JP2017014740A - 遮蔽装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】品質や施工性、或いはメンテナンス性を向上させ、案内レールに沿って遮蔽材を移動可能とする遮蔽装置を提供する。
【解決手段】本発明の遮蔽装置として構成される折引戸1は、下部レール2に沿ってパネルを移動可能とし、パネルを移動可能に支持するスライダー6を備えている。スライダー6は、弾性変形させて下部レール2に係合させる脚部612を有するガイド部材61、及び、脚部612の弾性変形を抑止可能とするロック部材62を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、案内レールに沿って遮蔽材を移動可能とする遮蔽装置に関する。
案内レールに沿って遮蔽材を移動可能とする遮蔽装置の例として、遮蔽材としてのパネルを案内レールとして機能する上部レールと下部レールとの間で移動可能に支持して、上部レール及び下部レールに沿って引き出し及び畳み込み可能とした引戸や、案内レールとして機能するサイドレールに沿って錘部材(ウェイトバー)を移動させ、遮蔽材としての布状又は網状等の生地を昇降するロールスクリーン、或いはカーテン生地を遮蔽材とするカーテンレールや、スラットを遮蔽材とする縦型ブラインドなどがある。
例えば、引戸の代表例として、クローゼット等の扉、或いは室内空間を適宜に区画する間仕切りとして使用される折引戸がある。折引戸は、複数枚のパネルが下部レールと上部レールとの間で移動可能に支持され、且つ一対のパネルが蝶番を介して回動可能に連結される。
各パネルは、その幅方向中央部に下部スライダー(ランナー)及び上部スライダー(ランナー)が設けられ、これら両スライダーで下部レール及び上部レールに沿って移動可能に、且つ回動可能に支持されている。そして、案内レールに沿ってスライダーを円滑に移動可能に構成した折引戸が開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許第4387168号明細書 特許第4682040号明細書
前述した特許文献1,2等に示されるように、折引戸は、スライダーの下端部を弾性変形させてレールに係合させている。しかしながら、このようなスライダーとレールとの従来技法に基づく係合方法では、パネルを無理に傾ける方向に力を付与して引き出し又は畳み込み操作を行なうときや、パネルに対するさほど強くない衝撃の付与であるにも関わらず、その衝撃で、スライダーがレールから容易に外れてしまうことがある。
本発明の目的は、上述した課題に鑑みて、品質や施工性、或いはメンテナンス性を向上させ、案内レールに沿って遮蔽材を移動可能とする遮蔽装置を提供することにある。
本発明の遮蔽装置は、案内レールに沿って遮蔽材を移動可能とする遮蔽装置であって、前記遮蔽材、又は前記遮蔽材に取着される錘部材を移動可能に支持するスライダーを備え、前記スライダーは、弾性変形させて案内レールに係合させる脚部を有するガイド部材、及び、前記脚部の弾性変形を抑止可能とするロック部材を備えることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記ロック部材及び前記ガイド部材は、当該非ロック状態又はロック状態を設定可能にする互いに係合可能な係合手段を有することを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記ロック部材は、前記脚部の弾性変形を許容する非ロック状態と、前記脚部の弾性変形を抑止するロック状態のいずれにおいても前記ガイド部材に保持されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記ロック部材は、前記ガイド部材に対して所定距離で相対移動可能に係合されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記脚部が外向の弾性変形により前記案内レールと係合するよう構成され、前記ロック部材は、前記脚部の内側から当該弾性変形を抑止するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記脚部が内向の弾性変形により前記案内レールと係合するよう構成され、前記ロック部材は、前記脚部の外側から当該弾性変形を抑止するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記スライダーは、前記遮蔽材を水平方向に移動可能に、且つ水平方向に回動可能に支持するよう構成され、前記案内レールは、前記遮蔽材の上部と下部のいずれか一方又は双方に設けられ、前記ガイド部材は、該案内レールに係合させる当該脚部を有し、前記ロック部材は、該脚部の弾性変形の許容又は抑止の設定が選択可能に設けられていることを特徴とする。
また、本発明の遮蔽装置において、前記スライダーは、前記錘部材を鉛直方向に移動可能に支持するよう構成され、前記案内レールは、前記錘部材の左右両端に設けられ、前記ガイド部材は、該案内レールに係合させる当該脚部を有し、前記ロック部材は、該脚部の弾性変形の許容又は抑止の設定が選択可能に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、スライダーにロック機構が設けられるため、スライダーを案内レールから外れにくくすることができ、このため、その品質を高めることができる。更に、案内レールに係合するスライダーの脚部の弾性変形の許容又は抑止の設定が容易となり、施工性又はメンテナンス性を向上させることができる。
本発明による第1実施形態の遮蔽装置としての折引戸の概略構成を示す正面図である。 本発明による第1実施形態の遮蔽装置としての折引戸における一実施例のスライダー周辺の構成を示す部分的な側面図である。 本発明による第1実施形態の遮蔽装置としての折引戸における一実施例のスライダーの概略構成を示す分解斜視図である。 (a),(b)は、本発明による第1実施形態の遮蔽装置としての折引戸における一実施例のスライダーの非ロック状態を示す図であり、(c),(d)は、そのロック状態を示す図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態の遮蔽装置としての折引戸における一実施例のスライダーの施工時の状態(非ロック状態)と施工後の状態(ロック状態)を示す正面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態の遮蔽装置としての折引戸における一実施例のスライダーの施工時の状態(非ロック状態)と施工後の状態(ロック状態)を示す部分的な断面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態の遮蔽装置としての折引戸における別の実施例のスライダーの非ロック時とロック時の状態を示す部分的な断面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による第1実施形態の遮蔽装置としての折引戸における更に別の実施例のスライダーの非ロック時とロック時の状態を示す部分的な断面図である。 本発明による第1実施形態の遮蔽装置としての折引戸における変形例のスライダーの概略構成を示す分解斜視図である。 本発明による第1実施形態の遮蔽装置としての折引戸における変形例のスライダーの概略構成を示す部分的な断面図である。 本発明による第2実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンの概略構成を示す正面図である。
以下、図面を参照して、本発明による各実施形態の遮蔽装置を説明する。尚、本願明細書中、図1に示す遮蔽装置の正面図に対して、図示上方及び図示下方を上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向を遮蔽装置の左側、及び、図示右方向を遮蔽装置の右側と定義して説明する。また、以下に説明する例では、図1に示す遮蔽装置の正面図に対して、視認する側を前側(又は室内側)、その反対側を後側(又は室外側)とし、遮蔽装置の前後方向と称するときは、図1の正面図における図示面に対して垂直な方向を云う。
〔第1実施形態〕
(全体構成)
図1は、本発明による第1実施形態の遮蔽装置としての折引戸1の概略構成を示す正面図である。本例の折引戸1は、複数枚のパネル4a〜4dが下部レール2と上部レール3との間で移動可能に支持され、且つ一対のパネル4a,4b、及びパネル4c,4dが蝶番5を介して回動可能に連結されている。
各パネル4a〜4dは、その幅方向(左右方向)の中央部に下部スライダー6及び上部スライダー7が設けられ、それぞれの下部及び上部スライダー6,7で、それぞれ下部及び上部レール2,3に沿って移動可能に、且つ回動可能に支持されている。
上部スライダー7及び上部レール3は、それぞれ下部スライダー6及び下部レール3と同様に構成することができる。図2に、本発明に係る一実施例の下部スライダー6の周辺構成を部分的な側面図で示している。
図2を参照するに、各パネル4a〜4dの下枠には筒部41が形成されており、この筒部41に各パネルを支持する支持機構8が固着され、この支持機構8に対して相対回動可能に下部スライダー6が取着されている。より具体的に、支持機構8は、パネルの筒部41に圧入して固着するよう複数条の突起が設けられた固定軸81と、この固定軸81から外方に突出し、パネルの下枠を支持するフランジ82と、フランジ82から下方に延びる円柱状のシャフト83と、シャフト83よりも小さい断面径で更に下方に延び、下部スライダー6を相対回動可能に軸支する軸部84からなる。
下部スライダー6は、詳細に後述するが、下部レール2に係合して移動可能な1つのガイド部材61と、当該係合に係る弾性変形の許容又は抑止の設定が可能な2つのロック部材62により構成されている。尚、ガイド部材61は、軸部84に相対回動可能に軸支された状態で、軸部84にリングワッシャや移動コロが挿通されて取付ネジにより保持され、軸部84に対して所定量の傾斜を許容して保持される。
下部レール2は、住居のバリアフリー化の要請により、下部スライダー6を支持する際に、その床面からの突出量を少ないものとしている(例えば、床面からの高さを3mm程度)。そして、下部スライダー6におけるガイド部材62と係合する下部レール2の係止辺21は、その強度も高く、上方からの荷重によっても変形しにくいよう係止辺21の肉厚を増大させている。また、下部スライダー6の上方への抜けが防止されるよう、前後の係止辺21は下方から上方へ向かって互いに近づく斜面で形成され、前後の係止辺21により有底の溝条が形成されている。下部スライダー6は、そのガイド部材61の脚部が係止辺21によって形成される下部レール2の溝条に係合することにより、下部レール2に沿って移動可能に支持される。
(スライダー)
次に、下部スライダー6を例に、そのスライダーの詳細な構造を説明する。図3は、一実施例のスライダーの概略構成を分解斜視図で示している。図3を参照するに、下部スライダー6は、下部レール2に係合して移動可能な1つのガイド部材61と、当該係合に係る弾性変形の許容又は抑止の設定が可能な2つのロック部材62により構成されている。
ガイド部材61の本体中央部には、挿通孔611が設けられ、支持機構8の軸部84が挿通される。そして、ガイド部材61は、軸部84に相対回動可能に軸支された状態で、軸部84にリングワッシャ85及び移動コロ86が挿通されて取付ネジ87により保持され、軸部84に対して所定量の傾斜を許容して保持される。尚、移動コロ86は、下部レール2の前後の係止辺21のいずれか一方に当接し回転可能に設けられ、下部スライダー6の移動を円滑化させる機能を有し、図示するような略円柱状の形状でなくとも係止辺21の形状に合わせてその上下方向断面が略台形状となるよう形成してもよい。ただし、このようなリングワッシャ85や移動コロ86は必ずしも設ける必要はない。
ガイド部材61は、合成樹脂で形成され、その本体から四脚状に下方へ延びる脚部612を有している。ガイド部材61の左右側のそれぞれに設けられる前後方向で一対の脚部612は、互いに、上方から下方へ向かって互いに遠ざかるよう傾斜して形成され、その先端部には鑓状に突起する係合突起部612aが形成されている。この脚部612は、ガイド部材61の本体に対して弾性変形可能に構成されている。
また、当該一対の脚部612の内方には、ロック部材62の係合基部622を係合収容可能な設置空間が段差を有して形成され、その設置空間の略中央部には、ガイド部材61の本体から二股に下方へと延びる鑓状の抜け止め係止片613が設けられている。各脚部612の左右方向幅がロック部材62の係合基部622の左右方向長さに相当するよう形成されていることから、この当該一対の脚部612による設置空間もロック部材62の係合基部622の左右方向長さに相当する長さで形成されているが、その脚部612による形状により、ガイド部材61の左右方向の一端部から中央部に向けて幅広部と幅狭部に2分される段差空間となっている(後述する図4参照)。
そして、当該設置空間の幅狭部に相当する位置で、当該一対の脚部612のそれぞれの内側面上に、上下方向に延びる係合凹部614が形成されている。
一方、ロック部材62は、左右方向に延びる略四角柱状の係合基部622の基端部には、逆凸平板状のツマミ部621が形成されている。そして、ロック部材62の係合基部622には上下方向に貫通する貫通孔623が形成されており、この貫通孔623を経てガイド部材61の抜け止め係止片613が挿通されて弾性変形して係止されることで、ロック部材62の係合基部622がガイド部材61に対して左右方向へ所定距離で相対移動可能に係合収容可能となっている。また、ロック部材62の係合基部622の前後方向の各側面には、係合基部622の先端部近傍にて上下方向に延びる係合凸部625が形成されており、係合凹部614と係合可能になっている。即ち、操作者(例えば施工者)は、ツマミ部621を利用してガイド部材61に係合収容されたロック部材62の係合基部622の相対移動を実行し、係合凸部625が係合凹部614と係合する位置でロック状態とするか、係合凸部625が係合凹部614と非係合の位置で非ロック状態とするかを設定することができる。
また、ロック部材62の係合基部622におけるツマミ部621の近傍位置で、その前後方向の各側面には上方から下方へ向かって傾斜する傾斜壁624がそれぞれ形成されており、この一対の傾斜壁624は、ガイド部材61の当該一対の脚部612の傾斜と合致する形状となっている。そして、ガイド部材61に係合収容されたロック部材62の係合基部622の相対移動により、係合凸部625が係合凹部614と非係合とする位置で非ロック状態にあるとき(図4(a),(b)参照)、当該一対の傾斜壁624は、ガイド部材61から抜け出してガイド部材61の脚部612の弾性変形を許容することができる。一方、係合凸部625が係合凹部614と係合とする位置でロック状態にあるとき(図4(c),(d)参照)、一対の傾斜壁624は、ガイド部材61の当該一対の脚部612の傾斜と合致してガイド部材61の脚部612の弾性変形を抑止することができる。
このため、施工者は、例えば施工時には、ロック部材62をガイド部材61に対して非ロック状態とすることで(図5(a)参照)、下部レール2に係合する下部スライダー6の脚部の弾性変形を許容し(図4(a)に対応する図6(a)参照)、その施工性又はメンテナンス性が容易になる。また、施工者は、その施工後に、ロック部材62をガイド部材61に対してロック状態とすることで(図5(b)参照)、下部レール2に係合する下部スライダー6の脚部の弾性変形を抑止して不可とすることで(図4(c)に対応する図6(b)参照)、下部スライダー6を下部レール2から外れにくくすることができる。
尚、本例では、図6(a),(b)に示すように、下部レール2の係止辺21を下方から上方へ向かって互いに近づく斜面で形成し、これと係合するようガイド部材61の脚部612及び係合突起部612aを鑓状に突起させた形状とする例を説明したが、このような形状に限定する必要はない。
例えば、図6(a),(b)に対比可能に図示した図7(a),(b)に示すように、下部レール2の係止辺21を直方状に形成し、これと係合するようガイド部材61の脚部612及び係合突起部612aを直方状の形状とすることができる。
また、図8(a),(b)に示すように、2条の溝条が形成されている下部レール2に対して、図6(a),(b)に示すガイド部材61を2つ前後方向で連結した形状よりなるガイド部材61aを構成し、これに対してガイド部材61aの当該設置空間にロック部材62の係合基部622を係合収容させるよう構成することもできる。この場合に、ロック部材62についても2つ前後方向で連結した形状のものとしてもよい。
また、これら図6乃至図8に示すように構成した下部スライダー6及び下部レール2と同様に、図1に示す折引戸1の上部スライダー7及び上部レール3を構成することができる。
また、上述した例に基づいて上部スライダー7を構成するときは、上部スライダー7の係合突起部612aが外向の場合であり、このときのロック部材62は、係合突起部612aの内側から固定可能(弾性変形を抑止可能)とするよう構成することになる。一方、上部スライダー7の係合突起部612aが内向の場合、係合突起部612aの外側から固定可能(弾性変形を抑止可能)とすればよい。
例えば、上部スライダー7及び上部レール3の変形例として、上部レール3を略I字断面形状を有するレールで構成した場合の例を、図9及び図10を参照して説明する。その説明の便宜上、上述した例と同様の構成要素には同一の参照番号を付している。即ち、図9に示す上部レール3に沿って移動可能に構成した上部スライダー7は、略I字断面形状の上部レール3に係合して移動可能な1つのガイド部材61bと、当該係合に係る弾性変形の許容又は抑止の設定が可能な2つのロック部材62bにより構成されている。
上部レール3は、天井面側に固定されるレール上部3aと、上部スライダー7の移動を案内する溝条7bと、上部スライダー7によって掴持されるレール下部3cが形成されている。
図9に示すガイド部材61bは、その本体中央部に、挿通孔611が設けられ、各パネルを吊下支持するための支持機構8の軸部84が挿通される。そして、ガイド部材61bは、軸部84に相対回動可能に軸支された状態で、軸部84に取付ネジ87により保持され、軸部84に対して所定量の傾斜を許容して保持される。
ガイド部材61bは、合成樹脂で形成され、その本体から四脚状に上方へ延びる脚部612と、それぞれの脚部612に対向して略平行に上方へ延びる外壁部615とを有している。ガイド部材61bの左右側のそれぞれに設けられる前後方向で一対の脚部612は、その先端部にて突起する係合突起部612aが互いに近づくよう形成され、その内方でレール下部3cを掴持可能となっている。当該一対の脚部612は、ガイド部材61bの本体に対して弾性変形可能に構成されている。
また、当該一対の脚部612とそれぞれ対向する外壁部615の内方には、それぞれロック部材62bにおける2本の係合基部622を係合収容可能な設置空間が段差を有して形成されている。各脚部612の左右方向幅がロック部材62bの係合基部622の左右方向長さに相当するよう形成されていることから、この当該一対の脚部612による設置空間もロック部材62bの係合基部622の左右方向長さに相当する長さで形成されているが、その脚部612による形状により、ガイド部材61の左右方向の一端部から中央部に向けて幅広部と幅狭部に2分される段差空間となっている。
そして、当該設置空間の幅狭部に相当する位置で、当該一対の脚部612とそれぞれ対向する外壁部615のそれぞれの内側面上に、上下方向に延びる係合凹部614が形成されている。
一方、ロック部材62bは、左右方向に延びる略四角柱状の係合基部622の基端部には、凸平板状のツマミ部621が形成されている。そして、ロック部材62bは、2本の係合基部622がガイド部材61bに挿入載置されて、ロック部材62bの係合基部622がガイド部材61bに対して左右方向へ所定距離で相対移動可能に係合収容可能となっている。また、ロック部材62bの係合基部622の前後方向の各側面には、係合基部622の先端部近傍にて上下方向に延びる係合凸部625が形成されており、係合凹部614と係合可能になっている。即ち、操作者(例えば施工者)は、ツマミ部621を利用してガイド部材61bに係合収容されたロック部材62bの係合基部622の相対移動を実行し、係合凸部625が係合凹部614と係合する位置でロック状態とするか、係合凸部625が係合凹部614と非係合の位置で非ロック状態とするかを選択的に設定することができる。
また、ロック部材62bの2本の係合基部622におけるツマミ部621の近傍位置で、2本の係合基部622が対向する各側面には下方から上方へ向かって傾斜する傾斜壁624がそれぞれ形成されており、この一対の傾斜壁624は、ガイド部材61bの当該一対の脚部612の傾斜と合致する形状となっている。そして、ガイド部材61bに係合収容されたロック部材62bの係合基部622の相対移動により、係合凸部625が係合凹部614と非係合とする位置で非ロック状態にあるとき、当該一対の傾斜壁624は、ガイド部材61bから抜け出してガイド部材61bの脚部612の弾性変形を許容することができる。一方、係合凸部625が係合凹部614と係合とする位置でロック状態にあるとき、一対の傾斜壁624は、ガイド部材61bの当該一対の脚部612の傾斜と合致してガイド部材61の脚部612の弾性変形を抑止することができる。
このため、施工者は、例えば施工時には、ロック部材62bをガイド部材61bに対して非ロック状態とすることで、上部レール3に係合する上部スライダー7の脚部の弾性変形を許容し、その施工性又はメンテナンス性が容易になる。また、施工者は、その施工後に、ロック部材62bをガイド部材61bに対してロック状態とすることで、このロック状態にあるときの上部スライダー7及び上部レール3の断面図を図10に示しているように、上部レール3に係合する上部スライダー7の脚部の弾性変形を抑止して不可とすることができ、上部スライダー7を上部レール3から外れにくくすることができる。
尚、図9に示す例では、ロック部材62bは、2本の係合基部622がガイド部材61bに挿入載置されて相対移動可能に係合収容可能とする例を説明したが、非ロック状態時に、ロック部材62bがガイド部材61bから外れて紛失することが無いよう、2本の係合基部622の先端部を連結した構成とし、その中央に形成される貫通孔に、ガイド部材61bにおける当該一対の脚部612を挿通して載置することで、当該の係合基部622を左右方向へ所定距離で相対移動可能に係合収容させることができ、ロック部材62bがガイド部材61bから外れて紛失することが無くなる。
また、当該一対の脚部612のそれぞれについて図3に示す例と同様な挿通孔623を設け、ガイド部材61bにもこれと対応する抜け止め係止片613を設けることで、ロック部材62bがガイド部材61bから外れて紛失することが無くなる。
以上のように、第1実施形態の遮蔽装置によれば、スライダーにロック機構が設けられるため、スライダーを案内レールから外れにくくすることができ、このため、その品質を高めることができる。更に、案内レールに係合するスライダーの脚部の弾性変形の許容又は抑止の設定が容易となり、施工性又はメンテナンス性を向上させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態の遮蔽装置として構成するロールスクリーンについて説明する。第1実施形態では、上部レール及び/又は下部レールを利用して遮蔽材を移動させる代表例を説明したが、サイドレールを利用してウェイトバーを移動させる遮蔽装置にも本発明に係るスライダーを応用して適用することができる。
図11は、本発明による第2実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーン10の概略構成を示す正面図である。ロールスクリーン10は、サイドレール17L,17Rに沿ってウェイトバー15を移動可能に支持して、遮蔽材14を昇降可能とする遮蔽装置である。
図11に示す本実施形態のロールスクリーン10は、まず、取付対象の枠体11(窓枠等)の上部の取付面に取付フレーム12が取着されている。そして、左右両端に前方に突出する板状の支持部12a,12bを有する略コの字状の支持部材がブラケットを介して取付フレーム12に固定されている。この支持部12a,12b間に巻取軸13が回転できる状態で支持されている。巻取軸13は、矩形形状を有する遮蔽材14の上端部を巻取軸13の軸線方向に沿って支持している。遮蔽材14の下端部は、左右方向に沿って延びるウェイトバー15を有し、その両端部にはそれぞれスライダー6L,6Rが設けられている。
巻取軸13は、巻取軸13を回転させる回転機構を通じて、操作部16に連結され、この操作部16には、操作チェーンが掛装されている。巻取軸13は、操作チェーンの巻き取り又は巻き戻し操作によって遮蔽材14を昇降させることができる。尚、巻取軸12を回転させる機構はモーターを備えた電動式としてもよい。
このようなロールスクリーンでは、巻取軸13に巻取られた遮蔽材14が巻戻し操作によって下降し、また、巻取軸13から引き出された遮蔽材13が巻取り操作によって上昇する。ウェイトバー15の昇降は、スライダー6L,6Rによって支持されるサイドレール17L,17Rに案内される。
このスライダー6L,6R、及びサイドレール17L,17Rについて、図1乃至図10を参照して説明した下部スライダー6及び下部レール2の技法を利用して適用することで、スライダー6L,6Rをサイドレール17L,17Rから外れにくくすることができ、このため、その品質を高めることができる。更に、サイドレール17L,17Rに係合するスライダー6L,6Rの脚部の弾性変形の許容又は抑止の設定が容易となり、施工性又はメンテナンス性を向上させることができる。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例や実施例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、スライダー(ランナー)を用いて案内レールに沿って遮蔽材を移動可能とする遮蔽装置であれば、例えば、引戸、ロールスクリーン、或いはカーテンレールや縦型ブラインドなどの様々な遮蔽装置に適用することができる。
本発明によれば、スライダーにロック機構が設けられるため、スライダーの係合突起部を案内レールから外れにくくすることができるので、スライダー(ランナー)を用いて案内レールに沿って遮蔽材を移動可能とする遮蔽装置の用途に有用である。
1 折引戸
2 下部レール
3 上部レール
4a,4b,4c,4d パネル
6 下部スライダー
7 上部スライダー
61,61b ガイド部材
62,62b ロック部材

Claims (8)

  1. 案内レールに沿って遮蔽材を移動可能とする遮蔽装置であって、
    前記遮蔽材、又は前記遮蔽材に取着される錘部材を移動可能に支持するスライダーを備え、
    前記スライダーは、弾性変形させて案内レールに係合させる脚部を有するガイド部材、及び、前記脚部の弾性変形を抑止可能とするロック部材を備えることを特徴とする遮蔽装置。
  2. 前記ロック部材及び前記ガイド部材は、当該非ロック状態又はロック状態を設定可能にする互いに係合可能な係合手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の遮蔽装置。
  3. 前記ロック部材は、前記脚部の弾性変形を許容する非ロック状態と、前記脚部の弾性変形を抑止するロック状態のいずれにおいても前記ガイド部材に保持されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の遮蔽装置。
  4. 前記ロック部材は、前記ガイド部材に対して所定距離で相対移動可能に係合されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  5. 前記脚部が外向の弾性変形により前記案内レールと係合するよう構成され、前記ロック部材は、前記脚部の内側から当該弾性変形を抑止するよう構成されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  6. 前記脚部が内向の弾性変形により前記案内レールと係合するよう構成され、前記ロック部材は、前記脚部の外側から当該弾性変形を抑止するよう構成されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  7. 前記スライダーは、前記遮蔽材を水平方向に移動可能に、且つ水平方向に回動可能に支持するよう構成され、前記案内レールは、前記遮蔽材の上部と下部のいずれか一方又は双方に設けられ、前記ガイド部材は、該案内レールに係合させる当該脚部を有し、前記ロック部材は、該脚部の弾性変形の許容又は抑止の設定が選択可能に設けられていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  8. 前記スライダーは、前記錘部材を鉛直方向に移動可能に支持するよう構成され、前記案内レールは、前記錘部材の左右両端に設けられ、前記ガイド部材は、該案内レールに係合させる当該脚部を有し、前記ロック部材は、該脚部の弾性変形の許容又は抑止の設定が選択可能に設けられていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
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