JP3102616B2 - 重量計量式廃物収集装置 - Google Patents

重量計量式廃物収集装置

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JP3102616B2
JP3102616B2 JP06002808A JP280894A JP3102616B2 JP 3102616 B2 JP3102616 B2 JP 3102616B2 JP 06002808 A JP06002808 A JP 06002808A JP 280894 A JP280894 A JP 280894A JP 3102616 B2 JP3102616 B2 JP 3102616B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重量計量式廃物収集装
置に関し、特に廃物の重量制課金収集などのために廃物
の収集重量を計量する重量計量式廃物収集装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】塵芥などの廃物の重量制課金収集などの
ために、廃物を収容する廃物コンテナ(容器)を着脱可
能に装着され、収容物の廃棄のために廃物コンテナを持
ち上げるリフタを有し、リフタによる廃物コンテナの持
ち上げ過程にて重量計量装置により廃物コンテナの重量
を計量する廃物収集装置が知られている。
【0003】この廃物収集装置は、特開昭61−215
923号公報、特開平5−72023号公報に示されて
いるように、多くの場合、廃物の移動収集のために、廃
物収集作業車を使用し、地面上に置かれた廃物コンテナ
を車載のリフタにより持ち上げて反転させ、廃物コンテ
ナ内の廃物を車載の廃物収集バケット内に落下排出さ
せ、リフタにより空の廃物コンテナを降下させて廃物コ
ンテナを地面上に戻す動作を油圧などを使用して全て動
力式に行い、リフタに設けられたロードセルなどによる
重量計量装置により、リフタによる廃物コンテナの持ち
上げ過程と降下過程にて廃物コンテナの重量を計量す
る。持ち上げ過程で計量されたコンテナ重量(廃物廃棄
前の重量)より降下過程で計量されたコンテナ重量(廃
物廃棄後の重量)を差し引くことにより正味廃物収集重
量が算出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】降下過程で計量される
コンテナ重量は、廃物コンテナの廃物が全て排除されて
廃物コンテナが空になっているとすれば、廃物コンテナ
の空容器重量のはずである。しかし、何らかの原因によ
り、降下過程で計量されるコンテナ重量が廃物コンテナ
の空容器重量とは異なった重量を示す可能性がある。
【0005】廃物の重量制課金収集においては、降下過
程で計量されるコンテナ重量が廃物コンテナの空容器重
量より大幅に低い異常値を示した場合も、持ち上げ過程
で計量されたコンテナ重量より降下過程で計量されたコ
ンテナ重量を差し引いて正味廃物収集重量の算出が行わ
れると、この正味廃物収集重量は本当の廃物収集重量よ
り大きいものになり、廃物収集料が誤って多く課金され
ることになる。
【0006】またこれとは反対に、紙などの廃物の収集
重量に応じて料金が支払われる場合には、降下過程で計
量されるコンテナ重量が廃物コンテナの空容器重量より
大幅に高い異常値を示した場合も、持ち上げ過程で計量
されたコンテナ重量より降下過程で計量されたコンテナ
重量を差し引いて正味廃物収集重量の算出が行われる
と、この正味廃物収集重量は本当の廃物収集重量より少
ないものになり、正規の廃物収集料が支払われなくな
る。
【0007】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、廃物廃棄後の重量計量ミスによる廃
物収集重量の誤認を回避し、可及的に正しい廃物収集重
量が得られるよう改良された重量計量式廃物収集装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による重量計量式廃物収集装置は、重量計量
装置を有し、重量計量装置により廃物コンテナの収容物
の廃棄前と廃棄後の重量計量を行い、廃棄前と廃棄後の
重量差より廃物収集重量を算出する重量計量式廃物収集
装置において、廃物コンテナが固有する標準空容器重量
と廃棄後の重量計量値とを比較し、廃棄後の重量計量値
が標準空容器重量に対し所定値以上の差がある場合には
廃棄前の重量計量値より標準空容器重量を差し引いて廃
物収集重量を算出する廃物収集重量補償計算手段を有し
ていることを特徴としている。
【0009】この重量計量式廃物収集装置おいては、廃
物コンテナは自身の標準空容器重量を提示する標準空容
器重量提示部を有し、前記廃物収集重量補償計算手段は
当該標準空容器重量提示部より持ち上げ対象の廃物コン
テナの標準空容器重量を示す情報を入力するよう構成さ
れていてよい。
【0010】
【作 用】上述の如き構成によれば、廃物コンテナが固
有する標準空容器重量と廃棄後の重量計量値とが比較さ
れ、廃棄後の重量計量値が標準空容器重量に対し所定値
以上の差がある場合には廃棄前の重量計量値より標準空
容器重量を差し引いて廃物収集重量が算出される。この
廃物収集重量は廃棄後の重量計量値が標準空容器重量に
対し所定値以上の差があるにも場合にも廃棄前と廃棄後
の重量差より算出される廃物収集重量に比して実廃物収
集重量に近い誤差が少ないものになる。
【0011】廃物コンテナの標準空容器重量が廃物コン
テナの標準空容器重量提示部より与えられる場合には、
標準空容器重量が異なる複数種類の廃物コンテナの混在
使用に対応して廃物収集重量の補償計算が行われる。
【0012】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。図1は本発明による重量計量式
廃物収集装置を廃物収集作業車に適用した一実施例を示
している。廃物収集作業車は、走行体1の前方に運転室
3を有し、運転室3の後方に廃物収集バケット5を搭載
されている。廃物収集バケット5は走行体1上に固定配
置のバケット本体7とバケット本体7の後部にはね上げ
開口可能に取り付けられた廃物投入ホッパ9とにより構
成され、廃物投入ホッパ9の後側が廃物投入口11とな
っている。
【0013】廃物投入ホッパ9の後端部には油圧リフタ
13が設けられている。図2に示されているように、油
圧リフタ13は枢軸15により廃物投入ホッパ9より支
持されたリフタマウント部材17を有し、リフタマウン
ト部材17にはロードセルなどによる重量計量装置19
によりリフタベース21が装着されている。リフタベー
ス21は、枢軸15を中心としたリフタマウント部材1
7の手操作回動により、図2にて実線により示されてい
るように廃物投入ホッパ9の後方に位置する繰り出し位
置と、図2にて仮想線により示されているように廃物投
入ホッパ9内に位置する格納位置との間に回動変位可能
になっている。
【0014】リフタベース21は廃物収集作業車の走行
時に走行安全のために格納位置に格納され、通常の廃物
収集作業時には繰り出し位置に繰り出されているもので
あるから、これより以下の説明において、特にことわり
がない限り、リフタベース21は繰り出し位置に位置し
ているものとする。リフタベース21にはメインリンク
23とサブリンク25によりリフタ板27が取り付けら
れている。メインリンク23およびサブリンク25は各
々、一端を枢軸29、33によりリフタベース21に枢
動連結され、他端を枢軸31、35によりリフタ板27
の裏面に枢動連結されている。
【0015】リフタ板27は、図2にて実線により示さ
れているように垂直に起立した姿勢による降下位置と、
メインリンク23の枢軸31を中心とした図2にて反時
計廻り方向の回動変位とサブリンク25によるリフタベ
ース21との枢動連結関係とにより、図2にて仮想線に
より示されているように、上昇しつつ水平面に対して概
ね45度程度の傾斜角をもって前下がりに傾斜反転した
反転上昇位置との間に変位可能になっている。
【0016】リフタベース21には枢軸37によりリフ
タ駆動用の油圧シリンダ装置39が取り付けられてい
る。油圧シリンダ装置39は、ピスントロッド41を枢
軸43によりメインリンク23の中間部に枢動連結さ
れ、リフタ板27を前記降下位置と前記反転上昇位置と
の間に往復駆動すべく、メインリンク23を枢軸29周
りに回動駆動する。
【0017】降下位置状態にあるリフタ板27の後面
(表面)上側には固定フック45が固定装着され、下側
には枢軸47により可動フック49が回動可能に設けら
れている。可動フック49には、一端をリフタベース2
1と枢動連結され途中に変位差吸収用のばね(図示省
略)を含むリンク51の他端が枢動連結されており、可
動フック49は、リフタ板27が降下位置に位置してい
る場合には図2にて実線により示されている解放位置に
位置し、リフタ板27の降下位置より反転上昇位置への
移動に伴いリンク51による変位動作によって図2にて
仮想線により示されている係合位置へ可逆的に移動す
る。
【0018】図2、図3に示されているように、廃物コ
ンテナ53は、起立姿勢にて内部に塵芥などの廃物を投
入される上方開口型の箱状のコンテナ本体55と、コン
テナ本体55の上部に開閉可能に設けられた蓋体56
と、コンテナ本体55の下部に設けられた走行輪57と
を有する手押しカート式に構成され、リフタ板27との
係合面部側に形成された窪み状の上部係合部59をもっ
て固定フック45と係脱可能に係合する。また廃物コン
テナ53のリフタ板27との係合面部側には係合バー6
1が固定装着されており、係合バー61には可動フック
49が係脱可能に係合する。
【0019】リフタ板27にはデータキャリア用アンテ
ナ63が設けられており、アンテナ63は運転室3など
に別置きされた信号処理装置65(図4参照)と接続さ
れている。廃物コンテナ53のリフタ板27との係合面
部側にはIDタグ67が固定装着されている。IDタグ
67は、各廃物コンテナ53が固有するID情報および
標準空容器重量の記憶部と廃物コンテナ53の使用履歴
などを書き込まれる情報書き込み部とを有するリードラ
イト型のデータキャリアにより構成されている。IDタ
グ67は、廃物コンテナ53が油圧リフタ13に取り付
けられることによりアンテナ63との間に無接触式に信
号を交信し、廃物コンテナ53の標準空容器重量を数値
情報をもって提示する。このデータキャリアの情報伝送
方式は、電磁誘導方式、マイクロ波方式などであってよ
く、IDタグ67を構成するリードライト型のデータキ
ャリアはEEPROMなどを使用した無電池型のもので
あってよい。
【0020】図4は本発明による安全装置を含む廃物収
集装置の制御系の実施例を示している。この制御系は、
信号処理装置65と、重量計算装置69と、補償計算装
置71とを有している。信号処理装置65は、アンテナ
63と接続されてデータキャリアのリーダ/ライタをな
し、油圧リフタ13に取り付けられた廃物コンテナ53
のIDタグ67の受信信号の読み取り処理と、そのID
タグ67への送信信号(書き込み信号)の出力処理と、
重量計算装置69あるいは補償計算装置71が出力する
正味廃物収集重量信号の読み取り処理と、各種信号の識
別処理、コネクタ接続されるデータ収集用のハンディタ
ーミナル73に対するデータの出力処理とを行う。
【0021】この場合、信号処理装置65は油圧リフタ
13に取り付けられた廃物コンテナ53のIDタグ67
よりID情報と共に廃物コンテナ53の標準空容器重量
を示す信号を取り込む。重量計算装置69は、油圧リフ
タ13による廃物コンテナ53の持ち上げ過程と降下過
程にて各々重量計量装置19より重量計量値信号を入力
し、持ち上げ過程で計量されたコンテナ重量より降下過
程で計量されたコンテナ重量を差し引いて正味廃物収集
重量を計算し、重量計量値信号と共に正味廃物収集重量
を示す信号を信号処理装置65へ出力する。
【0022】補償計算装置71は、信号処理装置65が
取り込んだ廃物コンテナ53の標準空容器重量と降下過
程で計量されたコンテナ重量、即ち廃棄後の重量計量値
とを比較し、廃棄後の重量計量値が標準空容器重量より
所定値以上の小さい場合には、廃棄前の重量計量値より
標準空容器重量を差し引いて廃物収集重量を算出する。
廃棄後の重量計量値が標準空容器重量より所定値以上の
小さい場合には、補償計算装置71は、このことを重量
計算装置69へ報告し、重量計算装置69による正味廃
物収集重量の計算値をキャンセルし、廃棄前の重量計量
値より標準空容器重量を差し引いて算出した廃物収集重
量を正味廃物収集重量として信号処理装置65へ転送す
る。
【0023】次に上述の如き構成よりなる廃物収集装置
の動作について説明する。廃物コンテナ53内に投入さ
れた廃物の収集に際しては、リフタ板27を降下位置に
位置させた状態にて、先ず起立姿勢(通常姿勢)にある
廃物コンテナ53の上部係合部59をリフタ板27の固
定フック45に図2に示されているように引っ掛け係合
させる。
【0024】この時点では、廃物コンテナ53のIDタ
グ67がアンテナ63と対向し、IDタグ67より廃物
コンテナ53のID情報および標準空容器重量を示す信
号の受信がアンテナ63により行われる。受信した標準
空容器重量は信号処理装置65により補償計算装置71
へ転送される。この引っ掛け係合完了後に廃物投入ホッ
パ9の外壁などに設けられている図示されていないアッ
プ動作ボタンが作業員により押されると、油圧シリンダ
装置39によりメインリンク23が枢軸29周りに図2
にて反時計廻り方向へ回動駆動され、リフタ板27が降
下位置より反転上昇位置へ移動する。
【0025】このリフタ板27の移動に伴い可動フック
49が解放位置より係合位置へ回動変位し、可動フック
49が廃物コンテナ53の係合バー61の引っ掛かり係
合する。これにより廃物コンテナ53がリフタ板27に
係止される。廃物コンテナ53が降下位置より持ち上げ
られて上下に反転し、これが反転上昇位置に位置する
と、廃物コンテナ53内の収容物である廃物が廃物投入
ホッパ9内に落下し、バケット本体7内に収集される。
【0026】これにより廃物コンテナ53が降下位置よ
り持ち上げられて上下に反転し、廃物コンテナ53内の
収容物である廃物が廃物投入ホッパ9内に落下し、バケ
ット本体7内に収集される。重量計量装置19はリフタ
板27による廃物コンテナ53の持ち上げ過程の初期段
階(廃物コンテナ53が地面より浮き上がった時点)に
て廃物コンテナ53の重量を計量する。この重量計量を
廃物収容重量計量と称する。
【0027】この廃物収納重量計量の計量値は重量計算
装置69に入力される。廃物の落下排出完了後にダウン
動作ボタンが押されると、油圧シリンダ装置39により
メインリンク23が枢軸29周りに図2にて時計廻り方
向へ回動駆動され、リフタ板27が反転上昇位置より降
下位置へ移動する。これにより空の廃物コンテナ53が
降下し、もとの起立姿勢にて地面上に戻る。
【0028】また重量計量装置19はリフタ板27によ
る廃物コンテナ53の戻し過程の後期段階(廃物コンテ
ナ53が着地する寸前の時点であり、この計量位置と廃
物収納重量計量の計量位置とは同じ位置であってよい)
にて廃物コンテナ53の重量を計量し、計量値を重量計
算装置69へ出力する。この重量計量を空重量計量と称
する。
【0029】重量計算装置69は廃物収容重量計量の計
量値より空重量計量の計量値を差し引いて正味廃物収集
重量を計算する。また重量計算装置69が取り込んだ空
重量計量の計量値は補償計算装置71へ転送され、補償
計算装置71は、信号処理装置65より入力した廃物コ
ンテナ53の標準空容器重量と重量計算装置69より入
力した空重量計量の計量値とを比較し、この計量値が標
準空容器重量より所定値以上の小さい場合には、空重量
計量エラーとして重量計算装置69における正味廃物収
集重量に計算値をキャンセルし、廃物収容重量計量の計
量値より標準空容器重量を差し引いて廃物収集重量を暫
定算出する。補償計算装置71が暫定計算した廃物収集
重量は正味廃物収集重量として信号処理装置65へ転送
される。
【0030】信号処理装置65は、重量計算装置69あ
るいは補償計算装置71より正味廃物収集重量を示す信
号を入力することにより、このデータを廃物コンテナ5
3のIDタグ67に書き込む処理とコネクタ接続された
ハンディターミナル77へ出力する処理を実行する。こ
れによりアンテナ63より正味廃物収集重量を示す信号
がIDタグ67へ送信され、IDタグ67に今回の正味
廃物収集重量が書き込まれ、またハンディターミナル7
7の記憶部に廃物コンテナ53のID情報、収集月日、
時刻などと共に今回の正味廃物収集重量が記憶される。
【0031】上述の如き処理により、廃物収集重量が正
規値より過大に書き込まれることが回避され、廃物収集
重量に応じて廃物収集料金が課金される場合に、廃物提
出者に過剰課金されることがなくなり、廃物提出者が不
利益になることがない。なお、上述の実施例において
は、廃物コンテナ53の標準空容器重量は各廃物コンテ
ナ53が固有するものとして廃物収集の都度、廃物コン
テナ53に設けられたIDタグ67よりデータを読み取
ることにより設定されるが、廃物コンテナ53の標準空
容器重量が各種類毎に規格化されていれば、IDタグ6
7よりその規格符号を読み取り、信号処理装置65にて
テーブルルックアップ式に規格符号と対応する標準空容
器重量を取得してもよい。
【0032】また各廃物コンテナ53ごとの標準空容器
重量の提示は、IDタグ67による電気的信号に限られ
ることはなく、廃物コンテナ53に設けられたバーコー
ドの読み取り、マグネットの磁気感知、廃物コンテナ5
3の形状識別などにより行われてよい。また標準空容器
重量が同じ廃物コンテナ53しか使用されない場合に
は、補償計算装置71が使用する標準空容器重量は予め
一義的に定義されていればよい。
【0033】また紙など廃物の収集重量に応じて料金が
支払われる場合には、補償計算装置71は、信号処理装
置65が取り込んだ廃物コンテナ53の標準空容器重量
と降下過程で計量されたコンテナ重量とを比較し、廃棄
後の重量計量値が標準空容器重量より所定値以上に大き
い場合には、重量計算装置69における正味廃物収集重
量の計算値をキャンセルして廃棄前の重量計量値より標
準空容器重量を差し引いて廃物収集重量を算出し、この
廃物収集重量を正味廃物収集重量として信号処理装置6
5へ転送すればよい。
【0034】この場合には、廃物収集重量が正規値より
過小に書き込まれることが回避され、廃物提出者に、支
払不足が生じることがなくなり、廃物提出者が不利益に
なることがない。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による重量計量式廃物収集装置によれば、廃棄後の重量
計量値が標準空容器重量に対し所定値以上の差がある場
合には廃棄前の重量計量値より標準空容器重量を差し引
いて廃物収集重量が算出され、この廃物収集重量は廃棄
後の重量計量値が標準空容器重量に対し所定値以上の差
がある場合に廃棄前と廃棄後の重量差より算出される廃
物収集重量に比して実廃物収集重量に近い誤差が少ない
ものになり、廃物収集重量に応じた課金、支払が行われ
る場合に廃物提出者に不利益が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による重量計量式廃物収集装置を廃物収
集作業車に適用した一実施例を示す概略斜視図。
【図2】本発明による重量計量式廃物収集装置の油圧リ
フタを示す側面図。
【図3】本発明による重量計量式廃物収集装置にて使用
される廃物コンテナの正面図。
【図4】本発明による重量計量式廃物収集装置の制御系
の一実施例を示すブロック線図。
【符号の説明】
1…走行体、3…運転室、5…廃物収集バケット、7…
バケット本体、9…廃物投入ホッパ、13…油圧リフ
タ、17…リフタマウント部材、19…重量計量装置、
21…リフタベース、23…メインリンク、25…サブ
リンク、27…リフタ板、39…油圧シリンダ装置、4
5…固定フック、49…可動フック、53…廃物コンテ
ナ、63…データキャリア用アンテナ、65…信号処理
装置、67…IDタグ、69…重量計算装置、71…補
償計算装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 俊之 神奈川県横浜市鶴見区尻手3丁目2番43 号 新明和工業株式会社 特装車事業部 内 (72)発明者 福尾 卓三 神奈川県横浜市鶴見区尻手3丁目2番43 号 新明和工業株式会社 特装車事業部 内 (72)発明者 佐藤 公厚 茨城県つくば市吾妻3−18−4 (72)発明者 深田 和宏 茨城県つくば市東2−16−2 (72)発明者 角山 正和 大阪府吹田市新芦屋上13番13 (56)参考文献 特開 平5−72023(JP,A) 特開 昭59−37101(JP,A) 実開 昭59−78945(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 19/12 B65F 3/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量計量装置を有し、重量計量装置によ
    り廃物コンテナの収容物の廃棄前と廃棄後の重量計量を
    行い、廃棄前と廃棄後の重量差より廃物収集重量を算出
    する重量計量式廃物収集装置において、 廃物コンテナが固有する標準空容器重量と廃棄後の重量
    計量値とを比較し、廃棄後の重量計量値が標準空容器重
    量に対し所定値以上の差がある場合には廃棄前の重量計
    量値より標準空容器重量を差し引いて廃物収集重量を算
    出する廃物収集重量補償計算手段を有していることを特
    徴とする重量計量式廃物収集装置。
  2. 【請求項2】 廃物コンテナは自身の標準空容器重量を
    提示する標準空容器重量提示部を有し、前記廃物収集重
    量補償計算手段は当該標準空容器重量提示部より持ち上
    げ対象の廃物コンテナの標準空容器重量を示す情報を入
    力することを特徴とする請求項1に記載の重量計量式廃
    物収集装置。
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