JP2017112657A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図9において、10は交流電源、20は交流のアウトレット、30は交流電源10の出力側とアウトレット20の入力側との間で切替可能なリレー、60は電力を双方向に変換可能な交流/直流変換器、50はバッテリー等の蓄電装置である。
図10において、61は交流/直流変換器60を構成するブリッジ回路、70は双方向に電力変換可能な絶縁形の直流/直流変換器、71,73はブリッジ回路、72は変圧器である。その他の部分については、図9と同一の参照符号を付してある。
この電力変換装置は、図10と同様に交流/直流変換器60及び直流/直流変換器70を備えると共に、交流電源10及びアウトレット20が、リレー31,32をそれぞれ介してブリッジ回路61の交流側に接続されている。
なお、リレー31,32を何れもオンさせれば、アウトレット20には、交流電源10の交流電圧と、蓄電装置50の直流電圧を変換して得た交流電圧との和を供給することができる。
また、図11の電力変換装置では、リレー31,32を何れもオンさせるとアウトレット20が交流電源10に直結された状態となり、アウトレット20からは交流電源電圧と同じ大きさ、周波数の交流電圧しか出力することができない。例えば、交流電源10が100[V]の商用電源である場合、アウトレット20から定格入力電圧が200[V]の負荷に給電することができない等の問題がある。
交流電源に接続された第1の交流/直流変換器と、
前記第1の交流/直流変換器の直流側と負荷との間に接続されて双方向に電力変換が可能な第1の直流/直流変換器と、
外部に交流電圧を供給するためのアウトレットに交流側が接続され、かつ直流側が前記第1の交流/直流変換器の直流側に接続された第2の交流/直流変換器と、を備えたものである。
交流電源に接続された第1の交流/直流変換器と、
前記第1の交流/直流変換器の直流側と負荷との間に接続された第1の直流/直流変換器と、
外部に交流電圧を供給するためのアウトレットに交流側が接続された第2の交流/直流変換器と、
前記第2の交流/直流変換器の直流側と前記負荷との間に接続された第2の直流/直流変換器と、を備えたものである。
交流電源に接続された第1の交流/直流変換器と、
前記第1の交流/直流変換器の直流側と負荷との間に接続されて双方向に電力変換が可能な第1の直流/直流変換器と、
直流側が前記第1の交流/直流変換器の直流側に接続された第2の交流/直流変換器と、
外部に交流電圧を供給するためのアウトレットと、
前記第2の交流/直流変換器の交流側を、前記交流電源または前記アウトレットに切り替えて接続するリレーと、を備えたものである。
交流電源に接続された第1の交流/直流変換器と、
前記第1の交流/直流変換器の直流側と負荷との間に接続された第1の直流/直流変換器と、
第2の交流/直流変換器と、
前記第2の交流/直流変換器の直流側と前記負荷との間に接続された第2の直流/直流変換器と、
外部に交流電圧を供給するためのアウトレットと、
前記第2の交流/直流変換器の交流側を、前記交流電源または前記アウトレットに切り替えて接続するリレーと、を備えたものである。
このため、電源装置としての用途や有用性が従来よりも拡大するという利点がある。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力変換装置の主回路構成図である。図1において、商用電源等の交流電源10は第1の交流/直流変換器60Aの交流側に接続され、交流/直流変換器60Aの直流側はコンデンサ81Aを介して第1の直流/直流変換器70Aの入力側に接続されている。また、直流/直流変換器70Aの出力側は、コンデンサ82Aを介して負荷としての蓄電装置50に接続されている。ここで、直流/直流変換器70Aは、交流/直流変換器60A側と蓄電装置50側との間で直流電力を双方向に変換可能であるため、「入力側」、「出力側」は固定的なものではない。
第1の交流/直流変換器60Aには、互いの直流側を共通にして第2の交流/直流変換器60Bが並列に接続されており、その交流側にはアウトレット20が接続されている。
図2において、第1の交流/直流変換器60Aは、IGBT等の半導体スイッチング素子Q1〜Q4からなるブリッジ回路61Aと、その交流側に接続されたリアクトル62A,63Aとにより構成されている。また、第1の直流/直流変換器70Aは、半導体スイッチング素子Q5〜Q8からなるブリッジ回路71Aと、その交流側に接続された変圧器72Aと、共振用のコンデンサ74Aと、半導体スイッチング素子Q9〜Q12からなるブリッジ回路73Aとによって構成されている。
なお、各変換器60A,60B,70Aを構成する半導体スイッチング素子は、IGBTに限らずFET等でも良いことは勿論である。
また、負荷としては蓄電装置50を想定しているが、蓄電装置50を直流電圧源として動作させてアウトレット20に交流電圧を供給するのではなく、交流電源10から第1の交流/直流変換器60Aを介して得た直流電圧を第2の交流/直流変換器60Bにより交流電圧に変換してアウトレット20に供給する場合には、負荷として直流電動機等を接続することもできる。
交流電源10により蓄電装置50を充電する場合には、第1の交流/直流変換器60A及び第1の直流/直流変換器70Aにより交流/直流変換、及び直流/交流/直流変換を順次行い、所定の直流電圧・電流を蓄電装置50に供給する。また、この充電動作と並行してアウトレット20に交流電圧を供給する場合には、平滑コンデンサ81Aを直流電圧源として第2の交流/直流変換器60Bが直流/交流変換を行うことにより、所定の大きさ及び周波数の交流電圧を生成してアウトレット20に供給する。
なお、交流電源10の停電や電圧低下等の異常発生時には、蓄電装置50を直流電圧源として用い、第1の直流/直流変換器70A及び第2の交流/直流変換器60Bを動作させてアウトレット20に交流電圧を供給しても良い。
また、第2の交流/直流変換器60Bからアウトレット20に供給する交流電圧の大きさや周波数は交流電源10に依存せず、独立して設定可能であるから、アウトレット20から給電する電気機器の定格上の制約が少なくなり、電源装置としての用途が広がるという利点がある。
本実施形態は、第2の交流/直流変換器60Bの直流側と出力側のコンデンサ82Aとの間に、コンデンサ81Bと第2の直流/直流変換器70Bとが順次接続されている。すなわち、第1の交流/直流変換器60Aとコンデンサ81Aと第1の直流/直流変換器70Aとからなる直列回路と、第2の交流/直流変換器60Bとコンデンサ81Bと第2の直流/直流変換器70Bとからなる直列回路とが、コンデンサ82Aを共通にして並列に接続されている。
この実施形態において、第1,第2の直流/直流変換器70A,70Bは、一方向にのみ電力変換が可能であれば良く、チョッパ等を使用することもできる。
この第2実施形態においても、蓄電装置50の充電動作と、アウトレット20を介した外部の電気機器への給電動作とを同時に行うことができると共に、アウトレット20に供給される交流電圧は交流電源10に依存することなく任意に設定可能である。
この第3実施形態は、図1における第2の交流/直流変換器60Bの交流側にリレー30を設け、このリレー30の切替動作により、交流電源10またはアウトレット20を第2の交流/直流変換器60Bの交流側に接続可能としたものである。
蓄電装置50を充電する場合には、リレー30を交流電源10側に接続し、第1の交流/直流変換器60A及び第2の交流/直流変換器60Bを交流電源10とコンデンサ81Aとの間で並列に接続する。この状態で2台の交流/直流変換器60A,60Bを並列運転して交流/直流変換を行い、コンデンサ81Aを介して第1の直流/直流変換器70Aが直流/直流変換を行うことにより、蓄電装置50に所定の電圧、電流を供給して充電する。
更に、本件出願人による特許第5304374号公報に記載されているノイズ低減法を用い、2台の変換器60A,60Bを同期させながら所定の位相差を持たせてスイッチングすれば、所望の次数の高調波ノイズを除去することができる。ちなみに、このノイズ低減法によりn次高調波ノイズを低減する場合には、各変換器60A,60Bに対するスイッチングパルスの位相角αをπ/n[rad.]ずらせば良い。
従って、第2の交流/直流変換器60Bが直流/交流変換を行うことにより、所望の大きさ及び周波数の交流電圧を生成してアウトレット20に供給することができ、これと同時に、第1の交流/直流変換器60A及び第1の直流/直流変換器70Aを運転して蓄電装置50を充電することも可能である。
本実施形態は、図3における第2の交流/直流変換器60Bの交流側にリレー30を設け、このリレー30の切替動作により、交流電源10またはアウトレット20を第2の交流/直流変換器60Bの交流側に接続可能としたものである。
この場合も、交流/直流変換器60A,60Bの制御にマルチフェーズ動作や特許第5304374号公報に記載されているノイズ低減法を適用すれば、リプル電流や高調波ノイズを低減することができる。
従って、本実施形態においても、蓄電装置50の充電動作と外部の交流電気機器への給電動作とを同時に行うことができると共に、アウトレット20に供給する交流電圧を交流電源10に依存することなく設定可能である。
20:アウトレット
30:リレー
50:蓄電装置
60A,60B:交流/直流変換器
61A,61B:ブリッジ回路
62A,62B,63A,63B:リアクトル
70A,70B:直流/直流変換器
72A,72B:変圧器
71A,71B,73,73B:ブリッジ回路
74A,74B:コンデンサ
81A,81B,82A,82B:コンデンサ
Q1〜Q24:半導体スイッチング素子
Claims (6)
- 半導体スイッチング素子のスイッチング動作により、交流/直流変換を行う交流/直流変換器及び直流/直流変換を行う直流/直流変換器を備えた電力変換装置において、
交流電源に接続された第1の交流/直流変換器と、
前記第1の交流/直流変換器の直流側と負荷との間に接続されて双方向に電力変換が可能な第1の直流/直流変換器と、
外部に交流電圧を供給するためのアウトレットに交流側が接続され、かつ直流側が前記第1の交流/直流変換器の直流側に接続された第2の交流/直流変換器と、
を備えたことを特徴とする電力変換装置。 - 半導体スイッチング素子のスイッチング動作により、交流/直流変換を行う交流/直流変換器及び直流/直流変換を行う直流/直流変換器を備えた電力変換装置において、
交流電源に接続された第1の交流/直流変換器と、
前記第1の交流/直流変換器の直流側と負荷との間に接続された第1の直流/直流変換器と、
外部に交流電圧を供給するためのアウトレットに交流側が接続された第2の交流/直流変換器と、
前記第2の交流/直流変換器の直流側と前記負荷との間に接続された第2の直流/直流変換器と、
を備えたことを特徴とする電力変換装置。 - 半導体スイッチング素子のスイッチング動作により、交流/直流変換を行う交流/直流変換器及び直流/直流変換を行う直流/直流変換器を備えた電力変換装置において、
交流電源に接続された第1の交流/直流変換器と、
前記第1の交流/直流変換器の直流側と負荷との間に接続されて双方向に電力変換が可能な第1の直流/直流変換器と、
直流側が前記第1の交流/直流変換器の直流側に接続された第2の交流/直流変換器と、
外部に交流電圧を供給するためのアウトレットと、
前記第2の交流/直流変換器の交流側を、前記交流電源または前記アウトレットに切り替えて接続するリレーと、
を備えたことを特徴とする電力変換装置。 - 半導体スイッチング素子のスイッチング動作により、交流/直流変換を行う交流/直流変換器及び直流/直流変換を行う直流/直流変換器を備えた電力変換装置において、
交流電源に接続された第1の交流/直流変換器と、
前記第1の交流/直流変換器の直流側と負荷との間に接続された第1の直流/直流変換器と、
第2の交流/直流変換器と、
前記第2の交流/直流変換器の直流側と前記負荷との間に接続された第2の直流/直流変換器と、
外部に交流電圧を供給するためのアウトレットと、
前記第2の交流/直流変換器の交流側を、前記交流電源または前記アウトレットに切り替えて接続するリレーと、
を備えたことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項3または4に記載した電力変換装置において、
前記リレーを前記交流電源側に切り替えて前記第1の交流/直流変換器及び前記第2の交流/直流変換器を並列運転する際に、前記第1の交流/直流変換器及び前記第2の交流/直流変換器の前記半導体スイッチング素子をそれぞれスイッチングする位相角を、両変換器の間で所定角度ずらすことを特徴とする電力変換装置。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載した電力変換装置において、
前記負荷が蓄電装置であることを特徴とする電力変換装置。
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