JP2017016322A - 媒体搬送制御装置及び媒体搬送制御方法 - Google Patents

媒体搬送制御装置及び媒体搬送制御方法 Download PDF

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Takuya Matsunaga
卓也 松永
昌陽 仙田
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昌陽 仙田
晃久 林
Akihisa Hayashi
晃久 林
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Abstract

【課題】媒体の搬送先に応じて媒体の搬送間隔を変更して、媒体へのストレス及びコストを増大させることなく媒体を高速に搬送する。【解決手段】媒体を繰り出す繰り出し部と、前記媒体を搬送する搬送部と、前記媒体の搬送を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記媒体の搬送先に応じて、前記繰り出し部からの繰り出し速度を設定して、前記搬送部に搬送する媒体の媒体間隔を調整することを特徴とする、媒体搬送制御装置。【選択図】図5

Description

本発明は、媒体搬送制御装置及び媒体搬送制御方法に関し、紙幣等媒体の搬送を制御する媒体搬送制御装置及び媒体搬送制御方法に適用して好適なるものである。
例えば、金融機関等に設置された現金自動取引装置には、紙幣取引装置が実装されている。紙幣取引装置は、利用者が入金または出金指示した紙幣を一枚ずつ一律の紙幣間隔を保って搬送し、紙幣搬送路上にある鑑別部にて真偽や金種の判別、紙幣の汚れや損傷状態、斜行状態等を確認した後、一時保留庫、収納庫または入出金口へ格納する。
このとき、鑑別部での確認結果により、入出金口の返却や回収庫への収納が必要であると判定した場合には、搬送路上にある振り分けゲートを切り替えて、搬送ルートおよび格納先を変更する。上記した一律の紙幣間隔は、搬送中の紙幣において、鑑別部で搬送ルートの変更が必要と判定された際に任意の紙幣に対して搬送ルートおよび格納先を変更することが可能な距離である。振り分けゲートは、直前の紙幣が通過した後、振り分けが必要な紙幣が到達するまでに、ゲートの切り替え動作を完了させる必要がある。
例えば、特許文献1及び特許文献2には、紙幣間隔が一律となるように紙幣を搬送する技術が開示されている。
特開2014−241168号公報 特開2002−2981号公報
しかし、上記特許文献では、搬送速度を速めたり、媒体の間隔を狭めたりすることで搬送時間を短縮することができるが、搬送速度を速めるためには高性能のモータが必要となる。また、搬送速度を速めることにより搬送媒体へ与えるストレスが大きくなることも懸念される。さらに、媒体の間隔を狭めて搬送時間を短縮する場合には、ゲートの切り替え動作を迅速に行わなければならず、構成変更のためのコストがかかるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、媒体の搬送先に応じて媒体の搬送間隔を変更して、媒体へのストレス及びコストを増大させることなく媒体を高速に搬送することが可能な媒体搬送制御装置及び媒体搬送制御方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するために本発明においては、媒体を繰り出す繰り出し部と、前記媒体を搬送する搬送部と、前記媒体の搬送を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記媒体の搬送先に応じて、前記繰り出し部からの繰り出し速度を設定して、前記搬送部に搬送する媒体の媒体間隔を調整することを特徴とする、媒体搬送制御装置が提供される。
また、かかる課題を解決するために本発明においては、媒体を繰り出す繰り出し部と、前記媒体を搬送する搬送部と、前記媒体の搬送を制御する制御部と、を備える媒体搬送制御装置における媒体搬送制御方法であって、前記繰り出し部が、前記媒体を搬送元の収納部から1枚ずつ繰り出すステップと、前記制御部が、前記媒体の種別に応じて前記繰り出し部からの繰り出し速度を設定するステップと、前記搬送部が、前記繰り出し部により設定された繰り出し速度で繰り出された前記媒体を前記媒体の搬送先の収納部に搬送するステップと、を含むことを特徴とする、媒体搬送制御方法が提供される。
本発明によれば、媒体の搬送先に応じて媒体の搬送間隔を変更することにより、媒体へのストレス及びコストを増大させることなく媒体を高速に搬送することができる。
本発明の第1の実施形態に係る現金自動取引装置の外観図である。 同実施形態にかかる現金自動取引装置の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態にかかる紙幣取引装置の紙幣搬送制御処理を説明する説明図である。 同実施形態にかかる紙幣取引装置の収納情報管理テーブルの一例を示す図表である。 同実施形態にかかる紙幣繰り出し時の間隔制御処理を説明する説明図である。 同実施形態にかかる紙幣繰り出し時の速度制御処理を説明する説明図である。 同実施形態にかかる紙幣繰り出し時の速度制御の一例を示すグラフである。 同実施形態にかかる搬送路の切り替え処理を説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る巻き取り式一時保留部の機構図である。 同実施形態にかかる紙幣巻取り式一時保留部の速度制御の一例を示すグラフである。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
まず、図1及び図2を参照して、現金自動取引装置(以下、ATM(Automated Teller Machine)と称する。)の構成について説明する。図1は、銀行等の金融機関やコンビニエンスストア等に設置されているATM101の外観を示す。
図1に示すように、ATM101は、紙幣取引装置102、通帳取扱装置103、明細票発行装置104、カード取扱装置105、操作部106及び本体制御部107などの各装置から構成されている。なお、ATM101は、オプションとして硬貨取扱装置を搭載していてもよい。
次に、図2を参照して、ATM101の機能構成について説明する。図2は、ホストコンピュータ201、サーバ202と接続された紙幣取引装置102を含むATM101の制御ブロック図を示す。
図2に示すホストコンピュータ201及びサーバ202は、ATM101の上位装置であり、ATM101と取引情報を送受信したり、顧客情報の管理を行ったり、顧客の口座番号や口座に対応した預金額等を記憶したりする装置である。
紙幣取引装置102は、入出金部204、鑑別部205、搬送制御部206、一時保留部207、収納部208、回収部209などから構成される。利用者により紙幣が入金されると、紙幣取引装置102は、入出金部204から収納部208まで紙幣を搬送することにより入金取引を行う。また、紙幣を出金する場合は、利用者により指定された金額を収納部208から入出金部204まで搬送することにより出金取引を行う。
通帳取扱装置103は、通帳を取り扱い、主に預金残高や取引情報について通帳への印字処理を行う。明細票発行装置104は、利用者が取り引きした内容を印字して、取引明細票を発行する。カード取扱装置105は、磁気ストライプやICチップの情報を読み取りまたは書き込み処理を行う。操作部106は、ATM101にて取引可能な操作画面を表示し、利用者、係員、保守員からの操作入力を受け付ける。
また、本体制御部107(例えば、プロセッサ)は、ホストコンピュータ201やサーバ202、本体制御部記憶装置203(例えば、メモリやハードディスクドライブ)の情報を用いてATM101全体の制御を行う。本体制御部記憶装置203は、制御のために必要なプログラムやカードデータ等を記憶する。
なお、紙幣取引装置102、通帳取扱装置103、明細票発行装置104、カード取扱装置105、操作部106、サーバ202、ホストコンピュータ201、鑑別部205が、制御部(例えば、プロセッサ)保持することにより、本体制御部107の一部又は全部の処理を実施してもよい。また、紙幣取引装置102、通帳取扱装置103、明細票発行装置104、カード取扱装置105、操作部106、サーバ202、ホストコンピュータ201、鑑別部205が、記憶装置(例えば、メモリやハードディスクドライブ)を保持することにより、本体制御部記憶装置203の一部又は全部の情報を保持してもよい。なお、以下では、紙幣取引装置102の紙幣搬送制御処理について説明するが、紙幣搬送制御処理は特段の説明がない場合は、紙幣取引装置102の制御部である搬送制御部206が実行するものである。
次に、図3を参照して、紙幣取引装置102の搬送制御部206による紙幣搬送制御処理について説明する。図3は、紙幣取引装置102の断面図を示す。
紙幣取引装置102の入出金部204は、利用者が紙幣を投入したり、受け取ったりする部位である。鑑別部205は、紙幣の真偽や金種などを識別する。一時保留部207では、入金処理で利用者が投入し、鑑別部205が真偽や金種などを識別できた紙幣を一時的に保留する。
搬送制御部206は、上記の各部位に備えられた、繰り出しモータ303A、303B、303C、303D、303E、303F及び303Gにより、各部位を接続している搬送路301へ1枚ずつ所定の間隔で紙幣を繰り出し、他の部位へ搬送する。
収納部208A、208B、208C、208D及び208Eは、鑑別部205により真券と判定され金種が確定した紙幣を収納している。回収部209は、一時保留部207から繰り出しモータ303Fにより搬送路301に搬出される際に、金種が確定できなかった紙幣や、収納部208A、208B、208C、208D及び208Eからの繰り出しで金種が確定できなかった紙幣等を収納する。
利用者は、ATM101により様々な取引を行うが、代表的な取引として、入金取引と出金取引とがある。
入金取引では、入出金部204へ利用者が紙幣を投入すると、搬送制御部206が、繰り出しモータ303Gにより1枚ずつ所定の間隔で紙幣を搬送路301へ搬出し、鑑別部205により紙幣の真偽や金種などを識別した後、一時保留部207にスタックする。このとき、鑑別部205において、例えば、レシート等が混在しており、偽物と判定された場合は、搬送制御部206は、搬送路301上にあるゲート302Gを切り替えて入出金部204へ返却する。
紙幣が一時保留部207にスタックされた後、利用者は、操作部106から投入した金額と表示された金額とが一致しているかを確認する。利用者は、金額が一致する場合はOKボタンを押下する。その後、搬送制御部206は、一時保留部207にスタックされた紙幣を、繰り出しモータ303Fにより1枚ずつ所定の間隔で搬送路301へ搬出し、予め収納する金種が設定されている収納部208A、208B、208C、208Dまたは208Eへゲート302B、302C、302D、302Eまたは302Fを切り替えて金種ごとに収納する。
一方、投入した金額と異なる金額が表示された場合は、利用者は返却ボタンを押下して、投入した紙幣を返却して取引を終了する。
出金取引では、利用者が操作部106にて金額を指定すると、搬送制御部206は、収納部208A、208B、208C、208D、208Eから、繰り出しモータ303A、303B、303C、303Dまたは303Eにより1枚ずつ所定の間隔で紙幣を搬送路301へ搬出し、入出金部204へ搬送する。このとき、搬送制御部206は、鑑別部205により真券であると判別された紙幣であっても、汚れや破れありと判別されたリジェクト紙幣(流通に適さない紙幣)については、ゲート302を切り替えて、搬送先を回収部209に決定する。
このように、紙幣取引装置102の搬送制御部206は、入出金部204、一時保留部207または収納部208から他の部位へ紙幣を搬送する場合に、各部位の繰り出しモータ303により1枚ずつ所定の間隔で搬送路301へ搬出する。そして、搬送制御部206は、金種ごとに収納部208A、208B、208C、208Dまたは208Eへ紙幣を振り分ける場合や、流通に適さない紙幣を回収部209に収納する場合などは、搬送路に備え付けられているゲート302を切り替える。
また、搬送する紙幣の間隔が十分でない場合には、ゲート302を切り替えている間に紙幣がゲート302へ到達してしまい、紙幣ジャムが発生してしまうことも考えられる。このため、搬送制御部206は、紙幣を搬送する際にゲート302を切り替える場合には、ゲート302の切り替え時間を考慮して搬送する紙幣の間隔を決定する。
一方、搬送制御部206は、同一金種が連続して搬送される場合など、搬送先までの経路が同一経路であるためゲート302の切り替えが必要ない場合には、搬送する紙幣の間隔を狭めることで、搬送時間を短縮することを可能とする。例えば、搬送制御部206は、入出金部204から入金された紙幣が鑑別部205を通過し、一時保留部207にスタックされた後、収納部208A、208B、208C、208Dまたは208Eへ収納する際には、鑑別部205により予め金種情報が判明している。このとき、同一金種が連続して搬送される場合には、紙幣を収納する収納部も同一で、ゲート302を切り替える必要がない。このように、同一金種が連続して搬送される場合には、搬送する紙幣の間隔を狭めて搬送時間を短縮することができる。
通常、各収納部は、どの金種を収納するかが予め対応付けられている。図4に、各収納部の収納情報を管理する収納情報管理テーブル2080を示す。図4に示すように、収納情報管理テーブル2080は、収納部欄2081、金種欄2082及び収納状態欄2083から構成されている。収納部欄2081には、各収納部を識別する情報が格納され、例えば、「208A」、「208B」などが格納される。金種欄2082には、各収納部に格納される金種を示す情報が格納される。また、収納状態欄2081には、各収納部の収納状態を示す情報が格納される。
例えば、図4では、収納部208Aには、金種Aが格納され、収納状態は満杯であることがわかる。また、収納部208Dにも金種Aが格納されるが、収納部208Dの収納状態は空であることがわかる。また、収納部208Cには金種Cが格納され、100枚の金種が格納され、収納部208Eには金種Bが格納され、300枚の金種が格納されていることがわかる。また、収納状態は、金種の枚数に限らず、目標値を設定し、目標値を100として、目標値に達するまでの割合を示すようにしてもよい。
このように、鑑別部205により金種情報が判明すれば、搬送制御部206は、図4に示す収納情報管理テーブル2080を参照して、紙幣を何れの収納部に収納すればよいかを判別することができる。したがって、一時保留部207にスタックされた紙幣は、その紙幣の搬送先に応じて繰り出し時の間隔を制御することにより、紙幣へのストレスを低減しつつ紙幣の搬送速度を速くすることが可能となる。この金種と各収納部の対応付けを示す収納情報管理テーブル2080は、本体制御部記憶装置203、または、紙幣取引装置102の記憶装置が保持していてもよい。
また、上記したように、鑑別部205により金種が判明しても、ジャム紙幣や流通に適さない紙幣などであれば、ゲート302を切り替えて回収部209に収納する。つまり、同一金種であっても、ジャム紙幣や流通に適さない紙幣などは、他の同一金種の紙幣と収納する部位が異なるため、紙幣繰り出し時の間隔を変える必要がある。
また、同じ金種用の収納部が2つ以上ある場合には、同一金種であっても、収納先の収納状態に応じて異なる収納部となる場合がある。例えば、ある金種を収納するための収納部が2つあり、そのうちの1つの収納部が満杯に近い状態になったとする。収納部には、収納部が空であることを検知するセンサと、収納部が満杯であることを検知するセンサが設けられている。したがって、1つの収納部が満杯に近い状態になった場合には、搬送制御部206は、同じ金種を収納する他の空の収納部に収納するため、ゲート302を切り替えて紙幣を他の収納部に搬送する。
また、収納部への収納は、日によって、または時間帯によって、各収納部に収納する紙幣の量を変えて運用する場合もある。この場合には、ある収納部への紙幣の量が予め決められた所定量となった場合に、ゲート302を切り替えて紙幣を他の収納部に搬送する。
次に、図5〜図8を参照して、紙幣繰り出し時の間隔制御処理について説明する。以下では、金種別に紙幣間隔を変更しているが、上記したように、紙幣の収納部別に紙幣間隔を変更してもよいし、収納先の収納状態に応じて収納部を変える場合に紙幣間隔を変更してもよい。
図5は、例えば、一時保留部207のように紙幣繰り出しモータ303を有する部位の機構図を示している。繰り出し部の機構は繰り出しモータ303と重搬送を防止するためのローラ401から構成されており、押板402上にスタックされた紙幣を1枚ずつ搬送路301へ繰り出す。図5では、例えば、金種A403と金種B404の2つの金種を搬送する場合を示す。
図5では、繰り出しモータ303の速度を金種に応じて変えている場合を示す。例えば、搬送する紙幣が直前の紙幣と同一金種の場合は、繰り出しモータ303の速度をVaとし、直前の紙幣と異なる場合は、繰り出しモータ303の速度をVbに設定する。これにより、同一金種が連続して搬送される場合は紙幣間隔をLbとし、金種が異なる場合は紙幣間隔をLaに設定することができる。
ここで、紙幣間隔Laとは、前の紙幣が通過してから次の紙幣が到達するまでにゲート302の切り替えが可能な距離である。一方、紙幣間隔Lbは、Laに比べ短い距離である。また、このとき搬送路301の速度は金種によらず一定の速度Vzとする。搬送路301の入り口に設置しているセンサ405は、紙幣の通過を監視する。
図5に示す機構により間隔制御を行うためには、繰り出しモータ303の速度制御が重要となる。図6及び図7を参照して、速度制御処理の処理手順について説明する。なお、以下では、紙幣取引装置102の速度制御処理について説明するが、速度制御処理は特段の説明がない場合は、紙幣取引装置102の制御部である搬送制御部206が実行するものである。また、以下では、鑑別部205の制御部と、搬送制御部206との共同処理として記載しているが、その役割分担は以下の説明に限定するものではない。その処理の全部又は一部を、鑑別部205の制御部、搬送制御部206、ホスト201、サーバ202が実行してもよい。
図6は、繰り出しモータ303の速度制御処理を説明する概念図である。例えば、搬送制御部206は、図3に示す入出金部204から一時保留部207へ紙幣を搬送する場合、まず、鑑別部205が紙幣の金種データを取得する。そして、鑑別部205は、紙幣を搬送する順番に金種データを、鑑別部205の送信部501内の記憶装置に格納する。金種データの上方から、例えば、搬送制御部206が、金種「A」を収納部208Aへ収納し、金種「B」を収納部208Bへ収納することがわかる。また、図6の送信部501の記憶装置に格納された金種データの情報から、搬送制御部206は、「A」の紙幣を3枚連続して搬送した後に「B」の紙幣を1枚搬送し、その後「A」の紙幣を3枚連続して搬送することがわかる。
鑑別部205内の送信部501に格納されたデータを制御部502内の受信部503で受信する。制御部502は、紙幣の入出金等を制御する。上記した搬送制御部206は、制御部502に含まれ、特に紙幣の搬送を制御する。搬送制御部206は、受信部503で受信された金種データをもとに、同一金種の場合は繰り出しモータ303の速度をVaに設定し、金種が異なる場合はVbに設定した後、制御部502内のモータ速度設定レジスタ504に設定したモータ速度の情報を格納する。
紙幣繰り出し時は、モータ速度設定レジスタ504に格納されたデータを呼び出し、モータ駆動部506内の繰り出しモータ303を動作させる。繰り出しモータ303により繰り出された紙幣は、繰り出し部の出口に設置したセンサ405で監視し、紙幣が繰り出されたかをセンサ処理部505に伝達する。
紙幣が繰り出されたことがセンサ処理部505に伝達されると、モータ速度設定レジスタ504より次に繰り出される紙幣のモータ速度を呼び出し、繰り出しモータ303を駆動させ、紙幣を繰り出す。上記した動作を繰り返すことにより、図7に示すように、繰り出しモータ303の速度が制御され、搬送される紙幣の間隔がLaまたはLbに保たれる。
ただし、図8に示すように同一金種が連続して搬送され、紙幣間隔がLbhの場合でも、稀に、紙幣のスキューや損券等のリジェクトしなければならない紙幣701が発生する場合がある。この場合は、急遽、紙幣の搬送路を搬送路301から搬送路702へ変更する必要がある。
この場合、上記方法を用いるとゲート302の切り替えが間に合わず、ゲート302部分にて紙幣ジャムを発生させてしまうおそれがある。そのため、このような稀なケースの場合は、搬送路301の速度を、紙幣間隔Lbでも紙幣ジャムを発生しない速度Vz’まで遅くすることで、ゲート302の切り替えを可能としている。なお、この場合、搬送路301の速度に合わせて繰り出し速度をVa’まで遅くしてもよい。すなわち、鑑別部205から取得した紙幣の金種だけではなく、紙幣の金種を含めた媒体の種類(ここでは、真券(又は偽券)であるか否か、リジェクト紙幣であるか否か、及び紙幣の金種を含む)に基づき、搬送先を判断し、繰り出し速度を変更してもよい。
本実施の形態では、一時保留部207から紙幣を繰り出す場合を例示して説明したが、繰り出しモータ303、センサ405を有する機構は全て同様の処理とする。また、出金取引のように、収納部208A、208B、208C、208D及び208Eに対して収納する金種が設定されており、鑑別部205の金種情報を用いなくても、搬送する紙幣の順番が分かっている場合にも、本実施形態の処理を適用することができる。
より具体的には、利用者が操作部106から金種Aを3枚、金種Bを2枚出金するよう指定した場合、金種Aは収納部208A、金種Bは収納部208Bに収納されていることが事前に分かっているため、制御部502内の搬送制御部206は収納部208Aより金種Aを3枚繰り出した後、収納部208Bより2枚繰り出すよう直接指令を出し、入出金部204まで紙幣を搬送制御する。
また、本実施の形態では、紙幣取引装置102について例示したが、紙幣のみに限定することなく、証券や商品券等の紙葉類全般においても同様の効果を得ることができる。
このように、本実施の形態は、紙幣等の媒体毎に繰り出し速度を設定し、直前の媒体と同一搬送ルートの場合には、異なる搬送ルートの場合より搬送時の媒体間隔を狭めることで、媒体へのストレス及びコストを増大させることなく、媒体の搬送時間を短縮することが可能となる。これは、媒体の種類や搬送先に応じて媒体の搬送間隔を変えることで、搬送時間を短縮することを意味する。特に、繰り出し速度を変えることにより、媒体の搬送間隔を変えることで、緻密な制御が可能となる。
(2)第2の実施の形態
次に、紙幣取引装置において、上記した一時保留部207が巻き取り式の場合の速度制御処理について説明する。なお、本実施の形態は、第1の実施の形態で用いたATM101に搭載された紙幣取引装置において、一時保留部207のみ異なる機構を有する場合について例示する。なお、一時保留部207以外の装置は第1の実施の形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図9は、巻き取り式一時保留部809の機構図を示している。図9に示すように、巻き取り式一時保留部809は、紙幣を巻き取り用モータ801と繰り出し用モータ802、紙幣を巻き取るためのテープ803、テープを固定するためのローラ804A、804B及び804Cから構成されている。
巻き取り式一時保留部809は、紙幣巻き取り時には、巻き取り用モータ801を駆動させ、仕切り板805上に搬送された紙幣を、紙幣808のように、巻き取り用モータ801を包むように巻き取る。また、巻き取り式一時保留部809は、紙幣繰り出し時には、繰り出し用モータ802を駆動させ、巻き取り時の逆の動作で搬送路301へ繰り出す。センサ807は、一時保留部に出入りする紙幣監視用のセンサである。ストッパ806は、一時保留部809にスタックされた紙幣が不用意に繰り出しされることを防止するためのストッパである。
本実施の形態にかかる巻き取り式一時保留部809の機構を用いる場合にも、第1の実施の形態と同様に、巻き取り式一時保留部809が紙幣繰り出し時に繰り出し用モータ802を速度制御することで、紙幣にストレスを与えることなく、搬送時間を短縮することができる。
具体的に、巻き取り式一時保留部809は、紙幣を巻き取る際に、鑑別部205で得られた金種情報を用いて、巻き取り用モータ801の速度を図10に示す速度に制御する。すなわち、巻き取り式一時保留部809は、搬送する紙幣が連続して同一金種の場合は搬送速度をVaとし、異なる金種の場合は搬送速度をVbとすることで、同一金種の場合は紙幣間隔La、異金種の場合は紙幣間隔Lbで紙幣を巻き取る。
これにより、第1の実施の形態と同様に、媒体の種類や搬送先に応じて媒体の搬送間隔を変えることで、搬送時間を短縮することができる。特に、巻き取り速度を変えることにより、媒体の搬送間隔を変えることで、緻密な制御が可能となる。さらに、媒体の種類が同一の場合は媒体の搬送間隔を狭くすることで、一時保留部により多くの媒体を巻き取ってスタックすることが可能となる。このように、巻き取り用モータ801に媒体の間隔を調整して媒体を巻き取る。このため、媒体の繰り出し時は、繰り出し用モータ802を一定の速度で駆動させ、媒体を搬送路301へ繰り出せばよい。
なお、本実施の形態では紙幣取引装置102に搭載する巻き取り方式の一時保留部809を例示したが、紙幣のみに限定することなく、証券や商品券等の紙葉類全般においても同様の効果を得ることができる。
101 現金自動取引装置
102 紙幣取引装置
103 通帳取扱装置
104 明細票発行装置
105 カード取扱装置
106 操作部
107 本体制御部
201 ホストコンピュータ
202 サーバ
203 本体制御部記憶装置
204 入出金部
205 鑑別部
206 搬送制御部
207 一時保留部
208 収納部
209 回収部
301 搬送路
302 振り分けゲート
303 繰り出しモータ
501 送信部(鑑別部)
502 制御部
503 受信部(制御部)
504 モータ速度設定レジスタ
505 センサ処理部
506 モータ駆動部
702 搬送路
801 巻き取り用モータ
802 繰り出し用モータ
807 紙幣の通過監視センサ
809 一時保留部(巻き取り方式)

Claims (10)

  1. 媒体を繰り出す繰り出し部と、
    前記媒体を搬送する搬送部と、
    前記媒体の搬送を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記媒体の搬送先に応じて前記繰り出し部からの繰り出し速度を設定し、前記搬送部に搬送する媒体の媒体間隔を調整する
    ことを特徴とする、媒体搬送制御装置。
  2. 前記媒体の種別を鑑別する鑑別部と、
    前記媒体の種別に応じて該媒体を収納する複数の収納部と、
    を備え、
    前記繰り出し部は、前記媒体を搬送元の収納部から1枚ずつ繰り出し、
    前記搬送部は、前記繰り出し部により繰り出された前記媒体を搬送先の収納部に搬送し、
    前記制御部は、前記鑑別部により鑑別された前記媒体の種別に応じて、前記繰り出し部からの繰り出し速度を設定する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の媒体搬送制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記鑑別部により前記媒体種別が連続して同一であると判断された場合は前記繰り出し速度を速め、前記媒体種別が同一でないと判断された場合は前記繰り出し速度を遅くする
    ことを特徴とする、請求項2に記載の媒体搬送制御装置。
  4. 前記制御部は、
    前記媒体の搬送先の収納部を切り替える際に、前記搬送部が搬送する媒体の媒体間隔が、前記収納部の切り替え時間に間に合う間隔となるように、前記媒体の繰り出し速度を変更する
    ことを特徴とする、請求項3に記載の媒体搬送制御装置。
  5. 前記制御部は、
    前記媒体種別が連続して同一であると判断され前記媒体の搬送速度を速めて搬送している際に前記搬送先の切り替えが必要となった場合に、前記媒体の搬送先の切り替えが可能なように搬送路の速度を低下させる
    ことを特徴とする、請求項3に記載の媒体搬送制御装置。
  6. 前記制御部は、
    前記複数の収納部から、前記媒体の媒体種別に対応する収納部を選択して、該収納部に前記媒体を収納する
    ことを特徴とする、請求項4に記載の媒体搬送制御装置。
  7. 前記制御部は、
    前記鑑別部により前記媒体種別が異なると判定された場合に、前記媒体の搬送先の収納部を切り替える、
    ことを特徴とする、請求項6に記載の媒体搬送制御装置。
  8. 前記制御部は、
    前記媒体の搬送先の収納部の収納状況に応じて、前記媒体の搬送先の収納部を切り替える
    ことを特徴とする、請求項6に記載の媒体搬送制御装置。
  9. 前記制御部は、
    前記媒体の搬送先の収納部が2つ以上ある場合に、一の収納部に収納された前記媒体が予め設定された所定量となった場合に、他の収納部該媒体を収納するように、前記媒体の搬送先の収納部を切り替える、
    ことを特徴とする、請求項8に記載の媒体搬送制御装置。
  10. 媒体を繰り出す繰り出し部と、前記媒体を搬送する搬送部と、前記媒体の搬送を制御する制御部と、を備える媒体搬送制御装置における媒体搬送制御方法であって、
    前記繰り出し部が、前記媒体を搬送元の収納部から1枚ずつ繰り出すステップと、
    前記制御部が、前記媒体の種別に応じて前記繰り出し部からの繰り出し速度を設定するステップと、
    前記搬送部が、前記繰り出し部により設定された繰り出し速度で繰り出された前記媒体を前記媒体の搬送先の収納部に搬送するステップと、
    を含むことを特徴とする、媒体搬送制御方法。
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