JP6515706B2 - 粒子状物質検出システム - Google Patents
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Description
上記一対の電極にそれぞれ電気的に接続した一対の電流測定部と、
上記粒子状物質センサ及び上記電流測定部に接続した制御回路部とを備え、
該制御回路部は、上記ヒータが発熱しているときに、該ヒータから上記絶縁部材を介して上記電極へ流れるリーク電流を、上記一対の電流測定部を用いてそれぞれ測定し、その測定値に基づいて、上記粒子状物質センサが故障しているか否かを判断するよう構成されていることを特徴とする粒子状物質検出システムにある。
そのため、一対の電流測定部によってそれぞれ測定したリーク電流の値を、両方とも、粒子状物質センサの故障検出に利用することができる。したがって、粒子状物質センサの故障を、より確実に検出することが可能になる。例えば、電極と電流測定部とを繋ぐ配線の断線を検出する場合、2本の配線のうちいずれが断線しても、これを検出することができる。
上記粒子状物質検出システムに係る実施例について、図1〜図12を用いて説明する。図1に示すごとく、本例の粒子状物質検出システム1は、粒子状物質センサ2と、一対の電流測定部3(3a,3b)と、制御回路部4とを備える。
制御回路部4は、ヒータ22が発熱しているときに、ヒータ22から絶縁部材23を介して電極21(21a,21b)に流れるリーク電流ILを、一対の電流測定部3a,3bを用いてそれぞれ測定し、その測定値に基づいて、粒子状物質センサ2が故障しているか否かを判断するよう構成されている。
VO=Va−ILR1
となる。この出力電圧VOを第1A/Dコンバータ31によって測定することにより、リーク電流ILを測定することができる。リーク電流ILは、下記の式によって表される。
IL=(Va−VO)/R1
本例では、第3A/Dコンバータ33と第5A/Dコンバータ35とを用いて、ヒータ配線229が接続した2つの端子226,227間の電圧VHを測定する。また、ヒータ電流検出回路13を用いて、ヒータ22を流れる電流iを測定する。そして、電圧VHと電流iとの測定値を用いて、ヒータ抵抗RHと2つの配線抵抗Rpとの合計抵抗Raを測定する。合計抵抗Raは下記式(1)によって表すことができる。
Ra=VH/i=RH+2Rp ・・・(1)
Rp=Vp/i ・・・(2)
RH=Ra−2Rp
そのため、一対の電流測定部3a,3bによってそれぞれ測定したリーク電流IL(IL1,IL2)の値を、両方とも、粒子状物質センサ2の故障検出に用いることができる。したがって、粒子状物質センサ2が故障したことを、より確実に検出することができる。
本例では、一対の電流測定部3a,3bを用いてそれぞれリーク電流IL(IL1,IL2)を測定しているため、上記構成にすると、2本の配線24a,24bのうち、いずれか一方が断線した場合でも、検出することができる。
そのため、ヒータ22の温度が充分上昇してから、リーク電流ILを測定することができる。したがって、粒子状物質センサ2の故障判断を、より正確に行うことができる。
そのため、専用の温度センサを設ける必要が無くなり、粒子状物質検出システム1を安価に製造することが可能になる。
そのため、粒子状物質センサ2のヒータ22が故障したことを検出でき、粒子状物質の燃焼が不完全になることを抑制できる。特に本例では、上述したように、ヒータ22の電気抵抗を測定することにより、ヒータ22の温度を測定している。ヒータ22が断線しかかっていると、通電したときに、ヒータ22が充分に発熱していないのに電気抵抗が高くなることがある。そのため、ヒータ22の電気抵抗を測定するだけでは、ヒータ22に通電して電気抵抗が高くなったときに、ヒータ22が正常で充分発熱したため電気抵抗が高くなったのか、充分発熱していないがヒータ22が断線しかかっているため電気抵抗が高くなったのか、区別がつかない。しかしながら、本例のようにリーク電流ILを測定すれば、ヒータ22が断線しかかって発熱量が少ない場合は、リーク電流ILが低減するため、ヒータ22が断線しかかっていることを検出できる。したがって、粒子状物質センサ2を早めに交換でき、発熱モードにおいて粒子状物質の燃焼が不完全になることを抑制できる。
そのため、粒子状物質センサ2の絶縁部材23が劣化したり、ヒータ22がショート故障したりした場合に、これを検出することができる。
このようにすると、粒子状物質の量を測定する際(図2参照)には、第1電極21aに、高電圧回路11の電圧Vsを加えることができる。そのため、排ガスに含まれる粒子状物質の量を測定することができる。また、ヒータ22を発熱させるとき(図1参照)には、高電圧回路11と第1電極21aとを切り離すため、第1電極21aに高電圧が加わらなくなる。そのため、ヒータ22から第1電極21aにリーク電流ILが流れるようになり、このリーク電流ILを第1電流測定部3aによって測定することが可能になる。
以下の実施例においては、図面に用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に記さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
本例は、絶縁部材23を構成する材料を変更した例である。絶縁部材23の材質によっては、絶縁部材23が劣化しときに、第1電流測定部3aおよび第2電流測定部3bの測定値が、図14のグラフに示すように変化することがある。すなわち、発熱モードでは、リーク電流ILは上限値Ibを超えないが、冷却モードになっても、リーク電流ILが充分に下がらず、予め定められた閾値Icよりも低くならないのである。また、ヒータ22がショート故障した場合も、リーク電流ILは同様に変化する。
その他、実施例1と同様の構成および作用効果を備える。
2 粒子状物質センサ
20 被堆積部
21 電極
22 ヒータ
23 絶縁部
3 電流測定部
4 制御回路部
IL リーク電流
Claims (7)
- 排ガス中の粒子状物質が堆積する被堆積部(20)と、該被堆積部(20)に設けられ、互いに離間した一対の電極(21)と、上記被堆積部(20)を加熱するヒータ(22)と、上記電極(21)と上記ヒータ(22)との間に介在する絶縁部材(23)とを有する粒子状物質センサ(2)と、
上記一対の電極(21)にそれぞれ電気的に接続した一対の電流測定部(3)と、
上記粒子状物質センサ(2)及び上記電流測定部(3)に接続した制御回路部(4)とを備え、
該制御回路部(4)は、上記ヒータ(22)が発熱しているときに、該ヒータ(22)から上記絶縁部材(23)を介して上記電極(21)へ流れるリーク電流(IL)を、上記一対の電流測定部(3)を用いてそれぞれ測定し、その測定値に基づいて、上記粒子状物質センサ(2)が故障しているか否かを判断するよう構成されていることを特徴とする粒子状物質検出システム(1)。 - 上記粒子状物質センサ(2)は2本の配線(24)を備え、上記電流測定部(3)は、上記配線(24)を介して上記電極(21)に電気的に接続しており、上記制御回路部(4)は、上記リーク電流(IL)が予め定められた下限値(Ia)よりも少ない場合には、上記配線(24)が断線していると判断するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の粒子状物質検出システム(1)。
- 上記制御回路部(4)は、上記一対の電流測定部(3)によってそれぞれ測定された上記リーク電流(IL)が両方とも、予め定められた下限値(Ia)よりも少ない場合には、上記ヒータ(22)が故障していると判断するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の粒子状物質検出システム(1)。
- 上記制御回路部(4)は、上記リーク電流(IL)が予め定められた上限値(Ib)よりも多い場合には、上記絶縁部材(23)の劣化と、上記ヒータ(22)の故障との、少なくとも一方が発生していると判断するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の粒子状物質検出システム(1)。
- 上記ヒータ(22)の温度を検出する温度検出部(5)を備え、上記制御回路部(4)は、上記温度検出部(5)によって検出された上記ヒータ(22)の温度が、予め定められた温度(Tb)よりも高くなったと判断した後に、上記リーク電流(IL)を測定するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の粒子状物質検出システム(1)。
- 上記温度検出部(5)は、上記ヒータ(22)の電気抵抗を測定することにより、上記ヒータ(22)の温度を検出するよう構成されていることを特徴とする請求項5に記載の粒子状物質検出システム(1)。
- 上記一対の電極(21)のうち高電位側の電極(21)である第1電極(21a)に加える電圧を発生する高電圧回路(11)と、上記第1電極(21a)と上記高電圧回路(11)との間に設けられたスイッチ(6)とを備え、上記制御回路部(4)は、上記スイッチ(6)を制御することにより、上記粒子状物質の量を測定する際には、上記第1電極(21a)と上記高電圧回路(11)とを接続し、上記ヒータ(22)を発熱させるときには、上記第1電極(21a)と上記高電圧回路(11)とを切り離すよう構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の粒子状物質検出システム(1)。
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