JP2017017869A - 直流交流変換回路及び電源装置 - Google Patents

直流交流変換回路及び電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017017869A
JP2017017869A JP2015132451A JP2015132451A JP2017017869A JP 2017017869 A JP2017017869 A JP 2017017869A JP 2015132451 A JP2015132451 A JP 2015132451A JP 2015132451 A JP2015132451 A JP 2015132451A JP 2017017869 A JP2017017869 A JP 2017017869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
voltage
capacitor
power supply
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015132451A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6518967B2 (ja
Inventor
友隆 中村
Tomotaka Nakamura
友隆 中村
翔平 今
Shohei Kon
翔平 今
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Ltd
Original Assignee
Takasago Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Ltd filed Critical Takasago Ltd
Priority to JP2015132451A priority Critical patent/JP6518967B2/ja
Publication of JP2017017869A publication Critical patent/JP2017017869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6518967B2 publication Critical patent/JP6518967B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】従来の直流交流変換回路は、高効率化が難しい問題があった。
【解決手段】本発明にかかる直流交流変換回路は、高電位側電源配線NDHと、低電位側電源配線NDLと、高電位側電源配線NDHと直列ノードNDMとの間に接続される第1のインバータ10と、直列ノードNDMと低電位側電源配線NDLとの間に接続される第2のインバータ20と、第1のインバータ10と並列接続される第1のコンデンサC11と、第2のインバータ20と並列接続される第2のコンデンサC21と、第1のインバータ10内において第1の交流電圧Vo1の生成に用いられる複数のスイッチングトランジスタのうち1つのスイッチングトランジスタのソースドレイン間に発生する第1のパルス信号を平滑化して、第1のパルス信号の振幅に応じた第1の調整電圧V13を生成し、第1の調整電圧V13を第2のコンデンサの両端に与える第1の相互バランス回路30と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は直流交流変換回路及び電源装置に関し、特にインバータ回路により直流電圧から交流電圧を生成する直流交流変換回路及び電源装置に関する。
電源装置の一例が特許文献1、2に開示されている。特許文献1に記載の電源装置は、太陽電池で生成された直流電圧をコンバータ回路により降圧した後に、インバータ回路を用いて当該降圧電圧に基づく交流電圧の生成を行う。
また、特許文献2に記載の電源装置は、複数のコンバータにより複数の太陽電池で生成された直流電圧をそれぞれ他の電圧に降圧する。そして降圧した複数の直流電圧を合成した後に、インバータ回路を用いて交流電圧を生成する。
特開2004−147472号公報 特開2004−215439号公報
電源装置では、高効率化が求められている。高効率化の一手段としては、インバータ回路に入力する直流電圧を高くすることが考えられる。しかしながら、インバータ回路に入力する直流電圧を高くした場合、インバータ回路に用いられるスイッチング素子及びコンデンサに高耐圧素子を利用しなければならない。しかし、高耐圧なスイッチング素子は電力損出が大きく、効率を低下させる要因になるという問題がある。更に、高耐圧な回路素子は、体積が大きく装置の体積が増大する問題がある。
本発明にかかる直流交流変換回路の一態様は、高電位側直流電圧が入力される高電位側電源配線と、低電位側直流電圧が入力される低電位側電源配線と、前記高電位側電源配線と直列ノードとの間に接続される第1のインバータと、前記直列ノードと前記低電位側電源配線との間に接続される第2のインバータと、前記第1のインバータと並列接続される第1のコンデンサと、前記第2のインバータと並列接続される第2のコンデンサと、前記第1のインバータ内において第1の交流電圧の生成に用いられる複数のスイッチングトランジスタのうち1つのスイッチングトランジスタのソースドレイン間に発生する第1のパルス信号を平滑化して、前記第1のパルス信号の振幅に応じた第1の調整電圧を生成し、当該第1の調整電圧を前記第2のコンデンサの両端に与える第1の相互バランス回路と、を有する。
本発明にかかる電源装置の一態様は、少なくとも上記直流交流変換回路を含み、外部から与えられる交流信号を直流信号に変換して前記直流交流変換回路に与える交流直流変換回路と、前記直流交流変換回路が前記第1のインバータ及び前記第2のインバータにより出力する交流電圧をそれぞれ直流電圧に変換し、変換後の直流電圧を構成して負荷を駆動するコンバータ回路と、を有する。
本発明によれば、低い耐圧の回路素子を利用しながらインバータ回路の効率を高めることができる。
実施の形態1にかかる直流交流変換回路の回路図である。 実施の形態1にかかる直流交流変換回路の動作を説明するグラフである。 実施の形態1にかかる電源装置のブロック図である。
実施の形態1
以下では、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
図1に実施の形態1にかかる交流直流変換回路1の回路図を示す。図1に示すように、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1は、第1のインバータ10、第2のインバータ20、第1の相互バランス回路30、第2の相互バランス回路40、第1のコンデンサC11、第2のコンデンサC12を有する。また、交流直流変換回路1は、入力端子TM1、TM2を有し、当該入力端子TM1、TM2を介して入力電圧Vinが与えられる。入力端子TM1には高電位側電源配線NDHが接続され、入力端子TM2には低電位側電源配線NDLが接続されている。以下の説明では、高電位側電源配線NDHに与えられる電圧を高電位側直流電圧と称し、低電位側電源配線NDLに与えられる電圧を低電位側直流電圧と称す。また、高電位側直流電圧と低電位側直流電圧との電圧差が入力電圧Vinとなる。
第1のインバータ10は、高電位側電源配線NDHと直列ノードNDMとの間に接続される。第2のインバータ20は、直列ノードNDMと低電位側電源配線NDLとの間に接続される。つまり、第1のインバータ10及び第2のインバータ20は、高電位側電源配線NDHと低電位側電源配線NDLとの間に直列に接続される。
第1のコンデンサC11は、高電位側電源配線NDHと直列ノードNDMとの間に接続される。第2のコンデンサC21は、直列ノードNDMと低電位側電源配線NDLとの間に接続される。つまり、第1のコンデンサC11は第1のインバータ10と並列に接続され、第2のコンデンサC21は第2のインバータと並列に接続される。また、別の観点では、第1のコンデンサC11及び第2のコンデンサC21は、高電位側電源配線NDHと低電位側電源配線NDLとの間に直列に接続される。
第1の相互バランス回路30は、第1のインバータ10内において交流電圧の生成に用いられる複数のスイッチングトランジスタのうち1つのスイッチングトランジスタ(図1に示す例ではスイッチングトランジスタTR12)のソースドレイン間に発生する第1のパルス信号を平滑化して、第1のパルス信号の振幅に応じた第1の調整電圧V13を生成し、当該第1の調整電圧V13を第2のコンデンサC21の両端に与える。
第2の相互バランス回路40は、第2のインバータ20内において交流電圧の生成に用いられる複数のスイッチングトランジスタのうち1つのスイッチングトランジスタ(図1に示す例ではスイッチングトランジスタTR22)のソースドレイン間に発生する第2のパルス信号を平滑化して、第2のパルス信号の振幅に応じた第2の調整電圧V23を生成し、当該第2の調整電圧V23を前記第1のコンデンサの両端に与える。
なお、図1に示す例では、第1の相互バランス回路30と第2の相互バランス回路40を示したが、相互バランス回路は、第1の相互バランス回路30と第2の相互バランス回路40のいずれか一方のみが実装されている形態であっても構わない。第1の相互バランス回路30と第2の相互バランス回路40との両方を備えることで、第1のコンデンサC11の両端に発生する電圧と、第2のコンデンサC21の両端に発生する電圧と、をより安定化させることができる。
続いて、第1のインバータ10、第2のインバータ20、第1の相互バランス回路30、第2の相互バランス回路40の回路構成についてそれぞれ説明する。
第1のインバータ10は、スイッチングトランジスタTR11〜TR14、トランスT11を有する。スイッチングトランジスタTR11〜TR14は同一導電型のトランジスタである。スイッチングトランジスタTR11及びスイッチングトランジスタTR12は、高電位側電源配線NDHと直列ノードNDMとの間に直列に接続される。スイッチングトランジスタTR13及びスイッチングトランジスタTR14は、高電位側電源配線NDHと直列ノードNDMとの間に直列に接続される。そして、スイッチングトランジスタTR11とスイッチングトランジスタTR12とを接続するノードが、トランスT11の一次側コイルの一端に接続される。また、スイッチングトランジスタTR13とスイッチングトランジスタTR14とを接続するノードが、トランスT11の一次側コイルの他端に接続される。第1のインバータ10では、スイッチングトランジスタTR11及びスイッチングトランジスタTR14を同位相のPWM信号により駆動し、スイッチングトランジスタTR12及びスイッチングトランジスタTR13をスイッチングトランジスタTR11、TR14とは反転する位相のPWM信号により駆動する。スイッチングトランジスタTR11〜TR14を駆動するPWM信号はPWM制御回路により生成される。つまり、第1のインバータ10では、スイッチングトランジスタTR11〜TR14及びトランスT11の一次側コイルによりHブリッジ型駆動回路を構成する。また、第1のインバータ10は、トランスT11の二次側コイルの両端には第1の交流電圧Vo1を生成する。
第2のインバータ20は、スイッチングトランジスタTR21〜TR24、トランスT21を有する。スイッチングトランジスタTR21〜TR24は同一導電型のトランジスタである。スイッチングトランジスタTR21及びスイッチングトランジスタTR22は、直列ノードNDMと低電位側電源配線NDLとの間に直列に接続される。スイッチングトランジスタTR23及びスイッチングトランジスタTR24は、直列ノードNDMと低電位側電源配線NDLとの間に直列に接続される。そして、スイッチングトランジスタTR21とスイッチングトランジスタTR22とを接続するノードが、トランスT21の一次側コイルの一端に接続される。また、スイッチングトランジスタTR23とスイッチングトランジスタTR24とを接続するノードが、トランスT21の一次側コイルの他端に接続される。第2のインバータ20では、スイッチングトランジスタTR21及びスイッチングトランジスタTR24を同位相のPWM信号により駆動し、スイッチングトランジスタTR22及びスイッチングトランジスタTR23をスイッチングトランジスタTR21、TR24とは反転する位相のPWM信号により駆動する。スイッチングトランジスタTR21〜TR24を駆動するPWM信号はPWM制御回路により生成される。つまり、第2のインバータ20では、スイッチングトランジスタTR21〜TR24及びトランスT21の一次側コイルによりHブリッジ型駆動回路を構成する。また、第2のインバータ20は、トランスT21の二次側コイルの両端には第2の交流電圧Vo2を生成する。
なお、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1では、交流電圧Vo1、Vo2の振幅が安定する定常運転状態ではPWM制御回路が出力するPWM信号のデューティーが50%となるように制御される。
第1の相互バランス回路30は、コンデンサC31〜C33、トランスT31、ダイオードD31、D32、抵抗R31、R32、配線ND31、ND32を有する。トランスT31の一次側コイルの一端には、コンデンサC31を介してスイッチングトランジスタTR12のドレイン側の電圧が入力される。トランスT31の一次側コイルの他端にはスイッチングトランジスタTR12のソース側の電圧が入力される。ここで、スイッチングトランジスタTR12がPWM信号により駆動されるため、スイッチングトランジスタTR12のソースドレイン間の電圧は矩形状の変化を示す。つまり、トランスT31の一次側コイルにはパルス信号が入力される。
配線ND31は、第2のコンデンサC21の直列ノードNDM側の端子に接続される。配線ND32は、第2のコンデンサC21の低電位側電源配線NDL側の端子に接続される。ダイオードD31、D32は、配線ND31と配線ND32の間に直列に接続される。そして、ダイオードD31とダイオードD32との間のノードにはトランスT31の二次側コイルの一端が接続される。コンデンサC32、C33は、配線ND31と配線ND32の間に直列に接続される。コンデンサC32とコンデンサC33との間のノードにはトランスT31の二次側コイルの他端が接続される。また、抵抗R31は、コンデンサC32に並列に接続される。抵抗R32は、コンデンサC33に並列に接続される。
第2の相互バランス回路20は、コンデンサC41〜C43、トランスT41、ダイオードD41、D42、抵抗R41、R42、配線ND41、ND42を有する。トランスT41の一次側コイルの一端には、コンデンサC41を介してスイッチングトランジスタTR22のドレイン側の電圧が入力される。トランスT41の一次側コイルの他端にはスイッチングトランジスタTR22のソース側の電圧が入力される。ここで、スイッチングトランジスタTR22がPWM信号により駆動されるため、スイッチングトランジスタTR22のソースドレイン間の電圧は矩形状の変化を示す。つまり、トランスT41の一次側コイルにはパルス信号が入力される。
配線ND41は、第1のコンデンサC11の直列ノードNDM側の端子に接続される。配線ND42は、第1のコンデンサC11の低電位側電源配線NDL側の端子に接続される。ダイオードD41、D42は、配線ND41と配線ND42の間に直列に接続される。そして、ダイオードD41とダイオードD42との間のノードにはトランスT41の二次側コイルの一端が接続される。コンデンサC42、C43は、配線ND41と配線ND42の間に直列に接続される。コンデンサC42とコンデンサC43との間のノードにはトランスT41の二次側コイルの他端が接続される。また、抵抗R41は、コンデンサC42に並列に接続される。抵抗R42は、コンデンサC43に並列に接続される。
続いて、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1の動作について説明する。実施の形態1にかかる交流直流変換回路1は、入力電圧Vinに基づき交流電圧Vo1、Vo2を生成する。また、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1は、第1の相互バランス回路30及び第2の相互バランス回路40により、第1のコンデンサC11の両端に印加される電圧と、第2のコンデンサC21の両端に印加される電圧と、のずれを解消する。ここで、入力電圧Vinから交流電圧Vo1、Vo2を生成する動作は、PWM信号に基づきスイッチングトランジスタTR11〜TR14、TR21〜TR24を駆動することで行うことで一般的なインバータ回路の動作と実質的に同じであるため、ここでは説明を省略する。一方、第1のコンデンサC11の両端に印加される電圧と、第2のコンデンサC21の両端に印加される電圧と、のずれを解消する動作は交流直流変換回路1の動作の特徴の1つであるため、以下で詳細に説明する。
実施の形態1にかかる交流直流変換回路1は、第1のインバータ10内のスイッチングトランジスタの1つからパルス信号を取得し、取得したパルス信号の振幅に応じた電圧レベルを有する第1の調整電圧V13を生成する。また、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1は、第2のインバータ20内のスイッチングトランジスタの1つからパルス信号を取得し、取得したパルス信号の振幅に応じた電圧レベルを有する第2の調整電圧V23を生成する。そして、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1は、第1の調整電圧V13及び第2の調整電圧V23により、第1のコンデンサC11及び第2のコンデンサC21の電圧を揃える。そこで、当該実施の形態1にかかる交流直流変換回路1において上記動作を説明するグラフを図2に示す。
図2に示す例は、上側に第1のコンデンサC11の両端の電圧と第2のコンデンサC21の両端の電圧とにズレが生じた状態のグラフを示し、下側に第1のコンデンサC11の両端の電圧と第2のコンデンサC21の両端の電圧とのズレが解消した状態のグラフを示した。
図2に示すように、第1のコンデンサC11の両端の電圧と第2のコンデンサC21の両端の電圧とにズレが生じている状態では、スイッチングトランジスタTR12のソースドレイン間に発生するパルス信号の振幅V11が、スイッチングトランジスタTR22のソースドレイン間に発生するパルス信号の振幅V21よりも大きくなる。これは、第1のインバータ10の両端に印加される電圧が第2のインバータ20の両端に印加される電圧よりも大きくなるためである。また、この電圧のズレは、スイッチングトランジスタの能力のズレ、交流電圧Vo1、Vo2の先に接続される負荷の大きさのズレに起因して生じる。
そして、第1のコンデンサC11の両端の電圧と第2のコンデンサC21の両端の電圧とにズレが生じている状態では、パルス信号の振幅のズレに起因して、トランスT31の二次側コイルに生成される整流信号の振幅V12が、トランスT41の二次側コイルに生成される整流信号の振幅V22よりも大きくなる。そのため、第1の相互バランス回路30が出力する第1の調整電圧V13が第2の相互バランス回路40が出力する第2の調整電圧V23よりも大きくなる。そして、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1では、第1の調整電圧V13を第2のコンデンサC21に与えることで第2のコンデンサC21の両端の電圧(つまり、第2のインバータ20に印加される電圧)を上昇させる。一方、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1では、第2の調整電圧V23を第1のコンデンサC11に与えることで第1のコンデンサC11の両端の電圧(つまり、第1のインバータ10に印加される電圧)を降下させる。
つまり、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1は、印加される電圧が高いインバータから、印加される電圧が低いインバータに、エネルギーを移転させることで、直列に接続されるインバータのそれぞれに印加される電圧を同じにする。このようなエネルギーの移転が安定化した後のグラフが図2の下図である。
上記説明より、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1は、入力電圧Vinが印加される高電位側電源配線NDHと低電位側電源配線NDLとの間にインバータ回路を直列に接続した。また、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1では、入力電圧Vinが印加される高電位側電源配線NDHと低電位側電源配線NDLとの間に2つのコンデンサを直列に接続した。これにより、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1では、入力電圧Vinが各インバータ及び各コンデンサに入力電圧Vinを分散させることができるため、インバータ及びコンデンサの両端に印加される電圧を入力電圧Vinに比べて小さくすことができる。これにより、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1では、インバータ回路を構成する回路素子及びコンデンサとして、入力電圧Vinよりも低い耐圧の素子を利用することができる。
また、耐圧の低い素子によりインバータ回路を構成することで、交流直流変換回路1の効率を高めることができる。さらに、耐圧の低い素子によりインバータ回路を構成することで、交流直流変換回路1の実装時の体積を抑制することができる。
また、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1では、定常運転状態において、第1のインバータ10及び第2のインバータ20を動作させるPWM信号のデューティーを50%に固定しても第1のインバータ10及び第2のインバータ20に印加される電圧を揃えることができる。つまり、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1では、第1のインバータ10及び第2のインバータ20に印加される電圧を揃えるために、PWM信号のデューティー比を制御する等の複雑な制御が不要である。
また、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1では、第1のインバータ10及び第2のインバータ20に印加される電圧を揃えるための制御において別途クロック信号、或いは、PWM信号等の矩形波を利用する必要がない。これにより、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1は、ノイズの発生を抑制することができる。
ここで、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1は、電源装置内のインバータ回路として利用することに適している。そこで、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1を用いた電源装置のブロック図を図3に示す。図3に示すように、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1を用いた電源装置では、交流直流変換回路1に与える直流信号(例えば入力電圧Vin)を外部の交流信号Vsを直流電圧に変換する交流直流変換回路3により生成する。また、実施の形態1にかかる電源装置では、コンバータ回路4を用いて、交流直流変換回路1が出力する2つの交流信号Vo1、Vo2を直流電圧に変換し、変換後の直流電圧を合成することで負荷5に与える出力電圧VLを生成する。
このように、実施の形態1にかかる交流直流変換回路1を用いることで、電源装置の小型化、高効率化を実現することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 交流直流変換回路
2 交流電源
3 交流直流変換回路
4 コンバータ回路
5 負荷
10 第1のインバータ
20 第2のインバータ
30 第1の相互バランス回路
40 第2の相互バランス回路
NDH 高電位側電源配線
NDL 低電位側電源配線
NDM 直列ノード

Claims (4)

  1. 高電位側直流電圧が入力される高電位側電源配線と、
    低電位側直流電圧が入力される低電位側電源配線と、
    前記高電位側電源配線と直列ノードとの間に接続される第1のインバータと、
    前記直列ノードと前記低電位側電源配線との間に接続される第2のインバータと、
    前記第1のインバータと並列接続される第1のコンデンサと、
    前記第2のインバータと並列接続される第2のコンデンサと、
    前記第1のインバータ内において第1の交流電圧の生成に用いられる複数のスイッチングトランジスタのうち1つのスイッチングトランジスタのソースドレイン間に発生する第1のパルス信号を平滑化して、前記第1のパルス信号の振幅に応じた第1の調整電圧を生成し、当該第1の調整電圧を前記第2のコンデンサの両端に与える第1の相互バランス回路と、
    を有する直流交流変換回路。
  2. 前記第2のインバータ内において第2の交流電圧の生成に用いられる複数のスイッチングトランジスタのうち1つのスイッチングトランジスタのソースドレイン間に発生する第2のパルス信号を平滑化して、前記第2のパルス信号の振幅に応じた第2の調整電圧を生成し、当該第2の調整電圧を前記第1のコンデンサの両端に与える第2の相互バランス回路を有する請求項1に記載の直流交流変換回路。
  3. 前記第1のインバータ及び前記第2のインバータは、それぞれ、対応して設けられるトランスの一次側コイルを駆動するHブリッジ型駆動回路を前記複数のスイッチングトランジスタにより構成する請求項1又は2に記載の直流交流変換回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の直流交流変換回路と、
    外部から与えられる交流信号を直流信号に変換して前記直流交流変換回路に与える交流直流変換回路と、
    前記直流交流変換回路が前記第1のインバータ及び前記第2のインバータにより出力する交流電圧をそれぞれ直流電圧に変換し、変換後の直流電圧を構成して負荷を駆動するコンバータ回路と、
    を有する電源装置。
JP2015132451A 2015-07-01 2015-07-01 直流交流変換回路及び電源装置 Active JP6518967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015132451A JP6518967B2 (ja) 2015-07-01 2015-07-01 直流交流変換回路及び電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015132451A JP6518967B2 (ja) 2015-07-01 2015-07-01 直流交流変換回路及び電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017017869A true JP2017017869A (ja) 2017-01-19
JP6518967B2 JP6518967B2 (ja) 2019-05-29

Family

ID=57831388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015132451A Active JP6518967B2 (ja) 2015-07-01 2015-07-01 直流交流変換回路及び電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6518967B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05104247A (ja) * 1991-10-07 1993-04-27 Sansha Electric Mfg Co Ltd アーク溶接機
JPH0779569A (ja) * 1993-07-14 1995-03-20 Toyo Electric Mfg Co Ltd インバータ装置
US5771163A (en) * 1996-11-19 1998-06-23 Sansha Electric Manufacturing Company, Limited AC-DC converter apparatus
JPH1169815A (ja) * 1997-08-22 1999-03-09 Yuasa Corp 電源装置
JP2004147472A (ja) * 2002-10-28 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 太陽光発電用直流交流変換装置
JP2004215439A (ja) * 2003-01-07 2004-07-29 Sharp Corp 系統連系インバータ装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05104247A (ja) * 1991-10-07 1993-04-27 Sansha Electric Mfg Co Ltd アーク溶接機
JPH0779569A (ja) * 1993-07-14 1995-03-20 Toyo Electric Mfg Co Ltd インバータ装置
US5771163A (en) * 1996-11-19 1998-06-23 Sansha Electric Manufacturing Company, Limited AC-DC converter apparatus
JPH1169815A (ja) * 1997-08-22 1999-03-09 Yuasa Corp 電源装置
JP2004147472A (ja) * 2002-10-28 2004-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 太陽光発電用直流交流変換装置
JP2004215439A (ja) * 2003-01-07 2004-07-29 Sharp Corp 系統連系インバータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6518967B2 (ja) 2019-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6963487B2 (ja) Dc/dcコンバータ
KR20150023771A (ko) 다상 ac 또는 dc 부하들을 위한 확장가능 전압 전류 링크 전력 전자 시스템
JPWO2015004825A1 (ja) Dc/dcコンバータ
JP6168155B2 (ja) 電力変換装置及び電力変換方法
RU2016105213A (ru) Многоуровневое силовое преобразовательное устройство
US9680376B2 (en) Power conversion electronics having conversion and inverter circuitry
WO2012094670A2 (en) Dc-dc converter
CN111630760B (zh) 模块化电压转换器
CN101958659A (zh) 用于将直流电力转换成交流电力的系统、方法和设备
WO2013145854A1 (ja) 電力変換装置
JP5814759B2 (ja) 電力変換装置
JP5410551B2 (ja) 電力変換装置
CN106464147A (zh) 频率转换器
JP2017017869A (ja) 直流交流変換回路及び電源装置
JP2017158305A (ja) スイッチング電源回路
JP2016201938A (ja) 電力変換装置
JP2017017868A (ja) 直流交流変換回路及び電源装置
WO2016128819A1 (ja) 電力変換装置
JP5951029B2 (ja) 第1並列回路を有する電圧変換器
JP2017112657A (ja) 電力変換装置
US9923480B2 (en) DC-to-AC power converter with high efficiency
JP2017042013A (ja) 電力変換装置
JP5423264B2 (ja) 電力変換装置
US10158284B2 (en) PFC with stacked half-bridges on DC side of rectifier
US10347948B2 (en) Device for providing an electrical voltage as well as drive arrangement and method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6518967

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250