JP3811018B2 - クロス加工工具の駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トランスファ装置によるプレス加工工程のうち、上下移動可能な芯金パンチにより下降端位置で位置決めされたワークに、そのワーク軸線に対して直交方向から加工するクロス加工工程のクロス加工工具を進退移動させる駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この発明に係る従来の技術としては、例えば、トランスファプレスに設けられた図22に示すクロス加工工具の駆動装置が知られている。 この駆動装置は、フレーム100にカム軸101が回転可能に支承され、このカム軸101は、図示しないパンチを上下移動させるプレススライドの駆動回転軸により同期回転する。 このカム軸101には溝カム102が一体的に止着され、その側面には設定のカムライズでカム溝102aが形成されている。
【0003】
また、フレーム100上には台103が設けられ、その下側にブラケット104と、上側にブラケット105とが取着されている。 一方のブラケット104には揺動基軸106が挿通されており、へ字状のカムレバー107が揺動可能に枢支されている。 このカムレバー107の一端部には、カムフォロア108が溝カム102のカム溝102a内で転動可能に枢着されており、他端部には、駒109が螺着されている。
【0004】
この駒109には、継手111が揺動軸110により揺動可能に枢支され、ロッド112に螺着されている。 他方のブラケット105には揺動基軸115が挿通されており、L字状の作動レバー116が揺動可能に枢支されている。 この作動レバー116の一端部には、ロッド112に螺着された継手113が揺動軸114により揺動可能に枢支され、他端部は、図示しない先端にクロス加工工具を取着して進退移動可能な作動桿117に係合されている。
【0005】
そして、溝カム102が回転すると、カム溝102aの小径曲線部と大径曲線部との半径差で得られるカムライズにより、カムフォロア108を介してカムレバー107が揺動し、駒109、継手111、ロッド112、継手113を介して作動レバー116が揺動することで、プレススライドが下死点位置で停留中に、作動桿117とともにクロス加工工具を進退移動させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この従来技術によるクロス加工工具の駆動装置は、作動桿117によりクロス加工工具を進退移動させるために、作動桿117の他に、カムフォロア108、カムレバー107、駒109、揺動軸110、継手111、ロッド112、継手113、揺動軸114、作動レバー116などの多くの機械的要素を要するので、これらの質量が大きく、作動桿117を中立待機位置から前進、後退させて、中立待機位置に復帰させるための慣性質量が大きくなる。
【0007】
この慣性質量と物体の加速度との関係は、ニュートンの運動の第二法則で明らかなように、物体の加速度は当該物体の慣性質量に反比例するから、慣性質量が大きくなるに従い物体の加速度は小さく(遅く)なる。 したがって、構成要素の慣性質量が大きい場合には、クロス加工工具を進退移動させるための作動時間が、慣性質量が小さい場合に比べて長くなるので、溝カム102の回転速度(すなわち、プレススライドの駆動回転軸の回転速度)が制限され、プレス加工するためのサイクルタイムの短縮を図ることができないという問題があった。
【0008】
また、サイクルタイムの短縮を図るには、プレススライドが下死点位置で停留している時間を短縮し、溝カム102に形成するカム溝102aの大径曲線部の作用角度を小さくすることでも短縮できるが、構成要素の慣性質量が大きいと上記と同様の理由によりサイクルタイムの短縮を図ることができないという問題があった。
【0009】
例えば、本願の発明者らによる試験によれば、加圧能力が500kNのトランスファプレスに、カム溝102aの大径曲線部の作用角度(下死点位置の角度)を60度に形成した溝カム102を用いた場合においては、プレススライドを駆動する駆動回転軸の回転速度が70回転/毎分を超えるとクロス加工工具の駆動装置が追随できなくなって、カムフォロア108の枢軸が破損した。 なお、この条件における溝カム102のカム溝102aによる作動時間は約0.14秒であり、カム溝102aの作用角度を40度にすると、作動時間は約0.10秒になり約30%短縮できる。
【0010】
また、作動桿117を進退移動させるための機械的要素が多く、各々を連結する関節部が多いので、騒音が大きく、プレススライドを駆動する駆動回転軸の回転速度が増すに従いその騒音が著しくなるという問題があった。
【0011】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、クロス加工工具を進退移動させる構成要素の慣性質量が大きいために、プレススライドを駆動する駆動回転軸の許容最高回転速度や、プレススライドを下死点位置で停留させる許容最小時間に制限を受け易く、サイクルタイムの短縮を図ることができないという問題、各構成要素を連結する関節部が多いので騒音が大きいという問題などを解決しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に係る発明は、トランスファ装置によるプレス加工工程のうち、上下移動可能な芯金パンチにより下降端位置で位置決めされたワークに、前記芯金パンチの上下移動軸線と同軸のワーク軸線に対して直交方向から加工するクロス加工工程のクロス加工工具を進退移動させる駆動装置であって、前記ワーク軸線と各加工工程のワークを順次移送する移送軸線とに直交するクロス加工軸線上で進退移動可能に設けられ前記クロス加工工具が着脱可能な作動桿と、機台上で回転可能に支承されたクランク軸と、このクランク軸の一体的に回転する偏心回転軸部に一端が支承されたコンロッドと、このコンロッドの他端に設けた揺動軸に一端が枢支され他端が機台上に設けた揺動基軸に枢支されて揺動可能な揺動リンクと、前記揺動軸に一端が枢支され他端が前記作動桿に設けた直動軸に枢支されて遊動可能な遊動リンクとから構成したトグル機構と、このトグル機構のクランク軸を回転駆動するサーボモータと、前記芯金パンチが下死点位置で停留中に前記サーボモータの始動信号を出力する信号出力手段と、この信号出力手段の始動信号に基づき前記サーボモータを所定時間回転制御する制御手段とを備えて、前記芯金パンチが下死点位置で停留中に前記サーボモータでクランク軸を回転駆動し、前記トグル機構により前記作動桿に取着のクロス加工工具を進退移動させるようにしたものである。
【0013】
この請求項1の発明によれば、クロス加工工具を作動桿により進退移動させるための構成要素は、トグル機構のコンロッド、揺動軸、揺動リンク、直動軸、遊動リンクの5種で構成することにより慣性質量を小さくするとともに、各部の揺動半径を小さくすることにより慣性モーメントを小さくし、クロス加工工具の往復動作の高速化を可能にしたので、プレス加工の回転速度を高速化することや、芯金パンチが下死点位置で停留する時間を短縮化すること、またはこれらを併用することで、サイクルタイムの短縮を容易に図ることができる。 また、トグル機構はサーボモータにより駆動するようにしたので、芯金パンチが下死点位置で停留中の範囲内において、クロス加工工具の進退移動速度を自由に加減することができる。
【0014】
また、請求項2に係る発明の前記クロス加工工程は、一方のクロス加工工程と他方のクロス加工工程とが隣接して設けられ、各クロス加工工程のクロス加工工具を各々進退移動させる駆動装置であって、前記一方のクロス加工工程と他方のクロス加工工程とに前記作動桿を各々設けこれら2個の作動桿を前記直動軸により一体的に連結し、その直動軸に前記トグル機構の遊動リンクの他端を枢支するようにしたものである。
【0015】
この請求項2の発明によれば、1組のトグル機構によって、隣接する一方のクロス加工工程と他方のクロス加工工程とのクロス加工工具を各々進退移動させるようにしたので、クロス加工工具の駆動装置を簡素化しそのコストダウンを容易に図ることができる。
【0016】
また、請求項3に係る発明の前記一方のクロス加工工程と他方のクロス加工工程との各クロス加工工具は、一方のクロス加工工具を前記移送軸線と直交させて、他方のクロス加工工具を前記移送軸線と平行に進退移動させる駆動装置であって、前記他方のクロス加工工程には、前記ワーク軸線と直交し前記移送軸線と平行なクロス加工軸線上で進退移動可能に設けられ前記他方のクロス加工工具が着脱可能な作動滑子と、L字状に形成した両腕の腕端が前記他方のクロス加工工程の作動桿と前記作動滑子とに係合され機台上で揺動可能に枢支された移動方向変換レバーとを設けるようにしたものである。
【0017】
この請求項3の発明によれば、他方のクロス加工工程には、移送軸線と平行なクロス加工軸線上で進退移動可能な作動滑子と、他方のクロス加工工程の作動桿と作動滑子とに係合され機台上で揺動可能な移動方向変換レバーとを設けるようにしたので、一方のクロス加工工程と他方のクロス加工工程とにおいて、直交する2方向から容易にクロス加工することができる。
【0018】
また、請求項4に係る発明の前記クロス加工工具の進退移動量は可変である駆動装置であって、前記トグル機構は、前記クランク軸と前記コンロッドの一端部との間に偏心量を調節可能な偏心量調節手段を設けるようにしたものである。
【0019】
この請求項4の発明によれば、トグル機構は、クランク軸とコンロッドの一端部との間に偏心量を調節可能な偏心量調節手段を設けるようにしたので、クロス加工するワークの形状に対応して、トグル機構の構成要素を取り替えることなくクロス加工工具の進退移動量を容易に調節することできる。
【0020】
また、請求項5に係る発明の前記クロス加工工具は、プレス加工された角筒状ワークの開口部をトリミング加工するトリミング加工工具であって、このトリミング加工工具は、前記クロス加工軸線上で前記下降端位置の角筒状ワークの対向外側面との間に隙間を隔てた前後の内側面の各々上端角部に切刃が形成されて前記作動桿に取着され、前記芯金パンチには、前記下降端位置の角筒状ワーク上端部の対向内側面との間に隙間を隔てた前後の外側面の各々下端角部で前記トリミング加工工具の切刃に対応する位置に切刃が形成されて、前記作動桿を進退移動させることで角筒状ワーク開口部の前記クロス加工軸線上における前後の筒壁を各々トリミング加工するようにしたものである。
【0021】
この請求項5の発明によれば、トリミング加工するトリミング加工工具は、角筒状ワークの対向外側面との間に隙間を隔てた前後の内側面の各々上端角部に切刃が形成され、芯金パンチには、角筒状ワーク上端の対向内側面との間に隙間を隔てた前後の外側面の各々下端角部に切刃が形成されて、作動桿を進退移動させることで角筒状ワーク開口部のクロス加工軸線上における前後の筒壁をトリミング加工するようにしたので、作動桿を1往復させることで、角筒状ワーク開口部のクロス加工軸線上の前側と後側との筒壁を各々トリミング加工することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明のクロス加工工具の駆動装置に係る実施の形態について、第1実施例、第2実施例の順に図1〜図21を参照して以下のとおり説明する。 なお、この実施の形態においては、トランスファ装置はトランスファプレスにおける実施例により、また、クロス加工するクロス加工工具はトリミング加工するトリミング加工工具の駆動装置における実施例により説明する。
【0023】
まず、第1実施例について、図1〜図19を参照して説明する。 図1はトリミング加工工具の駆動装置によりトリミング加工するためのトランスファプレスを示し、図2は本例の駆動装置全体を示す作動桿の上端面からの上面図、図3は作動桿が中立位置にあるときの側面図、図4は作動桿が前進端位置にあるときの側面図、図5は作動桿が後退端位置にあるときの側面図、図6はトグル機構の断面図、図7〜図9は移送方向に対し直交方向に加工するトリミング加工部の断面図、図10,図11はトリミング加工工具の説明図、図12は移送方向に加工するトリミング加工部の拡大上面図、図13〜図15は移送方向に加工するトリミング加工部の断面図、図16,図17はトリミング加工工具の説明図、図18はタイミングチャート、図19はワークの加工形態を示す斜視図である。
【0024】
図1に示すトランスファプレス1にはフレーム2の上半部に、上下移動可能なスライド3と、このスライド3を上下移動させるゲートカム4,4と、このゲートカム4,4を止着して回転可能に支承された駆動回転軸5と、この駆動回転軸5を駆動するモータ6とが設けられ、スライド3はモータ6の回転駆動により上下往復移動する。 このスライド3の下端部には、絞り加工するための図示しない複数個の絞りパンチを装着する上ダイセット7が係着されている。
【0025】
また、フレーム2の下半部には、フレーム2の横架部分ボルスタ8と、このボルスタ8上に止着された下台14と、この下台14に係着され上下移動する複数個の絞りパンチと協働で絞り加工するための図示しない複数個の絞りダイを装着した下ダイセット9と、この下ダイセット9の上面部で図1の左右方向に往復移動する図3に示すトランスファバー11,11と、このトランスファバー11,11の各加工工程の対応位置で各々のワークを把持して下流工程に移送するフィンガ11A,11Aと、このフィンガ11A,11Aとともにトランスファバー11,11を駆動するトランスファ駆動機構10とが設けられている。
【0026】
このトランスファ駆動機構10は、駆動回転軸5と同期回転する中間軸12により駆動される。 この中間軸12には、補助駆動軸13が同期回転可能に連結され、その軸端部近傍に、補助駆動軸13の回転角度位置を検出して、後述するトグル機構40のサーボモータ41の始動信号を出力するレゾルバ29が設けられている。 そして、トランスファプレス1の工程の上流側には、図19(a)に示す角筒状のワークWを成形する最初の抜き絞り加工工程と、次工程以降の複数の絞り加工工程とが図示左側から等間隔に設けられ、その下流側には、ワークWの短辺筒壁Wb,Wcの開口部をトリミング加工する加工位置30Aのトリミング加工工程と、ワークWの長辺筒壁Wd,Weの開口部をトリミング加工する加工位置30Bのトリミング加工工程とが設けられている。
【0027】
これらトリミング加工工程の加工位置30A,30Bの近傍には、トリミング加工工具の駆動装置20が組み込まれている。 このトリミング加工工具の駆動装置20は、図2,図3に示すように、ボルスタ8の側面に止着された支持台21上にトグル機構40が設けられ、このトグル機構40により、上流側のダイホルダ15Aに設けた作動桿25と、下流側のダイホルダ15Bに設けた作動桿26とを、ワークWの移送軸線と直交する作動軸線上で進退移動させる。
【0028】
そして、上流の絞り加工工程からトリミング加工工程の加工位置30Aに移送された角筒状のワークWに対して、作動桿25の進退移動で、後述するトリミング加工工具31A,31Bにより、図19(a)に示す短辺筒壁Wb,Wcの開口部をトリミング加工する。 このトリミング加工工程の加工位置30Aから下流側のトリミング加工工程の加工位置30Bに移送された角筒状のワークWに対して、作動桿26の進退移動で、後述するトリミング加工工具32A,32Bにより、ワークWの長辺筒壁Wd,Weの開口部をトリミング加工する。
【0029】
次いで、作動桿25,26を進退移動させるトグル機構40は、図2,図3,図6に示すように、支持台21にサーボモータ41が設置され、このサーボモータ41により継手43を介して回転駆動されるクランク軸42が支持台21上の軸受台板22,22に支承されている。 このクランク軸42の偏心軸部42aにコンロッド44の一端が相対回転可能に支承され、このコンロッド44の他端には揺動軸45が止着され、支持台21上の軸受脚板23には揺動基軸46が止着されている。
【0030】
この揺動基軸46と揺動軸45とに揺動リンク47が、揺動基軸46を中心にして揺動可能に枢支されている。 また、作動桿25,26の後端部には軸受板24が各々止着され、作動桿25,26は、各々の軸受板24に挿通して締着された直動軸48により連結されている。 この直動軸48と揺動軸45とに遊動リンク49が、揺動軸45を中心にして遊動可能に枢支されている。
【0031】
このように構成されたトグル機構40は、図1に示すレゾルバ29からの始動信号により図示しない制御手段によってサーボモータ41を回転制御する。 このサーボモータ41によりクランク軸42が回転されると、その偏心軸部42aの偏心回転によりコンロッド44が上下移動し、このコンロッド44の上下移動により揺動リンク47が揺動基軸46を中心にして揺動運動するとともに、遊動リンク49が揺動軌跡上の揺動軸45を中心にして遊動運動することで、直動軸48と軸受板24とを介して上流側の作動桿25と、下流側の作動桿26とを進退移動させる。
【0032】
すなわち、クランク軸42の回転中心に対する偏心軸部42aの軸心の回転軌跡上の位置を回転角度位置とした場合、クランク軸42が、図3に示す回転角度位置Pnから反時計方向に回転すると揺動軸45が右上方へ揺動し、遊動リンク49、直動軸48、軸受板24を介して作動桿25,26は中立位置から右方へ前進し、回転角度位置は図4に示すPfの位置になり、作動桿25,26は前進端位置に達する。 さらに、この回転角度位置Pfからクランク軸42をさらに反時計方向に回転すると、上記と同様の原理により作動桿25,26は前進端位置から左方へ後退し、回転角度位置は図5に示す回転角度位置Prの位置になり、作動桿25,26は後退端位置に達する。 さらに、クランク軸42をこの回転角度位置Prの位置から反時計方向に回転すると、作動桿25,26は後退端位置から右方へ前進し、回転角度位置は図3に示すPnの位置になり、作動桿25,26は中立位置に復帰する。 これら一連の作動桿25,26の進退移動は、後述する芯金パンチ33,34によりワークWが下降端位置で停留中に、サーボモータ41の出力軸1回転で1サイクルする。
【0033】
次に、上流側のトリミング加工工程の加工位置30Aには、図3に示すように、上ダイセット7(図1参照)に芯金パンチ33が係着され、この芯金パンチ33の下方には、補助駆動軸13(図1参照)に設けた図示しないカムにより上下移動されるノックアウト35Aが対向して設けられている。 また、ボルスタ8上の下台14には、ダイホルダ15Aが締着され、このダイホルダ15Aは、作動桿25を水平方向に、また、ノックアウト35Aを上下方向に各々摺動案内可能に形成されている。 フィンガ11A,11Aにより移送されたワークWは、芯金パンチ33とノックアウト35Aとにより図3,図7に示す下降端位置に位置決めされる。
【0034】
作動桿25の前進側には、図7〜図9に示す工具台36がボルト36a,36aにより締着されており、この工具台36に、ボルト31a,31aによりトリミング加工工具31A,31Bが、下降端位置で停留中のワークWに加工可能なトリミング加工領域内に締着されている。 これらトリミング加工工具31A,31Bには、ワークWの短辺筒壁Wb,Wcの各対向外側面との間に隙間を隔てた内側面31b,31cの各上端角部に、図10に示すトリミング加工工具31Aの工具切刃31fと、図11に示すトリミング加工工具31Bの工具切刃31gとが各々形成されている。
【0035】
また、芯金パンチ33には、ワークWの短辺筒壁Wb,Wc上端部の各対向内側面との間に隙間を隔てた外側面33b,33cの各下端角部に、芯金切刃33f,33gが、トリミング加工工具31A,31Bの工具切刃31f,31gと協働でワークWの短辺筒壁Wb,Wcの各開口部を剪断可能に各々形成されている。 なお、トリミング加工工具31A,31Bには、トリミング加工された前記各開口部の切屑を下方に排出するための排出孔31j,31kが各々穿孔されている。
【0036】
そして、芯金パンチ33とノックアウト35Aとにより下降端位置に位置決めされ停留中のワークWに対して、トリミング加工工具31A,31Bを図3,図7に示す中立位置から、移送軸線と直交するトリミング加工軸線上で前進端位置に前進させることで(図4)、トリミング加工工具31Aの工具切刃31fと芯金パンチ33の芯金切刃33fとの剪断作用により、図19(b)に示すように、ワークWの短辺筒壁Wb開口部がトリミングされる。 また、後退端位置に後退させることで(図5)、トリミング加工工具31Bの工具切刃31gと芯金パンチ33の芯金切刃33gとの剪断作用により、図19(c)に示すように、ワークWの短辺筒壁Wc開口部がトリミングされる。
【0037】
次に、加工位置30Aの下流側に設けられたトリミング加工工程の加工位置30Bには、図2,図12に示すダイホルダ15B上に、先端面26aがトリミング加工領域内に侵入しないように形成された作動桿26と、移送軸線と平行なトリミング加工軸線上で進退移動可能な作動滑子28と、一方の腕端27aが作動桿26の切欠き部26bと係合し、他方の腕端27bが作動滑子28の切欠き部28aと係合して揺動可能な移動方向変換レバー27とが設けられている。
【0038】
この移動方向変換レバー27は、移送軸線と直交する作動軸線上で進退移動する作動桿26により揺動され、この揺動によって作動滑子28を移送軸線と平行なトリミング加工軸線上で進退移動させる。 そして、加工位置30Aのトリミング加工工程と同様に、図13,図14に示す芯金パンチ34とノックアウト35Bとが設けられ、フィンガ11A,11Aにより移送されたワークWは、芯金パンチ34とノックアウト35Bとにより下降端位置に位置決めされる。
【0039】
作動滑子28の前進前側には、工具台37が図13に示すボルト37a,37a,37aにより締着されており、この工具台37に、ボルト32a,32aによりトリミング加工工具32A,32Bが、下降端位置で停留中のワークWに加工可能なトリミング加工領域内に締着されている。 これらトリミング加工工具32A,32Bには、ワークWの長辺筒壁Wd,Weの各対向外側面との間に隙間を隔てた内側面32d,32eの各上端角部に、図16に示すトリミング加工工具32Aの工具切刃32hと、図17に示すトリミング加工工具32Bの工具切刃32iとが各々形成されている。
【0040】
また、芯金パンチ34には、ワークWの長辺筒壁Wd,We上端部の各対向内側面との間に隙間を隔てた外側面34d,34eの各下端角部に、芯金切刃34h,34iが、トリミング加工工具32A,32Bの工具切刃32h,32iと協働でワークWの長辺筒壁Wd,Weの各開口部を剪断可能に各々形成されている。 なお、トリミング加工工具32A,32Bには、トリミング加工された前記各開口部の切屑を下方に排出するための排出孔32m,32nが各々穿孔されている。
【0041】
そして、芯金パンチ34とノックアウト35Bとにより下降端位置に位置決めされ停留中のワークWに対して、トリミング加工工具32A,32Bを図14に示す中立位置から、移送軸線と平行なトリミング加工軸線上で前進端位置に前進させることで、トリミング加工工具32Aの工具切刃32hと芯金パンチ34の芯金切刃34hとの剪断作用により、図19(d)に示すように、ワークWの長辺筒壁Wd開口部がトリミングされる。 また、後退端位置に後退させることで、トリミング加工工具32Bの工具切刃32iと芯金パンチ34の芯金切刃34iとの剪断作用により、図19(e)に示すように、ワークWの長辺筒壁We開口部がトリミングされる。
【0042】
続いて、上述のように構成されたトリミング加工工具の駆動装置20の作動について、図18を参照して説明する。
【0043】
図1に示すトランスファプレス1のスライド3は図18(a)に示すように、ゲートカム4,4が、140度回転することで下死点位置から上死点位置に達して40度回転する間は停留し、その後140度回転することで下死点位置に達して40度回転する間は停留している。 上流の絞り加工工程では、スライド3により下降する絞りパンチが、下死点位置に接近した加工開始位置から下死点位置の間で絞り加工をする。
【0044】
そして、絞り加工された角筒状のワークWは、最終の絞り加工工程からトリミング加工工程の加工位置30Aに移送され、スライド3により下降する芯金パンチ33により図8に示す下死点位置に、ノックアウト35Aで上方に付勢されながら位置決めされるとともに、同時期に、加工位置30Aでトリミング加工されたワークWが加工位置30Bに移送され、芯金パンチ34により図14に示す下死点位置に、ノックアウト35Bで上方に付勢されながら位置決めされる。
【0045】
これらの芯金パンチ33,34が図18(a)に示す下死点位置に達すると、図1に示すレゾルバ29からの始動信号により図2に示すトグル機構40のサーボモータ41が回転制御され、各トリミング加工工程の作動桿25,26が図3に示す待機中の中立位置から前進する。 これらの作動桿25,26は、芯金パンチ33,34が下死点位置で停留中の40度の間に、図18(b)に示すように、待機中の中立位置から12.5度で前進端位置に達し、そこから12.5度で中立位置を経た後に7.9度で後退端位置に達し、そこから7.1度で中立位置に戻った後に停止して待機する。
【0046】
これらの作動によって、上流側の加工位置30Aにおいては、図2,図7に示す作動桿25とともにトリミング加工工具31A,31Bが図示左方から右方へ前進し、トリミング加工工具31Aの工具切刃31fと芯金パンチ33の芯金切刃33fとの協働により、ワークWの短辺筒壁Wbを図19(b)のようにトリミング加工する。 この加工直後に、トリミング加工工具31A,31Bは前進端位置に達して後退し、トリミング加工工具31Bの工具切刃31gと芯金パンチ33の芯金切刃33gとの協働により、図19(c)のようにワークWの短辺筒壁Wcをトリミング加工する。
【0047】
また、下流側の加工位置30Bにおいては、図2,図13に示す作動桿26により作動滑子28とともにトリミング加工工具32A,32Bが図14の左方から右方へ前進し、トリミング加工工具32Aの工具切刃32hと芯金パンチ34の芯金切刃34hとの協働により、ワークWの長辺筒壁Wdを図19(d)のようにトリミング加工する。 この加工直後に、トリミング加工工具32A,32Bは前進端位置に達して後退し、トリミング加工工具32Bの工具切刃32iと芯金パンチ34の芯金切刃34iとの協働により、図19(e)のようにワークWの長辺筒壁Weをトリミング加工する。
【0048】
なお、上述した第1実施例は、本願発明の請求項1〜3および5に係る一例であって、図2に示す加工位置30Aのトリミング(クロス)加工工程に、作動桿25とトグル機構40とを設けたトリミング(クロス)加工工具の駆動装置20が請求項1に記載の発明の一例であり、また、この加工位置30Aのトリミング(クロス)加工工程と、これに相当する隣接の加工工程とに各々作動桿25を設けこれらを1式のトグル機構40で駆動するようにした構成が請求項2に記載の発明の一例である。
【0049】
また、図2に示す加工位置30Aにおいて、ワーク移送軸線に対し直交するクロス加工軸線方向でトリミング(クロス)加工をするトリミング(クロス)加工工程と、加工位置30Bにおいて、ワーク移送軸線に対し平行なクロス加工軸線方向でトリミング(クロス)加工をするトリミング(クロス)加工工程との各々の加工工程に、作動桿25,26を平行に設け、これらを1式のトグル機構40で駆動するようにした構成が請求項3に記載した発明の一例である。 そして、プレス加工された角筒状のワークWの開口部をトリミング加工工具31A,31B,32A,32Bでトリミング加工するようにした請求項1乃至4に記載の発明が請求項5の一例である。
【0050】
引き続いて、第2実施例について、図20,図21を参照して説明する。 図20は本例のトグル機構を示す縦断面図(第1実施例の図6に対応)、図21は図20のE−E断面図である。 この第2実施例は、本願発明のうちトグル機構の偏心量を調節可能な偏心量調節手段を設けるようにした請求項4に係る一例であって、第1実施例の作動桿25,26により進退移動されるトリミング加工工具31A,31B,32A,32Bの進退移動量を可変にできる。 なお、第1実施例と同一の構成要素は同一符号を用い、それらの詳細な説明は省略する。
【0051】
図20に示すトグル機構50は、支持台21上の軸受台板22,22に、クランク軸52が、継手43を介してサーボモータ41の駆動により回転可能に支承されている。 このクランク軸52は、円柱軸部52aと、断面が図21に示す四角形に形成された角柱軸部52bと、角柱軸部52b端部が嵌入しテーパピン52dにより結合された円柱軸端部52cとの2体で構成しており、これらが一体になって回転する。 角柱軸部52b中央部の軸線は、円柱軸部52a、円柱軸端部52cの回転軸心に対して傾斜している。 このクランク軸52の角柱軸部52bの外周には、偏心中空軸53が設けられている。
【0052】
この偏心中空軸53は図21に示すように、外周円の中心に対して図示下方に偏心した四角穴53aが、左右内面はクランク軸52の角柱軸部52bを挿通して摺動可能に、上下内面は角柱軸部52bとの間に2空間ができるように形成されている。 この偏心中空軸53の四角穴53a内にクランク軸52の角柱軸部52bが挿通され、四角穴53aの上下内面と角柱軸部52bとの間の対向する2空間内には、楔駒54と楔駒55とが挟入されている。 これらの楔駒54,55の各断面は、四角穴53aと平行な3外周面が四角穴53a内を各々摺動可能で、かつ傾斜面54a,55aが角柱軸部52bの平行な2斜面と各々楔着可能に形成されている。
【0053】
また、偏心中空軸53の側面には、ボルト53bにより止着板56が止着され、この止着板56にボルト54b,55bが各々挿通されている。 これらのボルト54b,55bは、止着板56に対して図20の左右方向へは移動しないように頭部近傍が各々抑止されている。 これらボルト54b,55bの各先端ねじ部は、楔駒54,55に各々螺着され、回動させることで楔駒54,55を左右方向へ個別に進退移動調節することができる。 そして、偏心中空軸53に、コンロッド44の一端が相対回転可能に支承され、このコンロッド44の他端には揺動軸45が、第1実施例のトグル機構40と同様に止着されている。
【0054】
このように構成された本例のトグル機構50は、例えば図20に示す位置から、ボルト54bにより楔駒54を所定量だけ図示左側へ移動させると、楔駒54,55によるクランク軸52と偏心中空軸53との楔着が解放され、偏心中空軸53は図示下方に移動する。 この偏心中空軸53の図示下方への移動により、クランク軸52の円柱軸部52a,円柱軸端部52cの回転軸心と、偏心中空軸53の外周円の中心との偏心量は減少する。
【0055】
この状態でボルト55bにより楔駒55を図示左側へ引き寄せることで、楔駒54,55の各斜面の楔作用によりクランク軸52と偏心中空軸53とは楔着される。 また同様に、楔駒54を所定量だけ図示右側へ移動させて楔着することで、クランク軸52の回転軸心と、偏心中空軸53の中心との偏心量は増大する。 これらの調節操作でコンロッド44の上下移動量を調節することにより、図2,図3,図7,図13に示す作動桿25,26の進退移動量が調節できる。 したがって、ワークWの形状寸度が変更されても偏心量の調節範囲内で容易に対応できる。
【0056】
なお、本発明に係るクロス加工工具の駆動装置は、上述した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてさまざまな形態に構成することができる。 例えば、トランスファ装置は本例のトランスファプレスに限定されず、複数台のプレス機械を並列して構成するトランスファラインなどにおいても適用できるし、また、クロス加工工具は本例のトリミング加工工具に限定されず、穴あけ加工工具やねじ加工工具にも適用できる。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、上述のとおりであるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0058】
請求項1の発明によれば、クロス加工工具の駆動装置をトグル機構で構成し、慣性質量と慣性モーメントとを小さくしたので、プレス加工の回転速度を高速化することや、芯金パンチが下死点位置で停留する時間を短縮化すること、またはこれらを併用することで、サイクルタイムを短縮し生産性の向上を図ることができる効果を奏する。 また、トグル機構はサーボモータにより駆動するようにしたので、芯金パンチが下死点位置で停留中の範囲内において、クロス加工工具の進退移動速度を自由に加減することができ、クロス加工工具の特性やワークの形状に対応したクロス加工ができる。
【0059】
次の請求項2の発明によれば、1組のトグル機構によって、隣接する一方のクロス加工工程と他方のクロス加工工程とのクロス加工工具を各々進退移動させるようにしたので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、クロス加工工具の駆動装置を簡素化しそのコストダウンを容易に図ることができる。
【0060】
次の請求項3の発明によれば、他方のクロス加工工程には、移送軸線と平行なクロス加工軸線上で進退移動可能な作動滑子と、他方のクロス加工工程の作動桿と作動滑子とに係合され機台上で揺動可能な移動方向変換レバーとを設けるようにしたので、請求項1および請求項2の発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、一方のクロス加工工程と他方のクロス加工工程とにおいて、直交する2方向から容易にクロス加工することがで、各種のワークに対応する自由度を向上させることができる。
【0061】
次の請求項4の発明によれば、トグル機構は、クランク軸とコンロッドの一端部との間に偏心量を調節可能な偏心量調節手段を設けるようにしたので、請求項1乃至請求項3の発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、クロス加工するワークの形状に対応して、トグル機構の構成要素を取り替えることなくクロス加工工具の進退移動量を調節し、段取り替えの時間を短縮することがでる。
【0062】
次の請求項5の発明によれば、トリミング加工するトリミング加工工具は、角筒状ワークの対向外側面との間に隙間を隔てた前後の内側面の各々上端角部に切刃が形成され、芯金パンチには、角筒状ワーク上端の対向内側面との間に隙間を隔てた前後の外側面の各々下端角部に切刃が形成されて、作動桿を進退移動させることで角筒状ワーク開口部のクロス加工軸線上における前後の筒壁をトリミング加工するようにしたので、トリミング加工において、請求項1乃至請求項4の発明の場合と同様な効果を奏することができる。 すなわち、トリミング加工において、サイクルタイムを短縮し生産性の向上を図ることができる効果を奏し、また、クロス各工具の駆動装置を簡素化しそのコストダウンを容易に図ることができ、また、各種のワークに対応する自由度を向上させることができ、また、クロス加工するワークの形状に対応して、トグル機構の構成要素を取り替えることなくクロス加工工具の進退移動量を調節し、段取り替えの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクロス加工工具の駆動装置によりワークにトリミング加工するためのトランスファプレスを示す説明図であって、その正面図である。
【図2】本発明に係るクロス加工工具の駆動装置の第1実施例を示す説明図であって、その作動桿の上端面からの上面図である。
【図3】同じく、作動桿が中立位置における説明図であって、図2のA−A矢視で断面した側面図である。
【図4】同じく、作動桿が前進端位置における説明図であって、図2のA−A矢視で断面した側面図である。
【図5】同じく、作動桿が後退端位置における説明図であって、図2のA−A矢視で断面した側面図である。
【図6】同じく、トグル機構の説明図であって、図4のB−B矢視断面図である。
【図7】同じく、移送直交方向に加工するトリミング加工部の説明図であって、図2のA−A矢視拡大断面図である。
【図8】同じく、移送直交方向に加工するトリミング加工部の説明図であって、図7の直角断面図である。
【図9】同じく、移送直交方向に加工するトリミング加工部の説明図であって、図8の横断面図である。
【図10】同じく、一方のトリミング加工工具の説明図であって、(a)は上面図、(b)は断面図、(c)は側面図である。
【図11】同じく、他方のトリミング加工工具の説明図であって、(a)は上面図、(b)は断面図、(c)は側面図である。
【図12】同じく、移送方向に加工するトリミング加工部の説明図であって、図2の部分拡大上面図である。
【図13】同じく、移送方向に加工するトリミング加工部の説明図であって、図12のC−C矢視断面図である。
【図14】同じく、移送方向に加工するトリミング加工部の説明図であって、図13の直角断面図である。
【図15】同じく、移送方向に加工するトリミング加工部の説明図であって、図14の横断面図である。
【図16】同じく、一方のトリミング加工工具の説明図であって、(a)は上面図、(b)は断面図、(c)は側面図である。
【図17】同じく、他方のトリミング加工工具の説明図であって、(a)は上面図、(b)は断面図、(c)は側面図である。
【図18】同じく、タイミングチャートであって、(a)はトランスファプレスのスライドと作動桿との関係を示し、(b)は(a)のD部拡大図である。
【図19】同じく、ワークの加工形態を示す説明図であって、(a)はトリミング加工前を示し、(b)は移送直交方向で前進後側側面が加工され、(c)は移送直交方向で前進前側側面が加工され、(d)は移送方向で前進後側側面が加工され、(e)は移送方向で前進前側側面が加工された形態を示す。
【図20】同じく、第2実施例のトグル機構を示す説明図であって、第1実施例の図6に対応する縦断面図である。
【図21】同じく、図20のE−E矢視断面図である。
【図22】従来技術のクロス加工工具の駆動装置に係る説明図であって、その側面図である。
【符号の説明】
1 トランスファプレス
3 スライド
11 トランスファバー
20 トリミング加工工具の駆動装置
25,26 作動桿
27 移動方向変換レバー
28 作動滑子
30A,30B トリミング加工工程
31A,31B トリミング加工工具
31f,31g 工具切刃
32A,32B トリミング加工工具
32h,32i 工具切刃
33 芯金パンチ
33f,33g 芯金切刃
34 芯金パンチ
34h,34i 芯金切刃
40 トグル機構
41 サーボモータ
42 クランク軸
44 コンロッド
47 揺動リンク
48 直動軸
49 遊動リンク
50 トグル機構
52 クランク軸
53 偏心中空軸
W ワーク

Claims (5)

  1. トランスファ装置によるプレス加工工程のうち、上下移動可能な芯金パンチにより下降端位置で位置決めされたワークに、前記芯金パンチの上下移動軸線と同軸のワーク軸線に対して直交方向から加工するクロス加工工程のクロス加工工具を進退移動させる駆動装置であって、
    前記ワーク軸線と各加工工程のワークを順次移送する移送軸線とに直交するクロス加工軸線上で進退移動可能に設けられ前記クロス加工工具が着脱可能な作動桿と、
    機台上で回転可能に支承されたクランク軸と、このクランク軸の一体的に回転する偏心回転軸部に一端が支承されたコンロッドと、このコンロッドの他端に設けた揺動軸に一端が枢支され他端が機台上に設けた揺動基軸に枢支されて揺動可能な揺動リンクと、前記揺動軸に一端が枢支され他端が前記作動桿に設けた直動軸に枢支されて遊動可能な遊動リンクとから構成したトグル機構と、
    このトグル機構のクランク軸を回転駆動するサーボモータと、前記芯金パンチが下死点位置で停留中に前記サーボモータの始動信号を出力する信号出力手段と、この信号出力手段の始動信号に基づき前記サーボモータを所定時間回転制御する制御手段とを備えて、
    前記芯金パンチが下死点位置で停留中に前記サーボモータでクランク軸を回転駆動し、前記トグル機構により前記作動桿に取着のクロス加工工具を進退移動させるようにしたことを特徴とするクロス加工工具の駆動装置。
  2. 前記クロス加工工程は、一方のクロス加工工程と他方のクロス加工工程とが隣接して設けられ、各クロス加工工程のクロス加工工具を各々進退移動させる駆動装置であって、
    前記一方のクロス加工工程と他方のクロス加工工程とに前記作動桿を各々設けこれら2個の作動桿を前記直動軸により一体的に連結し、その直動軸に前記トグル機構の遊動リンクの他端を枢支するようにした請求項1に記載のクロス加工工具の駆動装置。
  3. 前記一方のクロス加工工程と他方のクロス加工工程との各クロス加工工具は、一方のクロス加工工具を前記移送軸線と直交させて、他方のクロス加工工具を前記移送軸線と平行に進退移動させる駆動装置であって、
    前記他方のクロス加工工程には、前記ワーク軸線と直交し前記移送軸線と平行なクロス加工軸線上で進退移動可能に設けられ前記他方のクロス加工工具が着脱可能な作動滑子と、L字状に形成した両腕の腕端が前記他方のクロス加工工程の作動桿と前記作動滑子とに係合され機台上で揺動可能に枢支された移動方向変換レバーとを設けるようにした請求項2に記載のクロス加工工具の駆動装置。
  4. 前記クロス加工工具の進退移動量は可変である駆動装置であって、
    前記トグル機構は、前記クランク軸と前記コンロッドの一端部との間に偏心量を調節可能な偏心量調節手段を設けるようにした請求項1乃至3に記載のクロス加工工具の駆動装置。
  5. 前記クロス加工工具は、プレス加工された角筒状ワークの開口部をトリミング加工するトリミング加工工具であって、
    このトリミング加工工具は、前記クロス加工軸線上で前記下降端位置の角筒状ワークの対向外側面との間に隙間を隔てた前後の内側面の各々上端角部に切刃が形成されて前記作動桿に取着され、前記芯金パンチには、前記下降端位置の角筒状ワーク上端部の対向内側面との間に隙間を隔てた前後の外側面の各々下端角部で前記トリミング加工工具の切刃に対応する位置に切刃が形成されて、
    前記作動桿を進退移動させることで角筒状ワーク開口部の前記クロス加工軸線上における前後の筒壁をトリミング加工するようにした請求項1乃至4に記載のクロス加工工具の駆動装置。
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