JP2020173173A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】素子部の温度を正確に取得することのできる制御装置を提供する。【解決手段】粒子状物質検出センサ20は、粒子状物質を検出する部分である素子部200と、素子部200を加熱するための電気ヒーターとして構成された部分である発熱部211と、を有するものである。制御装置10は、素子部200の温度を取得する温度取得部12と、温度取得部12により取得される素子部200の温度に基づいて、発熱部211の発熱量を調整する発熱調整部13と、発熱部211において消費される電力の値と、素子部200の温度との対応関係である第1対応関係を記憶する記憶部14と、を備える。温度取得部12は、発熱部211において消費される電力の値と、第1対応関係とに基づいて素子部200の温度を取得する。【選択図】図1

Description

本開示は、粒子状物質検出センサの制御装置に関する。
近年の車両には、排ガスと共に排出される粒子状物質を低減することが求められている。このため、排ガスの通る排気配管には、粒子状物質を捕集するためのフィルタや、当該フィルタの下流側において粒子状物質を検出するための粒子状物質検出センサ等が設けられている。
下記特許文献1に記載されているように、粒子状物質検出センサは、粒子状物質を検知する部分である素子部を有している。素子部には、互いに離間している一組もしくは複数組の電極が形成されている。素子部に粒子状物質が堆積すると、素子部に形成された上記電極間に電流が流れるようになる。粒子状物質検出センサによれば、当該電流の大きさに基づいて、堆積した粒子状物質の量を検出することができる。
素子部における粒子状物質の堆積量がある適度大きくなると、上記電流の大きさは一定となり、新たに堆積する粒子状物質を検知することができなくなってしまう。そこで、粒子状物質検出センサには、素子部を加熱するための発熱部が設けられるのが一般的である。発熱部は、素子部の近傍に形成された電気ヒーターとして構成される。発熱部に電力が供給され、発熱部によって素子部の加熱が行われると、素子部に堆積していた粒子状物質は燃焼し除去される。これにより、引き続き粒子状物質の量を検出することが可能となる。
特開2017−15677号公報
発熱部によって素子部の加熱が行われる際においては、素子部の温度が十分に上昇しないと、粒子状物質の一部が除去されず素子部に残留してしまうこととなる。一方、素子部の温度が上昇し過ぎた場合には、素子部が破損したり、電極材料が蒸散したり、素子部に汚染物質が融着してしまったりする可能性がある。このため、発熱部による素子部の加熱は、素子部の温度を取得しながら適切に行われることが好ましい。
ただし、素子部の温度を取得するための専用のセンサを設けた場合には、部品点数が増加してしまうことに加えて、粒子状物質検査のサイズも大きくなってしまうという問題が生じる。そこで、上記特許文献1に記載されている制御装置では、発熱部の電気抵抗値に基づいて素子部の温度を取得することとしている。
しかしながら、発熱部の電気抵抗値と素子部の温度との対応関係は、常に一定ではなく、発熱部の劣化に伴って変化してしまうことがある。当該対応関係が当初のものから変化してしまうと、素子部の温度を正確に取得することができなくなってしまう。
本開示は、素子部の温度を正確に取得することのできる制御装置、を提供することを目的とする。
本開示に係る制御装置は、粒子状物質検出センサ(20)の制御装置(10)である。制御対象である粒子状物質検出センサは、粒子状物質を検出する部分である素子部(200)と、素子部を加熱するための電気ヒーターとして構成された部分である発熱部(211)と、を有するものでる。この制御装置は、素子部の温度を取得する温度取得部(12)と、温度取得部により取得される素子部の温度に基づいて、発熱部の発熱量を調整する発熱調整部(13)と、発熱部において消費される電力の値と、素子部の温度との対応関係を記憶する記憶部(14)と、を備える。温度取得部は、発熱部において消費される電力の値と、対応関係とに基づいて素子部の温度を取得する。
上記構成の制御装置では、発熱部において消費される電力の値と、素子部の温度との対応関係が記憶部に記憶されている。本発明者らは、当該対応関係が、発熱部に劣化が生じているか否かによることなく概ね一定であることを確認している。これは、発熱部において消費される電力の値が、素子部の加熱に供される電気エネルギーに対応するものであるためと考えられる。このため、温度取得部は、上記対応関係に基づいて素子部の温度を正確に取得することができる。
本開示によれば、素子部の温度を正確に取得することのできる制御装置が提供される。
図1は、第1実施形態に係る制御装置の構成を模式的に示す図である。 図2は、粒子状物質検出センサの構成を示す断面図である。 図3は、粒子状物質検出センサが有する素子部の外観を示す図である。 図4は、粒子状物質検出センサが有する素子部の構成を示す分解組立図である。 図5は、第1実施形態に係る制御装置により行われる制御の概要を説明するための図である。 図6は、第1実施形態に係る制御装置により実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、第1対応関係の例を示す図である。 図8は、第1実施形態に係る制御装置により実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、第2実施形態に係る制御装置により実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、第2対応関係の補正方法について説明するための図である。 図11は、第3実施形態に係る制御装置によって行われる、第2対応関係の補正方法について説明するための図である。 図12は、第4実施形態に係る粒子状物質検出センサが有する素子部の構成を示す分解組立図である。 図13は、発熱部の電気抵抗値と素子部の温度との関係を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
第1実施形態について説明する。本実施形態に係る制御装置10は、粒子状物質検出センサ20と共に車両MVに搭載され、粒子状物質検出センサ20の制御を行うための装置として構成されている。制御装置10や粒子状物質検出センサ20の説明に先立ち、図1を参照しながら車両MVの構成について先ず説明する。
図1には、車両MVのうち、内燃機関110及びその排気系の構成のみが模式的に示されている。車両MVは、内燃機関110と、排気配管130と、粒子フィルタ120と、を備えている。
内燃機関110は所謂エンジンである。内燃機関110は、燃料を燃焼させることにより、車両MVを走行させるための駆動力を発生させる。排気配管130は、内燃機関110の燃焼で生じた排ガスを、外部に排出するための配管である。
粒子フィルタ120は、排気配管130の途中に設けられており、排ガスに含まれる粒子状物質を捕集するためのフィルタである。粒子フィルタ120は、DPF(Diesel Particulate Filter)やGPF(Gasoline Particulate Filter)とも称される。粒子フィルタ120は、多孔質のセラミックスに格子状の通路を多数形成し、その入口側及び出口側を交互に閉塞することにより構成されたものである。尚、このような粒子フィルタ120の構成としては公知のものを採用し得るので、その具体的な図示や説明については省略する。
続いて、本実施形態に係る粒子状物質検出センサ20の構成について説明する。図1に示されるように、粒子状物質検出センサ20は、排気配管130のうち粒子フィルタ120よりも下流側となる位置に配置されている。粒子状物質検出センサ20は、粒子フィルタ120を通過した排ガスに含まれる粒子状物質の量を検出するためのセンサである。このような粒子状物質検出センサ20が設けられていることで、粒子状物質を多く含む排ガスが外部に排出されてしまうことを防止することができる。また、粒子フィルタ120に異常が生じた場合には、当該異常を迅速に検知することもできる。
粒子状物質検出センサ20の具体的な構成について、図2を参照しながら説明する。図2において符号130が付されているのは、排気配管130を構成する管壁の断面である。同図においては、当該管壁よりも上方側が排気配管130の外側の空間であり、当該管壁よりも下方側が排気配管130の内側の空間である。粒子状物質検出センサ20は、排気配管130に形成された貫通孔131に対して外側から挿通されており、その一部が排気配管130の内部に向けて突出している。
粒子状物質検出センサ20は、その内側に素子部200を有している。素子部200は、粒子状物質を検出する部分として構成された素子である。図3には、素子部200の外観が示されている。図4には、素子部200の具体的な構成が分解組立図として示されている。
図4に示されるように、素子部200は、矩形の板状部材である基板を複数積層することにより構成されている。それぞれの基板はセラミックスにより形成されている。図4において最も下方側に配置された基板210は、その上面に、発熱部211と、リード電極212、213と、センス電極214と、が形成されている。これらは全体が一つの電極パターンとなっており、基板210の上面に対して、例えばスクリーン印刷により形成されたものである。
発熱部211は、電力の供給を受けて発熱する電気ヒーターとして構成された部分である。発熱部211は、基板210の長手方向に沿った一端側の近傍となる位置に形成されている。発熱部211は、素子部200のうち、特に後述の検出面201を加熱するためのヒーターとして設けられている。
リード電極212、213は、発熱部211に電力を供給するために形成された一対の電極である。リード電極212、213は、発熱部211から、基板210の長手方向に沿って他方側の端部へと伸びるように形成されている。リード電極212の幅及び長さと、リード電極213の幅及び長さとは、互いに概ね等しくなっている。リード電極212、213には、図2に示される電力配線27が接続されている。電力配線27は、制御装置10から発熱部211へと電力を供給するために設けられた一対の配線である。電力配線27は、制御装置10から発熱部211へと電力を供給し得るよう、リード電極212、213と制御装置10との間を繋ぐように設けられている。一対の電力配線27のうちの一方はリード電極212に接続されており、他方はリード電極213に接続されている。
図4において符号212Aが付されている部分には、基板210を貫くように不図示のスルーホールが形成されている。電力配線27のうちの一方は、当該スルーホールを介してリード電極212に外側から接続されている。同様に、図4において符号213Aが付されている部分には、基板210を貫くように不図示のスルーホールが形成されている。電力配線27のうちの他方は、当該スルーホールを介してリード電極213に外側から接続されている。
センス電極214は、その一端が、リード電極213と発熱部211との接続部CPに対して接続されている。センス電極214は、接続部CPから、基板210の長手方向に沿って伸びるように形成されている。センス電極214は、リード電極213と発熱部211との接続部CPにおける電位を取得するために形成された電極である。
センス電極214には、図2に示されるセンス配線28が接続されている。センス配線28は、接続部CPの電位を制御装置10が取得し得るよう、センス配線28と制御装置10との間を繋ぐように設けられている。図4において符号214Aが付されている部分には、基板210を貫くように不図示のスルーホールが形成されている。センス配線28は、当該スルーホールを介してセンス電極214に外側から接続されている。
このように、本実施形態に係る粒子状物質検出センサ20には、発熱部211に電力を供給するための一対のリード電極212、213と、一方のリード電極213と発熱部211との接続部CPにおける電位を取得するためのセンス電極214と、が設けられている。センス電極214やセンス配線28が設けられていることの効果については後に説明する。
基板210の上方側に配置される基板220のうち、基板210とは反対側の面には、電極221、222が形成されている。これらは全体が一つの電極パターンとなっており、先に述べた発熱部211等と同様に、例えばスクリーン印刷により形成されたものである。電極221は、基板220の長手方向に沿った一端側の縁、具体的には発熱部211が形成されている方と同じ側の縁に沿って伸びるように形成されている。電極222は、電極221のうち基板220の短手方向に沿った端部、具体的には、図4の紙面奥側における端部から、基板220の長手方向に沿って伸びるように形成されている。
基板220の更に上方側に配置される基板230のうち、基板220とは反対側の面には、電極231、232が形成されている。これらは全体が一つの電極パターンとなっており、先に述べた発熱部211等と同様に、例えばスクリーン印刷により形成されたものである。電極231は、基板230の長手方向に沿った一端側の縁、具体的には発熱部211が形成されている方と同じ側の縁に沿って伸びるように形成されている。電極232は、電極231のうち基板230の短手方向に沿った端部、具体的には、図4の紙面手前側における端部から、基板230の長手方向に沿って伸びるように形成されている。
図4において最も下方側の基板210と、最も上方側の基板240との間には、上記のような基板220及び基板230が交互に並ぶように複数ずつ配置されている。このため、図3に示されるように、素子部200のうち長手方向に沿った端面である検出面201には、電極221及び電極231が露出しており、これらが交互に並ぶように配置された状態となっている。
図4において最も上方側の基板240のうち、基板230等とは反対側の面には、一対の電極241、242が形成されている。これらはいずれも、基板240の長手方向に沿った一方側、具体的には、発熱部211が形成されている方とは反対側の端部近傍となる位置に形成されている。
電極241は、電極222のうち、図4において符号222Aが付されている部分と上下に重なる位置に形成されている。同様に、電極242は、電極232のうち、図4において符号232Aが付されている部分と上下に重なる位置に形成されている。
基板220、230、240のそれぞれのうち、符号222Aと上下に重なる位置には、各基板を貫くようにスルーホールが形成されている。電極241は、これらのスルーホールを介して、それぞれの電極222及び電極221と電気的に接続されている。
同様に、基板220、230、240のそれぞれのうち、符号232Aと上下に重なる位置には、各基板を貫くようにスルーホールが形成されている。電極242は、これらのスルーホールを介して、それぞれの電極232及び電極231と電気的に接続されている。
電極241、242には、図2に示される検出配線26が接続されている。検出配線26は、電極241、242と制御装置10との間を繋ぐ一対の配線である。一対の検出配線26のうちの一方は電極241に接続されており、他方は電極242に接続されている。
制御装置10は、一対の検出配線26を介して、電極241と電極242との間に所定の電圧を印可する。このとき、検出面201に露出している電極221と電極231との間にも電圧が印加されることとなる。検出面201に粒子状物質が堆積していないときには、電極221と電極231との間には電流が流れない。一方、検出面201に粒子状物質が堆積すると、粒子状物質は導体であるから、電極221と電極231との間に電流が流れるようになる。当該電流は、検出面201に堆積した粒子状物質の量が多くなる程大きくなる。
制御装置10は、当該電流の大きさを、一対の検出配線26を流れる電流の大きさとして検出する。制御装置10は、素子部200の検出面201における粒子状物質の堆積量を、上記電流の大きさに基づいて検出することができる。制御装置10は、例えば粒子状物質の堆積量の時間変化に基づいて、排気配管130を通る粒子状物質の量を検出することができる。
検出面201における粒子状物質の堆積量がある適度大きくなると、上記電流の大きさは一定となる。このため、制御装置10は、新たに堆積する粒子状物質を検知することができなくなってしまう。この場合、制御装置10は、発熱部211に電力を供給して発熱させ、素子部200の検出面201を加熱することで、検出面201に堆積していた粒子状物質を燃焼させる。これにより粒子状物質が検出面201から除去されるので、制御装置10は、引き続き粒子状物質の量を検出することが可能となる。
図2を再び参照しながら、粒子状物質検出センサ20のその他の構成について説明する。粒子状物質検出センサ20は、先に説明した素子部200の他、保持部21と、ハウジング22と、締結部23と、カバー24、25と、を有している。
保持部21は、素子部200を保持するための部材であって、絶縁体であるセラミックスにより形成されている。素子部200は、その先端にある検出面201を排気配管130の内側に向けて突出させた状態で、保持部21によって保持されている。
ハウジング22は、金属からなる円筒形状の部材である。ハウジング22は、粒子状物質検出センサ20の概ね外形を成す部材であって、保持部21を外側から囲んでいる。ハウジング22のうち、排気配管130の内側に配置されている方の端部は開放されており、当該端部から素子部200が突出している。
締結部23は、粒子状物質検出センサ20を排気配管130に固定するための部分である。締結部23は、ハウジング22の一部を外周側から囲むように配置されている。締結部23は金属により形成されている。
締結部23の外周面には、不図示の雄螺子が形成されている。また、排気配管130に形成された貫通孔131の内周面には、不図示の雌螺子が形成されている。締結部23の外周面にある雄螺子は、貫通孔131の内周面にある雌螺子に螺合している。これにより、粒子状物質検出センサ20が排気配管130に対して締結固定されている。
カバー24、25は、いずれもハウジング22の先端に取り付けられており、当該先端から突出する素子部200の周囲を2重に覆うように設けられている。このうち、カバー25は内側に設けられており、カバー24は外側に設けられている。カバー24、25のそれぞれには、複数の貫通穴が形成されている。排気配管130を通る排ガスは、その一部がこれらの貫通穴を通じてカバー24、25の内側に入り込む。当該排ガスに含まれる粒子状物質の一部は、素子部200の検出面201に堆積し、上記のように制御装置10によって検出されることとなる。
粒子状物質検出センサ20のうち、排気配管130の外側に向けて突出している部分の先端には、先に述べた検出配線26、電力配線27、及びセンス配線28のそれぞれが接続されている。尚、図2においては、一対の検出配線26が束ねられており、これらが1本の配線のように描かれている。同様に、一対の電力配線27とセンス配線28とが束ねられており、これらが1本の配線のように描かれている。
図1に戻って、本実施形態に係る制御装置10の構成について説明する。制御装置10は、CPU、ROM、RAM等を有するコンピュータシステムとして構成されている。先に述べたように、制御装置10は粒子状物質検出センサ20の制御を行うための装置として構成されている。制御装置10は、機能的な制御ブロックとして、堆積量算出部11と、温度取得部12と、発熱調整部13と、記憶部14と、を備えている。
堆積量算出部11は、検出面201における粒子状物質の堆積量を算出する処理を行う部分である。堆積量算出部11は、一対の検出配線26の間、すなわち電極221と電極231との間に所定の電圧を印可し、これらを流れる電流の大きさに基づいて堆積量を算出する。
尚、堆積量と電流との関係は常に同じではなく、検出面201の温度に応じて変化することが知られている。具体的には、検出面201の温度が高くなる程、粒子状物質の電気抵抗が低くなるので、取得される電流の値は大きくなる。そこで、堆積量算出部11は、電流に基づいて算出される堆積量に対して、検出面201の温度に基づく補正値を乗算することにより、粒子状物質の堆積量を正確に算出することとしている。検出面201の温度と補正値との関係は予め測定されており、制御装置10が有する記憶部14にマップとして記憶されている。堆積量算出部11は、次に述べる温度取得部12によって取得される素子部200の温度と、当該マップとを参照することにより、上記の補正値を算出するように構成されている。
温度取得部12は、素子部200の温度を取得する処理を行う部分である。温度取得部12は、発熱部211において消費される電力の値に基づいて、素子部200の温度を取得する。また、温度取得部12は、発熱部211の電気抵抗値に基づいて、素子部200の温度を取得することもある。それぞれの具体的な取得方法については後に説明する。温度取得部12によって取得される素子部200の温度は、素子部200のうち検出面201の温度に概ね等しい。
発熱調整部13は、温度取得部12により取得された素子部200の温度に基づいて、発熱部211の発熱量、具体的には発熱部211に供給される電流の値を調整する処理を行う部分である。発熱調整部13は、素子部200の温度が所定の目標温度に近づくように、発熱部211の発熱量を調整する。これにより、素子部200の温度を常に適切な温度に保つことができる。
記憶部14は、不揮発性の記憶装置であって、制御装置10が行う制御に必要な各種の情報が含まれている。記憶部14に記憶されている情報の具体的な内容については後に説明する。
以上のような構成の制御装置10は、粒子状物質検出センサ20の制御を行うための専用の装置として構成されていてもよいのであるが、他の装置の一部として構成されていてもよい。例えば、内燃機関110の制御を行うECUの一部として、制御装置10が構成されているような態様であってもよい。
制御装置10によって行われる制御の概要について、図5を参照しながら説明する。図5では、内燃機関110の始動が行われた以降の期間における、素子部200の温度の時間変化の一例が示されている。この例では、内燃機関110が始動された直後から、発熱調整部13によって発熱部211への通電が行われ、発熱部211によって素子部200が加熱される。これにより、素子部200の温度は上昇した後、常温よりも高い温度T3に維持される。この状態は、図5に示される時刻t1まで継続される。
内燃機関110の始動が行われた直後の期間においては、排気配管130の内面には水滴が付着していることが多く、当該水滴の一部が粒子状物質検出センサ20の素子部200に到達することがある。このとき、素子部200の温度が上昇し過ぎていた場合には、被水に伴って素子部200が破損してしまう可能性がある。一方、素子部200の温度が低すぎる場合には、素子部200の表面に水滴が付着して、当該水滴に含まれる汚染物質により素子部200の被毒が生じてしまう可能性がある。
そこで、時刻t1までの期間における素子部200の温度は、被水に伴って素子部200が破損してしまうような温度よりも低く、且つ、素子部200の表面で所謂ライデンフロスト効果による撥水が生じる温度であることが好ましい。このため、当該期間における目標温度である温度T3は、350℃から650℃の範囲内に設定されることが好ましい。
内燃機関110の始動が行われてから時刻t1までの期間に行われる制御は、上記のように被水に伴う素子部200の破損等を防止するための制御である。このため、当該制御のことを以下では「耐被水制御」とも称する。
排気配管130の温度が十分に上昇し、例えば100℃以上になると、排気配管130の内面に水分が付着している可能性は低くなる。そこで、制御装置10は、排気配管130の温度が100℃以上になったことが確認された時点で上記の耐被水制御を終了し、燃焼制御へと移行する。上記の時刻t1は、このように耐被水制御から燃焼制御への移行が行われる時刻である。尚、排気配管130の温度は、不図示の温度センサによって取得することとすればよい。
燃焼制御とは、素子部200の温度を更に上昇させて、検出面201に堆積していた粒子状物質を燃焼させ除去するために行われる制御である。このときの素子部200の目標温度は、温度T3よりも高い温度T4に設定される。ただし、目標温度を高く設定し過ぎると、過昇温に伴って素子部200が破損したり、電極材料が蒸散したり、素子部200に汚染物質が融着してしまったりする可能性がある。以上のことから、燃焼制御における素子部200の目標温度は600℃から900℃の範囲に設定されることが好ましい。
燃焼制御は、予め設定された一定期間の間だけ行われる。燃焼制御が行われた後は、捕集制御へと移行する。図5では、このように燃焼制御から捕集制御への移行が行われる時刻が時刻t2として示されている。
捕集制御とは、粒子状物質を捕集して検出面201に堆積させ、その堆積量を検出するために行われる制御である。捕集制御では、先に述べたように、電極221と電極231との間に電圧が印加され、両電極間を流れる電流の大きさに基づいて粒子状物質の堆積量が算出される。検出面201の周囲を漂う粒子状物質は、静電気力によって検出面201へと引き寄せられ、検出面201に堆積して行く。
このとき、素子部200の温度が排ガスの温度よりも高くなっていた場合には、検出面201の周囲を漂う粒子状物質は、検出面201から遠ざかる方向に熱泳動力を受けてしまう。その結果、検出面201における粒子状物質の捕集が妨げられてしまうこととなる。このような現象を防止するために、捕集制御が行われる期間においては発熱部211に供給される電流が0とされる。
捕集制御が行われる期間においては、先に述べたように、検出面201の温度が取得され、当該温度に基づいて堆積量についての補正値が算出される。このような温度の取得は、捕集制御が行われる期間において定期的に行われる。
捕集制御は、予め設定された一定期間の間だけ行われる。捕集制御が終了すると、耐被毒制御へと移行する。図5では、このように捕集制御から耐被毒制御への移行が行われる時刻が時刻t3として示されている。
耐被毒制御とは、発熱部211によって素子部200の加熱を行い、新たな粒子状物質や被毒の原因となる汚染物質が、検出面201に付着することを防止するために行われる制御である。このときの素子部200の目標温度は、温度T4よりも低い温度T2に設定される。当該目標温度は、そのときの排ガスの温度よりも高く、且つ900℃以下の範囲に設定されることが好ましい。
耐被毒制御は、粒子状物質検出センサ20による堆積量の検出が次に行われるまでの間継続される。粒子状物質検出センサ20による堆積量の検出が再度行われる際には、耐被毒制御から燃焼制御へと移行し、これに続けて捕集制御が行われることとなる。
以上に説明した制御のうち、耐被水制御、燃焼制御、及び耐被毒制御においては、制御装置10は、発熱調整部13によって発熱部211の発熱量の調整を行う動作モードとなっている。このような動作モードのことを、以下では「発熱モード」とも称する。耐被水制御、燃焼制御、及び耐被毒制御は、いずれも発熱モードにおいて行われる制御であって、設定される目標温度の値において互いに異なっている制御、ということができる。
これに対し、捕集制御においては、制御装置10は、発熱調整部13によって発熱部211の発熱量の調整を行うことなく、温度取得部12によって素子部200の温度の取得を行う動作モードとなっている。このような動作モードのことを、以下では「温度取得モード」とも称する。制御装置10は、このように発熱モード及び温度取得モードからなる2種類の動作モードを実行し得るように構成されている。
発熱モードにおいて実行される処理の流れについて、図6を参照しながら説明する。図6に示される一連の処理は、発熱モードが実行されている期間において、所定の制御周期が経過する毎に繰り返し実行される処理である。
当該処理の最初のステップS01では、発熱部211において消費されている電力の値を取得する処理が行われる。ここでは、発熱部211を流れる電流の値に、発熱部211に印加されている電圧の値と電流のデューティを乗算することで、発熱部211において消費されている電力の値が算出され取得される。
その具体的な算出方法について説明する。まず、制御装置10は、一対の電力配線27の間に印加されている電圧の値を、例えば不図示のセンサにより取得する。当該電圧のことを、以下では「全電圧」とも称する。
続いて、制御装置10は、一対の電力配線27を流れる電流の値を、やはり不図示のセンサにより取得する。当該電流のことを、以下では「全電流」とも称する。全電流の値は、発熱部211を流れる電流の値に等しい。
次に、制御装置10は、図4に示される接続部CPの電位を、例えばセンス配線28に接続された不図示のセンサによって取得する。その後、接続部CPの電位に基づいて、リード電極213の両端に印加されている電圧の値を算出する。当該値は、リード電極213において生じている電圧降下の値、ということもできる。
先に述べたように、リード電極212の幅及び長さと、リード電極213の幅及び長さとは、互いに概ね等しくなっている。このため、リード電極212においても、リード電極213における電圧降下と同じ値の電圧降下が生じていると推定される。
制御装置10は、先に述べた全電圧から、リード電極213において生じている電圧降下の値と、リード電極212において生じている電圧降下とを差し引くことにより、発熱部211に印加されている電圧の値を算出する。その後、当該電圧の値に全電流の値と電流のデューティを乗算することで、発熱部211において消費されている電力の値を算出する。
発熱部211において消費されている電力の値が算出された後は、ステップS02に移行する。ステップS02では、温度取得部12により、素子部200の温度を取得する処理が行われる。
その具体的な方法について説明する。記憶部14には、発熱部211において消費される電力の値と、素子部200の温度との対応関係が記憶されている。当該対応関係のことを、以下では「第1対応関係」とも称する。図7には、第1対応関係の例が示されている。同図に示されるように、発熱部211において消費される電力の値が大きくなるほど、素子部200の温度は高くなる。このような第1対応関係は、予め行われた実験等に基づいて作成され、記憶部14に記憶されている。
温度取得部12は、ステップS01で取得された電力の値と、第1対応関係とに基づいて、素子部200の温度を取得することとしている。このように算出された素子部200の温度は、素子部200のうち発熱部211や検出面201の近傍部分における温度であるから、検出面201の温度ともいうことができる。
ステップS02に続くステップS03では、ステップS02で取得された素子部200の温度が、このときの目標温度と一致しているか否かが判定される。ここでいう「目標温度」とは、図5の例における温度T4等のことである。
素子部200の温度が目標温度と一致している場合には、図6に示される一連の処理を終了する。素子部200の温度が目標温度と一致していない場合には、ステップS04に移行する。ステップS04では、素子部200の温度が目標温度に近づくように、発熱部211に供給される電流の値が調整される。
例えば、素子部200の温度が目標温度よりも高い場合には、発熱部211に供給される電流の値がそれまでよりも小さくなるよう、当該電流のデューティが変更される。逆に、素子部200の温度が目標温度よりも低い場合には、発熱部211に供給される電流の値がそれまでよりも大きくなるよう、当該電流のデューティが変更される。当該処理は発熱調整部13により行われる。
以上のような制御は、発熱部211において消費される電力の値が、素子部200の目標温度に対応する目標電力値に一致するよう、発熱部211の発熱量を調整する制御、ということもできる。ステップS03においては、ステップS02で取得された温度が目標温度に一致しているか否かを判定することに替えて、ステップS01で取得された電力の値が目標電力値に一致するか否かを判定することとしてもよい。この場合、目標温度から目標電力値の変換が、第1対応関係に基づいて行われることとすればよい。
ところで、温度取得部12が素子部200の温度を取得するにあたっては、従来のように、発熱部211の電気抵抗値に基づいて素子部200の温度を取得することも考えられる。図13には、発熱部211の電気抵抗値と、素子部200の温度との対応関係の例が示されている。同図を参照しながら、従来における素子部200の温度の取得方法について説明する。
図13の線L0は、発熱部211に劣化が生じていない場合における、発熱部211の電気抵抗値と、素子部200の温度との対応関係を示すものである。この対応関係に基づけば、発熱部211の電気抵抗値としてR0が取得された場合には、これに対応する素子部200の温度としてT22を取得することができる。
ただし、発熱部211の電気抵抗値と素子部200の温度との対応関係は、常に一定ではなく、発熱部の劣化に伴って変化してしまうことがある。図13の線L1は、発熱部211に劣化が生じた場合における、発熱部211の電気抵抗値と、素子部200の温度との対応関係を示すものである。発熱部211に劣化が生じると、素子部200の温度が同じであっても、発熱部211の電気抵抗値は劣化が生じていないときに比べて大きくなってしまう。
このため、発熱部211に劣化が生じているときに、発熱部211の電気抵抗値としてR0が取得された場合には、素子部200の実際の温度はT21であるにも拘らず、これとは異なるT22が取得されてしまうこととなる。
このように、発熱部211の電気抵抗値と、素子部200の温度との対応関係は、発熱部211の劣化に伴って変化してしまうので、当該対応関係に基づいて素子部200の温度を取得することは適切ではない場合がある。
一方、本発明者らは、発熱部211において消費される電力の値と、素子部200の温度との対応関係である第1対応関係が、発熱部211に劣化が生じているか否かによることなく概ね一定であることを確認している。これは、発熱部211において消費される電力の値が、素子部200の加熱に供される電気エネルギーに対応するものであるためと考えられる。
そこで、本実施形態においては上記のように、温度取得部12が、発熱部211において消費される電力の値と、第1対応関係とに基づいて素子部200の温度を取得するように構成されている。これにより、発熱部211の劣化が生じたような場合であっても、素子部200の温度を常に正確に取得することができ、当該温度を適切に調整することが可能となる。
記憶部14に記憶されている第1対応関係は、素子部200の温度がとり得る全ての温度域において参照される単一の対応関係であってもよいが、素子部200がとり得る温度域を複数の温度域に分けた上で、それぞれの温度域に対応して個別に設定された複数の対応関係であってもよい。つまり、第1対応関係は、素子部200の複数の温度域毎に記憶されていることとしてもよい。
例えば、耐被水制御が行われる際に参照される第1対応関係が、350℃から650℃までの温度域に対応するものとして記憶されており、燃焼制御が行われる際に参照される第1対応関係が、600℃から900℃までの温度域に対応するものとして記憶されており、耐被毒制御が行われる際に参照される第1対応関係が、排ガス温度から900℃までの温度域に対応するものとして記憶されていてもよい。
また、それぞれの温度域は、上記のように互いにオーバーラップするような温度域であってもよいが、互いにオーバーラップしない温度域であってもよい。例えば、300℃以上400℃未満の温度域、400℃以上500℃未満の温度域、500℃以上600℃未満の温度域、のように、100℃刻みで複数の温度域に分けた上で、それぞれの温度域について個別に設定された第1対応関係が記憶されていることとしてもよい。
素子部200の温度域が変化すると、例えば素子部の長手方向に沿った温度分布が変化するなどの影響により、第1対応関係の傾き等が僅かに変化する可能性がある。しかしながら、それぞれの温度域について予め個別に設定された第1対応関係を用いることとすれば、上記のような第1対応関係の変化をも考慮しながら、素子部200の温度を正確に取得することが可能となる。
ところで、発熱部211において消費される電力の値として、先に述べた全電圧に全電流と電流のデューティを乗算して得られる電力の値を用いることも考えられる。しかしながら、このように算出される電力の値は、発熱部211のみならずリード電極212やリード電極213で消費される電力の値をも含むものとなる。リード電極212やリード電極213は、発熱部211に比べてその温度が低くなる傾向がある上、その温度低下量は状況に応じて変化してしまう。その結果、全電圧に全電流を乗算して得られる電力の値は、リード電極212等の温度の影響を受けて変化してしまう。このため、全電圧に全電流を乗算して得られる電力の値に基づいて、発熱部211の温度を正確に算出し取得することは困難である。
そこで、本実施形態では、粒子状物質検出センサ20として、センス電極214を有する三線式のセンサを用いることとした上で、温度取得部12が、発熱部211において消費される電力の値を、センス電極214を介して取得される接続部CPの電位に基づいて取得するように構成されている。これにより、発熱部211において消費される電力の値を、リード電極212等の温度の影響を排除しながら取得し、これに基づいて素子部200の温度を正確に取得することが可能となっている。
温度取得モードにおいて実行される処理の流れについて、図8を参照しながら説明する。図8に示される一連の処理は、温度取得が実行されている期間において、所定の制御周期が経過する毎に繰り返し実行される処理である。
当該処理の最初のステップS11では、発熱部211に電流を供給する処理が行われる。ここでは、発熱部211における発熱が無視できる程度の、微小な電流が発熱部211に供給される。
ステップS11に続くステップS12では、発熱部211の電気抵抗値を算出し取得する処理が行われる。ここでは、発熱部211に印加されている電圧の値を、先に述べた方法により算出した後、当該電圧の値を全電流の値で除することにより、発熱部211の電気抵抗値が算出される。
ステップS12に続くステップS13では、発熱部211への電流の供給を停止する処理が行われる。
ステップS13に続くステップS14では、温度取得部12により、素子部200の温度を取得する処理が行われる。このとき、発熱部211において消費される電力の値は0となっている。従って、ステップS14における温度の取得方法は、図6のステップS02における温度の取得方法とは異なっている。
ステップS14における温度の取得方法について説明する。記憶部14には、先に述べた第1対応関係に加えて、発熱部211の電気抵抗値と、素子部200の温度との対応関係も記憶されている。当該対応関係のことを、以下では「第2対応関係」とも称する。図10の線L0には、第2対応関係の例が示されている。同図に示されるように、発熱部211の電気抵抗値が大きくなるほど、素子部200の温度は高くなる。ステップS12で取得された電気抵抗値と、第2対応関係とに基づけば、素子部200の温度を取得することができる。
このように、温度取得モードにおいて、温度取得部12は、一時的に発熱部211に電流を供給し、その際に取得された発熱部211の電気抵抗値と、第2対応関係とに基づいて、素子部200の温度を取得するように構成されている。これにより、発熱部211による素子部200の加熱が行われない温度取得モードにおいても、素子部200の温度を取得することが可能となっている。
ステップS14に続くステップS15では、ステップS14で取得された素子部200の温度に基づいて補正値を算出し、当該補正値を用いて粒子状物質の堆積量を算出する処理が行われるその算出方法は先に述べた通りである。
尚、ステップS11からステップS14までの処理の実行頻度と、ステップS15の処理の実行頻度とが、互いに異なっている態様としてもよい。つまり、堆積量が算出される頻度とは異なる頻度で、素子部200の温度の取得、及び当該温度に基づく補正値の更新が行われることとしてもよい。
第2実施形態について説明する。第2実施形態では、制御装置10によって実行される処理の内容において第1実施形態と異なっている。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
本実施形態の発熱モードにおいて実行される処理の流れについて、図9を参照しながら説明する。図9に示される一連の処理は、図6に示される一連の処理に換えて実行される処理である。図9に示される各ステップのうち、図6に示されるものと共通するステップには、図6の場合と同じ符号が付してある。
ステップS02において、素子部200の温度を取得する処理が行われた後は、本実施形態ではステップS21に移行する。ステップS21では、発熱部211の電気抵抗値を算出し取得する処理が行われる。その具体的な方法は、図8のステップS12について説明した方法と同様であるから、ここでは説明を省略する。
ステップS21に続くステップS22では、記憶部14に記憶されている第2対応関係を補正する処理が行われる。
先に述べたように、発熱部211の電気抵抗値と、素子部200の温度との対応関係である第2対応関係は、発熱部211の劣化に伴って変化してしまうことがある。そこで、本実施形態では、第2対応関係を発熱モードのステップS22で補正しておくこととしている。
その補正方法について、図10を参照しながら説明する。図10には、発熱部211の電気抵抗値と、素子部200の温度との対応関係の例が、図13と同様に示されている。図10の線L0は、発熱部211に劣化が生じていない場合における、発熱部211の電気抵抗値と、素子部200の温度との対応関係を示すものである。つまり、粒子状物質検出センサ20が製造された当初において、記憶部14に記憶されている第2対応関係を示すものである。また、図10の線L1は、発熱部211に劣化が生じた場合における、発熱部211の電気抵抗値と、素子部200の温度との対応関係を示すものである。つまり、発熱部211に劣化が生じた場合における正しい第2対応関係を示すものである。
同図に示されるように、素子部200の実際の温度が700℃であるときには、発熱部211の電気抵抗値は、劣化が生じていないときには2.8Ωとなり、劣化が生じたときには3.2Ωとなる。このとき、従来のように第2対応関係のみに基づいて素子部200の温度を取得しようとすると、実際の温度である700℃よりも高い温度が取得されてしまうこととなる。
しかしながら、図9のステップS21が実行され、発熱部211の電気抵抗値が取得された時点では、制御装置10は、素子部200の正確な温度を第1対応関係に基づいて取得している。このため、図10の例のように、劣化が生じており発熱部211の電気抵抗値として3.2Ωが取得された場合であっても、制御装置10は、このときの素子部200の実際の温度が700℃であることを把握している。
このように、発熱部211の電気抵抗値と第2対応関係とに基づいて取得される素子部200の温度が、図9のステップS02で取得されていた実際の素子部200の温度と異なっていた場合には、温度取得部12は、記憶部14に記憶されている第2対応関係を補正する。図10の例では、線L0に示される当初の第2対応関係が、線L1に示される第2対応関係となるように補正されることとなる。
具体的には、第2対応関係に含まれるそれぞれの電気抵抗値、すなわち、素子部200の各温度に対応するそれぞれの電気抵抗値に対して、一律に(3.2/2.8)の値を乗算し、得られた値を新たな電気抵抗値とすることで、第2対応関係を補正することができる。上記の(3.2/2.8)とは、図9のステップS21で取得された発熱部211の電気抵抗値を、図9のステップS02で取得された温度と補正前の第2対応関係とから得られる電気抵抗値、で除算することにより得られる係数である。この係数は、図9のステップS02で取得される素子部200の温度と、図9のステップS21で取得される発熱部211の電気抵抗値との組み合わせに基づいて算出される係数、ということができる。
このような補正が行われると、図10の点P10が点P20と重なるように、補正前の第2対応関係である線L0が平行移動し、正しい第2対応関係である線L1と一致することとなる。
このように、発熱モードにおいて、温度取得部12は、発熱部211において消費される電力の値と、第1対応関係とに基づいて素子部200の温度を取得すると共に、そのときの発熱部211の電気抵抗値も図9のステップS21においてあわせて取得する。その後、図9のステップS02において取得された素子部200の温度と、図9のステップS22において取得された発熱部211の電気抵抗値とに基づいて、図9のステップS22において第2対応関係を補正する。このため、発熱部211の劣化が生じた場合であっても、第2対応関係に基づいて素子部200の温度を正確に取得することが可能となる。
図9に戻って説明を続ける。ステップS22の処理が行われた後は、ステップS03に移行する。以降において実行される処理は、図6を参照しながら説明した第1実施形態の場合と同じである。
第3実施形態について説明する。第3実施形態では、第2対応関係の補正方法において第2実施形態と異なっている。以下では、第2実施形態と異なる点について主に説明し、第2実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図11に示される線L0は、発熱部211に劣化が生じていない場合における、発熱部211の電気抵抗値と、素子部200の温度との対応関係を示すものである。つまり、粒子状物質検出センサ20が製造された当初において、記憶部14に記憶されている第2対応関係を示すものである。また、図11の線L1は、発熱部211に劣化が生じた場合における、発熱部211の電気抵抗値と、素子部200の温度との対応関係を示すものである。つまり、発熱部211に劣化が生じた場合における正しい第2対応関係を示すものである。
本実施形態では、第2対応関係に含まれるそれぞれの電気抵抗値、すなわち、素子部200の各温度に対応するそれぞれの電気抵抗値に対して、一律に同じ値を乗算するのではなく、個別に異なる値を乗算することで、第2対応関係の補正が行われる。図11の例では、点P14が点P24と重なり、点P13が点P23と重なり、点P12が点P22と重なり、点P11が点P21と重なるように、第2対応関係に含まれるそれぞれの電気抵抗値が個別に補正される。
それぞれの補正方法は、図10を参照しながら説明した方法と同じである。例えば点P11を点P21と重なるように変更するにあたっては、第2対応関係のうち温度T11に対応する電気抵抗値に対して、所定の係数を乗算し、得られた値を新たな電気抵抗値とする補正が行われる。「所定の係数」とは、図10の例における(3.2/2.8)に対応するものであって、素子部200の実際の温度であるT11と、このとき取得された発熱部211の電気抵抗値との組み合わせに基づいて算出される係数である。具体的には、発熱部211の電気抵抗値を、素子部200の実際の温度であるT11と補正前の第2対応関係とから得られる電気抵抗値、で除算することにより得られる係数である。
素子部200が高温である場合に必要な補正量と、素子部200が低温である場合に必要な補正量とは、必ずしも互いに一致するとは限らない。この場合、図10に示されるような一律の補正では、全ての温度域で第2対応関係を適切に補正することができない可能性がある。
そこで、本実施形態に係る温度取得部12は、発熱モードにおいて、素子部200の温度と発熱部211の電気抵抗値との組み合わせを複数取得し、これら複数の組み合わせに基づいて第2対応関係を補正することとしている。本実施形態では、図11のT11からT14までの各温度について、対応する電気抵抗値の補正が一律にではなく個別に行われる。このため、全ての温度域で第2対応関係を適切に補正することができる。
尚、T11からT14までの各温度における補正は、各温度における電気抵抗値等が取得される毎に個別に行われてもよく、T11からT14までの各温度における電気抵抗値等が全て取得された時点で同時に行われてもよい。
これらの温度補正は、予め決められたエンジン条件の下で実施するとより精度が高くなる。例えばエンジン始動前のガス流速がない条件の下で発熱モード制御し、図9に示される一連の処理を実行すれば、流速などの環境影響を排除した上で適切に第2対応関係を補正することが可能となる。
第4実施形態について説明する。第4実施形態では、粒子状物質検出センサ20が有する素子部200の構成においてのみ第1実施形態と異なっており、他の構成や制御方法については第1実施形態と同じである。
本実施形態に係る素子部200の構成について、図12を参照しながら説明する。図12には、素子部200の具体的な構成が分解組立図として示されている。同図に示されるように、本実施形態に係る素子部200も第1実施形態と同様に、矩形の板状部材である基板を複数積層することにより構成されている。それぞれの基板はセラミックスにより形成されている。
図12において最も下方側に配置された基板210は、その上面に、発熱部211と、リード電極212、213と、センス電極214と、が形成されている。これらは全体が一つの電極パターンとなっており、基板210の上面に対して、例えばスクリーン印刷により形成されたものである。それぞれの電極の機能は、図4を参照しながら説明した第1実施形態における機能と同じである。尚、本実施形態では、リード電極212と発熱部211との間の接続部が「接続部CP」となっており、センス電極214はこの接続CPに繋がっている。
基板210の上方側に配置される基板250は、電極等が印刷されていない単なる絶縁板となっている。
基板250の更に上方側に配置される基板260のうち、基板250とは反対側の面には、一対の電極222、232が形成されている。一方の電極222は、基板260のうち紙面奥側の部分を、基板260の長手方向に沿って伸びるように形成されている。他方の電極232は、基板260のうち紙面手前側の部分を、基板260の長手方向に沿って伸びるように形成されている。
基板260のうち、発熱部211の上方側となる部分には、電極221及び電極231が複数ずつ形成されている。これらは、いずれも基板260の短手方向に沿って伸びるように形成された直線状の電極であって、所定の間隔を空けて、基板260の長手方向に沿って交互に並ぶように配置されている。
複数の電極221は、いずれもその端部が電極222に接続されており、電極222とともにその全体が一つの電極パターンとなっている。同様に、複数の電極231は、いずれもその端部が電極232に接続されており、電極232とともにその全体が一つの電極パターンとなっている。
図12において最も上方側の基板240のうち、基板260等とは反対側の面には、一対の電極241、242が形成されている。電極241は、不図示のスルーホールを介して電極222に繋がっている。電極242は、不図示のスルーホールを介して電極232に繋がっている。第1実施形態と同様に、電極241、242には、図2に示される検出配線26が接続されている。
基板240のうち、電極221及び電極231の直上となる部分には、矩形の開口243が形成されている。開口243を通じて、それぞれの電極221及び電極231は外部に露出している。この露出している部分が、本実施形態における検出面201に該当する。
制御装置10は、図2に示される一対の検出配線26を介して、電極241と電極242との間に所定の電圧を印可する。このとき、検出面201に露出している電極221と電極231との間にも電圧が印加されることとなる。検出面201に粒子状物質が堆積していないときには、電極221と電極231との間には電流が流れない。一方、検出面201に粒子状物質が堆積すると、粒子状物質は導体であるから、電極221と電極231との間に電流が流れるようになる。当該電流は、検出面201に堆積した粒子状物質の量が多くなる程大きくなる。
制御装置10は、当該電流の大きさを、一対の検出配線26を流れる電流の大きさとして検出する。制御装置10は、素子部200の検出面201における粒子状物質の堆積量を、上記電流の大きさに基づいて検出することができる。制御装置10は、例えば粒子状物質の堆積量の時間変化に基づいて、排気配管130を通る粒子状物質の量を検出することができる。
粒子状物質検出センサ20として、以上に述べたような構成の素子部200を有するものを用いた場合であっても、各実施形態と同様の制御を行うことができ、これまでに説明した種々の効果と同様の効果を奏することができる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
本開示に記載の制御装置及び制御方法は、コンピュータプログラムにより具体化された1つ又は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された1つ又は複数の専用コンピュータにより、実現されてもよい。本開示に記載の制御装置及び制御方法は、1つ又は複数の専用ハードウェア論理回路を含むプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。本開示に記載の制御装置及び制御方法は、1つ又は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと1つ又は複数のハードウェア論理回路を含むプロセッサとの組み合わせにより構成された1つ又は複数の専用コンピュータにより、実現されてもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。専用ハードウェア論理回路及びハードウェア論理回路は、複数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路により実現されてもよい。
10:制御装置
12:温度取得部
13:発熱調整部
14:記憶部
20:粒子状物質検出センサ
200:素子部
211:発熱部

Claims (8)

  1. 粒子状物質検出センサ(20)の制御装置(10)であって、
    前記粒子状物質検出センサは、粒子状物質を検出する部分である素子部(200)と、前記素子部を加熱するための電気ヒーターとして構成された部分である発熱部(211)と、を有するものであり、
    前記素子部の温度を取得する温度取得部(12)と、
    前記温度取得部により取得される前記素子部の温度に基づいて、前記発熱部の発熱量を調整する発熱調整部(13)と、
    前記発熱部において消費される電力の値と、前記素子部の温度との対応関係を記憶する記憶部(14)と、を備え、
    前記温度取得部は、前記発熱部において消費される電力の値と、前記対応関係とに基づいて前記素子部の温度を取得するように構成されている制御装置。
  2. 前記対応関係は、前記素子部の複数の温度域毎に記憶されている、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記発熱調整部による前記発熱量の調整が行われるモードである発熱モードと、
    前記発熱調整部による前記発熱量の調整が行われず、前記温度取得部による前記素子部の温度の取得が行われるモードである温度取得モードと、を実行し得るように構成されている、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記発熱モードにおいて、前記発熱調整部は、
    前記発熱部において消費される電力の値が、前記素子部の目標温度に対応する目標電力値に一致するよう、前記発熱量を調整する、請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記記憶部には、
    前記対応関係である第1対応関係に加えて、
    前記発熱部の電気抵抗値と前記素子部の温度との対応関係、である第2対応関係も記憶されており、
    前記温度取得モードにおいて、前記温度取得部は、
    一時的に前記発熱部に電流を供給し、その際に取得された前記発熱部の電気抵抗値と、前記第2対応関係とに基づいて、前記素子部の温度を取得するように構成されている、請求項3又は4に記載の制御装置。
  6. 前記発熱モードにおいて、前記温度取得部は、
    前記発熱部において消費される電力の値と、前記第1対応関係とに基づいて前記素子部の温度を取得すると共に、そのときの前記発熱部の電気抵抗値もあわせて取得し、
    取得された前記素子部の温度と前記発熱部の電気抵抗値とに基づいて前記第2対応関係を補正する、請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記発熱モードにおいて、前記温度取得部は、
    前記素子部の温度と前記発熱部の電気抵抗値との組み合わせを複数取得し、これら複数の組み合わせに基づいて前記第2対応関係を補正する、請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記粒子状物質検出センサには、
    前記発熱部に電力を供給するための一対のリード電極(212,213)と、
    前記リード電極の一方と前記発熱部との接続部における電位を取得するためのセンス電極(214)と、が設けられており、
    前記温度取得部は、前記発熱部において消費される電力の値を、前記センス電極を介して取得される電位に基づいて取得する、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の制御装置。
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