JPH07209063A - 廃物収集作業車 - Google Patents

廃物収集作業車

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JPH07209063A
JPH07209063A JP280794A JP280794A JPH07209063A JP H07209063 A JPH07209063 A JP H07209063A JP 280794 A JP280794 A JP 280794A JP 280794 A JP280794 A JP 280794A JP H07209063 A JPH07209063 A JP H07209063A
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JP
Japan
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waste
weight
container
waste collection
lifter
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Application number
JP280794A
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English (en)
Inventor
Naoaki Kanemitsu
修明 兼光
Toshiyuki Tanaka
俊之 田中
Takuzo Fukuo
卓三 福尾
Kimiatsu Satou
公厚 佐藤
Kazuhiro Fukada
和宏 深田
Masakazu Sumiyama
正和 角山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積載重量の監視、特に計算される廃物収集重
量のデータを有効に利用して積載重量の監視を行い、積
載重量が最大積載重量を超えていることに作業者が気付
かずに廃物収集バケットが満杯になるまで廃物収集が続
けられることが防止すること。 【構成】 廃物を収容する廃物コンテナを着脱可能に装
着され、車載の廃物収集バケットに対する廃物の廃棄の
ために廃物コンテナを持ち上げるリフタを有し、前記リ
フタによる廃物コンテナの持ち上げ過程にて重量計量装
置により廃物コンテナの重量を計量し、当該計量値に基
づいて廃物収集重量を算出する計算装置を備えた廃物収
集作業車において、前記計算装置69により計算される
廃物収集重量を積算する積算手段71を設け、積算手段
71による積算値より積載重量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃物収集作業車に関
し、特に廃物コンテナの重量計量値より廃物収集重量を
算出する計算装置を備えた廃物収集作業車における積載
重量監視機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】塵芥などの廃物の重量制課金収集などの
ために、廃物を収容する廃物コンテナ(容器)を着脱可
能に装着され、収容物の廃棄のために廃物コンテナを持
ち上げるリフタを有し、リフタによる廃物コンテナの持
ち上げ過程にて重量計量装置により廃物コンテナの重量
を計量する廃物収集作業車が知られている。
【0003】この廃物収集作業車は、特開昭61−21
5923号公報、特開平5−72023号公報に示され
ているように、地面上に置かれた廃物コンテナをリフタ
により持ち上げて反転させ、廃物コンテナ内の廃物を車
載の廃物収集バケット内に落下排出させ、リフタにより
空の廃物コンテナを降下させて廃物コンテナを地面上に
戻す動作を油圧などを使用して全て動力式に行い、リフ
タに設けられたロードセルなどによる重量計量装置によ
り、リフタによる廃物コンテナの持ち上げ過程と降下過
程にて廃物コンテナの重量を計量し、持ち上げ過程で計
量されたコンテナ重量より降下過程で計量されたコンテ
ナ重量を差し引いて正味廃物収集重量を計算する計算装
置を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き廃物収集作
業車においても、通常のトラックなどと同様に最大積載
重量が規定されており、最大積載重量を超えた積載重量
にて走行することは禁止されている。廃物収集作業車の
場合、廃物収集バケットの内容積により廃物の最大収集
容量が決まり、廃物の比重を標準値に特定すれば、この
最大収容容量より廃物の最大収集重量が概ね決まる。従
って収集された廃物の総合な比重が標準値相当であれ
ば、この廃物の最大収集重量が廃物収集作業車の最大積
載重量を超えないよう、廃物収集バケットの内容積を設
定しておくことが可能である。
【0005】しかし、比重が大きい廃物が多く収集され
ると、廃物収集バケットが満杯になる以前に、積載重量
が最大積載重量を超えることがある。通常、作業者はこ
のことを廃物収集作業先で知り得ず、車両秤により車両
重量が計量されない限り、積載重量が最大積載重量を超
えていることが発見されないことが多い。このため積載
重量が最大積載重量を超えていても、作業者がこのこと
に気付かずに廃物収集バケットが満杯になるまで、廃物
収集が続けられているのが現状である。
【0006】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、積載重量の監視、特に計算される廃
物収集重量のデータを有効に利用して積載重量の監視を
行い、積載重量が最大積載重量を超えていることに作業
者が気付かずに廃物収集バケットが満杯になるまで廃物
収集が続けられることが防止されるよう改良された廃物
収集作業車を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による廃物収集作業車は、廃物を収容する廃
物コンテナを着脱可能に装着され、車載の廃物収集バケ
ットに対する廃物の廃棄のために廃物コンテナを持ち上
げるリフタを有し、前記リフタによる廃物コンテナの持
ち上げ過程にて重量計量装置により廃物コンテナの重量
を計量し、当該計量値に基づいて廃物収集重量を算出す
る計算装置を備えた廃物収集作業車において、前記計算
装置により計算される廃物収集重量を積算する積算手段
を有し、前記積算手段による積算値より積載重量を検出
することを特徴としている。
【0008】また上述の目的を達成するため、本発明に
よる廃物収集作業車は、廃物を収容する廃物コンテナを
着脱可能に装着され、車載の廃物収集バケットに対する
廃物の廃棄のために廃物コンテナを持ち上げるリフタを
有し、前記リフタによる廃物コンテナの持ち上げ過程に
て重量計量装置により廃物コンテナの重量を計量し、当
該計量値に基づいて廃物収集重量を算出する計算装置を
備えた廃物収集作業車において、前記計算装置により計
算される廃物収集重量を積算する積算手段と、廃物収集
作業車の最大積載重量に応じて設定された比較基準値と
前記積算手段による積算値とを比較し、積算値が比較基
準値より大きい場合に警告出力を行う比較手段とを有し
ていることを特徴としている。
【0009】また本発明による廃物収集作業車は、上述
の如き構成に加えて、廃物収集バケットに収集された廃
物が排除されて廃物収集バケットが空になったことを検
出するバケット空状態検出手段を有し、前記積算手段は
前記バケット空状態検出手段によって廃物収集バケット
が空になったことが検出されることにより積算値を所定
値にリセットするよう構成されていてよい。
【0010】
【作 用】上述の如き構成によれば、積算手段が前記計
算装置により計算される廃物収集重量を積算することに
より、積載重量が他の計量手段を必要とすることなく検
出される。この積載重量(積算値)と廃物収集作業車の
最大積載重量に応じて設定された比較基準値とが比較手
段により比較され、積算値が比較基準値より大きい場合
には警告出力が行われる。この警告出力は、作業者に注
意を促すべく、警告ランプ、ブザーなどに対して行われ
ればよく、さらにはリフタ動作を強制的に禁止すべくリ
フタ駆動系に対して行われてもよい。
【0011】また廃物収集バケットに収集された廃物が
排除されて廃物収集バケットが空になると、このことが
バケット空状態検出手段により検出され、積算手段の積
算値が所定値、例えば零に自動的にリセットされる。
【0012】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。図1は本発明による廃物収集作
業車の一実施例を示している。廃物収集作業車は、走行
体1の前方に運転室3を有し、運転室3の後方に廃物収
集バケット5を搭載されている。廃物収集バケット5は
走行体1上に固定配置のバケット本体7とバケット本体
7の後部にはね上げ開口可能に取り付けられた廃物投入
ホッパ9とにより構成され、廃物投入ホッパ9の後側が
廃物投入口11となっている。
【0013】廃物投入ホッパ9の後端部には油圧リフタ
13が設けられている。バケット本体7内には図2に示
されているように、排出板8が設けれており、排出板8
は、バケット本体7内に対する廃物の収容に応じて後退
移動(図2にて右方への移動)し、バケット本体7内の
廃物の排除に際して前進移動(図2にて左方への移動)
し、バケット本体7が空になることにより図2にて仮想
線により示されてる初期位置に位置する。バケット本体
7がの初期位置に位置していることは、リミットスイッ
チ10がオフ状態よりオン状態へ切り替わることにより
検出される。従ってこの場合、リミットスイッチ10が
バケット空状態検出手段として機能する。
【0014】図3に示されているように、油圧リフタ1
3は枢軸15により廃物投入ホッパ9より支持されたリ
フタマウント部材17を有し、リフタマウント部材17
にはロードセルなどによる重量計量装置19によりリフ
タベース21が装着されている。リフタベース21は、
枢軸15を中心としたリフタマウント部材17の手操作
回動により、図3にて実線により示されているように廃
物投入ホッパ9の後方に位置する繰り出し位置と、図3
にて仮想線により示されているように廃物投入ホッパ9
内に位置する格納位置との間に回動変位可能になってい
る。
【0015】リフタベース21は廃物収集作業車の走行
時に走行安全のために格納位置に格納され、通常の廃物
収集作業時には繰り出し位置に繰り出されているもので
あるから、これより以下の説明において、特にことわり
がない限り、リフタベース21は繰り出し位置に位置し
ているものとする。リフタベース21にはメインリンク
23とサブリンク25によりリフタ板27が取り付けら
れている。メインリンク23およびサブリンク25は各
々、一端を枢軸29、33によりリフタベース21に枢
動連結され、他端を枢軸31、35によりリフタ板27
の裏面に枢動連結されている。
【0016】リフタ板27は、図3にて実線により示さ
れているように垂直に起立した姿勢による降下位置と、
メインリンク23の枢軸31を中心とした図3にて反時
計廻り方向の回動変位とサブリンク25によるリフタベ
ース21との枢動連結関係とにより、図3にて仮想線に
より示されているように、上昇しつつ水平面に対して概
ね45度程度の傾斜角をもって前下がりに傾斜反転した
反転上昇位置との間に変位可能になっている。
【0017】リフタベース21には枢軸37によりリフ
タ駆動用の油圧シリンダ装置39が取り付けられてい
る。油圧シリンダ装置39は、ピスントロッド41を枢
軸43によりメインリンク23の中間部に枢動連結さ
れ、リフタ板27を前記降下位置と前記反転上昇位置と
の間に往復駆動すべく、メインリンク23を枢軸29周
りに回動駆動する。
【0018】降下位置状態にあるリフタ板27の後面
(表面)上側には固定フック45が固定装着され、下側
には枢軸47により可動フック49が回動可能に設けら
れている。可動フック49には、一端をリフタベース2
1と枢動連結され途中に変位差吸収用のばね(図示省
略)を含むリンク51の他端が枢動連結されており、可
動フック49は、リフタ板27が降下位置に位置してい
る場合には図3にて実線により示されている解放位置に
位置し、リフタ板27の降下位置より反転上昇位置への
移動に伴いリンク51による変位動作によって図3にて
仮想線により示されている係合位置へ可逆的に移動す
る。
【0019】図3、図4に示されているように、廃物コ
ンテナ53は、起立姿勢にて内部に塵芥などの廃物を投
入される上方開口型の箱状のコンテナ本体55と、コン
テナ本体55の上部に開閉可能に設けられた蓋体56
と、コンテナ本体55の下部に設けられた走行輪57と
を有する手押しカート式に構成され、リフタ板27との
係合面部側に形成された窪み状の上部係合部59をもっ
て固定フック45と係脱可能に係合する。また廃物コン
テナ53のリフタ板27との係合面部側には係合バー6
1が固定装着されており、係合バー61には可動フック
49が係脱可能に係合する。
【0020】リフタ板27にはデータキャリア用アンテ
ナ63が設けられており、アンテナ63は運転室3など
に別置きされた信号処理装置65(図5参照)と接続さ
れている。廃物コンテナ53のリフタ板27との係合面
部側にはIDタグ67が固定装着されている。IDタグ
67は、各廃物コンテナ53が固有するID情報などの
記憶部と廃物コンテナ53の使用履歴などを書き込まれ
る情報書き込み部とを有するリードライト型のデータキ
ャリアにより構成されている。
【0021】IDタグ67は、廃物コンテナ53が油圧
リフタ13に取り付けられることによりアンテナ63と
の間に無接触式に信号を交信するものであり、このデー
タキャリアの情報伝送方式は、電磁誘導方式、マイクロ
波方式などであってよい。またIDタグ67を構成する
リードライト型のデータキャリアはEEPROMなどを
使用した無電池型のものであってよい。
【0022】図5は本発明による廃物収集作業車の制御
系の実施例を示している。この制御系は、信号処理装置
65と、重量計算装置69と、積算装置71と、比較器
73と、油圧回路75とを有している。信号処理装置6
5は、アンテナ63と接続されてデータキャリアのリー
ダ/ライタをなし、油圧リフタ13に取り付けられた廃
物コンテナ53のIDタグ67の受信信号の読み取り処
理と、そのIDタグ67への送信信号(書き込み信号)
の出力処理と、重量計算装置69よりの信号の読み取り
処理と、各種信号の識別処理、コネクタ接続されるデー
タ収集用のハンディターミナル77に出力するデータの
出力処理、警告ランプ79の点灯指令およびブザー81
の動作指令の出力処理とを行う。
【0023】重量計算装置69は、油圧リフタ13によ
る廃物コンテナ53の持ち上げ過程と降下過程にて各々
重量計量装置19より重量計量値信号を入力し、持ち上
げ過程で計量されたコンテナ重量より降下過程で計量さ
れたコンテナ重量を差し引いて正味廃物収集重量を計算
し、正味廃物収集重量を示す信号を信号処理装置65と
積算装置71へ出力する。
【0024】積算装置71は、重量計算装置69が正味
廃物収集重量を計算する度に、その正味廃物収集重量の
データを入力して正味廃物収集重量の積算を行い、作業
車の積載重量を算出する。積算装置71はリセット端子
72にオン信号を入力することにより積算値を零にリセ
ットする。リセット端子72にはリミットスイッチ10
が接続されており、リセット端子72はリミットスイッ
チ10よりのオン信号をリセット信号として入力する。
【0025】比較器73は、最大積載重量設定部83に
予め作業車の最大積載重量値に応じて設定された設定値
を比較基準値とし、積算装置71の積算値を比較値とし
て入力し、積算装置71の積算値が比較基準値を超える
と、警告出力を油圧回路75と警告ランプ79とブザー
81へ出力する。この比較器73における比較基準値
は、作業車の最大積載重量値に等しいが、あるいは安全
を見込んで最大積載重量値より少し小さい値であってよ
い。
【0026】油圧回路75は、油圧シリンダ装置39、
51の動作、即ち油圧リフタの動作を制御するものであ
り、比較器73より警告出力を入力すると、油圧リフタ
13の動作禁止する。次に上述の如き構成よりなる廃物
収集作業車の動作について説明する。廃物コンテナ53
内に投入された廃物の収集に際しては、リフタ板27を
降下位置に位置させた状態にて、先ず起立姿勢(通常姿
勢)にある廃物コンテナ53の上部係合部59をリフタ
板27の固定フック45に図3に示されているように引
っ掛け係合させる。この時点では、廃物コンテナ53の
IDタグ67がアンテナ63と対向し、IDタグ67よ
り廃物コンテナ53のID情報を示す信号の受信がアン
テナ63により行われる。
【0027】この引っ掛け係合完了後に廃物投入ホッパ
9の外壁などに設けられている図示されていないアップ
動作ボタンが作業員により押されると、油圧シリンダ装
置39によりメインリンク23が枢軸29周りに図3に
て反時計廻り方向へ回動駆動され、リフタ板27が降下
位置より反転上昇位置へ移動する。このリフタ板27の
移動に伴い可動フック49が解放位置より係合位置へ回
動変位し、可動フック49が廃物コンテナ53の係合バ
ー61の引っ掛かり係合する。これにより廃物コンテナ
53がリフタ板27に係止される。
【0028】廃物コンテナ53が降下位置より持ち上げ
られて上下に反転し、これが反転上昇位置に位置する
と、廃物コンテナ53内の収容物である廃物が廃物投入
ホッパ9内に落下し、バケット本体7内に収集される。
重量計量装置19はリフタ板27による廃物コンテナ5
3の持ち上げ過程の初期段階(廃物コンテナ53が地面
より浮き上がった時点)にて廃物コンテナ53の重量を
計量する。この重量計量を廃物収容重量計量と称する。
【0029】この廃物収納重量計量の計量値は重量計算
装置69に入力される。廃物の落下排出完了後にダウン
動作ボタンが押されると、油圧シリンダ装置39により
メインリンク23が枢軸29周りに図3にて時計廻り方
向へ回動駆動され、リフタ板27が反転上昇位置より降
下位置へ移動する。これにより空の廃物コンテナ53が
降下し、もとの起立姿勢にて地面上に戻る。
【0030】また重量計量装置19はリフタ板27によ
る廃物コンテナ53の戻し過程の後期段階(廃物コンテ
ナ53が着地する寸前の時点であり、この計量位置と廃
物収納重量計量の計量位置とは同じ位置であってよい)
にて廃物コンテナ53の重量を計量し、計量値を重量計
算装置69へ出力する。この重量計量を空重量計量と称
する。
【0031】重量計算装置69は廃物収容重量計量の計
量値より空重量計量の計量値を差し引いて正味廃物収集
重量を計算し、その演算結果を信号処理装置65と積算
装置71へ出力する。信号処理装置65は、重量計算装
置69より正味廃物収集重量を示す信号を入力すること
により、このデータを廃物コンテナ53のIDタグ67
に書き込む処理とコネクタ接続されたハンディターミナ
ル77へ出力する処理を実行する。
【0032】なお、この廃物収集重量計算は、空重量計
量を省略し、廃物収容重量計量の計量値より廃物コンテ
ナ53の標準空重量を差し引いて簡易計算されてもよ
い。この場合、廃物コンテナ53の標準空重量は予め設
定されていても、廃物コンテナ53のIDタグ67より
標準空重量データを読み取ることにより各廃物コンテナ
53毎に設定されてもよい。
【0033】これによりアンテナ63より正味廃物収集
重量を示す信号がIDタグ67へ送信され、IDタグ6
7に今回の正味廃物収集重量が書き込まれ、またハンデ
ィターミナル77の記憶部に廃物コンテナ53のID情
報、収集月日、時刻などと共に今回の正味廃物収集重量
が記憶される。なお、信号処理装置65は、予め設定さ
れている規則に従い、正しく正味廃物収集重量信号を入
力しない場合には、エラー処理を行う。これにより警告
ランプ79が点灯すると共にブザー81がブザー音を発
する。
【0034】積算装置71は、リセット端子72にリセ
ット信号を入力しない限り、重量計算装置69より正味
廃物収集重量データを入力する度に、その正味廃物収集
重量を積算し続け、積載重量を算出する。なお、この積
算装置71の積算値、あるいは廃物収集作業車の最大積
載重量より積算値を差し引いた演算結果(残り値)はハ
ンディターミナル77などにて画面表示されてもよい。
【0035】積算装置71の積算値は比較器73により
廃物収集作業車の最大積載重量に応じて設定された比較
基準値と比較され、積算値が比較基準値より大きくなる
と、比較器73は警告出力を油圧回路75と警告ランプ
79とブザー81に対し行う。油圧回路75は警告出力
を入力すると、これより以降の動作を禁止する。
【0036】また警告ランプ79は警告出力を入力する
と点灯し、ブザー81はブザー音を発して作業者に注意
を促す。これにより積載重量が最大積載重量を超えてい
ることに作業者が気付かずに廃物収集バケット5が満杯
になるまで廃物収集が続けられることが未然に防止され
る。
【0037】廃物処理場にてバケット本体7内の廃物の
排除が行われ、バケット本体7が空になると、排出板8
が初期位置に戻り、リミットスイッチ10がオフ状態よ
りオン状態へ切り替わり、積算装置71のリセット端子
72にリセット信号が与えられる。これにより積算装置
71の積算値が零にリセットされ、これに応じて油圧回
路75の動作禁止が解除され、廃物収集作業車は廃物収
集可能な状態に戻る。なお、上述の実施例では、積算装
置71のリセットはバケット本体7内の廃物の排除に応
じて自動的に行われるが、これは作業者による操作によ
り行われてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による廃物収集作業車によれば、廃物収集重量のデータ
を有効に利用して積載重量が他の計量手段を必要とする
ことなく検出され、作業者は廃物収集作業先でも積載重
量を明確に知ることができる。る。
【0039】また廃物収集重量の積算値と廃物収集作業
車の最大積載重量に応じて設定された比較基準値とが比
較されて積算値が比較基準値より大きい場合には警告出
力が行われ、警告ランプ、ブザーが動作することによ
り、作業者に注意を促すことができ、さらにはこの警告
出力によってリフタ動作が強制的に禁止されれば、積載
重量が最大積載重量を超えて廃物収集が続けられること
が確実に回避される。また廃物収集バケットに収集され
た廃物が排除されて廃物収集バケットが空になると、積
算手段の積算値が自動的にリセットされるから、この積
算値による積載重量の検出が手間をかけることなく常に
確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による廃物収集作業車の一実施例を示す
概略斜視図。
【図2】本発明による廃物収集作業車の一実施例を示す
概略構成図。
【図3】本発明による廃物収集作業車の油圧リフタを示
す側面図。
【図4】本発明による廃物収集作業車にて廃物収集され
る廃物コンテナの正面図。
【図5】本発明による廃物収集作業車の制御系の一実施
例を示すブロック線図。
【符号の説明】
1…走行体、3…運転室、5…廃物収集バケット、7…
バケット本体、8…排出板、9…廃物投入ホッパ、10
…リミットスイッチ、13…油圧リフタ、17…リフタ
マウント部材、19…重量計量装置、21…リフタベー
ス、23…メインリンク、25…サブリンク、27…リ
フタ板、39…油圧シリンダ装置、45…固定フック、
49…可動フック、53…廃物コンテナ、63…データ
キャリア用アンテナ、65…信号処理装置、67…ID
タグ、69…重量計算装置、71…積算装置、73…比
較器、75…油圧回路、83…最大積載重量設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福尾 卓三 神奈川県横浜市鶴見区尻手3丁目2番43号 新明和工業株式会社特装車事業部内 (72)発明者 佐藤 公厚 茨城県つくば市吾妻3−18−4 (72)発明者 深田 和宏 茨城県つくば市東2−16−2 (72)発明者 角山 正和 大阪府吹田市新芦屋上13番13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃物を収容する廃物コンテナを着脱可能
    に装着され、車載の廃物収集バケットに対する廃物の廃
    棄のために廃物コンテナを持ち上げるリフタを有し、前
    記リフタによる廃物コンテナの持ち上げ過程にて重量計
    量装置により廃物コンテナの重量を計量し、当該計量値
    に基づいて廃物収集重量を算出する計算装置を備えた廃
    物収集作業車において、前記計算装置により計算される
    廃物収集重量を積算する積算手段を有し、前記積算手段
    による積算値より積載重量を検出することを特徴とする
    廃物収集作業車。
  2. 【請求項2】 廃物を収容する廃物コンテナを着脱可能
    に装着され、車載の廃物収集バケットに対する廃物の廃
    棄のために廃物コンテナを持ち上げるリフタを有し、前
    記リフタによる廃物コンテナの持ち上げ過程にて重量計
    量装置により廃物コンテナの重量を計量し、当該計量値
    に基づいて廃物収集重量を算出する計算装置を備えた廃
    物収集作業車において、 前記計算装置により計算される廃物収集重量を積算する
    積算手段と、 廃物収集作業車の最大積載重量に応じて設定された比較
    基準値と前記積算手段による積算値とを比較し、積算値
    が比較基準値より大きい場合に警告出力を行う比較手段
    と、 を有していることを特徴とする廃物収集作業車。
  3. 【請求項3】 廃物収集バケットに収集された廃物が排
    除されて廃物収集バケットが空になったことを検出する
    バケット空状態検出手段を有し、前記積算手段は前記バ
    ケット空状態検出手段によって廃物収集バケットが空に
    なったことが検出されることにより積算値を所定値にリ
    セットすることを特徴とする請求項1または2に記載の
    廃物収集作業車。
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