JP2017017319A - 半導体用基板および半導体基板への実装方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】大電流を流すLEDチップやLEDデバイスを実装するための基板において、放熱性の良い半導体用基板を高い生産性で実現する。【解決手段】(a)に示すように、銅の電極パッド4の2つの主面は露出され、縦に隣接する2つの電極パッド4間は、2つの主面と面一の熱硬化性白樹脂8で絶縁されている。したがって、フリップチップタイプのLEDチップC1のp,nの電極が実装可能な距離に2つの電極パッド4の間隔を設定すれば、LEDチップC1を実装できる。透明樹脂で封止し、点線Dでダイシング分離すれば、銅基板の電極端子を持つLEDデバイスとなる。ワイヤボンディングタイプのLEDチップであっても、一方の電極パッドをダイボンパッドに、他方の電極パッドをワイボンパッドにすればよい。更に、(b)で示すように、横方向は、電極パッドより薄い連結メタル部5で導通されているので、4つの電極パッド4を用いて、例えば、保護素子Zを備えたLEDデバイスにもできる。【選択図】図3
Description
本発明は、LED照明に用いられるLEDチップやLEDデバイス等の半導体チップ、およびその基板への半導体チップの実装方法に関する。
近年、大電流を流すLEDチップや、それを用いたLEDデバイスや、それらを用いた照明装置が実用化され、白熱電球や蛍光灯をはじめ、水銀灯やハロゲン灯をも置き換えつつある。そして、このような用途の広がりに伴い、LEDチップやLEDデバイスを実装するための放熱性の良い半導体用基板が、ますます重要になってきている。
大電流を流すLEDチップを実装して、LEDデバイスにするための半導体用基板としては、熱伝導率の良いセラミック基板がよく用いられている。セラミックの材料としては、アルミナ(Al2O3)が一般的であるが、熱伝導率が21W/mK程度で、板厚を0.3mm程度に薄くしても、3W級のLEDチップの放熱を行うためには不充分である。これを補うために、銅のビアホールやインレイを付加することもできるがコストが高くなる。
また、更に熱伝導率が高い、たとえば170W/mKの窒化アルミを用いたものは、充分な放熱性を確保できるが、これもコストが高く、また色が黒ずんでいて、発光素子のLEDには適さないといった欠点がある。
これを解消する基板として、特許文献1に示すように、銅板とエポキシ樹脂とで集合基板を形成する例がある。これを図14に示す。この特許文献1に記述されているように、銅板をエッチング等の加工手段によって不要な部分を削除して複数の導電部材60aを形成し、各導電部材60aの隙間にエポキシ樹脂等によって成る絶縁部材60bを充填して一体化した集合基板60を形成する。そして、その集合基板60の上面に、LEDチップが導電部材上に直接ダイスボンドされるような切り抜き孔31cを持つ回路基板を多数個形成した集合回路基板61を、位置決めして熱圧着し、一体化する。
この集合基板60と集合回路基板61との一体化基板は、ワイヤーボンディングタイプのLEDチップ用の基板で、銅の導電部材は放熱用のダイスボンドパッドとなるが、pとnの電極パッドは集合回路基板上に配置されている。この一体化基板では、LEDチップは、銅の導電部材にAgペーストを介して直接ダイスボンドされるので、放熱性は極めて良くなるし、コストも安くなるが、フリップチップタイプのLEDチップには使えない。
一方、大電流を流すLEDデバイスを実装する半導体用(配線)基板としては、照明装置に用いられる放熱性が中程度に良いメタルベース基板が広く用いられている。メタルとしては、熱伝導率の良い銅やアルミが一般的であるが、コストの面で鉄を用いたものもある。熱伝導率とコストの面で、アルミが最も多く使用されている。
アルミベース基板の構造は、厚さ約1.5mmのアルミ板上に、厚さ約0.1mmの絶縁層を形成し、その上に、厚さ30〜80μmの銅で配線パターンを形成したもので、絶縁層の熱伝導率と厚さ、および銅の配線パターンの厚さで、放熱性の良さが決まる。コストも考慮して、絶縁層の厚さは80μmで、熱伝導率は5W/mK、銅の配線パターンの厚さは35μmのものが、一般的に使用されている。
しかし、この従来技術では、アルミベース基板の銅の配線パターンで形成される一対の電極パッドに実装されるLEDデバイスで発生する熱は、電極パッドから絶縁層を通ってアルミ板に伝わるので、熱伝導率の悪い絶縁層がネックとなっている。
大電流を流すLEDチップを実装して、LEDデバイスにするための半導体用基板として、上述の特許文献1の一体化基板は、銅の導電部材にAgペーストを介して直接ダイスボンドされるので、放熱性は(銅とAgペーストの熱伝導率は391W/mKと95W/mK)極めて良くなるし、コストも安くなるが、フリップチップタイプのLEDチップには使えないといった問題がある。
また、大電流を流すLEDデバイスを実装する半導体用(配線)基板として使用されている上述のアルミベース基板は、絶縁層の熱伝導率(5W/mK)がネックとなり、アルミの極めて良い熱伝導率が充分に生かされていないといった問題がある。
本発明の目的は、メタルの極めて良好な熱伝導率を有効に生かし、フリップチップタイプのLEDチップ、ワイヤーボンディングタイプのLEDチップ、及びLEDデバイス、更にはLEDに限らず半導体チップや半導体デバイスなど、すべての半導体部品に発生する熱を、有効に放熱できる半導体用基板および半導体基板へのチップの実装方法を提供することである。
本発明の半導体用基板は、半導体チップまたは半導体デバイスを実装するための電極パッドが、複数個形成された電極パッド領域と、該電極パッド領域を取り囲む枠領域とから成る厚さtの板状メタルフレームであって、前記電極パッド領域内の一方向に隣接する電極パッド間、および前記電極パッド領域と枠領域の間は、厚さtより薄い連結メタル部で連結されており、前記電極パッドの2つの主面を露出して、前記電極パッド領域の空間部に熱硬化性樹脂が充填され、該熱硬化性樹脂は、前記一方向と直交する直交方向に隣接する電極パッド間を連結するとともに、前記電極パッドの2つの主面とほぼ面一になるように、前記電極パッド領域内の空間部を略満たすように形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、厚さtのメタル(例えば銅)フレームで電極パッドを形成し、電極パッドの2つの主面は露出され、前記直交方向の2つの電極パッド間は、前記2つの主面と面一の熱硬化性樹脂で絶縁されているので、この2つの電極パッド間を、たとえばフリップチップタイプのLEDチップのp電極およびn電極が、実装可能な距離に設定すれば、該フリップチップタイプのLEDチップが実装可能になる。勿論、ワイヤーボンディングタイプのLEDチップであっても、一方の電極パッドをダイスボンドパッドに、他方の電極パッドをワイヤーボンディングパッドにすればよい。ただし、銅フレームの表面には、実装方法に適したメッキが施されている必要がある。そして露出された電極パッドの2つの主面のうち、一方の主面にLEDチップを実装すれば、他方の主面を外部基板への電極端子面とすることにより、LEDチップで発生する熱は、熱伝導率の極めて良好な銅を介して、効率良く外部基板に放熱することができるようになる。
さらに、隣接する電極パッドは、前記一方向は厚さtより薄い、たとえば矩形状の銅の連結メタル部で連結され、前記直交方向は熱硬化性樹脂で連結されているため、前記2つの電極パッドが一つのLEDデバイスになる場合、その分離、個別化は、ダイシングにより効率良く行うことができる。その理由は、銅の連結メタル部は、tより薄い矩形状であるため、連結メタル部の周囲は、熱硬化性樹脂で囲まれている。そのため、銅単独ではダイシングによる切断が困難であっても、熱硬化性樹脂によるドレッシング効果があるため、銅の切断が容易にできるようになるのである。
また、LEDデバイスを実装する半導体用(配線)基板の場合、複数の電極パッドと、電極パッドを前記一方向に連結する連結メタル部と、電極パッドを前記直交方向に連結する熱硬化性樹脂とで、配線パターンを形成することにより、銅の極めて良好な熱伝導率を有効に生かした放熱性の良い配線基板ができる。
そして、本発明の半導体用基板では、前記電極パッド領域の前記直交方向に隣接する電極パッド間も、部分的に、厚みtより薄い連結メタル部で連結されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、エッチング等の方法により、前記電極パッド領域と前記枠領域とが形成された、厚さtの前記板状メタルフレームにおいて、複数個形成される前記電極パッドは、前記一方向のみ、厚さtより薄い矩形状の連結メタル部でしか、連結されていないので、前記熱硬化性樹脂を充填するまでの間は、直交方向に歪みやすい形状となっている。そこで、部分的に、前記直交方向にも連結メタル部で連結することにより、それを補強することができる。ただし、前記直交方向に連結メタル部で連結すると、連結された電極パッド間は導通するので、それを考慮した設計にするか、枠領域の一部とみなす必要がある。
前記一方向、および部分的に形成する前記直交方向の連結メタル部の厚みを、tより薄くする理由は、後述する半導体用基板の製造方法から来る理由と、ドレッシング効果が有効に働き、銅をダイサーで分離できる構造にするために、重要なテクニックである。
また、本発明の半導体用基板では、前記半導体チップは、一対のp電極およびn電極を、略面一な面に持つフリップチップタイプのLEDチップで、前記電極パッド領域では、前記熱硬化性樹脂である熱硬化性白樹脂で連結された該LEDチップの一対のp電極パッドおよびn電極パッドが、行列状に複数個形成され、前記p電極パッドおよびn電極パッドの2つの主面のうち、一方の主面が前記LEDチップを実装する際の実装面となり、他方の主面が外部基板に実装する際の電極端子面となることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記電極パッド領域の電極パッドが、フリップチップタイプのLEDチップの一対の電極と対応しているので、フリップチップタイプのLEDチップが実装可能となり、また、一対の電極パッドが行列状に複数個、熱硬化性白樹脂と連結メタル部で連結されているので、ダイサーで容易に分離可能で、メタル(たとえば銅)の極めて良好な熱伝導率の電極パッドを持つLEDデバイスが、複数個、容易に作成できる。
また、本発明の半導体用基板では、前記半導体デバイスは、一対のp電極端子およびn電極端子を持つLEDデバイスで、前記電極パッド領域は、複数の前記電極パッドと、前記一方向の連結メタル部と、前記直交方向の前記熱硬化性樹脂である熱硬化性白樹脂とで、配線パターンが形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記直交方向に隣接する電極パッド間は、絶縁性の熱硬化性白樹脂で連結されているので、絶縁が保たれているため、LEDデバイスの直列接続ができ、前記一方向に隣接する電極パッド間は、前記連結メタル部を切らなければ導通状態で、LEDデバイスの並列接続が可能で、切れば絶縁状態となる。従って、前記連結メタル部を選択的に切ることによって、効率の良い配線パターンを実現することができる。さらに、銅の極めて良好な熱伝導率を有効に生かした放熱性の良い配線基板ができる。
また、本発明の半導体用基板では、前記一対の電極パッドの断面形状は凸状で、前記実装面の面積は、前記フリップチップタイプのLEDチップの電極面と略同じ広さで、前記電極端子面の面積より狭く、前記実装面の周囲は前記熱硬化性白樹脂で被覆されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記フリップチップタイプのLEDチップを半田で実装する場合、前記実装面の面積が広いと、半田溶融時にLEDチップが動き、良好な電気的接続ができないといった問題が発生し易い。したがって、前記実装面をLEDチップの電極面とほぼ同じ広さにし、周囲は溶融半田が広がりにくい前記熱硬化性白樹脂で被覆されている方が好ましい。また、前記電極パッドの表面は、半田がなじみ易いAuやAgやSnメッキがなされているが、酸化チタン粉末を混合した熱硬化性白樹脂で被覆した方が、安定的で反射率の良好な面となる。
また、本発明の半導体用基板では、前記板状メタルフレームの材質は、銅またはアルミからなり、厚さtは、0.1mm以上、1.5mm以下であることを特徴とする。
上記の構成によれば、メタルとして熱伝導率が良好で、コストが安い材料としては、銅とアルミが適している。銅の熱伝導率は、391W/mK、アルミは、222W/mKで、銅が最適である。厚さは、電極パッド間の間隔により制限され、ファインパターンはフォトリソのエッチング法で形成されるが、板状銅フレームの余分な部分を除いて、前記電極パッド領域および前記枠領域を形成する場合、電極パッド間の最小間隔は板厚tと同程度である。従って、板厚が0.1mmの場合、電極パッド間の最小間隔は、0.1mmである。これを考慮すると、3W級のLEDチップ用の前記銅フレームの厚さは、0.2mm程度が最適で、3W級のLEDデバイス用に前記銅フレームの厚さは、0.5mm〜1.5mm程度である。また、連結メタル部を、板厚tより薄くしつつ、形状を保つためには、板厚tは、0.1mm以上が好ましい。
また、本発明の半導体用基板では、前記熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂またはシリコン樹脂に、酸化チタン粉末を混合した熱硬化性白樹脂であることを特徴とする。
上記の構成によれば、熱による変色が少なく、電極パッドを保持する硬さおよび密着性を持ち、そりが発生しない。また、青色LEDの光で発生する光触媒の性質をコーティングやシロキサン処理で抑えた、反射率が良い酸化チタン粉末を、エポキシ樹脂やシリコン樹脂に混合し、熱硬化性白樹脂にすることにより、反射率も良くなる。
また、本発明の半導体用基板では、前記枠領域に、位置合わせ用のA孔が2か所以上形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記位置合わせ用のA孔に嵌合するピンを、2か所以上立てた位置合わせ板等の治具を用いて、前記半導体用基板上へのLEDチップの実装や、LEDデバイスを製造するときの位置合わせに活用できる。
好ましくは、前記の半導体用基板の製造方法であって、前記板状メタルフレームの2つの主面うち、一方の主面上に前記電極パッド領域と通気するための通気孔の形成された耐熱性プラスチックシートを、他方の主面上に前記通気孔のない耐熱性プラスチックシートを貼り付けるA1工程と、前記通気孔の経路で、前記板状メタルフレームの前記電極パッド領域の空間部分から空気を抜き取るA2工程と、前記通気孔の経路で、前記板状メタルフレームの前記電極パッド領域の空間部分に、大気圧を利用して熱硬化性樹脂を充填するA3工程と、充填した熱硬化性樹脂を熱で硬化させ、耐熱性プラスチックシートを剥がすA4工程と、から成ることを特徴とする。
上記の構成によれば、簡単な設備で容易に、本発明の半導体用基板を製造することができる。つまり、前記板状メタルフレームの枠領域と、該板状メタルフレームの2つの主面上に貼られた耐熱プラスチックシートで、前記通気孔を除いて、前記電極パッド領域が密封される(A1工程)。そして、前記通気孔から前記熱硬化性樹脂が通る経路で、ロータリーポンプを用いて、密封された前記電極パッド領域内の空間部分から空気を抜いていく(A2工程)。この状態で約10〜20分間程度空気を抜く。その後、ロータリーポンプ側のバルブを閉め、大気圧に徐々に戻していく。この過程で、大気圧で、前記熱硬化性樹脂が前記電極パッド領域の空間部分に充填されていく(A3工程)。次に、たとえば150℃、1時間の条件で、充填された熱硬化性樹脂を硬化させ、最後に、耐熱性プラスチックシートを剥がして半導体用基板を完成させる(A4工程)。
また好ましくは、前記A4工程の後に、前記電極パッド領域の、前記一方向に隣接する電極パッド間を連結する前記連結メタル部を、選択的にダイサーにより切断し、配線パターンを形成するC1工程を加えることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記電極パッド領域の前記一方向に隣接する電極パッドを連結している連結メタル部を、選択的にダイサーで切ることにより、複数の前記電極パッドと、切断されない前記一方向の連結メタル部と、前記電極パッドを前記直交方向に連結する前記熱硬化性樹脂とで、効率の良い配線パターンを形成することができる。
また、本発明の半導体用基板上へのLEDチップの実装方法は、前記の半導体用基板にLEDチップを実装する方法であって、前記電極パッド領域に、一対のp電極パッドおよびn電極パッドが行列状に複数個形成され、前記枠領域に、位置合わせ用のA孔が、2か所以上形成されている前記半導体用基板を用いて、前記一対のp電極パッドおよびn電極パッド上に、半田ペーストを塗布するB1工程と、前記LEDチップとして四角錐台状LEDチップを用いて、該四角錐台状LEDチップの上面より大きく、底面より小さい矩形状孔が、前記一対のp電極パッドおよびn電極パッドと同じピッチで、行列状に複数個形成された矩形状孔と、前記半導体用基板の位置合わせ用のA孔とほぼ同じ位置に、ほぼ同じサイズで、2か所以上のB孔とが、形成されたメタルマスクを用い、前記四角錐台状LEDチップを、上面から該メタルマスクの矩形状孔に挿入し、そのLEDチップの上面を粘着テープで仮固定し、行列状に整列させるB2工程と、前記位置合わせ用のA孔およびB孔に嵌合するピンを、2か所以上立てた位置合わせ治具を用いて、前記半導体用基板の半田ペーストを塗布した前記一対のp電極パッドおよびn電極パッドのパッド面と、前記メタルマスクに整列された前記四角錐台状LEDチップのp電極面およびn電極面とが、それぞれ対峙するように、前記ピンに、前記位置合わせ用のA孔およびB孔を通して重ねるB3工程と、前記粘着テープを剥がして、前記半導体用基板の半田ペーストを塗布した複数の電極パッド面上に、複数の前記四角錐台状LEDチップを一括して置くB4工程と、熱を加え、前記半田ペーストを溶かすことにより、前記半導体用基板に置かれた前記四角錐すい台状LEDチップを、電気的に接続するB5工程と、から成ることを特徴とする。
上記の構成によれば、LEDチップの四角錐台の形状を利用して、簡単な治工具、すなわち、A孔およびB孔に嵌合するピンを2か所以上立てた位置合わせ治具と、前記矩形状孔と前記B孔を持つメタルマスクとを用いて、ファインパターンの電極を持つLEDチップを一括して前記半導体基板に実装することができる。
本発明の半導体用基板および半導体基板へのチップの実装方法は、以上のように、メタルの極めて良好な熱伝導率を有効に生かし、フリップチップタイプのLEDチップやワイヤーボンディングタイプのLEDチップ、更にはLEDに限らずダイオードなどの半導体チップなどを実装し、半導体デバイスを製造するときの放熱性の良い基板となる。その際、ダイサーにより半導体デバイスを効率良く製造することができる。
また、本発明の半導体用基板は、半導体デバイス(特にLEDデバイス)を実装するための、放熱性の良好な配線基板とすることができる。その際、ダイサーにより効率の良い配線パターンを形成できる。
以下、本発明の半導体用基板の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
(実施例1)
まず、本発明の半導体用基板に使用する板状メタルフレームの概略図を図1に示す。
まず、本発明の半導体用基板に使用する板状メタルフレームの概略図を図1に示す。
(a)が平面図で、(b)がV−Vの断面図である。
この板状メタルフレームは、JIS規格 H3100 C1100Pの銅板材の板厚tが0.2mmのものを使用した銅フレーム1である。フォトリソとエッチングにより、パターンが形成されている。電極パッド4が行列状に複数個形成されている電極パッド領域2と、この電極パッド領域2を取り囲む枠領域3とから成り、電極パッド4と枠領域3の厚さは板厚と同じ0.2mmである。横方向に隣接する電極パッド4間は、厚さが0.1mmの矩形状の連結メタル部5で連結されている。枠領域3には、位置合わせのためのA孔6が、2か所あけられている。孔の直径は3mm程度である。一方のA孔を長穴にしてもよい。電極パッド領域2と枠領域3との間も、横方向に連結メタル部5で連結されている。
この銅フレーム1の前記電極パッド領域2の空間部分に、熱硬化性白樹脂8を充填する。その製造方法を、図12の(a)〜(f)に記載の図に従って説明する。
まず、図12(a)は、フォトリソとエッチングにより、余分な部分を除いてパターンを形成した図1に示す銅フレーム1を準備する。
次に、図12(b)は、銅フレーム1の2つの主面の上面に、前記電極パッド領域2に通じる通気孔71を持つ耐熱性プラスチックシート72aを、孔位置が前記電極パッド領域2と通気できる位置に貼り付ける。図8の切欠き53のように、枠領域3に、専用口を形成していてもよい。さらに、2つの主面の底面に、通気孔のない耐熱性プラスチックシート72bを貼り付ける。これにより、前記電極パッド領域2の空間部分は、通気孔71を除いて、密封された状態になる。
次に、図12(c)のように、耐熱性プラスチックシート72a上の通気孔71上に、前記通気孔71とほぼ同じサイズの孔をあけた両面テープを、孔位置を合わせて貼り付け、その上に、ほぼ同じサイズの孔を底面にあけ、上面が全面開放の透明筒状容器73を、孔位置を合わせて貼り付けセットする。次に、前記透明筒状容器73に、脱泡した前記熱硬化性白樹脂8を5g程度入れ、樹脂充填ワーク70を準備する。ここで使用する熱硬化性白樹脂は、シリコン樹脂中に、酸化チタン粉末が重量比で全体量の20%の量が混合されている。
次に、図12(d)のように、該樹脂充填ワーク70を真空チャンバー75内に入れ、バルブV1を開け、V2を閉じて、ロータリーポンプ(図には、記述していない)によって、真空チャンバー75内の空気を抜いていく。これで、密封された前記電極パッド領域2内の空間部分の空気が、前記通気孔71から前記熱硬化性白樹脂8中を通って抜けていく。この状態で約15分間程度空気を抜く。
次に、図12(e)のように、ロータリーポンプ側のバルブV1を閉め、V2をゆっくり開けて大気圧に徐々に戻していく。この過程で、大気圧で、前記熱硬化性白樹脂8が前記電極パッド領域2の空間部分に充填されていく。
次に、図12(f)のように、透明筒状容器73を外して、前記ワーク70を150℃、1時間の条件で、充填された熱硬化性白樹脂8を硬化させ、最後に、耐熱性プラスチックシート72a,72bを剥がして半導体用基板を完成させる。
上記方法で、製造された半導体用基板10の部分図を図2に示す。前記電極パッド領域2の空間部分が、熱硬化性白樹脂8で満たされている。連結メタル部5は、厚さが薄いので、その上に熱硬化性白樹脂8が載り、電極パッド4と面一の高さになっている。
また、この図には、一部の電極パッド4間で、縦方向に隣接するもの同士を連結する連結メタル部7も記載されている。これは、銅フレーム1に複数個形成される前記電極パッド4は、横方向のみ、厚さtより薄い矩形状の連結メタル部5でしか連結されていないので、前記熱硬化性白樹脂8を充填するまでの間は、縦方向に歪み易い形状となっているためである。部分的に、縦方向にも連結メタル部7で連結することにより、それを補強することができる。ただし、縦方向に連結メタル部7で連結すると、連結された電極パッド4間は導通するので、デバイスには使用できなくなる。
また、連結メタル部5や7を、板厚tより薄くする理由は、前記図12の(b)で、密封された電極パッド領域2の空間部分を、1つの空間領域にするために重要な要素で、空間が分離されないので、熱硬化性白樹脂8が隅々まで充填されるのである。
次に、この半導体用基板10に、半導体チップ、特にLEDチップを実装する形態について、図3に従って説明する。
図3(a)の場合には、電極パッド4の2つの主面は露出され、縦に隣接する2つの電極パッド4間は、前記2つの主面と面一の熱硬化性白樹脂8で絶縁されているので、フリップチップタイプのLEDチップC1のp電極およびn電極が実装可能な距離に、この2つの電極パッド4の間隔を設定すれば、該フリップチップタイプのLEDチップC1を実装できる。この図3(a)のように、LEDチップC1の中央で、p電極とn電極とに分かれたフリップチップタイプのLEDチップC1として、Genesis社のものが使用できる。透明樹脂で封止し、点線Dでダイシング分離すれば、銅基板の電極端子を持つLEDデバイスとなる。勿論、ワイヤーボンディングタイプのLEDチップであっても、一方の電極パッドをダイスボンドパッドに、他方の電極パッドをワイヤーボンディングパッドにすれば、実装可能となる。
さらに、図3(b)で示すように、横方向は、連結メタル部5で導通されているので、4つの電極パッド4を用いて、たとえば保護素子のツエナーダイオードZを備えたLEDデバイスにもできる。
(実施例2)
次の実施例として、フリップチップタイプの四角錐台状LEDチップを用いて、LEDデバイスを製造する場合に適した半導体用基板20について記述する。
次の実施例として、フリップチップタイプの四角錐台状LEDチップを用いて、LEDデバイスを製造する場合に適した半導体用基板20について記述する。
図4は、これに用いる板状の銅フレーム30の部分図を示す。図4(a)は平面図で、図4(b)はW−Wの断面図である。この銅フレーム30の板厚tは、0.2mm程度である。
この銅フレーム30の電極パッド領域2の電極パッド34は、LEDチップの一対の電極(p電極およびn電極)に対応するように形成された、一対の電極パッド(p電極パッドおよびn電極パッド)から成る。横方向は連結メタル部5で連結され、縦方向は、短絡するので、対を成す電極パッド間は連結されていないが、隣の電極パッドとの間は連結メタル部7で連結されているため、歪に強い構造である。
図5は、この銅フレーム30に、熱硬化性白樹脂8が充填された半導体用基板20である。図5には記載されていないが、枠領域3には、図1と同じように、位置合わせのためのA孔6が2か所あけられている。A孔6の直径は、3mm程度である。この位置合わせA孔6と、LEDチップの四角錐台状の形状を利用して、半導体用基板20上に、複数の該LEDチップを一括して実装することが可能である。その実装方法について、図13の(a)〜(f)に記載の概略図に従って説明する。
まず、図13(a)のような、熱硬化性白樹脂8を充填した、図5に示す半導体用基板20を準備し、前記一対の電極パッド(p電極パッドおよびn電極パッド)34の実装面34a上に、半田ペースト81を塗布する。
次に、図13(b)のように、四角錐台状のLEDチップC2の、上面(光放射面)より大きく底面(電極面)より小さい矩形状孔83が、前記一対の電極パッド34と同じピッチで、行列状に複数個形成され、前記半導体用基板20の位置合わせ用のA孔6とほぼ同じ位置に、ほぼ同じサイズのB孔84が、2か所形成されたメタルマスク80により、前記四角錐台状のLEDチップC2を、上面から前記メタルマスク80の矩形状孔83に挿入し、該LEDチップC2の上面を粘着テープ85で仮固定し、行列状に整列させる。
次に、図13(c)のように、A孔6およびB孔84に嵌合するピン86を、2か所立てた位置合わせ治具87を用いて、該治具87の抜き板87aの上に、前記半導体用基板20から、一対の電極パッド34上に塗布された半田ペースト81側と、前記メタルマスク80に整列された前記LEDチップC2の電極面(底面)側82aとが、p電極パッドとp電極、n電極パッドとn電極とのように、それぞれ対峙するように、前記ピン86に、位置合わせ用のA孔6とB孔84とを、通して重ねる。
次に、図13(d)のように、前記粘着テープ85を剥がして、チップ押さえ治具88を上から重ねて置き、LEDチップC2を該治具88の自重で押さえる。
次に、図13(e)のように、チップ押さえ治具88で、LEDチップC2を押さえた状態で、前記メタルマスク80を少し持ち上げて、メタルマスク80をLEDチップC2から離し、さらに、メタルマスク80をチップ押さえ治具88と共に上にあげて、前記半導体用基板20の半田ペースト81が塗布された複数の電極パッドの実装面34a上に、複数の前記四角錐台状のLEDチップC2を一括して置く。
次に、図13(f)で示すように、抜き板87aと一緒に、LEDチップC2が載った前記半導体用基板20を取出し、リフロー炉で熱を加え、前記半田ペースト81を溶かすことにより、前記半導体用基板20に置かれた前記四角錐台状のLEDチップC2を、電気的に接続する。
この実装方法が可能になる最大の理由は、フォトリソとエッチングとで高精度に製作された銅フレーム30の電極パッド34の配列ピッチが、熱硬化性白樹脂8の充填、硬化で、図5に示す半導体用基板20とした場合、その配列ピッチがほとんど変わらないことである。このためには、熱硬化性白樹脂8として、弾力性のあるシリコン樹脂を用いることが好ましい。反りの生じない品種のエポキシ樹脂でも使用可能である。
上記方法で、LEDチップC2が実装された半導体用基板20の部分図を図6に示す。p,nの一対の電極パッド34間は、熱硬化性白樹脂8で絶縁されている。このようなフリップチップタイプの四角錐台状のLEDチップC2としては、たとえばCree社のものが使用できる。透明樹脂で封止し、点線Dでダイシング分離すれば、銅基板の電極端子を持つLEDデバイスとなる。
また、LEDチップC2を実装して、リフローするときに、半田ペーストが適切でないと、溶融した半田の表面張力によりLEDチップC2が移動し(ズレて)、実装不良を起こすことがある。それを防ぐために、図7で示すように、一対の電極パッド44の断面形状を凸状にして、電極端子面44bの面積より、LEDチップの実装面44aの面積を狭くし、LEDチップC2の電極面の面積とほぼ同じか、わずかに広くし、その周囲は熱硬化性白樹脂8で被覆するとよい。また、この構造は、熱硬化性白樹脂8に反射率の良い酸化チタンを混合した白樹脂を用いれば、LEDデバイスにした場合、輝度を向上することができ、好適である。
(実施例3)
次の実施例として、LEDデバイスを実装する配線基板に適した、半導体用基板52について記述する。
次の実施例として、LEDデバイスを実装する配線基板に適した、半導体用基板52について記述する。
図8は、これに用いる板状の銅フレーム50の全体を示す概略図で、部分領域51は、図9の部分図で詳細に記述されている。部分領域51は、単位銅フレーム51と記する。つまり、1つのLED照明用(LEDランプなど)に使用される単位の銅フレームである。
板状の銅フレーム50の板厚tは、0.3mm〜0.5mmのものを使用する。放熱的には厚めの方が良好であるが、LEDデバイスのサイズにより制限される。
図8に示すように、前記電極パッド領域2に、単位銅フレーム51が行列状に複数個形成されている。前記電極パッド領域2を縦に分割する分割メタル部57も、縦の連結メタル部7の一種で、板厚tより薄い矩形状である。
図9に示すように、単位銅フレーム51は、サイズの異なる複数の電極パッド54から成る。横の連結メタル部55もサイズの異なるものがあり、幅広の連結メタル部55aは、配線パターンを構成する要素の1つとなる。
図10の(a)は、単位銅フレーム51に、熱硬化性白樹脂8が充填された、配線基板52である。前記1つのLED照明用に部分領域51を切離すと、細い横の連結メタル部55は、すべて(図には63個が示されている)ダイサーにより切断され、幅広の連結メタル部55aは(図には8個が示されている)連結されたままとなる。ダイサーで選択的に切断し易いように、これらの連結メタル部55,55aは、配置されている。図10(b)は、ダイシングにより、細い連結メタル部55を切断した後の配線基板52で、該配線基板52の周囲は、横の連結メタル部55と熱硬化性白樹脂8ともども、ダイサーでフルカットしているが、該配線基板52の中にある横の連結メタル部55は、これは図示されていないが、図面の裏側からダイサーでハーフカットすることにより、連結メタル部55を切断している。
図11の(a)は、前記の配線基板52に、LEDデバイスLを20個実装したものである。この図11の(a)の配線パターンから、図11(b)に示すように、10個のLEDデバイスLが、直列に接続された回路が、2回路入った回路になっている。この配線基板52は、0.3〜0.5mmの厚さの銅の前記電極パッドと、それらを電気的に絶縁しつつ、機械的に連結する熱硬化性白樹脂8と、前記電極パッドを導通的に連結する連結メタル部とで構成されている。そのため、LEDデバイスLで発生した熱は、熱伝導の優れた銅の電極パッドに伝わり、下方に流れ易い構造になっているので、この配線基板52の下に放熱板を配置すれば、LEDデバイスLを中央に集中して配置でき、多重影のできない点光源のLEDランプに最適である。
1,30,50 板状の銅(メタル)フレーム
10,20,40 半導体用基板
2 電極パッド領域
3 枠領域
34,44 一対の電極パッド
34a 実装面
4,54 電極パッド
5,55 連結メタル部
51 単位銅フレーム
52 配線基板
53 切欠き
57 分割メタル部
6 A孔
7 縦の連結メタル部
70 樹脂充填ワーク
71 通気孔
72a,72b 耐熱性プラスチックシート
73 透明筒状容器
75 真空チャンバー
8 熱硬化性白樹脂
80 メタルマスク
81 半田ペースト
82a 電極面
83 矩形状孔
84 B孔
85 粘着テープ
86 ピン
87 位置合わせ治具
87a 抜き板
88 チップ押さえ治具
C1,C2 LEDチップ
D ダイシングライン
Z ツエナーダイオード
L LEDデバイス
10,20,40 半導体用基板
2 電極パッド領域
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34,44 一対の電極パッド
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5,55 連結メタル部
51 単位銅フレーム
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53 切欠き
57 分割メタル部
6 A孔
7 縦の連結メタル部
70 樹脂充填ワーク
71 通気孔
72a,72b 耐熱性プラスチックシート
73 透明筒状容器
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8 熱硬化性白樹脂
80 メタルマスク
81 半田ペースト
82a 電極面
83 矩形状孔
84 B孔
85 粘着テープ
86 ピン
87 位置合わせ治具
87a 抜き板
88 チップ押さえ治具
C1,C2 LEDチップ
D ダイシングライン
Z ツエナーダイオード
L LEDデバイス
Claims (7)
- 半導体チップまたは半導体デバイスを実装するための電極パッドが、複数個形成された電極パッド領域と、該電極パッド領域を取り囲む枠領域とから成る厚さtの板状メタルフレームであって、前記電極パッド領域内の一方向に隣接する電極パッド間、および前記電極パッド領域と枠領域の間は、厚さtより薄い連結メタル部で連結されており、
前記電極パッドの2つの主面を露出して、前記電極パッド領域の空間部に熱硬化性樹脂が充填され、該熱硬化性樹脂は、前記一方向と直交する直交方向に隣接する電極パッド間を連結するとともに、前記電極パッドの2つの主面とほぼ面一になるように、前記電極パッド領域内の空間部を略満たすように形成されていることを特徴とする半導体用基板。 - 前記電極パッド領域の前記直交方向に隣接する電極パッド間も、部分的に、厚みtより薄い連結メタル部で連結されていることを特徴とする請求項1記載の半導体用基板。
- 前記半導体チップは、一対のp電極およびn電極を、略面一な面に持つフリップチップタイプのLEDチップで、
前記電極パッド領域では、前記熱硬化性樹脂である熱硬化性白樹脂で連結された該LEDチップの一対のp電極パッドおよびn電極パッドが、行列状に複数個形成され、
前記p電極パッドおよびn電極パッドの2つの主面のうち、一方の主面が前記LEDチップを実装する際の実装面となり、他方の主面が外部基板に実装する際の電極端子面となることを特徴とする請求項1または2記載の半導体用基板。 - 前記板状メタルフレームの材質は、銅またはアルミからなり、厚さtは、0.1mm以上、1.5mm以下であることを特徴とする請求項1または2記載の半導体用基板。
- 前記熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂またはシリコン樹脂に、酸化チタン粉末を混合した熱硬化性白樹脂であることを特徴とする請求項1または2記載の半導体用基板。
- 前記枠領域に、位置合わせ用のA孔が2か所以上形成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の半導体用基板。
- 前記請求項1〜6の何れか1項に記載の半導体用基板にLEDチップを実装する方法であって、
前記電極パッド領域に、一対のp電極パッドおよびn電極パッドが行列状に複数個形成され、前記枠領域に、位置合わせ用のA孔が、2か所以上形成されている前記半導体用基板を用いて、前記一対のp電極パッドおよびn電極パッド上に、半田ペーストを塗布するB1工程と、
前記LEDチップとして四角錐台状LEDチップを用いて、該四角錐台状LEDチップの上面より大きく、底面より小さい矩形状孔が、前記一対のp電極パッドおよびn電極パッドと同じピッチで、行列状に複数個形成された矩形状孔と、前記半導体用基板の位置合わせ用のA孔とほぼ同じ位置に、ほぼ同じサイズで、2か所以上のB孔とが、形成されたメタルマスクを用い、前記四角錐台状LEDチップを、上面から該メタルマスクの矩形状孔に挿入し、そのLEDチップの上面を粘着テープで仮固定し、行列状に整列させるB2工程と、
前記位置合わせ用のA孔およびB孔に嵌合するピンを、2か所以上立てた位置合わせ治具を用いて、前記半導体用基板の半田ペーストを塗布した前記一対のp電極パッドおよびn電極パッドのパッド面と、前記メタルマスクに整列された前記四角錐台状LEDチップのp電極面およびn電極面とが、それぞれ対峙するように、前記ピンに、前記位置合わせ用のA孔およびB孔を通して重ねるB3工程と、
前記粘着テープを剥がして、前記半導体用基板の半田ペーストを塗布した複数の電極パッド面上に、複数の前記四角錐台状LEDチップを一括して置くB4工程と、
熱を加え、前記半田ペーストを溶かすことにより、前記半導体用基板に置かれた前記四角錐すい台状LEDチップを、電気的に接続するB5工程と、から成ることを特徴とする半導体用基板上へのLEDチップの実装方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015134008 | 2015-07-03 | ||
JP2015134008 | 2015-07-03 |
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JP2017017319A true JP2017017319A (ja) | 2017-01-19 |
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ID=57831310
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016128551A Pending JP2017017319A (ja) | 2015-07-03 | 2016-06-29 | 半導体用基板および半導体基板への実装方法 |
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JP (1) | JP2017017319A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111862839A (zh) * | 2020-02-18 | 2020-10-30 | 友达光电股份有限公司 | 显示装置 |
-
2016
- 2016-06-29 JP JP2016128551A patent/JP2017017319A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111862839A (zh) * | 2020-02-18 | 2020-10-30 | 友达光电股份有限公司 | 显示装置 |
CN111862839B (zh) * | 2020-02-18 | 2022-01-11 | 友达光电股份有限公司 | 显示装置 |
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