JP2017020674A - ノンダクト式無煙ロースター - Google Patents

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Abstract

【課題】コストが安価で、かつ長期に亘って優れた脱臭効果を持続できる新規なノンダクト式無煙ロースターの提供。
【解決手段】テーブル兼用のロースター本体10に、燃焼煙を吸引して排気口13に通過させる排気流路20を形成し、その排気流路20に、油脂分離部30と、集塵部60と、脱臭部80とを備え、その脱臭部80を、前記排気流路20を横断するように着脱自在に取り付けられる多孔質板の表面に活性炭粒子と空気触媒とを付着させた脱臭フィルター81A、81Bで構成する。これにより、吸着した臭い成分が脱臭フィルター81A、81Bに残存しなくなるため、吸着能力が飽和し難くなり、長期に亘って優れた脱臭効果を持続できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、焼肉調理などの際に煙が室内に充満しない無煙ロースターに係り、特に煙を吸引して室外に排気するための集中ダクト設備が不要なノンダクト式無煙ロースターに関するものである。
従来の無煙ロースターは、加熱調理部で発生した煙をテーブル兼用のロースター本体に吸引した後、その床下などに設置されたダクトを介して室外に排気するものであるが、この方式では、店内に集中ダクト設備を設けなくてはならないため、初期の設備投資が高くなる。これに対し、ノンダクト式の無煙ロースターの場合は、例えば以下の特許文献1乃至7などに示すように、発生した煙をロースター本体内で清浄、脱臭化できるため、高価な集中ダクト設備が不要となり、設備投資が安くなる。また、設置場所が限定されないため、レイアウトの自由度が高いという長所もある。
再公表特許WO2003/103464公報 特開2010−63790号公報 特開2008−307217号公報 特開2005−169095号公報 特開2003−259984号公報 特開2000−201826号公報 特開平5−248643号公報
ところで、従来のノンダクト式の無煙ロースターの場合は、その脱臭方法として、例えばHEPAフィルターやオゾン発生装置を用いているため、脱臭のためのコストが高くなる傾向がある。また、活性炭や活性白土、ゼオライトのような鉱物を用いて吸着する方法では、吸着能力がすぐに飽和して脱臭効果が長続きしないため、頻繁に交換やメンテナンスが必要となるといった煩わしさがある。
そこで、本発明はこれらの課題を解決するために案出されたものであり、その目的は、コストが安価で、かつ長期に亘って優れた脱臭効果を持続できる新規なノンダクト式無煙ロースターを提供することにある。
前記課題を解決するために第1の発明は、加熱調理部と排気口を有するテーブル兼用のロースター本体に、前記加熱調理部で発生した燃焼煙を吸引して前記排気口に通過させる排気流路を形成し、前記排気流路に、前記燃焼煙からなる排気中の油成分を除去する油脂除去部と、当該油脂除去部を通過した排気中の煙成分を除去する集塵部と、当該集塵部を通過した排気中の臭い成分を除去する脱臭部とを備え、前記脱臭部を、前記排気流路を横断するように着脱自在に取り付けられる多孔質板の表面に活性炭粒子と空気触媒とを付着させた脱臭フィルターで構成したことを特徴とするノンダクト式無煙ロースターである。
このような構成によれば、脱臭部が多孔質板の表面に活性炭粒子と空気触媒とを付着させた脱臭フィルターからなるため、その活性炭粒子が排気中の臭い成分を効果的に吸着すると同時に、吸着した臭い成分を空気触媒が分解することになる。これにより、吸着した臭い成分が脱臭フィルターに残存しなくなるため、吸着能力が飽和し難くなり、長期に亘って優れた脱臭効果を持続できる。また、活性炭粒子自体は安価な上に、空気触媒はそれ自体が化学反応などして減少してしまうことはないため、メンテナンスコストも低く抑えることができる。
ここで、本発明で規定する空気触媒とは、例えば鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、カリウム(K)、チタン(Ti)、水(HO)を主成分とする無機化合物からなるものをいい、具体的にはニチリンケミカル株式会社で製造販売されているセルフィール(登録商標)という製品をそのまま使用することができる。そして、この触媒による排気中の臭い成分の分解は、次のような作用によって行われると考えられる。
すなわち、この触媒に含まれるカリウム40(40K)が空気中の水分子に働きかけ、ヒドロキシルラジカル(・OH)と過酸化水素が生成される。過酸化水素からは、その触媒中の鉄やチタンなどの遷移元素が働くフェントン反応によりヒドロキシルラジカルが生成される。また、過酸化水素から生成されたヒドロペルオキシルラジカル(・OOH)や空気中の酸素を原料とする反応によりスーパーオキシドイオン(O )が生成され、このスーパーオキシドイオンも排気中の臭い成分の分解反応に寄与する。
また、この触媒は排気中に含まれる水からヒドロキシルラジカルを生み出し、同じくその排気中の酸素からスーパーオキシドイオンを生成する。そして、これらのラジカルは役割を終えれば再び水と酸素に戻り、排気と共に排気口から排出されることになる。そして、空気触媒は、その触媒作用を発揮するに際し、光触媒のような紫外線を必要としないことから、光が届き難いロースター本体内であっても排気中の酸素と水分さえあれば触媒効果を発揮し続けることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記脱臭フィルターを所定の間隔を隔てて2つ以上備えたことを特徴とするノンダクト式無煙ロースターである。このような構成によれば、2段階以上で臭い成分を吸着・分解できるため、より効果的に脱臭できる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記多孔質板は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなることを特徴とするノンダクト式無煙ロースターである。このように多孔質板を耐熱・耐食性の金属であるアルミニウムから構成することにより、優れた耐熱性・耐久性を発揮できるため、何度でも再利用することが可能となり、メンテナンスコストが安価となる。
第4の発明は、第1乃至3の発明において、前記脱臭部の下流側に、空気触媒を付着させたメッシュ体を備えたことをノンダクト式無煙ロースターである。このような構成によれば、仮に前記脱臭部で除去できなかった脱臭成分をメッシュ体に付着させた空気触媒によって分解するため、より確実に脱臭することができる。
本発明によれば、多孔質板の表面に付着させた活性炭粒子が排気中の臭い成分を効果的に吸着すると同時に、吸着した臭い成分を空気触媒が分解する。これにより、吸着した臭い成分が脱臭フィルターに残存しなくなるため、脱臭機能が飽和し難くなり、長期に亘って優れた脱臭効果を持続できる。また、活性炭粒子自体は安価な上に、空気触媒はそれ自体が化学反応などして減少してしまうことはないため、メンテナンスコストも低く抑えることができる。
本発明に係るノンダクト式無煙ロースター100の実施の一形態を示す内部構造図である。 脱臭フィルター81A、81Bの一例を示す斜視図である。 図2中A部を示す部分拡大図である。 脱臭フィルター81A、81Bの表面構造を示す拡大断面図である。 脱臭部80を示す側面図である。 脱臭部80を示す分解斜視図である。 脱臭フィルター81A、81Bを排気口13を介して交換する状態を示す概念図である。 図5中A部を示す部分拡大図である。 活性炭のみの脱臭フィルターと本発明に係る脱臭フィルター81A、81Bとの脱臭性能を示すグラフ図である。 本発明に係るノンダクト式無煙ロースター100の他の実施形態を示す側面図である。 本発明に係るノンダクト式無煙ロースター100の他の実施形態を示す内部構造図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係るノンダクト式無煙ロースター100の実施の一形態を示したものである。図示するようにこのノンダクト式無煙ロースター100は、天板11を有するテーブル兼用のロースター本体10に、加熱調理部12と排気口13を備えると共に、この加熱調理部12で発生した燃焼煙(排気)を吸引して前記排気口13から排気させるための排気流路20が設けられている。
この排気流路20には、上流側から順に、油脂除去部30と、防火ダンパー40と、グリスフィルター50と、集塵部60と、シロッコファン70と、脱臭部80とが設けられている。まず油脂除去部30は、例えばステンレス製の邪魔板を交互に配置させた構造となっており、排気中に含まれるミスト状の油粒子や調理滓などを衝突させて排気中から分離・除去するようになっている。防火ダンパー40は、スプリングで閉じる方向に付勢された弁体(図示せず)を低融点金属で開いた状態に保持した構造となっており、この排気流路20を流れる排気の温度が高温、例えば120℃〜130℃を超えたときに作動してこの排気流路20を一気に閉じることで火災などの不測の事態を回避するようになっている。
次にグリスフィルター50は、矩形枠内にステンレス製の網体を複数重ね合わせたものであり、前記油脂除去部30で除去しきれなかった排気中の油分を除去するようになっている。集塵部60は、電気集塵機からなっており、複数の放電線と集塵板との間に電界を形成するとともに放電線の周囲のガスを電離してイオンを供給することで排気中に含まれる煙霧体粒子を集塵板に捕集して排気を清浄化するようになっている。シロッコファン70は、この集塵部60の下流側に設けられており、この集塵部60より上流側の空気を強制的に吸い込んで排気口13から排気するようになっている。
脱臭部80は、図示するように上下方向に延びる排気流路20を水平に横断するように上下に位置する2枚の脱臭フィルター81A,81Bとから構成されている。この脱臭フィルター81A,81Bは、図2に示すように矩形状をした多孔質板82の周囲を金属製の枠体83で囲んだ構造となっている。この多孔質板82は、アルミニウムから構成されており、図3に示すように例えば約1mm間隔でほぼ平行に位置する複数の帯板82A、82A、82A…間にそれぞれ波状に加工されたフィン板82Bを備えた構造となっている。そして、その板厚方向に排気を通過させるようになっている。
さらに、この多孔質板82の表面、すなわちすべての帯板82a、フィン板82bの表面には、図4に示すように活性炭層84が形成されていると共に、その活性炭層84には、空気触媒粒子85が付着している。この活性炭層84は多孔質の活性炭粒子84Aが、例えば0.数mm程度の厚さで付着・堆積したものであり、排気中に含まれている臭い成分を吸着するようになっている。一方、空気触媒粒子85は、前述したように例えば鉄(Fe)、アルミニウム(Al)、カリウム(K)、チタン(Ti)、水(HO)を主成分とする無機化合物粒子からなっており、排気中の水分や酸素に働きかけて排気中の臭い成分および活性炭層83に吸着された臭い成分を分解・消臭するようになっている。
この脱臭フィルター81A,81Bは、その構造は同一であるが、図2に示すように縦L、横Wの大きさが上方に位置する脱臭フィルター81Aの方が、その下方に位置する脱臭フィルター81Bよりも約5〜10mm程度大きくなっている。すなわち、図5および図6に示すようにこの脱臭フィルター81A,81Bは、例えば縦L300〜350mm、横W270〜300mm,厚さT10〜20mm程度の大きさとなっており、上下に一定の間隔、例えば20〜30mm程度を隔てて排気流路20を水平に横断するように着脱自在に取り付けられている。
そして、図6に示すようにこれら脱臭フィルター81A,81Bは排気流路20を形成する壁面20Wの内周に沿ってそれぞれ溶接された上棚86Aと下棚86Bに、その枠体83がそれぞれ載るようにセットされている。この脱臭フィルター81A,81Bは、図7に示すようにそれぞれ排気口13から排気流路20内に順に入れられてその上方から上棚86Aと下棚86Bにそれぞれセットされる。
このとき、脱臭フィルター81A,81Bが同じ大きさであると、下棚86Bに脱臭フィルター81Bをセットできないため、脱臭フィルター81Bの大きさを上棚86Aを通過できる程度の大きさにしている。そして、この小さいほうの脱臭フィルター81Bをしっかりとセットするために、図8に示すように下棚86Bにさらに段部87を形成し、この段部87に下側の脱臭フィルター81Bが嵌め込まれるようにしてセットされる。なお、これら脱臭フィルター81A,81Bの厚さTはいずれも同じである。
次に、このような構成をした本発明に係るノンダクト式無煙ロースター100の作用を説明する。図1に示すように加熱調理部12で発生した煙は、周りの空気と共にその上端の吸気口12aから排気流路20内に連続して吸い込まれる。なお、この加熱調理部12には、ガスバーナーや着火した木炭などの加熱源や焼き網などが交換自在にセットされる。そして、排気流路20内に吸い込まれた煙は、排気となって先ず油脂除去部30に達し、これを通過する際に油分や固形物が除去されてから防火ダンパー40を介して集塵部60側に吸い込まれる。
集塵部60の入口側はグリスフィルター50で覆われているため、油脂除去部30で除去されなかった残りの油分の殆どはこのグリスフィルター50で除去される。また、油脂除去部30で除去されなかったミスト状の油分は、排気がこの油脂除去部30からグリスフィルター50側に向かってUターン状に流れる際にその慣性力によって排気流路20を区画するステンレス製の壁面に衝突することによってその殆どが排気中から分離するため、集塵部60側に吸い込まれる排気中には殆ど存在していない。
集塵部60に吸い込まれた排気は、その電気集塵作用によって煙成分の殆どが除去されて目視できない程度まで清浄化された後、シロッコファン70を介して上向き流となって脱臭部80に送られる。脱臭部80に達した排気は、上下2段の脱臭フィルター81A,81Bを順に通過する際に、その臭い成分の殆どが除去されて人の嗅覚ではほぼ感知できない程度まで無臭化される。
すなわち、前述したようにこの脱臭フィルター81A,81Bの表面には、図4に示すように活性炭層84と空気触媒85が付着・形成されているため、排気中の臭い成分が一旦、活性炭層84に吸着されると共に空気触媒85による触媒作用によって分解されて無臭化されることになる。また、臭い成分の一部は、活性炭層84に吸着されることなく、直接、空気触媒85による触媒作用によって分解されて無臭化される。そして、この脱臭部80を通過した排気は、無色・無臭化した清浄なガスとなって排気口13から排気されることになる。
図9は、脱臭フィルターによる脱臭性能とその交換時期(寿命)との関係を示したものであり、焼肉店の従業員や来客によるアンケートに基づいた調査結果によるものである。図示するように本発明に係る脱臭フィルター81A,81Bと、この脱臭フィルター81A,81Bとその基本構造は同じで、空気触媒のない活性炭のみの脱臭フィルターとの脱臭性能を比較検討したものである。
図示するように、装着初期の脱臭性能は、いずれの脱臭フィルターも100%近い脱臭性能を発揮し、ほぼ完全に無臭化できた。しかし、活性炭のみの脱臭フィルターの場合、30日前後(約1ヶ月)を過ぎた頃から一気に脱臭性能が低下し、約45日(約1ヶ月半)には、その機能を殆ど消失してしまった。これに対し、本発明の脱臭フィルター81A,81Bの場合は、約90日(約3ヶ月)を過ぎても優れた脱臭効果を発揮しており、その効果は約3倍程度まで持続した。
このように本発明に係るノンダクト式無煙ロースター100は、比較的簡単な構成で長期に亘って優れた脱臭性能を維持できるため、その製造コストやメンテナンスコストを低く抑えることができる。また、脱臭フィルター81A,81Bを所定の間隔を隔てて2つ以上設置することにより、2段階以上で臭い成分を吸着・分解できるため、より効果的に脱臭できる。
また、この脱臭フィルター81A,81Bをアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる多孔質板82で構成することにより、優れた耐熱性・耐食性・耐久性を発揮できるため、何度でも再利用することが可能となり、メンテナンスコストが安価となる。すなわち、この脱臭フィルター81A,81Bは、例えば接着用の糊を溶かした液体に多孔質板82を浸してからその表面に粉末状の活性炭粒子を層状に付着させて乾燥させた後、その表面に液状の空気触媒をスプレー噴霧することで容易に製造できる。また、アルミニウムまたはアルミニウム合金で構成することにより、軽量化も図れる。
そして、使用により、つまり油分の付着や汚れなどによってその脱臭性能が落ちてきたときには、その多孔質板82全体を洗浄液(界面活性剤)中に浸すことでその表面に付着した油分を洗浄、除去して乾燥させれば、そのまま再利用することができる。また、この洗浄作業の3〜5回に1回程度は、強力な洗浄液を用いてこの活性炭層84ごと洗浄して除去し、再度その多孔質板82の表面に活性炭粒子と空気触媒を付着させれば新品同様の脱臭効果を回復できる。この場合のコストは、作業に要する人件費を除けば、活性炭と空気触媒のみであるため、安価となる。
また、図7に示すようにこの脱臭フィルター81A,81Bの交換作業(着脱作業)は排気口13のグリル(図示せず)を外してこの排気口13から行うことができるため、簡単に行うことができるが、その他の形態として、例えばロースター本体10の排気流路20を区画する壁面に脱臭フィルター81A,81Bの断面と同じ形状の通過孔(図示せず)を形成し、この通過孔を利用したスライド方式で交換できるようにしても良い。また、この脱臭フィルター81A,81Bと上棚86A、下棚86Bおよびその周囲の壁面を一体化(ユニット化)し、このユニット(消臭ボックス)ごと交換するような方式でも良い。
また、本発明の他の実施形態として例えば図10に示すように、脱臭部80の下流側と排気口13との空間にスポンジ状の金属メッシュ体90を充填し、その金属メッシュ体90の表面に空気触媒を付着させて脱臭フィルター81A,81Bと共にこの金属メッシュ体90でも脱臭作用を行わせるように構成すれば、仮に脱臭部80で脱臭しきれなかった臭い成分があった場合にはここで分解できるため、より優れた脱臭効果を長期に亘って維持できる。
また、本実施の形態は、排気流路20の途中に油脂除去部30と、防火ダンパー40を備えた構造をした、いわゆる丸型グリルのロースターの例で示したが、図11に示すように、排気流路20の入口側にドーム状のグリスフィルター32とオイルパン33とからなる油脂除去部30と防火ダンパー40と一体的に備えた構造をした、いわゆる角型グリルのロースターでも同様な作用・効果を発揮する。
また、本実施の形態のように、2つ以上の脱臭フィルターを用いる場合には、いずれか一方を活性炭のみとし、他方を本発明に係る空気触媒付きの脱臭フィルター81A,81Bで構成しても良い。
100…ノンダクト式無煙ロースター
10…ロースター本体
13…排気口
20…排気流路
30…油脂除去部
40…防火ダンパー
50…グリスフィルター
60…集塵部
70…シロッコファン
80…脱臭部
81A、81B…脱臭フィルター
84…活性炭層
85…活性炭層
84A…活性炭粒子
85…空気触媒
86A…上棚
86B…下棚
87…段部
90…金属メッシュ体

Claims (4)

  1. 加熱調理部と排気口を有するテーブル兼用のロースター本体に、前記加熱調理部で発生した燃焼煙を吸引して前記排気口に通過させる排気流路を形成し、前記排気流路に、前記燃焼煙からなる排気中の油成分を除去する油脂除去部と、当該油脂除去部を通過した排気中の煙成分を除去する集塵部と、当該集塵部を通過した排気中の臭い成分を除去する脱臭部とを備え、前記脱臭部を、前記排気流路を横断するように着脱自在に取り付けられる多孔質板の表面に活性炭粒子と空気触媒とを付着させた脱臭フィルターで構成したことを特徴とするノンダクト式無煙ロースター。
  2. 請求項1に記載のノンダクト式無煙ロースターにおいて、
    前記脱臭フィルターを所定の間隔を隔てて2つ以上備えたことを特徴とするノンダクト式無煙ロースター。
  3. 請求項1または2に記載のノンダクト式無煙ロースターにおいて、
    前記多孔質板は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなることを特徴とするノンダクト式無煙ロースター。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のノンダクト式無煙ロースターにおいて、
    前記脱臭部の下流側に、空気触媒を付着させたメッシュ体を備えたことをノンダクト式無煙ロースター。
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