前記フラグが立てられている旨の情報が取得されると、前記制御情報を前記車載器に再度送信する、請求項1に記載の路側処理装置。 - 前記制御情報は、前記車載器に対して前記警告情報を表示させることを示す通知である、請求項1に記載の路側処理装置。
- 前記制御情報は、前記車載器に対して前記車両を他経路へ誘導するための誘導情報を表示させることを示す通知である、請求項1に記載の路側処理装置。
- 車両の重量に関する重量情報と、前記重量情報を取得した前記車両の車載器に登録されている車両番号と、前記車両のナンバープレートを読み取る読取装置から、前記読取装置が読み取った前記ナンバープレートの情報を取得する取得ステップと、
取得された前記車両番号と、前記ナンバープレートの情報とを照合することによって、道路を傷める原因となる車両であるか否かの判定対象となる車両を特定する車両特定ステップと、
特定された前記車両の重量情報で示される前記車両の重量が閾値以上である場合に前記道路を傷める原因となる車両であると判定された前記車両に搭載されている車載器に対して、前記車両のユーザに対して警告情報を出力させるための通知である制御情報を送信する通知制御ステップと、
を有する警告通知方法。 - 前記閾値は、前記車載器に登録されている前記車両が許容する重量の上限値を表す重量制限値であり、
前記通知制御ステップにおいて、前記車両の重量が前記重量制限値以上である前記車両のユーザに対して前記制御情報を送信するとともに、前記警告情報を前記車載器に書き込む、請求項7に記載の警告通知方法。 - 前記閾値は、前記車載器に登録されている前記車両が許容する重量の上限値を表す重量制限値の所定の割合以上であり、
前記通知制御ステップにおいて、前記車両の重量が前記重量制限値の所定の割合以上である前記車両のユーザに対して前記制御情報を送信するとともに、前記警告情報を前記車載器に書き込む、請求項7に記載の警告通知方法。 - 前記取得ステップにおいて、前記車載器に前記警告情報が書き込まれていることを示すフラグが立てられている場合に、前記車載器から前記フラグが立てられている旨の情報をさらに取得し、
前記通知制御ステップにおいて、前記フラグが立てられている旨の情報が取得されると、前記制御情報を前記車載器に再度送信する、請求項7に記載の警告通知方法。 - 前記制御情報は、前記車載器に対して前記警告情報を表示させることを示す通知である、請求項7に記載の警告通知方法。
- 前記制御情報は、前記車載器に対して前記車両を他経路へ誘導するための誘導情報を表示させることを示す通知である、請求項7に記載の警告通知方法。
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