JP2009232569A - モータ駆動制御装置及びこれを使用した電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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春浩 江
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Abstract

【課題】簡単な回路構成で正確に全電流検出を行うことができるモータ駆動制御装置及びこれを使用した電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】多相モータ12にモータ駆動回路19から多相駆動電流を供給して駆動制御するモータ駆動制御装置であって、前記各相の駆動電流を個別に検出する電流検出手段17u〜17wと、該電流検出手段で検出した相駆動電流が供給されるダイオードオア回路22を含む最大電流検出手段21と、該最大電流検出手段で検出した最大相電流に基づいて前記モータ駆動回路の異常を検出する回路異常検出手段とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、多相モータにモータ駆動回路から多相駆動電流を供給して駆動制御するモータ駆動制御装置及びこれを使用した電動パワーステアリング装置に関する。
この種モータ駆動制御装置では、多相モータを駆動するモータ駆動回路を構成するスイッチング素子の異常を検出するために、多相モータに供給する最大相電流を検出する必要がある。
この最大相電流を検出するために、従来、モータ各相に実際に供給される電流信号の絶対値をとる絶対値回路と、この絶対値回路からのそれぞれの信号を重畳する加算器と、この加算器からの信号の極性を反転する反転器と、前記モータに流れる電流の極性を判別する電流方向判別回路と、この電流方向判別回路からの信号に応じて、前記加算器からの信号と反転器からの信号とを切り換える切換え手段を備えることにより、各相の全電流信号を考慮した電流フィードバック信号を得ることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−194392号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、モータに実際に供給される各相の電流を検出して全電流を検出するために、フィルタ処理回路やピークホールド回路を必要とすることがない利点を有するものであるが、モータに供給する電流を制御するモータ駆動回路のインバータのハイサイド側のスイッチング素子又はローサイド側のスイッチング素子に流れるパルス幅変調されて激しく変化する電流をモータの相駆動電流として検出することはできないという未解決の課題がある。
また、上記従来例にあっては矩形波状のモータ駆動電流を検出するので、相電流を絶対値化してから加算器により加算されるので、2倍の相電流を加算していることになり、実際の全電流レベルをあわせるために1/2ゲインを乗算して出力する必要があり、任意波形の場合、検出した相電流を加算器により加算した後、実際の全電流レベルを合わせることは不可能であり、正確な全電流検出を行うことができないという未解決の課題もある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、簡単な回路構成で正確に全電流検出を行うことができるモータ駆動制御装置及びこれを使用した電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、第1の形態に係るモータ駆動制御装置は、多相モータにモータ駆動回路から多相駆動電流を供給して駆動制御するモータ駆動制御装置であって、
前記各相の駆動電流を個別に検出する電流検出手段と、該電流検出手段で検出した相駆動電流が供給されるダイオードオア回路を含む最大電流検出手段と、該最大電流検出手段で検出した最大相電流に基づいて前記モータ駆動回路の異常を検出する回路異常検出手段とを備えたことを特徴としている。
また、第2の形態に係るモータ駆動制御装置は、第1の形態において、前記ダイオードオア回路は各相駆動電流が個別に供給される各相ダイオードと、該ダイオードの出力側に一端が接続された他端が互いに接続された各相抵抗とで構成され、前記最大電流検出手段は、前記ダイオードオア回路の出力側とアースとの間に接続された充放電用コンデンサを有し、該充放電用コンデンサと前記各相抵抗とで平滑フィルタを構成したことを特徴としている。
さらに、第3の形態に係るモータ駆動制御装置は、第2の形態において、前記充放電用コンデンサと並列に放電用抵抗が接続されていることを特徴としている。
さらにまた、第4の形態に係るモータ駆動制御装置は、第1乃至第3の何れか1つの形態において、前記電流検出手段は、前記モータ駆動回路を構成するインバータの各下側アームの各スイッチング素子に流れる駆動電流を検出するように構成されていることを特徴としている。
なおさらに、第5の形態に係るモータ駆動制御装置は、第1乃至第3の形態の何れか1つの形態において、前記電流検出回路は、前記モータ駆動回路を構成するインバータの各上側アームの各スイッチング素子に流れる駆動電流を検出するように構成されていることを特徴としている。
また、第6の形態に係るモータ駆動制御装置は、第1乃至第3の形態の何れか1つの形態において、前記電流検出回路は、前記モータ駆動回路と前記多相モータとの間の相駆動電流を検出するように構成されていることを特徴としている。
さらに、第7の形態に係るモータ駆動制御装置は、第1乃至第6の形態の何れか1つの形態において、前記電流検出回路は、電流フィードバック用の電流検出回路で構成されていることを特徴としている。
さらにまた、第8の形態に係る電動パワーステアリング装置は、ステアリング系に対して操舵補助力を発生する電動モータのモータ駆動制御装置として請求項1乃至7の何れか1項に記載のモータ駆動制御装置を適用したことを特徴としている。
本発明によれば、電流検出手段で検出した各相駆動電流を、ダイオードオア回路を含む最大電流検出手段に供給することにより最大相電流を検出するので、簡易な構成で正確に最大相電流を検出することができるという効果が得られる。
また、最大電流検出手段に平滑フィルタを内蔵することにより、モータ電流の検出位置がモータ駆動回路を構成するインバータの上側アームのスイッチング素子又は下側アームのスイッチング素子に流れる電流をモータ相駆動電流として検出する場合のように、パルス幅変調されて激しく変化する電流であっても正確に最大相電流を検出することができる。
さらに、平滑フィルタを構成する充放電用コンデンサと並列に放電用抵抗を接続することにより、平滑フィルタを構成する充放電用コンデンサに保持された最大相駆動電流を時間と共に更新することができ、充放電用コンデンサに常時正確な最大相駆動電流を保持することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を電動パワーステアリング装置に適用した場合の一実施形態を示す全体構成図であって、図中、1は、ステアリングホイールであり、このステアリングホイール1に運転者から作用される操舵力が入力軸2aと出力軸2bとを有するステアリングシャフト2に伝達される。
このステアリングシャフト2は、入力軸2aの一端がステアリングホイール1に連結され、他端は操舵トルク検出手段としての操舵トルクセンサ3を介して出力軸2bの一端に連結されている。
そして、出力軸2bに伝達された操舵力は、ユニバーサルジョイント4を介してロアシャフト5に伝達され、さらに、ユニバーサルジョイント6を介してピニオンシャフト7に伝達される。
このピニオンシャフト7に伝達された操舵力はステアリングギヤ8を介してタイロッド9に伝達され、図示しない転舵輪を転舵させる。ここで、ステアリングギヤ8は、ピニオンシャフト7に連結されたピニオン8aとこのピニオン8aに噛合するラック8bとを有するラックアンドピニオン形式に構成され、ピニオン8aに伝達された回転運動をラック8bで直進運動に変換している。
ステアリングシャフト2の出力軸2bには、操舵補助力を出力軸2bに伝達する操舵補助機構10が連結されている。この操舵補助機構10は、出力軸2bに連結した減速ギヤ11と、この減速ギヤ10に連結された操舵補助力を発生する電動機としての3相のブラシレスモータ12とを備えている。
操舵トルクセンサ3は、ステアリングホイール1に付与されて入力軸2aに伝達された操舵トルクを検出するもので、例えば、操舵トルクを入力軸2a及び出力軸2b間に介挿した図示しないトーションバーの捩れ角変位に変換し、この捩れ角変位を非接触の磁気センサで検出するように構成されている。
ブラシレスモータ12は、図2に示すように、一端を互いに接続した三相の励磁コイルを有し、各励磁コイルの他端に、後述するモータ駆動回路19に接続されて、個別に相駆動電流Imu、Imv及びImwが供給される。
そして、操舵トルクセンサ3から出力される操舵トルク検出値Tは、図1に示すように、コントロールユニット15に入力され、このコントロールユニット15にはバッテリーBからイグニッションスイッチIGを介してイグニッション信号が供給されると共にバッテリーBから直接電力が供給されるコントロールユニット15に入力される。
このコントロールユニット15には、図1及び図2に示すように、トルク検出値Tの他に車速センサ16で検出した車速検出値Vと、モータ電流検出部17u〜17wで検出したブラシレスモータ12の検出電流Iu〜Iwと、ブラシレスモータ12の回転位置を検出する回転位置検出器18で検出した回転位置検出信号が入力される。
そして、コントロールユニット15では、マイクロコンピュータ30で各入力信号に基づいて所定の演算処理を実行してブラシレスモータ12の各相の電圧指令値Vut〜Vwtを算出し、これら電圧指令値Vut〜Vwtを図2に示すようにFETゲート駆動回路31に出力し、このFETゲート駆動回路31から出力されるパルス幅変調信号でなるゲート駆動信号がモータ駆動回路19に供給される。
ここで、モータ駆動回路19は、図2に示すように、バッテリーBに電源リレー20を介して連結された電界効果トランジスタで構成される3つのスイッチング素子Tr1、Tr3及びTr5で構成される上側アームと、これら上側アームのスイッチング素子Tr1、Tr3及びTr5と接地との間に個別に接続された3つのスイッチング素子Tr2、Tr4及びTr6で構成される下側アームとを有する3相インバータ回路で構成されている。そして、スイッチング素子Tr1及びTr2の接続点がブラシレスモータ12のU相入力端子tuに接続され、スイッチング素子Tr3及びTr4の接続点がブラシレスモータ12のV相入力端子tvに接続され、スイッチング素子Tr5及びTr6の接続点がブラシレスモータ12のW相入力端子twに接続されている。
また、モータ電流検出部17u、17v及び17wの夫々は、図2示すように、モータ駆動回路19の下側アームを構成する3つのスイッチング素子Tr2、Tr4及びTr6と接地との間に接続された電流検出用抵抗としてのシャント抵抗RSu、RSv及びRSwと、これらシャント抵抗RSu、RSv及びRSwの端子間電圧を抵抗Rau及びRbu、Rav及びRbv並びにRaw及びRbwを介して検出する演算増幅器OPu、OPv及びOPwとで構成されている。演算増幅器OPu、OPv及びOPwの非反転入力と抵抗Rau、Rav及びRawとの接続点と所定の制御電源+2.5Vとの間にプルアップ抵抗Rpu、Rpv及びRpwが接続されている。
そして、演算増幅器OPu、OPv及びOPwから出力されるブラシレスモータ12の検出電流Iu、Iv及びIwがコントロールユニット15の後述するA/D変換入力端子30dに直接供給されると共に、最大電流検出手段としての最大電流検出回路21に供給される。
この最大電流検出回路21は、図2に示すように、演算増幅器OPu、OPv及びOPwから出力されるブラシレスモータ12の検出電流Iu、Iv及びIwが入力されるダイオードオア回路22を備えている。このダイオードオア回路22は、検出電流Iu、Iv及びIwが個別にアノードに入力されるダイオードDu、Dv及びDwと、これらダイオードDu、Dv及びDwのカソードに一端が接続された抵抗Ru、Rv及びRwと、これら抵抗Ru、Rv及びRwの他端が互いに接続されたワイヤードオア部WOとを備えている。
そして、ダイオードオア回路22のワイヤードオア部WOの出力側と接地との間に充放電用コンデンサCが接続され、この充放電用コンデンサCと並列に放電用抵抗Rdが接続されている。この充放電用コンデンサCとダイオードオア回路22の抵抗Ru、Rv及びRwとで平滑フィルタが構成されると共に、充放電用コンデンサCに保持された最大相駆動電流が放電用抵抗Rdを介して放電されることにより、充放電コンデンサCで各時刻での最大相駆動電流を保持し、この充放電用コンデンサCに保持されている最大相駆動電流が充放電用コンデンサCの端子電圧Voutとしてコントロールユニット15のA/D変換入力端子30dに供給される。
コントロールユニット15は、図2に示すように、入力信号に対してA/D変換を行うA/D変換入力端子30dを有するマイクロコンピュータ30と、このマイクロコンピュータ30から出力される電圧指令値Vut、Vvt及びVwtが入力されてモータ駆動回路19の各スイッチング素子Tr1〜Tr6に対する電圧指令値Vut、Vvt及びVwtに応じたデューティ比のパルス幅変調信号P1〜P6を出力するFETゲート駆動回路31とで構成されている。
ここで、FETゲート駆動回路31は、内部に設けたソフトウェアカウンタで構成されるPWMパルス生成用アップダウンカウンタを有し、このカウンタのカウント値で形成される三角波と電圧指令値Vut〜Vwtとに基づいてPWM信号P1〜P6を形成する。
マイクロコンピュータ30には、そのA/D変換入力端子30dにモータ電流検出部17u〜17wで検出した検出電流Iu〜Iwが入力されると共に、操舵トルクセンサ3から出力される操舵トルク検出値Tが入力されている。また、マイクロコンピュータ30の他の入力端子に車速センサ16で検出した車速検出値Vと、回転検出器18で検出した回転位置検出信号φとが入力されている。
そして、マイクロコンピュータ30では、演算処理を実行する中央処理装置(CPU)30a、中央処理装置30aで実行する演算処理の処理プログラムを格納するROM30b及び中央処理装置30aの演算過程で必要とする値及び演算結果を記憶するRAM30cを少なくとも備え、中央処理装置30aで図3に示す操舵制御処理を実行すると共に、図5に示すフェールセーフ制御処理を実行する。
ここで、操舵補助制御処理は、図3に示すように、所定時間(例えば1msec)毎にタイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS1で、操舵トルクセンサ3、車速センサ16、モータ電流検出回路17u〜17w、回転位置検出器18等の各種センサの検出値を読込み、次いでステップS2に移行して、操舵トルクTをもとに図4に示す操舵補助電流指令値算出マップを参照して操舵補助電流指令値Ireftを算出してからステップS3に移行する。
この操舵補助電流指令値算出マップは、図4に示すように、横軸に操舵トルクTをとり、縦軸に操舵補助電流指令値Ireftをとると共に、車速Vをパラメータとした放物線状の曲線で表される特性線図で構成され、操舵トルクTが"0"からその近傍の設定値Ts1までの間は操舵補助電流指令値Ireftが"0"を維持し、操舵トルクTが設定値Ts1を超えると最初は操舵補助電流指令値Ireftが操舵トルクTの増加に対して比較的緩やかに増加するが、さらに操舵トルクTが増加すると、その増加に対して操舵補助電流指令値Ireftが急峻に増加するように設定され、この特性曲線が車速の増加に従って傾きが小さくなるように設定されている。
ステップS3では、モータ電気角θを微分してモータ角速度ωを算出し、次いでステップS4に移行して、モータ角速度ωを微分してモータ角加速度αを算出し、次いでステップS5に移行して、モータ角速度ωに車速Vに応じて設定された補償係数Kcを乗算して収斂性補償値Ic(=ω・Kv)を算出してからステップS6に移行する。
このステップS6では、モータ角加速度αに基づいて慣性補償値Iiを算出し、次いでステップS7に移行して、操舵補助電流指令値IreftにステップS5及びS6で算出した収斂性補償値Ic及び慣性補償値Iiを加算して補償後操舵補助電流指令値Ireft′を算出し、次いでステップS8で算出した操舵補助電流指令補償値Ireft′にd−q軸指令値演算処理を実行してd軸目標電流Idt及びq軸目標電流Iqtを算出し、次いでステップS9に移行して2相/3相変換処理を行ってモータ電流指令値Iut〜Iwtを算出する。
次いで、ステップS10に移行して、モータ電流指令値Iut〜Iwtから検出電流Iu〜Iwを減算して電流偏差ΔIu〜ΔIwを算出し、次いでステップS11に移行して、電流偏差ΔIu〜ΔIwについてPI制御処理を行って電圧指令値Vut〜Vwtを算出し、次いでステップS12に移行して算出した電圧指令値Vut〜VwtをFETゲート駆動回路31に出力してから操舵補助制御処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
また、フェールセーフ制御処理は、図5に示すように、所定時間(例えば1msec)毎のタイマ割込処理として実行され、先ず、ステップS21で初期状態であるか否かを判定し、初期状態であるときには、ステップS22に移行して、電源リレー20をオン状態とし、次いでステップS23に移行して異常検出回数Naを“0”にクリアしてからステップS24に移行し、初期状態でないときには直接ステップS24に移行する。
ステップS24では、最大電流検出回路21から出力される出力電圧Voutを読込み、次いでステップS25に移行して、読込んだ出力電圧Voutが予め設定したモータ駆動回路19の直列に接続されたスイッチング素子Tr1及びTr2、Tr3及びTr4並びにTr5及びTr6の何れかが短絡状態にあるかを検出可能な閾値Vth以上であるか否かを判定し、出力電圧Voutが閾値Vth未満であるときには、モータ駆動回路19のスイッチング素子Tr1〜Tr6が正常であると判断してそのままタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
一方、ステップS25の判定結果が、Vout≧Vthであるときには、モータ駆動回路19の上側アームのスイッチング素子Tr1、Tr3及びTr5の何れか1つ又はそれ以上が短絡状態であると判断してステップS26に移行して、異常検出回数Naを“1”だけインクリメントしてからステップS27に移行して、異常検出回数Naが予め設定した所定値Nasに達したか否かを判定し、Na<Nasであるときにはそのままタイマ割込処理を終了し、Na≧Nasであるときには、ステップS28に移行して電源リレー20をオフ状態に制御してからフェールセーフ制御処理を終了する。
この図5のフェールセーフ制御処理が異常検出手段に対応している。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、車両がイグニッションスイッチIGをオフ状態として停車しており、コントロールユニット15に電源が供給されていないと共に、電源リレー20がオフ状態となってモータ駆動回路19が作動停止状態にあり、ブラシレスモータ12も各励磁コイルに電流が供給されておらず停止しているものとする。
この状態で、イグニッションスイッチIGをオン状態とすると、これによってバッテリーBから電力がコントロールユニット15に投入され、コントロールユニット15のマイクロコンピュータ30が作動状態となると共に、操舵トルクセンサ3、車速センサ16、回転位置検出器18が作動状態となる。
このため、マイクロコンピュータ30の中央処理装置30aで図3及び図5の処理が、実行開始される。このとき、図5のフェールセーフ処理で、初期状態であると判断されて、電源リレー20がオン状態に制御されると共に、異常検出回数Naが“0”にクリアされる。
このため、モータ駆動回路19にバッテリーBから電源リレー20を介して電力が供給されて、作動可能な状態となる。また、FETゲート駆動回路31ではソフトウェアカウンタで構成されるPWMパルス生成用カウンタが作動される。
この状態で、ステアリングホイール1が操舵されておらず、操舵トルクセンサ3で検出される操舵トルク検出値Tが電圧V0であり、車両が停車していて車速センサ16で検出される車速Vも"0"であるものとする。
この状態で、マイクロコンピュータ30の中央処理装置30aで図3に示す操舵制御処理を実行すると、操舵トルク検出値Tが“0”であり、車両が停車していて車速検出値Vも"0"であるので、図4の制御マップを参照して算出される操舵補助指令値Ireftも"0"となり、ブラシレスモータ12が停止しているので、回転位置検出器18で検出される回転位置信号に基づいて電気角θが検出されるが、モータ角速度ω及びモータ角加速度αも“0”となり、各種補償値Ic及びIiも"0"となり、補償後操舵補助電流指令値Ireft′が"0"となる。この補償後トルク指令値Ireft′がd−q軸電流指令値演算処理されて、電気角θ及びモータ角速度ωに基づいてd−q軸座標系での指令値演算が行われて、d軸目標電流Idt及びq軸目標電流Iqtが算出され、これらd軸目標電流Idt及びq軸目標電流Iqtが2相/3相変換されて夫々"0"の3相電流指令値Iut〜Iwtに変換される。
一方、モータ駆動回路19が停止されているので、モータ電流検出回路17u〜17wで検出される検出電流Iu〜Iwも"0"であることから、3相電流指令値Iut〜Iwtと検出電流Iu〜Iwとの電流偏差ΔIu〜ΔIwも"0"となり、PI電流制御処理で算出される電圧指令値Vut〜Vwtも"0"となって、これら電圧指令値Vu〜VwがFETゲート駆動回路31に出力される。
これに応じてFETゲート駆動回路31から“0”のパルス幅変調信号P1〜P6がモータ駆動回路19に出力されることになり、このモータ駆動回路19から出力されるモータ駆動電流Imu〜Imwも"0"となって、電動モータ12が停止状態を継続する。
この電動モータ12の停止状態で、ステアリングホイール1を右切り(又は左切り)操舵する所謂据え切りを行うと、操舵トルクセンサ3で操舵方向に応じた操舵トルクTが検出され、この操舵トルクTがコントロールユニット15に供給されることにより、図3の操舵制御処理で、車速Vが"0"であるので、一番内側の特性曲線が選択されて操舵トルクTの増大に応じて早めに大きな値となる操舵補助電流指令値Ireftが算出される。また、操舵によりブラシレスモータ12が回転されてモータ角速度ωとモータ角加速度αが算出される。
このため、収斂性補償値Ic及び慣性補償値Iiが算出され、これらが操舵補助指令値Ireftに加算されて、補償後操舵補助指令値Ireft′が算出され、この補償後操舵補助電流指令値Ireft′に基づいてd軸電流指令値Idt及びq軸電流指令値Iqtが算出され、これらd軸電流指令値Idt及びq軸電流指令値Iqtが2相/3相変換されて3相電流指令値Iut〜Iwtが算出される。
このとき、モータ電流検出回路17u〜17wで検出される検出電流Iu〜Iwが"0"であるので、電流偏差ΔIu〜ΔIwは電流指令値Iut〜Iwtの値となり、これをPI制御処理することにより電圧指令値Vut〜Vwtが算出され,これら電圧指令値Vut〜VwtがFETゲート駆動回路31に出力される。
このため、FETゲート駆動回路31で、電圧指令値Vu〜Vwに応じたパルス幅変調信号P1〜P6がモータ駆動回路19の各スイッチング素子Tr1〜Tr6に供給される。
したがって、モータ駆動回路19から所定値のモータ電流Imu〜Imwが出力されてブラシレスモータ12が回転駆動されて、操舵トルクTに応じた操舵補助トルクが発生され、これが減速ギヤ11を介してステアリングシャフト2の出力軸2bに伝達されるので、据え切り状態での操舵を軽く行うことができる。
その後、車両を発進させると、車速センサ16で検出される車速Vが増加することにより、走行中にステアリングホイール1を操舵したときに、操舵補助制御処理で算出される操舵補助電流指令値は図4のマップで車速Vが速くなるほど外側の特性曲線が選択されることになるので、操舵トルクTの増加に対応する操舵補助電流指令値Ireftの増加量が少なくなることにより、ブラシレスモータ12で発生される操舵補助トルクも据え切り時に比較して小さい値となり、車速Vに応じた最適の操舵補助トルクを発生させることができる。
このように、モータ駆動回路19が作動状態となってブラシレスモータ12にモータ駆動電流Imu〜Imwを供給して、ブラシレスモータ12を回転駆動して、ステアリング系に対して操舵補助力を発生している状態では、操舵補助制御処理で算出される電圧指令値Vut〜Vwtに応じたモータ駆動電流Imu〜Imwがモータ駆動回路19からブラシレスモータ12に供給される。
このとき、モータ駆動回路19の下側アームを構成するスイッチング素子Tr2、Tr4及びTr6を流れる電流がモータ電流検出回路17u〜17wで検出される。このモータ電流検出回路17u〜17wで検出される検出電流Iu〜Iwは、モータ駆動回路19の各スイッチング素子Tr1〜Tr6が正常である場合には、これらスイッチング素子Tr1〜Tr6がFETゲート駆動回路31から出力されるパルス幅変調信号P1〜P6でゲートが駆動されることにより、図6に示すように、高周波数で変化する3相交流電流となる。
これら検出電流Iu〜Iwは、ブラシレスモータ12に供給される正弦波状のモータ駆動電流Imu〜Imwに対して電気角で180度の位相差を有する電流となり、これら検出電流Iu〜Iwがコントロールユニット15のマイクロコンピュータ30におけるA/D変換入力端子30dに供給されると共に、最大電流検出回路21に供給される。
この最大電流検出回路21では、入力される検出電流Iu〜Iwがダイオードオア回路22に供給されることにより、検出電流Iu〜Iwの正値の最大値が出力され、この最大値が抵抗Ru〜Rwと充放電用コンデンサCとで構成される平滑フィルタによって平滑化されると共に、充放電用コンデンサCの蓄積電荷が放電用抵抗Rdを介して放電されることにより、図7で実線図示のように、各モータ駆動電流Imu〜Imwの正方向のピーク値近傍の値を連接した波形となり、これが出力電圧Voutとしてマイクロコンピュータ30のA/D変換入力端子30dに供給される。
このため、図5に示すフェールセーフ制御処理が実行されることにより、出力電圧Voutが閾値Vth未満となり、そのままタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
しかしながら、モータ駆動回路19の直列に接続されたスイッチング素子Tr1及びTr2、Tr3及びTr4並びにTr5及びTr6の少なくとも1つが短絡状態となると、短絡状態となったスイッチング素子Tri(i=1,3,5)、Trj(j=2,4,6)に対応するモータ駆動電流Ik(kj=u、v、w)の電流値が通常電流値のピーク値より高い過電流状態となる。
このため、図5のフェールセーフ制御処理において、ステップS25で最大電流検出回路21の出力電圧Voutが閾値電圧Vth以上となることにより、ステップS26に移行して、異常検出回数Naを“0”から“1”にインクリメントする。この状態では、異常検出回数Naが所定値Nas未満であるので、タイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに戻る。しかしながら、スイッチング素子Triの短絡異常が継続している場合に、所定時間が経過して再度図5のタイマ割込処理が実行されたときにもVout≧Vthの状態を継続することから異常検出回数Naがさらにインクリメントされる。
この状態を継続して異常検出回数Naが所定値Nasに達すると、ステップS28に移行して、電源リレー20をオフ状態に制御してフェールセーフ制御処理を終了する。このように、電源リレー20がオフ状態に制御されると、バッテリーBからモータ駆動回路19に供給される電力が遮断されることにより、このモータ駆動回路19からブラシレスモータ12に供給されるモータ駆動電流Imu〜Imwが停止されて、ブラシレスモータ12が駆動停止されて、フェールセーフ機能を発揮することができる。
このように、上記第1の実施形態によれば、フィードバック制御用のモータ電流検出回路17u〜17wを利用して、これらモータ電流検出回路17u〜17wで検出される検出電流Iu〜Iwを、ダイオードオア回路を含む最大電流検出回路21に供給して最大電流を検出するので、簡易な構成で最大電流を正確に検出することができる。
しかも、最大電流検出回路21のダイオードオア回路22の出力側に平滑フィルタを形成したので、この平滑フィルタによってモータ電流検出回路17u〜17wから出力される検出電流Iu〜Iwが高周波数で変化する場合であっても、平滑化して波形状を有する最大電流波形を得ることができ、この最大電流波形を充放電用コンデンサCの端子間電圧として出力電圧Voutを得るので、出力電圧Voutが高周波数で変動することを確実に抑制して、正確な最大電流を検出することができる。
そして、最大電流検出回路21で検出した最大電流に応じた出力電圧Voutが閾値Vth以上であるか否かによって、モータ駆動回路19を構成する上側アームのスイッチング素子Tr1、Tr3及びTr5の短絡異常を正確に検出することができる。
さらに、上記構成を有するモータ制御装置を電動パワーステアリング装置に適用したので、モータ駆動電流の最大駆動電流を正確に検出して、モータ駆動回路19の異常発生を正確に検出することができる電動パワーステアリング装置を提供することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図8〜図9について説明する。
この第2の実施形態では、モータ電流検出回路をモータ駆動回路19及びブラシレスモータ12を接続するモータ接続線にモータ電流検出回路を設けたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図8に示すように、モータ電流検出回路17u〜17wのシャント抵抗RSu〜RSwをモータ駆動回路19及びブラシレスモータ12を接続する3相モータ接続線Lu〜Lwに介挿し、これらシャント抵抗RSu〜RSwの両端電圧を抵抗Rau及びRbu、抵抗Rav及びRbv並びに抵抗Raw及びRbwを介して演算増幅器OPu、OPv及びOPwに入力するよう構成したことを除いては前述した第1の実施形態と同様の構成を有する。
この第2の実施形態においては、モータ電流検出回路17u〜17wでモータ駆動回路19及びブラシレスモータ12間のモータ駆動電流Imu〜Imwを検出するので、これらモータ電流検出回路17u〜17wで検出するモータ駆動電流Imu〜Imwは、図9に示すように、パルス状電流ではなく、連続的な電流波形となる。
また、最大電流検出回路21で検出する最大電流波形は、図10で実線図示のようにモータ駆動電流Imu〜Imwと同一位相で、その正側のピーク値近傍を連ねた波形状の波形となる。
このとき、シャント抵抗RSu〜RSwがモータ駆動回路19のスイッチング素子Tr2、Tr4及びTr6と直結していないので、スイッチング素子Tr1〜Tr6の短絡状態については検出することはできないが、モータ電流検出回路17u〜17wがブラシレスモータ12の励磁コイルに直結されているので、ブラシレスモータ12の地絡について検出することができ、フェールセーフ制御処理に適用することができる。
次に、本発明の第3の実施形態を図11〜図13について説明する。
この第3の実施形態は、前述した第1の実施形態において、モータ駆動回路19の上側アームのスイッチング素子Tr1、Tr3及びTr6を流れるモータ駆動電流を検出するようにしたものである。
この第3の実施形態では、図11に示すように、モータ駆動回路19の上側アームのスイッチング素子Tr1、Tr3及びTr5と直列にシャント抵抗RSu〜RSwを介挿し、これらシャント抵抗RSu〜RSwの両端電圧を抵抗Rau及びRbu、抵抗Rav及びRbv並びに抵抗Raw及びRbwを介して演算増幅器OPu、OPv及びOPwに入力するよう構成したことを除いては前述した第1の実施形態と同様の構成を有する。
この第3の実施形態によれば、モータ電流検出回路17u〜17wで検出する検出電流Iu〜Iwは、図12に示すように、高周波数で変化する3相交流波形となり、ブラシレスモータ12に供給される正弦波のモータ駆動電流Imu〜Imwと同相の波形となる。このため、最大電流検出回路21で検出した最大電流は図13で実線図示のようにモータ駆動電流Imu〜Imwと同一位相で、その正側のピーク値近傍を連ねた波形状の波形となる。
この第3の実施形態によれば、モータ電流検出回路17u〜17wのシャント抵抗RSu〜RSwがモータ駆動回路19のスイッチング素子Tr1、Tr3及びTr5と直結していると共に、これらスイッチング素子Tr1、Tr3及びTr5を介してブラシレスモータ12の励磁コイルに接続されているので、モータ駆動回路19のスイッチング素子の短絡状態と、ブラシレスモータ12の地絡状態との双方を検出することができる。
なお、上記第1〜第3の実施形態においては、FETゲート駆動回路31でPWMパルス生成用アップダウンカウンタをソフトウェアカウンタの構成とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ハードウェアで構成されるPWMパルス生成アップダウンカウンタを使用してもよく、さらには三角波の上下の頂点をマイクロコンピュータ30の中央処理装置30aに通知可能な構成を有する他の構成の三角波発生器を適用することもできる。
また、上記第1〜第3の実施形態においては、マイクロコンピュータ30とFETゲート駆動回路31とが別体である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、マイクロコンピュータ30の中央処理装置30aにFETゲート駆動回路31の機能を持たせるようにしてもよい。
さらに、上記第1〜第3の実施形態においては、モータ駆動回路19のスイッチング素子を電界効果トランジスタで構成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、バイポーラトランジスタやIGBT素子等の他のスイッチング素子を適用することもできる。
さらにまた、上記第1〜第3の実施形態においては、ブラシレスモータ12が3相ブラシレスモータである場合について説明したが、これに限定されるものではなく、4相以上の多相ブラシレスモータであっても、本発明を適用することができる。
なおさらに、上記第1〜第3の実施形態においては、本発明のモータ駆動制御装置を電動パワーステアリング装置に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動ブレーキ装置のキャリパを駆動する電動モータを駆動制御するモータ駆動制御装置に本発明を適用することができ、その他の電動式車載搭載機器や、車載搭載機器以外のブラシレスモータを有する産業用機器に本発明を適用することができる。
本発明を電動パワーステアリング装置に適用した場合の第1の実施形態を示すシステム構成図である。 モータ駆動装置を示すブロック図である。 コントロールユニットのマイクロコンピュータで実行する操舵補助制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 操舵補助指令値算出マップを示す特性線図である。 コントロールユニットのマイクロコンピュータで実行するフェールセーフ制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態のモータ電流検出回路で検出するモータ駆動電流波形を示す波形図である。 第1の実施形態における最大駆動電流波形及びモータ駆動電流波形を示す波形図である。 本発明の第2の実施形態を示すモータ駆動装置を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるモータ電流検出回路で検出したモータ駆動電流波形を示す波形図である。 第2の実施形態における最大駆動電流波形及びモータ駆動電流波形を示す波形図である。 本発明の第3の実施形態を示すモータの駆動回路を示すブロック図である。 第3の実施形態におけるモータ電流検出回路で検出したモータ駆動電流波形を示す波形図である。 第3の実施形態における最大駆動電流波形及びモータ駆動電流波形を示す波形図である。
符号の説明
1…ステアリングホイール、2…ステアリングシャフト、3…操舵トルクセンサ、8…ステアリングギヤ、10…操舵補助機構、12…ブラシレスモータ、15…コントロールユニット、B…バッテリー、IG…イグニッションキー、16…車速センサ、17u〜17w…モータ電流検出回路、RSu〜RSw…シャント抵抗、OPu〜OPw…演算増幅器、18…回転位置検出器、19…モータ駆動回路、20…電源リレー、21…最大電流検出回路、22…ダイオードオア回路、30…マイクロコンピュータ、31…FETゲート駆動回路

Claims (8)

  1. 多相モータにモータ駆動回路から多相駆動電流を供給して駆動制御するモータ駆動制御装置であって、
    前記各相の駆動電流を個別に検出する電流検出手段と、該電流検出手段で検出した相駆動電流が供給されるダイオードオア回路を含む最大電流検出手段と、該最大電流検出手段で検出した最大相電流に基づいて前記モータ駆動回路の異常を検出する回路異常検出手段とを備えたことを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 前記ダイオードオア回路は各相駆動電流が個別に供給される各相ダイオードと、該ダイオードの出力側に一端が接続され、他端が互いに接続された各相抵抗とで構成され、前記最大電流検出手段は、前記ダイオードオア回路の出力側とアースとの間に接続された充放電用コンデンサを有し、該充放電用コンデンサと前記各相抵抗とで平滑フィルタを構成したことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記充放電用コンデンサと並列に放電用抵抗が接続されていることを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動制御装置。
  4. 前記電流検出手段は、前記モータ駆動回路を構成するインバータの各下側アームの各スイッチング素子に流れる駆動電流を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  5. 前記電流検出回路は、前記モータ駆動回路を構成するインバータの各上側アームの各スイッチング素子に流れる駆動電流を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  6. 前記電流検出回路は、前記モータ駆動回路と前記多相モータとの間の相駆動電流を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  7. 前記電流検出回路は、電流フィードバック用の電流検出回路で構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のモータ駆動制御装置。
  8. ステアリング系に対して操舵補助力を発生する電動モータのモータ駆動制御装置として請求項1乃至7の何れか1項に記載のモータ駆動制御装置を適用したことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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