JP2017015613A - 磁歪式トルクセンサ、及びこれを備える電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁歪式トルクセンサ18は、ピニオン軸14に設けられる磁歪部と、前記磁歪部を囲むように配置される検出用コイル183a,183b及びバイアスコイル182と、バイアスコイル182にバイアス電流を供給するバイアス電流回路184aと、ピニオン軸14に作用する操舵トルクを演算するトルク検出IC184cと、第1配線U1及び第2配線U2を有する給電配線と、第1配線U1に接続される第1コンデンサ184dと、第2配線U2に接続される第2コンデンサ184eと、第2配線U2に設けられ、トルク検出IC184cの起動時に、電源Aから第2コンデンサ184eへの電力供給を遮断する第1スイッチング素子184fと、を備える。
【選択図】図3
Description
<電動パワーステアリング装置の構成>
図1は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置10の構成図である。
電動パワーステアリング装置10は、運転者によって操舵されるステアリングホイール11の操舵トルクと、モータ21によって発生させる補助操舵トルクと、によって転舵輪Kを転舵する装置である。図1に示すように、電動パワーステアリング装置10は、ステアリングホイール11と、ステアリング軸12と、ユニバーサルジョイント13a,13bと、ピニオン軸14(シャフト)と、ウォームホイールギア15と、ラック軸16と、タイロッド17と、磁歪式トルクセンサ18と、ECU19と、インバータ20と、モータ21と、ウォームギア22と、を備えている。
ステアリング軸12は、ステアリングホイール11に固定される軸部材である。
ユニバーサルジョイント13a,13bは、ステアリング軸12とピニオン軸14とを連結する自在継手である。
ウォームホイールギア15は、ピニオン軸14に同軸で固定され、後記するウォームギア22に噛合している。
タイロッド17は、ラック軸16の両端と、左右の転舵輪K(前輪)のナックルアーム(図示せず)と、を連結するものである。そして、ラック軸16が車幅方向に移動すると、前記したナックルアームを介して、転舵輪Kの舵角が変化するようになっている。
モータ21は、転舵輪Kを転舵するための補助操舵力を発生させる電動機であり、前記した交流電力によって駆動する。
ウォームギア22は、モータ21で発生したトルクをウォームホイールギア15に伝達するギアであり、モータ21の回転軸に固定されている。そして、モータ21が駆動することによって、モータ21のトルクが、ウォームギア22及びウォームホイールギア15を介してピニオン軸14に伝達され、転舵輪Kが転舵される。
図2は、磁歪式トルクセンサ18の説明図である。なお、図2に示すバイアス電流回路184a、コイル励磁回路184b、及びトルク検出IC184c(演算回路)は、図1に示すトルクセンサ回路184に含まれる。
なお、図2に示す第2コンデンサ184e、第2スイッチング素子184h、及び抵抗184iについては後記する。
一方のボトムホールド回路H3の入力側は、検出用コイル183aの他端qaに接続されるとともに、ダンピング抵抗R3を介して電源(図2では電圧VCCと表記)に接続されている。他方のボトムホールド回路H4の入力側は、検出用コイル183bの他端qbに接続されるとともに、ダンピング抵抗R4を介して電源(図2では電圧VCCと表記)に接続されている。
トルクセンサ回路184は、前記したバイアス電流回路184a、コイル励磁回路184b、及びトルク検出IC184cの他に、第1配線U1(給電配線)と、第2配線U2(給電配線)と、第1コンデンサ184d(第1蓄電手段)と、第2コンデンサ184e(第2蓄電手段)と、第1スイッチング素子184f(第1スイッチ)と、第2スイッチング素子184h(第2スイッチ)と、抵抗184g,184iと、を備えている。
第2配線U2は、自身及び第1配線U1(一部)を介して、バイアス電流回路184aと電源Aとを接続する給電配線である。すなわち、前記した第2配線U2の一端はバイアス電流回路184aに接続され、第2配線U2の他端は第1配線U1に接続されている。なお、図3に示すコネクタNは、トルクセンサ回路184とECU19とを接続するとともに、トルクセンサ回路184と電源Aとを接続するものである。
図4は、システム起動時にトルク検出IC184cが実行する処理を示すフローチャートである(適宜、図3も参照)。なお、「START」時には、イグニッションスイッチIG(図示せず)がオフになっているものとする。
ステップS101においてトルク検出IC184cは、イグニッションスイッチIGがオンに切り替えられたか否かを判定する。なお、イグニッションスイッチIGのオン/オフを示す信号は、ECU19を介してトルク検出IC184cに入力される。
ステップS102においてトルク検出IC184cは、第1スイッチング素子184f(SW1)をオフ状態にするとともに、第2スイッチング素子184h(SW2)もオフ状態にする。
図5の時刻t0においてイグニッションスイッチIGがオンに切り替えられた直後に(S101:Yes)、電源Aと各機器とを接続/遮断するコンタクタ(図示せず)が接続状態に切り替えられる。その結果、第1配線U1を介して第1コンデンサ184dに電荷が供給され、第1コンデンサ184dが速やかに充電される(図5(c)の満充電の電圧V1Aを参照)。次に説明するように、第1スイッチング素子184fは、イグニッションスイッチIGがオンに切り替えられてから所定時間Δtが経過するまではオフ状態で維持される(S102、図5(a)参照)。したがって、前記した所定時間Δtが経過するまでは、第2コンデンサ184eは充電されない(図5(d)参照)。
ステップS102の処理を行った後、ステップS103においてトルク検出IC184cは、起動時(S101:Yes、図5の時刻t0)から所定時間Δtが経過したか否かを判定する。この所定時間Δtは、第1スイッチング素子184fを起動時からオフ状態で維持する時間であり、第1コンデンサ184dが満充電になる時間(図5(c)の電圧V1Aに達するまでの時間)よりも長くなるように設定されている。
ステップS103において起動時から所定時間Δtが経過した場合(S103:Yes)、トルク検出IC184cの処理はステップS104に進む。一方、起動時から所定時間Δtが経過していない場合(S103:No)、トルク検出IC184cの処理はステップS102に戻る。
図6は、システム終了時にトルク検出IC184cが実行する処理を示すフローチャートである(適宜、図3も参照)。なお、「START」時には、イグニッションスイッチIG(図示せず)がオンになっており、第1スイッチング素子184fはオン状態、第2スイッチング素子184hはオフ状態であるものとする。
図7に示す例では、イグニッションスイッチIGがオフに切り替えられた時刻t1において(S201:Yes)、第2スイッチング素子184hがオフからオンに切り替えられている(S202、図7(b)参照)。これによって、第2コンデンサ184eに蓄電されていた電荷が、第2配線U2及び第2スイッチング素子184hを介して放電される(図7(d)参照)。
ステップS203において第1コンデンサ184dの電圧Vが所定値V1B以下になった場合(S203:Yes)、トルク検出IC184cの処理はステップS204に進む。一方、第1コンデンサ184dの電圧Vが所定値V1B以下になっていない場合(S203:No)、トルク検出IC184cの処理はステップS202に戻る。
ステップS205においてトルク検出IC184cは、第1スイッチング素子184f及び第2スイッチング素子184hをオフにする(図7(a)、(b)参照)。なお、トルク検出IC184cにてリセット処理が行われた後は、ECU19やトルクセンサ回路184の抵抗成分によって、第1コンデンサ184d及び第2コンデンサ184eの放電が緩やかに進む(図7(c)、(d)参照)。
ステップS205の処理を行った後、トルク検出IC184cは処理を終了する(END)。
本実施形態では、システム起動時において、トルク検出IC184cが、第1コンデンサ184dの充電を行った後(S102)、第1スイッチング素子184fをオンに切り替えて(S104)、第2コンデンサ184eの充電を行う。このように第1コンデンサ184d及び第2コンデンサ184eの充電を順次に行うことで、前記したように、システムの立上がりに要する時間を短縮できる。また、第1コンデンサ184dとして静電容量が比較的小さいものを用いることで、起動直後に流れる突入電流を抑制し、ひいてはトルクセンサ回路184等に不具合が生じることを防止できる。
以上、本発明に係る電動パワーステアリング装置10等について実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば、実施形態では、バイアスコイル182の径方向外側に検出用コイル183a,183bを配置する構成について説明したが(図2参照)、これに限らない。すなわち、バイアスコイル182の径方向内側に検出用コイル183a,183bを配置してもよい。
また、実施形態では、第1スイッチング素子184f(図3参照)及び第2スイッチング素子184h(図3参照)としてトランジスタを用いる例について説明したが、これに限らない。すなわち、第1スイッチング素子184f及び第2スイッチング素子184hとして、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いてもよい。
14 ピニオン軸(シャフト)
18 磁歪式トルクセンサ
181a,181b 磁歪膜(磁歪部)
182 バイアスコイル
183a,183b 検出用コイル
184 トルクセンサ回路
184a バイアス電流回路
184b コイル励磁回路
184c トルク検出IC(演算回路)
184d 第1コンデンサ(第1蓄電手段)
184e 第2コンデンサ(第2蓄電手段)
184f 第1スイッチング素子(第1スイッチ)
184h 第2スイッチング素子(第2スイッチ)
A 電源
U1 第1配線(給電配線)
U2 第2配線(給電配線)
Claims (3)
- 操舵トルクが作用するシャフトに設けられる磁歪部と、
前記磁歪部を囲むように配置され、前記磁歪部の磁気特性の変化を検出するための検出用コイルと、
前記磁歪部を囲むように配置され、前記磁歪部に作用するバイアス磁界を発生させるためのバイアスコイルと、
前記バイアス磁界の発生源となるバイアス電流を前記バイアスコイルに供給するバイアス電流回路と、
前記検出用コイルに流れる電流に基づいて、前記シャフトに作用する操舵トルクを演算する演算回路と、
第1配線及び第2配線を有し、電源からの電力を、前記演算回路に前記第1配線を介して供給するとともに、前記バイアス電流回路に前記第1配線及び前記第2配線を介して供給する給電配線と、を備える磁歪式トルクセンサであって、
前記第1配線に接続され、前記電源からの電荷を蓄電する第1蓄電手段と、
前記第2配線に接続され、前記電源からの電荷を蓄電する第2蓄電手段と、
前記第2配線に設けられ、前記演算回路の起動時に、前記電源から前記第2蓄電手段への電力供給を遮断する第1スイッチと、をさらに備えること
を特徴とする磁歪式トルクセンサ。 - 前記第2配線に接続され、前記演算回路の使用終了時に、前記第2蓄電手段に蓄電された電荷を放電するとともに、前記第1蓄電手段に蓄電された電荷を前記第1スイッチと協働して放電する第2スイッチを備えること
を特徴とする請求項1に記載の磁歪式トルクセンサ。 - 請求項1又は請求項2に記載の磁歪式トルクセンサを備えること
を特徴とする電動パワーステアリング装置。
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