JP2017019079A - トリミング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒形ワークにおける切断面の形状品質を向上させることが可能なトリミング装置を提供する。
【解決手段】本発明のトリミング装置10によれば、ワーク内側押圧部材71のうち筒形ワーク90の底壁93に当接するワーク当接部37と内刃35を備えた内嵌合部30との間に、ワーク当接部37をワーク切断方向にスライド可能とするスライド関節38K,57を備えている。また、そのスライド関節38K,57には、ワーク当接部37を原点位置に付勢する板ばね39が備えられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、筒形ワークの開口縁を切断してトリミングを行うトリミング装置に関する。
一般に、この種のトリミング装置では、筒形ワークの内外に内嵌合部と外嵌合部とを嵌合しかつ、筒形ワークの底壁をワーク内側押圧部材とワーク外側押圧部材とで挟んだ状態にして、外嵌合部が内嵌合部に対してスライドし、それら内嵌合部と外嵌合部とに備えた内刃と外刃とにより筒形ワークの開口縁を切断する(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−292438号公報(図7,図14,段落[0033],[0036])
しかしながら、上記した従来のトリミング装置では、外嵌合部と共にワーク外側押圧部材がスライドし、筒形ワークの底壁にスライド力が作用して筒形ワークが傾き、切断面の形状品質が低下することがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、筒形ワークにおける切断面の形状品質を向上させることが可能なトリミング装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、一端有底の筒形ワークの内側に嵌合される内嵌合部と、前記筒形ワークの外側に嵌合される外嵌合部と、前記内嵌合部から突出し、前記筒形ワークの底壁を内側から押圧するワーク内側押圧部材と、前記筒形ワークの前記底壁を外側から押圧するワーク外側押圧部材と、前記筒形ワークに対する前記内嵌合部及び前記外嵌合部の嵌合方向と直交するワーク切断方向で、前記内嵌合部及び前記外嵌合部の一方を他方に対して相対移動させるためのスライド機構と、前記内嵌合部と前記外嵌合部とに設けられ、前記内嵌合部及び前記外嵌合部の一方が他方に対して相対移動したときに、互いに協働して前記筒形ワークの開口縁を切断してトリミングする内刃及び外刃と、前記ワーク内側押圧部材のうち前記筒形ワークの前記底壁に当接するワーク当接部と前記内嵌合部との間に設けられ、前記ワーク当接部が前記外嵌合部に対して相対的に静止した状態で前記内嵌合部の前記外嵌合部に対する前記ワーク切断方向への前記相対移動を許容するスライド関節とを備えたトリミング装置である。
請求項2の発明は、前記ワーク内側押圧部材に形成されて、前記ワーク切断方向と平行に配置され、前記ワーク内側押圧部材を先端側の前記ワーク当接部と基端側の支持本体部とに2分割すると共に、間に前記スライド関節を有する1対の分割面を備えた請求項1に記載のトリミング装置である。
請求項3の発明は、前記スライド関節は、前記1対の分割面の間に複数のピンを転動可能に備えたベアリング構造をなしている請求項2に記載のトリミング装置である。
請求項4の発明は、前記ワーク当接部を前記支持本体部に対する原点位置に付勢する付勢手段を備えた請求項3に記載のトリミング装置である。
請求項5の発明は、前記ワーク当接部及び前記支持本体部との間に形成されたばね収容部と、前記ばね収容部を挟んで対向する前記ワーク当接部側の対向面と前記支持本体部側の対向面とにそれぞれ形成されたスリットと、一端部が一方の前記スリット内に固定される一方、他端部が他方の前記スリット内で直動する前記付勢手段としての板ばねとを備えた請求項4に記載のトリミング装置である。
請求項6の発明は、前記板ばねを前記他方のスリットに貫通させて前記ばね収容部の反対側へと突出させると共に、その突出部分を湾曲させてフック部を形成して前記他方のスリットの開口縁に係止させた請求項5に記載のトリミング装置である。
請求項7の発明は、前記筒形ワークの前記底壁と直交する方向で前記内嵌合部を貫通する直動孔を備え、前記ワーク内側押圧部材は、前記直動孔に直動可能に挿通され、前記ワーク外側押圧部材は、前記筒形ワークの前記底壁と直交する方向に直動し、前記ワーク内側押圧部材及び前記ワーク外側押圧部材を直動させて、前記ワーク内側押圧部材と前記ワーク外側押圧部材とに前記筒形ワークの前記底壁を挟持させる直動駆動源とを備える請求項2乃至6の何れか1の請求項に記載のトリミング装置である。
請求項8の発明は、前記筒形ワークを、前記外嵌合部から離間した領域で前記外嵌合部に対する嵌合方向と直交するワーク搬送方向に搬送するワーク搬送手段と、前記ワーク搬送手段により前記筒形ワークが前記外嵌合部の同軸上のワーク待機位置に配置されたときに、前記ワーク内側押圧部材が前記筒形ワーク内に突入して前記ワーク外側押圧部材との間で前記筒形ワークを挟持しかつ前記外嵌合部への嵌合位置に移動するように前記直動駆動源を制御する制御部とを備える請求項7に記載のトリミング装置である。
請求項9の発明は、前記筒形ワークは断面長方形の角筒状をなし、その断面長方形の短辺に相当する前記筒形ワークの1対の短辺側壁をトリミングするための短辺用の前記外嵌合部、前記内嵌合部、前記ワーク外側押圧部材及び前記ワーク内側押圧部材を有する短辺用トリミングステージと、前記短辺用トリミングステージより前記ワーク搬送方向の下流側に配置され、前記断面長方形の長辺に相当する前記筒形ワークの1対の長辺側壁をトリミングするための長辺用の前記外嵌合部、前記内嵌合部、前記ワーク外側押圧部材及び前記ワーク内側押圧部材を有する長辺用トリミングステージとを備え、前記短辺用トリミングステージと前記長辺用トリミングステージとの少なくとも一方に前記スライド関節が設けられている請求項8に記載のトリミング装置である。
請求項10の発明は、前記トリミング装置全体に対して前記外嵌合部が前記ワーク切断方向で固定され、前記筒形ワークが前記外嵌合部により前記ワーク切断方向で一定位置に保持される請求項1乃至9の何れか1の請求項に記載のトリミング装置である。
[請求項1,2,3,7及び8の発明]
請求項1のトリミング装置によれば、ワーク内側押圧部材のうち筒形ワークの底壁に当接するワーク当接部と内嵌合部との間に備えたスライド関節によって、ワーク内側押圧部材から筒形ワークの底壁に付与されるスライド力が抑えられる。これにより、筒形ワークの外嵌合部内における傾きを抑えた状態でトリミング処理を行うことができ、筒形ワークの切断面の形状品質を向上させることができる。
ここで、ワーク内側押圧部材は、内嵌合部と一体にしてもよいし、別体にしてもよい。別体とした場合、請求項7の発明のように、内嵌合部を貫通する直動孔を設け、その直動孔にワーク内側押圧部材を挿通して内嵌合部とは別個に直動させてワーク外側押圧部材との間で筒形ワークの底壁を挟持することができる。また、請求項8の発明のように、ワーク内側押圧部材及びワーク外側押圧部材を、筒形ワークを外嵌合部内に嵌合させるための手段として利用することもできる。
スライド関節に関しては、ワーク内側押圧部材と内嵌合部とを別体とし、上記した直動孔をワーク切断方向に延びた長孔形状にして、その直動孔内でワーク内側押圧部材がワーク切断方向に相対移動できる構造にスライド関節を構成してもよいし、請求項2のトリミング装置のように、ワーク内側押圧部材をワーク当接部と支持本体部とに2分割して1対の分割面を形成し、それら1対の分割面の間にスライド関節を設けてもよい。その場合、例えば、1対の分割面を摺動メタルで覆ってスムーズに摺動する構成としてもよいし、請求項3の発明のように、1対の分割面の間に複数のピンを備えたベアリング構造にしてもよい。
[請求項4,5及び6の発明]
請求項4のトリミング装置のように、ワーク当接部を支持本体部に対する原点位置に付勢する付勢手段を備えれば、筒形ワークの底壁に対するワーク当接部と当接位置が一定になる。その付勢手段としては、ワーク切断方向に延びたコイルばねであってもよいし、板ばねであってもよい。付勢手段を板ばねとした場合、請求項5の構成のように、ワーク当接部及び支持本体部との間にばね収容部を形成すると共に、ばね収容部を挟んで対向する対向面にスリットを形成し、板ばねの一端部を一方のスリット内に固定する一方、板ばねの他端部を他方のスリット内で直動可能に挿通すれば、ワーク当接部の支持本体部に対するスライド方向を、板ばね自体で板ばねの撓み方向に限定することができる。また、請求項6の構成によれば、板ばねの平坦な部分の曲げ弾性だけではなく、板ばねの先端の湾曲したフック部の変形に伴う弾性も利用することができる。
[請求項9の発明]
請求項9の構成のように、筒形ワークは断面長方形の角筒状をなし、その筒形ワークの1対の短辺側壁をトリミングするための短辺用トリミングステージと、筒形ワークの1対の長辺側壁をトリミングするための長辺用トリミングステージとを備えている場合、それら短辺用トリミングステージと長辺用トリミングステージとの何れか一方にスライド関節を設けてもよいし、両方に設けても良い。一方のトリミングステージのみにスライド関節を設ける場合には、長辺用トリミングステージの方が筒形ワークが傾き易いので、長辺用トリミングステージ側にスライド関節を設けることが好ましい。
[請求項10の発明]
請求項10の構成では、トリミング装置全体に対して外嵌合部がワーク切断方向で固定され、筒形ワークが外嵌合部によりワーク切断方向で一定位置に保持されるので、ワークの姿勢が安定し、筒形ワークの切断面の形状品質を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る筒形ワークの斜視図 トリミング装置の斜視図 短辺用トリミングステージの斜視図 短辺用トリミングステージにおけるトリミング装置の側断面図 図4のA−A切断面におけるトリミング装置の断面図 短辺用トリミングステージにおけるトリミング装置の側断面図 ダイとスライドカッタの斜視図 ダイとスライドカッタの側断面図 短辺用トリミングステージにおけるトリミング装置の正断面図 押上ブロックの側断面図 押上ブロックの一部破断の平面図 押上ブロックの正断面図 長辺用トリミングステージにおけるトリミング装置の側断面図 長辺用トリミングステージにおけるトリミング装置の側断面図 長辺用トリミングステージにおけるトリミング装置の正断面図 図13のB−B切断面におけるトリミング装置の断面図 ダイとスライドカッタの正断面図 ダイとスライドカッタの正断面図 押上ブロックの一部破断の平面図 押上ブロックの側面図 押上ブロックの正断面図 変形例に係るトリミング装置の側断面図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図21に基づいて説明する。図1の左端には、本実施形態のトリミング装置10(図2参照)でトリミングされる筒形ワーク90が示されている。この筒形ワーク90は、一端有底、他端開放の角筒状をなし、平断面形状が長方形になっていて、その長方形の短辺部分に位置する1対の短辺側壁91,91と、長辺部分に位置する1対の長辺側壁92,92と、底壁93とを有する。また、筒形ワーク90は、例えば図示しないトランスファプレス機により板金を複数回に亘って絞り成形して製造される。このため筒形ワーク90は、短辺側壁91及び長辺側壁92の開口側端面が湾曲した形状(図示せず)になっていたり、底壁93から短辺側壁91及び長辺側壁92の開口側端面までの高さがばらついたりしていることがある。これに対し、筒形ワーク90を予め決められた高さに統一しかつ短辺側壁91及び長辺側壁92の開口側端面を略平坦にするために、本発明に係るトリミング装置10にて筒形ワーク90の開口縁がトリミングされる。
トリミング装置10において、筒形ワーク90は、例えば開口94を下に向けた状態で1対の長辺側壁92,92の対向方向に水平移動され、図1の中央に示すように、1対の短辺側壁91,91の開口縁が切断されてから、次いで1対の長辺側壁92,92の開口縁が切断される。これにより、筒形ワーク90は、図1の右端に示すように、予め定められた一定の高さで、短辺側壁91及び長辺側壁92の開口側端面が互いに略面一(正確には、0.05[mm]以下の僅かな段差を有する)となるようにトリミングされる。
以下の説明において、筒形ワーク90の1対の短辺側壁91,91が対向する方向を、筒形ワーク90及びトリミング装置10の前後方向H1、1対の長辺側壁92,92が対向する方向を、筒形ワーク90及びトリミング装置10の横方向H2ということとする。
図2に示すように、トリミング装置10は、筒形ワーク90の短辺側壁91,91をトリミングする短辺用トリミングステージ20と、長辺側壁92,92をトリミングする長辺用トリミングステージ50とを横方向H2に並べて備えると共に、短辺用トリミングステージ20、長辺用トリミングステージ50の順に筒形ワーク90を搬送するトランスファー装置11(本発明の「ワーク搬送手段」に相当する)を有する。
トランスファー装置11は、前後方向H1で対向しかつ横方向H2に延びた1対のレール部材13,13に、3対の挟持部材12が組み付けられた構造をなし、例えば、短辺用及び長辺用のトリミングステージ20,50における後述の外嵌合部21の上方に配置されている。また、各対の挟持部材12,12は、1対のレール部材13,13に分けて固定されて前後方向H1で対向すると共に、互いの対向面に上下に延びた角溝12A,12Aを有する。そして、それら角溝12A,12Aに筒形ワーク90の前後の両端部が嵌合する。また、横方向H2においては、挟持部材12が等間隔に配置され、それら挟持部材12の間隔と同じ長さのストローク(以下、「横ストローク」という)でレール部材13,13が横方向H2に往復動すると共に、レール部材13,13同士を互いに接離させる開閉動作を繰り返して、以下のように筒形ワーク90を横方向H2に間欠的に搬送する。
即ち、トランスファー装置11では、レール部材13,13が開いた状態で横ストロークの一端(以下、これを「始端」といい、その反対を「終端」という)に配置されたときに、始端側の1対の挟持部材12,12の間に位置する部分がワーク受取部P1になっている。そして、例えば、トランスファプレス機からワーク受取部P1に筒形ワーク90が供給される。すると、レール部材13,13が閉じ、筒形ワーク90が始端側の1対の挟持部材12,12の角溝12A,12Aに収まった状態で挟持され、レール部材13,13が横ストロークの終端に移動する。これにより、筒形ワーク90が短辺用トリミングステージ20の外嵌合部21の真上に移動する。この状態で、短辺用トリミングステージ20に設けられた後述のワーク外側押圧部材70とワーク内側押圧部材71によって筒形ワーク90が上下方向から挟持され、レール部材13,13が開く。そして、レール部材13,13が横ストロークの始端に移動して初期状態に戻り、以下、同様の動作を繰り返す。これにより、筒形ワーク90が、ワーク受取部P1から、短辺用トリミングステージ20、長辺用トリミングステージ50、そしてワーク排出部P2へと間欠的に搬送される。
図2及び図3には、短辺用トリミングステージ20の構造が簡略化して示され、図4〜図12には短辺用トリミングステージ20の詳細構造が示されている。図3に示すように、短辺用トリミングステージ20には、筒形ワーク90に嵌合される内嵌合部30と外嵌合部21とが備えられている。外嵌合部21は、前後方向H1で対向しかつ上下方向に延びた1対の支持角柱22,22を有し、それら支持角柱22,22がダイ23の上面に重ねられた状態に取り付けられている。また、両支持角柱22,22の互いの対向面には、上下方向に延びた角溝22A,22Aが形成されている。そして、図4及び図5に示すように、筒形ワーク90の前後方向H1の両端部が、支持角柱22の角溝22A,22Aに上方から嵌合される。
なお、各角溝22Aの上端部内面は、上方に向かうに従って前後方向H1と横方向H2の両方向に徐々に広くなるように傾斜している。
図5に示すように、ダイ23は、前後方向H1に延びた平板部23Hの下面両側縁部に、図9に示した1対の桁部23J,23Jを備えた構造をなし、桁部23J,23Jの下面を支持ブロック29の上面に当接させた状態にして固定されている。そして、図5に示すように、前述の支持角柱22,22が、平板部23Hの上面の横方向H2中央で、前後方向H1の両端寄り位置に配置されている。また、平板部23Hのうち前後方向H1で支持角柱22,22に挟まれた部分には、筒形ワーク90の下端部を受容して前後及び横方向H2で位置決めするワーク下端受容孔23Kが形成されている。さらに、平板部23Hの下面における前後方向H1の両端部には、1対ずつの対向突壁23T,23T(図5,図9参照)が設けられている。それら対向突壁23T,23Tは、前後方向H1に延びかつ桁部23Jと同じ高さをなして、支持ブロック29の上面に突き当てられている。
図7には、前後方向H1の一端側に配置された1対の対向突壁23T,23Tを下方から見上げた状態が示されている。これら1対の対向突壁23T,23Tのうち横方向H2で対向する対向面同士の間隔は、筒形ワーク90(図1参照)の内面のうち横方向H2で対向する対向面同士の間隔より僅かに小さくなっている。そして、ワーク下端受容孔23Kの内面のうち前後方向H1の両端に位置した部分と平板部23Hの下面とが交差してなる水平なエッジ部が第1外刃25Aをなしている。また、第1外刃25Aの両側で下方に延びた対向突壁23T,23Tのエッジ部が1対の第2外刃25B,25Bをなし、それら第1外刃25Aと第2外刃25Bとにより本発明に係る外刃25が構成されている。
横方向H2で対向した対向突壁23T,23Tの間には、ガイド角材23Gが取り付けられている。図4に示すように、ガイド角材23Gは、対向突壁23T,23Tの間で前後方向H1の延びた角柱体におけるワーク下端受容孔23K側の一端に傾斜面を備えた構造をなしている。それら両ガイド角材23G,23Gの傾斜面は、下方に向かって互いに離れるように傾斜していて、外刃25から離れた位置に配置されている。そして、各ガイド角材23Gの傾斜面よりワーク下端受容孔23K側が、外刃25と後述する内刃35とによって筒形ワーク90から切り離されたスクラップを排出するための排出路23Bになっている。また、支持ブロック29のうち各排出路23Bの下方には、スクラップを支持ブロック29の下方に排出するための排出溝29Bが形成されている。
図9に示すように、ダイ23の平板部23Hと支持ブロック29と1対の桁部23J,23Jとに上下と両横の四方を囲まれた領域には、スライドカッタ32と1対の補助スライダ31,31とからなる可動ユニット32Kが前後動可能に収容されている。具体的には、スライドカッタ32は、筒形ワーク90の下端部内側に丁度嵌合する形状をなしかつ、平板部23Hと支持ブロック29との間に収まる高さになっている。また、1対の補助スライダ31,31は、前後方向H1においてスライドカッタ32より僅かに小さくなっている。そして、補助スライダ31,31がスライドカッタ32の両側面に固定され、スライドカッタ32の前後方向H1の両端部が補助スライダ31,31から僅かに前後に突出している。また、補助スライダ31,31の上面のうちスライドカッタ32に沿った縁部は、段付き状に陥没していて、スライドカッタ32に嵌合した筒形ワーク90が補助スライダ31と干渉しないようになっている。そして、これらスライドカッタ32と1対の補助スライダ31,31とからなる可動ユニット32Kが、1対の桁部23J,23Jによって横方向H2の移動を規制されかつ、支持ブロック29と平板部23Hとによって上下方向の移動を規制されて、前後方向H1にのみ直動するスライド機構29Kが構成されている。なお、可動ユニット32Kは、例えば、補助スライダ31,31における前後方向の一端面に連結された図示しないシャフトを通して図示しない駆動源(サーボモータ、エアアクチュエータ等)からの直動用の動力を受けるようになっている。
スライドカッタ32の上面からは内嵌合ブロック33が起立している。内嵌合ブロック33は、筒形ワーク90内に嵌合可能になっていて、この内嵌合ブロック33の平面形状は、スライドカッタ32の平面形状に比べて前後方向H1で僅かに小さくなっている。そして、内嵌合ブロック33とがスライドカッタ32に例えば図示しないボルトで固定されて内嵌合部30が構成され、その内嵌合部30がスライド機構29Kによって前後方向H1に直動可能に支持されている。
スライドカッタ32のうち前後方向H1の両端部には、内刃35が備えられている。具体的には、図7に示すようにスライドカッタ32のうち上面と前後方向H1の端面とが交差してなる水平なエッジ部が第1内刃35Aをなすと共に、第1内刃35Aの両側で垂直に延びたエッジ部が1対の第2内刃35B,35Bをなし、それら第1内刃35Aと第2内刃35Bとにより本発明に係る内刃35が構成されている。
図4に示すように筒形ワーク90は内嵌合部30に上方から嵌合されて、図8に示すように筒形ワーク90の両短辺側壁91,91における下端寄り位置が、外刃25と内刃35との間にそれぞれ挟まれる。この状態で支持ブロック29と共に内嵌合部30が前後方向H1に往復動すると、図1の中央に示すように、筒形ワーク90の1対の短辺側壁91,91における下端寄り位置より下側が切除され、その際、生じたスクラップが排出路23B、排出溝29Bを通して排出される。
図6に示すように、内嵌合部30における前後方向H1の両端寄り位置には、1対の直動孔33A,33Aが上下に貫通し、支持ブロック29における直動孔33A,33Aの延長線上には、直動孔33Aより内径が大きな貫通孔29C,29Cが上下に貫通している。そして、1対の押上シャフト34,34が1対の直動孔33A,33A及び貫通孔29C,29Cが挿通されかつ、直動孔33A,33Aに直動可能に支持されている。また、押上シャフト34,34の下端部には、回転直動変換機構48を介してワーク位置決用サーボモータ49(以下、単に「サーボモータ49」という)の出力軸が連結されている。そして、押上シャフト34の直動位置がサーボモータ49に接続されたコントローラ79(本発明の「制御部」に相当する)によって制御される。
押上シャフト34,34のうち常に支持ブロック29と回転直動変換機構48との間に位置する部分には、スライド継手47が備えられている。スライド継手47は、上下方向で対向したスライド部材47A,47Bの間に複数のコロ(図示せず)を収容して備えると共に、スライド部材47A,47Bが図示しないスライド係合機構によって前後方向H1のみにスライドできるように連結されている。
図6に示すように、押上シャフト34,34の上端部は共に押上ブロック38に連結され、これら押上シャフト34,34と押上ブロック38とから本発明に係るワーク内側押圧部材71が構成されている。押上ブロック38は、内嵌合ブロック33の1/3程度の高さを有し、内嵌合ブロック33と略同一の平断面形状をなしている。また、押上ブロック38は、上端寄り位置で本発明に係るワーク当接部37と支持本体部36とに2分割され、それらワーク当接部37と支持本体部36との間に本発明に係るスライド関節38Kが備えられている。
具体的には、支持本体部36には、下面から上下方向の中間位置に亘って1対の取付孔36A,36Aが形成されている。また、支持本体部36の上下の両端部には、前面及び後面から水平に延びて各取付孔36Aに連通する螺子孔36B,36Bが形成されている。そして、図10に示すように、押上シャフト34の先端部が取付孔36Aに差し込まれ、螺子孔36B,36Bに螺合したセットネジB1によって抜け止めされている。
図6に示すように、ワーク当接部37の上面には、長手方向の中央に、第1凹部37Aが形成されている。また、図11に示すように、第1凹部37Aの底部には、前後方向H1に延びた長孔37Bが形成され、支持本体部36には、長孔37Bに対応した螺子孔36Cが形成されている。そして、ボルトB2が長孔37Bを通して螺子孔36Cに螺合され、ボルトB2のヘッド部Hが第1凹部37A内に受容されている。詳細には、ボルトB2のうちヘッド部Hを除いた部分は、ヘッド部H側の端部が円柱部Eをなし、残りが円柱部Eより細い螺子部Jになっている。そして、螺子部Jが螺子孔36Cに螺合して円柱部Eが支持本体部36の上面に突き当てられ、ヘッド部Hと第1凹部37Aの底面との間に、僅かなクリアランスが形成されると共に、円柱部Eの外周面と長孔37Bの内側面との間にも僅かなクリアランスが形成されている。これにより、ワーク当接部37が支持本体部36に対して前後方向H1にスライドする。
ワーク当接部37が支持本体部36に対してスムーズにスライド可能となるようにするために、ワーク当接部37と支持本体部36との間には複数のピン40が回転可能に収容されている。それらピン40を収容するために、支持本体部36の上面36K(本発明の「分割面」に相当する)には、両端寄り位置にそれぞれピン群受容部36F,36Fが陥没形成されている。また、各ピン群受容部36Fは、図11に示すように、平面形状が前後方向H1に延びた長方形をなしている。そして、各ピン群受容部36F内に、区画盤41が収容されている。
区画盤41は、図12に示すように、板金を断面M字形に折り曲げてなり、その平面形状はピン群受容部36Fに対応した長方形をなしている。また、図11に示すように、区画盤41には、横方向H2の延びた長方形の複数のピン収容孔41Aが前後方向H1に間隔を空けて平行に並べられ、それら複数のピン収容孔41Aに複数のピン40が収容されている。各ピン40の中心軸は横方向H2を向いていて、図10に示すように、ピン40の直径は、ピン群受容部36Fの深さより大きくなっている。また、ワーク当接部37の下面37K(本発明の「分割面」に相当する)には、ピン群受容部36Fと対向する位置に僅かに陥没したピン群受容部37Eが形成されている。そして、ピン40群の上部がピン群受容部37Eの内面に下方から当接し、ワーク当接部37の下面37Kが支持本体部36の上面36Kから僅かに浮いた状態に保持されている。これにより、上述したように、ワーク当接部37が支持本体部36に対してスムーズにスライドすることができる。
ワーク当接部37と支持本体部36との間には1対の板ばね39,39(本発明の「付勢手段」に相当する)が差し渡されていて、ワーク当接部37が支持本体部36に対して任意の位置にスライドしても原点位置(例えば、ワーク当接部37の平面形状の図心と支持本体部36の平面形状の図心とが上方から見て重なる位置)に復帰すようになっている。具体的には、図6に示すように、ワーク当接部37の上面には、第1凹部37Aの前側と後側とに第2凹部37C,37Cが形成され、それら各第2凹部37Cの底部には、図11に示すように、平面形状が横長となったスリット37Dが形成されている。
また、図10に示すように、支持本体部36のうち第2凹部37Cの下方となる位置には、支持本体部36の上面36Kから上下方向の中間位置に亘ってばね収容部36Dが形成され、そのばね収容部36Dの底部にもスリット36Eが形成されている。一方、板ばね39には、その上端部を半円状に湾曲させてフック部39Aが形成されている。そして、板ばね39の下端部が、下側のスリット36Eに例えば接着剤等により固定されると共に、板ばね39の上端寄り位置が上側のスリット37Dに直動可能に挿通され、さらに、フック部39Aが第2凹部37Cに底面に係止している。これにより、ワーク当接部37が外力を受けてスライドすると、板ばね39がばね収容部36Dの内部で傾斜しかつフック部39Aの一部が上側のスリット37Dに引き込まれるように弾性変形して、その弾発力によってワーク当接部37が原点位置に付勢される。
図2に示すように、短辺用トリミングステージ20のうち押上ブロック38の上方には、本発明に係るワーク外側押圧部材70が設けられている。ワーク外側押圧部材70は、上下方向に延びた1対の押下シャフト28,28の下端部を押下ブロック27に固定してなる。押下シャフト28,28は、押上シャフト34,34の延長線上に延び、押下ブロック27は、押上ブロック38と同じ平面形状をなしている。また、図4に示すように、押下シャフト28の上端部は、エアシリンダ28Cを本発明に係る従動駆動源として備えた直動機構28Kに連結され、エアシリンダ28Cへの圧縮エアーの送給路に備えられた電磁バルブ28Vは、前記したコントローラ79によってオンオフ制御されるようになっている。
短辺用トリミングステージ20の構成に関する説明は以上である。次に、短辺用トリミングステージ20の動作について説明する。図2に示すように、筒形ワーク90は、前述したようにトランスファー装置11における始端側の1対の挟持部材12,12に挟持されて短辺用トリミングステージ20の外嵌合部21の上方に搬送される。すると、ワーク内側押圧部材71が上昇する一方、ワーク外側押圧部材70が降下して、それらの間で筒形ワーク90の底壁93が挟持される。次いで、1対の挟持部材12,12の間が開いてからワーク内側押圧部材71が降下し、これに従動してワーク外側押圧部材70も降下して、図9に示すように、筒形ワーク90がワーク内側押圧部材71及びワーク外側押圧部材70に挟持された状態で外嵌合部21の内側に嵌合されていく。
そして、サーボモータ49の回転位置が、コントローラ79にNCデータとして設定されている所定位置に至ったところでサーボモータ49が停止する。即ち、サーボモータ49により筒形ワーク90が上下方向における所定位置に位置決め制御され、図8に示すように、筒形ワーク90の短辺側壁91,91における開口縁が外刃25と内刃35との間に配置される。その状態で、内嵌合部30が前後に往復動する。これにより、図1の中央に示すように筒形ワーク90の短辺側壁91の開口縁が水平に切断されて第1の切断面95が形成されると共に、第1の切断面95の両端部から下方に延びた1対の縦切断面96,96が形成されて、短辺側壁91,91の端部が四角形に切除される。
ここで、上記した切断処理が行われる際に、内嵌合部30と共にワーク内側押圧部材71も筒形ワーク90に対してワーク切断方向に移動するが、図4に示すように、ワーク内側押圧部材71のうち筒形ワーク90に対して移動する部分と、筒形ワーク90に当接している部分(ワーク当接部37)との間にはスライド関節38Kが備えられているので、ワーク内側押圧部材71から筒形ワーク90の底壁93に付与されるスライド力が抑えられ、外嵌合部21内における筒形ワーク90の傾きを抑えられる。また、図6に示すように、ワーク内側押圧部材71のうちサーボモータ49からの動力が伝達される回転直動変換機構48との間にはスライド継手47が備えられているので、回転直動変換機構48全体をスライドさせずに済み、可動部分の軽量化が図られる。
上記した切断処理が終了するとワーク内側押圧部材71が上昇し、それに従動してワーク外側押圧部材70が上昇する。このとき、トランスファー装置11のレール部材13,13は横ストロークの始端に位置していて、短辺用トリミングステージ20の外嵌合部21の上方には、トランスファー装置11のうち始端側から2番目の1対の挟持部材12,12が配置されている。そして、それら1対の挟持部材12,12に筒形ワーク90が挟持され、ワーク内側押圧部材71が降下する一方、ワーク外側押圧部材70が上昇し、さらに、レール部材13,13が横ストロークの終端に移動して、筒形ワーク90が長辺用トリミングステージ50の外嵌合部21の上方へと搬送される。このとき、筒形ワーク90に当接していたワーク内側押圧部材71のワーク当接部37が原点位置からずれていたとしたら、板ばね39,39の弾発力によって原点位置に復帰する。
短辺用トリミングステージ20の構成及び動作に関する説明は以上である。次に、図13〜図21を参照して、長辺用トリミングステージ50のうち短辺用トリミングステージ20と異なる構成に関してのみ説明する。なお、短辺用トリミングステージ20と同一の構成に関しては同一の符号を付して重複した説明は省略する。
図13に示すように、長辺用トリミングステージ50のダイ23では、1対の桁部23J,23Jが前後方向H1に対向配置されている。また、このダイ23では、図15に示すように、ワーク下端受容孔23Kの内面のうち横方向で対向する部分と平板部23Hの下面とが交差してなる1対のエッジ部が本発明に係る外刃52,52になっている。
長辺用トリミングステージ50のスライドカッタ54は、全体が平板状をなしている。そして、スライドカッタ54が、1対の桁部23J,23Jと支持ブロック29と平板部23Hとに横方向H2のみに直動可能に支持されたスライド機構29Kが構成されている。なお、スライドカッタ54は、横方向H2に直動するための動力を、横方向H2の一端面に接続された図示しないシャフトを通して図示しない駆動源から受けている。
図15及び図16に示すように、スライドカッタ54は、前後方向H1に延びかつ上下に貫通した1対の側壁受容溝54A,54Aを備え、スライドカッタ54のうち1対の側壁受容溝54A,54Aに挟まれた部分がカッタ本体54Hになっている。
図15に示すように、内嵌合ブロック33は、カッタ本体54Hの上面に固定され、それらカッタ本体54Hと内嵌合ブロック33とから本発明に係る内嵌合部30が構成されている。また、内嵌合ブロック33は、横方向H2においてカッタ本体54Hより僅かに小さくなっている。そして、カッタ本体54Hのうち内嵌合ブロック33から露出した上面と、両側壁受容溝54A,54A内に位置して横方向H2に並んだ1対の内側面とが交差してなるエッジ部が本発明に係る1対の内刃55,55になっている。
図14に示すように、長辺用トリミングステージ50の押上シャフト34,34に備えられたスライド継手47,47は、前述した短辺用トリミングステージ20のスライド継手47,47(図6参照)と同じ構造を有するが、短辺用トリミングステージ20のスライド継手47が前後方向H1にスライドするのに対し、長辺用トリミングステージ50のスライド継手47は横方向H2にスライドする。
また、長辺用トリミングステージ50の押上ブロック38に備えたスライド関節57は、短辺用トリミングステージ20のスライド関節38Kと異なる構造を有し、横方向H2にスライドする。即ち、図19に示すように、長辺用トリミングステージ50の押上ブロック38のワーク当接部37に形成された長孔37Bは、その長手方向が横方向H2に向けられている。また、支持本体部36の上面に形成されている複数のピン群受容部36Fは、横方向H2に長い長方形をなし、各ピン群受容部36Fに収容された区画盤41は、複数のピン収容孔41Aを横方向H2に並べて備えている。そして、各ピン収容孔41Aにそれぞれピン40が収容され、それらピン40の中心軸が前後方向H1に向けられている。これにより、長辺用トリミングステージ50では、スライド関節57によりワーク当接部37が支持本体部36に対して横方向H2にスライドする。
長辺用トリミングステージ50の押上ブロック38に備えたスリット37D,36Eは、平面形状が前後に長くなっていて、それらスリット37D,36Eに板ばね39が挿通されている。これにより、支持本体部36に対して横方向H2にスライドしたワーク当接部37を板ばね39の弾発力にて原点位置に戻すことができる。
なお、図19に示すように、長辺用トリミングステージ50では、ばね収容部36Dの断面が長円形の縦孔構造をなしている。そして、図21に示すように、支持本体部36の一側面に形成された側面凹部36Rによってばね収容部36Dの底面の半分が開口している。また、側面凹部36Rには閉塞ブロック36Mが嵌合され、ばね収容部36Dの底面の開口が閉塞されている。さらには、閉塞ブロック36Mにはザグリ孔36Zが形成され、そこに通したボルトB3が側面凹部36Rの底面に形成された螺子孔36Nに螺合されている。そして、閉塞ブロック36Mに形成された溝と側面凹部36Rの底面との間にスリット36Eが形成され、板ばね39に形成されたボルト挿通孔39BにボルトB3が通されて板ばね39がスリット36Eに抜け止めされている。
長辺用トリミングステージ50の構成に関する説明は以上である。次に、長辺用トリミングステージ50の動作について説明する。前述したように、短辺用トリミングステージ20で短辺側壁91,91のトリミング処理を終えた筒形ワーク90は、トランスファー装置11により長辺用トリミングステージ50における外嵌合部21の上方に搬送される。すると、短辺用トリミングステージ20の場合と同様に、長辺用トリミングステージ50のワーク内側押圧部材71及びワーク外側押圧部材70(図13参照)が筒形ワーク90を挟持して外嵌合部21内に嵌合させて、サーボモータ49により筒形ワーク90が上下方向における所定位置に位置決め制御される。そして、筒形ワーク90のうち短辺側壁91,91の切断面(第1の切断面95)より突出した長辺側壁92,92の下端部が、図17に示すようにスライドカッタ54の側壁受容溝54A,54Aに突入した状態になり、その長辺側壁92,92の下端寄り位置が内刃55と外刃52との間に配置される。
このとき、本実施形態のトリミング装置10では、スライドカッタ54の上面、即ち、内刃55,55の上面と、筒形ワーク90のうち先に切断された短辺側壁91,91の第1の切断面95(図1参照)との間に0.05[mm]以下のクリアランスが形成された状態になるように、サーボモータ49の制御データが設定されている。そして、その状態で、内嵌合部30が横方向H2に往復動し、図18に示すように、長辺側壁92,92の下縁部が切断されて、長辺側壁92の開口側端部に第2の切断面97(図1参照)が形成され、筒形ワーク90の開口縁全体がトリミングされた状態になる。そして、ワーク内側押圧部材71及びワーク外側押圧部材70が上昇して筒形ワーク90がトランスファー装置11のうち終端側の1対の挟持部材12,12に受け渡され、ワーク排出部P2へと搬送される。
また、上記した切断処理が行われる際に、内嵌合部30と共にワーク内側押圧部材71も筒形ワーク90に対してワーク切断方向に移動するが、図13及び図14に示すように長辺用トリミングステージ50においても、短辺用トリミングステージ20の場合と同様に、ワーク内側押圧部材71にスライド関節57、板ばね39及びスライド継手47が備えられているので短辺用トリミングステージ20と同様の作用効果を奏する。
上述したように本実施形態のトリミング装置10によれば、ワーク内側押圧部材71のうち筒形ワーク90の底壁93に当接するワーク当接部37と内嵌合部30との間に備えたスライド関節38K,57によって、ワーク内側押圧部材71から筒形ワーク90の底壁93に付与されるスライド力が抑えられる。これにより、筒形ワーク90の外嵌合部21内における傾きを抑えた状態でトリミング処理を行うことができ、筒形ワーク90の切断面の形状品質を向上させることができる。また、スライド関節38K,57は、ワーク当接部37を原点位置に付勢する板ばね39を備えているので、筒形ワーク90の底壁93に対するワーク当接部37と当接位置が一定になる。さらには、トリミング装置10全体に対して外嵌合部21がワーク切断方向で固定され、筒形ワーク90が外嵌合部21によりワーク切断方向で一定位置に保持されるので、筒形ワーク90をスライドさせてトリミング処理を行うものに比べて、筒形ワーク90の姿勢が安定し、この点においても筒形ワーク90の切断面の形状品質を向上させることができる。
また、サーボモータ49による位置制御にて、筒形ワーク90における切断位置を任意の位置に容易に調整又は変更することができる。即ち、サーボモータ49による位置制御にてワーク内側押圧部材71の停止位置を設定変更することで、筒形ワーク90の短辺側壁91及び長辺側壁92の切断面を面一にすることもできるし、短辺側壁91の切断面と長辺側壁92の切断面とをずらすこともできるし、筒形ワーク90全体の高さを変更することもできる。さらには、ワーク内側押圧部材71及びワーク外側押圧部材70を、筒形ワーク90における切断位置の調整のみならず、筒形ワーク90を外嵌合部21内に嵌合させるための手段としても利用することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、上下に直動するワーク内側押圧部材71が内刃35を有する内嵌合部30と共に外嵌合部21に対してワーク切断方向にスライドする構成になっていたが、例えば、ワーク内側押圧部材71の押上シャフト34,34が貫通した直動孔33A,33Aをワーク切断方向に延びた長孔形状にして、内嵌合部30のみが外嵌合部21に対してスライドする構成としてもよい。
(2)また、図22に示すように内嵌合ブロック33と、その内嵌合ブロック33を下方から支持するブロック29Vとをワーク切断方向で固定し、内嵌合ブロック33の外側に嵌合した枠状のスライドカッタ32Vのみがワーク切断方向でスライドする構成としてもよい。なお、この場合、スライドカッタ32Vのみが本発明に係る「内嵌合部」に相当し、そのスライドカッタ32Vの内側部分が本発明に係る「直動孔」に相当することになる。
(3)また、例えば、上述の特開2002−292438号公報の図7及び図14に開示されているもののように、筒形ワークの底壁の内面に当接するワーク内側押圧部材と内刃を有する内嵌合部とが一体に上下動するものにおいて、ワーク内側押圧部材の先端寄り位置に分割面を形成してそこに本発明に係るスライド関節を設けてもよい。このようにしても、筒形ワークの傾きを抑えて、切断面の形状品質を向上させることができる。
(4)前記実施形態では、短辺用と長辺用の両トリミングステージ20,50にスライド関節38K,57が設けられていたが、何れか一方のトリミングステージ20,50のみにスライド関節を設け、スライド関節を有しないトリミングステージでは、押上ブロック38が筒形ワーク90の底壁93の内面に摺接する構成としてもよい。また、一方のトリミングステージのみにスライド関節を設ける場合には、長辺用トリミングステージの方が筒形ワークが傾き易いので、長辺用トリミングステージにスライド関節を設けることが好ましい。
(5)前記実施形態では、ワーク切断方向においてダイ23と共に筒形ワーク90が固定され、スライドカッタ32がスライドする構成であったが、それとは逆に、ダイ23と共に筒形ワーク90がスライドし、スライドカッタ32が固定されていてもよい。
(6)前記実施形態の筒形ワーク90は断面長方形であったが、断面正方形、断面楕円形、断面長円形、断面多角形等の筒形ワークの開口縁をトリミングするトリミング装置に本発明を適用してもよい。
10 トリミング装置
20 短辺用トリミングステージ
21 外嵌合部
25 外刃
28C エアシリンダ(従動駆動源)
29K スライド機構
30 内嵌合部
35 内刃
37 ワーク当接部
38K,57 スライド関節
39 板ばね
49 ワーク位置決用サーボモータ
50 長辺用トリミングステージ
52 外刃
55 内刃
70 ワーク外側押圧部材
71 ワーク内側押圧部材
90 筒形ワーク
91 短辺側壁
92 長辺側壁
93 底壁
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、一端有底の筒形ワークの内側に嵌合される内嵌合部と、前記筒形ワークの外側に嵌合される外嵌合部と、前記内嵌合部から突出し、前記筒形ワークの底壁を内側から押圧するワーク内側押圧部材と、前記筒形ワークの前記底壁を外側から押圧するワーク外側押圧部材と、前記筒形ワークに対する前記内嵌合部及び前記外嵌合部の嵌合方向と直交するワーク切断方向で、前記内嵌合部及び前記外嵌合部の一方を他方に対して相対移動させるためのスライド機構と、前記内嵌合部と前記外嵌合部とに設けられ、前記内嵌合部及び前記外嵌合部の一方が他方に対して相対移動したときに、互いに協働して前記筒形ワークの開口縁を切断してトリミングする内刃及び外刃と、前記ワーク内側押圧部材のうち前記筒形ワークの前記底壁に当接するワーク当接部と前記内嵌合部との間に設けられ、前記ワーク当接部が前記外嵌合部に対して相対的に静止した状態で前記内嵌合部の前記外嵌合部に対する前記ワーク切断方向への前記相対移動を許容するスライド関節とを備えたトリミング装置であって、前記ワーク内側押圧部材に形成されて、前記ワーク切断方向と平行に配置され、前記ワーク内側押圧部材を先端側の前記ワーク当接部と基端側の支持本体部とに2分割すると共に、間に前記スライド関節を有する1対の分割面を備え、前記スライド関節は、前記1対の分割面の間に複数のピンを転動可能に備えたベアリング構造をなしているトリミング装置である。
請求項の発明は、前記ワーク当接部を前記支持本体部に対する原点位置に付勢する付勢手段を備えた請求項に記載のトリミング装置である。
請求項の発明は、前記ワーク当接部及び前記支持本体部との間に形成されたばね収容部と、前記ばね収容部を挟んで対向する前記ワーク当接部側の対向面と前記支持本体部側の対向面とにそれぞれ形成されたスリットと、一端部が一方の前記スリット内に固定される一方、他端部が他方の前記スリット内で直動する前記付勢手段としての板ばねとを備えた請求項に記載のトリミング装置である。
請求項の発明は、前記板ばねを前記他方のスリットに貫通させて前記ばね収容部の反対側へと突出させると共に、その突出部分を湾曲させてフック部を形成して前記他方のスリットの開口縁に係止させた請求項に記載のトリミング装置である。
請求項の発明は、前記筒形ワークの前記底壁と直交する方向で前記内嵌合部を貫通する直動孔を備え、前記ワーク内側押圧部材は、前記直動孔に直動可能に挿通され、前記ワーク外側押圧部材は、前記筒形ワークの前記底壁と直交する方向に直動し、前記ワーク内側押圧部材及び前記ワーク外側押圧部材を直動させて、前記ワーク内側押圧部材と前記ワーク外側押圧部材とに前記筒形ワークの前記底壁を挟持させる直動駆動源とを備える請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載のトリミング装置である。
請求項の発明は、前記筒形ワークを、前記外嵌合部から離間した領域で前記外嵌合部に対する嵌合方向と直交するワーク搬送方向に搬送するワーク搬送手段と、前記ワーク搬送手段により前記筒形ワークが前記外嵌合部の同軸上のワーク待機位置に配置されたときに、前記ワーク内側押圧部材が前記筒形ワーク内に突入して前記ワーク外側押圧部材との間で前記筒形ワークを挟持しかつ前記外嵌合部への嵌合位置に移動するように前記直動駆動源を制御する制御部とを備える請求項に記載のトリミング装置である。
請求項の発明は、前記筒形ワークは断面長方形の角筒状をなし、その断面長方形の短辺に相当する前記筒形ワークの1対の短辺側壁をトリミングするための短辺用の前記外嵌合部、前記内嵌合部、前記ワーク外側押圧部材及び前記ワーク内側押圧部材を有する短辺用トリミングステージと、前記短辺用トリミングステージより前記ワーク搬送方向の下流側に配置され、前記断面長方形の長辺に相当する前記筒形ワークの1対の長辺側壁をトリミングするための長辺用の前記外嵌合部、前記内嵌合部、前記ワーク外側押圧部材及び前記ワーク内側押圧部材を有する長辺用トリミングステージとを備え、前記短辺用トリミングステージと前記長辺用トリミングステージとの少なくとも一方に前記スライド関節が設けられている請求項に記載のトリミング装置である。
請求項の発明は、前記トリミング装置全体に対して前記外嵌合部が前記ワーク切断方向で固定され、前記筒形ワークが前記外嵌合部により前記ワーク切断方向で一定位置に保持される請求項1乃至の何れか1の請求項に記載のトリミング装置である。
[請求項1,5及び6の発明]
請求項1のトリミング装置によれば、ワーク内側押圧部材のうち筒形ワークの底壁に当接するワーク当接部と内嵌合部との間に備えたスライド関節によって、ワーク内側押圧部材から筒形ワークの底壁に付与されるスライド力が抑えられる。これにより、筒形ワークの外嵌合部内における傾きを抑えた状態でトリミング処理を行うことができ、筒形ワークの切断面の形状品質を向上させることができる。
ここで、ワーク内側押圧部材は、内嵌合部と一体にしてもよいし、別体にしてもよい。別体とした場合、請求項の発明のように、内嵌合部を貫通する直動孔を設け、その直動孔にワーク内側押圧部材を挿通して内嵌合部とは別個に直動させてワーク外側押圧部材との間で筒形ワークの底壁を挟持することができる。また、請求項の発明のように、ワーク内側押圧部材及びワーク外側押圧部材を、筒形ワークを外嵌合部内に嵌合させるための手段として利用することもできる。
[請求項2,及びの発明]
請求項のトリミング装置のように、ワーク当接部を支持本体部に対する原点位置に付勢する付勢手段を備えれば、筒形ワークの底壁に対するワーク当接部と当接位置が一定になる。その付勢手段としては、ワーク切断方向に延びたコイルばねであってもよいし、板ばねであってもよい。付勢手段を板ばねとした場合、請求項の構成のように、ワーク当接部及び支持本体部との間にばね収容部を形成すると共に、ばね収容部を挟んで対向する対向面にスリットを形成し、板ばねの一端部を一方のスリット内に固定する一方、板ばねの他端部を他方のスリット内で直動可能に挿通すれば、ワーク当接部の支持本体部に対するスライド方向を、板ばね自体で板ばねの撓み方向に限定することができる。また、請求項の構成によれば、板ばねの平坦な部分の曲げ弾性だけではなく、板ばねの先端の湾曲したフック部の変形に伴う弾性も利用することができる。
[請求項の発明]
請求項の構成のように、筒形ワークは断面長方形の角筒状をなし、その筒形ワークの1対の短辺側壁をトリミングするための短辺用トリミングステージと、筒形ワークの1対の長辺側壁をトリミングするための長辺用トリミングステージとを備えている場合、それら短辺用トリミングステージと長辺用トリミングステージとの何れか一方にスライド関節を設けてもよいし、両方に設けても良い。一方のトリミングステージのみにスライド関節を設ける場合には、長辺用トリミングステージの方が筒形ワークが傾き易いので、長辺用トリミングステージ側にスライド関節を設けることが好ましい。
[請求項の発明]
請求項の構成では、トリミング装置全体に対して外嵌合部がワーク切断方向で固定され、筒形ワークが外嵌合部によりワーク切断方向で一定位置に保持されるので、ワークの姿勢が安定し、筒形ワークの切断面の形状品質を向上させることができる。

Claims (10)

  1. 一端有底の筒形ワークの内側に嵌合される内嵌合部と、
    前記筒形ワークの外側に嵌合される外嵌合部と、
    前記内嵌合部から突出し、前記筒形ワークの底壁を内側から押圧するワーク内側押圧部材と、
    前記筒形ワークの前記底壁を外側から押圧するワーク外側押圧部材と、
    前記筒形ワークに対する前記内嵌合部及び前記外嵌合部の嵌合方向と直交するワーク切断方向で、前記内嵌合部及び前記外嵌合部の一方を他方に対して相対移動させるためのスライド機構と、
    前記内嵌合部と前記外嵌合部とに設けられ、前記内嵌合部及び前記外嵌合部の一方が他方に対して相対移動したときに、互いに協働して前記筒形ワークの開口縁を切断してトリミングする内刃及び外刃と、
    前記ワーク内側押圧部材のうち前記筒形ワークの前記底壁に当接するワーク当接部と前記内嵌合部との間に設けられ、前記ワーク当接部が前記外嵌合部に対して相対的に静止した状態で前記内嵌合部の前記外嵌合部に対する前記ワーク切断方向への前記相対移動を許容するスライド関節とを備えたトリミング装置。
  2. 前記ワーク内側押圧部材に形成されて、前記ワーク切断方向と平行に配置され、前記ワーク内側押圧部材を先端側の前記ワーク当接部と基端側の支持本体部とに2分割すると共に、間に前記スライド関節を有する1対の分割面を備えた請求項1に記載のトリミング装置。
  3. 前記スライド関節は、前記1対の分割面の間に複数のピンを転動可能に備えたベアリング構造をなしている請求項2に記載のトリミング装置。
  4. 前記ワーク当接部を前記支持本体部に対する原点位置に付勢する付勢手段を備えた請求項3に記載のトリミング装置。
  5. 前記ワーク当接部及び前記支持本体部との間に形成されたばね収容部と、
    前記ばね収容部を挟んで対向する前記ワーク当接部側の対向面と前記支持本体部側の対向面とにそれぞれ形成されたスリットと、
    一端部が一方の前記スリット内に固定される一方、他端部が他方の前記スリット内で直動する前記付勢手段としての板ばねとを備えた請求項4に記載のトリミング装置。
  6. 前記板ばねを前記他方のスリットに貫通させて前記ばね収容部の反対側へと突出させると共に、その突出部分を湾曲させてフック部を形成して前記他方のスリットの開口縁に係止させた請求項5に記載のトリミング装置。
  7. 前記筒形ワークの前記底壁と直交する方向で前記内嵌合部を貫通する直動孔を備え、
    前記ワーク内側押圧部材は、前記直動孔に直動可能に挿通され、
    前記ワーク外側押圧部材は、前記筒形ワークの前記底壁と直交する方向に直動し、
    前記ワーク内側押圧部材及び前記ワーク外側押圧部材を直動させて、前記ワーク内側押圧部材と前記ワーク外側押圧部材とに前記筒形ワークの前記底壁を挟持させる直動駆動源とを備える請求項2乃至6の何れか1の請求項に記載のトリミング装置。
  8. 前記筒形ワークを、前記外嵌合部から離間した領域で前記外嵌合部に対する嵌合方向と直交するワーク搬送方向に搬送するワーク搬送手段と、
    前記ワーク搬送手段により前記筒形ワークが前記外嵌合部の同軸上のワーク待機位置に配置されたときに、前記ワーク内側押圧部材が前記筒形ワーク内に突入して前記ワーク外側押圧部材との間で前記筒形ワークを挟持しかつ前記外嵌合部への嵌合位置に移動するように前記直動駆動源を制御する制御部とを備える請求項7に記載のトリミング装置。
  9. 前記筒形ワークは断面長方形の角筒状をなし、その断面長方形の短辺に相当する前記筒形ワークの1対の短辺側壁をトリミングするための短辺用の前記外嵌合部、前記内嵌合部、前記ワーク外側押圧部材及び前記ワーク内側押圧部材を有する短辺用トリミングステージと、
    前記短辺用トリミングステージより前記ワーク搬送方向の下流側に配置され、前記断面長方形の長辺に相当する前記筒形ワークの1対の長辺側壁をトリミングするための長辺用の前記外嵌合部、前記内嵌合部、前記ワーク外側押圧部材及び前記ワーク内側押圧部材を有する長辺用トリミングステージとを備え、
    前記短辺用トリミングステージと前記長辺用トリミングステージとの少なくとも一方に前記スライド関節が設けられている請求項8に記載のトリミング装置。
  10. 前記トリミング装置全体に対して前記外嵌合部が前記ワーク切断方向で固定され、前記筒形ワークが前記外嵌合部により前記ワーク切断方向で一定位置に保持される請求項1乃至9の何れか1の請求項に記載のトリミング装置。
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