JP5488451B2 - 微粒子検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は微粒子検出装置に関する。更に具体的には、内燃機関の排気経路中に設置され、排気ガス中の微粒子を付着させるセンサ素子を有する微粒子検出装置として好適なものである。
例えば特許文献1には、内燃機関の排気ガス中の微粒子(particulate matter;以下「PM」とも称する)量を検出するためのセンサが開示されている。特許文献1のセンサは、PMを付着させる絶縁層と互いに間隔を開けて絶縁層に配置された一対の電極とを備えている。このセンサが排気ガスに接し、排気ガス中のPMが電極間に堆積すると、PM堆積量に応じて電極間の導電性が変化するため、電極間の抵抗が変化する。従って、センサの電極間に所定の電圧を印加して、このときの電極間の抵抗を検出することで、電極間のPM堆積量が検出される。
このセンサにおいて、電極間のPM堆積量が一定量を超えると、電極間の抵抗値はもはや変化しなくなり、それ以降はPM堆積量に応じた出力値を出力できない状態となる。これに対し特許文献1の技術では、電極間のPM堆積量が増加した段階で、センサに内蔵されたヒータによってセンサを所定時間加熱し、堆積したPMを燃焼除去するPMリセットが実行される。
特開2009−144577号公報
上記のセンサによるPM捕集性を向上させるため、センサの電極間には一方向に高電圧が印加される場合がある。しかし高電圧印加により、センサの電極構造の変化や抵抗の変化が生じる場合があり、また一方向に電流が流れつづけると、電極構造の一方向の変化が進むため、電極の劣化が加速されやすい。また、上記のPMリセット中は、センサ素子が高温に制御される。この環境下で高電圧が印加されると、電極構造の変化等は更に促進されやすい。
上記のようなセンサ電極の電極構造や抵抗の変化は、センサの出力特性を変化させ得る。このため、センサによるPM量検出を継続すると、センサ出力に経時変化が生じ、排気ガス中のPM量を正しく検出できない事態を生じ得る。
この発明は、上記課題を解決することを目的とし、センサの電極構造や抵抗の経時的な変化を抑制するよう改良された微粒子検出装置を提供するものである。
この発明において微粒子検出装置は、ガス中に含まれる微粒子を付着させるセンサ素子の電気的特性を検出し、前記電気的特性に基づいて、付着した微粒子量を検出する。この微粒子検出装置は、電圧印加手段と、電圧制御手段とを備える。電圧印加手段は、センサ素子の電極間に、センサ素子の電気的特性を検出するための電圧を印加させる。電圧制御手段は、センサ素子の電気的特性の変化抑制のため、電極間への印加電圧の向き逆転させる。
電圧制御手段は、1例としては、電気的特性の検出において、電極間へ印加される電圧の向きを、所定のタイミングごとに逆転させるものである。
センサ素子の温度を制御することで、センサ素子に付着した微粒子を燃焼除去する除去処理を実行する微粒子除去制御手段を、更に備える微粒子検出装置の場合には、電圧制御手段が、電圧の向きを逆転させる所定のタイミングを、除去処理が完了したタイミングとしてもよい。その他、所定のタイミングとしては、電気的特性の検出のための電圧印加の積算時間が所定時間を越えたタイミングや、微粒子検出装置が設置される内燃機関の停止、始動のタイミングなどとしてもよい。
また、センサ素子の温度を制御することで、センサ素子に付着した微粒子を燃焼除去する除去処理を実行する微粒子除去制御手段を備える微粒子検出装置の場合には、除去処理の実行中に、電圧制御手段が、電極間に印加する電圧を、電気的特性検出のための電圧よりも小さい電圧とするものや、電極間への電圧印加を停止するものであってもよい。
この発明において、センサ素子の電極間に印加される電圧は、センサ素子の電気的特性の変化抑制のため変えられる。このように電極間に印加される電圧が変化することで、同じ電圧が継続して印加される事態を抑制することができる。これにより電極の構造変化や抵抗の変化を抑制することができる。
また、所定のタイミングごとに電圧の方向を逆転させるものにおいては、一方向にのみ電極間に電流が流れつづけるのを抑制することができる。従って、電極の構造変化が一方向に進むなど、一方的な経時変化を抑えることができ、センサ出力特性の経時変化を抑制することができる。
また、センサ素子に付着する微粒子を除去するための処理は、比較的高温環境下で実行される。このような高温環境下において高電圧が印加された場合に、電極構造の変化は促進され易い。この点、微粒子除去処理時に、電極間に印加される電圧を低電圧とするものについては、高温環境下で、電極に高電圧が供給されるのを抑制することができるため、電極構造の変化を抑制することができる。
この発明の実施の形態1におけるPMセンサについて説明するための模式図である。 この発明の実施の形態1におけるPMセンサについて説明するための模式図である。 この発明の実施の形態1におけるPM量検出のための電気回路図である。 この発明の実施の形態1において制御装置が実行する制御のルーチンについて説明するためのフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるPM量検出のための電気回路図である。 この発明の実施の形態2において制御装置が実行する制御のルーチンについて説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一または相当する部分には同一符号を付してその説明を簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
[実施の形態1の装置の構成]
図1及び図2はこの発明の実施の形態におけるPMセンサについて説明するための模式図であり、図1はPMセンサの全体図、図2はセンサ素子の一部を拡大した図である。図1に示されるPMセンサ2は、例えば車両に搭載された内燃機関の排気経路の微粒子捕集フィルタ下流に設置され、排気ガス中のPM(微粒子;particulate matter)量の検出に用いられる。
図1に示されるように、PMセンサ2は、カバー4と、カバー4内の空間に設置されたセンサ素子6とを備えている。カバー4は気体を通過させる複数の孔を有している。PMセンサ2使用時は、カバー4の複数の孔からカバー4内部に排気ガスが流入し、センサ素子6が排気ガスに接した状態となる。
図2に示されるように、センサ素子6は、その表面に一対の電極8、10を有している。一対の電極8、10は互いに接触しない状態で、一定の間隔を開けて配置されている。更に、電極8、10それぞれは櫛歯形状に形成された部分を有し、この部分において互いに噛み合わされるように配置されている。電極8、10は、その下層に形成された絶縁層12に接している。絶縁層12はPMを付着させる機能を有する。絶縁層12内部の電極8、10の下層には、ヒータ14が埋め込まれている。ヒータ14は、電源回路等を介して電源(図示せず)に接続されており、ヒータ14に所定の電力が供給されることでセンサ素子6が加熱される。
図3は、上記PMセンサ2を用いてPM量の検出をするための回路を説明するための図である。この回路にはPMセンサ2が接続される。回路図5において、PMセンサ2は抵抗Rpmとして表されている。
PMセンサ2に直列に、抵抗Rsが接続されている。抵抗Rsは、シャント抵抗であり、固定の抵抗値を有している。シャント抵抗Rs両側には電圧計Vが取り付けられている。この電圧計Vにより検出される電圧に基づいて、センサ素子6の抵抗Rpmの抵抗値を検出することができる。抵抗Rpmの抵抗値は電極8、10間に堆積するPM量に依存して変化する。従って、抵抗Rpmの抵抗値を求めることで、堆積したPM量を検出することができる。
また、図3の回路には、回路に所定の高電圧を印加し得る電源が接続されている。また、図3の回路は、図示しない切り替え用の回路により、印加される電圧の方向を逆転させることができる構成となっている。
[PM量検出]
上記の電圧計Vや切り替え用の回路等は図示しない制御装置に接続されている。制御装置が実行する制御には、例えば、PMセンサ2の出力に基づく排気ガス中のPM量のモニターや、センサ素子6に堆積したPMの燃焼除去処理(PMリセット)、センサ素子6の温度制御等が含まれる。
具体的に、制御装置は、一対の電極8、10間にPM量検出用の所定の電圧(以下、「検出用電圧」とする)が印加されるよう制御し、このときの出力(電圧Vs)を検出し、これに基づき一対の電極8、10間の抵抗Rpmの抵抗値を求める。PMセンサ2に付着したPM量はこの抵抗値と相関を有することから、抵抗値に基づきセンサに付着したPM量が求められる。求められたPM量から、排気ガス中に含まれるPMの量が推定される。
[PMリセットの処理]
また、PM量の検出が継続し、PMセンサ2の電極8、10に堆積したPMが飽和状態となると、PMセンサ2の出力は最大出力に達し、もはやそれ以上の出力を出すことができず、PM量を正しく計測することができない状態となる。このような事態を避けるため、PMの飽和が認められる前のタイミングで、センサ素子6を加熱し、センサ素子6に付着したPMを燃焼除去する処理を行なう。以下、この処理を「PMリセット」と称する。
具体的には、制御装置は、PMセンサ2の出力がPM飽和状態を示す基準出力より大きくなった場合に、ヒータ14への通電を開始し、センサ素子6を加熱する。予め定められたPMリセット期間、センサ素子6の加熱を継続することで、センサ素子6表面のPMを燃焼除去する。なお、PM飽和状態を示す基準出力は、PMセンサ2の最大出力近傍の値であり、予め実験等により最適な値に定められ制御装置に記憶される。また、PMリセット時間は、PM飽和状態においてセンサ素子6に付着したPMを燃焼させるのに最適な時間であり、この時間は予め実験等により求められ、制御装置に記憶される。
[実施の形態1の特徴的な制御]
更に、制御装置は、PM量検出において印加される検出用電圧の方向を、所定期間ごとに逆転させる。即ち、電極8側に高電圧を印加した場合には、次回は、他方の電極10に高電圧を印加する。これにより、電極8、10間に一方向にのみ高電圧が印加された状態が続くのを防ぐことができる。従って、電極8、10の構造変化が一方向に進行することを防ぎ、電極8、10の経時的な劣化によるセンサの出力特性の変化を抑えることができる。
検出用電圧を逆転させるタイミングは、上記のPMリセットごととされる。つまり、実施の形態1では、上記のPMリセット処理が完了するごとに、検出用電圧の方向が逆転されて、PM量検出が行なわれる。
[具体的な制御のルーチン]
図4は、この発明の実施の形態1において制御装置が実行する制御のルーチンについて説明するためのフローチャートである。図4に示されるルーチンは、一定間隔ごとに繰り返し実行されるルーチンである。図4に示すルーチンでは、まず、内燃機関の始動後であるか、及び、PMセンサ2の故障とされていないかなど、この制御の開始に必要となる所定の前提条件を満たすか否かが判別される(S102)。
ステップS102において、前提条件を満たすことが認められない場合には,今回の処理は終了する。一方、ステップS102において前提条件を満たすことが認められた場合、次に、PMセンサ2への検出用電圧が印加される(S104)。このとき電圧の向きは、初期値においては予め制御装置に記憶された方向とされ、その後は後述する処理により現在、設定されている方向とされる。
次に、PMセンサ2のセンサ出力をモニターする(S106)。ここではPMセンサ2の出力に応じ、PMセンサ2に堆積するPM量が求められ、これにより排気ガス中に含まれるPM量が推定される。
次に、PMリセットのタイミングか否かが判別される(S108)。具体的には、PMセンサ2の出力が、上記基準出力より大きいか否かにより、PMリセットのタイミングであるか否かが判別される。ステップS108において、PMリセットのタイミングであることが認められない場合には、今回の処理はこのまま終了する。
一方、ステップS108において、PMリセットのタイミングであることが認められると、センサ出力のモニターは終了とされる(S110)。即ち、センサ出力の検出、PM量の算出等は停止される。検出用電圧は、印加されたままの状態で維持される。
次に、ヒータ14への通電が開始される(S112)。その結果、センサ素子6は所定の温度にまで加熱され、表面に堆積するPMの燃焼除去が開始される。
次に、PMリセットが完了したか否かが判別される(S114)。具体的には,ステップS110のヒータ14への通電開始後の経過時間がカウントされ、カウントされた経過時間がPMリセット時間より長くなったか否かに基づき、PMリセットが完了したか否かが判別される。
ステップS114においてPMリセットの完了が認められない場合、PMリセットが実行されている状態、即ちセンサ素子6が加熱された状態で、PMリセットの完了が認められるまでの間、ステップS114の判別が一定期間ごとに繰り返される。
ステップS114において、PMリセットの完了が認められると、次に、ヒータ14への通電が停止とされる(S116)。これによりPMリセットは終了し、センサ素子6はPM量検出時の温度に戻される。
次に、検出用電圧の方向が逆向きに設定される(S118)。即ち、電極8側に高電圧が印加されていた場合には、電極10側に高電圧が印加される設定とされ、電極10に高電圧が印加されていた場合には、電極8側に高電圧が印加される設定となる。その後、今回の処理は終了する。
次回このルーチンが再び実行されると、ステップS104の処理により検出用電圧が印加されるが、その電圧の向きは、今回のステップS118の処理により、今回の検出用電圧とは逆向きとなっている。
以上説明したとおり、本実施の形態1によれば、検出用電圧を印加する方向を、PMリセット完了ごとに逆転させることができる。これにより電極8、10間に一方向に電流が継続して流れるのを防ぐことができる。従って、電極8、10の構造変化が一方向に進行するのを抑えることができ、構造変化や抵抗変化によるセンサの出力変化を抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態1について説明したが、本発明は実施の形態1に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、本実施の形態1では、PMリセット実施の判断をPM堆積量が飽和状態であるか否か、即ち、センサ出力が、基準出力より大きいか否かの判断に基づき行なう場合について説明した。しかし、この発明において、PMリセット実施の判断の基準は、これに限られるものではない。例えば、PMリセットを内燃機関の始動時、あるいは停止時のタイミングで行なうものとすることもできる。このような場合であっても、PMリセット完了のタイミングで検出用電圧印加の方向を逆に設定しておくことで、PMリセットのタイミングで電圧を逆転させながら、PM量検出を行なうことができる。
また、本実施の形態1では、PMリセット完了のタイミングで、検出用電圧の向きを逆転させる場合について説明した。しかし、この発明において、電圧逆転のタイミングはこれに限られるものではない。この発明において、検出用電圧の向きは、例えば、ある方向の検出用電圧の印加を開始してからの経過時間が一定の時間より長くなった場合に、印加方向を逆転するようにするものであってもよい。また、例えば、内燃機関の始動、停止のタイミングで、検出用電圧の向きが逆転するように制御するものであってよい。
また、本実施の形態1では、PMセンサ2の出力として、シャント抵抗Rs両側の電圧Vsを検出し、これに応じて求められる電極8、10間の抵抗値から、PM量を検出する場合について説明した。しかし、この発明において、PMセンサ2及びPM量検出回路は、図3に示すものに限られるものではない。この発明において検出されるセンサ素子6の電気的特性とは、電極8、10間の抵抗値や、抵抗値と相関を有する他の電気的特性など、センサ素子6に付着したPM量と相関を有する他のパラメータであってもよい。
なお、本実施の形態1において、ステップS104の処理が実行されることで、本発明の「電圧印加手段」が実現し、ステップS112が実行されることで「微粒子除去制御手段」が実現し、ステップS118の処理が実行されることで「電圧制御手段」が実現する。
実施の形態2.
実施の形態2のPMセンサ2は、実施の形態1のPMセンサ2と同様の構成を有している。実施の形態2のシステムは、実施の形態1と同様の制御に加え、PMリセット時に電極8、10への電圧印加を停止させる制御を行なう点においてのみ、実施の形態1のシステムと異なる。
図5は、この発明の実施の形態2のPM量検出のための電気回路を表す図である。図5に示されるように、本実施の形態2におけるPM量検出のための電気回路は検出用電圧の印加のON/OFFを切り替えるスイッチSWを有している。スイッチは、制御装置により制御され、必要に応じてON/OFFに切り替えられる。なお、図示を省略するが、このPM量検出用の電気回路は、実施の形態1で説明したように、電圧印加の方向を切り替える回路をも含むものとする。
実施の形態2の制御においては、PM量の検出が行なわれている間、スイッチSWはON側にセットされ、電極8、10間には、検出用電圧が印加される。一方、PMリセットが行なわれている間は、スイッチSWはOFF側にセットされ、電極8、10間へは電圧が印加されていない状態とされる。これによりPMリセット時の高温環境下において、電極8、10間に高電圧が印加されることを防ぐことができ、電極8、10の劣化の進行を防ぐことができる。
図6は、この発明の実施の形態2において制御装置が実行する制御のルーチンについて説明するためのフローチャートである。図6のルーチンは、ステップS110のセンサ出力モニター終了の後に、ステップS202の処理を有する点を除き、図4のルーチンと同じものである。
具体的に、ステップS110において、センサの出力のモニターが終了とされた後、次に、センサ素子6に印加される電圧がOFFとされる(S202)。即ち、制御装置からの制御信号により、スイッチSWが開かれ、電圧供給がOFFとされる。
その後、実施の形態1と同様に、PMリセットが開始され(S112)、PMリセット完了が認められると(S114)、ヒータ14への通電が停止とされる(S116)。その後、電圧印加の方向が逆向きに設定され(S118)、今回のルーチンが終了する。
以上説明したように、実施の形態2のシステムによれば、PMリセット時にセンサ素子6への電圧印加が行なわれないようにすることができる。これにより高温環境下においては、電極8、10に高圧が印加されることを防ぎ、電極8、10の劣化が進行するのを抑制することができる。
なお、本実施の形態において、ステップS202の処理が実行されることにより、この発明の「電圧制御手段」が実現する。
以上、本発明の実施の形態2について説明したが、本発明は実施の形態2に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、本発明において、スイッチSWは、ON/OFFを切り替えるものに限るものではなく、例えば、高電圧の検出用電圧(例えば、100V)と、検出用電圧よりも低い低電圧(例えば、5V)とを切り替えるものとしてもよい。この場合にも、通常のPM量の検出を行なう場合には、スイッチが高電圧側に接続されるように制御される。これによりセンサ素子6には高電圧が印加され、PM量の検出を行なうことができる。一方、PMリセットの実施中は、スイッチが低電圧側に切り替えられて、センサ素子6に印加される電圧は、低電圧となる。このようにしても電極8、10の劣化をある程度、抑えることができる。
また、本実施の形態2では、PMリセット時に電圧印加をOFFとする制御と、PMリセット完了後に電圧印加の方向を逆転する制御とを共に行なう場合について説明した。しかし、この発明は、両制御を行なうものに限らず、例えば、PMリセット時に電圧印加をOFF(あるいは低電圧)とする制御のみを行い、電圧印加の方向は常に一方向とするものであってもよい。このようにしても、少なくとも高温環境下で、電極8、10間に電圧が印加されるのを防ぐことができ、電極8、10の電極構造の変化等を抑制することができる。
また、以上の実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、この実施の形態において説明する構造やステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
2 PMセンサ
6 センサ素子
8、10 電極
14 ヒータ

Claims (5)

  1. ガス中に含まれる微粒子を付着させるセンサ素子の電気的特性を検出し、前記電気的特性に基づいて、付着した微粒子量を検出する微粒子検出装置であって、
    前記センサ素子の電極間に、前記センサ素子の電気的特性を検出するための電圧を印加させる電圧印加手段と、
    前記センサ素子の電気的特性の変化抑制のため、前記電極間への印加電圧の向き逆転させる電圧制御手段と、
    を備えることを特徴とする微粒子検出装置。
  2. 前記電圧制御手段は、前記電気的特性の検出において、前記電極間へ印加される電圧の向きを、所定のタイミングごとに逆転させることを特徴とする請求項1に記載の微粒子検出装置。
  3. 前記センサ素子の温度を制御することで、前記センサ素子に付着した微粒子を燃焼除去する除去処理を実行する微粒子除去制御手段を、更に備え、
    前記所定のタイミングは、前記除去処理が完了したタイミングであることを特徴とする請求項2に記載の微粒子検出装置。
  4. 前記センサ素子の温度を制御することで、前記センサ素子に付着した微粒子を燃焼除去する除去処理を実行する微粒子除去制御手段を、更に備え、
    前記電圧制御手段は、前記除去処理の実行中、前記電極間に印加する電圧を、前記電気的特性検出のための電圧よりも小さい電圧とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の微粒子検出装置。
  5. 前記センサ素子の温度を制御することで、前記センサ素子に付着した微粒子を燃焼除去する除去処理を実行する微粒子除去制御手段を、更に備え、
    前記電圧制御手段は、前記除去処理の実行中、前記電極間への電圧印加を停止することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の微粒子検出装置。
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