JP2017015677A - 粒子状物質検出センサ、及び粒子状物質検出システム - Google Patents

粒子状物質検出センサ、及び粒子状物質検出システム Download PDF

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Abstract

【課題】製造コストを低減でき、かつヒータの温度を正確に測定できる粒子状物質検出センサと、該粒子状物質検出センサを用いた粒子状物質検出システムを提供すること。
【解決手段】排ガス中の粒子状物質が堆積する被堆積部20と、該被堆積部20に設けられ、互いに離間した一対の電極21と、上記被堆積部20を加熱するヒータ22と、該ヒータ22に接続し該ヒータ22に供給する電流の経路をなす一対のヒータ配線23とを備える。該一対のヒータ配線23のうち少なくとも一方のヒータ配線23に、当該ヒータ配線23の抵抗を測定するためのセンシング線24が接続している。
【選択図】図1

Description

本発明は、排ガス中の粒子状物質を測定する粒子状物質検出センサと、該粒子状物質センサを用いた粒子状物質検出システムに関する。
排ガス中の粒子状物質(PM: Particulate Matter)の量を測定する粒子状物質検出センサと、該粒子状物質検出センサを用いた粒子状物質検出システムが知られている(下記特許文献1参照)。粒子状物質検出センサは、互いに離間した一対の電極と、該電極を加熱するヒータとを備える。また、上記粒子状物質検出システムは、上記粒子状物質センサと、該粒子状物質センサに接続した制御回路部とを有する。
制御回路部は、測定モードと燃焼モードとを切り替え制御するよう構成されている。測定モードでは、粒子状物質検出センサの上記一対の電極間に電圧を加える。このようにすると、静電気力によって粒子状物質が集まり、電極間に電流が流れる。この電流値を測定し、電極間に堆積した粒子状物質の抵抗値を求めることにより、排ガス中の粒子状物質の量を算出するようになっている。また、測定モードを暫く続けると、電極間に多くの粒子状物質が堆積し、電流が飽和する。したがって、この場合には、上記燃焼モードに切り替えて、ヒータを発熱させ、堆積した粒子状物質を燃焼させる。これにより、粒子状物質検出センサを再生するよう構成されている。
近年、ヒータの温度を正確に測定するための開発が行われている。すなわち、粒子状物質の抵抗は温度によって変化するため、測定モードにおいて、ヒータの温度、すなわち粒子状物質の温度を正確に測定できれば、粒子状物質の抵抗の測定値を補正でき、排ガス中の粒子状物質の量を正確に算出することが可能になる。また、燃焼モードにおいて、ヒータの温度を正確に測定できれば、ヒータの温度を正確に制御でき、ヒータの温度が高くなりすぎたり、低くなりすぎたりすることを抑制できる。そのため、ヒータの温度が高くなりすぎてヒータが劣化したり、温度が低くなりすぎて粒子状物質が燃焼不足になったりする不具合を防止できる。このような理由により、ヒータの温度を正確に測定することが望まれている。
ヒータの温度を正確に測定するため、上記粒子状物質検出システムでは、ヒータの電気抵抗を測定している。ヒータの温度と抵抗との間には一定の関係がある(図7参照)ため、ヒータの抵抗を測定すれば、ヒータの温度を算出することができる。
米国特許出願公開第2013/0256296号明細書
しかしながら、上記粒子状物質検出センサでは、ヒータの温度を充分正確に算出できなかった。すなわち、ヒータには一対のヒータ配線が接続しており、このヒータ配線を介して、ヒータに電流を流すようになっている。そのため、ヒータのみの抵抗(ヒータ抵抗)を測定することはできず、ヒータ抵抗と、一対のヒータ配線の抵抗(配線抵抗)とを合わせた抵抗(合計抵抗)しか測定できなかった。そのため、この合計抵抗の測定値を用いて、ヒータの温度を算出せざるを得なかった。配線抵抗は、ヒータ配線の温度によって大きく変化する。また、ヒータ配線の温度は、排ガス等の温度の影響を受けるため、配線抵抗はばらつきやすい。そのため、上記合計抵抗を用いてヒータの温度を算出すると、合計抵抗に含まれる配線抵抗が誤差要因となって、ヒータの温度を正確に算出できない。
上記問題を解決するため、粒子状物質検出センサに専用の温度センサを設け、この温度センサを用いて、ヒータの温度を測定することも考えられる。しかしながら、このようにすると、粒子状物質検出システムの製造コストが上昇する問題が生じる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、製造コストを低減でき、かつヒータの温度を正確に測定できる粒子状物質検出センサと、該粒子状物質検出センサを用いた粒子状物質検出システムを提供しようとするものである。
本発明の第1の態様は、排ガス中の粒子状物質が堆積する被堆積部と、
該被堆積部に設けられ、互いに離間した一対の電極と、
上記被堆積部を加熱するヒータと、
該ヒータに接続し該ヒータに供給する電流の経路をなす一対のヒータ配線とを備え、
該一対のヒータ配線のうち少なくとも一方の上記ヒータ配線に、当該ヒータ配線の抵抗を測定するためのセンシング線が接続していることを特徴とする粒子状物質検出センサにある。
また、本発明の第2の態様は、上記粒子状物質検出センサと、該粒子状物質検出センサに接続した制御回路部とを備える粒子状物質検出システムであって、
上記制御回路部は、上記一対の電極間に堆積した上記粒子状物質の抵抗を測定し、その測定値を用いて上記排ガス中の上記粒子状物質の量を算出する測定モードと、上記ヒータを発熱させ、上記被堆積部に堆積した上記粒子状物質を燃焼する燃焼モードと、を切り替え制御し、
上記制御回路部は、上記測定モードと上記燃焼モードとの少なくとも一方において、上記センシング線を用いて測定した上記ヒータ配線の抵抗の値を使って、個々の上記ヒータ配線の抵抗の和である配線抵抗を算出すると共に、上記ヒータの抵抗であるヒータ抵抗と上記配線抵抗との合計抵抗を測定し、該合計抵抗から上記配線抵抗を減算することにより上記ヒータ抵抗を算出し、該ヒータ抵抗の算出値を用いて上記ヒータの温度を算出するよう構成されていることを特徴とする粒子状物質検出システムにある。
上記粒子状物質検出センサにおいては、一対のヒータ配線のうち少なくとも一方のヒータ配線に、当該ヒータ配線の抵抗を測定するためのセンシング線が接続している。
そのため、上記センシング線を用いて、ヒータ配線の抵抗を測定することができる。したがって、個々のヒータ配線の抵抗の和である配線抵抗を算出することが可能になる。また、上記粒子状物質検出センサにおいては、一対のヒータ配線の間に電圧を加えることにより、ヒータの抵抗であるヒータ抵抗と上記配線抵抗との合計抵抗を測定することができる。上記粒子状物質検出センサでは、上述したように上記配線抵抗を算出できるため、測定した上記合計抵抗から、算出した配線抵抗を減算することができる。これにより、誤差要因となる配線抵抗を含まない、正確なヒータ抵抗の値を求めることが可能になる。したがって、このヒータ抵抗を用いて、ヒータの温度を正確に測定することができる。そのため、例えば粒子状物質の量を測定する際に、ヒータの温度の測定値を用いて粒子状物質の抵抗値を補正し、これにより排ガス中の粒子状物質の量を正確に算出することができる。また、粒子状物質を燃焼する際に、ヒータの温度を正確に制御することができる。
同様に、上記粒子状物質検出システムは、上記制御回路部により、ヒータ抵抗を算出でき、この算出値を用いて、ヒータの温度を正確に算出することができる。
また、上記粒子状物質検出センサ及び粒子状物質検出システムは、専用の温度センサを設けなくても、ヒータの温度を測定できる。そのため、製造コストを低減できる。
以上のごとく、本発明によれば、製造コストを低減でき、かつヒータの温度を正確に測定できる粒子状物質検出センサと、該粒子状物質検出センサを用いた粒子状物質検出システムを提供することができる。
実施例1における、測定モードでの粒子状物質検出システムの回路図。 実施例1における、燃焼モードでの粒子状物質検出システムの回路図。 実施例1における、粒子状物質検出センサの分解斜視図。 実施例1における、排気管に取り付けられた粒子状物質検出センサの断面図。 実施例1における、センサ素子の一部を切り欠いた状態での、粒子状物質検出センサの拡大平面図。 図5の等価回路図。 実施例1における、ヒータ抵抗と、ヒータの温度との関係を表したグラフ。 実施例1における、粒子状物質の抵抗と、粒子状物質の温度との関係を表したグラフ。 実施例1における、測定モードでの、ヒータ電流の波形図。 実施例1における、燃焼モードでの、ヒータ電流の波形図。 実施例2における、粒子状物質検出センサの分解斜視図。 実施例2における、粒子状物質検出システムの回路図。 実施例3における、粒子状物質検出センサの分解斜視図。 実施例3における、粒子状物質検出センサの斜視図。 実施例4における、ヒータの温度とヒータ抵抗との関係を表したグラフ。 実施例4における、粒子状物質検出システムのフローチャート。 図16に続くフローチャート。 実施例5における、粒子状物質検出システムのフローチャートの一部。
上記粒子状物質検出センサ及び上記粒子状物質検出システムは、ディーゼル車に搭載することができる。
(実施例1)
上記粒子状物質検出システムに係る実施例について、図1〜図10を用いて説明する。図1、図3に示すごとく、本例の粒子状物質検出センサ2は、被堆積部20と、一対の電極21(21a,21b)と、ヒータ22と、一対のヒータ配線23(23a,23b)とを備える。被堆積部20には、排ガス中の粒子状物質が堆積する。一対の電極21は、被堆積部20に設けられており、互いに離間している。ヒータ22は、被堆積部20を加熱する。ヒータ配線23は、ヒータ22に接続しており、ヒータ22に供給する電流iの経路をなしている。
一対のヒータ配線23a,23bのうち一方のヒータ配線23(第2ヒータ配線23b)には、当該ヒータ配線23の抵抗Rを測定するためのセンシング線24が接続している。
また、図1に示すごとく、本例の粒子状物質検出システム1は、上記粒子状物質検出センサ2と、該粒子状物質検出センサ2に接続した制御回路部4とを備える。
制御回路部4は、測定モード(図1参照)と燃焼モード(図2参照)とを切り替え制御する。測定モードは、一対の電極21間に堆積した粒子状物質の抵抗RPMを測定し、その測定値を用いて、排ガス中の粒子状物質の量を算出するモードである。また、燃焼モードは、ヒータ22を発熱させ、被堆積部20に堆積した粒子状物質を燃焼するモードである。
制御回路部4は、燃焼モードと測定モードとの少なくとも一方において、センシング線24を用いて測定したヒータ配線23bの抵抗R(RWb)の値を使って、個々のヒータ配線23a,23bの抵抗Rの和である配線抵抗RWab(=2RWb)を算出する。また、制御回路部4は、ヒータ22の抵抗であるヒータ抵抗Rと配線抵抗RWabとの合計抵抗Rを測定する。そして、合計抵抗Rから配線抵抗RWabを減算することによりヒータ抵抗Rを算出し、該ヒータ抵抗Rの算出値を用いて、ヒータ22の温度を算出するよう構成されている。
本例の粒子状物質検出センサ2及び粒子状物質検出システム1は、ディーゼル車に搭載される。図1に示すごとく、制御回路部4は、高電圧回路11と、電流測定部3と、補助電流測定部3’と、ヒータ駆動回路12と、ヒータ電流検出回路13と、スイッチ6と、マイコン400とを備える。
個々のヒータ配線23は、後述するセンサ素子29に形成された配線第1部分231と、該配線第1部分231に接続した配線第2部分232とを備える。同様に、センシング線24は、センサ素子29に形成されたセンシング第1部分241と、該センシング第1部分241に接続したセンシング第2部分242とを備える。
また、図4に示すごとく、粒子状物質検出センサ2は、センサ素子29と、該センサ素子29を保持する保持部26と、ハウジング211と、締結部212と、カバー213,214とを備える。保持部26はセラミックからなり、ハウジング211及び締結部212は金属からなる。保持部26は、センサ素子29を取り囲み、センサ素子29を保持している。保持部26によって、センサ素子29とハウジング211との間が絶縁されている。また、締結部211には、雄螺子部213が形成されている。この雄螺子部213を、排気管19に形成された雌螺子部191に螺合してある。これにより、粒子状物質検出センサ2を排気管19に締結している。
図3に示すごとく、センサ素子29は、ヒータ基板28、電極形成板210、絶縁板25、被覆板291を備える。これらヒータ基板28、電極形成板210、絶縁板25、被覆板291は、セラミックからなる。ヒータ基板28の2つの主面281,282のうち、電極21側の主面である第1主面281に、上記ヒータ22と、配線第1部分231と、センシング第1部分241とが形成されている。また、ヒータ基板28の第2主面282には、配線第1部分231またはセンシング第1部分231に導通した、複数のヒータ用接続パッド293(図4参照)が形成されている。
また、上記電極形成板210には、一対の電極21a,21bが形成されている。電極形成板210とヒータ基板28との間に、上記絶縁板25が介在している。また、被覆板291には、被堆積部20を露出させるための開口部292が形成されている。被覆板291の主面には、電極21a,21bに導通した電極用接続パッド294が形成されている。
図4に示すごとく、ヒータ用接続パッド293には、上記配線第2部分232またはセンシング第2部分242が接続している。また、電極用接続パッド294には、電極配線219が接続している。
図4に示すごとく、保持部26は、センサ素子29を、被堆積部20を露出させた状態で保持している。被堆積部20は、排気管19内を流れる排ガスgに曝されている。
また、図5に示すごとく、ヒータ22は、保持部26内に配されていない。センシング線24は、ヒータ配線23のヒータ22側の端部239に接続している。センシング線24とヒータ配線23との接続部27は、保持部26よりもヒータ22側に形成されている。
次に、合計抵抗R及び配線抵抗RWabの測定方法について説明する。図2に示すごとく、制御回路部4は、複数の電圧測定部41〜46を備える。一対のヒータ配線23のうち、高電位側のヒータ配線23である第1ヒータ配線23aは、第1電圧測定部41に接続している。また、低電位側のヒータ配線23である第2ヒータ配線23bは、第2電圧測定部42に接続している。制御回路部4は、第1電圧測定部41と第2電圧測定部42とを用いて、ヒータ配線23a,23bの端子237,238間の電圧Vsを測定する。また、ヒータ電流検出回路13を用いて、ヒータ22を流れる電流iを測定する。そして、下記式を用いて、合計抵抗Rを算出する。
=Vs/i ・・・(1)
=R+RWab
=R+RWa+RWb ・・・(2)
なお、上記式中、RWaは第1ヒータ配線23aの抵抗であり、RWbは第2ヒータ配線23bの抵抗である。
また、図2に示すごとく、センシング線24は、第3電圧測定部43に接続している。制御回路部4は、第3電圧測定部43と第2電圧測定部42とを用いて、センシング線24の端子249と、第2ヒータ配線23bの端子238との間の電圧を測定する。センシング線24には、電流が殆ど流れない。そのため、センシング線24自身による電圧降下は無視できる。したがって、上記2つの端子249,238間の電圧は、第2ヒータ配線23bの接続部27と、端子238との間に加わる電圧Vwと殆ど等しい。また、制御回路部4は、ヒータ電流検出回路13を用いて、ヒータ22を流れる電流iを測定している。したがって、測定した電圧Vwと電流iとから、下記式を用いて、第2ヒータ配線23bの抵抗RWbを算出することができる。
Wb=Vw/i ・・・(3)
本例では、第1ヒータ配線23aと第2ヒータ配線23bとの長さは、略等しい。そのため、第1ヒータ配線23aと第2ヒータ配線23bとは、抵抗が略等しい。したがって、RWa=RWbと近似することができる。そのため、上記式(2)は、下記式に変形することができる。
=R+RWab=R+2RWb
この式から、下記式(4)を得ることができる。
=R−RWab=R−2RWb ・・・(4)
本例では、上記(1)、(3)を用いてR、RWbを測定し、上記式(4)を用いてヒータ抵抗Rを算出している。すなわち、合計抵抗Rから配線抵抗RWab(=2RWb)を減算することにより、ヒータ抵抗Rを算出している。
図7に示すごとく、ヒータ22の温度とヒータ抵抗Rとの間には、一定の関係がある。そのため、ヒータ抵抗Rを求めれば、ヒータ22の温度を算出することができる。本例では、上記式(4)を用いて、配線抵抗RWabを含まない、正確なヒータ抵抗Rの値を算出している。そのため、ヒータ22の温度を正確に算出することができる。
また、本例では、上記測定モード(図1参照)と燃焼モード(図2参照)とにおいて、それぞれヒータ抵抗Rを算出し、これを用いて、ヒータ22の温度を算出している。図9に示すごとく、測定モードでは、ヒータ22に流す電流iのデューティー比を小さくしている。これにより、ヒータ22が大きく発熱して、上記被堆積部20に堆積した粒子状物質が燃焼することを抑制している。測定モードにおける電流iのデューティー比は、低い方が好ましい。デューティー比が高くなると、測定モードにおいて被堆積部20の温度が上昇しやすくなり、粒子状物質が被堆積部20に集まりにくくなる。すなわち、粒子状物質センサ2を取り付けた排管19(図4参照)の熱は大気に放熱されるため、排管19の温度は排ガスgの温度よりも低くなっている。そのため、排管19に取り付けられた粒子状物質検出センサ2の温度も、排ガスgの温度より低い。したがって、温度が高い排ガス中の粒子状物質には、温度が低い粒子状物質検出センサ2の被堆積部20に向かう熱泳動力が作用する。測定モードでは、この熱泳動力を利用して、粒子状物質を被堆積部20に集めている。そのため、電流iのデューティー比が高くなり、被堆積部20の温度が高くなりすぎると、排ガスと被堆積部20との温度差が小さくなり、熱泳動力が小さくなる。そのため、粒子状物質が集まりにくくなる。したがって、測定モードでは、被堆積部20の温度が排ガスの温度よりも低くなるように、デューティー比を充分低くすることが好ましい。測定モードにおけるデューティー比は、1%以下にすることが望ましい。また、測定モードでは、ヒータ22に全く通電しない場合と比べて、温度が30℃以上上昇しないように、デューティー比を低くすることが好ましい。
図8に示すごとく、粒子状物質の抵抗RPMと、ヒータ22の温度とには一定の関係がある。ヒータ22の温度、すなわち粒子状物質の温度が上昇すると、粒子状物質の抵抗RPMは低下する。制御回路部4は、測定モードにおいて、電極21a,21b間(図1参照)を流れる電流Iを測定し、これを用いて、電極21a,21b間に堆積した粒子状物質の抵抗RPMを算出している。そして、ヒータ22の温度を用いて、抵抗RPMの測定値を補正し、その補正した値を用いて、排ガス中の粒子状物質の量を算出している。
また、燃焼モードでは、図10に示すごとく、測定モードよりも電流iのデューティー比を高くする。本例では、燃焼モードにおいてヒータ抵抗Rを算出し、これを用いて、ヒータ22の温度を算出している。そして、ヒータ22の温度が予め定められた範囲内になるように、ヒータ22に供給する電流iの量を制御している。すなわち、電流iのデューティー比を制御している。
次に、測定モードにおいて、電極21a,21b間に堆積した粒子状物質の抵抗RPMを測定する方法について説明する。本例では図1に示すごとく、測定モードにおいて、電流測定部3を用いて、電極21a,21b間を流れる電流Iを測定する。そして、この電流Iの測定値と、電極21a,21b間の電圧(Vt−Va)とを用いて、下記式から、粒子状物質の抵抗RPMを算出する。
PM=(Vt−Va)/I
なお、上記式中、Vtは高電圧回路11の電圧、すなわち第1電極21aの電圧であり、VaはオペアンプOPの反転入力端子39の電圧、すなわち第2電極21bの電圧である。
電流測定部3は、電流電圧変換回路31と、電圧測定部45とを備える。電流電圧変換回路31は、オペアンプOPと、抵抗rとによって構成されている。抵抗rは、オペアンプOPの反転入力端子39と出力端子37との間を繋いでいる。オペアンプOPの非反転入力端子38は、一定の電圧Vaに保持されている。オペアンプOPの特性であるバーチャルショートにより、反転入力端子39の電圧は、非反転入力端子38の電圧Vaと略等しくなる。
制御回路部4は、測定モードでは、スイッチ6をオンにする。これにより、第1電極21aを高電圧回路11に接続する。そのため、電極21a,21b間に電圧が加わる。したがって、電極21a,21b間に粒子状物質が堆積すると、電流Iが流れる。電流Iは、オペアンプOPの反転入力端子39には流れ込まず、抵抗rを流れる。そのため、オペアンプOPの出力電圧Voは、反転入力端子38の電圧VaよりもrIだけ電圧が降下する。つまり、出力電圧Voは、下記式で表される値になる。
Vo=Va−rI
これから、電流Iは、下記式(5)によって表されることが分かる。
I=(Va−Vo)/r ・・・(5)
制御回路部4は、Vaとrの値を記憶している。そして、電圧測定部45を用いて出力電圧Voを測定し、上記式(5)から、電流Iを算出している。そして、この電流Iの値を用いて、電極21a,21b間に堆積した粒子状物質の抵抗RPMを求めている。
なお、制御回路部4に形成された補助電流測定部3’も、電流測定部3と同様の構成になっている。
次に、燃焼モードにおける、粒子状物質検出システム1の動作について説明する。図2に示すごとく、燃焼モードでは、制御回路部4はスイッチ6をオフにし、第1電極21aと高電圧回路11とを切り離す。そのため、一対の電極21a,21b間の電圧は略0Vになる。
燃焼モードでは、制御回路部4は、ヒータ駆動回路12をPWM制御し、ヒータ22に電流iを流す。また、制御回路部4は上述したように、ヒータ抵抗Rを測定し、これを用いてヒータ22の温度を算出する。そして、ヒータ22の温度が予め定められた範囲内になるように、ヒータ22に流す電流iの量を制御する。
ヒータ22が発熱すると、センサ素子29の絶縁板25(図3参照)の温度が上昇する。そのため、絶縁板25の抵抗が低下し、ヒータ22から電極21a,21bへ、リーク電流Iが流れる。このリーク電流Iを、2つの電流測定部3,3’を用いて測定している。制御回路部4は、測定したリーク電流Iの値を用いて、粒子状物質検出センサ2が故障しているか否かを判断する。例えば、電極配線219が断線していない場合は、電流測定部3,3’によってリーク電流Iが測定されるが、電極配線219が断線すると、リーク電流Iが測定されなくなる。そのため、制御回路部4は、測定されたリーク電流Iの値が、予め定められた値よりも低い場合には、電極配線219が断線していると判断する。また、絶縁板25が劣化した場合には、リーク電流Iが流れやすくなる。そのため、制御回路部4は、リーク電流Iが予め定められた値よりも高い場合には、絶縁板25が劣化していると判断する。
次に、本例の作用効果について説明する。本例の粒子状物質検出センサ2においては、一対のヒータ配線23のうち一方のヒータ配線23(第2ヒータ配線23b)に、当該ヒータ配線23の抵抗R(RWb)を測定するためのセンシング線24が接続している。
そのため、センシング線24を用いて、ヒータ配線23(第2ヒータ配線23b)の抵抗R(RWb)を測定することができる。したがって、個々のヒータ配線23a,23bの抵抗R(RWa,RWb)の和である配線抵抗RWab(=2RWb)を算出することが可能になる。また、本例では、一対のヒータ配線23a,23bの間に電圧を加えることにより、合計抵抗Rを測定することができる。本例の粒子状物質検出センサ2では、上述したように配線抵抗RWabを算出できるため、測定した上記合計抵抗Rから、算出した配線抵抗RWabを減算することができる。これにより、誤差要因となる配線抵抗RWabを含まない、正確なヒータ抵抗Rの値を求めることが可能になる。したがって、このヒータ抵抗Rを用いて、ヒータ22の温度を正確に算出することができる。
同様に、上記粒子状物質検出システム1は、制御回路部4により、ヒータ抵抗Rを算出でき、この算出値を用いて、ヒータ22の温度を正確に算出することができる。
本例では、図1に示すごとく、鉛蓄電池の端子8をヒータ配線23に接続している。鉛蓄電池の電圧Vは14V程度であり、比較的低い。そのため、鉛蓄電池を用いてヒータ22を発熱させるためには、充分に電流iが流れるように、ヒータ22の抵抗値を下げる必要がある。したがって、ヒータ配線23の抵抗(配線抵抗RWab)が、ヒータ22の抵抗(ヒータ抵抗R)と比べて無視できない値になる。そのため、本例のように、合計抵抗Rから配線抵抗RWabを減算して、正確なヒータ抵抗Rを算出するようにした効果は大きい。
また、本例の構成を採用すれば、専用の温度センサを設けなくても、ヒータ22の温度を測定できる。そのため、粒子状物質検出センサ2及び粒子状物質検出システム1の製造コストを低減できる。
また、本例では図5に示すごとく、センシング線24とヒータ配線23との接続部27を、保持部26よりもヒータ22側に形成してある。
そのため、接続部27が保持部26内に配されなくなり、ヒータ22の温度をより正確に測定することが可能になる。すなわち、接続部27とヒータ22との間には、ヒータ配線23の一部である介在部235が存在している。上述したようにヒータ抵抗Rを算出すると、その算出値には、介在部235の抵抗R(図6参照)が含まれてしまう。そのため、介在部235の温度がヒータ22の温度と大きく乖離すると、介在部235の抵抗Rが誤差要因になってしまい、ヒータ22の温度を充分正確に算出しにくくなる。したがって、介在部235の温度は、ヒータ22の温度と殆ど同じにした方が、ヒータ22の温度を正確に算出しやすい。
本例では図5に示すごとく、接続部27は保持部26内に配されておらず、接続部27は保持部26よりもヒータ22側に形成されている。したがって、介在部235は保持部26内に配されていない。保持部26は熱容量が大きいため、温度が変化しにくい。これに対して、ヒータ22は、保持部26に囲まれていないため、温度が変化しやすい。そのため、介在部235を、保持部26内に形成せず、保持部26よりもヒータ22側に形成すれば、ヒータ22と介在部235との温度が乖離せず、これらの温度を略等しくすることができる。したがって、介在部235の抵抗Rが誤差要因になりにくく、ヒータ22の温度を正確に算出しやすくなる。
また、本例では、ヒータ22は、一対のヒータ配線23a,23bのいずれよりも、抵抗が高い。すなわち、R>RWb≒RWaとなっている。
そのため、ヒータ22の発熱効率を向上できる。なお、上記抵抗とは、ヒータ22とヒータ配線23とが、それぞれ同じ温度である場合の抵抗を意味する。
また、本例の制御回路部4は、測定モードにおいて、ヒータ22の温度を用いて、電極21a,21b間に堆積した粒子状物質の抵抗RPMの測定値を補正し、その補正した値を用いて、排ガス中の粒子状物質の量を算出するよう構成されている。
図8に示すごとく、粒子状物質の抵抗RPMは、温度によって変化する。そのため、ヒータ22の温度、すなわち粒子状物質の温度を用いて、粒子状物質の抵抗RPMを補正すれば、排ガス中の粒子状物質の量を正確に算出することが可能になる。
また、本例の制御回路部4は、燃焼モードにおいて、算出したヒータ22の温度が予め定められた範囲内になるように、ヒータ22に流す電流iの量を制御するよう構成されている。
そのため、ヒータ22の温度が高くなりすぎて、ヒータ22の寿命が低下したり、ヒータ22の温度が低くなりすぎて、粒子状物質を充分燃焼できなくなったりする不具合を抑制できる。
以上のごとく、本例によれば、製造コストを低減でき、かつヒータの温度を正確に測定できる粒子状物質検出センサと、該粒子状物質検出センサを用いた粒子状物質検出システムを提供することができる。
なお、本例では、粒子状物質検出センサ2及び制御回路部4をディーゼル車に搭載しているが、本発明はこれに限るものではなく、ガソリンエンジン車に搭載してもよい。
(実施例2)
以下の実施例においては、図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例は、粒子状物質検出センサ2の構造を変更した例である。図11、図12に示すごとく、本例では、一対のヒータ配線23a,23bに、それぞれセンシング線24(24a,24b)を接続してある。制御回路部4は、これらのセンシング線24a,24bを用いて、一対のヒータ配線23a,23bの抵抗RWa,RWbをそれぞれ測定している。そして、下記式を用いて、配線抵抗RWabを算出している。
Wab=RWa+RWb
すなわち、各ヒータ配線23a,23bの抵抗RWa,RWbの和を、配線抵抗RWabとして算出している。
また、実施例1と同様に、本例では、上記合計抵抗R(=R+RWab)を測定している。そして、下記式(6)を用いて、ヒータ抵抗Rを算出している。
=R−RWab=R−RWa−RWb ・・・(6)
このようにすると、第1ヒータ配線23aの抵抗RWaと、第2ヒータ配線23bの抵抗RWbとが異なっていても、ヒータ抵抗Rを正確に測定でき、ヒータ22の温度を正確に算出できる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施例3)
本例は、センサ素子29の構造を変更した例である。図13に示すごとく、本例のセンサ素子29は、セラミックからなる複数の絶縁薄板295を備える。これら複数の絶縁薄板295の間に、第1電極21a及び第2電極21bが設けられている。図14に示すごとく、センサ素子29の端面296から、第1電極21a及び第2電極21bが露出している。この端面296に、粒子状物質が堆積するよう構成されている。
また、図13に示すごとく、本例のセンサ素子29は、実施例1と同様に、ヒータ22と、一対のヒータ配線23a,23bとを備える。そして、第2ヒータ配線23bにセンシング線24を接続してある。制御回路部4は、このセンシング線24を用いて、第2ヒータ配線23の抵抗RWbを測定し、これを用いて、配線抵抗RWab(=2RWb)を算出するよう構成されている。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施例4)
本例は、ヒータ22の温度の算出方法を変更した例である。ヒータ22は、長期間使用すると、経年劣化して、ヒータ抵抗Rが高くなることが知られている。これは、粒子状物質検出センサ2を長期間使用すると、ヒータ22の熱によって、ヒータ22を構成するPt等の金属原子が凝集するためと考えられる。
図15に、ヒータ22が経年劣化する前後における、ヒータ抵抗Rと温度Tとの関係を示す。また、ヒータ22が経年劣化する前後における、ヒータ配線23の抵抗Rと温度Tとの関係を、図15に併せて示す。同図に示すごとく、ヒータ抵抗Rと温度Tとの関係は、一次関数になっている。ヒータ22が経年劣化する前の関数Aに対して、経年劣化した後の関数Bは、傾きが大きくなっていることがわかる。したがって、ヒータ22が経年劣化した場合、関数Aを用いてヒータ22の温度Tを算出すると、正確に算出できなくなる。そのため、ヒータ22の温度Tを正確に求めるためには、経年劣化後の関数Bを取得し、この関数Bを用いて、温度Tを算出する必要がある。
経年劣化後の関数Bを取得する方法について説明する。まず、経年劣化前の関数Aは、以下のように表すことができる。
H0=a+bT
上記式において、RH0は、ヒータ22が経年劣化する前におけるヒータ抵抗R(ヒータ抵抗初期値RH0)であり、a,bは定数である。制御回路部4は、定数a,bを記憶している。
ヒータ22が経年劣化した後の関数Bは、経年劣化前の関数Aに、劣化率kを乗じたものになる。つまり、
=k(a+bT) ・・・(6)
である。劣化率kは、1より大きな値である。この劣化率kを取得できれば、関数Bを得ることができ、ヒータ22の温度を正確に算出することが可能になる。
本例では、以下のようにして劣化率kを算出している。まず、粒子状物質検出システム1を製造した直後、すなわちヒータ22が経年劣化していないときに、ヒータ22とヒータ配線23とを同じ温度(例えば温度T)にした状態で、ヒータ抵抗初期値RH0とヒータ配線23の抵抗R(配線抵抗初期値RW0)とを測定する。そして、その測定値を制御回路部4に記憶しておく。
粒子状物質検出システム1が車両に取り付けられ、出荷された後、制御回路部4は定期的に、ヒータ抵抗Rと、ヒータ配線23の抵抗Rとを測定する。この際、制御回路部4は、車両のエンジンを停止し、所定時間を経過した後で、測定を行う。これにより、ヒータ22とヒータ配線23とを同じ温度(例えばT)にした状態で、上記2つの抵抗R,Rを測定する。
図15に示すごとく、ヒータ配線23の抵抗Rと温度Tとの関数Cは、ヒータ22が経年劣化しても、殆ど変化しない。これは、粒子状物質センサ2の使用中、ヒータ22は温度が高くなるのに対して、ヒータ配線23は温度が比較的低く、ヒータ配線23を構成する金属原子が凝集しにくいためと考えられる。
制御回路部4は、上記2つの抵抗R,Rを測定した後、下式(7)を用いて、劣化率kを算出する。
k=(R/R)/(RH0/RW0) ・・・(7)
経年劣化後の抵抗R,Rを測定したときの、ヒータ22及びヒータ配線23の温度Tは、経年劣化前に抵抗初期値RH0,RW0を測定したときの温度Tとは異なる可能性がある。しかし、上記式(7)の分子R/Rは、測定温度に関わらず略一定である。そのため、上記分子R/Rを、抵抗初期値RH0,RW0を測定したときと同じ温度Tで測定したとみなしても、R/Rの値は殆ど変わらない。上述したように、ヒータ配線23は殆ど経年劣化しないため、同じ温度Tで測定したときの抵抗R,RW0は殆ど同じ値になる。したがって、RW0/R=1となる。そのため、上記式(7)は、
k=(R/RH0)×(RW0/R)=R/RH0
と変形することができる。これから、式(7)によって算出された劣化率kは、ヒータ抵抗初期値RH0に対する、経年劣化後のヒータ抵抗Rの、上昇率を表していることが分かる。また、上記式(7)を用いることにより、経年劣化後の抵抗R,Rの測定温度Tと、経年劣化前の抵抗初期値RH0,RW0の測定温度Tとが異なっていても、劣化率kを算出することが可能であることが分かる。
なお、仮に、上記式(7)を用いず、ヒータ抵抗初期値RH0と、経年劣化後のヒータ抵抗Rとの測定値を用いて、直接、劣化率k(=R/RH0)を算出したとすると、ヒータ抵抗初期値RH0とヒータ抵抗Rとを同じ温度で測定できない可能性があるため、劣化率kを正確に算出できない可能性が生じる。しかしながら、上記式(7)を用いれば、測定温度が異なっていても、劣化率kを正確に求めることができる。
また、劣化率kを算出すれば、図15の関数B、すなわち上記式(6)が求まる。そのため、この式(6)を変形して、下記式(8)が得られる。
T=(R/k−a)/b ・・・(8)
本例では、上記測定モード及び燃焼モードにおいて、実施例1で説明したようにヒータ抵抗Rを求め、上記式(8)を用いて、ヒータ22の温度Tを算出している。これにより、ヒータ22が経年劣化しても、ヒータ22の温度を正確に算出することが可能になる。
次に、制御回路部4のフローチャートについて説明する。図16に示すごとく、本例では、劣化率算出モード(ステップS1,S2)と、測定モード(ステップS4〜S8)と、燃焼モード(ステップS9〜S13)とを行う。劣化率算出モードにおいては、制御回路部4は、まず、エンジンを停止した後、所定時間経過したか否かを判断する(ステップS1)。ここでYesと判断した場合、ステップS2に移る。ステップS2では、ヒータ抵抗Rと、ヒータ配線22の抵抗Rとを測定する。そして、上記式(7)を用いて、劣化率kを算出する。
その後、エンジンを始動する(ステップS3)。次いで、ステップS4に移り、粒子状物質センサ2を用いて、粒子状物質の抵抗RPMを測定する。その後、ステップS5に移る。ここでは、ヒータ配線23の抵抗Rと合計抵抗Rとを測定し、合計抵抗Rから配線抵抗RWab(=2R)を減算して、ヒータ抵抗Rを算出する。
その後、ヒータ抵抗Rと劣化率kとを用いて、上記式(8)から、ヒータ22の温度Tを算出する(ステップS6)。そして、ヒータ22の温度Tの算出値を用いて、粒子状物質の抵抗RPMの測定値を補正し、排ガス中の粒子状物質の量を算出する(ステップS7)。
その後、図17に示すごとく、燃焼モードに移行するか否かを判断する(ステップS8)。ステップS8では、例えば、粒子状物質検出センサ22の電極21間を流れる電流が飽和した場合は、燃焼モードに移行すると判断する。
ステップS8においてYesと判断した場合は、ステップS9に移る。ここでは、ヒータ22を発熱させる。これにより、電極21間に堆積した粒子状物質を燃焼させる。次いで、ステップS10に移る。ここでは、ヒータ配線23の抵抗Rと合計抵抗Rとを測定し、合計抵抗Rから配線抵抗RWab(=2R)を減算して、ヒータ抵抗Rを算出する。その後、ヒータ抵抗Rと劣化率kとを用いて、上記式(8)から、ヒータ22の温度Tを算出する(ステップS11)。
次いで、ステップS12に移る。ここでは、ヒータ22の温度Tが、予め定められた範囲になるように、ヒータ22に流す電流の量を制御する。その後、ステップS13に移り、所定時間ヒータ22を発熱させたか否かを判断する。ここでYesと判断した場合、すなわち、電極21間に堆積した粒子状物質が充分に燃焼され、除去できた場合は、ステップS4に戻る。そして、測定モードを再び行う。
本例の作用効果について説明する。本例の制御回路部4は、上記劣化率算出モード(ステップS1,S2)を行う。すなわち、エンジンを停止してから所定時間経過した後、ヒータ配線23の抵抗Rと、ヒータ抵抗Rとを測定し、上記式(7)を用いて、劣化率kを算出する。そして、測定モード(ステップS4〜S8)及び燃焼モード(ステップS9〜ステップS13)において、ヒータ抵抗Rと劣化率kとを用いて、ヒータ22の温度Tを算出する(ステップS6,S11)。
そのため、ヒータ22が経年劣化しても、ヒータ22の温度Tを正確に算出することができる。したがって、測定モードにおいて、排ガス中の粒子状物質の量をより正確に測定したり、燃焼モードにおいて、ヒータ22の温度をより正確に制御したりすることができる。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
なお、本例では、測定モードと燃焼モードとの両方のモードにおいて、ヒータ抵抗R及び劣化率kを用いて、ヒータ22の温度Tを算出しているが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、測定モードと燃焼モードとの一方のモードだけ、ヒータ22の温度Tを算出してもよい。
(実施例5)
本例は、制御回路部4のフローチャートを変更した例である。本例では図18に示すごとく、実施例4と同様に、劣化率算出モード(ステップS1,S2)を行う。ステップS2を終了した後、本例では、ステップS21に移る。ここでは、劣化率kが、予め定められた閾値を超えたか否かを判断する。ここでYesと判断したときは、ヒータ22が故障していると判断する。そして、ステップS22に移り、ヒータ22が故障していることをユーザ等に報知する。また、ステップS21においてNoと判断したときは、ステップS3(図16参照)に移る。ステップS3〜S13は実施例4と同様なので、説明を省略する。
本例の作用効果について説明する。本例では、劣化率kが予め定められた閾値を超えた場合、ヒータ22が故障したことをユーザ等に報知する(ステップS21,S22)。そのため、ヒータ22が故障したことをユーザ等がすぐに認識でき、粒子状物質検出センサ2を早期に取り換えることが可能になる。
その他、実施例4と同様の構成および作用効果を備える。
なお、本例では、実施例4と同様に、劣化率kを用いて、ヒータ22の温度を算出しているが、本発明はこれに限るものではなく、劣化率kを、ヒータ22の故障判断のみに用いてもよい。
1 粒子状物質検出システム
2 粒子状物質検出センサ
20 被堆積部
21 電極
22 ヒータ
23 ヒータ配線
24 センシング線
4 制御回路部
ヒータ抵抗
合計抵抗
Wab 配線抵抗

Claims (8)

  1. 排ガス中の粒子状物質が堆積する被堆積部(20)と、
    該被堆積部(20)に設けられ、互いに離間した一対の電極(21)と、
    上記被堆積部(20)を加熱するヒータ(22)と、
    該ヒータ(22)に接続し該ヒータ(22)に供給する電流の経路をなす一対のヒータ配線(23)とを備え、
    該一対のヒータ配線(23)のうち少なくとも一方の上記ヒータ配線(23)に、当該ヒータ配線(23)の抵抗を測定するためのセンシング線(24)が接続していることを特徴とする粒子状物質検出センサ(2)。
  2. 請求項1に記載の上記粒子状物質検出センサ(2)と、該粒子状物質検出センサ(2)に接続した制御回路部(4)とを備える粒子状物質検出システム(1)であって、
    上記制御回路部(4)は、上記一対の電極(21)間に堆積した上記粒子状物質の抵抗(RPM)を測定し、その測定値を用いて上記排ガス中の上記粒子状物質の量を算出する測定モードと、上記ヒータ(22)を発熱させ、上記被堆積部(20)に堆積した上記粒子状物質を燃焼する燃焼モードと、を切り替え制御し、
    上記制御回路部(4)は、上記測定モードと上記燃焼モードの少なくとも一方において、上記センシング線(24)を用いて測定した上記ヒータ配線(23)の抵抗(R)の値を使って、個々の上記ヒータ配線(23)の抵抗(R)の和である配線抵抗(RWab)を算出すると共に、上記ヒータ(22)の抵抗であるヒータ抵抗(R)と上記配線抵抗(RWab)との合計抵抗(R)を測定し、該合計抵抗(R)から上記配線抵抗(RWab)を減算することにより上記ヒータ抵抗(R)を算出し、該ヒータ抵抗(R)の算出値を用いて上記ヒータ(22)の温度を算出するよう構成されていることを特徴とする粒子状物質検出システム(1)。
  3. 上記粒子状物質検出センサ(2)は、上記被堆積部(20)と上記電極(21)と上記ヒータ(22)と上記ヒータ配線(23)と上記センシング線(24)とが形成されたセンサ素子(29)と、上記被堆積部(20)を露出させた状態で上記センサ素子(29)を取り囲み、該センサ素子(29)を保持する保持部(26)とを備え、上記ヒータ(22)は上記保持部(26)内に配されておらず、上記センシング線(24)と上記ヒータ配線(23)との接続部(27)は、上記保持部(26)よりも上記ヒータ(22)側に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の粒子状物質検出システム(1)。
  4. 上記ヒータ(22)は、上記一対のヒータ配線(23)のいずれよりも抵抗が高いことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の粒子状物質検出システム(1)。
  5. 上記制御回路部(4)は、上記ヒータ(22)が経年劣化する前において互いに同じ温度で測定された、上記ヒータ抵抗(R)の値であるヒータ抵抗初期値RH0と、上記ヒータ配線(23)の抵抗(R)の値である配線抵抗初期値RW0とを記憶しており、
    上記制御回路部(4)は、上記排ガスを排出するエンジンを停止してから所定時間経過した後、上記ヒータ配線(23)の抵抗Rと上記ヒータ抵抗Rとを測定し、下記式を用いて、上記ヒータ(22)の劣化率kを算出する劣化率算出モードを行い、
    k=(R/R)/(RH0/RW0
    上記制御回路部(4)は、上記燃焼モードと上記測定モードとの少なくとも一方において、上記劣化率kと上記ヒータ抵抗(R)との算出値を用いて、上記ヒータ(22)の温度を算出するよう構成されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の粒子状物質検出システム(1)。
  6. 上記制御回路部(4)は、上記ヒータ(22)が経年劣化する前において互いに同じ温度で測定された、上記ヒータ抵抗(R)の値であるヒータ抵抗初期値RH0と、上記ヒータ配線(23)の抵抗(R)の値である配線抵抗初期値RW0とを記憶しており、
    上記制御回路部(4)は、上記排ガスを排出するエンジンを停止してから所定時間経過した後、上記ヒータ配線(23)の抵抗Rと上記ヒータ抵抗Rとを測定し、下記式を用いて、上記ヒータ(22)の劣化率kを算出する劣化率算出モードを行い、
    k=(R/R)/(RH0/RW0
    上記制御回路部(4)は、上記劣化率kが予め定められた閾値を超えた場合には、上記ヒータ(22)が故障していると判断するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の粒子状物質検出システム(1)。
  7. 上記制御回路部(4)は、上記測定モードにおいて、算出した上記ヒータ(22)の温度を用いて、上記粒子状物質の抵抗(RPM)の測定値を補正し、その補正した値を用いて、上記粒子状物質の量を算出するよう構成されていることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれか一項に記載の粒子状物質検出システム(1)。
  8. 上記制御回路部(4)は、上記燃焼モードにおいて、算出した上記ヒータ(22)の温度が予め定められた範囲内になるように、上記ヒータ(22)に流す電流の量を制御するよう構成されていることを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれか一項に記載の粒子状物質検出システム(1)。
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