JP2017020699A - 煙道内の点検装置および点検方法 - Google Patents

煙道内の点検装置および点検方法 Download PDF

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Abstract

【課題】煙道の内壁面全体の劣化状態の点検精度を向上させる。
【解決手段】炉やボイラ等で発生した排気ガスを煙突等まで導く煙道Fの内壁面の劣化状態を点検する点検装置1において、煙道F内の天端部(天井面)の劣化状態を点検する後方視用の点検プローブ1Aと、煙道F内の側壁部(側面)の劣化状態を点検する側方視用の点検プローブ1Bとを備えた。これにより、煙道F内の天端部と側壁部との劣化状態をそれぞれに最適な状態で点検することができるので、煙道F内の内壁面全体の劣化状態の点検精度を向上させることができる。また、1つの点検位置で煙道F内の天端部を点検プローブ1Aにより点検しているときに、他の点検位置で煙道F内の側壁部を点検プローブ1Bにより点検することにより、点検効率を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、煙道内の点検装置および点検方法に関するものである。
炉やボイラ等で発生した排ガスを煙突等まで導く煙道は、高温環境に晒されることから複数の耐火煉瓦を管状に組み立てることにより構築されている。この煙道を構築する耐火煉瓦は、高温下でも耐え得るとはいえ、熱風等による損耗や煉瓦の膨張収縮による亀裂の発生等により劣化してしまうので補修の必要がある。この煙道の補修の時期は経験によって判断されていたが、補修の時期が遅れると煙道全体を改修築造しなければならない場合が生じ労力やコストがかかる一方、早すぎると補修が無駄になってしまうので、煙道内の耐火煉瓦の状態を定期的に点検することで補修の要否を判断している。このような管状構造体の耐火煉瓦を点検するための点検装置としては、例えば、特許文献1に記載があり、円筒形状の外管内に水冷通路を介して内包された円筒形状の内管内に、カメラを有するペリスコープを設け、熱風炉内の耐火煉瓦の状態を点検する点検装置が開示されている。
特開平8−239707号公報
しかし、上記した特許文献1の点検装置においては、主に熱風炉内の側壁部の劣化状態を点検するものであり、熱風炉内の天端部の劣化状態の点検について充分な考慮がなされておらず、熱風炉内の天端部を点検する場合に焦点が合わない等の理由から点検精度が低下する場合がある。このため、煙道の点検作業においては、如何にして煙道の内壁面全体の劣化状態の点検精度を向上させるかが重要な課題となっている。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、その目的は、煙道の内壁面全体の劣化状態の点検精度を向上させることが可能な技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の煙道の点検装置は、前記煙道の天端部から内部に向かって移動可能な状態で設けられ、前記煙道内の天端部を検査する第1の点検手段と、前記煙道の天端部から内部に向かって移動可能な状態で設けられ、前記煙道内の側壁部を検査する第2の点検手段と、を備え、前記第1の点検手段は、第1の外管と、前記第1の外管の先端に設けられた第1の光源と、前記第1の外管の外周面に設けられ、前記煙道内の天端部の撮影用に設けられた第1の窓部と、前記第1の外管に内包された第1の内管と、前記第1の内管内に設けられた第1の撮影手段と、前記第1の内管内において前記第1の内管の先端と前記第1の撮影手段との間に設けられ、前記煙道内の天端部の像を前記第1の窓部を介して前記第1の撮影手段に反射する第1のプリズムと、前記第1の外管と前記第1の内管との間に設けられた第1の冷却手段と、を備え、前記第2の点検手段は、第2の外管と、前記第2の外管の先端に設けられた第2の光源と、前記第2の外管の外周面に設けられ、前記煙道内の側壁部の撮影用に設けられた第2の窓部と、前記第2の外管に内包された第2の内管と、前記第2の内管内に設けられた第2の撮影手段と、前記第2の内管内において前記第2の内管の先端と前記第2の撮影手段との間に設けられ、前記煙道内の側壁部の像を前記第2の窓部を介して前記第2の撮影手段に反射する第2のプリズムと、前記第2の外管と前記第2の内管との間に設けられた第2の冷却手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明の煙道の点検方法は、煉瓦で形成された煙道の内壁部の状態を高温下において点検する煙道内の点検方法であって、前記煙道の天端部に前記煙道内に通じる点検工程用の穴を形成する工程と、前記点検工程用の穴を通じて第1の点検手段を前記煙道内に挿入し、前記煙道内の天端部を点検する工程と、前記点検工程用の穴を通じて第2の点検手段を前記煙道内に挿入し、前記煙道内の側壁部を点検する工程と、を有し、前記第1の点検手段は、第1の外管と、前記第1の外管の先端に設けられた第1の光源と、前記第1の外管の外周面に設けられ、前記煙道内の天端部の撮影用に設けられた第1の窓部と、前記第1の外管に内包された第1の内管と、前記第1の内管内に設けられた第1の撮影手段と、前記第1の内管内において前記第1の内管の先端と前記第1の撮影手段との間に設けられ、前記煙道内の天端部の像を前記第1の窓部を介して前記第1の撮影手段に反射する第1のプリズムと、前記第1の外管と前記第1の内管との間に設けられた第1の冷却手段と、を備え、前記第2の点検手段は、第2の外管と、前記第2の外管の先端に設けられた第2の光源と、前記第2の外管の外周面に設けられ、前記煙道内の側壁部の撮影用に設けられた第2の窓部と、前記第2の外管に内包された第2の内管と、前記第2の内管内に設けられた第2の撮影手段と、前記第2の内管内において前記第2の内管の先端と前記第2の撮影手段との間に設けられ、前記煙道内の側壁部の像を前記第2の窓部を介して前記第2の撮影手段に反射する第2のプリズムと、前記第2の外管と前記第2の内管との間に設けられた第2の冷却手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項3に記載の本発明は、上記請求項2記載の発明において、(a)前記煙道の天端部において前記煙道の延在方向に沿って互いに離間した位置に前記点検工程用の穴として複数の穴を形成する工程と、(b)前記複数の穴のうちの1つから前記第1の点検手段を前記煙道内に挿入し、前記煙道内の天端部を点検するとともに、前記複数の穴のうちの他の1つから前記第2の点検手段を前記煙道内に挿入し、前記煙道内の側壁部を点検する工程と、を有し、前記複数の穴の各々について前記第1の点検手段による点検と前記第2の点検手段による点検との両方が実施されるように、前記(b)工程を繰り返し行うことを特徴とする。
また、請求項4に記載の本発明は、上記請求項2または3記載の発明において、前記煙道の天端部に前記煙道内に通じる補強工程用の穴を形成する工程と、前記補強工程用の穴を通じて前記煙道内に補強材供給管を挿入し、その補強材供給管から吐出された補強材を前記煙道内の天端部において前記補強工程用の穴の周辺に吹き付けることにより、前記煙道内の天端部に補強部材を形成する工程と、前記補強部材の形成後、前記補強工程用の穴を広げることにより、前記煙道の天端部に、前記補強工程用の穴よりも大きく前記補強部材の形成範囲よりも小さい前記点検工程用の穴を形成する工程と、を有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の本発明は、上記請求項4記載の発明において、前記補強部材の形成工程は、前記補強材供給管を前記補強工程用の穴に挿入した後、前記補強材供給管を延ばした状態で前記補強材供給管の吐出口から補強材を吐出させながら前記補強材供給管を曲げていき前記補強材供給管の吐出口を前記煙道内の天端部に向けて前記吐出口から吐出された補強材を前記煙道内の天端部に吹き付ける工程を有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、煙道内の天端部と側壁部との劣化状態をそれぞれに合った状態で点検することができるので、煙道の内壁面全体の劣化状態の点検精度を向上させることが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、煙道内の天端部と側壁部との劣化状態をそれぞれに合った状態で点検することができるので、煙道の内壁面全体の劣化状態の点検精度を向上させることが可能になる。
請求項3記載の発明によれば、煙道内の天端部を点検している間に、煙道内の側壁部を点検することができるので、煙道内の内壁面全体の劣化状態の点検効率を向上させることが可能になる。
請求項4記載の発明によれば、煙道の内壁面の点検作業に先立つ準備段階として煙道の天端部に点検装置を挿入するための点検工程用の穴を削孔する際に煙道の天端部が崩壊してしまうのを防止することが可能になる。
請求項5記載の発明によれば、補強材供給管内に補強材が詰まるのを防止することができるので、煙道内の天端部に補強部材を良好に形成することが可能になる。
(a),(b)は本発明の一実施の形態に係る煙道の点検装置の説明図である。 図1(a)の後方視用の点検プローブの概略構成を示した縦断面図である。 図2の点検プローブの撮影系の概略構成を示した縦断面図である。 図3の点検プローブにおいて窓部を正面に見た場合の撮影系の概略構成を示した縦断面図である。 (a)は図4のI−I線の断面図、(b)は図3のプリズムを抜き出して示した断面図である。 点検プローブの空冷構造を説明するための概略縦断面図である。 点検プローブの冷却構造を説明するための概略縦断面図である。 図7のII−II線の拡大断面図である。 側方視用の点検プローブの概略構成を示した縦断面図である。 図9の点検プローブの撮影系の概略構成を示した縦断面図である。 図10の点検プローブにおいて窓部を正面に見た場合の撮影系の概略構成を示した縦断面図である。 (a),(b)は点検工程中の煙道を側面から見た縦断面図である。 (a),(b)は点検工程の準備段階における煙道の天端部の要部断面図である。 (a),(b)は図13に続く点検工程の準備段階における煙道の天端部の要部断面図である。 (a)は図14に続く点検工程の準備段階における煙道の天端部の要部断面図、(b)は図15(a)の煙道の天井面の要部平面図である。 (a),(b)は図15に続く点検工程の準備段階における煙道の要部断面図である。 (a)は図16に続く点検工程の後段階における煙道の要部断面図、(b)は図17(a)の点検用の穴に埋め込まれる埋設部材を構成する金網の斜視図である。 補強材吹付装置の概略構成図である。 補強材吹付装置の概略構成図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
まず、点検対象の煙道およびその点検装置について図1を参照して説明する。図1(a),(b)は本実施の形態に係る煙道の点検装置の説明図である。なお、図1は煙道の延在方向に対して交差する断面を示している。
煙道Fは、例えば、炉やボイラ等で発生した排気ガスを煙突等まで導く断面管状の通路であり、炉やボイラ等と煙突等とを結ぶように延在(図1の紙面に対してほぼ垂直な方向に延在)した状態で形成されている。この煙道Fは、高温環境に晒されることから複数の耐火煉瓦Bを組み立てることにより形成されている。煙道Fの断面形状は、例えば、その天端部が上に凸の状態で湾曲する馬蹄形状に形成されている。ただし、煙道Fの断面形状は、馬蹄形状に限定されるものではなく、例えば、煙道の天端部が平坦な矩形状に形成しても良い。この煙道Fを構築する耐火煉瓦Bの外周には、空気層ALを介してコンクリート製等の防護部材PLが設けられている。この防護部材PLの上面上には土砂SLが堆積されている。なお、特に限定されるものではないが、煙道Fの高さは、例えば、4m程度、幅(短方向寸法)は、例えば、3m程度である。
次に、本実施の形態の点検装置1は、煙道Fの内壁面の状態を点検するための点検装置であり、図1(a)に示す後方視用の点検プローブ(第1の点検手段)1Aと、図1(b)に示す側方視用の点検プローブ(第2の点検手段)1Bとを備えている。後方視用の点検プローブ1Aは、煙道F内の天端部(天井面)を点検する装置であり、側方視用の点検プローブ1Bは、煙道F内の側壁部(側面)を点検する装置である。これら点検プローブ1A,1Bは、例えば、細長い円柱形状に形成されており、点検に際して、煙道Fの天端部に開けられた穴Fhを通じて煙道F内に挿入され、上下動および回転可能な状態で重機等により支持される。各点検プローブ1A,1Bの先端部には、煙道F内を照らす照明灯2a,2bが装着されている。
次に、後方視用の点検プローブ1Aの構造例について図2〜図8を参照して説明する。図2は後方視用の点検プローブの概略構成を示した縦断面図、図3は図2の点検プローブの撮影系の概略構成を示した縦断面図、図4は図3の点検プローブにおいて窓部を正面に見た場合の撮影系の概略構成を示した縦断面図、図5(a)は図4のI−I線の断面図、図5(b)は図3のプリズムを抜き出して示した断面図、図6は点検プローブの空冷構造を説明するための概略縦断面図、図7は点検プローブの冷却構造を説明するための概略縦断面図、図8は図7のII−II線の拡大断面図である。
図2に示すように、後方視用の点検プローブ1Aの外観を構成する外管(第1の外管)3aは、例えば、円筒形状の耐熱ステンレスにより形成されている。この外管3aにおいて先端部近傍の側面には、外管3aの内外を貫通する穴4aが部分的に穿孔されており、その穴4aの形成部には、その穴4aを密閉するように窓部(第1の窓部)5aが装着されている。この窓部5aは、例えば、透明な耐熱ガラスにより形成されている。
また、外管3aの先端部は、閉じられており、その先端部には、上記した照明灯(第1の光源)2aが装着されている。照明灯2aは、ライト部2a1と、ライト部2a1の全体を取り囲み保護する保護ケース2a2とを有している。ライト部2a1は、例えば、ハロゲンランプにより形成されている。保護ケース2a2は、例えば、円筒形状の透明な耐熱ガラスからなり、図6に示すように、外管3aの先端にネジ機構により着脱自在の状態で装着されている。
また、図2に示すように、外管3aの内部には、内管(第1の内管)6aが内包されている。すなわち、後方視用の点検プローブ1Aは、外管3aの内部に内管6aが設けられた2重管構造とされている。内管6aは、例えば、円筒形状の耐熱ステンレスにより形成されている。この内管6aの先端側近傍の側面において、外管3aの窓部5aの対向位置には、内管6aの内外を貫通する穴7aが部分的に穿孔されている。
また、図2〜図5に示すように、内管6aの内部には、撮影系を構成する超小型のビデオカメラ(第1の撮影手段)8aおよびプリズム(第1のプリズム)9aが収納されている。ビデオカメラ8aは、煙道F内の天端部(天井面)を撮影するための撮影手段である。このビデオカメラ8aは、カメラケーブル8a1を通じて煙道Fの外部の図示しないモニタおよび電源に電気的に接続されている。また、ビデオカメラ8aの先端には、交換レンズおよびレンズフィルタ等が先端に向かって順に装着されている。
プリズム9aは、点検プローブ1Aの先端後方(すなわち、基端部側)の煙道F内の天端部(天井面)の像を窓部5aを介してビデオカメラ8aに反射する光学部品である。このプリズム9aは、例えば、角度θ1(図3参照)=45度のダハプリズムからなり、内管6a内において、内管6aの先端とビデオカメラ8aとの間に設置されている。このプリズム9aは、図3〜図5に示すように、プリズムホルダ10aに保持されている。プリズムホルダ10aは、内管6aの内部においてプリズム9aの位置が動かないように内管6aの内壁面に接着されている。
また、プリズム9aは、ビデオカメラ8aの先端部の撮影面に対して可能な限り近接した状態で設置されている。これにより、プリズム9aが小型化されても、ビデオカメラ8aの撮影範囲を広げることができる。さらに、図3に示すように、プリズム9aの光路を確保するため、ビデオカメラ8aは、その光軸が、内管6aの中心軸に対して窓部5a(穴7a)から離間する方向にずれた状態で設置されている。これにより、内管6a内の小さなスペース内にプリズム9aを収めつつも、点検プローブ1Aの先端後方の煙道F内の天端部を良好に撮影することができる。
また、図2および図6に示すように、内管6aの内部には、冷却空気送気管11a、耐火ケーブル12aおよび温度センサ(図示せず)等が設置されている。冷却空気送気管11aは、内管6a内および照明灯2aの保護ケース2a2内に冷却空気を供給し循環させるための配管である。また、耐火ケーブル12aは、照明灯2aのライト部2a1や温度センサ等に電源を供給するための配線である。
さらに、図6〜図8に示すように、後方視用の点検プローブ1Aには、冷却構造体(第1の冷却手段)13が設けられている。冷却構造体13は、冷却水等の冷却液の循環により点検プローブ1Aを冷却するための構造体であり、給水口13a(図7参照)と、ロータリジョイント13b(図7参照)と、複数の送水管13cと、排水管13dと、排水口13e(図7参照)とを有している。
給水口13aおよび排水口13eは、後方視用の点検プローブ1Aの基端部側近傍の側面に設けられている。給水口13aは、ロータリジョイント13bを介して複数の送水管13cと連通されている。排水口13eは、ロータリジョイント13bを介して排水管13dと連通されている。
送水管13cは、後方視用の点検プローブ1Aの基端部から先端部に向かって冷却水等を流すための配管である。送水管13cは、例えば、円筒状の耐熱ステンレスからなり、外管3aと内管6aとの間の空間内において内管6aの外周を取り囲むように所定の間隔毎に複数本並んで設置されている。各送水管13cの基端部は互いに連通されている。
排水管13dは、複数の送水管13cから送られた冷却水等を後方視用の点検プローブ1Aの先端部から基端部に向かって流すための配管である。排水管13dは、送水管13cの外周の外管3aと内管6aとの間の空間で形成されている。各送水管13cと排水管13dとは、点検プローブ1Aの先端部側近傍で連通されている。
冷却水は、後方視用の点検プローブ1Aの基端部の給水口13aからロータリジョイント13bを介して複数の送水管13cに供給され、各送水管13cを通じて点検プローブ1Aの先端に流れて排水管13dに流れた後、排水管13dを通じて点検プローブ1Aの先端部から基端部に流れてロータリジョイント13bを介して排水口13eから排出される。なお、排水口13eから排出された冷却水等は、点検プローブ1Aの外部の冷却装置(図示せず)により冷却された後、再び給水口13aに送られるようになっている。
次に、側方視用の点検プローブ1Bの構造例について図9〜図11を参照して説明する。図9は側方視用の点検プローブの概略構成を示した縦断面図、図10は図9の点検プローブの撮影系の概略構成を示した縦断面図、図11は図10の点検プローブにおいて窓部を正面に見た場合の撮影系の概略構成を示した縦断面図である。
図9に示すように、側方視用の点検プローブ1Bの外観を構成する外管(第2の外管)3bは、例えば、円筒形状の耐熱ステンレスにより形成されている。この外管3bにおいて先端部近傍の側面には、外管3bの内外を貫通する穴4bが部分的に穿孔されており、その穴4bの形成部には、その穴4bを密閉するように窓部(第2の窓部)5bが装着されている。この窓部5bは、例えば、透明な耐熱ガラスにより形成されている。ここで、点検プローブ1A,1Bの外管3a,3bを兼用させると、点検プローブ1Bの窓部5bの大きさを点検プローブ1Aの窓部5aに合わせて大きくしなければならない。これに対して、本実施の形態においては、点検プローブ1A,1B毎に外管3a,3bを用意するので、側方視用の点検プローブ1Bの窓部5bの大きさを、後方視用の点検プローブ1Aの窓部5aよりも小さくすることができる。このため、高温環境下における側方視用の点検プローブ1Bの強度を向上させることができる。
また、外管3bの先端部は、閉じられており、その先端部には、上記した照明灯(第2の光源)2bが装着されている。照明灯2bは、ライト部2b1と、ライト部2b1の全体を取り囲み保護する保護ケース2b2とを有している。ライト部2b1は、例えば、ハロゲンランプにより形成されている。保護ケース2b2は、例えば、円筒形状の透明な耐熱ガラスからなり、図6で示したのと同様に、外管3bの先端にネジ機構により着脱自在の状態で装着されている。
また、図9に示すように、外管3bの内部には、内管(第2の内管)6bが内包されている。すなわち、側方視用の点検プローブ1Bも、外管3bの内部に内管6bが設けられた2重管構造とされている。内管6bは、例えば、円筒形状の耐熱ステンレスにより形成されている。この内管6bの先端側近傍の側面において、外管3bの窓部5bの対向位置には、内管6bの内外を貫通する穴7bが部分的に穿孔されている。
また、図9〜図11に示すように、内管6bの内部には、撮影系を構成する超小型のビデオカメラ(第2の撮影手段)8bおよびプリズム(第2のプリズム)9bが収納されている。ビデオカメラ8bは、煙道F内の側壁部(側面)を撮影するための撮影手段である。このビデオカメラ8bは、カメラケーブル8b1を通じて煙道Fの外部の図示しないモニタおよび電源に電気的に接続されている。また、ビデオカメラ8bの先端には、交換レンズおよびレンズフィルタ等が先端に向かって順に装着されている。
プリズム9bは、点検プローブ1Bの側方(すなわち、点検プローブ1Bの中心から外周に向かう方向)の煙道F内の側壁部(側面)の像を窓部5bを介してビデオカメラ8bに反射する光学部品である。このプリズム9bは、例えば、角度θ2(図10参照)=90度のダハプリズムからなり、内管6b内において、内管6bの先端とビデオカメラ8bとの間に設置されている。このプリズム9bは、図10および図11に示すように、プリズムホルダ10bに保持されている。プリズムホルダ10bは、内管6bの内部においてプリズム9bの位置が動かないように内管6bの内壁面に接着されている。なお、図11のIII−III線の断面は図5(a)とほぼ同じである。
また、プリズム9bは、ビデオカメラ8bの先端部の撮影面に対して可能な限り近接した状態で設置されている。これにより、プリズム9bが小型化されても、ビデオカメラ8bの撮影範囲を広げることができる。さらに、図10に示すように、プリズム9bの光路を確保するため、ビデオカメラ8bは、その光軸が、内管6bの中心軸に対して窓部5bから離間する方向にずれた状態で設置されている。これにより、内管6b内の小さなスペース内にプリズム9bを収めつつも、点検プローブ1Bの側方の煙道F内の側壁部を良好に撮影することができる。
なお、側方視用の点検プローブ1Bにおいて、図6で説明した冷却空気送気管11a、耐火ケーブル12aおよび温度センサ等は同じなので説明を省略する。また、側方視用の点検プローブ1Bにおいて、図6〜図8で説明した冷却構造体13等も同じなので説明を省略する。
次に、煙道Fの内壁面の点検方法の一例について図12を参照して説明する。図12(a),(b)は、点検工程中の煙道を側面から見た縦断面図である。図12(a),(b)の符号X1〜X5は、点検位置(穴Fhの形成位置)の一例を示している。点検位置X1〜X5は、例えば、ほぼ等しい間隔D毎に位置している。なお、間隔Dは、特に限定されるものではないが、例えば、10m程度である。
まず、点検に先立って、図12(a)に示すように、高温環境内の煙道Fの天端部の点検位置X1,X2に穴Fh1,Fh2を形成する。続いて、点検プローブ1Aを穴Fh1から煙道F内に挿入して煙道F内の天端部(天井面)の劣化状態を点検するとともに、点検プローブ1Bを穴Fh2から煙道F内に挿入して煙道F内の側壁部(側面)の劣化状態を点検する。
各点検位置X1,X2での点検が終了した後、図12(b)に示すように、点検プローブ1A,1Bを穴Fh1,Fh2から抜き、点検プローブ1Aを穴Fh2から煙道F内に挿入して煙道F内の天端部(天井面)の劣化状態を点検するとともに、点検プローブ1Bを点検位置X3の穴Fh3を通じて煙道F内に挿入して煙道F内の側壁部(側面)の劣化状態を点検する。点検位置X3の穴Fh3は、点検位置X1,X2での点検時に形成する。また、点検工程に先立って複数の点検位置X1〜X5等に先に点検プローブ挿入用の穴Fhを形成しておいても良い。
このような工程を煙道Fの延方向に沿って順次繰り返し、複数の穴Fhの各々について点検プローブ1Aによる天端部(天井面)の点検と点検プローブ1Bによる側壁部(側面)の点検との両方を実施することにより、煙道F内の全体の天端部および側壁部の劣化状態を点検する。これにより、本実施の形態においては、煙道F内の天端部を点検している間に、煙道F内の側壁部を点検することができるので、煙道F内の全体の天端部および側壁部の劣化状態の点検効率を向上させることができる。なお、最後の点検では、最先の点検位置X1に側方視用の点検プローブ1Bを挿入して煙道F内の側壁部を点検するとともに、最後尾の点検位置に後方視用の点検プローブ1Aを挿入して煙道F内の天端部を点検する。
次に、上記した煙道Fの内壁面の点検方法の具体例について図13〜図17を参照して説明する。図13〜図15(a)は点検工程の準備段階における煙道の天端部の要部断面図、図15(b)は図15(a)の煙道の天井面の要部平面図、図16は点検工程の準備段階における煙道の要部断面図、図16(b)は点検工程時における煙道の要部断面図、図17(a)は点検工程の後段階における煙道の要部断面図、図17(b)は図17(a)の点検用の穴に埋め込まれる埋設部材を構成する金網の斜視図である。
まず、図13(a)に示すように、煙道Fの天端部の上方の土砂SLおよび防護部材PLに削孔機等を用いて穴Phを穿孔する。穴Phからは耐火煉瓦Bの層の上面が露出されている。穴Phの直径は、特に限定されるものではないが、例えば、120〜130mm程度である。
続いて、図13(b)に示すように、穴Phから露出する耐火煉瓦Bの層に削孔機等を用いて煙道F内に繋がる穴Bhを穿孔する。この穴Bhの大きさ(直径)は、耐火煉瓦Bの層が崩壊しない程度の大きさに形成されている。穴Bhの直径は、特に限定されるものではないが、上記穴Phよりも小さく、例えば、50〜60mm程度である。
その後、図14(a)に示すように、補強材吹付装置20のホース20mの先端部を穴Ph,Bhを通じて煙道F内に挿入した後、ホース20mの先端部から補強材を吐出しながら図14(b)に示すようにホース20mの先端部を部分的に上方に曲げていきホース20mの吐出口を煙道Fの天端部(天井面)に向けた状態で360度回転させることにより、図15(a)に示すように、煙道Fの天端部(天井面)の穴Bhの外周に補強部材21を吹き付ける。図15(b)に示すように、補強部材21の付着領域の直径Rは、特に限定されるものではないが、例えば、500mm程度である。
ここで、補強材吹付装置20のホース20mの先端部を曲げてから補強材を吐出させるとホース20mの曲折部に補強材が付着して目詰まりしてしまう。特に、点検時の煙道Fの内部は高温環境であり補強材が硬化し易く目詰まりし易い。これに対して本実施の形態においては、上記したように補強材吹付装置20のホース20mの先端部から補強材を吐出しながらホース20mの先端部を曲げることにより、ホース20m内に補強材が付着するのを防止することができるので、ホース20m内に補強材が詰まるのを防止することができる。なお、補強材吹付装置20の構造については後述する。
次いで、耐火煉瓦Bの層の穴Bhを削孔機等により広げて、図16(a)に示すように、耐火煉瓦Bの層に穴Fhを穿孔する。この際、煙道F内の天端部(天井面)において穴Bhの外周に補強部材21が付着されていることにより、穴Fhの穿孔時に耐火煉瓦Bが崩壊するのを防止することができる。穴Fhの直径は、特に限定されるものではないが、例えば、120〜130mm程度である。
続いて、図16(b)に示すように、穴Ph,Fh内に、点検プローブ1A,1Bを別々に挿入して煙道F内の内壁面の劣化状態を点検する。なお、点検時の煙道F内は高温なので点検プローブ1A,1Bを上記した空冷構造および水冷構造により冷却しながら点検を行う。
煙道F内の天端部(天井面)の点検については、例えば、以下のようにする。まず、図1(a)に示したように、点検プローブ1Aの先端部を穴Fhから煙道F内に挿入した後、点検プローブ1Aの先端部の照明灯2aを点灯する。続いて、点検プローブ1Aの窓部5aを煙道Fの一方の側壁部側に向けた状態で点検プローブ1Aの測定高さを決めた後、点検プローブ1Aを360度回転させながらビデオカメラ8aで点検対象の天端部(天井面)を撮影することにより天端部の状態を確認(点検)する。続いて、点検プローブ1Aの測定高さを変えた後、同様に、点検プローブ1Aを360度回転させながらビデオカメラ8aで点検対象の天端部(天井面)を撮影することにより天端部の状態を確認(点検)する。この作業を所定の測定高さ毎に繰り返す。これにより、煙道F内の各測定高さにおいて天端部(天井面)に対して焦点が合った状態で点検することができるので、煙道F内の天端部(天井面)の劣化状態を高精度に点検することができる。特に、煙道Fの天端部は、重力が作用している上、耐火煉瓦Bを斜めに組んで構築していること等から劣化し易いので、高い点検精度が要求されるが、その要求に対応することができる。
煙道F内の側壁部(側面)の点検については、例えば、以下のようにする。まず、図1(b)に示したように、点検プローブ1Bの先端部を穴Fhから煙道F内に挿入した後、点検プローブ1Bの先端部の照明灯2bを点灯する。続いて、点検プローブ1Bの窓部5bを煙道Fの一方の側壁部側に向けた状態で点検プローブ1Bの測定高さを決めた後、点検プローブ1Bを360度回転させながらビデオカメラ8bで点検対象の側壁部(側面)を撮影することにより側壁部の状態を確認(点検)する。続いて、点検プローブ1Bの測定高さを変えた後、同様に、点検プローブ1Bを360度回転させながらビデオカメラ8bで点検対象の側壁部(側面)を撮影することにより側壁部の状態を確認(点検)する。この作業を所定の測定高さ毎に繰り返す。これにより、煙道F内の各測定高さにおいて側壁部(側壁面)に対して焦点が合った状態で点検することができるので、煙道F内の側壁部(側面)の劣化状態を高精度に点検することができる。
このように本実施の形態においては、煙道F内の天端部および側壁部の劣化状態をそれぞれに適した点検プローブ1A,1Bで点検することができるので、煙道Fの内壁面全体の劣化状態の点検精度を向上させることができる。
その後、図17(a)に示すように、穴Ph,Fh内に埋設部材22を埋め込む。埋設部材22は、穴Fh側の不定形耐火部材22aと、穴Ph側の無収縮モルタル部材22bとを有している。埋設部材22を穴Ph,Fh内に埋め込むには、例えば、以下のようにする。すなわち、まず、図17(b)に示すように、円筒形状の金網22cを用意した後、その金網22c内の先端部に不定形耐火部材22aを詰め込み硬化させる。不定形耐火部材22aの厚さは、耐火煉瓦Bの層の厚さ、または、それより若干厚い程度とする。続いて、不定形耐火部材22aが詰め込まれた金網22cを穴Ph,Fh内に挿入した後、金網22cの挿入位置を決める。ここでは、金網22c内の不定形耐火部材22aの先端面が、煙道F内の天端部(天井面)にほぼ一致するようにする。その後、金網22c内に無収縮モルタル部材22bを充填する。このようにして穴Ph,Fh内に埋設部材22を埋め込む。
次に、上記した補強材吹付装置20の構造例を図18および図19を参照して説明する。図18および図19は補強材吹付装置20の概略構成図である。
補強材吹付装置20を構成する支持軸20sは、上下動および360度回転可能な状態で設置される。この支持軸20sには、上記したホース20m、エアホース20a、ワイヤ20wおよびローラ20r,20rが支持されている。
ホース20mは、補強材を送る可撓性配管であり、その外周は耐火材によって被覆されている。エアホース20aは、補強材の吹付圧力を供給するための空気をホース20mの先端部に送る可撓性配管であり、ホース20mの先端部に接続されている。ワイヤ20wは、ホース20mの先端部の吹付口が煙道Fの天井面に向くように操作する部材であり、2つのローラ20r,20rを経由してホース20mの先端部に接続されている。ローラ20r,20rは、ワイヤ20wを移動可能な状態で支持軸20sに支持する回転部材である。
このような補強材吹付装置20において、図19に示すように、ワイヤ20wを外方に向かって引くと、ホース20mの先端部がワイヤ20wによって引かれることで曲折し、ホース20mの先端部の吹付口が煙道Fの天井面を向くようになっている。一方、図18に示すように、ワイヤ20wを外方に引くのを止めて元に戻すと、ホース20mの先端部も元の直線状に戻るようになっている。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、前記実施の形態においては、後方視用の点検プローブと、側方視用の点検プローブとを用意した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、後方視用と側方視用とで外管を共通にするとともに、後方視用と側方視用とで内管を別々に用意し、点検に際して煙道内の点検箇所(天端部または側壁部)に応じて内管を交換するようにしても良い。
また、前記実施の形態においては、プリズム9a,9bを用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、プリズム9a,9bに代えて鏡などの他の光学部品を用いても良い。
以上のように、上記した実施の形態においては本発明を煙道内の点検装置および点検方法に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、高温空気を高炉等に供給する熱風炉内の点検装置および点検方法など、他の管状構造体内の点検装置および点検方法に適用することができる。
1 点検装置
1A 点検プローブ
1B 点検プローブ
2a,2b 照明灯
3a,3b 外管
4a,4b 穴
5a,5b 窓部
6a,6b 内管
7a,7b 穴
8a,8b ビデオカメラ
9a,9b プリズム
10a,10b プリズムホルダ
11a 冷却空気送気管
12a 耐火ケーブル
13 冷却構造体
13a 給水口
13b ロータリジョイント
13c 送水管
13d 排水管
13e 排水口
20 補強材吹付装置
20s 支持軸
20m ホース
20a エアホース
20w ワイヤ
20r ローラ
21 補強部材
22 埋設部材
F 煙道
Fh,Fh1〜Fh3 穴
B 耐火煉瓦
Bh 穴
AL 空気層
PL 防護部材
Ph 穴
SL 土砂

Claims (5)

  1. 煉瓦で形成された煙道内の内壁部の状態を高温下において点検する点検装置であって、
    前記煙道の天端部から内部に向かって移動可能な状態で設けられ、前記煙道内の天端部を検査する第1の点検手段と、
    前記煙道の天端部から内部に向かって移動可能な状態で設けられ、前記煙道内の側壁部を検査する第2の点検手段と、
    を備え、
    前記第1の点検手段は、
    第1の外管と、
    前記第1の外管の先端に設けられた第1の光源と、
    前記第1の外管の外周面に設けられ、前記煙道内の天端部の撮影用に設けられた第1の窓部と、
    前記第1の外管に内包された第1の内管と、
    前記第1の内管内に設けられた第1の撮影手段と、
    前記第1の内管内において前記第1の内管の先端と前記第1の撮影手段との間に設けられ、前記煙道内の天端部の像を前記第1の窓部を介して前記第1の撮影手段に反射する第1のプリズムと、
    前記第1の外管と前記第1の内管との間に設けられた第1の冷却手段と、
    を備え、
    前記第2の点検手段は、
    第2の外管と、
    前記第2の外管の先端に設けられた第2の光源と、
    前記第2の外管の外周面に設けられ、前記煙道内の側壁部の撮影用に設けられた第2の窓部と、
    前記第2の外管に内包された第2の内管と、
    前記第2の内管内に設けられた第2の撮影手段と、
    前記第2の内管内において前記第2の内管の先端と前記第2の撮影手段との間に設けられ、前記煙道内の側壁部の像を前記第2の窓部を介して前記第2の撮影手段に反射する第2のプリズムと、
    前記第2の外管と前記第2の内管との間に設けられた第2の冷却手段と、
    を備えることを特徴とする煙道内の点検装置。
  2. 煉瓦で形成された煙道の内壁部の状態を高温下において点検する煙道内の点検方法であって、
    前記煙道の天端部に前記煙道内に通じる点検工程用の穴を形成する工程と、
    前記点検工程用の穴を通じて第1の点検手段を前記煙道内に挿入し、前記煙道内の天端部を点検する工程と、
    前記点検工程用の穴を通じて第2の点検手段を前記煙道内に挿入し、前記煙道内の側壁部を点検する工程と、
    を有し、
    前記第1の点検手段は、
    第1の外管と、
    前記第1の外管の先端に設けられた第1の光源と、
    前記第1の外管の外周面に設けられ、前記煙道内の天端部の撮影用に設けられた第1の窓部と、
    前記第1の外管に内包された第1の内管と、
    前記第1の内管内に設けられた第1の撮影手段と、
    前記第1の内管内において前記第1の内管の先端と前記第1の撮影手段との間に設けられ、前記煙道内の天端部の像を前記第1の窓部を介して前記第1の撮影手段に反射する第1のプリズムと、
    前記第1の外管と前記第1の内管との間に設けられた第1の冷却手段と、
    を備え、
    前記第2の点検手段は、
    第2の外管と、
    前記第2の外管の先端に設けられた第2の光源と、
    前記第2の外管の外周面に設けられ、前記煙道内の側壁部の撮影用に設けられた第2の窓部と、
    前記第2の外管に内包された第2の内管と、
    前記第2の内管内に設けられた第2の撮影手段と、
    前記第2の内管内において前記第2の内管の先端と前記第2の撮影手段との間に設けられ、前記煙道内の側壁部の像を前記第2の窓部を介して前記第2の撮影手段に反射する第2のプリズムと、
    前記第2の外管と前記第2の内管との間に設けられた第2の冷却手段と、
    を備えることを特徴とする煙道内の点検方法。
  3. (a)前記煙道の天端部において前記煙道の延在方向に沿って互いに離間した位置に前記点検工程用の穴として複数の穴を形成する工程と、
    (b)前記複数の穴のうちの1つから前記第1の点検手段を前記煙道内に挿入し、前記煙道内の天端部を点検するとともに、前記複数の穴のうちの他の1つから前記第2の点検手段を前記煙道内に挿入し、前記煙道内の側壁部を点検する工程と、
    を有し、
    前記複数の穴の各々について前記第1の点検手段による点検と前記第2の点検手段による点検との両方が実施されるように、前記(b)工程を繰り返し行うことを特徴とする請求項2記載の煙道内の点検方法。
  4. 前記煙道の天端部に前記煙道内に通じる補強工程用の穴を形成する工程と、
    前記補強工程用の穴を通じて前記煙道内に補強材供給管を挿入し、その補強材供給管から吐出された補強材を前記煙道内の天端部において前記補強工程用の穴の周辺に吹き付けることにより、前記煙道内の天端部に補強部材を形成する工程と、
    前記補強部材の形成後、前記補強工程用の穴を広げることにより、前記煙道の天端部に、前記補強工程用の穴よりも大きく前記補強部材の形成範囲よりも小さい前記点検工程用の穴を形成する工程と、
    を有することを特徴とする請求項2または3記載の煙道内の点検方法。
  5. 前記補強部材の形成工程は、前記補強材供給管を前記補強工程用の穴に挿入した後、前記補強材供給管を延ばした状態で前記補強材供給管の吐出口から補強材を吐出させながら前記補強材供給管を曲げていき前記補強材供給管の吐出口を前記煙道内の天端部に向けて前記吐出口から吐出された補強材を前記煙道内の天端部に吹き付ける工程を有することを特徴とする請求項4記載の煙道内の点検方法。
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